国内外を問わず一次情報を扱う大手メディアまでもが率先して毒にも薬にもならないファンボーイ的なコンソール戦争を繰り広げる様子が目に付く昨今ですが、この状況をビジネス的な潮流と受け迎合するデベロッパなども散見しており、ゲーム開発におけるトップグループと下位グループの基礎体力は日々著しい剥離を見せる状況となっています。
そんな中、かねてからSonyのファーストパーティ間での技術交換やナレッジシェアに留まらず、後進の育成にも注力するスタジオとしてUnchartedシリーズを手掛けるNaughty Dogの存在が挙げられますが、先日NowGamerのインタビューにディレクターのJustin Richmond氏が登場し、Naughty Dogが今ではファーストパーティとコンソールの壁すら越えてInfinity WardやBungieとも技術交換などを視野に入れた対話を行っていることが明らかになりました。
昨年10月にHi-Rez StudiosがIPを入手し復活が現実となったTribesシリーズ、現在は「Tribes: Ascend」と100人規模のMMOシューター“Tribes Universe”の開発が進められている状況ですが、8月4日から7日にかけて開催されるQuakeConにてTribes: Ascendがプレイアブル出展されることが明らかになりました。
なお、Xbox 360とPCを対象にダウンロードタイトルとしてリリースされることが発表されたTribes: Ascendですが、先日にはXBLA版の発売が先送りされ、PC版がF2Pタイトルとして登場することが判明しており、新しい装備や武器が購入可能になると共に、ステルス型から突撃型まで様々なタイプのロードアウトがカスタマイズ可能になっていることが報じられています。
Hi-RezはGlobal AgendaのF2P化により大きな成功を得ており、この経験が今後Tribes: AscendやTribes Universeに活かされるであろうことは容易に想像でき、かつての名作がどんな復活を遂げるのかQuakeConでの続報に期待!です。
今日の休憩動画はスピーディなリズム感と無駄に高いテンションが愉快なスマブラプレイ映像と、森メタルならぬ森マリオなスーパーマリオ64のクレジット曲を演奏したFamilyJules7Xさんの映像をご紹介します。
このイメージはイギリス人アーティストのA.J.Hateley氏によるビデオゲームを題材にした架空のノベライズ作品のカバーアート集です。今年の初め頃から海外サイトではしばしば紹介されてきたイメージですが、Hateley氏のコンスタントな制作によってかなり見応えのある作品集となったので改めてご紹介します。
9月2日と3日に開催されるCall of Duty専用の大規模イベント「Call of Duty XP」、来るシリーズ最新作Call of Duty: Modern Warfare 3のマルチプレイヤーが本格的なお披露目を迎えるとあって大きな注目を集めていますが、本日新たな発表が行われ、7月19日の午前10時(※ 日本では20日の午前2時)からチケットの販売が開始されることが明らかになりました。
このチケットは2日間を通じて行われる各種対戦イベントや、会場内に再現された“The Pit”でのリアルなタイムアタックなど全ての催し物へのエントリーが可能で、価格は150ドルとなっており、売上げは全て退役軍人をサポートするActivisionの非営利組織“Call of Duty Endowment”に全て寄付されることが報じられています。なお、イベントは18歳以上が対象で、入場には写真入り身分証の提示が必要となります。
まだ、会場に関する詳細が明かされていないCall of Duty XPですが、今回判明した情報からはイベントがサッカーコート9面分の会場で行われることが記載されており、やはり相当に巨大なイベントである様子がありありと感じられます。
Cliffy Bが開発を率いるEpicの人気フランチャイズ“Gears of War”シリーズですが、これまで日本とオーストラリアに並んでゲームの暴力表現に関する規制が厳しいとされるドイツでは初代Gears of Warと2の発売が認められずリリースが行われない状況が続いていました。そんな中、最新作である「Gears of War 3」が18歳以上対象タイトルとしてレーティングを通過したことが判明、国内では規制された欠損表現なども含め一切の規制が無い状態でリリースされることが明らかになりました。
これはドイツのEurogamerが報じたもので、これによりドイツのギアーズファンはUS版と同等のゲームプレイが可能になるとのこと。非常にめでたいニュースですが、ドイツの青少年向け有害メディアの審査を行うBPJMに一体どんな心境の変化があったのか、ドイツの規制に関する動向にも注目が集まるニュースだと言えそうです。
昨年7月からシリーズの映像をご紹介し続け、今年5月遂に完結したメタルギアとModern Warfare 2のパロディムービー“Modern War Gear Solid”、説明するのもバカバカしいくだらないネタ(※ 褒めています)に本気で取り組んだ愉快な作品でしたが、製作を手掛けたBeat Down Boogieが舌の根も乾かぬうちにまたバカバカしいプロジェクトを開始したことが判明。今回はマリオが近代戦に臨む「Mario Warfare」とのことで、無駄にエピックな雰囲気のティザートレーラーが公開されました。
ピタゴラ装置やインクレディブル・マシーンなどで知られるルーブ・ゴールドバーグ・マシン、当サイトでもこれまで幾つかのルーブ・ゴールドバーグ映像をお届けしてきましたが、今日は撮影スタジオを舞台にカメラのあれこれをテーマに作成したルーブ・ゴールドバーグ映像をご紹介。手作り感満載の雰囲気ながら驚きのスケールとアイデアで送る今回の映像は、BGMが無いことも相まって実に見事な緊張感を演出しています。
オンラインゲームビジネスの台頭が著しく、MMORPGなどにおけるゴールドファームの問題なども取り沙汰される機会の多い中国ですが、本日新たに北京に本社を構える大手保険会社“Sunshine Insurance Group Corporation”とオンラインゲームの運営などを行う“Gamebar”が提携し、オンラインゲームプレイヤーのバーチャル資産を対象にした保険サービスを開始したことが明らかになりました。
これは3億人を超える中国のオンラインゲーマー達の間で噴出するインゲームの土地や通貨、アイテムなどバーチャルな資産の損失や窃盗に絡む問題への対応に右往左往する運営企業に向けた保険サービスで、Sunshine Insuranceの広報によると、賠償に絡む一切を保険会社が肩代わりすることで、企業は営業コストとリスクを下げられるとのこと。
なお、拡大の著しい中国オンラインゲーム市場は2010年に258億元(※ 約3177億円)規模に達しており、中国の産業全体で8位にランクされる巨大産業へと成長していることが明らかになっています。
メックシューターとRTSにタワーディフェンス要素を組み合わせた意欲作“Trenched”のローンチを成功させたDouble Fine、現在は次回作となるファミリー向けにセサミストリートをテーマにしたKinectタイトル「Sesame Street: Once Upon a Monster」の開発を進めています。
本日、Double Fineを率いるお馴染みティム・シェーファーが本作の新しいアイデアをクッキーモンスターに相談する映像が公開、昨今の流行に乗るなら今だとばかりにゾンビを押すティムと、ほとんど聞いちゃいないクッキーモンスターの打ち合わせ映像は以下からご確認下さい。
これまでBioWareでMass Effect 2と3のリードゲームプレイデザイナーを務め、新要素や来る3の方向性にも強い影響を与えていたChristina Norman女史が先日めでたくBioWareを寿退社したことをお伝えしましたが、本日新たに引っ越し先のカナダはサンタモニカにて、“League of Legends”でお馴染みのRiot GamesにNorman女史が入社したことがTwitterでの報告から明らかになりました。
まだRiot Gamesでのポジションや関わるプロジェクトについては明らかになっていませんが、Gamasutraのインタビューには長年携わってきたMass Effect 3がシリーズでベストのタイトルになるだろうとの見解に加え、急速な変化を迎えるビデオゲーム産業において革新的で新しいアプローチを見せるRiotでのゲームデザインと開発を楽しみにしているとコメントしています。
なおMass Effect 3開発におけるNorman女史の後任には、初代Mass Effectと2のリードデザイナーを務めたPreston Watamaniuk氏があたることがBioWareの発表から明らかになっています。
先日遂に6年ぶりとなるシリーズ新作“Hitman: Absolution”が発表され、遂に復活を果たすこととなったIO Interactiveの重要フランチャイズ「Hitman」シリーズですが、本作のディレクターを務めるChristian Elverdam氏のインタビューからIOが今後Hitmanタイトルをコンスタントにリリースしたいと考えていることが明らかになりました。
Elverdam氏は6年の長い沈黙の理由について、Hitman: Absolutionに利用されるIOの新エンジン“Glacier 2”の開発に時間が必要だったことが大きな原因だと述べており、エンジンを0から開発するにあたって、HitmanがIOにとって如何に重要なフランチャイズであるか、そしてそれを今後どのように発展させていくべきか自問する機会を得たとのことで、新エンジンを用いたHitman新作のリリースに前向きな見解を示しています。
スネークやサム、ガレットに並ぶ重要なステルスヒーローの1人“Agent 47”が遂に復活を果たすシリーズ5作目“Hitman: Absolution”は2012年リリースの予定で、対応プラットフォームはPS3とXbox 360となっています。
今月21日からサンディエゴで開催される「Comic-Con 2011」、近年ではビデオゲーム関係の発表も多く行われるComic-Conですが、今年は“Batman: Arkham City”や“ストリートファイター X 鉄拳”、“Haloシリーズ”、“Mass Effect”、“Gears of War 3”など多くの注目タイトルに関する新情報の登場だけでなく、“Marvel vs. Capcom”新作登場の噂もまことしやかに囁かれており、今年も大きな注目を集めるイベントとなりそうです。
今回はそんなサンディエゴComic-Con 2011で開催されるゲーム関係のパネルディスカッションのスケジュールを整理してお知らせ、気になるタイトルが登場するか予めチェックしておいてはいかがでしょうか。
2007年にSeth Gordon氏が手掛けた映画「The King of Kong: A Fistful of Quarters」、当サイトではドンキーコングの王者を決めるイベントや、アイオワのビッグバンフェスティバルでお馴染みのミスタードンキコングBilly MitchellとドンキーコングのスターSteve Wiebeのドラマが描かれたビデオゲーム系ドキュメンタリーの傑作として名高い1本ですが、そんな本作が新しい脚本を得てフェイクドキュメンタリーとしてリメイクされる可能性が浮上しました。
これはThe Playlistのインタビューに登場したSeth Gordon氏が明らかにしたもので、近年Gordon氏が手掛けたTVシリーズ“Modern Family”や“The Office”での経験をベースにしたドキュメンタリースタイルのフィクションを描くアイデアがあると語っています。
Gordon氏によると、既にMelissa Stack氏によるワンダフルな脚本のドラフトも出来上がっているとのことで、今後の動向が気になる作品の1つとなりそうです。なお、Seth Gordon氏は現在83年に公開されたジョン・バダム監督のハッキングによる世界危機を描いたSFサスペンス映画「ウォー・ゲーム」のリメイクに取り組んでおり、King of Kongの製作はそれ以降と考えられます。
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