ここまでおっさん、技術、音ネタと続いたdoope!の年末企画、全然ゲームと関係の無いネタが続きましたが、今回は死人が出るかと思うほどに可愛らしかった今年の印象的な(当サイト視点ですが……)ゲームキャラクター達を大集合させてみました。
今年最大の発見は可愛いは正義!最近”可愛いらしい”という属性に”可愛そう”が足された時にとんでもなくキュートな物が出来上がるという事です。その辺りを気にして見るとまた可愛い子達の少し違った側面が見えてくるのではないでしょうか。それでははりきってどうぞ!
5TH Cellが今年リリースし、言葉遊びとパズルとアクションを組み合わせた様なこれまでにないイノベーティブな作品となったScribblenautsの主人公マックスウェル君が一人目に登場です。超カオスなゲーム内容ながら、魅力的なキャラクター達を多く産み出したEdison Yan氏の元気なテイストが、本作のハッピーさを大きく底上げしている事は間違いありません。世界中のファンを虜にしたマックスウェル君は来年もあちこち爆撃して廻りそうな気配が漂っているのも嬉しい所。
Scribblenautsのハッピーさ加減は作品に限った事ではなく、5TH CellのJeremiah Slaczka氏のいつも愛情溢れる素敵な物腰やローンチパーティでのファン達のとても嬉しそうな顔などは見てるだけでこっちも暖かい気持ちになるような素敵な物でした。
今年の10月にPCとXbox 360でリリースされたルーカスアーツの新作IP「Lucidity」、てくてくと歩く主人公のソフィーちゃんの足場をプレイヤーが作ってあげて、ゴールへと導くレミングスタイプのパズルゲームです。ルーカスアーツらしい素晴らしい絵本テイストに、前述の”可愛そう”属性が付加され本当にとんでもなく可愛らしい子になっています。
ソフィちゃんがなぜ歩き続けるのか、ステージクリア毎に絵はがきを送ってくれる”ともだち”の存在、そしてステージ開始時に見られる大好きな”ともだち”の事ばかりを綴ったソフィちゃんの日記、これらがエンディングで収束する時、本作の秀逸な少女性の描き切りっぷりに溜息が出るほど可愛らしく思える事は間違いありません。
ポイント&クリック型Flashゲームの第一人者Jakub Dvorsky氏の久しぶりの新作となった「Machinarium」、ゲーム性と物語性が以前よりも強化され非常にキャラクターの個性が強いタイトルに仕上がりました。氏の作品以外にはありえない、しかしこれまでの氏の作品とは確実に何かが違う新しい進化が見られる本作は、ゲーム内容もキャラクターの可愛さも音楽やアニメーション等全てにおいて新しい段階に踏み込んだと言えます。
ゲームの中では主人公のジョセフ君を始め、ジョセフ君の彼女、鉄くずの街に暮らす魅力的な人達、そして悪役に至るまで本当に命が宿っているかのような生き生きした姿を見せてくれます。最後にジョセフ君の最強萌えシーンを録画してアップしましたので、ご覧になってみてください。これにグッと来た方はプレイしてみて損はない作品です。
ウォーレン・スペクター氏がやっと、やっと!とうとう復活を遂げた!その復活作となるEpic Mickeyのオズワルドが登場です。本作に合わせて数年ぶりに公式にミッキーのデザインが変更になり、60年代のオールドスタイルミッキーに生まれ変わるというだけでも大事件なのに、今作ではミッキーが生まれる前のウォルト・ディズニーの人気キャラクターとして活躍し、ビジネス絡みのトラブルでウォルトの手から権利が放れてしまった”しあわせうさぎのオズワルド”が復活する事になります。
オズワルドが居なければミッキーは居なかったという意味では兄弟の様な関係にあるこの二人ですが、世界一の人気キャラクターとなったミッキーと、ウォルトの手を離れた後誰からも忘れ去られて寂しいオズワルドと、二人の運命はきっぱりと分かれてしまいました。しかもEpic Mickeyでのオズワルドはミッキーを羨ましく思う気持ちと、お父さん(ウォルト)に愛されたいという気持ち以外はすっかり忘れてしまい、我を失ってしまった悪役として登場します。これ以上ない可愛そう属性!萌え過ぎる。
当サイトではお馴染みのパイ好きのマルチプルおっさんWinterbottom氏も今年の重要な可愛い子の一人です。The Odd Gentlemenが開発を進めている、近年流行の兆しを見せるゴースト利用のパズルゲームThe Misadventures of P.B.Winterbottomの主人公がこのおっさんです。おっさんには可愛そう属性はありません。造形とモーション、そしてカオスさとシュールさで勝負です!という事でおっさん萌え画像でお楽しみ下さい。
やっぱりトリはこの子達、当サイトではこれでもか!これでもか!とご紹介してきたラビッツ・ゴー・ホームのラビッツ達が登場です。本当にいつ見ても可愛らしい、もふりたい、何で出来てるんだろう、リアルでいないかな。さて、今作では初の主役!に躍り出たラビッツ達、いつものパワー全開でいたずらしてまわるアクションゲームですが、なんと今作からはラビッツ達も可愛そう属性をゲットする事になりました。
ラビッツ達の明るさ、めげなさ、そして楽しい事が大好きなポジティブさ、これに帰る場所のない寄る辺なさ、そして社会からの異邦人的な疎外感、そういった物が重なり只でさえ可愛かったラビッツ達がさらに可愛らしい子になった素晴らしいタイトルに仕上がっています。それでも底抜けに明るいラビッツ達は本当にラブリー。また本作はカスタマイズ性の豊かさやモーションの繊細さ、プロモーションも含めたキャラクター作りもかなり力が入っており、キリがない程作られた動画にアニメーション作品、さらには4コマ漫画と世界観の構築にも余念がありません。
さて、可愛い子・オブ・ザ・イヤーいかがでしたでしょうか。ほんとにニーズがあるのか悩む所ではありますが、ある種の嗜好を持つ方にはきっとたまらないラインアップのはず!近年ゲームの定義やおもしろさ、映画的なゲームについての是非や残酷描写などの表現などなど、様々な事について極論のぶつけ合いで論じられる様を見かけますが、キャラクター性もムービーも映画的なシナリオも自由度も安定感もお約束も、そういった全てがゲームにとって重要な要素なのではないでしょうか。という事で可愛さだって重要だ!来年も可愛い子沢山集めて集めて可愛い子まみれにしていきたいと思います。それではまた明日!
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かたこり( Twitter ):洋ゲー大好きなおっさん。最新FPSから古典RPGまでそつなくこなします。
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