先日からゲーム界隈を賑わせている”Frostbite 2.0″と「Battlefield 3」の登場は、これまで現実味が感じられなかったEAによるシュータージャンルの王座奪還に”もしや……”と思わせる光明が初めて指したと言えます。
こんな状況の中、例年の動きからするとそろそろ具体的な動きを見せ始めると思われる「Call of Duty」がどんな手でこれに対抗するのか、その動向と発表にはこれまで以上に様々な側面からの注目を集める事は間違いありません。
当然の事ながら、ファン達の間ではCall of Dutyにも新エンジンを望む声が強まりつつある訳ですが、お馴染みInfinity WardのコミュニティマネジャーRobert Bowling氏がファン達の新エンジン登場を望む声に対して、自身のtwitterにて、近い時期に新しいエンジンを登場させる事は逆効果だとの見解を示しました。
さらに、氏は新エンジンの開発と適切な調整には数年が必要だと続け、エンジンの刷新が近い段階では行われない事を示唆しました。しかし、Robert Bowling氏は現在Infinity Wardが偉大な開発チームによる素晴らしい計画を進行している事も併せてアピールしています。
DICEとEAによる渾身の一撃にCall of Dutyがどう対抗するか、今後の動向に注目です。
昨日、初のスクリーンショットが登場したシリーズ最新作「Serious Sam 3: BFE」ですが、予告されていた通り、本日新しいスクリーンショットといくつかのプレイディテールが判明、なんとキャンペーンが全編を通じて16人Co-opでプレイ出来ることが明らかになりました。カオス!
公開されたスクリーンショットからはSerious Engineの表現力がかなり強化された跡が見られ、期待感を煽る激しいイメージとなっています。プレイディテールの詳細については以下をご確認下さい。
Croteamが開発を進めているSerious Sam 3: BFEは夏リリース予定で、対応プラットフォームは現在のところPCとコンソールとされています。
- 22世紀に起こった”Serious Sam: The First Encounter”の前日譚となる
- エジプトを舞台に人類最後の抵抗が描かれる
- 16人プレイヤーによるフルキャンペーンのCo-opプレイが可能
現在Croteamが開発を進めている事が明かされているSerious Samシリーズ最新作「Serious Sam 3: BFE」ですが、本日公式Facebookにて初のスクリーンショットとなるイメージが公開、明日にはさらに新しい発表が控えている事が明らかになりました。
新しいバージョンのSerious Engineが使われていると思われる、今回のイメージからはSerious Samらしさを残したままに大幅な表現力の強化が行われている様子が窺え、明日の続報に期待が高まります。
さらにSteamでは、2009年にリリースされた「Serious Sam HD: The First Encounter」のマップをHDシリーズの続編「Serious Sam HD: The Second Encounter」に統合する無料DLC”Fusion DLC Pack”がリリースされました。(※ Serious Sam HD: Gold EditionやSerious Sam HD: Double Packも含む)
これによりTFEのマップでBeast Huntなどの新モードをプレイする事が出来、クライアントも統合出来るとあってタイトル所有者とマルチプレイユーザーには嬉しいDLCとなっています。
先日、SteamやPortalシリーズなどでお馴染みValveのボス”ゲイブ”ことGabe Newell氏がインディアナ州のTippecanoe Valleyハイスクールで行われたマーケティングの授業にオンライン映像で登場した事をお伝えしましたが、40分に渡る今回のプレゼンテーションを全て収めた映像が新たに公開されました。
この授業はTippecanoe Valleyハイスクールの”スポーツとエンターテインメントにおけるマーケティング”を学ぶ内容で、ゲイブは前回お伝えした”Portal 2の開発完了”や”ビジネスにおいて従業員の家族を大事にするValveの方針”以外にも、マイクロトランザクションやマルチプレイにおけるユーザー同士の関係など非常に興味深い内容を生徒達に語っています。
ゲイブはValveが「Team Fortress 2」や「Counter-Strike」におけるプレイヤー達の傾向を調査する中で、”プレイヤーがそれぞれのカスタムパッケージを作成する事が出来る”事の重要性を発見したと述べ、その実験をインゲームアイテムを販売するマイクロトランザクションモデルを導入した”Team Fortress 2″で行った事を明かしました。
ゲイブはこの実験を通じて、よりプレイヤーを知る事、そしてプレイヤーが好まない事を調査していると発言し、最も多く売れたアイテムがインゲームストアで最も高価なアイテムだった事、そして2番目のアイテムが最も安いアイテムだったと明かしました。
これは単なる”結果”として提示されており、ゲイブはValveが今後より多くの実験や調査を進める必要があると笑っていますが、賛否両論に分かれ、大きな物議を醸す場合も多いゲーム内のアイテム課金において、実に興味深い結果だと言えます。
ゲーマー達による議論の場ではアイテム販売への批判やネガティブな側面が叫ばれるシーンをしばしば見かけますが、一番高いアイテムが最も売れるという事実は果たして何を表しているのか、昨今のフリーミアムモデルの隆盛や今後の潮流を象徴する様な調査結果だとも言えそうです。
なお、ゲイブは今回の授業の中で、Valveで最も気に入ってるタイトルが「Portal 2」だと発言、「“Portal 2″はValveがこれまで作り上げてきたタイトルの中で、最も自信があるデザインだ」とアピールしています。
近年国内外を問わず、マイクロトランザクションを採用したフリーミアムモデルのソーシャルゲームなどにおいて、そのビジネスモデルが提示するビジョンや悪質な課金モデル等に疑問が投げかけられるシーンを多く見かけます。
そんな中、Braidのクリエーターで、現在は新作タイトル「The Witness」の開発を進めているゲームデザイナーJonathan Blow氏がPC Gamerのインタビューに登場、FarmvilleやRavenwood Fairなど近年流行のソーシャルゲームが”有害”だとの見解を明らかにしました。
Blow氏は近年のソーシャルゲームが”友人リストを活用するゲーム”と表現、これらがゲームを進行させる資源として友人を利用することについて、それは実際のソーシャル(社会的)な活動、或いは友人との友情とは反対の性質を持っていると、ジャンルへの嫌悪感を顕わにしています。
このフレンドの概念についてBlow氏は、World of WarcraftやCounter-Strikeにおける友人の多くが、クランやギルドで出会う新しい人々で、互いに援助し一緒に遊ぶ事を特徴として挙げ、前述の友人を資源として利用するゲームでは、友人に”会う事”がゲームに関係せず、さらに”一緒に遊ぶ事”もゲームの進行に関係していないと分析しました。
これらを述べた上で、Blow氏はソーシャルゲームを有害と表現する事において、他に置き換えられる言葉は無いと発言。もちろん全ての事象には議論の余地があると前置きした上で、現代の”悪”が判りやすい山賊の様な見た目をした者では無く、世界の損失について利己的な存在だと提言しています。
PC Gamerのインタビュアーは、Blow氏が示す強い非難に対して、これをプレイするプレイヤーも非難するかと述べ、続けて、この現象の理由にはプレイヤー達が含まれているか、そしてプレイヤーが害を及ぼされていると気付いてなくとも、それは悪い事かと質問しました。
これに対しBlow氏は、近代社会において対処しなければならない出来事の1つがこの二重性だと述べ、人々が自己責任を持つ事を希望していると回答、個人が持つ楽しさの概念について有益と不利益を測る事は非常に難しいと語っています。
そしてBlow氏は、ゲームデザイナーの視点からゲームを作る事について、”プレイヤーを(ゲームの為に)上手く利用し、活用しようとしているか”、或いは”プレイヤーに何かを与えようとしているか”という問いを持っていると明かし、ゲームデザインにおける倫理の重要性を示唆しました。
さらに、悪質なソーシャルゲームのデザイナーのゴールがプレイヤーの”Quality of Life”(人生における生活の質)を下げる事だと発言、これらのデザイナーが[人々を自分のゲームについて考えさせ、自分のゲームにより多くの金を投じさせ、他のゲームをプレイするかもしれないプレイヤーの友人達の自由な時間を全て自分のゲームをプレイするよう仕向けたいと思い描く事]は”有害”以外の何でもなく、人々を堕落させる事に関与していると強く批判しています。
以上、国内でも多く見られるようになったこの問題は前向きな解決が難しい難題と言え、今後も長きに渡って私たちゲーマーの肩に強くのしかかる問題となる事は間違いありません。
今後改めてご紹介する予定ですが、現在ではこれらのソーシャル的なエネルギーをそもそも”在る物”として前向きに活用する具体的な道を探し始めているJane McGonigal女史の様なパイオニアも登場し始めている事をご紹介しておきます。
(※ Jane McGonigal氏は著名なARGデザイナーで、先日新しい著書”Reality Is Broken: Why Games Make Us Better and How They Can Change the World”(現実は破壊された:なぜゲームが私たちを良くするか、そして世界をどのように変革させるか)をリリース)
既にPS3版「Call of Duty: Black Ops」にリリースされていた1.06アップデートと同等の内容が盛り込まれたXbox 360版のタイトルアップデート6が先ほどリリースされました。
今回のタイトルアップデート6では2月1日にリリースされる初のマップパック”First Strike”サポートや、多くのバグ修正、かねてから問題視されていたAK74Uやスナイパーライフル、ラジコン爆弾RC-XDの調整など、ゲームバランスにも大きな影響を与える大規模な内容となっています。アップデートの詳細は以下からご確認下さい。
先日Josh Olin氏から予告されていたPS3版の新アップデートが先ほどリリース、公式フォーラムにてアップデートの詳細が発表され、これが1.06アップデートである事が明らかになりました。
今回の1.06ではPS3で大きな問題となっていた接続性の問題に様々な改善がもたらされると共に、大量のバグ修正、かねてから問題視されていたAK74Uやスナイパーライフル、ラジコン爆弾RC-XDの調整など、ゲームバランスにも大きな影響を与える大規模な内容となっています。アップデートの詳細は以下からご確認下さい。
国内でもPC版”スーパーストリートファイターIV”が前作の大きな著作権侵害によりリリースが見合わされる事となったニュースが話題ですが、昨今著作権侵害の問題はインフラの整備も相まってより被害の拡大と、DRM技術のいたちごっこが繰り返される不毛な状況が続いています。
そんな中、アメリカの上院議員グループが問題の元である著作権侵害を含むデジタルデータなどの配布を行う違法サイトの取り締まりを強化する法案の設立を進めている事が明らかになりました。
これはPatrick Leahy上院議員と上院司法委員会のチェアマンを務めるOrin Hatch上院議員等のグループが成立を目指している”The Combating Online Infringement and Counterfeits Act”(オンラインの侵害と偽造行為と戦う)法案で、著作権侵害を行うWebサイトの管理者の所在がアメリカの内外に問わず、取り締まりのプロセスを早め、厳罰化する効力をアメリカ合衆国司法省に与えるという物。ドメインがアメリカ国内に有る場合には司法省からレジストラに直接サイトをシャットダウンさせる権限を持つかなり強力な物になっています。
また、侵害サイトが国外にある場合はサイトが利用するISPや決済業者、オンライン広告業者に対して連邦司法長官からサービス停止の裁判所命令が発行し、違法サイトのマネタイズを停止させる旨が記されています。
北米では6月にオバマ大統領とバイデン副大統領から米国のIP保護について国家的な支援を行う旨が明らかにされており、バイデン副大統領は”著作権侵害は完全で単純な窃盗で、破壊と略奪行為にあたる”と厳しく避難しており、今回の法案が成立する場合には米国が著作権侵害と戦う最も大きな取り組みになると予想されています。
またゲーム産業のみならず、アメリカ映画協会と米国レコード工業会が協力して著作権侵害サイトの閉鎖を行う為のロビー活動をISPに対して行っており、すでにいくつかのISPがこの方針に合意の旨を示しています。これらコンテンツ業界全体が取り組みを強化しつつある著作権侵害の問題ですが、DRM強化のいたちごっこでは無い罰則強化等による抜本的な解決がスムースに進められる事に期待したい所です。
昨日のマルチプレイお披露目イベントから、お知らせが追いつかない程のレビューや新情報が明らかになっている「Call of Duty: Black Ops」、今回はInside Xboxによるマルチプレイオーバービュー映像とKillstreakリストにマップリスト、そしてModern Warfare 2から無くなった要素をまとめてお知らせいたします。
Inside Xboxの映像では各種Killstreakが使用されている様子を始め、イベント会場の様子や、各種ゲームモード、さらにエンブレム編集の様子なども収められており、必見の映像です。
そして昨日のまとめ記事に収められなかったKillstreak(連続キルボーナス)とマップのリストも登場、しっかりワンコも健在の以下の様な内容になっています。
■ Killstreakリスト
- 3 Kills – Spy Plane(Modern Warfare 2のUAVと同等)
- 3 Kills – RC-XD (ラジコン爆弾)
- 4 Kills – Counter Spy Plane
- 4 Kills – SAM Turret(ミサイルタレット)
- 5 Kills – Care Package(レア武器のヘビーマシンガン”Death machine”とロケットランチャー”Grim Reaper”が希に入手可能)
- 5 Kills – Napalm Strike
- 6 Kills – Sentry Gun
- 6 Kills – Mortar Team(ペイントした3ヶ所に迫撃チームによる爆撃が加えられる)
- 7 Kills – Attack Helicopter
- 7 Kills – Valkyrie Rockets(リモートコントロールによるミサイル)
- 8 Kills – Blackbird
- 8 Kills – Rolling Thunder
- 9 Kills – Chopper Gunner
- 11 Kills – Attack Dogs
- 11 Kills – Gunship
■ マップリスト
- Crackled
- Launch:ミサイル発射場が舞台で、タイトで狭いマップ
- Radiation:発電所が舞台
- Slaughter House:ベトナムの市街地
- Summit:雪原のロシア基地
また、Treyarchのオンラインディレクターを務めるDan Bunting氏がModern Warfare 2から削除された要素を明らかにし、戦術核、Painkiller、Stopping Power、連続デスボーナスであるDeathstreaks、そして功績関係の多くが削られた事が判明しました。
Bunting氏はこの決定がコミュニティからの最も多く聞かれた苦情から考慮された物である事を明かし、Treyarch自身がゲームプレイにおける戦術核の存在が好ましくないと考えていた事を語り、ピュアな戦闘にゲームを戻したいと決定に関する意向を明らかにしています。
また、本日、海外版の公式サイトが昨日のマルチプレイお披露目を受け、大きくリニューアルされた事を併せてお知らせしておきます。
5月3日から20日まで開催され270万人を超えるプレイヤーが参加した「Halo: Reach」のベータテスト、1600万時間にも及ぶプレイ時間からのフィードバックを基にブラッシュアップが続けられた本作もいよいよ9月14日のリリースが近づいて来ました。そんな中、Bungieがベータテスト時から製品版の完成に至る過程で加えられた変更・改善点が明らかにしました。
すでに発表済みの物も含まれていますが、今回はリリース直前の整理も兼ね改めてまとめた物をお知らせいたします。詳細は以下からご確認下さい。
- 走るスピードが増加
- ジャンプの高さが増加
- グレネードのダメージと爆発半径が減少、爆発時のビジュアルエフェクトもトーンダウン
- Armour Lockのスパム的に使われた素早い再使用は無くなる
- Armour Lockは近接戦闘行動を受けた時に相手のシールドを削らない様に変更
- シールドのリチャージ時間が延長
- Encounter時間が増加
- 特定の武器のヘッドショット特性を微調整
- エリートのシールドリチャージ時間が増加
- Invasion modeではエリートとスパルタンのローテーションが行われる
また、上に掲載したOXMのリポート動画にはエディットモードであるForge 2.0を用いたマップ編集の様子が収められており、チームのスポーン場所の設定や、以前にリメイクされ収録される事が報じられていたHalo2の人気マップIvory TowerとMidshipの映像も確認出来ます。
いよいよローンチを迎える事となったMac版のSteamですが、ローンチに併せて利用可能になるタイトル群にハック&スラッシュの佳作「Torchlight」が登場する事が明らかになりました。
Mac版の対応タイトルとしてTorchlightの他、Left 4 Dead、Left 4 Dead 2、Team Fortress 2、Counter-Strike、Portal、そしてHalf-Lifeシリーズがリリースされます。これらのタイトルは全て”Steam Play”サービスに対応しており、MacとPCの両方のプラットフォームでプレイする事が可能になります。
Torchlightはハック&スラッシュタイトルの名作であるDiabloに似たゲームで、3クラス選べるキャラクターに多くの装備やクエストを有し、リプレイ性と中毒性が非常に高い良タイトルです。本作のDiabloとの関連は内容だけに止まらずその出生にも大きく関わりがあります。これについては過去記事で詳しくお知らせしておりますので、興味がある方は是非ご確認ください。
ギネスが2009年の1月から8月の間に行った調査により決定された、ゲーム史上最も成功したフランチャイズのTOP50のリストが公開されました。また今回のリストはユーザーによる投票によって決定されました。
トップには現在最新作が開発中であるBungieのHaloシリーズが立ち、続いてActivisionのCall of Dutyシリーズが続く形となっています。その他にも任天堂タイトルの強さやファイナルファンタジーシリーズの以外な順番(タイトル間の繋がりが感じられにくい事が要因でしょうか)、さらに意外な所ではCounter-StrikeやPongなどもランクインしており、なかなか興味深いリストとなっています。
なおトップ10のリストは以下のようになっていますが、続きにはさらに50位までのタイトルを載せていますので、興味のある方はご覧ください。
1. Halo
2. Call of Duty
3. ゼルダの伝説
4. Guitar Hero
5. メタルギア
6. スーパーマリオブラザーズ
7. World of Warcraft
8. Gears of War
9. 大乱闘スマッシュブラザーズ
10. Grand Theft Auto
「Steam」の新クライアントの発表と共にアナウンスされたMac対応ですが、これによりLeft 4 Dead、Left 4 Dead 2、Team Fortress 2、Counter-Strike、Portal、そしてHalf-LifeシリーズなどがMacで遊べるようになり、さらに今後のValveタイトルも全てMac版がリリースされる事となります。
まだリリース日が正式にアナウンスされていなかったこのMac版Steamですが、昨日Valveがリリース日を発表し5月12日にMac版Steamクライアントが登場する事が明らかになりました。これでBoot Campとさよならできる……かも!なおタイトルのアップデートなどの詳細については明らかにされていません。
4月末にいよいよ登場する事となるValveのデジタル流通プラットフォーム「Steam」のMac版、新クライアントと共にLeft 4 Dead、Left 4 Dead 2、Team Fortress 2、Counter-Strike、Portal、そしてHalf-LifeシリーズのMac版も登場する事となり、いよいよ本格的なMacゲーミングの夜明けがやって来ると大きく期待されています。
そんなMac版Steamのクライアントが動作する様子を海外のMac情報サイトMacStoriesがリーク、ほぼWindows版と同じ様な機能と動作が実現されている様子がたっぷりと収められています。
およそ2ヶ月に渡ってベータクライアントのテストが行われ、20回以上のアップデートが行われたValveのデジタル流通プラットフォーム「Steam」の新クライアントですが、いよいよ試験運用も完了し、来週の月曜から正式なクライアントとしてアップデートされる事が明らかになりました。
このアップデートでは以前のIEエンジンからWebkitベースのレンダリングエンジンに変更され、購入したタイトルのライブラリなどUIにも大きな変更が加えられています。さらに大きな変更としてKotakuやPC Gamer、Rock,Paper,Shotgun、Shacknewsなど海外の大手情報サイトのニュースがクライアント上で読めるようになっています。
そして、4月末にはいよいよSteamのMac用クライアントがLeft 4 Dead、Left 4 Dead 2、Team Fortress 2、Counter-Strike、Portal、そしてHalf-LifeシリーズのMac版と共に登場する事になります。先月開催されたデベロッパの人気トーナメント”March Mayhem”では、見事優勝を果たしたValve、Macにもその手を広げる事で、その勢いは今後もますます広がりそうです。
2002年に設立され、Counter-StrikeのBot作成やマップ、そしてValveの一大フランチャイズとなった”Left 4 Dead”の開発で知られる「Turtle Rock Studios」、同スタジオはLeft 4 Deadリリースの後2008年にValveによって買収され、その年最も成功した買収として知れ渡る事になりました。その後開発規制が敷かれた同スタジオは2009年6月3日に閉鎖される事になる訳ですが、なんとそのTurtle Rock Studiosが復活するとのニュースが海外情報サイトにて報じられました。
この復活劇はかつてのTurtle Rock StudiosでCEOを務めていたMichael Booth氏がValveによる買収の際に移動せず残ったスタッフ達を率いて取り組んできた結果との事。
すでに先月2月5日からTurtle Rock Studiosは公式サイトを立ち上げ活動を開始しており、かつての古巣であるカリフォルニアで新スタッフを雇い入れています。さらに3月8日には「Garage Buddy」という車両カスタマイズ用の計算アプリをリリース、加えて何らか新タイトルの計画を進めているとの話が囁かれています。
Valveが運営するPCゲームのデジタル流通プラットフォーム「Steam」、先日のベータクライアント登場やティザーの存在などからMacへの対応が濃厚とされていましたが、正式なアナウンスが昨晩行われました。(※ 本記事でのPCはWindows PCを指し、Valveの発表での表記に準じました)
発表からは4月からの対応が謳われており、Steamの対応に併せて、Left 4 Dead 2、Team Fortress 2、Counter-Strike、Portal、そしてHalf-Lifeシリーズが一気にMac対応を果たします。これはSource Engineの対応を意味する物で以降のタイトルのMac対応も大きく期待が持てる物になりそうです。さらに先日発表されたばかりのPortal 2が初のPCとMac同時リリースタイトルになる事も明らかにされています。
気になる開発過程についてはPortal 2の開発を率いるJosh Weier氏が新エンジンについて語っており、PCビルドとMacビルドが同時に、そして自動的に生成される事が明らかにされています。さらにSteam Playと呼ばれる新サービスも登場、これに対応するタイトルはクロスプラットフォームのプレイが無料で楽しめる事が明らかにされています。クラウドサービスであるSteamworksもMacに対応する事から、外出先のPCでプレイして、自宅のMacで続きをプレイするといった事が可能になっています。
さらに驚く事にLeft 4 Dead 1と2ではPC-Mac間のクロスプレイにも対応する事が明らかにされました。非常に革命的なSteam PlayとSteamworksによるこのサービスは今後に非常に大きな変化をもたらす物になるかもしれません。なお、Mac版でのサーバ機能やMap作成などもPC版と同じく可能である事も明らかになっています。
Blizzardタイトルや来るidの新作Rage、そして記憶に新しい所ではDragon Age: OriginsのMac版など、ゲームプラットフォームの選択肢としてMacを選らぶ事が出来る時代が本当に近づいているのかもしれません。今後の動向に注目です。
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