UPDATE:11月19日10:55
延期と共に発表されたリリーススケジュールが4月の18日週である事をお伝えしていましたが、ShacknewsがValveに正確なリリース日を確認したところ、北米とオーストラリアが4月20日、ヨーロッパが4月22日が正確なリリース日である事が明らかになりました。
以下、Update前の本文となります。
2011年2月9日リリース予定だった期待の続編「Portal 2」のリリースが2011年4月の第4週に延期される事が明らかになりました。一切延期に驚きを感じないファンはValveに良く訓練されたファンだと言えそうですが、Valveはこれまでの本作でのアナウンスに見られるアイロニーで誇らしいコメントを発表しています。
Valveによると、この延期は「Valveの伝統的なリリース延期の中で誇れる最短の延期」だけではなく「現実世界の時間とお馴染みValveタイムが接近している収束を意味し、この収束が人類の終焉をもたらすが、Portal 2の新しいリリーススケジュールに影響はしない」という事で、安心?して大丈夫な模様です。
待望のシリーズ続編Portal 2のリリースは2011年4月の第4週、対応プラットフォームはPC/MacとXbox 360、PS3となっています。
著しい成長が全く失速する様子を見せないソーシャルゲーム開発の覇者Zyngaが次期メジャータイトルとなる「CityVille」を発表、公式サイトもオープンし、ベータプログラムの開始が近い事が併せてアナウンスされています。
さらに今年に入りYahooとの提携が発表されていましたが、遂に今週Yahooサービス上にZyngaのゲームタイトルがローンチを果たす事が明らかになりました。まずはFarmVilleとMafia Warsのサービスが開始され、先日発表されたマイクロソフトとソーシャルゲーム開発の大手CrowdStarのBing上での提携と本格的に対峙する形となりました。
FarmVilleに続いてFrontierVilleでも成功を収めたZynga、今回のCityVilleも手堅い成功を収める事は想像に難くありませんが、このイメージに見える既視感は大きなリスペクトとインスパイアか、それとも狡猾でコストパフォーマンスの高い再発明か、莫大な成功の影にジャッジ不在が続く状況に違和感を感じてしまうのはレガシーな感慨なのでしょうか。
すでにOnLiveが一足先にサービスをローンチさせたクラウドゲーミングサービスですが、2つ目のサービスとして期待されていた「Gaikai」が遂にオープンベータテストをスタートさせた事がDavid Perry氏のblogから明らかになりました。
現在はFacebook等を通じて1万人規模の招待を順に発送しているそうで、24箇所存在するデータセンターの内、15のデータセンターが既に稼働中との事。現状の一番人気タイトルはBioWareのMass Effect 2で、blogではブラウザ上で動作するMass Effect 2のプレイ映像も公開されています。
尚、ベータテストへの応募は公式ぺージからも可能になっており、メールアドレスを入力するだけで、サービスに適合するかどうか自動的に判別して案内が行われる模様です。(※ 筆者が試したところ適合せずとの判断が下されました。)
これまでローンチやリリースに向け不透明な部分が目立ったGaikaiですが、いよいよ現実的なサービススタートにこぎ着けるか、今後の動向に注目です。
先日行われたActivision BlizzardのQ3会計報告において、初月で300万本セールスを達成し販売好調が伝えられたシリーズ最新作「StarCraft II: Wings of Liberty」ですが、本日海外情報サイトのEdgeがStarCraft IIがBitTorrent上で最も多い転送データの記録を樹立したと報じました。なお、StarCraft IIのDL販売ではBitTorrent技術が利用されています。
海外情報サイトのTorrentfreakが発表したTorrentのいくつかの記録によると、StarCraft II: Wings of Libertyのダウンロードは230万回に達し、2001年のBitTorrent技術登場から最も多いデータ転送量となったそのサイズはなんと15.77ペタバイトに達するという脅威的な数値を指しています。
ただし、この記録が喜ばしい物か大きな著作権侵害を意味する物か、実際の所Blizzardによる正式なDL販売が利用するトラッカーの集計詳細が発表されていない事から、正規版と著作権侵害の詳細な内訳が判断出来ない模様で、情報元では正統な販売データの方が多いのではないかとの見解が記されています。
リリース延期のトラブルが続いていた「Two Worlds II」ですが、先日ヨーロッパでPC版とXbox 360版がなんとアナウンスもないまま突然リリース、以前に開発元のTopWare Interactiveがパブリッシャーを務めるSouthPeakの1月リリースへの延期に対し反論、特定の地域で無理矢理リリースする計画を進めているとにわかに信じられない様な発言を行っていましたが、どうやら本当に強行してしまった模様です。
一体どんな恐ろしい状況になっているのか想像すら及びませんが、今度はなんとTopWareとZuxxezのCEOを務めるDirk Hassinger氏がPS3版がリリースされていない事についてZuxxezのフォーラムで言及、直訳が躊躇われる罵詈雑言でソニーがしっかり仕事をしていない事でリリースが出来ないと糾弾、なんと場合によってはソニーの担当者女性の電話番号とメールアドレスを公開しても良いくらいだと怒りに満ちた投稿を行い、リリーススケジュールがソニーの決定待ちである事を明かしています。
これを報じたEurogamerはこのTopWareの激しい批判と糾弾がPS3版のリリースが行われない可能性を生みかねないとも記しており、トラブルばかりが続くTwo Worlds IIの動向が心配されます。
以前リリース日とされていた10月5日にアナウンスも無く延期され、来年1月とも噂される正式なリリーススケジュールも発表されないまま、突然部分的なリリースを迎えるという前代未聞のアクロバティックなローンチを現在進行形でかっとばすTwo Worlds IIですが、ゲームの評価はかなり高く、先日お知らせしたXBG 360 Games誌が評価した92/100のスコアに続いて、新たにEurogamerドイツがレビューを掲載、なんと9/10の高評価を得ています。
先見性や独創性、そして職人気質な物作りでゲーム業界を流通と開発の両面から牽引するValveを率い、舌禍を招く厳しい言葉とユーモアに溢れる人柄で多くのファンから愛されるゲイブことValveのCEOを務めるゲイブ・ニューエルですが、なんと世界的な経済誌として知られるフォーブス誌が特集した”2011年の知っておくべき人物”の1人に選ばれた事が明らかになりました。
フォーブスは近年の急成長するValveの業績に注目、今後5年でさらに業績を大きく伸ばすと評価しており、昨今のSteamworksの普及やデジタル流通プラットフォームとしてのSteamの巨大化など、メインストリームとなる流れはもう止まりそうにありません。
Steamのセールスが過去12ヶ月で200%以上の成長を見せ、今年のSteamの売上げが過去最も大きな物になるとのゲイブの発言もあり、デジタル流通市場の70%を占めるとも言われ、3000万ユーザーを抱えるSteamとValveの勢いはもはやゲーム産業の枠を超え注目を集める新ビジネスとなった様です。
最近様々な所で見かけるロックマン風8bitキャラクターアイコンですが、その多くのアイコンを手掛けるChris Bringhurst氏が書きに書きまくった200体のキャラクターが大集合するイメージがPikiGeekにて公開されました。
PikiGeekにはChris Bringhurst氏へのインタビューも掲載、好きなキャンディーバーの味からお気に入りのゲーム、作品の制作に関するあれこれまで、様々な質問に応えています。
今回の大集合イメージにはみんな大好きな有名どころから、グリム・ファンダンゴやMedievil、Outlaws、果てはMARATHONまで、ありとあらゆるニーズに答えるキャラクター達が登場。しかもみんなが一目でこれ!と判る素晴らしいクオリティで再現、パックマンやサックボーイなどネタもしっかり用意している周到さとなっています。凄い!
一人称視点で狙ったターゲットを撃つという完成されたゲーム性を持つFPSジャンル、その単純なゲーム構造とは裏腹に近年ますます多様化の一途を辿っている人気ジャンルでもあります。
国内でも所謂”洋ゲー”の普及が目につき始め、国内の大手パブリッシャーの多くがシュータータイトルに着目している様子もあちらこちらから見受けられます。しかし、いざ興味を示したプレイヤーがマルチプレイなどに挑戦してもベテランプレイヤーに蹂躙され、あまりの差にモチベーションを保てずフェードアウトするという状況もしばしば見かけます。
と、そんな初心者FPSプレイヤーの福音となるか、遂にFPSを学び、訓練するブラウザ用無料FPSタイトル「FPS Trainer」がアナウンス、数々のFPSテクニックやスキルを身につける為の訓練用ミニゲームに加え、オンラインコーチングの機能も有する興味深い内容となっています。
開発を進めているのはPlay2Improveというデベロッパで、このFPS Trainerはかつてコンソール用に作られていたタイトルだったとの事。今後来年の1月にベータテストが行われ、2011年4月のフルリリースを目標にしているようで、一体どんなタイトルに仕上がるのか、ある意味メタゲームとも言える不思議なタイトルの今後に注目が集まります。
Running With ScissorsとロシアのデベロッパAkellaが開発を進めているバイオレンスゲームの代名詞”Postal”シリーズ最新作の「Postal III」、2005年の発表以来なかなか進捗がはっきりしないものの、今年のE3ではプレイアブル展示も行われていました。そんな本作が先日モスクワで開催されたゲームイベントIgromir Game Expoにプレイアブル展示、E3の状態よりも開発はだいぶ進んだ様子で、イベントでは初代からシリーズを手掛けてきたVince Desi氏による解説プレイなども見られた模様です。
また、Vince Desi氏は本作の開発状況にも言及、Akellaの開発が最終ステージにあると発言し、一先ずクリスマスに登場する事は無いとリリースにはまだ時間が掛かる事を示唆しています。ValveのSource Engineを利用して今風のTPSに生まれ変わった最新作ですが、ミッションは相変わらず”お使い”がメインで由緒正しいPostal的な内容となっています。
9月始めに発表されたTelltaleの新タイトル「Poker Night at the Inventory」、本作には”Team Fortress 2”のヘビー、”Sam & Max”シリーズのマックス、そして”Penny Arcade”のTycho、”Homestar Runner”シリーズのtrong Badが登場、主役級の4キャラクターがポーカーを楽しむ豪華なカジュアルタイトルです。
そんな本作の新トレーラーが登場、それぞれテイストの違う作品に登場する4人が出演作そのままのシェーディングで並ぶ様は非常に目新しく、カジュアルタイトルとして非常に楽しそうな雰囲気を演出しています。
Poker Night at the Inventoryは11月リリースの予定で、対応プラットフォームはPCとMac。また、予約特典にはTeam Fortress 2のインゲームアイテムが登場、現在Steamにて10%引きの4.49ドルで予約受付中です。
TopWare Interactiveが開発を進めてきたシリーズ続編「Two Worlds II」、これまでの複雑な経緯とトラブルの数々を経てやっとリリースされるかと思いきや、リリース日をぶっちぎり数日後に延期を発表、パブリッシャーのSouthPeakとTopWareの見解の違いまで噴出、正確なリリース日の発表が待たれる状況が続いています。
しかし、前作でも豊富なカスタマイズ性が特徴だったゲーム性も大幅に強化され、新エンジンの映像表現もなかなかの物で、ドイツのゲーム雑誌ではOblivionを超える92点のスコアを獲得した事で注目を集めました。
そんな中、ドイツの情報サイトにて遂にプレイ映像が公開、序盤と思われるカットシーンを含め導入段階の映像がたっぷりと収録、かつて思わず笑う程に酷かったモーションやカットが驚く程にしっかりした物になり、クオリティの高いBGMに新エンジンの描写力もあって、これが本当にTwo Worldsかと思うような内容に仕上がっています。
スクリーンショットも多数公開、クオリティは素晴らしく上昇したにも関わらず、良い意味で微笑ましいダサさとベタさが本当に素晴らしいイメージが並んています。また、早くも3プラットフォームのクオリティ比較画像も登場、間違い探しの様な比較がしばしば見られる中、驚く程に描画の方向性がバラバラな潔い内容となっています。
また、国内での販売を担当するUbisoftの公式ページには「トゥーワールド2」の名称でXbox 360とPS3で今冬発売予定と記載されており、海外版リリース後の続報にも大きく期待が高まります。
この映像はInteractive Fabricationが11月2日にリリースしたモデリングツール「Beautiful Modeler」の紹介映像です。
Beautiful ModelerはopenFrameworksで開発されたソフトウェアでiPadの傾きセンサーやマルチタッチ機能を活かしたモデリングを実現、メッシュはSTL形式でエクスポート可能で、映像では3Dプリンタを用いたランプが作例として紹介されています。
Beautiful Modelerは無料で公開されており、公式サイトではソースも公開。思い描いたモデリングを進めるにはかなりのスキルと熟練を必要としそうですが、アナログなモデリングでもりもり整えつつ謎の物体を作るのも非常に楽しそうではないでしょうか。
先日はローマにヨーロッパ初のゲーム専門美術館がオープン予定である事をお知らせしましたが、イギリスではゲームを体系的に捕らえアーカイブ化を行う計画が進められている模様です。
これは大英図書館のdigital preservationのスペシャリストPaul Wheatley氏が明らかにした物で、既に国際的なアーカイブを始めているイギリスのNational Videogame Archiveをベースにしたいと考えているとの事。
さらにWheatley氏は、このビデオゲームアーカイブにゲームタイトルだけでなくイギリスの30年に及ぶゲーム開発の歴史を保存する事も視野に入れており、ゲーム開発関連のドキュメントなども保蔵対象にしている事を示唆。氏が声を掛けた多くのビデオゲーム産業の現場では今も古い資料等が消え、或いは誰かのデスクの下で腐りつつあると、保護の重要性を投げかけています。
また、先週イギリスで開催されたゲームイベントGameCityではUKIEのMichael Rawlinson会長が、ゲームのアーカイブ化が郷愁としても有用であり、歴史とアーカイブをリンクさせる事が過去のゲーム開発者達の貢献に基づいたゲーム文化の理解を進める大きな助けになると、保存の重要性について説いています。
昨今、海外のゲーム産業周辺ではゲームを文化的なプロダクトと捕らえ、これまでに見られなかった体系的なアプローチやプロジェクトが多く見られる様になってきました。さらにイギリスではAPBの失敗で閉鎖となったRealtime Worldsの件に絡み、ゲーム開発を税制上の優遇措置で支援するべきだと主張する政治家が反対派とTVで論争する等、大きな取り組みが目立っています。
今も世界中から多くのリスペクトを集める日本のゲーム産業ですが、斜陽の声が強く叫ばれる国内に”楽しい”ゲームを前進させる推進力を持つ取り組みが登場する事はあるのか、そんな事をふと思わずに居られないニュースでした。
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