5月3日のリリースが近づくXbox 360版「Call of Duty: Black Ops」の第2弾DLC”Escalation”、“First Strike”同様インタラクティブな仕掛けが用意された4つのマルチプレイヤー用新マップと、プレイアブルキャラクターが刷新される新ゾンビマップの登場に期待高まるマップパックの新しいプレイ映像が先週のGT.TVにて公開されました。
映像には先日のGT.TVで放送された“Escalation”のプレイがたっぷり収められており、新マップの構造や概要、新たな仕掛けなどを知るのに丁度良い内容となっています。
インディータイトルながら、大作感溢れる世界観とアクションでメック好きの心を鷲づかみにしているAdhesive GamesのメックFPSシューター「Hawken」、先日は開発スタッフの多くが“第9地区”や“ブレードランナー”に加え、“攻殻機動隊”や“鉄コン筋クリート”などにインスパイアされていると共に、アートディレクターKhang Le氏が横山宏氏の“マシーネンクリーガー”から大きな影響を受けていることが明らかになりました。
今回は前回と同じくRespawnactionのインタビューとEdgeが行ったインタビューから判明したゲームのプレイ要素や映像技術に関する新しい情報をまとめてお届けします。
Hawkenに登場するメックのカスタマイズ性について質問されたAdhesive Games創設者の1人であるChris Lalli氏は「“Chromehounds”ほどではない」と、2006年にフロムがリリースしたクロムハウンズを挙げ、クロムハウンズが近年で最も偉大で最後のメックゲームだと評価しました。
氏はHawkenがクロムハウンズほどの多様性を持たないものの、機能的で審美的なカスタマイズが可能だと明言、Hawkenではプレイヤーに対して、機体調整に多くの時間を費やさせたくないと述べ、初心者向けに予めカスタマイズされた複数クラスのメックが用意されていると明らかにしています。
そして、Hawkenには異なる戦略やプレイスタイルを実現する多用なアイテムが用意されているとの説明が行われ、数年にわたって真空地帯となっていたメックゲームジャンルにおいて運良く目立つ機会も得たと述べ、本作をメックジャンルへの手ほどきになるような作品に仕上げたいと意欲を語っています。
また、EdgeのインタビューにはKhang Le氏が登場し、Hawkenの開発にUDKを採用した理由について言及、1つにやはりコスト面でのビジネス的な理由と簡単な入手が大きく、もう一つの大きな理由としてUnreal Engine 3とUDKが持つスタティックなライティング機能“Lightmass”の存在が大きかったと明かしました。
蛇足ですが、“Lightmass”とはUDKに実装されているベイク(テクスチャに予め陰影などを描いておくことで処理を軽くするための古くからある技術)のモダンなライティング用代替技術といった機能で、グローバルイルミネーションによるライティングをスタティックに描画することで、大きく演算コストを削減出来る技術です。
また、“Lightmass”が強力であるもう一つの理由として半透明のシャドーが描画可能である事が挙げられ、これによってシーンに有色の照明を簡単に実現することが可能となっています。
Khang Le氏はこの“Lightmass”機能がMirror’s Edgeにも似た外観を実現し、過去のUnreal Engineタイトルの問題でもあったライティングの表現力に解決を与えているとも評価しています。
これまでアートディレクターを務めるKhang Le氏がかつて大きな注目と期待を集めていたゲームエンジン“Project Offset”の開発メンバーの1人であることが判明しており、インディータイトルながら壮観なゲーム世界を提示するHawkenのクオリティも納得出来るサプライズでした。
Edgeのインタビューでは、Khang Le氏からAdhesive Gamesのコアメンバー達が氏と同様に“Project Offset”出身の開発者であることが新たに明かされ、いずれもトリプルAタイトルの開発に従事したことがあるメンバーが揃っていることが判明しました。
Khang Le氏は“Project Offset”が最終的に複雑な問題と経緯を経て世に出ることが無かったながらも、多くの事を学んだと語り、Adhesiveのメンバーがいずれも大手開発の第一線でも活躍できる優秀な人員だと発言、常に大手からのオファーを受けながらも、敢えてインディー文化で働きたいと考えるメンバー達が揃っているとアピールしています。
という事で、9人の開発メンバー達が9ヶ月でこぎ着けたアナウンス時のトレーラーは、やはり只者では無い開発者達により作られていた様子。巨大なビジネスの波に呑まれてしまった“Project Offset”を手掛けていた開発者達が、今自分達だけの手でずっと作りたかった“ゲーム”を作るというこの動きがHawkenをどのようなタイトルに仕上げるのか、今後の動向と続報がますます楽しみです。
CD Projekt REDが開発を手掛けるRPGファン期待のシリーズ続編「The Witcher 2: Assassins of Kings」、今作はゲームエンジンを含め、前作のゲームシステム全てをオーバーホールしたと言って過言ではない開発と、日本語を含めた11言語へのローカライズを社内で手掛けるなど、プロモーション的にも意欲的な動きを見せており、国内外から大きな注目を集めています。
そんな本作の戦闘システムにスポットを当てたプレイ映像が公開、余りに個性的だった前作と比べ、本作では弱/強攻撃との組み合わせから構成されるコンボ攻撃や回避動作など、直感的な操作が可能なシステムに改善されており、サイン(※ 魔法)の容易な切り替えも併せてアクション性の高い戦闘が用意されています。
DRMフリーなGOGでの販売や特典山盛りのプロモーションも話題の“The Witcher 2: Assassins of Kings”のリリースは5月17日、対応プラットフォームはPCとなっています。
THQがギアーズキラーと明言して開発を進めている「Warhammer 40,000: Space Marine」、シリーズ初のアクションRPGとしてW40Kファンの期待を集めるタイトルですが、2011年Q3発売の予定ながら具体的な情報が現段階ではまだ少ない謎に包まれた作品です。
マルチプレイヤーやCo-opモードの搭載も示唆されている本作ですが、先日本作のディレクターを務めるRelicのRaphael van Lierop氏がシングルプレイヤーキャンペーンのボリュームについて言及し、10時間以上のボリュームでさらに多くのコンテンツを用意していると自身のTwitterで明かしました。
HomeworldやW40K、CoHシリーズなど、いつもたっぷりなボリュームのタイトルを手掛けてきたRelicだけに、今作でもバリエーション豊かなプレイの充実に期待したいところ。内製の新しいゲームエンジン“Phoenix Engine”の開発では、同じTHQ傘下で“Darksiders”を手掛けたVigil Gamesの協力も得たWarhammer 40,000: Space Marineのリリースは2011年Q3、対応プラットフォームはPS3とXbox 360、PCとなっています。
今月初めに発売されたEdge誌のカバーアートを飾り特集記事が掲載され、遂に本格始動し始めたRockstar Gamesの次回作「Max Payne 3」、今作の発表時にはMaxがブラジルの地でハゲデブのおっさんに成り下がった衝撃的な姿で登場しファンの度肝を抜きましたが、前述のEdge誌の特集記事からは、ニューヨーク時代からブラジル時代への時間軸を巧みに往き来しながらストーリーが描かれることが判明しました。
本日そんな本作の新スクリーンショットが登場、あまりにも印象の違う両時代のMaxが、ニューヨークとブラジルはサンパウロという全く異なるアプローチで作り上げられた街並と共に描かれており、今後の続報登場に期待が高まる内容となっています。
また、スクリーンショットからは事前情報で明かされていた異なる武器を手にしたDual Wieldの様子も確認でき、プレイ内容的にも興味深いイメージが揃っています。
Adhesive Gamesが開発を進めているメックFPSシューター「Hawken」、9人の開発者からなるインディーデベロッパのタイトルながら、驚きのクオリティとスケール感で描かれる戦闘に加え、かつて“Project Offset”の開発メンバーだったKhang Le氏による圧倒的なデザインが“遊びたかったロボットゲームはこれだ!”と思わせる大注目のタイトルとなっています。
そんな本作の開発を手掛けるAdhesive Gamesへのインタビューが昨日から複数登場、技術的な内容やゲーム性、デザイン面と、多岐に渡る言及がされており、今後具体的なリリースに向けてさらに期待が高まる内容となっています。
今回はその中からアートワークや世界背景のデザインに関するインタビュー内容を要約してご紹介。技術とゲーム性に関する新情報は後ほど改めてお知らせいたします。
Respawnactionのインタビューに登場したAdhesiveの共同創設者Chris Lalli氏は開発スタッフ達がHawkenの開発において影響を受けた作品について言及、映画「第9地区」や映画「ブレードランナー」に加え、国内ではお馴染み士郎正宗氏の「攻殻機動隊」や松本大洋氏の「鉄コン筋クリート」の名前を挙げています。
またLalli氏は、スタッフの多くがトランスフォーマーやボルトロン(※ かつて日本で放送されていたアニメ“百獣王ゴライオン”と“機甲艦隊ダイラガーXV”を組み合わせて作られアメリカで大ヒットしたアニメ作品)を見て育ったと発言、しかし誰しもがこういった作品やガンダム、そしてロボット技術に夢中になっているわけではないと指摘し、以下に紹介するKhang Le氏について語り始めました。
初めて公開されたトレーラー1本で全世界の注目を集めたHawkenですが、やはり耳目を引いたのは独特な建造物とメックのデザインではないでしょうか。Lalli氏は前段の流れから、このデザイン全般を手掛けたアートディレクターKhang Le氏が最も影響を受けているのは日本の著名なSFイラストレーターである横山宏氏が手掛ける“マシーネンクリーガー”シリーズだと述べ、独特のメックデザインの源泉を明らかにしました。
横山宏氏の“マシーネンクリーガー”は模型雑誌での企画から1980年代後半には日東からキット展開も行われた“S.F.3.D.”シリーズと、84年から開始された“マシーネンクリーガー ブレッヒマン”が複雑な経緯を経て合流したもので、今もなお熱狂的なファンの多いシリーズとして知られています。
遊びたかったロボットゲームはこれだ!と思わせたワクワク感の正体が“もしS.A.F.S.やファイアボール、メルジーネ達がゲームの中で自由に動かせたなら……”と似たものだと考えると、Hawkenが持つ不思議な魅力が見事に腑に落ちるというもの。今後のメックカスタマイズや機体の登場にますます期待が高まります。
UPDATE:5月17日16:44
プレスカンファレンスで発表された「The Witcher 2: Assassins of Kings」の言語パックによる日本語化対応ですが、数日前から公式サイトの対応表記が消され、先ほどサイバーフロントから完全日本語版のリリースが発表されました。
なお、海外版の日本語対応については詳細が分からない状態になっており、現在CD Projektに海外版の日本語化対応について問い合わせを行っています。こちら応答あり次第改めてお知らせいたします。
先日行われたCD Projektのプレスカンファレンスにて日本語化対応が明言された「The Witcher 2: Assassins of Kings」ですが、本日11言語に対応する言語パックに関するさらなる詳細が判明、現段階で日本語化対応のスケジュールだけが未確定な状態にあることが明らかになりました。
今作における11言語の対応はフルボイスのローカライズが行われるドイツ語、ロシア語、フランス語、ポーランド語と、テキストのみのローカライズが行われる言語に分けられており、日本語化対応は英語ボイスに日本語テキストの形式となります。
また、これらの言語対応はThe Witcher 2のローンチ後にリリースされる言語パックの適用で実現され、利用には製品を購入後のユーザー登録が必要になります。なお、正確なリリーススケジュール等に関する情報は今後改めて発表されるとのこと。続報があり次第改めてお知らせいたします。
11言語対応パックにおける、国別に選択可能な言語の詳細は以下からご確認下さい。
先日からまことしやかな噂が複数報じられていた「Fallout: New Vegas」の新DLC、昨日は遂に大きくゲームバランスを調整する新パッチもアナウンスされ、DLC発表もいよいよかと胸高鳴るところですが、昨晩あらたにXbox LiveにてFallout: New VegasのDLC用バナーの掲載が発見、“Honest Hearts”のロゴとバーンドマンことJoshua Grahamの姿がしっかりと描かれています。
イメージのJoshua Grahamは焼けただれた肌に包帯を巻いた姿をしており、どのような展開がプレイヤーを待ち受けているのか、正式発表と描かれる物語の内容に期待が高まるところ。続報あり次第改めてお知らせいたしますのでお楽しみに!
昨日「Battlefield 3」のローンチ前にデモをリリースすると語ったプロデューサーPatrick Bach氏のインタビューでの発言が報じられシングルプレイヤーのデモが登場するかと注目を集めましたが、これはすでに開催が明言されているマルチプレイヤーベータを指したものだったことが明らかになりました。
これはGameSpotが行った確認にEAが答えたもので、EAの広報によると前述のインタビューにおけるPatrick Bach氏の発言はマルチプレイヤーベータを指すもので、事前情報通りデモの登場は無いと改めて強調し、噂を否定しています。
第1弾DLCとなる“First Strike”のリリースに併せて新機能や調整が加えられた大規模な1.07パッチが適用されたPC版「Call of Duty: Black Ops」ですが、コーンソール版に先駆けて新しい修正や改善を施した1.08パッチが明日リリースされることが明らかになりました。新パッチの詳細については以下からご確認下さい。
先日にはpcdev氏がMODツールについて5月リリース予定と発言しており、UCCの登場でさらなる盛り上がりに期待したいPC版Call of Duty: Black Ops、公式フォーラムでは今後さらなるパッチが用意されているとの記載も見られます。
- Wager MatchのOne in the Chamberで2人のプレイヤーが残る場合、常にレーダーがアクティブになる
- 全てのゾンビマップにおける壁の武器購入でPack-a-Punch ammoの情報が可視化される
- Action Report後にChallengesが表示されなかった問題を修正
- ゾンビモードのペンタゴンマップでZombie Thiefのターゲットの接続が切断された場合にZombie Thiefがフリーズする問題を修正
- 様々なバグ利用を修正
- サーバ情報画面で間違ったゲームタイプが表示される問題を修正
- サーバブラウザのDLCマップを隠すフィルタがその他のセッティングと同様configに保存される
- 全マップの投票メニューがアップデート
- 予約スロットが無いサーバが予約済みスロットのキックを引き起こす問題を修正
- Dedicatedサーバにスナイパー用の設定項目を追加
- 武器アンロックが間違ったアイコンで登場する問題を修正
- 3D stereo時における味方の名前を正確に描画するよう修正
- ゲームプレイ中、或いはフィルム再生中に発生するいくつかのクラッシュを修正
- 安定性の追加改善
昨年11月にパート1がEAからリリースされたハリー・ポッター最終作“ハリー・ポッターと死の秘宝”のゲーム化タイトル“Harry Potter and the Deathly Hallows: Part 1”、Kinect対応を果たしたXbox 360版ではハリー・ポッターがカバー動作で杖を振りまくる斜め上な展開に大きな注目を集めました。
そんな本作のパート2が遂に始動、本日インゲームの映像が断片的に収められたファーストトレーラーが登場し、冒頭ではハーマイオニー役でお馴染みのエマ・ワトソンが登場し本作の紹介を行っています。
現在のところリリーススケジュールやプレイディテールについては不明で、今回も驚く様な要素が用意されているのか、今後の続報に期待です。
6月14日北米リリースの足音がじわじわと近づいてくる「Duke Nukem Forever」、遂に王の帰還が実現する予定ですが、相手はDuke Nukemとあってパッケージを手に取るまで予断は許されない状況となっています。
そんな本作の新トレーラーが登場、未見のプレイシーンをたっぷりと収録し、相変わらず近年のシュータータイトルには珍しい類のバリエーション豊かな戦闘の様子と共に、Duke NukemをDuke Nukemたらしめる過激で猥雑な要素も山盛りの見所満載な映像となっています。
マルチプレイヤーの続報がなかなか登場しないのが若干心配なDuke Nukem Foreverのリリースは北米で6月14日、それ以外の地域では6月10日の予定で、対応プラットフォームはPS3とXbox 360、PCとなっています。
昨年のCESにて発表され、今年1月に開催されたCESにて正式名称が「Razer Hydra」となったRazerのPC用モーションコントローラー、CES 2011ではHydraに対応した“Portal 2”デモンストレーションなども行われ大きな注目を集めました。
そんな“Razer Hydra”のリリースが遂に決定、今年6月に140ドルで発売されることが明らかになりました。これは前述のHydra版“Portal 2”を同梱した価格で、モーションコントロールに特化した新要素を特色とする6レベルの追加ステージが用意されています。
さらにリリース時には、CESのデモでも自在にMelee武器を振り回す様が見られたLeft 4 Dead 2への対応なども含め、Call of DutyやFallout、Assassin’s Creed、GTAといった大作シリーズからインディータイトルまで、125を超えるタイトルに対応しており、幾つかのプレイ映像なども既に公開されています。
磁気方式によって非常に高い精度を保っていると評価の高いRazer Hydra、開発ツールやゲーム以外での利用方法の充実にも期待したいところです。以下、Razer HydraによるCall of Duty: Black Opsのプレイ映像と、現在判明している122の対応タイトルリスト、商品の詳細な写真をご確認下さい。
先日遂にリリースを果たした「Portal 2」、ローンチ前からのプロモーションや驚愕のARG展開までValveの本気が炸裂する内容でしたが、本編はその期待を軽く上回るサプライズと異常なクオリティに満ちたとんでもないタイトルに仕上がっていました。
そんな中、リリース前にデベロッパの枠を超えた展開でゲーマー達を驚かせたARGの開発について、AudiosurfのクリエーターDylan Fitterer氏が言及、各タイトルに用意されたPortal 2テーマのコンテンツは全てそれぞれのデベロッパによって開発されたものであることが明らかになりました。
今回の壮大な計画はValveのボスとしてお馴染みゲイブ自らが各デベロッパに依頼したもので、デベロッパの開発には無制限の自由と、Valveが所有する“Portal”IPへのアセットなどに対する様々なアクセスへの自由が与えられたとのこと。
なお、Audiosurfには上に掲載したGLaDOSテーマのキュートなトラックが用意され、最近では同時プレイ数が300前後に落ち着いていたAudiosurfが、今回のARGにより6000人規模まで膨れあがったと報告されています。
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