3月のGDCで催されたValveのCGabe Newell氏のパイオニア賞受賞式で、GLaDOSによる会場ジャックが行われ多くのファンが驚きと喜びに沸いたのもつい先日の様に思えますが、今月開催されるE3の前夜6月14日にはロサンゼルスのリーガルシアターで「Portal 2」イベントが予定されています。
これはValveがプレス向けに発送した招待状から明らかになったイベントでしたが、昨晩プレス向けにイベントの変更に関する知らせがアパーチャサイエンス社からメールで届けられました。そこにはアパーチャサイエンス社がValveと提携した旨が記されており、Portal 2イベントをキャンセルし、イベントはサプライズに置き換えられると書かれてあります……。え?
なおアパーチャサイエンス社は、Portal 2の新情報についてE3のValveブースにて展示しているので、詳しくはValveのDoug Lombardi氏に問い合わせて下さいと、何やら知らぬ存ぜぬな態度を見せています。
相変わらず虚実入り交じるトリッキーな演出が光るValveですが、一体6月14日のイベントでは何が行われるのか?Portalに登場する架空の企業アパーチャサイエンス社とValveの提携が何を意味するのか、ブラック・メサ社との絡みも考えると、フェイク騒ぎも見られた本命のサプライズが姿を現す事になるのか……大いに期待して6月14日を待ちたいと思います。
先ほどイギリスの販売チャートが発表され、先週に引き続いてRockstarの最新作「Red Dead Redemption」が1位に立った事が明らかになりました。2位には格闘ゲームのUFC 2010: UNDISPUTEDが登場、その他相変わらずのJust DanceとWii Fit Plusが強い安定感のあるトップ10となりました。
なお、Modern Warfare 2がまだTop10圏内に残る中、Battlefield: Bad Company 2が順位を落とし圏外へ、リリースされたばかりのObsidian開発の最新作Alpha Protocolは13位と奮わず。穏やかでない話も聞かれるAlpha Protocolの動向はFalloutとの絡みもあって来週以降の動きも気になる所です。上位10タイトルの詳細は以下でご確認下さい。
- 1位:Red Dead Redemption (Rockstar San Diego, Rockstar)
- 2位:UFC Undisputed 2010 (Yukes Interactive, THQ)
- 3位:2010 FIFA World Cup 2010 (EA Sports, Electronic Arts)
- 4位:Just Dance (Ubisoft, Ubisoft)
- 5位:Wii Fit Plus (Nintendo, Nintendo)
- 6位:Split/Second: Velocity (BlackRock Studios, Disney Interactive)
- 7位:Call of Duty: Modern Warfare 2 (Infinity Ward, Activision)
- 8位:Prince of Persia: The Forgotten Sands (Ubisoft, Ubisoft)
- 9位:Lost Planet 2 (Capcom. Capcom)
- 10位:Wii Sports Resort (Nintendo, Nintendo)
CVGによるとNinja Theoryが開発を手掛ける新作「Enslaved」の開発が既に終了し、現在ブラッシュアップ等の調整段階に入った模様で、かなり順調に進められている様です。
これはNamco Bandai PartnersのVPを務めるOlivier Comte氏が発言したもので、すでに磨き上げの作業に忙しい事を明らかにしたComte氏はEnslavedの仕上がりについて「非常に楽観視している」と発言、全てが予定通りだと述べ、EnslavedがNinja Theoryの最良のゲームだと自信の程を顕わにしています。
またEnslavedがバンダイ・ナムコにとって優先度が最も高いタイトルで、今後のフランチャイズを構築していくタイトルになると発言しています。この進捗を考えるとE3に始まる各種イベントでは多くの具体的な情報が明らかになりそうなEnslaved、デビル・メイ・クライシリーズとの関連も噂されるNinja Theoryですが、どうやらデベロッパにもゲーマーにとっても今後の展望を占う重要な試金石となりそうです。
映画のベスト○○や人気の○○などでよく見受けられる英Empire誌の企画ですが、先日ゲームキャラクターの人気投票が行われ、その頂点にゴードン・フリーマン博士が選ばれた事が明らかになりました。
これはユーザーの投票により選ばれた物で、フリーマン博士はマリオやララ・クロフト、リンクといった競合を押さえて一位に選ばれています。が……ちょっと全体的に順位付けに関するコメントが荒れている様子。
しかも下位を覗いてみると、3位に懐かしいSystem Shockの暴走人口知能”SHODAN”がランクインし、4位にはPlanescape: Tormentの記憶喪失主人公”The Nameless One”が登場しています。いや確かに、確かに”SHODAN”はTerri Brosiusによる怖可愛いバグり気味の声と全能ぶりはGLaDOSの原型とも考えられる重要な萌えキャラですし、死ぬ度に記憶を無くすやっかいな体質を持った”The Nameless One”も作品のユニークさもあって非常に魅力的なキャラクターですが……さすがに3位4位は無いんじゃなかろうか……。
なかなかツッコミ所の多いランキングとなっていますが、そういう事を踏まえてもなかなか興味深いランキングとなっています。という事で、人気キャラクター上位11人の顔ぶれは以下!
- 1位:ゴードン・フリーマン博士(Half-Lifeシリーズ)
- 2位:マリオ
- 3位:SHODAN(System Shockシリーズ)
- 4位:The Nameless One(Planescape: Torment)
- 5位:ララ・クロフト(Tomb Raiderシリーズ)
- 6位:リンク(ゼルダの伝説シリーズ)
- 7位:Guybrush Threepwood(The Secret Of Monkey Islandシリーズ)
- 8位:マスターチーフ(Haloシリーズ)
- 9位:レミングス(レミングスシリーズ)
- 10位:セフィロス(ファイナルファンタジーVII)
- 11位:ミンスクとブー(Baldur’s Gateシリーズ)
先日Namco Bandai Partnersの副社長を務めるOlivier Comte氏がDRMについて触れ、Ubisoftが選択した常時ネット接続を求める新しいDRMを”良い戦略”と発言しました。
ちょうどBlizzardの共同創立者であるFrank Pearce氏が著作権侵害との戦いを”勝ち目のない戦い”と発言したばかりですが、やはり著作権侵害に対する”十分に効果的な”打つ手が無い現状では、やはりよりハードな拘束に向かう以外に道はないのでしょうか。
Comte氏は常時接続を求めるDRMに対し「率直に言って、今日有効な選択肢が無いという意味で、1つの良いアプローチだと思います」と発言、これ以外に道が無いと述べた氏は同時に、どうやってもクラックされる事を避けられないとも発言しています。しかもそれがリリースよりも数時間も早く行われる事をつけ加えています。
しかしDRM絡みの本来不要である筈のトラブルも頻発しており、最近では購入ユーザーのプレイにも影響する問題に拡大している様に見受けられます。今後バンダイ・ナムコはヨーロッパでの”Test Drive Unlimited 2″と”The Witcher 2: Assassins of Kings”という非常に期待度の高いタイトルのリリースを控えており、こういった人気タイトルへの影響ももはや無視できない状況となっている様です。
この短編映像作品はアイルランドの映像アーティストCormac Kelly氏が手掛けた作品で、Darklight映画祭で開催される”4日間で作られた映画”部門への出展の為に製作された映像作品です。この作品はドキュメンタリーとして作られており、近年ますます境界が曖昧になる現実と仮想空間のキャラクターをモチーフに、World of Warcraftのキャラクターとそれを演じるプレイヤーの関係に見られる日常を描いた物。
映像では現実の自分とキャラクターの自分について語るプレイヤーの言葉が、現実世界の姿をWorld of Warcraftのキャラクターと差し替えた映像で語られ、その不思議な関係性が静かに描かれています。この2つの姿が鏡を通じて交差する時に感じる不思議な現実感が何を意味するのか、我々ゲーマーには見つめる意義のある内容と感じられます。
それにしても4日でこれが出来上がるとは、近年のマッチムーブの精度とレンダリング技術の革新は目を見張る物があります。たとえいかにもポリゴンらしいオブジェクトでもライティング次第でここまでリアルに見える物かと、そちらの面でも改めて感心しました。
Guerrilla Gamesが開発中の期待作「Killzone 3」、ゲームが非線形な物になりスケール感が大きくアップした本作はすでにデモンストレーションも行われ、素晴らしい迫力に満ちたプレイであった事が報じられています。
これまでKillzoneは物語に深みが足りないとも指摘されてきましたが、どうやら今作ではここも大きく改善される事になりそうです。本作のプロデューサーを務めるSteven Ter Heide氏が海外情報サイトBitmobのインタビューに登場し、本作の物語が大きく強化される事を明らかにしました。
Heide氏によるとUnchartedの成功を参考に本作ではハリウッド俳優の採用を決めたとの事で、近年のUncharted 2とGod of War IIIの成功に大きくインスパイアされた事を述べた氏は、特にUncharted 2の物語のデザインに感銘を受けた様で、これまで弱いとされた本シリーズの物語を、演技力の向上を原動力にする事でより良いストーリーテリングを実現すると発言しました。
そしてHeide氏は前作の開発チームと大きくそのメンバーが変わった事を明かし、新たに参加した開発者と何人かが去る中、新たなライターが参加している事を明言、こちらも同様に強化改善が行われる事を示唆しています。
先週、レイマンやラビッツの生みの親であり、Beyond Good & Evil 2を開発中とされていたデザイナーのMichael Ancel氏がUbisoftを退社し、自らスタジオを立ち上げるとの噂が聞かれ、Beyond Good & Evil 2の進捗と今後について真偽の程が心配されていましたが、Ubisoftフランスがこの噂に対して「完全な間違い」と発言しました。
これはフランスの情報サイトGameblog.frがUbisoftフランスに電話で確認した物で、Ubisoftは依然Beyond Good & Evil 2は開発レールの上に乗っており、その姿を見せる為にE3は良い機会だろうと発言しています。
今の所公式なアナウンスがあったわけではなく、確実な情報と言えないかもしれませんがE3でその真偽が確認出来そうです。できればそろそろラビッツの新作も……見たい所。この噂が要らぬ心配で終わる事を望みます。
ジェリー・ブラッカイマー氏が製作を手掛けるプリンス・オブ・ペルシャの映画「Prince of Persia: The Sands of Time」が先週5月28日から公開され、週末の4日間でチケット販売が3780万ドルに達したとの事。これにより今週の売り上げ1位を記録した”Shrek Forever After”の後につけた”Prince of Persia: The Sands of Time”が週間成績で2位に立った事が明らかになりました。
このオープニングはビデオゲーム映画としてTomb Raiderとポケモン映画の1作目に次いで、3番目に大きな興行収入との事で、今後の興行成績も期待が出来そうな滑り出しとなりました。
当サイトが最も期待するタイトルの1つ「Epic Mickey」、Deus ExやThiefなどの生みの親であるウォーレン・スペクター氏率いるJunction Point Studiosが開発中の本作では、世界で最も有名なキャラクター”ミッキーマウス”の再創造が行われ、さらに初期ディズニーの重要キャラクターであり、版権トラブルで80年近くユニバーサルに権利が奪われていた”しあわせうさぎのオズワルド”のおかえりが果たされます。
そんな本作の存在が明らかになったのはコンセプトアートの流出による物で、最初に現れたその姿はとてもミッキーとは信じがたい禍々しくも可愛らしいスチームパンクテイストに溢れる物でした。後に公式発表を迎え、ゲームの概要などが明らかになり始めた時にはこのスチームパンク要素はほぼ影を潜め、よりオールドスタイルのミッキーを意識させるいたずら好きでキュートなアートワークに変化していました。しかしフランスのゲーム情報サイトがなんと初期コンセプトアートに沿ったEpic Mickeyが作られており、E3で姿を現すとの記事を公開しました。
現段階では詳細ははっきりしておらず、噂の域を出ない内容なのでこれが完全なやり直しなのか、それともスチームパンクテイストを保持するステージやゲーム内容が登場すると言う事なのか……真偽の程はどうやらE3を待つしかなさそうです。しばらく続報が無かったEpic Mickey、今からその登場が楽しみでなりません。
大好評のうちにベータテストを終えた「Halo: Reach」ですが、現段階での仕上がりはゲーム性のみならず本当に素晴らしく、特に刷新されたエンジンはPS3でUncharted 2やGod of War IIIに見られた技術革新と同等の物とも評され、安定性や表現力共に素晴らしい仕上がりを見せています。
Halo: Reachは現在9月のリリースに向けブラッシュアップが進められていますが、Bungieの公式blogにて、これまでベータテストで確認されたクライアントの大部分が仮の物である事が明かされました。
ベータ段階であれほど完成度が高かった物が仮の物と言うのもにわかに信じがたい話ですが、Bungieは実際にリリースされるビルドがユーザーの期待値を巨大な拳によるアッパーカットで宇宙まで吹っ飛ばす程に素晴らしいと表現、相当な自信を明らかにしています。
blogによると新ビルドの構築はかなり早いスピードで進められているとの事で、この新ビルドにより惑星Reachは本当に生きているかのような様相を見せ始めており、空間が只のプレイスペースでは無く、意味をもつ空間に生まれ変わっているとの事。
そしてこれらの進化を明らかにするプランがある事を明かし「話す事は実にたやすい、私は百聞は一見にしかずという事をよく理解しています」と、これらを実際にアナウンスする事を楽しみにしていると記しています。投稿の最後にはE3がもうすぐ行われる旨が記されており、E3でのサプライズに期待せざるを得ません。
恐らくこの内容を見るに、オブジェクトやレベルをさらにリッチにする事でリアリティが大きく増加する様な内容かと思われますが、今回の新エンジンではテッセレーションなども独自に実装されており、シングルキャンペーンなどは相当に表情豊かな物になる事が予想されます。
ベータテストでは入力関係のレスポンスも素晴らしく、フレームレートもかなり安定した上で、かなり重い処理を実現していたHalo: Reach、オブジェクトブラーが逆方向に掛かるといった微調整の必要な箇所もありましたが、その辺りの仕上がりもさらなる向上を見せるのか、本当に登場が楽しみです。
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