昨年末に任天堂オブアメリカを家族との時間を大切にするために退社したかつての副社長Denise Kaigler氏、数ヶ月の休息を得たKaigler氏の新天地がアメリカ大リーグの名選手として知られたカート・シリングが設立したボストンの38 Studiosとなったことが明らかになりました。
EverQuestやWorld of Warcraftのハードコアプレイヤーとしても知られるカート・シリング率いる38 Studiosが現在手掛けているのはファンタジーMMORPGと噂される”Copernicus”で、本作のシナリオのはSpawnの大ヒットで知られるトッド・マクファーレン氏とD&Dシリーズのダークエルフ物語やアイスウィンド・サーガ、そしてシリーズNo1の英雄Drizztを生んだ事で知られるR.A.サルバトーレ氏が手掛けている事でも注目を集めています。
また、38 StudiosはPS3タイトルの開発にも取り組んでいるなどの噂もあり動向に注目が集まるスタジオの一つですが、Denise Kaigler氏はスタジオのリードコーディネーターに就任し、”Copernicus”開発チームのコーディネートに携わる事が明らかにされています。
リリースから2ヶ月あまりが経ち、どっぷりとPripyat観光を楽しんでいるStalker達が多いと思われるシリーズ最新作「S.T.A.L.K.E.R.: Call of Pripyat」、1作目の前日譚が描かれた前作”Clear Sky”とは打ってかわって1作目の続編として作られた本作はこれまでの2作で培ってきたシステムを練り上げて快適なゲームプレイを実現した良作となりました。
本シリーズの魅力の1つに数多く作られるユーザーMODの存在がありますが、初代とClear Skyでもリリースされ、テクスチャやバグフィックス、新武器にサウンドなど大量の改善を加えた総合的な大作MOD”Complete”シリーズがCall of Pripyatでもリリースされる事がアナウンスされました。
これは”Complete”Modの公式サイトで開発の開始が発表された物で、リリース時期や内容についてはまだ明らかになっていませんが、おそらくこれまでリリースされた”Complete”シリーズと同様の物になると予想されます。Call of Pripyatにはまだいくつも大型MODが控えており、まだまだZoneでの眠れぬ夜は続きそうですね。
今週末にリリースが行われるとのアナウンスがされていた「BioShock 2」のDLC”Rapture Metro Pack”の発売が延期される事が昨日発売元の2K Gamesから明らかにされました。延期の理由や新たな配信日に関する詳細は不明となっています。
またBioShock 2の公式サイトでは、同作の映像作品コンテストの開催がアナウンスされています。これはユーザーメイドの映像作品を募る物で、優秀賞にはなんと賞金5000ドル(日本円で約46万円)と、BioShock 2のスペシャルエディションの紹介ビデオに登場した6000ドル相当のビッグダディのスーツ(日本円で約56万円)が賞品として授与されるとの事。これは欲しい!しかし、残念ながら日本からのエントリーは出来ないようです。なお受賞作品の発表は6月20日に行われる予定となっています。
プラチナゲームズが開発を進めている期待の新作「Vanquish」、まだ多くの謎に包まれたタイトルですが、ゲームのディティールや非常に豊かに感じられるモーションなどが確認出来るスクリーンショットが大量に登場しています。
スクリーンショットからは主人公がキック?やスライディング、滑り込みながらの射撃など非常に豊かなモーションやアクションが用意されている様子が確認でき、巨大な敵との戦闘ではQTEらしき動作も見られ、スケールの大きな世界観や爽快なアクションなどが想起される物となっています。
初代Half LifeをSource Engine上に復活させるMODプロジェクト「Black Mesa: Source」の最新スクリーンショットが先日公開されました。2004年にプロジェクトがスタートし、6年間という長い開発期間を擁している事やたびたび発生してきたプロジェクトの中断などから完成が危ぶまれている本MODですが、開発を行っているチームによるともうそろそろ完成が近いとの事で、今年中には遊べそうな旨が記されています。
数ヶ月前に公開された開発動画では完成はまだまだ遠そうな印象を受けましたが、今回のスクリーンショットではかなり開発が実際に動いた様子が見られます。いよいよ6年の歳月にピリオドが打たれる事になるのか、登場に期待です。
古くはフラッシュダンスやトップガン、近年ではパイレーツ・オブ・カリビアンシリーズや本サイトでもお馴染みのプリンス・オブ・ペルシャ/時間の砂などの誰もが知る大作を数多く手掛けてきた映画プロデューサーのジェリー・ブラッカイマー氏がゲームが正しいフォトリアリズムの先端を行っているとの考えを明らかにしました。
さらにブラッカイマー氏は「私は次の10年で映画とゲームの差を説明する事ができない様になると本当に考えているんだ」と述べ、「ゲームはとてもリアリスティックな物なる」と語りました。近年ではヘビーレインやアランウェイクの様なシネマティックなタイトルも増え、ますます映画との境界線が(一見)薄らいでいるようにも感じられます。
先日、アメリカで最も有名な映画評論家であるロジャー・エバート氏がゲームはアート足り得ないとの発言しており、内外から大きな注目を集めています。エバート氏の論は非常に明快で腑に落ちる内容となっていますが、やはり映画評論家だけにアート=映画のバイアスが散見されます。そういう意味では今回のジェリー・ブラッカイマー氏の意見とは真逆の物と言えます。
ここではゲームと映画の違いというよりも派手で視覚的な娯楽映画を手掛けてきたジェリー・ブラッカイマー氏と、人種差別の問題や文学的な作品を深く評論し、そして自身もラス・メイヤー監督とタッグを組んでウルトラ・ヴィクセンを手掛けたクリエイターでもあるロジャー・エバート氏という、映画というメディアの中において象徴的に色の異なる2人の違いも見え隠れします。
そういった意味ではゲームも全く一様な物では無く、とても”ゲーム”という一言に分類される物では無いように感じます。ゲームとは何か、映画やアートとは何か、そもそもゲームとは何かに成る物なのか、そういった事をふと考えてしまう象徴的二つのニュースであるとは言えないでしょうか。
UPDATE:4月27日16:20
今朝方新たな3名の退職をお知らせしたばかりですが、さらにリードと人事のスタッフが退職した事が明らかになりました。今回明らかになったのはリードプログラマーのRobert Field氏、さらに人事とリクルートのスペシャリストKristin Cotterell氏の2名で、これにより離職者の総数は26名となりました。併せて下記のリストを最新版に修正してあります。
もうすっかりデイリーなニュースになってきた感さえあるInfinity Wardの激しい人材流出ですが、昨晩新たにリードキャラクターアーティストを含める3名の退職がFacebookのプロフィールから明らかになりました。
さらに併せて以前退職が明らかになったメンバーの中からデザイナーのBrent McLeod氏、シニアソフトウェアエンジニアのChris Lambert氏が新たにRespawnに入社した事がLinkedInで報告されています。これにより総勢24名がInfinity Wardを退社、内Zampella氏とWest氏を含めた11名がRespawnへ移るという異例の事態となっています。なお最新版に修正したリストを以下に用意しました。
■ Infinity Wardからの離職者:21名、Respawnへの移籍者:11名
- Vince Zampella氏 – Infinity Ward創設者:Respawnを設立
- Jason West氏 – Infinity Ward創設者:Respawnを設立
- Todd Alderman氏 – リードデザイナー:Respawnへ移籍
- Mackey McCandlish氏 – リードデザイナー:Respawnへ移籍
- Steve Fukuda氏 – リードデザイナー
- Zied Reike氏 – リードデザイナー
- Francesco Gigliotti氏 – リードエンジニア
- Chris Cherubini氏 – リードアーティスト:Respawnへ移籍
- Paul Messerly氏 – リードキャラクターアニメーター:Respawnへ移籍
- Mark Grigsby氏 – リードアニメーター:Respawnへ移籍
- Bruce Ferriz氏 – シニアアニメーター:Big Red Button Entertainmentへ移籍
- Jon Shiring氏 – プログラマー:Respawnへ移籍
- Rayme Vinson氏 – プログラマー:Respawnへ移籍
- Mohammad Alavi氏 – シニアデザイナー
- Chad Grenier氏 – シニアデザイナー
- Brent McLeod氏 – シニアデザイナー:Respawnへ移籍
- Chris Lambert氏 – シニアソフトウェアエンジニア:Respawnへ移籍
- Jason McCord氏 – プログラマー
- Keith Bell氏 – レベルデザイナー
- Preston Glenn氏 – レベルデザイナー
- Charlie Wiederhold氏 – デザイナー
■ 4月27日追加離職者:5名(合計26名)
- Robert Field氏 – リードプログラマー
- Kristin Cotterell氏 – 人事/リクルートスペシャリスト
- Joel Emslie氏 – リードキャラクターアーティスト
- Ryan Lastimosa氏 – アーティスト
- Brad Allen氏 – アーティスト
シンガポールのメディア開発などを支援するMedia Development Authority (MDA)がシンガポール国内のコンテンツプラットフォームにおける開発力を強化をする為、映画やMMOゲームの様なスケールの大きなプロジェクトに対して資金調達を支援するとの発表を行いました。特にゲーム開発に対しては1460万ドル(約14億円)の投資を行う事も明らかにされています。
“GAME+”と名付けられたこの計画は、 国際的で市場性の高い開発プロジェクトを3年に渡って支援するという物。こういった出資によりシンガポールのゲーム開発を国際的に競争力のある物としたいとMDAは考えている様です。
この“GAME+”プロジェクトは”ひらめき・革新・活性化”の3要素から構成されるプロジェクトで、マルチプレイのオンラインゲームなど巨大な開発で多額の予算が必要なゲームのプロジェクトにおいて30%を上限に開発資金を投資する事、また、ソーシャルネットワーキングサイトや携帯電話、モバイルデバイスなど、近年注目を集めるプラットフォーム上での開発なども重視している事が記されています。
近年スタートアップ投資や税制強化など様々な国でコンテンツ強化のニュースが見られますが、国内でもこういったビジネス面からの支援に光が当たる時期が来ればよいのですが……。
いよいよシリーズ最新作である「スーパーストリートファイターIV」のリリースが迫ってきました。前作ストリートファイターIVでは、3D化という大胆な変更を加えつつも原点回帰を実現した素晴らしいゲーム性で多くのファンを格闘ゲームに呼び戻しました。
既に国内では何度か話題にされている内容ですが本作のヒット検出が2D処理である事をシリーズのコミュニティマネージャーを務めるSeth Killian氏が発言しています。Killian氏は開発の段階で3Dコリジョンによる衝突判定を実装した事を明かし、その上で最終的に2Dのヒット検出に立ち戻った事を説明しています。
Killian氏によると開発スタート時のストリートファイターIVは非常に柔軟な物だったものの、望むクオリティにはいくらか欠けていた物があったとの事。これがどうやら2D描写の過去作における素晴らしいプレイフィールを示す内容であったようですが、Killian氏は出来れば3Dモデルでこれを実現・証明したかったと述べています。
この為に3Dモデルとコリジョンを用いたヒット検出を工夫して実現してみたものの、どうやら2D時代の様なプレイフィールを感じる事ができず、変わってしまった物に思えた事から最終的に伝統的な2Dのヒットボックスの採用に戻る事になったと、プロセスを明らかにしました。これにより本作が所謂ストリートファイターのフィーリングを手に入れた事をKillian氏は加えています。
現在大規模なベータテストが開催中で、いよいよリリースが近づいて来た雰囲気に満ちた情報が増え始めたBlizzardの次回作「StarCraft II」、様々な新機能や新Battle.netの登場による豊かなゲーミング、そして10年を経て大きくパワーアップした映像にファンはワクワクが止まらない訳ですが、一部ではゲームプレイのコア部分が全然変わっていないじゃないか!との批判の声もあるようです。
そんな本作への評価にStarCraft IIのデザイナーを務めるDustin Browder氏がGamasutraのインタビューにおいて触れ、「我々は革新的になろうとしているわけでなない」と発言しました。
Browder氏はゲームを変更する事が目的で変化をおこそうとしていない事を述べた上で、Blizzardが作ろうとしているのはクオリティである事をアピールしています。どうやらBlizzardは前作で十分に高品質だった部分を無理に変更する事は避けたいと考えた様です。
Browder氏は「私はSiege Tank 2.0を作るために多くの情熱を持っていません。Siege Tankは十分に良い物です」と具体的な例を挙げ、さらにこれがCivilizationやTeam Fortress 2にも同じ事が言えると続けています。これらの名作は何かを行う事を目的に、何度も反復的な変更を重ねて質の高い物を作り上げているとBrowder氏は分析しています。
さらに開発段階で新要素として実験的にDawn of War IIに見られるカバーシステム導入した事も明らかにしています。結果としてそれはユニットの移動を阻害し、ゲームの流れが遅くなったと判断され採用は見送られたようです。Browder氏は自分達のゲームにとってカバーシステムはまるで”災害”の様だったと発言しています。
確かにマルチプレイはリリース前にして既に安定感と言う一言で表現できるような雰囲気に仕上がっていますが、Browder氏は完全に新しい要素としてシングルプレイのキャンペーンを挙げています。氏によると今回のシングルプレイはまさに”新しい何かをくれ!”と渇望するプレイヤーのために作ったと発言し、「まったく新しい体験だ」と表現しています。
今も尚韓国では根強くプレイされているStarCraft、その完成度は10年を過ぎた今もなお色褪せないという事でしょうか。なお、今回リリースされるStarCraft IIは3部作の第1弾”Wings of Liberty”で、今後18ヶ月程度を開けて第2弾のザーグ編”Heart of the Swarm”が、そして2013年にリリースとされているプロトスの”Legacy of the Void”が続く予定になっています。
かつてCall of Juarezを手掛けた事で知られるポーランドのデベロッパTechlandが2007年に発表したゾンビ物サバイバルホラーFPS「Dead Island」、内製で表現力の高いChromeエンジンのver4を利用し当時ではかなり美しい映像表現に孤島に不時着した主人公がゾンビの島から脱出するという所謂王道的なゾンビ物として期待を集めていましたが、すっかり続報が聞かれないまま忘れられたタイトルと化していました。
どうやら開発の難航に加えパブリッシャーが決まらないという問題も大きく、この様な状況に陥っていた様子ですが、なんとここに来てパブリッシャーが決まりそうだとの話が聞こえてきました。一時はUbisoftが噂に上がっていたものの、近年RisenのリリースやSacredシリーズなどヨーロッパで徐々にパブリッシャーとしての力を伸ばしているDeep Silverがこれを務めると予想されています。
これは本作の公式サイト”deadisland.com”がDeep Silverのオフィシャルにリダイレクトされている事が発見された物で、さらに今週にDeep SilverからTechland開発の新しいオフロードレースゲーム”nail’d”のアナウンスが行われた事もこの噂の信憑性を高めている様です。
Dead Islandはゾンビの島を舞台にしたオープンワールドのFPSタイトルで、敵であるゾンビにはゾンビ化の感染をベースにした動的なエコシステムが構築されており、デッドライジングで見られるような何でもかんでも武器にできる!的な特徴も備えています。プラットフォームは当初PCとXbox 360が予定されていましたが、TechlandはPS3バージョンの開発も進めている事を過去のインタビューで明らかにしています。
今やiPadやiPhoneで一世を風靡するAppleがかつて1977年に発売したパーソナルコンピューター「Apple II」、まだ20代だったジョブズとウォズニアックがAppleを設立し誕生させたApple初のコンピューターです(※ Apple IはApple設立前)。この改良型で1983年に発売され、登場から優に4半世紀を超えるApple IIeでTwitterを動作させた強者が現れ動画が公開されました。
これを作成したyergacheffe氏は最近シリコンバレーのフリーマーケットで20ドルのApple IIeを発見し、購入した物の動くソフトウェアが一つもない……そこでそうだTwitterを動かそうと思い立った様子。意味がわからん!とりあえずPC上で動作する6502用のアセンブラーを用意した氏は、Apple IIeにバイナリ転送する術を模索し始めます。
yergacheffe氏はApple IIeのジョイスティックポートが利用できるのではないかと画策、遂にUSBケーブルを利用してPCとApple IIeのジョイスティックポートを4本の回線で繋ぎデータ通信を実現してしまいました。そこからブートローダを自作、PCで受信したTwitterのデータを2モード存在するIIeのグラフィックモードに併せてApple IIeへコンバートするプログラムを作成、40ピクセル×40ピクセルで16色使用できるローレゾモードと240ピクセル×192ピクセルで6色が使えるハイレゾモードの両方に対応したTwitterクライアントを誕生させました。
感心するやら呆れるやら……一体どんな情熱でこれを実現したのか凄すぎて最早意味がわからないレベルに到達している様に感じますが、若き日のジョブズが全てを注ぎ込んで作り上げたApple IIeと、そこに描画されるTwitterのつぶやきとアイコン画像が三十数年の時を越えて邂逅したかと思うと……ただのエクストリームとも片付けられない不思議な気分になってしまいます。しかしマニア恐るべし!
かつてスティーブ・ジャクソンと共にゲームブックFighting Fantasyシリーズを産み出したイアン・リビングストン氏、テーブルトークRPGの父ゲイリー・ガイガックス氏とデイブ・アーンソン氏もこの世を去ってしまった今、RPGゲームの礎を築いてた”生ける伝説”の数少ない一人です。
現在はEidosの終身プレジデントに座すリビングストン御大が、イギリスの任天堂が設けた人文科学の指導者に送られるインスピレーション賞を受賞した事が明らかになりました。なお、今回の受賞はRockstarのSam Houser氏やCodemastersの共同設立者Richard Darling氏などをおさえての受賞となりました。
御大はこれまで2002年には英国アカデミーのインタラクティブ賞、2008年には大英帝国勲章も与えられています。今も尚第一線で活躍されるイアン・リビングストン氏の年齢は今年で61歳ということになりますが、まだまだお元気な様子。きっとこれからも大きな活躍を果たされる事と思います。
先日リリースされた「Left 4 Dead 2」のDLC”The Passing”、フランクさんからのメッセージが発見され粋なファンサービスにプレイヤーは大喜びでしたが、新たにPopcapの名作ミニゲーム”Plants vs. Zombies”からのメッセージも存在する事が発見されました。
登場しているのはPlants vs. Zombiesに登場するお隣の武器屋いかれデーブで、ゾンビに苦戦するLeft 4 Dead 2のプレイヤーに向けて「M60を探してる?じゃうちに買いにおいでよ!」としっかり自分の店の宣伝をしています。
嬉しいファンサービスが色々用意されているThe Passingですが、小ネタはまだまだ用意されている様子で、ドーン・オブ・ザ・デッドや28日後…、さらにはショーン・オブ・ザ・デッドまで映画ネタも様々ちりばめられている様子です。
新たなベータ参加方法も明らかになりローンチに向けて盛り上がっている「StarCraft II」ですが、残念な事にローンチ時に北米とヨーロッパ、そしてアジアなどの地域区分を越えるクロスサーバの対戦が盛り込まれない事が明らかになりました。
これによりそれぞれの地域区分の中でプレイする事になる訳ですが、今回採用が見送られた理由はゲームプレイとサーバの安定性の問題とされており、クロスサーバのプレイで大きなラグが発生する事が原因となった模様です。
しかしBlizzardはゲームの運用を開始し、Battle.netとサーバ性能のモニタリングを行った上で、将来的にパッチでクロスサーバを実現する為のプランは持っている事を併せて明らかにしています。
PS3版登場の噂が開発者のレジュメや様々な憶測からまことしやかに囁かれる「Splinter Cell: Conviction」ですが、先日Ubisoftの公式Twitterが改めてPS3版のリリースを否定する発言を行っています。
発言ではあくまで本作がXbox 360の専用タイトルである事が強調されています。しかし、これまで伝統的に結局PS版が作られた経緯があるのも事実、噂の内容やUbisoftのMaxime Beland氏の発言などを鑑みると、まだしばらく噂が鎮火する可能性は薄そうです。
PC版のリリースもあと4日程度と迫ったSplinter Cell: Conviction、久しぶりのサムの活躍ですからまだまだUbisoftには盛り上げて欲しい所です。
先週末に新たな退職者が明らかになったInfinity Ward、人材の流出に歯止めが掛からない同社ですが昨晩さらに3人の退社が明らかになりました。今回はレベルデザイナーのKeith Bell氏が自身のFacebookプロフィールで、そして同じくレベルデザイナーのPreston Glenn氏、デザイナーのCharlie Wiederhold氏の退社が伝えられています。
現在彼らの行く先は明らかになっていませんが、先週はすでに退職者の内7名がRespawn Entertainmentに移籍した事が明らかになっています。なお先日掲載したリストを本日の分を含め最新版に更新、以下のような状況になっています。
■ これまでに判明している離職者:18名
- Vince Zampella氏 – Infinity Ward創設者:Respawnを設立
- Jason West氏 – Infinity Ward創設者:Respawnを設立
- Todd Alderman氏 – リードデザイナー:Respawnへ移籍
- Mackey McCandlish氏 – リードデザイナー:Respawnへ移籍
- Steve Fukuda氏 – リードデザイナー
- Zied Reike氏 – リードデザイナー
- Francesco Gigliotti氏 – リードエンジニア
- Chris Cherubini氏 – リードアーティスト:Respawnへ移籍
- Paul Messerly氏 – リードキャラクターアニメーター:Respawnへ移籍
- Mark Grigsby氏 – リードアニメーター:Respawnへ移籍
- Bruce Ferriz氏 – シニアアニメーター:Big Red Button Entertainmentへ移籍
- Jon Shiring氏 – プログラマー:Respawnへ移籍
- Rayme Vinson氏 – プログラマー:Respawnへ移籍
- Mohammad Alavi氏 – シニアデザイナー
- Chad Grenier氏 – シニアデザイナー
- Brent McLeod氏 – シニアデザイナー
- Chris Lambert氏 – プログラマー
- Jason McCord氏 – プログラマー
■ 4月26日追加離職者:3名
- Keith Bell氏 – レベルデザイナー
- Preston Glenn氏 – レベルデザイナー
- Charlie Wiederhold氏 – デザイナー
カリスマ的なゲームデザイナーとして知られるローン・ラニングが手掛けたOddworldシリーズ、国内ではエイブ・ア・ゴーゴーとして知られる本シリーズですが、2005年の”Oddworld: Stranger’s Wrath”以降の新作がリリースされておらず寂しい状況が続いています。2008年にMaxisのJeff Braun氏からフランチャイズの新しい展開を感じさせる発言が見られたものの、まだ具体的な動きは見られていません。
そんな中Oddworldのクリエーターであるローン・ラニングがG4TVにシリーズの動向について発言、シリーズ新作の開発が一旦中断されている事を明らかにしました。
ローン・ラニングは近年のゲーム産業について大きな混乱や再編成が見られる事を述べ、この混乱の中にOddworldブランドを出したくないとの胸中を明らかにしています。
Oddworldシリーズについて新作の予定がしばらく無さそうな事が明らかになりましたが、過去シリーズの4作がセットになった「Oddbox collection」が今年の後半にSteamに登場します。これは初期の2タイトルである”Oddworld: Abe’s Oddysee”と”Oddworld: Abe’s Exoddus”に加えて2001年にリリースされた”Oddworld: Munch’s Oddysee”、そしてかつて初代Xboxでリリースされていた”Oddworld: Stranger’s Wrath”が加えられた物となっています。
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