昨年のGDCで登場したゲームクラウドサービスの「OnLive」、本サービスの発表を機に後続の様々なゲームのストリーミング配信サービスが登場する事になりますが、OnLiveは競合よりも一足早く資金調達を済ませ、昨年の9月からベータテストを開始しています。さらにその範囲も拡大され、現在ではワシントン・ダラス・サンフランシスコの3地域を中心に北米を大きくカバーした規模のベータテストが続けられています。
先日からこのベータテストに関するプレビューが海外でちらほらと見かけられるようになり、どうやら現段階ではサービスを受ける地域によっては遅延(レイテンシ)の問題が発生している事が明らかになってきました。発生している遅延は50~80ミリ秒程度の物で、熱心にゲームをやられている方ならMass EffectはプレイできるがUnreal Tournament 3はゲームにならない程度と言えば感覚として判りやすいでしょうか。
現在プレイできるゲームタイトルはバランスの良いジャンル配分がされており、反応速度が重要となるFPSとしてUnreal Tournament 3、アーケードゲームライクなBurnout ParadiseやH.A.W.X.、RTSタイトルとしてCompany of Heroesが、さらに近年流行のカジュアルゲームとしてWorld of Goo等が用意されており、様々なテストには申し分のないラインアップになっている様子、さらにローカルでゲームを動作させる事に比べてロード時間が非常に短く感じられるとの事で、これが非常に快適に感じられるそうです。
さらにゲーム中でもSTEAM等で見られるようなバックエンドメニューを呼び出し、ここからプレイするゲームの変更が簡単に出来るとの事で、このゲームの切り替えやUIのレスポンスは非常に軽快である様子。ただし現在のベータテストではプレイヤーによる1タイトルのプレイが1セッション30分以内に制限されている事なども明らかにされています。
これらのプレビューに併せて明らかになった遅延問題について、昨日OnLiveのCEOを務めるSteve Perlman氏が公式Blogで現在のサービス状況を公開、遅延の問題が発生する地域などについても言及し、プレイヤーがデータセンターから1000マイル(約1600km)を越える距離にある場合に遅延が発生している事を明らかにしました。データセンターとの距離が近いプレイヤーは概ね快適なプレイが実現されているようで、今後サーバの増設や調整などが期待される所です。2010年中には正式サービスを開始するとされるOnLive、モバイル対応やアメリカ以外でのサービス展開、そして競合サービスの動向など注目すべき点がまだまだ多くありそうです。
マジコン等による著作権被害の問題はいつの時代も大きな議論を呼ぶ問題ですが、GamePoliticsの報告によると、先日イギリスに26,500以上のDS用マジコンを輸入した人物が裁判で有罪判決を受け、懲役一年が宣告された事が判りました。同国のゲーム業界の団体であるELSPAの会長Michael Ralinson氏はこの強い対応に満足である事を空かしています。
国内でもゲームソフトの違法ダウンロードによる著作権法違反での逮捕や補導は行われていますが、集団提訴などは行われているものの販売業者の罰則などには至っておらず、今回のイギリスのニュースは大きな意味を持つ様に感じます。今後様々な国でも病巣の奥に手が入れられる事になるのか、今後の動向が気になるニュースです。
米国の調査会社Electronic Entertainment Design and ResearchのアナリストJesse Divnich氏が2006年から2009年までの間にコンソール向けに発表された新しいIP(Intellectual Properties:知的財産の意)の数が106%増加した事をIndustry Gamersに著述しました。各年の推移は次の様になっています。
同氏によると、2006年から2009年まで、第7世代のプラットフォーム上において新しいIPの市場占有率は、16%~22%まで成長したとの事。また2006年には61程度だった新IPの数は2009年には126にまで上昇しています。
確かに今年はWetやBorderlandsなど新IPが多く感じられた年であったように感じますが、Jesse Divnich氏のリポートには126タイトルもリリースされた新IPタイトルの内、セールスや既存の壁を壊すような革新的なタイトルとしての成功したタイトルは7つしかないと記されており(メタスコア90以上のタイトルを指している様です)、成功がなかなか難しい旨を明らかにしています。しかし前年の2008年に成功したIPがLittle Big Planetの一作のみである事を考えると、新IP市場が成長傾向にある事は間違い無いようです。
さらに新IPビジネスのリスク等に絡めて真逆にあるビジネススタイルとしてBlizzardが挙げられており、12年以上新IPをリリースしていない同社が毎年親会社であるActivisionに10億ドル以上の利益をもたらしている事が明らかにされています。さらに次回作のStarCraft II、次にはDiablo IIIが控えており、さらなる既存IPの掘り起こしとセールスの拡大が続けられる事も明白です。
ただ、Blizzardのモデルはとても一般的なビジネスモデルとは言えず、新IPの成功例を見てもやはり戦略的なビジネス展開は非常に大事なキーだと言えそうです。昨年登場した多くのIPが今後どのように成長していく事になるのか、新たに登場するIPも含め興味深い所と言えそうです。
数日前ににNPDグループが2009年のベストセラーのゲームのリストを報告しましたが、昨日IndustryGamersが1995年から2009年までのNPDグループのコンソールセールスデータをまとめたリストを公開しました。また今回のリストにはPCタイトルは含まれておらず、コンソールと携帯機のみのまとめとなっています。
・NPDベストセールスタイトル
1. Wii Play
2. Guitar Hero III: Legends of Rock
3. Grand Theft Auto: San Andreas
4. Call of Duty: Modern Warfare 2
5. Wii Fit
6. Mario Kart Wii
7. Call of Duty 4: Modern Warfare
8. Madden NFL ’07
9. Call of Duty: World at War
10. Namco Museum
リストでは先日発売されたCall of Duty: Modern Warfare 2が4位にランクイン、また前作のCall of Duty 4: Modern Warfareも7位に、さらには9位にCall of Duty: World at Warが入るなどCall of Dutyシリーズの台頭が非常に目立ちます。またWii PlayやWii Fit、Guitar Hero III: Legends of Rockなど従来の”箱の中”に留まらないゲームの形を取る物が多く見られるのも特徴として挙げられるのではないでしょうか。
スーパードンキーコングシリーズやゴールデンアイ007、バンジョーとカズーイシリーズ等で知られるイギリスの老舗デベロッパRare、近年ではリリースタイトルが減って寂しい限りですが、昨年発表されXBLAタイトルとして復活する事となった「Perfect Dark」のリリースがあと1ヶ月程度に近づいているようです。詳細な日程は明らかになっていませんが、価格は1200マイクロソフトポイントとされています。
さらにCVGのインタビューに応じたRareのボスMark Betteridge氏はさらなる過去タイトルの復活を示唆、25年以上に及ぶIP群に不足はないと発言しています。Rareと言えば、当サイトではBonsai Barberでお馴染みのゴールデンアイ007を産み出したZoonamiのMartin Hollis氏やHazeを開発したFree Radical Design等を輩した名門デベロッパ、本格的な活動が再開されるのか今後の動向が非常に楽しみです。
2010年3月9日から13日にサンフランシスコのMosconeセンターで開催されるGDC 2010において、昨年発売されたタイトルを表彰するGame Developers Choice Awardsのノミネート作品がアナウンスされました。ノミネート作品の詳細なリストは<more>以下に表記してあります。
今回のGame Developers Choice Awardsのノミネート作品に見られる特徴としてQ-Games社のPixelJunk Shooter、RedLynx社のTrials HDなどコンソールでダウンロードするタイトルやFiremint社のFlight Control、Tiger Style社のSpider: The Secret Of Bryce Manorなどのアイフォンタイトルといったダウンロード形式のタイトルが多く見らる事、またBest New Social/Online Game部門が設立されるなどFacebook等のソーシャルネットワーク向けゲームが成長してきている事が覗えます。
今月8日にBioshockの開発で知られる2K BostonがIrrational Gamesに社名変更した事を発表しました。それに併せて新作や名作復活の噂が多く囁かれ始めています。元々Irrational Gamesの名でSystem Shock 2やSWAT 4、Freedom Forceなどで知られたデベロッパでしたが、2006年にTake-Two Interactiveに買収され、2007年のBioShockリリースに合わせて2K Bostonと2K Australiaへと社名を変更していた事から、今回の変更は改めて元の社名に戻ったという形になります。
そこに以前から噂がそこここで囁かれていたMicroProseの名作シミュ「X-COM」の復活タイトルをIrrational Gamesが手掛けているのではと話題になっています。これはsuperannuationから明らかになった2K Australiaの元社員の履歴書から発覚したもので、ここには複数のX-COMタイトルが存在する事が記されています。
この複数存在するX-COMタイトルのうちIrrational GamesがFPSタイトルを手掛け、さらにシミュレーションタイトルはCivilizationシリーズで知られるFiraxis Games(2005年にTake-Twoにより買収)が担当しているとも噂されており、これが実現すればKen Levine氏とシド・マイヤー御大によるX-COMブランド復活という夢のような共演が見られる事になります。
この噂についてIrrational Gamesのボスでシナリオやプロデューサーとして素晴らしい作品を産み出してきたKen Levine氏はGame Informerの2月号で「私はYesともNoとも言う事ができません。私が言える事はあなたが読むこれらの全てを信じないで下さい。」と否定でも肯定でもないコメントを寄せています。
昨年7月に当サイトがオープンした際の記念すべき最初の記事がKen Levine氏の未発表タイトルに関するプロジェクトのニュースでした。こちらの未発表タイトルがX-COMタイトルであるのかは明らかになっていませんが、このプロジェクトはシュータータイトルだそうで”Project Icarus”と呼ばれており、既にプリプロ段階に突入した事も報じられています。GI誌では同プロジェクトのアートディレクターを務めるNate Wells氏がイカロスとKen Levine氏を重ね合わせ、”正気ではないような志”を実現しようとしていると表現しています。
さらにIrrational Gamesは今月12日に公式サイトもオープンしBioshockの海底都市ラプチャーを作りだした天才科学者アンドリュー・ライアンそのまんまなKen Levine氏がユーザーに対してメッセージを用意、ファンに向けて大規模なコミュニティコンテンツもリリース(なんと業績あり)し、さらにポッドキャストも開始されました。このポッドキャストでは、既にキャンセルされたゾンビシューター「Division 9」の事や今後のリリースタイトルに関するボツアイデアを披露したりと、非常に活発な動きを見せ始めています。
さらにこういった動きに併せてKen Levine氏もプロモーションにかなり力を入れており様々なメディアに登場しインタビュー等に応じています。その中で同氏は新作のアナウンスがPAXとGDC以降であること、しかしPAXを初めとするユーザーコミュニティを非常に重要視している事、さらには2009年のゲームタイトルが非常に豊作であった事(※”Red Faction: Guerrilla”、”King’s Bounty: Armored Princess”、”Assassin’s Creed 2″、”Dragon Age: Origins”、”Borderlands”を例に挙げています)、今年はBioShock 2、Mass Effect 2、Master’s of Magic、さらにシド・マイヤー氏のFacebook用のCivilizationタイトルに注目しているそうです。
さらにこれらのインタビューではBioshock 2との今後の関係性等についても触れられていますが、Ken Levine氏は一定の距離を置いたスタンスを以前より貫いており、どうもそれは今後も変わらない様子。あくまで自分達がBioshockフランチャイズを作ったスタジオであるというだけの関係性しかないと述べています。まだ作品の内容もWebで見られる程度の数分の物しか目にしていないそうで、ベータもプレイしないのだそうです。もちろんリリースされれば1ファンとしてプレイすると語っていますが、ここにはかつてIrrational Gamesに在籍しており現在は2K MarinでBioshock 2の開発を進めている5人のコアメンバーの移籍が関係しているとも言われています。
いずれにしても新しいタイトルへの準備に焦点を合わせている事に違いないKen Levine氏率いるIrrational Games、すでに様々な情報が公式サイトからも発信されており、今後も目が離せないデベロッパとしてさらなる成長を果たしそうです。
これまでFallout 3やGrand Theft Auto IIIが発売禁止になり、最近ではModern Warfare 2やLeft 4 Dead 2など人気タイトルで立て続けにレーティングに関する問題が起こったオーストラリアですが、昨日PS3専用タイトルである「God of War III」がMA15+の評価を受けレーティング審査を通過した事がわかりました。修正の有無についての詳細は分かりませんが暴力表現の多いとされるGoWIIIがリリースを迎える事はオーストラリアのゲーマーにとって嬉しい知らせなのではないでしょうか。
最近ではオーストラリアで18歳以上向けのレーティングクラスが存在しない事から、18歳以上向けのレーティング新設についてを反対派、賛成派がラジオで討論するなどレーティングについて国全体で考えていこうという活発な動きも見られています。今後このレーティングに関する問題がどのように推移していくのか非常に気になるところでもあります。
国内でのリリースも間近のシリーズPS3専用タイトルGod of War IIIは3月25日発売の予定となっています。
今月13日(現地は12日)にカリブ海のハイチを襲ったマグニチュード7.0の大地震は死者が20万人に達するとも見られる大規模災害となってしまいました。各国からの支援や募金活動が展開される中、Haloシリーズで知られるBungie、ミニゲームやWebゲームで知られるPopCapとZyngaが支援活動を開始した事が明らかになりました。
Bungieは”Be a Hero“と銘打ったキャンペーンを展開、同社が運営するBungie Storeで19.99ドルのTシャツを販売し、その売り上げを米赤十字に全額寄付する事を発表しました。またHalo 3とHalo 3: ODSTのマルチプレイヤーにゲーム内でハイチ支援の意志を示すエンブレムの装着を進めており、1000プレイヤー毎に100ドルづつ米赤十字に寄付する事を明らかにしました。なお、上限は77,000ドルとされています。
プラント vs. ゾンビなどで知られるPopCapは16日(現地)の間PopCap Storeで購入されたタイトルの売り上げ全額を”Partners In Health“に寄付することを明らかにしました。※PopCapへのlinkは通常日本サイトにリダイレクトされており、国内での対応の詳細は不明です。
さらにFacebookやソーシャルメディア上のゲームを多く手掛けるZyngaはハイチに対するフレンド紹介キャンペーンを展開、その売り上げの100%を国連世界食糧計画(WFP)に寄付するとしています。さらに同社は既にFacebook上で運営中のタイトル「FarmVille」で寄付イベントを行っており、ZyngaのCEOを務めるMark Pincus氏の報告によると既に70万ドルに達する寄付を調達し、FATEMとFonkozeに寄付した事が明かされています。
お馴染みValveのボスGabe Newell氏が今年3月に開催されるGDC(Games Developer Conference)でPioneer Awardを受賞する事が明らかになりました。この賞はMagnavox社でOdysseyを産み出しビデオゲームの祖となったRalph Baer氏や、テトリスを発明したAlexey Pajitnov氏が受賞している名誉ある賞です。今回の受賞はデジタル流通のフロンティアであり、巨大なプラットフォームとして成長したSteamの運営と成功が高く評価された物です。
さらにHalf-LifeシリーズをはじめPortalやTeam Fortress 2など、ゲームの歴史の中で非常に重要なポジションに位置するタイトルを世に送り出してきた事も認められたようです。来るGDCでも様々な発表やサプライズが用意されていると思いますが、この大きな受賞に併せてエピソード3の発表などが行われると最高ですね。
本日SCEAのコミュニケーションディレクターを務めるPatrick Seybold氏から出されたプレスリリースから、PS3用のモーションコントローラが今年の年末までにリリースされる事が明らかになりました。同氏は「今年はMAG、God of War IIIのローンチ、3D映像対応、そして新しいモーションコントローラーによりユーザーは新しいゲーム体験を手に入れる事になるでしょう」と述べています。
これで非任天堂モーションコントローラ戦争はとうとうPC向けの役者も表れて、いよいよ年末に向けて佳境を迎える事になりそうです。今年の大規模なゲームショーは各社のモーションコントロール対応で賑やかになりそうですね。
GTAシリーズやBullyなどクオリティの高いタイトルで知られるRockstar Games、現在は「Max Payne 3」と「Red Dead Redemption」の開発が進められており、GTAの新プロジェクトもどうやら進められているようで、多くのファンの期待を集めています。
そんなRockstar Gamesに何やら穏やかでない噂がここ数日噴出しています。匿名の内部情報、及び同じく匿名の元Rockstar Gamesの従業員によると、Red Dead Redemptionの開発が既に6年を越えており非常に困難である事、そしてその状況とリンクしてかまだリリース時期のはっきりしないMax Payne 3の制作が過酷を極める環境にあるとの悲痛な叫びが吐露されています。これに併せて労働環境の改善を求める動きも実際に見られる状況になっているようです。
まず開発期間が6年を越えたとされるRed Dead Redemptionのトラブルについては、Wedbush Morgan証券のアナリストMichael Pachter氏が分析を寄せています。同氏によると2004年3月にリリースされた前作Red Dead Revolverからざっくりと4年程度の開発が進められていると過程しても、人件費を含めた年間のスタジオ運営に1000万ドル程度が必要であり、おそらく全体の開発費が既に4000万ドルは下らないと予測しています。ここから導き出される回収可能な売り上げラインがおよそ8000万ドルになるとの事。これはおよそ175万本のセールスにあたり、さらに利益を得るためには1億6000万ドル/350万本の販売が必要になるのではとされています。
さらにこの問題に対してRockstarに問い合わせを行った所、Red Dead Redemptionの販売目標は400万本から500万本だとの事で、さらに同社がRed Dead Redemptionで目指している事は利益を得る事では無く、開発を担当しているサンディエゴスタジオがトリプルAタイトルを制作可能である事の証明にしたいとの目標が明らかにされました。
さらにこのRed Dead Redemption問題に並行して、Max Payne 3を担当しているバンクーバースタジオでは過酷な労働環境が問題となっており、匿名の内部職員をはじめ、従業員の家族、さらに元従業員などから同様の訴えが挙がっています。それによると2010年8月をリリース目標として進められているMax Payne 3は最近ストーリーが大きくリライトされ、これを合わせ既に3回の大きなリライトが行われたそうです。この状況でも開発チームは8月リリースに向けてフル稼働しており、一週間に6~7日勤務で14~16時間労働が続けられており、さらにはホリデーシーズンの休暇も取り消されたとの事です。
ゲーム開発の過酷さはよく取り沙汰される問題ではありますが、どうやらRockstarレベルのデベロッパでも例外ではない様ですね。しかしRed Dead RedemptionもMax Payne 3の両方とも素晴らしい期待作である事に違い無く、Rockstarの達成するクオリティが毎回素晴らしい物である事も間違いありません。開発期間の肥大化とクオリティの追求などは非常にデリケートな問題ですが、なんとか上手くクリアして素晴らしいタイトルに仕上げて欲しい所です。
Activisionが今月13日、「Modern Warfare 2」の売り上げがついに10億ドルの大台を突破したとのプレスリリースを発表しました。昨年11月10日にリリースされた本作は、発売から5日間で5億5000万ドルを売り上げ、様々な記録を塗り替えたメガローンチを果たしています。ActivisionのボスBobby Kotickは「Modern Warfare 2は私たちの期待を越えて映画産業のセールスを突破し、ゲームの記録を打ち立てました」と明かしています。
さらにイギリスでは2009年のXbox 360タイトルでもっとも売れたタイトルとしてModern Warfare 2が挙げられています。Modern Warfare 2以下にはFIFA 10、Forza Motorsport 3、Assassin’s Creed II、Halo 3: ODSTと続いています。春にはDLCのリリースも予定されているModern Warfare 2、次回作やCoDシリーズの今後も大きく注目されていますが、どのような展開が待っているのか今後も目が離せなさそうです。
Ubisoftは昨日、2010年3月31日で終了する今期の会計年度の売り上げ目標を下方修正した財務予測を発表しました。以前に発表した第3四半期5億4000万ユーロ通年で10億4000万ユーロとしていた目標を第3四半期を4億9500万ユーロ、通年で8億6000万ユーロと20%程度の下方修正を加えています。
予想セールスを下回ったとされる内訳はDSマーケットの減少とトリプルAタイトルであるキャメロン監督の「Avatar: The Game」、さらには”いくつかのカジュアルではないWiiタイトル”が挙げられており、今回の予測を元に「Splinter Cell: Conviction」と「R.U.S.E」のリリースが来期へと延期される事になりました。
期待作である「Splinter Cell: Conviction」の正確なリリース日はまだ明らかにされていませんが、4月リリースの予定ではあるようです。UbisoftのボスYves Guillemot氏はAssassin’s Creed 2等、成功したタイトルがいくつかあったにも関わらず目標に達することが出来なかったと発言しています。特にDS市場の縮小はUbisoftを大きく襲ったようで、前年比50%程度にしか達しなかった模様です。
またDS市場の縮小に反して大作志向のハイクオリティなタイトルのセールスが好調で、来期は改めてXbox 360とPS3のフランチャイズを強化していく事を明らかにし、2010~11年度のラインアップの初期情報として、Splinter Cell: Conviction、Ghost Reconの新作、Prince of Persia: The Forgotten Sands、Driver、Raving Rabbids 4、Assassin’s Creedの新エピソードなどを発表しています。
以前マリオ新作「New スーパーマリオブラザーズ Wii」の国内セールスが歴代シリーズの中でも上位であることをお伝えしましたが、国外でのセールスも非常に好調のようです。
先日VGChartzが単一コンソールで最も早く1000万に達する記録をNew スーパーマリオブラザーズ Wiiが更新したと発表し、以前Grand Theft Auto: San Andreas(PlayStation 2)が10週で達成した記録を8週に縮めたとの事です。
現在New スーパーマリオブラザーズ Wiiは、北米で450万本、日本で290万本、その他の国では290万本の本数を出荷しているとの事で、収益は6億1000万ドルにも及んでいます。まだまだ売り上げも伸び続けている新作マリオ、今後新たにどんな記録を生み出すのか非常に楽しみです。
昨日Warner Bros. Interactive EntertaimentがFEARシリーズでしられるMonolith ProductionsとBaldur’s Gate: Dark AllianceシリーズやDeath Tankで知られるSnowblind Studios、さらにSurreal Softwareの3スタジオに及ぶレイオフを敢行したことを発表しました。なお、レイオフの規模は明らかにされていませんが、ワーナーは「私たちは小さな機能の為に多くのリソースを持っていました」とGamasutraに明かしており、あくまで整理の一環だった事を強調しています。
近年の高性能なハードウェアでのタイトルにおける開発費の肥大化は様々な場所で論じられてきた大きな問題でありますが、マルチプラットフォーム開発もこれに輪を掛けて開発費の爆発を産んでいます。エンターテイメント産業のアナリストグループであるM2リサーチが調査した結果によると、現在のマルチプラットフォームタイトルの開発に必要な予算は1800万ドルから2800万ドル(日本円で約16.4~25.5億円)の間が平均的な経費である事が明らかになりました。さらにM2はシングルプラットフォーム開発が平均的に1000万ドル(9億円)を下回っている事も付け加えています。
また、4000万ドル(36.4億円)を越える大作の存在も多く確認される事が特徴として挙げられており、例としてGran Turismo 5がの開発費が推定6000万ドル(54.6億円)、Modern Warfare 2では5000万ドル(45.5億円)の開発費が必要だったとされています。調査結果にはコンソールの変化によって開発費がおよそ2倍から3倍近くまでふくれあがった事が記されています。今後もますます膨らんでいくであろう開発費の問題ですが、今年はソフトの単価が下がる傾向にあるとの予測も出ており、新ハードの登場などにも絡んで今後も重要な問題となっていきそうです。
UPDATE:1月13日15:10
GI誌のスキャン内容から新たな新要素などが明らかになってきました。現在は次の様な内容が盛り込まれる事になっています。
- 本作はHalo 1の数日前の出来事を描いている
- Bungieは大規模な戦闘について話している
- 戦場ドキュメンタリのようなカメラワークと演出
- Halo 1のようにシールドバーが無くなるとHPバーが減る
- 新しくMarsman Rifleが用意された、これはSniperライフルとバトルライフルの中間性能
- Plasmaピストル、ソード、ニードル射出機も登場
- fragとplasmaグレネードが再登場
- アーマーアビリティーで装備を替えられる
- 4つのキャンペーン
- 2人用Co-opプレイ、画面分割でプレイ可能
- 16人マルチプレイデスマッチ
- 録画が可能
以下、UPDATE前の本文となります。
2010年のNo1ビッグタイトルとして期待と注目を集め、昨年末開催されたVGAで華々しいデビューを飾った「Halo: Reach」、海外のメジャー情報紙でも特集記事が続々と掲載される運びとなり、まずお馴染みのGame Informer紙から新要素や登場キャラクターに関する情報が明らかになってきました。今回の記事で本作の主人公達が姿を現し、6人から構成される”Noble Team”の存在が明らかになりました。チームメンバーの詳細は次のようになっています。
・Carter:Noble Teamのチームリーダー
・Kat:女性スパルタンの副リーダー
・Jorge:ヘビーウエポンのスペシャリストでチームで只一人の2世代目スパルタン
・Emile:ステルスキャラ
・Jun:スナイパー
また特集では新ビークルの外観やHalo 3からのクオリティが大幅に上がったモデルの比較、プレイの様子などが映し出されており、レンダームービーと疑われたデビュートレーラーを遜色のないクオリティが確認できます。
さらにGame InformerではHalo: Reach特集の一環としてBungieのカークランドスタジオに突撃、クリエイティブディレクターを務めるMarcus Leht氏始め多くの開発者達がスタジオ内で本作の魅力について様々語っています。これまでノーティやValve、4A Games等ご紹介してきましたが、これまたどことも雰囲気が違ってクールなプロフェッショナル集団的な香りがぷんぷんと立ちこめています。
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