国内ではPS3版の“Mass Effect 2”もリリースされ、トリロジーの最終章“Mass Effect 3”の登場も控えるBioWareの「Mass Effect」シリーズは、バリエーション豊かな異星人達やそれぞれの文化、そして種族間における血にまみれた歴史や、遥か古代の昔に栄えた超文明の脅威など圧倒的な世界設定をベースに、スター・ウォーズやスタートレック、海外のハードなSF作品に見られる燃える展開を散りばめ、攻殻機動隊やブレードランナー、エイリアンといった名作へのオマージュもたっぷりに描かれる傑作スペースオペラとして多くのファンに愛されています。
そんなシリーズの最新作であるMass Effect 3のアートディレクターを務めるDerek Watts氏がXbox World 360誌の最新号に登場、Mass Effectのアートチームがかつてスクウェアが2001年に製作した映画“ファイナルファンタジー”(※ 海外ではFinal Fantasy: The Spirits Within)から大きな影響を受けていると明かしました。
E3の開催やESRBレーティングなどでお馴染みのビデオゲーム業界団体Entertainment Software Association(以下:ESA)が6年間に渡って争ってきたカリフォルニア州の暴力ゲーム販売規制法案ですが、去年の11月2日に最高裁で行われた口頭弁論に始まった審理を経て、昨日遂に米連邦最高裁がこの法案に対し、言論の自由を侵害する違憲なものだと判断を下したことが明らかになりました。
未成年に対して暴力ゲームの販売を規制するこの法案は2005年にカリフォルニア州のLeland Yee上院議員によって記されたもので、当時州知事を務めていたアーノルド・シュワルツェネッガー氏がこれに署名した(現在はジェリー・ブラウン州知事が引き継ぎ)ことからEMAとESAによる裁判が開始され、これまで北カリフォルニア地方裁判所と巡回控訴裁判所での裁判が行われ、いずれも違憲との判断が下されていました。
裁判官9人による票決は7対2だったとのことで、Antonin Scalia連邦最高裁判事は例え未成年の保護を目的としても、カリフォルニアの規制法案は合衆国憲法修正第1条に記された信教、言論、出版、集会の自由に適合するものではないとの見解を示しており、ビデオゲームに改めてアートや映画、文学などと同様の“言論の自由”が適用されるべきであることが米連邦最高裁により保証された形となりました。
なお、11月に行われた口頭弁論ではESAがビデオゲームにおける暴力表現について、非常に冷酷な内容が描かれているグリム童話などを挙げ、白雪姫の毒リンゴ表現や、王妃が焼けた鉄の靴を履かされ、踊りながら殺される結末、シンデレラの姉妹がハトに目をつつかれ、ヘンゼルとグレーテルが魔女をオーブンで焼き殺すなどの残酷な表現など、既存のメディアがビデオゲームと同様の暴力表現が伴うものだと主張しており、Scalia判事も今回の判決ではゲームを遊ぶことと読書が合衆国憲法修正第1条の下で同様の行為だと述べ、作品の表現や良し悪しにおける差異は合憲と違憲の判断に関係するものではないと明言しています。
米連邦最高裁での裁判にあたり、カリフォルニア州側は規制を裏打ちする科学的根拠として、アイオワ州立大学のCraig Anderson教授による暴力ゲームと少年犯罪の間に因果関係を示す研究結果を提示していましたが、今回の裁判ではこれもシンプルに排除。研究は全て因果関係の証拠では無く、あくまで相関関係に基づいたものだとして、暴力ゲームが未成年者に対し積極的に行動を促すことは証明できないと明確な判断が下されています。
という事で、遂に結審したカリフォルニアの販売規制法案の問題ですが、既に海外では様々なメディアやゲーム開発者などからコメントや見解が大量に登場しはじめており、反対派も新しい動きを見せ始めています。
国内での表現規制にも様々なスポットがあたる昨今ですが、今回の米連邦最高裁が示した作品毎に見られる表現の程度は合/違憲に関係なく、“表現の自由”に例外を作ることは出来ないとの判断は非常に興味深いものだと言えそうです。なお、今回の判決に関する北米メディアや開発者の動きについては改めてお知らせいたします。
先ほどGfK調査による毎週お馴染みイギリスのソフトウェア週間セールスチャートが発表、前回は発売されたばかりの新作ゼルダを押さえラテンなフィットネス系ダンスタイトル「Zumba Fitness: Join the Party」が首位に返り咲きましたが、なんと今回も並みいる強豪タイトルを下しZumba Fitnessが首位に輝いたことが明らかになりました。
なおZumbaのセールスは前回から33%アップとのことで、イギリス市場におけるダンスタイトルの異様な強さを反映した結果となっています。
初登場となる期待のシリーズ新作“Fear 3”は3位にランクインしており、前回2位にランクインした“ゼルダの伝説 時のオカリナ 3D”は6位にランクダウン、北欧では絶好調の“Duke Nukem Forever”も8位に後退しており、代わりにL.A. NoireやDiRT 3、Lego Pirates of the Caribbeanが順位を上げています。
また、イギリスでは24日にリリースを迎え初登場となった須田剛一氏と三上真司氏による期待作“Shadows of the Damned”は残念ながら31位という結果に終わっています。上位20タイトルの詳細は以下からご確認下さい。
国内では遂にPS3版Mass Effect 2もリリースされ、改めて注目と期待が集まる「Mass Effect 3」ですが、本日BioWareがシ制作しているWeb番組BioWare Pulseの最新エピソードが公開、今作で新たに登場する大型メックにスポットを当てた内容で、シェパードが搭乗する様子がちらっとだけ映る驚きの映像が登場しました。
なお、今回の内容はMass Effect 2の軽いネタバレを含む内容となっていますので、国内版2をプレイし始めたばかりの方は閲覧にご注意下さい。
先ほどGfK調査による先週の北欧ソフトウェアセールスチャートが発表、ローンチにあたり大手サイトなどを巻き込んだ大騒動を繰り広げた「Duke Nukem Forever」が2周連続の1位を獲得したことが明らかになりました。
さすが浮き世の些末な出来事など意に介さないデューク様らしい結果となった今回の結果ですが、ゼルダが意外な苦戦を見せ、Sims 3が今もなお人気で上位に複数ランクインするなど、北米とイギリス、日本ともまた一味違った北欧(※ ノルウェー、フィンランド、スウェーデン、デンマーク)市場の傾向が垣間見られる上位10タイトルの詳細は続きからご確認下さい。
前回で27部門のノミネートと結果をご紹介してきたGametrailersの「Best of E3 2011 Awards」ですが、本日遂にPCとXbox 360、PS3のプラットフォーム別ベストタイトルが選出され、総合ベストとなるベスト・オブ・ショーも発表。今年のホリデーシーズンから来年に掛けて異様な充実ぶりを見せるラインアップを反映したノミネートは、どれがベストに選ばれてもおかしくない期待作が並んでいますが、意外な事にとあるタイトルが完全な無双ぶりを発揮する実に興味深い結果となっています。
今回の結果はあくまでGametrailersが選ぶベストタイトルですが、日本時間で明後日に発表が予定されているE3 Awardsの本命“Game Critics Awards Best of E3 2011”(参考:ノミネートの詳細)は一体どんな結末を迎えることになるのか、発表に期待!です。
連日“Dreamhack”イベントから判明した新情報が登場しているEA渾身のシューター大作「Battlefield 3」ですが、週末の間にまた新たな情報が多く登場しています。今回はPSM3誌の特集記事から判明した2人プレイ対応のCo-opモードなども含めた新情報をまとめてお届けします。
Bethesdaが開発を進めている期待のRPG超大作「The Elder Scrolls V: Skyrim」ですが、先日新たに北米とヨーロッパ向けのプレオーダー特典が発表、カバンなどの素材として利用されるへシアンクロスを用いた高級なSkyrim地方の地図が同梱されることが明らかになりました。なお、通常版には紙製の地図が付属していることも併せて発表されています。
また、先日AusgamersがBethesdaのTodd Howard氏に行ったインタビューから明らかになったMOD対応やDLC展開などに関する新情報をお届けしましたが、新たにインタビューの内容から幾つかの新情報が明らかになっています。
先ほど6月28日にXbox 360先行でリリースされる「Call of Duty: Black Ops」の第3弾DLC“Annihilation”に登場する新ゾンビマップ“Shangri-La”の映像を収めた新トレーラーが公開、1961年の大ヒットしたThe Tokensのドゥワップナンバー“ライオンは寝ている”をフィーチャーし、ジャングルの寺院に用意された仕掛けや武器などを紹介しています。
本日英GameSpotが公開しているStart Selectの最新エピソードにCodemastersのF1シリーズ最新作「F1 2011」の初となるプレイ映像が登場、新たなオンライン要素としてCo-opプレイが可能なチャンピオンシップモードが搭載されることが明らかになりました。
また、映像にはCodemastersバーミンガムの開発者達が登場し、実際のプレイ映像を始め、開発中のタイヤやカットシーンなどのアセットと共に来るF1 2011のプレイフィールなどについて語っています。
これまで23部門の結果発表をお届けしたGametrailersの「Best of E3 2011 Awards」ですが、本日新たにFPSとTPS、アクションアドベンチャーにWiiタイトルの4部門が発表、これからの市場を占うような非常に見応えのあるタイトルが揃っており、E3の総括にももってこいの必見映像となっています。
先日Deep Silverが発表した第二次世界大戦下のポーランド南部を舞台にポーランド侵攻やバルバロッサ作戦を描くハードコアなPC向けFPSタイトル「Iron Front: Liberation 1944」ですが、本日プレイの様子が確認できる初のトレーラーが登場。非常にストイックでハードなゲームの内容に加え、ティーガーやスターリンといった戦車など当時の独ソを代表するビークルの姿が確認できます。
今月11日にBohemia Interactiveのミリタリーシューター“Arma 2”の無料版「Arma 2: Free」がリリースされることをお知らせしましたが、昨晩遂にパブリックベータ版のクライアントがリリース、製品版のArma 2からキャンペーンやHDグラフィック、ユーザーMOD等のサポートを省きマルチプレイヤーに特化した内容となっています。
Arma 2: Freeは完全な無料タイトルで、プレイにあたりマイクロトランザクションによる課金などは一切存在せず、Arma 2と同等のハードコアなミリタリーシミュレーションや300を超える武器、多くのバリエーションが用意されたビークル、無料のDedicatedサーバ、ミッションエディタなど、盛りだくさんのコンテンツが用意されています。
現在Bohemiaが開発を進めているハイスペックPC必須のArmA III(参考:E3記事)の登場も控え、本シリーズが気になっている方は是非プレイ感をArma 2: Freeで確かめておいてはいかがでしょうか。
先日Steamで少額課金モデルを採用した5タイトルの基本無料プレイゲームがリリースされて以降、Valveも基本無料プレイタイトルを開発しているとの噂が登場していましたが、なんと今日からValveの人気FPSタイトル「Team Fortress 2」が基本無料プレイタイトルに移行したことが明らかになりました。
すでにDoug Lombardi氏からの発表と共に、公式サイトでもWindowsとMac版のF2P移行を知らせる告知が掲載、無料ユーザーはバックパックのスロット数やアイテムの種類、クラフトやトレード、ギフト機能などに制限を受けることが公式のFAQから判明しています。なお、リテール版ユーザーは自動的にプレミアムアカウントとして扱われるとのこと。
これまでセールスの低迷などビジネス的な側面から基本無料プレイゲームに移行するタイトルが目立つ状況の中で、高い人気を維持したままF2Pへの移行を決めた今回の決定は、Valveがマイクロトランザクションビジネスに本気で取り組む姿勢を如実に表す興味深い事象と言え、同様にF2Pタイトルになるのではと噂されるDoTA 2の動向に改めて注目が集まることとなりそうです。
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