Bionic Commandoのリリースを終えた後、Terminator SalvationやWanted: Weapons of Fate等のタイトルの不振も重なって大きなレイオフのニュースが報じられたスウェーデンの中堅デベロッパGRIN、6月に入り同社のバルセロナとゴセンバーグオフィスの閉鎖が確認され、さらにストックホルムオフィスでも破綻手続きが進められているのではないかと噂されています。
やはりBionic Commando、Terminator Salvationと続いた大作タイトルの不振が大きな原因の模様、6月から従業員には出社しないようにとの旨が既に通達されており、今後同社がどうなるのか非常に危うい所です。
興味深い事に、先日同じストックホルムのデベロッパFatsharkがGRIN社のDiesel Engineを採用したマルチプレイ用FPSの「Lead & Gold – Gangs of the Wild West」をアナウンスしています。どうも様々生き残り策は講じられているようではあります。
ミドルウェアとして大成功を納めているUnreal Engine 3、今月同エンジンにIntelが公開している近年主流になってきたマルチコアのCPUやマルチCPUでの並列処理を効率化するテンプレートライブラリIntel TBB(Threading Building Blocks)が組み込まれる事が判った。
TBBで組み込まれるC++のテンプレートライブラリによりエンジンの根幹部分の並列処理が簡単になり、UE3でのマルチスレッドアプリケーションの開発がよりスピード化される模様。また長期的に見た場合インテル製品との親和性が上がる事も魅力だとの事。
映画版「Halo」の発表から早4年、「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズのピーター・ジャクソン氏がプロデュースを手掛けていましたが、開始当初から製作が難航、資金の問題やスポンサーの降板などが続いて企画自体が暗礁に乗り上げていました。
先日IESBが報じた所によると、なんと映画版「Halo」の企画が再び動き始め、そのプロデュースをスティーブン・スピルバーグ氏に交渉しているとの事。
映画はEric Nyland氏によるノベライズ作品「Halo: The Fall of Reach」を元にしたもので、シリーズ1作目「Halo: Combat Evolved」の前史を描いた物で、マスターチーフの幼少時代などが描かれており、コヴナントとの戦争を経て少年ジョンがマスターチーフへと成長する物語になっています。
脚本はパイレーツ・オブ・カリビアンや30デイズ・ナイト、さらに先日公開が始まったばかりのG.I. JOEを手掛けたStuart Beattie氏が担当。気になるキャスティングなどはまだ明らかになっていません。
8月21日から22日にかけて、カリフォルニアのアナハイムコンベンションセンターで開催されるBlizzardの一大ファンイベントBlizzCon 2009でオジー・オズボーンがパフォーマンスを行う事が有料配信を担当するDirecTVの予定表から明らかになりました。
オジーはWorld of Warcraft: Wrath of the Lich KingのCMにも出演しており、CMではリッチキングと戦った仲。BlizzConを大いに盛り上げてくれる事でしょう。
今年はBlizzConはBattle.netの大改装もアナウンスされ、StarCraft IIとDiablo IIIの超大作2本のリリースも控えている上に新タイトル発表の噂まで飛び出しており、例年以上に注目が集まっています。
GDC 2009で発表され大きく注目を集めたクラウドコンピューティングで最新ゲームタイトルをストリーミング配信する次世代サービス「OnLive」、高性能のPCがなくとも凝った3D表現のタイトルを遊ぶ事が出来る夢の様なテクノロジーです。
今夏ベータテスト開始を謳ったGDC以降、あまり続報が聞こえてこないOnLiveですが、夏も終わりが見えてきた状況で開始日時が確定せず遅れが危ぶまれています。しかし、DestructoidがOnLive社に問い合わせた所、まだベータテスト開始を今夏に定めて準備を進めているとの事。
続報が聞こえてこない間に同様のクラウドサービスであるGaikaiやPlaycastも発表、さらにE3開催時には会場近くのコンドミニアムで実際にサービスが動くデモが存在していたにも関わらず不参加を表明、残念がる声も多く聞こえてきました。
しかしOnLiveを立ち上げ開発しているStephen Perlman氏はIT分野(特にコンテンツ配信)で80を超える特許を持つ配信ビジネスや3Dグラフィック技術のプロです。実現されれば今までにない革新的なサービスとなるクラウドゲーミング、恐らくフロンティアとして十分な準備を行っているのではないでしょうか。
イラク戦争を舞台にしたFPSタイトル「Six Days in Fallujah」を開発していたAtomic Gamesの閉鎖が近づいているという噂が聞こえてきました。75人の従業員を解雇し、すでに数えるほどしかスタッフが残っていないとの事。
Atomic Gamesはアメリカ国内ではナイーブな問題であるイラク戦争をテーマにしたことで大きな批判を浴び、当初コナミが担当していたパブリッシャーも失いリリースの目処が立たない状況に陥っていました。今後は姉妹会社のDestineerから資金提供を受け小さなチームで開発を継続するだろうと予想されています。
今年QuakeCon 2009は8月13~15日にかけてテキサス州のGaylord Texan Resortとそのコンベンションセンターで開催されます。昨日公式サイトよりQuakeCon 2009の詳細なスケジュールが明らかになり、id software期待の新作「RAGE」初のパブリックなデモやBethesda SoftworksとSplash Damageが手を組んで開発を進めている「BRINK」の、こちらも初公開となるデモンストレーションなどが行われる事が判りました。
開催初日午後3時半からメインステージにおいてid Softwareのプレス・カンファレンスが行われ、4時からカーマック氏の基調講演が始まります。今年は主に新エンジンidTech5の話題になりそうですね。ロケットベンチャーの話もするようですが……。
その他にもNVDIAのプレゼンテーションやiPhoneでDOOM Resurrectionを開発したEscalation Studiosが開発中の「411」についての発表、もちろんLANパーティも開催期間中延々と行われます。
8月3日からニューオリンズで開催中のCG分野では最大のイベントであるSIGGRAPH 2009において、id Softwareが開発中のRAGEの為に作られた新エンジンid Tech 5についてのカンファレンスを行い、その資料が公開されました。
公開された資料の中にはRAGEの新しいスクリーンショットが含まれており、なかなか強烈な仕上がりになっています。資料ではid Tech 5のテクスチャ生成を初め並列処理に関するエンジンのコア技術の概要が解説されてあり、非常に興味深いものとなっています。
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かつてソニーが初めてLittle Big Planetをお披露目した際にテーマ曲として選んだThe Go! Teamの“Get It Together”が、なんとXboxの新しいCMでテーマ曲として採用されています。権利関係についてはクリアな様ですが、今回の採用が偶然なのか狙った物なのかは判りません。
The Go! Teamは日本人の女性二人が参加している多国籍なイギリスのバンドで、去年のフジ・ロック・フェスティバルへの出演を憶えている方も多いでしょうか。しかしGet It Togetherはとってもポップで可愛らしい!
以前お知らせしたStarCraft IIのリリース延期の噂がBattle.netの大幅な改装を行う事で現実になってしまいました。
GamasutraがBlizzardのCEOを務めるBobby Kotick氏とMike Morhaime氏に行ったインタビューでStarCraft IIが2010年前半まで遅れる事を告げ、以下の様に語りました。
「新しいBattle.netに対する我々の目標は、何千万ものプレイヤーを擁したソーシャルネットワークと全てのBlizzardタイトルを橋渡す、”本当のオンラインプラットフォーム”を作る事だ。」
新しいBattle.netは既存のトーナメントやランキング、マルチプレーヤーのマッチングに加えてソーシャルネットワーク的な役割を持ち、ゲーム間での通信、ログイン情報とアカウント管理の一元管理化等が加えられるとの事、そしてこれらはXbox Liveに似ているとも語られています。
StarCraft IIのリリースと共に運用が開始される新しいBattle.net、今後のBlizzardを大きく左右する基礎部分に当たる物ですから、いつもの完璧主義に拍車が掛かるのも当然かも知れません。
またインタビューではサービスパブリッシャーの提携についても触れ、今後さらに中国との関係性を深めていく考えを明らかにしており、今回の短期的なリリース延期はサービスパブリッシャーとの長期的な関係を見越したフレキシブルな戦略だとも発言しています。
iPhoneチームが開発中と噂されているアップル社のタブレット機Apple tablet。驚くような噂に出所怪しいリーク画像、そしてスペック予想合戦とアップル社製品では毎度おなじみのお祭り騒ぎが例に漏れず開催されています。今回はJobs氏自ら指揮を取って相当な力のいれ具合だとの話(噂)で、iPhoneの成功もあって相当気になる話である事も事実。
そんなお祭り騒ぎの中、実際に開発中のApple tabletを触ったという匿名のアナリストが「アップルはApple tabletをマルチメディアデバイスとしてビデオゲームを動かそうとしている」と主張しました。
外観はiPhoneに似た物で、以前からの噂通り10インチのディスプレイを搭載していたそうです。800ドル程度でクリスマス前の発売を念頭に置いているとの事。
さらにアップルの最高執行責任者を務めるTim Cook氏が収支報告会で「”とても革新的な”ものに取り組んでいる」と発言した事も併記しておきます。いつものカーニバルではありますが、様々なのっぴきならない状況から例年より少しガチ気味な新タブレットにまつわる噂、まだまだ目が離せないようです。
先日Jonathan Kromrey氏がNamco Networksのアップルゲーム事業部ゼネラルマネージャに就任したニュースをお伝えしましたが、さらに同事業部の本気度が伝わってくるインタビューがKotakuに掲載され、なんと鉄拳やソウルキャリバーも視野に入れた開発を進めている事が明らかになりました。
同氏はインタビューでiPhoneアプリの隆盛をゴールドラッシュに例えて、「私の義務は、iPodタッチおよびiPhoneのために最上のゲームを作ることです。ナムコは今その最前線に立っています。」と力強く発言、これまでのナムコのiPhone向けタイトルではクラシックな物が比較的多く見られましたが、同氏は近年の新しい作品を注視しており、鉄拳やソウルキャリバーなどの新しいタイトルに力を入れていくとの事。
その発言を受けて操作の複雑なゲームにおけるiPhoneでの操作性について聞かれたところ、「コントロール方法はチャレンジングな問題だが、私たちはそれに取り組んでいます」と応えています。
かなり意欲的な情熱を感じさせるNamco Networksのアップルゲーム事業部、今後の続報が非常に楽しみです。
Electronic Artsが行った第1四半期の業績発表によると、The Sims 3の販売が好調で出荷本数が伸びており370万本を突破したとの事。拡張データセットのリリースも決まり、さらに伸びそうな勢いです。
またWiiでリリースされたフィットネス系のソフトEA SPORTS Active(国内のタイトルはEA SPORTS アクティブ パーソナルトレーナー Wii 30日生活改善プログラム)も好評で180万本が出荷され、同社のWiiにおけるベストセールスとなった模様、さらにFight Night Round 4がリリース2週間で170万本を記録、Tiger Woods PGA Tour 10、The Godfather 2とHarry Potter And The Half-Blood Princeもそれぞれ100万本に達しているそうです。
業績発表を見ると純損失が昨年の9500万ドルから2億3400万ドルに悪化していますが、販売は上記の通り好調で前年よりも34%上昇して8億1600万ドルに達しています。CEOのJohn Riccitiello氏は「The Sims 3とEA Sports Activeの成功に非常に満足しており、第1四半期の業績は期待以上だった」と発言しています。
本日お知らせしたWipEout HDのインゲーム広告の問題ですが、問題の広告は撤去されロード時間倍増の問題はクリアになったようです。
ソニーのスポークスマンがEurogamerに伝えたところによると「問題の広告は取り除かれました、また私たちは全てのインゲーム広告がゲームプレイに影響を及ぼさないよう調査を進めています。」との事。
ゲーム内広告の最大手Double Fusion社が先日ソニーと提携し、WipEout HD内でダイナミックなビデオ広告を配信する事を発表しました。広告配信が始まったところ、ローディング時間に再生される動画広告によって配信前よりも大幅に待ち時間が長くなった事が大きな問題となっているようです。上の動画は配信前と配信後の比較動画となっており、およそ10秒近く差がある事がわかります。
その差があまりにも明らかすぎてユーザーや各メディアからの批判が相次いでいます。アメリカ国内でのゲーム内広告は2013年には市場規模が6億8100万ドルにも達すると予想されており、今後非常に重要な位置づけのメディアであると考えられています。今回の騒ぎの流れは単に一ゲームタイトルの問題では無いのかもしれません。
先月Namco NetworksがApple Games事業部を新設し、PAC-MAN REMIXのリリースを明らかにしましたが、いよいよ本格的にiPhoneゲームの開発に乗り出すようです。本日Namco NetworksはPAC-MAN REMIXのプロデューサーを務めていたI-Play Mobile GamingのJonathan Kromrey氏を同事業部のゼネラルマネージャに雇い入れた事を発表しました。
同氏によるとApple Games事業部ではiPhoneの新機能に重点を置いた開発を進める計画があることを明かしており、音声認識やピア・ツー・ピア・プレイ、加速度センサーなど、iPhoneの様々な機能を利用した本格的なゲームタイトルの開発を進めていくそうです。
小粒でインディペンデントな良作ゲームは多く存在しますが、大手各社の対応はまだまだ様子見状態と言えます。そんな中、魅力的なタイトルを多く有するナムコがどのような手でiPhone市場に攻勢を掛けるのか今から楽しみです。
Mercury Newsが任天堂の宮本茂氏に行ったインタビューの中で同氏は近年そのシェアを順調に伸ばしているデジタル流通について疑問を呈し、自身のデジタル流通に対するスタンスや考えを明らかにしました。
宮本氏はデジタル流通が多くのデベロッパーが世に出るチャンスであるとの考えに併せて、個人的には物質的な媒体の魅力を「安心」に例え、iTunesに好きな曲を持っていたとしても同じCDを欲しいと考え、その物質によって安心を得ていると述べています。
さらに宮本氏は”遊び”にはデジタルだけでは伝えきれない”体験”があると続け、具体例としてWiiモーションプラスなどを挙げた上で、「デジタル流通はゲームの未来ではない。」とまとめています。
海外の各サイトの反応を見るとこういった嫌悪感は少し古い考えでは?と比較的ネガティブな反応が見られますが、宮本氏は視点はもっと広い意味での”体験”と呼ばれる部分にスポットを当てていると思われます。同氏がProject Natalに対して、ゲームのコントロールには手に何か持つ事が必要ではないか、と意見を述べていたのも”体験”についてのお話だったのではないでしょうか。
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