8月17日から21日に渡りドイツのケルンで開催されたgamescom 2010、Resistance 3のサプライズを始め多くのタイトルの発表や新作の続報が登場しました。さらにgamescomに先駆けて開催されたGDC Europeではウォーレン・スペクター氏がキーノートを務めるなど、大きな盛り上がりと共に有意義なイベントとなった印象を受けます。
そんな今年のgamescomの来場者数や来年のスケジュールが公式サイトにて発表、次回は2011年8月15~17日に掛けて開催される事が明らかになりました。また、GDC Europeの開催も同じ週に先駆けて行われる事が発表されています。
また、今年のgamescom出席者の数は25万4000人を記録し、33ヶ国から500人を超える出展者が出席した事が明らかにされ、昨年の来場者数24万5000人・出展国31ヶ国458人の出展者から5%~10%程度の成長を果たした事となりました。また25万4000人の来場者の内、18,900人が小売り関係社で、メディア関係は49ヶ国から4,400人が来場したとの事が明らかにされています。
LucasArtsが開発を進めている「Star Wars: The Force Unleashed II」、前作に引き続きスターキラーが主人公を務める本作では、ヨーダやボバ・フェット等も登場し、正史視点からも実に興味深いタイトルとなっています。
そんな本作にデモ版が登場する事がgamescom会場にて明らかになりました。これはLucasArtsがJoystiqに語った物で、スケジュールの詳細や対応プラットフォームは公表されていませんが、10月26日のリリースに先駆けてデモ版が登場するとの事。
なお会場ではプレイアブルデモが展示されており、巨大なクローン工場を有する惑星カミーノを舞台としたステージがプレイ出来た模様。Star Wars: The Force Unleashed IIのリリースは10月26日、対応プラットフォームはPS3、Xbox 360、Wii、DS、PSP、iPhoneが予定されています。
昨晩いよいよスタートした今年のQuakeCon、今年もお馴染みのジョン・カーマックが基調講演を行い、ゲームグラフィックの未来やマルチプラットフォーム開発に関する事、さらにはクラウドコンピューティングにまで言及する内容が語られました。そのキーノートの中で60FPSで動作するiPhone版「Rage」が発表、MegaTextures技術が利用され、驚く様なクオリティでスムースに動くデモンストレーションが行われました。
このiPhone版はWii用Rageの実験から生まれたとの事で、既に開発は順調に進んで事が明らかにされています。さらにリリースは来年の予定となっており、本編よりも先にリリースされる事で、iPhone版が最初のRageゲームになる事が判明しました。さらにカーマックはアンドロイドでの動作も調査している旨を示唆しています。
なお、今回のデモンストレーションはiPhone4で動作していますが、3GSでも動作する可能性があり、iPadでの動作はベストな物に見えたとカーマックは発言しています。
これまでリリース以降のアップデートでキャミィとザンギエフが実装されたiPhone版「ストリートファイターIV」ですが、新たにC.ヴァイパーがアップデートで参戦する事が明らかになりました。これに併せてIGNではC.ヴァイパーのプレイ映像も公開、いつ見てもiPhoneで動作しているとは思えないクオリティの高い動作が確認出来ます。なお、アップデートの日程についてはまだ明らかにされていません。
先日はZyngaへ2億ドル規模とも言われる大型出資を行った事がまことしやかに囁かれるGoogleですが、新たにソーシャルゲームの開発等を手掛けるデベロッパ”Slide”を1億8200万ドルで買収した事がNew York Timesのレポートから明らかになりました。
SlideはPayPalの共同創立者であるMax Levchin氏により2005年8月に起ち上げられたFacebookやMySpace向けのバーチャルグッズやソーシャルゲームを開発する中堅デベロッパで、来るGoogleのAppストアの基盤となる模様です。さらにGoogleは先日ディズニーに買収されたPlaydomとPlayfishといったソーシャルゲーム分野のトップ企業とも対話を持っているとの事。
国内でもZyngaとSoftbankの提携が明らかになったり、国内デベロッパの買収なども発表され、百花繚乱のソーシャル界隈にも新たな動き起こり始めています。第2のAtariショックの足音が近づいて来ているとも評されるソーシャルゲームジャンルですが、今後来る淘汰の為の布石がより大きく視覚化される事と予想されます。
ディズニーは本日FacebookやMyspace向けのカジュアルなソーシャル系オンラインゲームの開発を手掛ける「Playdom」を5億6320万ドル(約495億円)で買収したと発表しました。先日から買収の動きが見られる事が話題となっていましたが、今回の発表を以てその噂が現実のものとなりました。
Social CityやSorority Life、Market Street、Bolaといったタイトルを有するPlaydomは1ヶ月あたり4200万人のアクティブプレイヤーを持つ巨大ソーシャルゲームデベロッパで、2008年のスタートアップ投資でZyngaに続いて巨額の資金調達を果たした事でも知られています。
ディズニーはプレスリリースにて今回の買収がデジタルゲーミングのポートフォリオを強化し、FacebookやMyspaceといったポピュラーなソーシャルネットワーク上でのインタラクティブなコンテンツの充実を目指す旨を記しています。
PlaydomのJohn Pleasants氏は今回の買収についてディズニーをビジョンを共有する理想的なパートナーと述べると共に、氏がDisney Interactive Media Groupの上級VPとして就任する事も明らかになり、ディズニーのソーシャルネットワークへの本格的な進出の意気込みが感じられる人事となっています。なお、今後Pleasants氏はPlaydomのゼネラルマネジャーを務める事も明らかにされています。
これまでのHTMLからローカルDBとの連携やJavascriptやメディアファイルとの更なる親和性で大きく変化を遂げる事になるHTML5、これまでも3Dでテトリスを実現してみたり、GoogleがQuake IIをWebGLを併用して高フレームレートで動かしたり、海外ではすでにMMORPGを作るためのエンジンまで登場し、ゲームのプラットフォームとしての可能性も模索されています。
そんな中、jhuckaby氏がかつてのLucasArtsのMark J. Ferrari氏が開発したThe Secret of Monkey IslandやLoom等のSCUMエンジンでのアニメーションや、昔のゲームで疑似アニメーションの手法として多く利用されたカラーサイクル技術をHTML5で実装してしまいました。まずはこちらのデモ(サウンド有り/サウンド無し)でご確認下さい。
このデモは640×480ピクセルのアルファ無し256色で作成されており、画像は全てアートワークのピクセル情報が収められたJSONデータを元に、Javascriptによって1点1点リアルタイムに描画されています。また、オプションで表示されるカラーパレットからも判る通り、イメージで見られるアニメーション効果はパレットアニメーションにより実現されています。
さらに驚くべきはこれが結構な高FPSで実行されている事で、筆者のC2Dの3GHzPCでも40FPS程度の動作が可能になっています。Javascriptで640×480ピクセルのイメージを描画するには1フレーム辺り30万7200ピクセルを描画する必要があり、さらにこれが32bitカラー空間(画像は8bit画像ですが、多くのPCは32bitカラーで動作)で動作する事を考えると配列のサイズはかなり巨大な物となり、いくつかのブラウザではまったく満足に描画出来なかったとの事。
これをjhuckaby氏は最初の配列ロード時にアニメーションするピクセルを前もって演算し、それらのXY座標を別の配列に格納する事でアニメーション部分だけのカラーサイクルを実現したそうです。こうやって圧縮されたJSONデータはgzip圧縮でブラウザに転送され、1イメージ辺り100kb程度のデータでアニメーションが実現されています。これによりiPhone 3GSなどでも実用に耐えるFPSで動作が可能との事で、近年のモバイルゲームやWebブラウザ上のカジュアルゲームで十分に役立ちそうな技術に仕上がっていると言えそうです。
なお、ソースも配布されており、描画部分のHTML5関連のソースだけでなく、DOSで作成されたAmigaのIFFとILBMファイルからのピクセルコンバーターのソースも含まれています。興味のある方は一度中身を確認してみてはいかがでしょうか。
いよいよ始まった今年のComic-Con、例年ゲームの扱いも多くなり今年も様々な情報が登場する事となりそうですが、まずはマブカプ3や映画のゲーム化タイトルなども含め注目が集まるマーベル映画のコンセプトアートをお届け!
今回登場したのは映画化が控えているCaptain AmericaとThorの2つ、それぞれの新衣装とキャストを反映したコンセプトアートはもう溜息が漏れる程に格好良い!ヒューマン・トーチがはまり役だったクリス・エヴァンス演じるキャップもすっかり馴染んできて、ぴったりに感じられます。そしてクリス・ヘムズワースのソーとトム・ヒドルストンのロキの兄弟対決!燃える!
という事で、映画の方はもう素晴らしいワクワク感に溢れるマーベル作品、ゲームはセガが担当する事が明らかになっていますが、この燃え上がるテンションを再現するようなタイトルが誕生する事を期待しておきたいと思います。
映画の方は来るアベンジャーズに向かって順調にコマを進めているマーベル作品ですが、ゲームの方はちょっと問題がある……というか轟音と共に爆死するレベルの惨状が続いています。今年4月にはIron Man 2を手掛けていたセガサンフランシスコスタジオのスタッフが満面の笑顔で「やぁようこそセガスタジオへ!」とスタジオを案内するウェルカムなデベロッパ映像を公開したその日にスタジオ閉鎖がアナウンスされるという、もはや何プレイなんだか一切判らない面白パフォーマンスが展開されていました。その上Iron Man 2は今年上半期の最低メタスコア作品にランクインと散々な状態が続いています。
と、こんな状況の中、複数年のライセンス契約が結ばれている以上当たり前と言えば当たり前ですが、雷神ソーが主人公を務める次々回のマーベル映画「Thor」のゲーム化タイトル「Thor: The Video Game」がアナウンスされました。
Thor: The Video Gameはこれまでのマーベルタイトル同様TPSのゲームとなる模様で、ソーらしくムジョルニア(ミョルニル)を使ったアクションが主体となるとの事。セガのシニアVPを務めるGary Knight氏は、ソーが主人公を務める最初のビデオゲームアドベンチャーを手掛ける事を誇りに思うと述べ、本作が巨大なパワーをもったアイコニックなヒーローであるソーを最高のヒーローとして多くの聴衆に知らしめるでしょうと発言しています。言えば言う程うさんくさい!
なおPS3とXbox 360版ではソーの近接攻撃コンボ、遠隔攻撃のミョルニル投げ、アップグレード要素を備えたエレメンタルパワー等がシネマティックに展開される事が明らかになっています。さらにPSPとWii、DS版ではコミックスタイルの映像が提供されるとの事。
しかし、ライバルのDCがゲーム展開を成功させる中、いい加減マーベルもセガに対してなんかないのか……と思わなくもない昨今ですが、幸か不幸か、いや不幸としか思えませんが件のサンフランシスコスタジオはもう存在しません。今のところ開発を手掛けるスタジオは明らかにされていませんが、今度こそ、今度こそどうか良い作品が生まれる様に切にお祈りしておきます。
いや、しかし多くの良作を生んだObsidian Entertainmentと組んだAlpha Protocolも不発に終わり、最早逆ギレとも言える”売れなかったから続編は無い”発言も飛び出し、かつてAlien RPGも担当していたObsidianはこの開発がキャンセルになった事で経営的な危機に陥った所をFallout: New Vegasの開発が決まり一命を取り留めました。
さらにエイリアンフランチャイズではAliens vs Predatorで先陣を切ったRebellionを半壊に追いやった上に、先日はAvPのサポートが打ち切られた事も話題となりました。Obsidianでも駄目ならどこだったらセガと良作コアゲームが作れるのか!頑張れっ……セガ!
なお、映画の方はケネス・ブラナーが監督を務め、アンソニー・ホプキンス、ナタリー・ポートマン、日本からは浅野忠信さん、スタン・リー御大も登場し、もはや鉄板!とも言える重厚な体制が取られています。記事上部に掲載したイメージはLAタイムズで公開されたオフィシャルショットで、もうアンソニー・ホプキンス扮するオーディン父ちゃんの素晴らしく良い顔と御姿を拝見するだけで神作品!に違いない香りがぷんぷんと漂っています。
北米を拠点にグローバル規模の調査を行うIpsosが北米における産業別の消費者満足度を調査した所、コンソールゲーム産業がもっとも満足度が高い物である事が明らかになりました。次点には0.1ポイントという僅差で負けた自動車産業がつけており、北米ゲーム産業の規模の大きさが改めて感じられる結果となっています。
なお、下位には携帯電話プロバイダとOSが登場しており、こちらも確かに市場の厳しさが理解できる結果となっています。
さらに興味深い事に、この調査では29カテゴリに分けた組織やプロダクト、サービスなど様々な要素からアメリカ人が何に忠誠を尽くしているかも調査されており、1位:国、2位:配偶者またはパートナー、3位:ドクターとこれまた文化の違いが分かりやすく浮き彫りになった調査結果が明らかになっています。
今年のE3は大量のサプライズが登場し、山盛りの注目作品達、そして新しい笑いまで生み出し、歴史に残るE3になったと言えそうです。スウェーデンのゲーム雑誌「Level」が最新号で今回のE3を総括するかの様な素敵な表紙を用意してくれました。
表紙にはE3の勝者と言える任天堂の岩田社長が3DSと共に神々しく描かれ、カンファレンスできつい(かつ笑える)咆吼を放ったお馴染みソニーのKevin Butler部長、そしてマイクロソフトのKudo Tsunoda氏にKinectimalsを可愛らしくもふっていた女の子、そして今年のE3で誰も到達しなかった真の勝利を得たと言えるコナミの面々が多く登場しています。
少し気は早いですが、2011年のE3にも是非この面々が再び集う事を期待して止みません。さらにお馴染みの”Mega64″がこの表紙とぴったりマッチする?最高に毒だらけな最新作を公開、本音が聞こえるヘッドフォンで基調講演を聞いたらどうなるかという今回のネタ、相変わらず最低ですが最高に愉快なネタと言えそうです。
先月末にノミネート作品をお知らせした毎年恒例のGame Critics Awards、この賞はJoystiqや1UP、G4TVやGame Informer、IGNなどお馴染みの北米ビデオゲーム産業をリードする31の主要メディアがE3のベストタイトルを選出するもので、市場の動向を占う大きな指標となる物です。
昨晩、結果発表が行われ、並み居るトリプルAタイトル等が並ぶ中、最多5部門にノミネートされたジョン・カーマックの新作「Rage」がなんと3冠を達成、最も多くの賞を獲得しました。その他日本からは任天堂の新ハード「ニンテンドー3DS」が2部門で受賞し、ゲームでは「Marvel vs. Capcom 3」がベスト格闘ゲーム賞を受賞しました。おめでとうございます!
なお、各賞の詳細は以下の様になっています。
- ベストショウ:「ニンテンドー3DS」
- ベストオリジナルゲーム:「Dance Central」
- ベストコンソールゲーム:「Rage」
- ベスト携帯ゲーム:「God of War: Ghost of Sparta」
- ベストPCゲーム:「Portal 2」
- ベストハードウェア:「ニンテンドー3DS」
- ベストアクションゲーム:「Rage」
- ベストアクション/アドベンチャーゲーム:「Portal 2」
- ベストRPG:Star Wars: 「The Old Republic」
- ベスト格闘ゲーム:「Marvel vs. Capcom 3: Fate of Two Worlds」
- ベストレーシングゲーム:「Need for Speed Hot Pursuit」
- ベストスポーツゲーム:「NBA Jam」
- ベストストラテジーゲーム:「Civilization V」
- ベストソーシャル/カジュアルゲーム:「Rock Band 3」
- ベストモーションシミュレーションゲーム:「Dance Central」
- ベストオンラインマルチプレイヤー:「Assassin’s Creed: Brotherhood」
- グラフィック特別賞:「Rage」
E3でサプライズ発表されたMichael Ancel氏の新作であり、かつてのライバルであるラビッツ達に負けていられるかと久しぶりに主人公として復活を果たす事になる「Rayman Origins」、PS3とXbox 360のHDコンソール向けにエピソード形式でリリースされる事が明らかになっていました。
そんな中、公式blogが更新され本作のエピソード1が2010年のクリスマスに登場する事、残りのエピソードが2011年になる事、そしてiPadと3DS、PCとWiiでのリリースを検討中である事が明らかになりました。
さらにRayman Originsを構成する要素も紹介され、一人或いは友達との冒険、平手打ち(トレイラーで見られます)、フェアリー、怪物達、ジョーク、偉大な音楽と多くのサプライズからなるタイトルである事が記されています。
そして、本作とBeyond Good & Evil 2の開発にも使用されているUBIart Frameworkが2011年にオープンソース化される事が明かされています。これは楽しみ!(※ Beyond Good & Evil 2で利用されているのはUBIart Frameworkの3D版とも言われており、オープンソース化される物とは別の物である可能性が高いと思われます)
近年トリプルAタイトルの開発費肥大や、Facebookなどに見られるソーシャルゲームの台頭、それに纏わるマイクロトランザクションモデルのビジネス、そしてインゲーム広告など、ゲーム産業では山積する問題に対する様々な解法が模索されています。
そんな中ギアーズシリーズやUnrealシリーズで知られるEpicの共同設立者でありVPも務めるMark Rein氏が、先日イギリスのニューキャッスルで行われたGamehorizon conferenceでの質疑応答にて、ゲーム開発のコストやトリプルAタイトルの今後について言及しました。
Rein氏はインゲーム広告やマイクロトランザクションなどを例に挙げつつ、現実には無料の物などは無いと断言、かならずコストが発生する物である事を述べ、あくまでこれらがマネタイズの1つの手段である事を強調しました。
さらに自身がトリプルAタイトルを大きく支持するとの意志を述べ、トリプルAタイトルが今後去る事は無く、新しい場所に移動するとの考えを明らかにしています。そして、今後ゲームの質はさらに上がり、コストも同様に上がる事で、さらなる効率的なマネタイズの手段を考える必要があると加えています。
Rein氏はiPhoneとAndroid端末でのUnreal Engine 3の実行について触れ、「これらが将来のコンソールだ」と発言、あと2世代ほども技術が進めばこれらの端末の上でGears of Warをプレイする時代がくるだろうと発言しています。
次期Unreal Engineではさらなるコンソール対応を果たす事がすでに明言されており、デモンストレーションも十分に終わらせた感のあるUnreal Engine 3の携帯端末対応がいつ現実的なリリースが果たされる事になるのか、今後の動向に注目です。
TwitterやFacebook、YoutubeにMySpace、LinkedIn、国内ではmixiなど、いつのまにか私たちの生活はすっかりソーシャルネットワークサービスに囲まれた物になってしまった感があります。そんな中北米では近年の離婚裁判に最も利用される証拠として、こういったソーシャルサービスやオンラインゲームが台頭している事が明らかになりました。
結婚に関する法的な問題に取り組むThe American Academy of Matrimonial Lawyersによると、過去5年間に担当した離婚調停の実に81%が上述の様なオンラインのソーシャルサービスから明らかになった証拠を使用したとの事で、どんどんその傾向は高まりつつあるようです。
それら証拠の内訳は、Facebookの割合が非常に高く全体の66%、続いてMySpaceの15%、そしてTwitterが5%と続いています。さらにPew Internet and American Life Projectが2008年に報告した調査結果からはFacebook利用者の成人の内、5人に1人が一時的な恋愛関係を結ぶ為に利用しているとの事。
ただ、証拠としての利用は単純な浮気写真といった物だけでは無く、離婚後の子供に対する愛情の剥離などを問題にした調停などにも利用されており、子供のイベントに出席しなかった前妻がWorld of Warcraftでボーイフレンドと遊んでいた事の記録が利用されたケースも存在したとの事で、近年しばしば問題視されるFarmvilleなどでもこういったケースが見られる様です。
またイギリスの離婚専門サイト”Divorce-Online“ではこれまで取り扱った7000近い案件の内、5件に1件の割合でFacebookの文字が登場する事が明らかにされています。
さらに近年しばしば見られる特徴として、これらの証拠となりそうな写真や出来事が本人自らによってソーシャルサービスに投稿され、犯罪行為の暴露やセクシャルな写真により盛大に自爆するケースが数多く見られます。他者からのプライバシー保護は技術的にも非常に大事な問題ですが、やはり管理する人的な問題も今後大きな鍵となりそうです。
今年のE3も無事に終わり、毎年恒例のGame Critics Awardsのノミネート作品が発表されました。Game Critics AwardsはJoystiqや1UP、G4TVやGame Informer、IGNなどお馴染みの北米ビデオゲーム産業をリードする31の主要メディアが選出するもので、受賞者の発表は7月6日に行われます。
今回のノミネート作品には多くの注目タイトルやトリプルAタイトルが並ぶ中、id softwareの次回作「Rage」が最多5部門にノミネートされ大きく注目を集めている事が明らかになりました。次点には4部門にノミネートされたEpic MickeyやDance Central、Portal 2が続いており、結果発表が非常に楽しみなラインアップとなっています。ノミネートタイトルの詳細は以下からご確認下さい。
本当に色んな意味で大盛況の内に幕を閉じた今年のE3、この数年でショーとしての華やかさと見本市としてのビジネス的な機能も見事なバランスに落ち着いて、以前の様な実現不可能にも思える大風呂敷合戦はすっかり色を潜めたように感じられます。
1995年にスタートしたE3ですが、E3以前にはCESショーがE3的な役割を果たしていました。今回は今から20年前の1990年の6月2日にシカゴのMcCormick Placeコンベンションセンターで開催されたCESの様子をお届け、20年の間に起こった進化の程を肌で確認してみたいと思います。
1990年にはアメリカの家庭の実に20%が任天堂のNESを保有しており、まさに主役ハードとして注目を集めていました。CESでのブースの広さもやはり巨大な物でした。
6月9日にFacebookでのローンチを迎えたZyngaの新作「FrontierVille」、本作はボルチモアに構えるZynga Eastの処女作で、ゲームデザインはかつてのシド・マイヤー氏の右腕としてアルファケンタウリやコロナイゼーションを手掛けたブライアン・レイノルズ氏が担当しています。
近年のGDCやDICEでは判りやすい程に勝ち組のオーラを放っていたソーシャルゲーム開発勢ですが、まだその勢いは衰えていない様子で、9日にローンチされたばかりの”FrontierVille”がなんと2週間足らずで500万人のアクティブユーザーを獲得したと発表しました。
新タイトルFrontierVilleは同社の重要タイトルFarmVilleに酷似したタイトルで、西部開拓時代を新たな舞台にお馴染みの農場シミュレーションを軸にした物。ソーシャルゲームらしく、フレンド等の他プレイヤーとの関わりが重要な本作ですが、ブライアン・レイノルズ氏はインタビューにて「このタイトルではプレイヤーは誰があなたを支援しているか簡単に知る事が出来る様になった」と述べており、本作のゴールがソーシャル経験の質を改善する事だと発言しています。
所謂Villeゲームでは多く存在するプレイヤーの小さな世界が有機的に繋がり、まさにバーチャルな生態系とも言える依存関係が成立しており、今作での爆発的な勢いとソーシャル要素強化の方向性は、マネーゲームとブライアン・レイノルズ氏自身がプレイヤー化した広義な意味でのリアルシミュレーションとも取れる様な側面も見られ、日本進出も秒読み段階の今、ますます動向には注目する必要がありそうです。
なお、今作の開発はZynga Eastの16人が数ヶ月で完成させた物で、開発規模はかつてFarmVilleを開発した時よりも大きな投資だとの事。Zyngaとブライアン・レイノルズ氏に興味がある方は今年のDICEに登場したレイノルズ氏のソーシャルゲーム開発に関する記事をご覧になってみてはいかがでしょうか。
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