昨年のE3で発表されたTHQの「Homefront」、2008年にリリースされたKaos Studiosの”Frontlines: Fuel of War”の後継タイトルとなる本作ですが、Frontlinesが石油資源の枯渇をモチーフに東西の緊張を描いた刺激的な設定の作品であった様に、Homefrontでは再び歴史のifが描かれる事になります。
北朝鮮がアジアを統一し朝鮮共和国を建国、アメリカ本土に上陸し占領してしまうというシナリオと、その設定に大きなリアリティを与える「地獄の黙示録」で知られるJohn Milius氏の脚本に大きな注目が集まっている本作ですが、なんと既にロンドンが舞台の続編「Homefront: London」の計画が存在している事が明らかになりました。
これはTHQのVPを務めるDanny Bilson氏がCVGに語ったもので、2027年の近未来を舞台に重い世界設定を描いたHomefrontはアメリカの物語に止まる物では無く、さらに広域な物であると語ったBilson氏はフランチャイズのさらなる展開を予定している事を述べ、Homefrontのリリース後にHomefront: Londonの計画が存在している事を明らかにしました。
これはまだ続編の正式な発表とは言えず、恐らくHomefrontの売り上げ如何によって状況は変化すると予想されますが、あまりにも衝撃的かつ昨年のE3から劇的な進化を遂げたHomefrontの再登場には、今後のフランチャイズ展開に大きく期待が高まる所。今年のE3で明らかになったHomefrontの詳細について興味のある方は過去記事でご確認下さい。
先に番外編をお届けしたGametrailersが選らぶE3のベスト○○ですが、先ほど新しい賞が発表、サプライズとFPSタイトル、3Dグラフィックス、そしてE3に登場しなかった期待のタイトルが発表されました。
それぞれに注目タイトルのダイジェストが収められており、特に登場しなかったタイトルには続報が待たれる期待作が多く収められています。今後行われる大型イベント等で登場する事になるか、予習の意味でも必見です。
昨日Activision Blizzardの新タイトル「Above and Beyond」がオーストラリアでレーティングを通過した事が発見されました。レーティングはMで暴力表現を含むと表記がされており、マルチプラットフォームタイトルとの事。
これまで全く情報の無かったこのタイトルですが、SuperannuationではStar ControlシリーズやTony Hawk’s Downhill Jamを手掛けたデベロッパ”Toys For Bob”が新タイトルを開発中である事をファンサイトに報告しており、同スタジオの新タイトルではないかと予想されています。
本日6月29日からいよいよサービスが開始されるPlayStation Plusですが、これに対応する新ファームウェアがまもなく登場する事がPlayStation.Blogにてアナウンスされ、新機能の一部が紹介されました。
3.40ではPlayStation Plus対応や購読に加えて、次の様な新機能が登場しています。
- フォトギャラリー
FacebookとPicasaのウェブアルバムに対応したネットワークベースのフォトギャラリーが追加。これにより写真のアップロードとコメント、フレンドとの写真の共有が可能になります。
- ビデオエディターとアップローダー
XMBにビデオエディターとアップローダーが追加、映像を編集しFacebookやYouTube等に動画をアップロードする事が可能です。
- 5段階のレーティング機能
ユーザーはPlayStation Storeで購入したコンテンツに対して5段階のレーティングを与える事が可能になります。
- 省電力設定の追加と保存
省電力設定に新しいオプションが追加され、変更した設定はPS3システムに保存されます。
先月末に噂として登場し、多くの注目を集めた”ICO”と”ワンダと巨像”のHDリメイクを収録した「Team ICO Collection」ですが、先ほどフランスのAmazonに掲載された事が発見されました。価格は69.95ユーロ(約7,700円)で予約も受け付けられており、2011年6月リリースと記されています。
昨日にはSly Cooper Collectionに始まるPS2タイトルのHDリマスターブランドClassics HDのラインアップを今後増やしていくとSCE Worldwide Studiosの社長を務める吉田修平氏が発言しており、HDリメイクの大本命とも言えるICOとワンダと巨像の再生に大きく期待が高まります。
ど派手な爆発レースタイトルとして注目を集めた”Split/Second”の開発で知られるBlack Rock StudioがPS3とXbox 360向けの未発表タイトルの開発を進めている事が明らかになりました。どうやら再びレースゲームが作られている可能性が高い様子です。
これは公式サイトの求人募集から明らかになったもので、Xbox 360とPS3向けの未発表タイトルのテクニカルアートディレクターが求められています。
要項には全てのジャンルのゲームに対する専門知識を有する事が記されていますが、”特にレーシングとドライビングジャンル”の経験を重要視している事も併せて記載されています。
この辺りからSplit/Secondの続編か或いはレースタイトルの新作かと感じられますが、リストにはモーションキャプチャーの経験も要求されており、バイクの登場か、それとも全く別ジャンルの新作かと予想されています。もしもSplit/Secondの突き抜け具合を持った別ジャンルの新作が作られるならばとても興味深いところ!どんなタイトルが出てくる事になるのか、続報に期待です。
大韓航空のど派手な「StarCraft II」仕様のジャンボジェットが話題で、まさに国民的ゲームと呼べる規模のプロモーションと熱狂を見せていますが、先日韓国で行われたStarCraft IIイベントにて、課金モデルに新たな無料プランの登場が明らかにされました。
これはBlizzardのChris Sigaty氏がイベント会場で発表したもので、同社の人気MMOタイトルであるWorld of Warcraftのアカウントが有効なプレイヤーは無料でStarCraft IIのプレイが可能という物。
なおパッケージの価格は69,000ウォン(約5,100円)で、上記のプランが適用されない場合の月額課金は9,900ウォン(740円)、さらに24時間プレイ可能な2,000ウォン(約150円)のパスも用意されています。
StarCraftの本場韓国での成功を再びとBlizzardの気合いが感じられる内容になっていますが、その他地域での課金体系に影響が及ぶか、気になるところです。
オートターゲッティングを実現したペイント弾を射出するセントリーガンを作っているThe Sentry Projectが新しいタレットとターゲットのソフトウェアを公開し、デモンストレーションの映像を公開しました。
動画はおバカテイストに溢れる愉快な物ですが、動体のトラッキングやタレットの制御等、映像のテイストとはかなりかけ離れたクオリティの高い実装が行われています。さらにセントリーガンの音声にPotralのタレット君の音声データが用いられており、可愛さも兼ね備えている優れもの。あとは外装さえ用意してくれれば……。
なおこのセントリーガンシステムはソフトウェア(150ドル)やタレットキット(175ドル)で販売も行われています。制御ソフトはマウスを用いたFPSモードを搭載し、ターゲットエリアの調整や無効エリアなどの設定も可能、ターゲットの目標サイズやターゲットの移動速度などから算出する予測位置への射撃など、驚く程の機能を実現しています。
なお、実際にキットを購入してセントリーガンを作る際には、サーボやPC、カメラなどを別途用意する必要があります。という事でハードルは非常に高いと言えそうですが、リアルPortal或いはTeam Fortress 2ごっこを実現するには必須のアイテムかもしれません。本日はオマケにタレットの萌え動画もどうぞ。たくさん作ってタレット君の群れを実現してみたい……。
著作権侵害と共に語られる事の多くなった中古販売の問題ですが、近年では大手パブリッシャ等が揃ってDLCを絡めた中古販売への対策を打ち出すシチュエーションが多く見られます。そんな状況の中、アメリカの調査会社であるCowen and Companyが前世代のハードウェアと現在のソフトウェアセールスを比較調査し、そこから興味深い内容が明らかになりました。
Cowen and Companyは現在のPS3とXbox 360と2003年時のPS2とXboxのソフトウェアセールスを比べ、20%のマイナス成長になっている事を報告、さらに興味深い内容としてソフトウェアにおけるリリースから2ヶ月目の販売数が大きく落ちている事を明かしています。2ヶ月目の販売数は2001年に比べ62%も低下しているとの事で、判りやすい例としてスクウェア・エニックスの”ファイナルファンタジーXIII”が挙げられ、2ヶ月目のセールスが93%も減少している事が引用されています。
これはソフトの商品サイクルが非常に短くなっている事を示していますが、Cowen and Companyはこの原因として中古販売の問題を指摘しています。現在北米の中古販売にはHMV、Tesco、Asda、Best Buy、トイザラス、Amazon、ウォルマート、セブン-イレブン等、錚々たる顔ぶれが参戦しはじめており、中古市場の巨大化を物語っています。
また、EA Sportsのボスを務めるPeter Moore氏はこの問題についてElectronic ArtsがElectronic Artsのタイトルをトレードする事は望まないと発言、この抑止としてOnline Passシステムを導入したとはっきりとした意見を述べています。
さらに氏はElectronic Artsの大きな目標の1つとして各タイトルにおけるユーザーの長期的な維持を挙げており、Moore氏自身がこれに取り組んでいると明かしています。この辺りからも中古対策のプライオリティがかなり高く設定されている事が感じられます。中古対策問題は近年のデジタル流通の本格化なども絡み、今後も大きく姿を変える可能性を秘めた問題だと言えます。各社納得のビジネス的な解決をそう遠くない未来に見ることができるか、動向に注目です。
この映像は2004年頃にウクライナで発売された「Half-Life 2」ガムをeBayオークションで手に入れた方が作成した開封動画です。パッケージで使用されている一見?なイメージは2003年のソース流出で悪名高いβリークのHalf-Life 2からの物。Valveがリークβビルドの使用許可を製菓会社に出すとは夢にも考えられないのでパチモノで間違いないと思われます。
パッケージにはG-MANが堂々と主役ポジションに位置し、がっぽい始め全然見た事のない奴らが揃っています。さらにガムの中にはキャラクターのイラストも用意されており、なぜかG-MANがどじっ子ハッスル社員みたいな扱いになっていておかしな事になっています……。これはなかなか斜め上。
Tomb Raiderシリーズの開発を手掛けるCrystal Dynamicsが開発中とされる新タイトルと思われるアートワークやデザイン、開発画面等が元スタッフのポートフォリオなどから明らかになりました。これは以前からCrystal Dynamicsが求人している”ビデオゲーム産業で最も有名なAAAフランチャイズの内の1つ”とされるタイトルの物の様です。
今回明らかになったのはJoel Boucquemont氏が手掛けたコンセプト・アートとCasey Holtz氏のデザインワークで、ゲームの内容はTPSのサバイバルホラーでオープンワールドとの事。
現在もCrystal Dynamicsではこのタイトルに向けた求人の募集されており、”最も有名なAAAフランチャイズ”とは何を指すのか、Crystal DynamicsならTomb Raiderとしか思えない訳ですが、アートワークからはその雰囲気は感じられません。ただイアン・リビングストン御大がTomb Raiderフランチャイズの再生などを謳っている事もあって、続報が気になるところです。
今週はゲーム週間として”Call of Duty: Black Ops”や”Killzone 3″の紹介が行われた”Late Night With Jimmy Fallon”、昨晩は任天堂アメリカのReggie Fils-Aime社長が登場、Jimmy Fallon氏と二人でドンキーコングの新作「Donkey Kong Country Returns」の協力プレイを披露しました。
映像に収められた新作ドンキーコングのスピーディさやリズム感の良さ、楽しそうなプレイの様子も必見ですが、やはりはしゃぐおっさん共が最も注目ポイントと言えそうです。楽しそうだ……。なお、映像後半では3DSも登場しReggie社長から2011年発売の発言も見られます。しかし毎度ながらJimmy Fallonのリアクションが素晴らしい!
Rooster Teeth Productionsが制作し販売を行っているRed vs. Blueシリーズ、Haloの愉快なマシニマが人気のシリーズですが、先日Season 8: Revelationのチャプター10″This One Goes to Eleven”が公開、ローファイ具合な緩さとマヌケさに併せて、素晴らしいクオリティのトリッキーな戦闘シーンを見せてくれています。
なお、現在はシーズン5までの全77エピソードを収めたDVDのボックスセットが44.99ドルに値引きされて販売中。アクションを見ているだけでも十分に面白いこのシリーズですが、コメディながらシーズンを通じて登場するメインキャラクター達の物語もかなり深く描かれていてお勧めです!
3D立体視への対応や多くの改善を盛り込み相変わらずの超絶グラフィックで大きな注目を集めているシリーズ最新作「Killzone 3」、今作ではヘルガストの革新的な武器開発により大きくヘルガスト優勢の情勢に変化している事が明らかにされています。そんな本作の素晴らしい!コンセプトアートが登場、Visari亡き後のヘルガーンで武器開発を率いる今作の重要人物Stahlと見られる人物なども登場しています。
さらにヘルガスト兵の新スーツも登場、素晴らしいデザインのスーツが3体登場しており、それぞれに戦闘スタイルが違う様なイメージが見て取れます。そして惑星ヘルガーンの地下を思わせるアートワークに探索の文字、一体どんな物語が描かれる事になるのか、ますます期待が高まります。
すっかりお馴染みの要素として定着したPS3のトロフィー機能も、2008年7月のスタートから早2年が経ちました。Xbox 360でもたびたび実績のポイントを争う実績ハイローラー達が話題になりますが、PS3で最も多くトロフィーを持つプレイヤーは一体誰なのか?オーストラリアのiGameReportがあるプレイヤーを紹介しています。
取得トロフィーの管理サービスなどを提供しているPS3 Trophy Cardによると現在の最も多くトロフィーを所有するプレイヤーは8,254個のトロフィーを持ち、221,160ポイントという驚愕のスコアで2位を3万ポイントもリードするHakoomさん。
Hakoomさんはこの2年でトロフィーを備えた266タイトルをプレイ、その内なんと59.7%のタイトルでプラチナトロフィーを獲得していますが、プレイしたタイトルの中にはプラチナが存在しないPSNゲームなども含まれており、恐るべきやり込み度を発揮している事が判ります。
この量は一日に10個以上のトロフィーを獲得している計算になり、もはやトロフィーを獲得するためにゲームをプレイしていると言っても過言ではありません。さらに恐るべしは以前当サイトでご紹介した”高難度プラチナトロフィー“に挙げられているタイトルの内、ディスガイア3やDemon’s Souls、Street Fighter IV、Rock Band 2等もしっかりプラチナを取得している事……トップランカーすげえ!
現在コミカルなアクションタイトル”Comic Jumper”を開発中のTwisted Pixel、Splosion Manの成功でも知られる同社ですが、なんとLord of the Rings OnlineやDungeons & Dragons Onlineで知られるTurbineと共にコンソールMMOの開発が進められている事がTwisted Pixelの公式サイトから明らかになりました。
なお、TurbineのコンソールMMOの存在については昨年9月に行われたAustin GDCでXbox 360とPS3向けに開発が進められている事が明らかにされていましたが、続報が聞かれない状況が続いていました。
Twisted Pixelによると契約は既に結ばれたとの事で、内容についてはまだ秘密であるものの、非常に楽しいプロジェクトで開発に取り組む事を誇りだと記しています。
コンソールMMOの開発はデベロッパとパブリッシャ共に鬼門とも言えるジャンルで、最近でも多くのタイトルの失敗やキャンセル等、ビジネス的な側面を多く孕む問題が噴出しています。そんな中Turbineはこれまで難度の高い版権物MMOを2作とも成功に収め、今も基本無料のマイクロトランザクションモデルに切り替える等、地味ながら非常に状況判断やビジネス的なジャッジにはかなりの経験と高いスキルを持ち合わせている様に感じます。この意外にも感じられるパートナーシップがどのようなタイトルを産む事になるか、続報に期待です。
本サイトではお馴染みのHipHopGamerShowのおっちゃん、どうやらおっちゃんは本当に愛されキャラだった様子でE3では各所で有名人達とあれこれ楽しんでいる様子が見かけられます。そんな中マイクロソフトのXboxプロダクトディレクターを務めるAaron Greenberg氏とおっちゃんが「Def Jam Rapstar」を一緒にプレイする映像が公開されました。
どうしておっちゃんと一緒に登場するとみんなキャラが変わるのか……いつものAaron Greenberg氏とは思えないテンションの高さで二人がラップを披露しています。しかし……おっちゃんのリズム感はほんとに。
本当に色んな意味で大盛況の内に幕を閉じた今年のE3、この数年でショーとしての華やかさと見本市としてのビジネス的な機能も見事なバランスに落ち着いて、以前の様な実現不可能にも思える大風呂敷合戦はすっかり色を潜めたように感じられます。
1995年にスタートしたE3ですが、E3以前にはCESショーがE3的な役割を果たしていました。今回は今から20年前の1990年の6月2日にシカゴのMcCormick Placeコンベンションセンターで開催されたCESの様子をお届け、20年の間に起こった進化の程を肌で確認してみたいと思います。
1990年にはアメリカの家庭の実に20%が任天堂のNESを保有しており、まさに主役ハードとして注目を集めていました。CESでのブースの広さもやはり巨大な物でした。
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