先日、資金繰りの悪化から深刻な危機に陥りながらも、なんとか急場の支払いを無事済ますことが出来た「38 Studios」ですが、ロードアイランド州全体を巻き込んだスキャンダルとなって以来、公式な声明が発表されないままの状況が続いています。そんな中、先日遂にスタジオの設立者カート・シリング氏が自身のFacebookにてスタジオの危機に関するコメントを寄せたことが明らかになりました。
今回は氏の発言と共に、ここ数日の内に報じられたスタジオを取り巻く幾つかの続報をまとめてご紹介します。
先日からロードアイランド州全体を巻き込んだ一大ニュースに発展している巨額の誘致に絡む“38 Studios”の経営危機問題ですが、昨晩“38 Studios”が4月末に支払う予定だった返済金112万5000ドルの支払いに成功し、今回の危機をなんとか乗り切ったことが明らかになりました。よかった!
昨日、ハードコアRPGとして高い評価を受けた“Kingdoms of Amalur: Reckoning”の開発を手掛けた「38 Studios」が深刻な経営危機に瀕し、ロードアイランド州全体を巻き込んだ一大スキャンダルと化していることをお伝えしましたが、一晩明けた本日、さらにキャッシュフローが悪い方向へと進んでいることが判明、心配な状況が続いています。
夢のような豪華開発陣によるハードコアRPGとして高い評価を受けた“Kingdoms of Amalur: Reckoning”の開発を手掛けた「38 Studios」ですが、セールスの不振からスタジオの誘致を支援したロードアイランド州との間に問題が発生しており、スタジオ閉鎖やCopernicusを含む“Amalur”IPの売却の可能性なども濃厚と見られる危機的な状況となっています。
GDCに出展が報じられていたカート・シリング氏率いる38 StudiosのRPGタイトル「Kingdoms of Amalur: Reckoning」ですが、現在の所ゲームに関する新情報が漏れ聞こえてこない状況が続いています。そんな中本日新たなスクリーンショット大量に登場、ドリームチームによる期待作の進捗が窺える興味深いイメージとなっています。
Electronic Artsとタッグを組み、Spawnのトッド・マクファーレン氏、アイスウィンド・サーガのR.A.サルバトーレ氏、そしてOblivionを手掛けたKen Rolston氏、さらにスタジオのボスであるカート・シリング氏、さらに元任天堂オブアメリカ副社長のDenise Kaigler女史という歴々たるメンバーが揃い、ドリームチームによる処女作”Kingdoms of Amalur: Reckoning”を発表した「38 Studios」、先月初めに7500万ドル規模の融資に関する問題が発生していましたが、正式にロードアイランド州への誘致が決定、本社移転がアナウンスされました。
この発表に併せロードアイランド州のDonald Carcieri知事は、38 Studiosが夥しい経済発展の機会をロードアイランドにもたらすと語り、今回の融資が450人規模の雇用を産み出す事に大きな期待を寄せている旨を明らかにしています。
今回の融資に絡む地元議員達の問題もこれにて一件落着、Kingdoms of Amalurの開発に注力出来る環境が整ったと言えます。先日明らかになった融資の詳細からは本作のスケジュールにも大きく影響を与えそうな内容が多く含まれており、ドリームチームによるタイトルの続報に期待が高まります。
先月12日に、スタジオの処女作”Kingdoms of Amalur: Reckoning”を発表したばかりのカート・シリング氏率いる「38 Studios」に7500万ドル規模の融資と誘致に絡むトラブルが発生した事をお伝えしました。これはロードアイランド州と地元企業Economic Development Corporation社(以下:EDC)が計画した38 Studiosへの融資と誘致計画に対して、地元のLincoln Chafee議員が反対活動を行ったという物でしたが、新たに契約の詳細などが発表され、トラブルの輪郭が鮮明になりました。
反対運動に関する進展は見られませんが、前述のEDC社が新たに融資計画に関するドキュメントを公開、Etewitness News(以下:WPRI)がこれを報じ、計画の詳細と共に交渉の成立が近い状況にある事が明らかになりました。
WPRIによると7500万ドル規模の融資は実際には5100万ドルに止まり、契約の調印時に3800万ドル、その後15ヶ月後に1300万ドルの支払いが行われます。さらに当初7500万ドル規模とされた残りの2000万ドルは3年間の債務保証としてリザーブされるとの事。
これに対して38 Studios側は初年度に125の常勤社員を雇用、翌年には175人を雇用、さらに翌々年の150人雇用を合わせ、合計450人の雇用を果たす義務が生じます。しかし、この義務を果たさない場合のペナルティは年間7,500ドルの罰金となっており、状況によっては雇用を果たさずに罰金を支払う方がコスト的には割が合うという判断も考えられる内容となっています。
調印された場合には、11月30日まで38 Studiosの新しい所在が発表される予定で、それ以降10年間はロードアイランド州に止まる必要があります。
今回の融資はロードアイランドの州議会が昨年春に作成したハイテク企業に対する1億2500万ドル規模のファンドの60%を占める物で、地元企業への融資や融資を競う別の議員勢力などからの反対はしばらく続く事になりそうです。
また、雇用スケジュールや発表には明文化されていない1530~1880万ドル成功報酬の存在等も併せ、今回の融資に絡むビジネス的な事情は、Spawnのトッド・マクファーレン氏とアイスウィンド・サーガのR.A.サルバトーレ氏、さらにBethesdaで”Morrowind”と”Oblivion”を手掛けたKen Rolston氏が参加するドリームチームによる”Kingdoms of Amalur: Reckoning”のローンチスケジュールにも大きく影響を与える事となりそうです。
先日Electronic Artsのショーケースイベントにて処女作となる「Kingdoms of Amalur: Reckoning」を発表したカート・シリング氏率いる38 Studios、リリースは2011年秋とされ、まだまだ開発の真っ最中だと考えられる同スタジオが何やらトラブルに巻き込まれている様子です。
先日ロードアイランド州の企業Economic Development Corporation社が7500万ドルの融資を38 Studiosに約束し、現在38 Studiosが居を構えるマサチューセッツからロードアイランドへと誘致しました。しかし、この融資に対して地元の議員Lincoln Chafee氏が”38 Studiosへの関与を中止させる会”を結成、この融資を再考させ地元の小さな企業に対して有効な使い道を考えるべきだとの声明を発表しました。
今の所事態の詳細は明らかではありませんが、38 Studiosが持つ地元に対する雇用枠や、何となく他力本願な内容にも思えるこの会の声明を考えると、何とも腑に落ちないニュースだと言えそうです。
アメリカ大リーグの名選手として知られたカート・シリング氏が設立したボストンの38 Studios、EverQuestやWorld of Warcraftのハードコアプレイヤーとして知られるカート・シリング氏が開発を進めていたMMORPG”Copernicus”が新たなプロジェクト名”Project Mercury”を冠し、いよいよComic-Conでお披露目される事が明らかになりました。
これは38 StudiosのイベントがComic-Conのスケジュールにリスト入りし、Bigdownloadがプレミアのアナウンスを行った物で、Comic-Conでは正式名称に加えトレイラーなども上映される事が明らかにされています。さらに会場では限定版のポスターが入手できるとの事。
38 Studiosは任天堂アメリカを退社したかつての副社長Denise Kaigler女史が入社した事でも知られており、今回のタイトルにはどうやらEA Partnersも絡んでいるとの事。さらに本作のシナリオはSpawnのトッド・マクファーレン氏とアイスウィンド・サーガのR.A.サルバトーレ氏(英雄Drizztの産みの親!)が手掛けており、こちらも期待が高まる所。一体どんなタイトルが出てくるのか、今から登場が楽しみです!
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