毎週お馴染みGfK調査によるイギリスの週間ソフトウェアセールスチャートが発表、この数週間でリリースされた新作タイトル達の上位ランク入りはほぼ振るわず、ラテン系のフィットネスタイトル「Zumba Fitness」が遂に3週目の首位を獲得したことが明らかになりました。
このほか印象的なところでは、先々週リリースを迎えたトランスフォーマーシリーズ最新作Transformers: Dark of the Moonが17位から6位に浮上、初登場となるResident Evil: The Mercenaries 3DとUFC Personal Trainerはいずれも20位から漏れる結果となっています。
その他お馴染みのタイトルが並ぶ上位20タイトルの詳細は以下からご確認下さい。
かつてWarcraft IIIの人気Mod“DotA”(Defense of the Ancients)の開発を手掛けたIceFrog氏がValveで開発を進めている新作タイトル「Dota 2」ですが、幾つかの情報がIceFrog氏のblogなどから登場する程度でまだゲームの概要や新情報は報じられておらず、Dotaのシステムを受け継ぐ直系の後継タイトルで、ソーシャル的なメンターシステムの搭載や、新しいバージョンのソースエンジンを利用していることなどが明らかになっています。
そんな中、8月17日から開催されるgamecom 2011の公式サイトからValveがストラテジータイトルを出展するとの表記が発見され、遂にDota 2がお披露目されるのではと話題になっています。
また、先日Team Fortress 2がF2Pに移行した経緯から、Dota 2も同様に基本無料プレイタイトルとしてリリースされるのではないかとの噂がまことしやかに囁かれている状況にありますが、先日ValveのRobin Walker氏がGamersbookのインタビューに応じ、今後のValveタイトルに関する無料化の動きに言及し、今後の多くのValve作品がF2Pタイトルに移行すると仮定することは危険だと発言、課金モデルはValveが常に注視し取り組んできたものではないと明言しました。
そろそろ具体的な続報が登場してもおかしくないDota 2、一体どんな形で私たちの前に姿を表すのか、続報に期待です。
昨晩G4TVやGameTrailers、USA Today、IGNなどお馴染みの海外メディア35団体から構成されるGame Critics Awardsの“Best of E3 2011”が発表され、総合部門を始め計4部門でIrrational GamesのBioshock新作「BioShock: Infinite」が受賞を果たしたことが明らかになりました。
先日はGameTrailersのE3 Awardsでも総合ベストを始め多くのに部門に選出されたBioShock: Infiniteですが、Game Critics Awardsではノミネートされた4部門全てがベストタイトルに選ばれており、Ken Levine氏の新作にかかる期待と革新性が本物であることがひしひしと感じられます。
その他BethesdaのTESシリーズ新作「The Elder Scrolls V: Skyrim」が2部門を受賞、ホリデーシーズンの直接対決に注目が集まるアクション部門では“Battlefield 3”が“Call of Duty: Modern Warfare 3”を下し、ハードウェア部門ではPlayStation Vitaが受賞を果たすなど、今後の動向を含め非常に興味深い内容となっています。
以下全部門のノミネートタイトルと受賞作品の紹介となりますが、リスト1つ目の強調表示されたタイトルが受賞作品で、以下がノミネートとなっています。
本日カリフォルニア州で2005年に承認を受けて以来、6年に渡って争われてきた未成年への暴力ゲーム販売を規制する州法“AB 1179”に米連邦最高裁が違憲判決を下したことをお伝えしましたが、早速この法案作成を手掛けたカリフォルニア州の上院議員Leland Yee氏が今回の判決に強い批判を示しました。
Leland Yee上院議員は今回の判決について、米連邦最高裁がアメリカの子供達に対する関心よりも企業国家としての利益を優先すると語ったに等しいと述べ、最高裁の判決によって、子供達の精神的な健康と国民のコミュニティにおける安全を犠牲にし、ウォルマートとビデオゲーム産業は今後数十億ドルの利益を生み出し続けるだろうと発言、ビデオゲーム産業が親の権利と子供達の安寧の上に利益を置くことはシンプルに悪い事だと強く批判しています。
また、裁判に関わる8年間の間に行われた法廷闘争が多くの親や祖父母達にこの問題を意識させることに成功し、この問題意識を基に適切にゲームを評価することで、結果ビデオゲーム産業がより良い取り組みを果たすようになったと確信していると、長きに渡る争いが無駄ではなかったと示唆しています。
米連邦最高裁の違憲判決によって、しばらくは落ち着きを見せるであろうビデオゲームにおける暴力表現の規制ですが、Yee上院議員の主張が本来争われてきた表現の自由に関する是非から、ビジネスにおける二元的な善悪に(よくある)すり替えを見せていることや、先人であるハリウッド映画が体験したヘイズ・コードの台頭と衰退、そしてそれに纏わるコンテンツの変化を鑑みれば、まだまだゲーム産業にもこれから多くの乗り越えるべき試練が待ち受けていることは間違いありません。
久しぶりのシリーズ新作ながら、ばっちり前作からの続きが描かれる「Driver: San Francisco」ですが、本日開発を手掛けるUbisoft Reflectionsのデベロッパーズダイアリーが公開、8月30日のリリースに向けオープンワールドのゲーム性や主人公を務めるターナーと宿敵ジェリコにスポットを当て、大きく進化したゲーム性とドラマチックな展開をアピールしています。
E3の開催やESRBレーティングなどでお馴染みのビデオゲーム業界団体Entertainment Software Association(以下:ESA)が6年間に渡って争ってきたカリフォルニア州の暴力ゲーム販売規制法案ですが、去年の11月2日に最高裁で行われた口頭弁論に始まった審理を経て、昨日遂に米連邦最高裁がこの法案に対し、言論の自由を侵害する違憲なものだと判断を下したことが明らかになりました。
未成年に対して暴力ゲームの販売を規制するこの法案は2005年にカリフォルニア州のLeland Yee上院議員によって記されたもので、当時州知事を務めていたアーノルド・シュワルツェネッガー氏がこれに署名した(現在はジェリー・ブラウン州知事が引き継ぎ)ことからEMAとESAによる裁判が開始され、これまで北カリフォルニア地方裁判所と巡回控訴裁判所での裁判が行われ、いずれも違憲との判断が下されていました。
裁判官9人による票決は7対2だったとのことで、Antonin Scalia連邦最高裁判事は例え未成年の保護を目的としても、カリフォルニアの規制法案は合衆国憲法修正第1条に記された信教、言論、出版、集会の自由に適合するものではないとの見解を示しており、ビデオゲームに改めてアートや映画、文学などと同様の“言論の自由”が適用されるべきであることが米連邦最高裁により保証された形となりました。
なお、11月に行われた口頭弁論ではESAがビデオゲームにおける暴力表現について、非常に冷酷な内容が描かれているグリム童話などを挙げ、白雪姫の毒リンゴ表現や、王妃が焼けた鉄の靴を履かされ、踊りながら殺される結末、シンデレラの姉妹がハトに目をつつかれ、ヘンゼルとグレーテルが魔女をオーブンで焼き殺すなどの残酷な表現など、既存のメディアがビデオゲームと同様の暴力表現が伴うものだと主張しており、Scalia判事も今回の判決ではゲームを遊ぶことと読書が合衆国憲法修正第1条の下で同様の行為だと述べ、作品の表現や良し悪しにおける差異は合憲と違憲の判断に関係するものではないと明言しています。
米連邦最高裁での裁判にあたり、カリフォルニア州側は規制を裏打ちする科学的根拠として、アイオワ州立大学のCraig Anderson教授による暴力ゲームと少年犯罪の間に因果関係を示す研究結果を提示していましたが、今回の裁判ではこれもシンプルに排除。研究は全て因果関係の証拠では無く、あくまで相関関係に基づいたものだとして、暴力ゲームが未成年者に対し積極的に行動を促すことは証明できないと明確な判断が下されています。
という事で、遂に結審したカリフォルニアの販売規制法案の問題ですが、既に海外では様々なメディアやゲーム開発者などからコメントや見解が大量に登場しはじめており、反対派も新しい動きを見せ始めています。
国内での表現規制にも様々なスポットがあたる昨今ですが、今回の米連邦最高裁が示した作品毎に見られる表現の程度は合/違憲に関係なく、“表現の自由”に例外を作ることは出来ないとの判断は非常に興味深いものだと言えそうです。なお、今回の判決に関する北米メディアや開発者の動きについては改めてお知らせいたします。
Haloシリーズでお馴染みのBungieがかつて1994年にMacでリリースし、一躍人気デベロッパへと駆け上がることとなった名作FPS「Marathon」が、新たにiPadでリリースされることが明らかになりました。
これはBungieが直接手掛けているプロジェクトではなく、インディー開発者のDaniel Blezek氏が公開されているソースコードを利用し移植を行っているもので、なんとBungie自らが行ったBlezek氏へのインタビューを公式サイトに掲載し紹介しています。
このiPad版MarathonはBungieスタジオ設立20周年の記念としてBungieから無料でリリースされ、発売日に関する情報はまだ明らかになっていませんが、Blezek氏によるとiPad向けにコントロールやUIに改善が加えられており、オリジナルでは存在しなかったレティクルの追加や、iOSでの操作に併せた調整と共に、コンスタントな30fps動作が実現されているとのこと。
先日Steamで少額課金モデルを採用した5タイトルの基本無料プレイゲームがリリースされて以降、Valveも基本無料プレイタイトルを開発しているとの噂が登場していましたが、なんと今日からValveの人気FPSタイトル「Team Fortress 2」が基本無料プレイタイトルに移行したことが明らかになりました。
すでにDoug Lombardi氏からの発表と共に、公式サイトでもWindowsとMac版のF2P移行を知らせる告知が掲載、無料ユーザーはバックパックのスロット数やアイテムの種類、クラフトやトレード、ギフト機能などに制限を受けることが公式のFAQから判明しています。なお、リテール版ユーザーは自動的にプレミアムアカウントとして扱われるとのこと。
これまでセールスの低迷などビジネス的な側面から基本無料プレイゲームに移行するタイトルが目立つ状況の中で、高い人気を維持したままF2Pへの移行を決めた今回の決定は、Valveがマイクロトランザクションビジネスに本気で取り組む姿勢を如実に表す興味深い事象と言え、同様にF2Pタイトルになるのではと噂されるDoTA 2の動向に改めて注目が集まることとなりそうです。
本日ニューヨークで開催されたアートや教育、メディアや政治など広域な視点からゲーム産業をサポートするイベント“Games for Change”のキーノートにお馴染みゲイブことValveのボスGabe Newell氏が登壇、教育とゲーミングについて基調講演を行いました。
この講演の中でゲイブが「Portal 2」のセールスに触れ、4月18日のリリース以降300万セールスに達したと発言、講演内容の付帯的な言及だったことからプラットフォームや正確な販売本数については明言されませんでしたが、不透明なSteamの売上データにアクセス出来るゲイブの発言として、各所から発表される販売予測よりも確度の高い推定値だと言えるのではないでしょうか。
また、ゲイブがGames for Change会場でJoystiqの質問に応じ、任天堂がE3で発表した新ハード“Wii U”について言及。「Wii Uは前世代のハードよりもかなり強力に見受けられる」と発言、Wii Uのグラフィック機能とCPUのパフォーマンスはValveにとって自社のスケーラビリティモデルに組み込むことが非常に容易だろうと続け、「私たちはいつだって任天堂を愛してきた」と語りWii Uへの強い関心を明らかにしました。
コアなゲームタイトルが多く参入することが明らかになったWii Uですが、ユニークなギミックやゲームシステムを多く擁するValveの参入も実現なるか、今後の動向に期待したいところです。
ヨーロッパ地域の週間セールスチャートなどでお馴染みのGfKとChart-Trackの調査による2010年ヨーロッパ地域におけるゲームタイトルの売上げチャートがデジタル版MCVに掲載され、昨年様々な記録を打ち立てたCall of Duty: Black Opsが627万本以上を販売し、3億3889万ユーロ(約386億円)を超える売上げを叩き出したことが明らかになりました。
2位にはFIFA 11がランクイン、ヨーロッパでの人気が特に高い本作も545万本以上を販売し、売上げは2億2852ユーロを超える記録となっていますが、上位2タイトルと3位以下の記録にかなり大きな差が見られ、近年の市場傾向を如実に示す数字が確認できます。
今回はMCVに掲載された売上げ上位20タイトルのデータに併せて、シェアをベースにしたパブリッシャーのランキング上位10社の情報をご紹介、様々なビジネスの情勢が透けて見える興味深い順位と数字となっていますので興味がある方は是非ご確認下さい。
ここ数年で大型ビデオゲームイベントとして急激に存在感を増している“Gamescom”ですが、今年の「Gamescom 2011」はこれまで同様ドイツのケルンで8月17日から21日に掛けて開催され、多くのパブリッシャーやデベロッパが参加することが既に報じられています。
そんなgamescom 2011の新たなイベント概要と出展企業の最新リストが登場、今年は新たに家族向けのチケットを用意したファミリーデーの開催など、特色豊かなイベントとなっている模様。今回はイベント概要と出展リストの詳細をご紹介します。
GfKの調査による今週の北欧(※ ノルウェー、フィンランド、スウェーデン、デンマーク)セールスチャートが本日発表され、15年振りの凱旋を果たし凄まじい低評価が吹き荒れ、海外メディアと2Kの醜い喧嘩まで始まってしまった「Duke Nukem Forever」が大人の事情など知ったことかと首位を獲得、同じくリリースを迎えた“inFamous 2”が2位に輝き、好調が続くRockstar GamesとTeam Bondiの“L.A. Noire”も3位にランクインしています。
上位はお馴染みのタイトルですが、レゴシリーズやSimsシリーズが異様な強さを見せる北欧市場の上位10タイトルの詳細は以下からご確認下さい。
4月にリリースを迎え、多くのファンに忘れ得ぬ体験をもたらしたValveの「Portal 2」、その魅力に取り憑かれたファンの多さは二次的に出現している多くの立体化やコスプレ、音楽関係のコンテンツなどからも明らかなところ。そんな中、新たなファンメイドのアートワークが登場、素晴らしいアイデアで思い出深いあんな事やこんな事を一枚の絵にまとめています。
今回ご紹介するイメージは多くのネタバレを含む内容となっていますので、プレイ中の方などは特に閲覧にご注意下さい。
2009年12月のiOS版リリース以降、爆発的なヒットとなりコンソールへの進出も果たしたRovioの「Angry Birds」が遂に2億5000万ダウンロードに到達したことが判明、さらに次期プロジェクトの話題も登場しています。
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