前回の第2回特集では、「ディスコ エリジウム」の概要や本質的な魅力、テキストの規模といった情報と共に、スタジオとタイトルの数奇な出自についてご紹介しました。
第3回となる今回の特集は、前回言及した“巨人の肩”の下りに焦点を当て、本作に影響を与えた作品やその背景についてご紹介します。
■ 参考:「ディスコ エリジウム」特集のリンク
- 第1回:傑作と謳われた「ディスコ エリジウム」は何が特別だったのか、発売当時の現象を改めて振り返る
- 第2回:「ディスコ エリジウム ザ ファイナル カット」の基本的な概要と魅力、日本語版のインプレッション
- 第4回:「ディスコ エリジウム ザ ファイナル カット」の基本的なゲームシステムについて
- 第5回:「ディスコ エリジウム ザ ファイナル カット」における“スキル”とは何か?
- 第6回:「ディスコ エリジウム ザ ファイナル カット」の最も奇妙なシステム“思考キャビネット”について
- 第7回:「ディスコ エリジウム ザ ファイナル カット」に登場する個性的な登場人物達と主要な勢力
- 第8回:「ディスコ エリジウム ザ ファイナル カット」のオープンワールド環境と名所について
- 第9回:「ディスコ エリジウム ザ ファイナル カット」に影響を与えた作品について – 後編
- 第10回:「ディスコ エリジウム ザ ファイナル カット」の作品世界“エリジウム”と政治ビジョンクエストについて
なお、ZA/UMは予てから「ディスコ エリジウム」の誕生に影響を与えた作品について数多く言及しており、“The Game Awards 2019”のベストインディーゲーム賞を受賞した際には、ステージに登壇したZA/UMのリードライターHelen Hendepere氏とアートディレクターAleksander Rostov氏が、作品の誕生に影響を与えた先人に対する謝辞を述べ、ロシアの画家ウラジーミル・マコフスキー、ソ連時代に活躍した伝説的ロッカーとして知られるヴィクトル・ツォイ、さらに政治的な教育を施してくれた偉人として、『共産党宣言』の著者であるカール・マルクスとフリードリヒ・エンゲルスの名を挙げ大きな話題となっていました。
(注:このマルクスとエンゲルスに対する謝辞は、当然ながらZA/UMの面々が共産主義者であることを指しているわけではありません。これについてはZA/UMも直接否定していますが、共産主義に対する複雑な思いや政治的に不安定だったエストニアの情勢は「ディスコ エリジウム」に通底する重要なモチーフの一部であり、この謝辞は本作の難解な背景やテーマを紐解くヒントの1つでもあるのです。余談ながら、欧米向けに美化されたエンターテインメントの華やかな場であるThe Game Awardsで共産党宣言の著者を挙げた件について、後のHelen Hendepere氏はステージに登る時よりも降りる時のほうが怖かったと笑って振り返っています)
(※ さらに蛇足ながら、ZA/UMがThe Game Awards会場でマルクスとエンゲルスの名を挙げた僅か2ヶ月後、第92回アカデミー賞の授賞式において、アカデミー長編ドキュメンタリー映画賞を受賞した『アメリカン・ファクトリー』のジュリア・ライカート監督が壇上で『共産党宣言』の著名な最終行“万国のプロレタリア、団結せよ”を引用し、政治的な発言が抑えられがちなオスカーにおいて異例とも言える過激な政治的瞬間として議論を呼ぶことになりました。つまり、前述したHelen Hendepere氏の後の発言は、ハリウッド的な場で共産党宣言を想起させることのリスクを示しているわけです)
先日、パッチ0.9.0のティザー映像をご紹介した「Vampire Survivors」ですが、本日予定通りパッチ0.9.0の配信がスタートし、新キャラクターや実績、新たなチャレンジステージを含む幾つかの新コンテンツを導入したことが明らかになりました。
西部劇にオカルト的なファンタジー要素を加えた独創的なXCOM系ストラテジー“Hard West”の続編として今年3月にアナウンスされ、クローズドベータテストが実施されていた期待作「Hard West 2」ですが、新たにGood Shepherd EntertainmentとIce Cold Gamesが本作の発売日をアナウンスし、SteamとGOG向けに2022年8月4日の海外ローンチを予定していることが明らかになりました。
また、発表に併せて、ゲームプレイのハイライトを紹介する新トレーラーが登場しています。
先日、期間限定イベント“外伝”が開幕した「Apex Legends」ですが、新たにEAが国内外の公式サイトを更新し、“レイス”用の新スキンやバナーフレームを同梱するPrime Gaming会員専用の新たな無料特典“レイス・ロイヤルバンドル”の配布をアナウンス。本日から2022年8月18日まで入手可能となっています。
本日、マルチプレイヤーとゾンビモードのフリーウィークが始動した「Call of Duty: Vanguard|Warzone」ですが、新たにActivisionが国内向けのプレスリリースを発行し、先日報じられた“ターミネーター”コラボの解禁日を発表。7月28日に配信されるアップデートにて実装を予定していることが明らかになりました。
T-800とT-1000を導入するオペレーターバンドルや幾つかのイベントを含むアップデートの最新情報は以下からご確認ください。
本日、Ubisoftが2022-23会計年度第1四半期の業績報告とカンファレンスコールを実施し、Red Stormが開発を率いるOculus VRの専用タイトル「Splinter Cell VR」と基本無料プレイの(Call of Duty: Warzone系)バトルロイヤルマルチプレイヤーFPS「Tom Clancy’s Ghost Recon Frontline」、さらに未発表新作2本のキャンセルを正式にアナウンスしました。
先日、待望のゴールドが報じられた傑作“The Last of Us”のPS5向けフルリメイク「The Last of Us Part I」ですが、2022年9月2日のローンチに期待が掛かるなか、新たにNaughty Dogがフルリメイクのビジュアルやゲームプレイに関する改善、技術的な拡張に焦点を当てる10分強の本格的な新トレーラーを公開しました。
キャラクターモデルやアニメーションの飛躍的な進化をはじめ、環境オブジェクトの微細な破壊を含む高品質な物理演算処理、シネマティックとゲームプレイのシームレスな移行、“The Last of Us Part II”をさらに拡張した敵NPCのAIシステム、キャラクターの動作をより自然でシームレスに繋ぐモーションマッチング技術、新たに追加されたモデルビューワーや多彩な衣装、さらなる進化を遂げる圧倒的なアクセシビリティ機能など、非常に興味深いディテールが確認できる最新映像は以下からご確認ください。
先日、ロビンのキャラクタートレーラーが公開されたオープンワールドCo-opアクションRPG「ゴッサム・ナイツ」(Gotham Knights)ですが、2022年10月25日のローンチが迫るなか、新たにWarner Bros. GamesがSan Diego Comic-Conの開幕に併せて、バットガール(バーバラ・ゴードン)に焦点を当てるキャラクタートレーラーをお披露目しました。
グラップネル・ガンやヌンチャク状に変形するトンファーを利用した近接戦闘、バットラングによる攻撃、幾つかのスキンが確認できる最新映像は以下からご確認ください。
先日、アイアンマンのゲームプレイを紹介する解説映像が公開されたFiraxis Gamesの新作ストラテジーRPG「マーベル ミッドナイト・サンズ」(Marvel’s Midnight Suns)ですが、10月7日の発売が迫るなか、新たに2Kが更なるプレイアブルヒーローの一人“スパイダーマン”(ピーター・パーカー)に焦点を当てる日本語字幕入りトレーラーをお披露目しました。
陽気なピーターの軽口やウェブシューターを利用した戦闘が確認できる最新映像は以下からご確認ください。
先日、今年の“夏季の宴”が開幕した「Destiny 2」ですが、先ほどBungieが本作の新展開を予告する謎のティザー映像を公開。日本時間の8月24日に何らかのお披露目を予定していることが明らかになりました。
不気味な“目撃者”が姿を見せる吹き替えティザー映像は以下からご確認ください。
先日、“Wonder Boy: The Dragon’s Trap”と“Baeloth’s Gladiators of the Black Pits Pack”の期間限定無料配布を実施したEpic Gamesストアが、新たに基本無料プレイのファンタジーショップ経営シム「ショップタイタン」向けの期間限定リワードとBlackmill Gamesの第一次世界大戦シューター「Tannenberg」の期間限定無料配布を開始しました。
“ショップタイタン”向けの限定コンテンツと“Tannenberg”の無料配布は7月29日までとなっていますので、気になる方は早めに入手しておいてはいかがでしょうか。
先日、多彩なボス戦のゲームプレイ映像をご紹介した「Teenage Mutant Ninja Turtles: The Cowabunga Collection」ですが、新たにKonamiがコレクションの発売日をアナウンスし、2022年8月30日にPS4とPS5、Xbox One、Xbox Series X|S、Nintendo Switch、PC Steam向けの海外ローンチを予定していることが明らかになりました。
また、発売日の決定に併せて多彩な収録タイトルとゲームプレイのハイライトを紹介する新トレーラーが登場しています。
先日、新章“ハイ・アイル”の配信がスタートしたMMORPG「The Elder Scrolls Online」ですが、新たにスペインの公式Twitterが幾つかの統計情報や最新のユーザーベースを報告し、今年で8年目を迎えた“The Elder Scrolls Online”の累計プレイヤー数が2,100万人に到達したことが明らかになりました。
先日、Darkest Dungeon系の戦闘システムを紹介するゲームプレイトレーラーが公開されたZen Studiosの新作「Circus Electrique」ですが、新たにZen StudiosとSaber Interactiveがプレスリリースを発行し、本作の発売日を正式にアナウンス。PC(Steam/Epic Gamesストア)とPS5、PS4、Xbox One、Xbox Series X|S、Nintendo Switch向けに2022年9月6日の海外ローンチを予定していることが明らかになりました。
また、発表に併せて、独創的な世界観とスチームパンクなビジュアル、多彩なヒーローやゲームプレイを紹介する新トレーラーが登場しています。
先月中旬に第1弾ストーリー拡張“VOID ライダーズ”の販売が開始された「オリオリワールド」ですが、新たにNight School Studioがプレスリリースを発行し、「オリオリワールド」と「Oxenfree」のクロスオーバーコラボを発表。“VOID ライダーズ”のレベルを初代“Oxenfree”の主人公Alexでプレイ可能となったことが明らかになりました。
先日、ゴジラ衣装2種の再販に加え、モスラとキングギドラのコラボコスチュームがアナウンスされた人気オンラインパーティゲーム「Fall Guys」ですが、先ほど予定通り東方怪獣たちのスキンがリリースされ、Mediatonicが可愛い4種のスキンを紹介するトレーラーを公開しました。
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