Rocksteadyが開発を進めている続編「Batman: Arkham City」、前作より飛躍的に増量されたバットマン世界のあれこれは未だに多くの謎に包まれたままで、世界中から大きな注目が注がれているタイトルの1つです。
そんな本作が表紙を飾るイギリス版Official PlayStation Magazine最新号のカバーアートが公開、事前情報からコスチュームが一新される事が明らかになっていたハーレー・クインの後ろ姿が登場しました。前回もセクシーな衣装に身を包んでいた彼女ですが、今回は少しキュートさを増した様子で、いつもの通りバットマンにちょっかいを出している様子が描かれています。
なお、最新号の発売は9月2日との事で、新情報の登場にも期待できそうです。続報をお楽しみに!
先日までドイツのケルンで開催されていたgamescomの大きなサプライズの1つだったInsomniac期待の続編「Resistance 3」、これまで看板が発見されたり同スタジオのJames Stevenson氏が開発を進めている事を明言するなど、存在自体は確認されていた本作がいよいよ公式にアナウンスされた形となりました。
しかし今の所発表されているのは上記の実写トレイラーのみで、具体的なゲームの情報はほとんど明らかになっていません。先月末には来週末9月3日からシアトルにて開催されるPAX PrimeにてPS3タイトルのデモンストレーションを行うとInsomniacが発表していた事もあり、Resistance 3の続報に期待が集まっていましたが、先ほどInsomniacの公式TwitterにてPAX PrimeにResistance 3が出展されない事が明らかになりました。
また、今回の出展は行われないものの続報の登場がそう遠くない事が記されており、併せてResistance 3のリリースが2011年になる事がTwitterにて明らかにされました。
さらに、PAX Primeでのデモンストレーションはノースカロライナスタジオが開発を進めているラチェット&クランクシリーズの新作”Ratchet Ratchet and Clank: All 4 One”にフォーカスが当てられた出展内容となる事が記されています。
先ほどgamescom 2010の会場で上映された「Portal 2」の映像が2本公開され、今作からの新要素となる7つのギミックの内の2つ、塗られた面がぽよんぽよんとバウンドする”Repulsion Gel”と距離のある大きなジャンプが可能になる機械式の床”Aerial Faith Plate”を新しいレベルで活用する様子が描かれています。(※ 以前紹介した7要素の詳細は解説記事でご確認下さい)
映像ではRepulsion Gelをかぶったタレット君がぽよんぽよん跳ね回る様子や、なかなか手強そうな青ジェルの活用方法に、自己再生を繰り返すアパーチャサイエンスの施設の異様な姿など、非常に興味深い映像がたっぷりと収められています。
先日「Portal 2」の案内役を務める人格スフィア”Wheatley”君のボイスアクトをイギリスの大ヒットドラマ”The Office”のスティーヴン・マーチャントが務める事をお知らせしましたが、本日新しい声に生まれ変わった”Wheatley”君が登場する新トレイラーが公開されました。
映像にはスティーヴン・マーチャントの軽快な語り口と共に、自己増殖と再生を繰り返すアパーチャサイエンス施設が描かれており、キュートなタレット君の製造工程が明らかにされています。工場&無機物萌えめ、けしからん……。
最後のGLaDOSの空恐ろしさもある意味ど迫力のPortal 2、リリースは2011年2月9日、対応プラットフォームはPC/Mac、Xbox 360とPS3となっています。
Game Industry TVの最新エピソードにビデオゲームの父ノーラン・ブッシュネル氏を始めInsomniacのボスTed Price氏や、Gas Poweredを率いるクリス・テイラー氏、アースワームジムやGaikaiで知られるDavid Perry氏など歴々の開発者達が登場し、クラウドサービスやDLCなどに代表されるゲームのデジタル流通の将来について語りました。
その中でクラウドゲーミングサービスの提唱者としても知られるTHQのボスBrian Farrell氏が、クラウドサービスがコンソール機に現金を費やしたくない消費者に向けたゲームへの障壁を低下させるポテンシャルを持っていると発言、さらにクリス・テイラー氏やDavid Perry氏、Ted Price氏らもコンソールの必要性について疑問を呈しています。
Farrell氏は「なぜ私たちは高価なコンソールを必要とするのか、それは製造コストです」と発言、さらに「なぜ私たちはその計算能力を必要とするでしょうか」といずれこういった演算能力がクラウドで代替え可能になる事を示唆しています。
さらにPSNのディレクタを務めるSusan Panico女史やDigital ChocolateのボスTrip Hawkins氏、そしてノーラン・ブッシュネル氏は将来のデジタル流通がどのように”サービス”ビジネスと成って行くかについて語っています。
クラウドサービスであるOnLiveが今年6月に正式運用を開始し、Gaikaiもサービス開始を視野に入れた動きを見せ始め、もう遠い将来の未来技術では無くなったクラウドゲーミングサービス、次世代機の登場も絡むこの動きがコンソールを超えるブレイクスルーを果たす時は近いのか、今後の動向に注目です。
教育分野への進出も多く見られる様になった近年の海外ゲーム文化ですが、新たにインディアナ州のウォバッシュ大学とフロリダ大学のシラバスにそれぞれ「Portal」と「StarCraft」が登場している事が報じられています。
アメリカでも3校しか存在しない男子大学の1つで1832年に開校されたインディアナ州の美術大学のウォバッシュ大学では、”Portal”がMichael Abbott教授が担当する人間性に絡む”恒久的な疑問”について議論する講義に用いられ、古代メソポタミア時代の”ギルガメシュ叙事詩”に始まり、古代ギリシャの哲学者アリストテレスの”政治学”、シェイクスピアの悲劇”ハムレット”等と並んで”Portal”が登場する事となります。
これはAbbott教授が自身のブログで発表した物で、当初BioshockやかつてのBlack Isleが手掛けた異色作Planescape: Tormentも候補として考慮していた事を挙げ、最終的にPortalが第一印象も良く、ゲームを始めやすい事から、上述した古典などが登場する授業のスタートを務め、生徒の心を掴むに相応しい作品だと考えたとの事。
Abbott教授はPortalの要素としてアクセシブルでスマートなタイトルである事に加え、比較的短い作品である事、そして研究すべき大きなアイデアに満ちている事を挙げ、美しいデザインに溢れたタイトルだと評しており、上述の講義のテーマの1つである「私とは誰か?」を新入生に問いかけるに十分な物であるとの見解を示しています。
確かに人格AIとしてのGLaDOSと実験体と考えられる生物としてのChellの存在は、上記の「私とは誰か?」の問いに対して非常に興味深いモチーフだと言えると感じます。
また、教授はこのアイデアについてDaniel Johnson氏の最近のポータルの分析に関する評論や、アメリカの社会学者アーヴィング・ゴッフマンの著書”The Presentation of Self in Everyday Life”(国内では”行為と演技―日常生活における自己呈示 (ゴッフマンの社会学 1)”)を参考にした事を明らかにしています。
また、フロリダ大学では博士課程にあるNathaniel Poling氏が担当する”21st Century Skills in Starcraft“と題されたコースが用意され、ここでBlizzardのRTSタイトル”Starcraft”が利用されます。
この講義はフロリダ大学初の完全なオンラインコースで、クリティカル・シンキングや問題解決、資源管理に加え、変化する状況に適応するための意志決定の形成について学習するコースとの事。
講義を担当するPoling氏はStarcraftを異なる大量のユニットと異なる能力が混ざる複数のグループを管理する事をプレイヤーに要求するタイトルだと評しており、受講する生徒はゲームをプレイし、記録されたゲームプレイを見て、情報の分析とゲーム世界のコンセプトに対するレポートを書く事になります。
Poling氏はこのオンライン講義が従来の指導方法を否定する物では無く、あくまで補足的な物である事を述べた上で、こういった生徒側が”楽しむ”事から学習効率の改善を図る、近年の構成主義の学習理論がベースになっている事を記しています。
また、氏はMBAを取得しビジネスの世界で活躍するかつての学生に対してもこの講義が意義のある物であったと語っており、MBA取得のプログラムと講義を組み合わせ、イノベーティブなビジネス視点の可能性などの模索を行っている事を示唆しています。
PortalとStarcraftのいずれも、ユニークな活用方法で真剣な講義に利用されている事は驚くばかりで、近年の海外に見られるゲームの活用方法や文化の捉え方に見え隠れするゲーム産業の底知れぬパワーが垣間見られる象徴的なニュースだと言えそうです。
近年規模拡大の一途を辿るゲームタイトルの開発費ですが、大ヒットを記録したRed Dead RedemptionやStarCraft IIを始め、来るPS3の期待タイトルGran Turismo 5などは1億ドル規模に近づいているとも言われ、巨大化に伴うリスクの増大についても言及される機会がしばしば見られます。
そんな高騰するゲーム開発予算についてEA PartnersのVPとElectronic Artsグループのゼネラルマネジャーを務めるDavid DeMartini氏が、ゲーム開発の予算の高騰はピークに達し、今後緩やかに予算規模の縮小が始まるだろうと語りました。
近年有名デベロッパのマルチプラットフォーム対応などで大きな活躍を見せるEA Partnersを率いるDeMartini氏は、具体的なパートナー達の開発予算は明かせないながらも、彼らのゲームタイトルが巨額の開発予算に基づく挑戦的な物であったとしても、次の同様の機会ではスマートに取り組む事が出来ると述べ、ピークに達した開発予算が今度は逆に縮小傾向に変化し始めているとの見解を示しています。
さらに氏はより小さなスタジオと開発への変化について言及し、Electronic Artsが常に追い求めるコアビジネスモデルはクオリティと価格だと発言、Play Entertainmentが手掛けたダウンロードタイトルの”Shank”を例に挙げ、新興スタジオによる比較的開発規模が抑えられたダウンロードタイトル等の下位レベルでの成功が、新興デベロッパの次のステップになる可能性が高い事を示唆しました。
先ほどIrrational Gamesが公式サイトにて9月3日から5日に掛けてシアトルで開催されるゲームイベントPAX Primeへの出展について投稿、9月4日午後1時30分から開始されるパネルディスカッションにおいてGameInformer誌の編集長達と共に登壇、GI誌10月号の表紙を飾ることとなった「BioShock: Infinite」のカバーアートを発表する事が明らかになりました。
パネルでは表紙作成のプロセスが制作過程のリビジョンからコンセプト、そして最終的に完成したカバーアートと共に発表され、Irrational Gamesのマーケティングディレクターを務めるLeonie Manshanden氏とリードアーティストのShawn Robertson氏、そしてGameInformer誌の編集長とチーフエディタによるディスカッションが行われる予定となっています。
毎回印象的で素晴らしいカバーアートが登場する事で知られるGameInformer誌だけに、BioShock: Infiniteの新情報と共に大きな注目の集まるパネルとなりそうです。
また、IGNがBioShock: Infiniteの映像に事細かな解説を加えた分析映像を公開しました。今後の続報の理解をより深める事に役に立つ映像となっていますので、本作が気になっている方は是非一度ご覧になってみてはいかがでしょうか。
昨晩、来月の3日から5日までシアトルにて開催されるゲームイベントPAX Primeのパネルスケジュールから、「Borderlands」を手掛けたGearbox Softwareが大きな発表を用意している事が明らかになりました。
パネルの概要には未発表のジューシーなサプライズ映像が公開されるとの内容が記されており、Q&Aセッションが行われる事や、GearboxのボスRandy Pitchford氏を始め、VPのBrian Martel氏らが登壇する事が明らかにされています。
現在Gearboxは3つの未発表タイトルの開発と共に、Borderlandsの第4弾DLCの制作が並行して進められている事が知られており、未発表プロジェクトとしてエイリアンフランチャイズの1つ”Aliens: Colonial Marines”とMax Brooksの小説”World War Z”を元にしたタイトルとして噂される”Z-Day”の商標登録で明らかになった未発表タイトルの存在が控えているとされています。
Borderlandsの成功で一躍注目デベロッパに躍り出たGearboxの次の一手はどのような物になるのか、続報をお待ち下さい。
以前「Fallout 3」のレーザーライフルAER9を圧倒的なクオリティで仕上げ注目を集めたCitizenSnips氏の新しい作品”A3-21プラズマライフル”が完成、先日Flickerにて公開されました。もう開いた口が塞がらないとんでもないクオリティになっている事がその佇まいから滲み出ています。ものすごい……。
さらに昨日、氏の次回作が明らかになり、次はなんとPortalのタレット君が立体化される事が明らかになりました。このクオリティでタレットが完成した日には萌え死んでしまうかもしらん。こちらも完成すれば改めてお知らせいたしますので、続報お楽しみに!プラズマライフルの鬼ディテールは続きから、たっぷりとお楽しみ下さい。
「Medal of Honor」に巻き起こったタリバン兵士がプレイアブルで存在する事に対する論争ですが、ついに先日イギリスのリアム・フォックス国防相が本作の国内販売中止を促す発言を行った事で事態はさらに激化の様相を呈しています。
昨晩イギリス政府はリアム・フォックス国防相の発言に対してイギリスの文化・メディア・スポーツ省(以下:DCMS)が個人的な見解であったと発表、フォックス国防相の意見に理解を示した上で、BBFCによる18歳以上レーティングに沿って売られ遊ばれるべきものであると明言しました。
さらにこの問題に対する小売店やレーティング団体などの対応も明らかになり始め、どうやらイギリス国内では通常通りに販売が行われる可能性が見え始めています。
まずイギリスのゲームレーティング審査を行うBBFCは海外ゲームメディアのCVGに対し、Medal of Honorの暴力表現はそう強い物では無いと発言、レーティングは成人向けの境界線にあり、15~18歳ラインが適当ではないかとの見解を示しました。
BBFCの広報担当は同団体のレーティング審査が慎重さを優先して18歳以上対象レーティングを与えた事を明らかにしており、他のタイトルほど強い表現ではないとして、マルチプレイでイギリス兵やアメリカ兵を撃つことが出来る現代戦や歴史上の戦争に則したゲームは多く存在し、Medal of Honorはこの点において特殊というわけでは無いと発言しています。
さらにイギリスの販売サイトShopTo.netの広報が「ShopToは全ての衝突地域で戦うイギリス兵士の勇気を全面的に支援し賞賛する」と述べ、PEGIレーティングに沿った販売を行う事を明言しました。またShopToは政府による販売禁止の決定が正式に行われれば、当然それに基づいて販売を停止する旨を述べ、フォックス国防相と同様の報告が消費者から行われた事は無いと加えています。
また、Call of Dutyシリーズの軍事アドバイザーとして知られるHank Keirsey氏もこの問題について言及、ウサマ・ビン=ラディンを指導者とする国際武装テロリストであるアルカーイダと、アフガン戦争後の内乱から生まれた武装勢力としてのタリバンを不正確に同一視させるような報道を行ってきたメディアを批判、アルカーイダがタリバンの支援を受けている可能性も踏まえた上で、タリバン兵士は軍人としての視点から見て賞賛すべき面があると主張しました。
Hank Keirsey氏はMedal of Honorが舞台としている2002年のShahi-Kot谷で行われたアルカーイダ・タリバン勢力に対する軍事行動Operation Anacondaについて、同作戦はひどい戦いだったと振り返り、その戦いは第二次世界大戦が終わった様にその戦いも終わったと発言、氏はこれら現実に起こった事や間違いをレッスンに人間は学習を行わなければならないと発言しました。
Keirsey氏はこの戦いをゲーム上に正確に再現する事で、この出来事に対する洞察を得る事が出来ればと付け加えています。
今回のイギリスDCMSの発表により騒動は鎮火の方向に向かうか、今後の動向に注目が集まるMedal of Honorのリリースは10月12日、対応プラットフォームはPS3とXbox 360、PCとなっています。
先日はPS3の存在がとても重要な位置にあるとの見解を示したValveですが、gamescomの会場でValveのErik Johnson氏がCVGに対してPS3のオープン戦略について言及、PS3向けのプロジェクトがValveにとってエキサイトな理由について、ソニーがデベロッパに対してPS3が非常にオープンなプラットフォームと感じられるよう配慮する取り組みにあると語っています。
氏は対応プラットフォームの選択肢が多い事が消費者にとって良い事だと述べ、PS3上でSteamworksが動作する事が改めてValveにとって重要で意義のある事だとの見解を示しました。
また、発売日は2011年の2月9日として発表されたものの、今の所パブリッシャについて詳細は明らかにされていないPortal 2ですが、EA PartnersのボスDavid DeMartini氏がPortal 2の販売についてValveと対話中である事を明らかにしています。
David DeMartini氏はこの件がまだ対話中である事を前置きし、Valveが常に大きなゲームを作り、ローンチも正確だと評価し、「本当にハイクオリティなパートナーだ」と発言しています。続けて氏は「Electronic ArtsがSteam上で多くのビジネスを持っていると共に、ValveはデストリビューションでEAと多くのビジネスを行います」と両者の関係性をアピールしました。
なおElectronic ArtsとValveのパートナーシップは、2005年にリリースされた初代Xbox用のHalf-Life 2から始まっており、PCとXbox 360、PS3用のOrange Box、同様にLeft 4 DeadとLeft 4 Dead 2の販売でもElectronic Artsが販売を担当しています。
Ken Levine氏率いるIrrational Gamesの新作「BioShock: Infinite」、今作では海底都市ラプチャーから空中都市コロンビアに舞台を移す驚きのタイトルになった事はこれまでにもお伝えしてきた通りですが、お披露目イベントの規模を始め登場済みのアートワークやKen Levine氏の本作に対する思想からは本作が一筋縄ではいかない深さとキャパシティを持ったタイトルである事がひしひしと感じられます。
そんな中、gamescomにも出展されたBioShock: Infiniteブースに飾られたアートワークのイメージが海外サイトで公開され、1900年前後のアメリカが有した歪んだ愛国者精神やアメリカ例外主義を形作った信仰や神性への希求の一端が感じられる興味深い内容が描かれています。
Ken Levine氏は発表以降、メディアへの露出がかなり増えており、Irrational GamesがBioShock: Infiniteの開発に着手する前に別のタイトルのプロトタイプを開発した事などが明らかにされています。
これはgamescom会場で氏がCVGに対して語った物で、氏は前作Bioshockの開発を終えたIrrational Gamesが6ヶ月の期間を設け、BioshockがIrrationalにとって適切なタイトルで有ったかどうかを判断する為に多くのプロトタイプ開発を行ったと明かしています。ファンとしてはどんな物を手掛けていたのか気になる所ですが、氏は実際に採用する新しいコードやアイデアを指し「私たちは使う物以上に多くの物を捨てる」と発言、こういった取り組みが来るBioShock: Infiniteのクオリティへと繋がる事を示唆しています。
イギリスのゲームのセールスチャートをまとめているGfK Chart-Trackが、ActivisionのCall of Dutyシリーズタイトル「Modern Warfare 2」が任天堂の”脳を鍛える大人のDSトレーニング”の売り上げを超え、イギリスで最も売れたタイトルに輝いたと発表しました。
Modern Warfare 2はリリース以降、41週に渡ってイギリス週間セールスのTOP10にランクインし続け、その間TOP10入りを逃したのはたった3回だった事が記されています。
なお、前トップセールスタイトルだった脳トレは36ヶ月を掛け、その前の記録タイトルであるGrand Theft Auto: San Andreasのセールスを超えており、Modern Warfare 2のセールスの勢いが如何に大きな物であるかが窺えます。
今もなおTOP10に君臨し続けるModern Warfare 2、Infinity Wardの件や現在大きな騒動の渦中となっているMedal of Honorなどを鑑みるに、一体Modern Warfare 2とは何だったのか?という疑問に興味が尽きません。今後もシリーズや周辺タイトルの動向などを巻き込み、色々な意味で歴史に残るタイトルになる事は間違いなさそうです。
また、今年四月には北米におけるModern Warfare 2の販売本数がWii Playに続いて歴代のゲーム史上二番目を記録した事がNPDにより発表されています。
8月17日から21日に渡りドイツのケルンで開催されたgamescom 2010、Resistance 3のサプライズを始め多くのタイトルの発表や新作の続報が登場しました。さらにgamescomに先駆けて開催されたGDC Europeではウォーレン・スペクター氏がキーノートを務めるなど、大きな盛り上がりと共に有意義なイベントとなった印象を受けます。
そんな今年のgamescomの来場者数や来年のスケジュールが公式サイトにて発表、次回は2011年8月15~17日に掛けて開催される事が明らかになりました。また、GDC Europeの開催も同じ週に先駆けて行われる事が発表されています。
また、今年のgamescom出席者の数は25万4000人を記録し、33ヶ国から500人を超える出展者が出席した事が明らかにされ、昨年の来場者数24万5000人・出展国31ヶ国458人の出展者から5%~10%程度の成長を果たした事となりました。また25万4000人の来場者の内、18,900人が小売り関係社で、メディア関係は49ヶ国から4,400人が来場したとの事が明らかにされています。
Electronic Arts期待のFPSタイトル「Medal of Honor」、シリーズ復活と共にFPS王座奪回を狙うEAの重要タイトルの1つですが、先日明らかにされたマルチプレイモードの映像にアフガニスタン南西部のヘルマンド州を舞台に戦闘を行うタリバン兵が登場し、プレイアブルな勢力である事が判明した事から海外で大きな議論を呼んでいます。
問題は既に各国で戦争犠牲者の遺族から巻き起こる猛烈な反対や、紛争地域の予断を許さない現状などもあり、既に単なる1つのゲームを超えた複雑な問題へと変化している様相を呈しています。
さらに上述のタリバン兵と戦っているのがイギリス兵士であった事から、イギリスでも大きな問題となっており、遂にリアム・フォックス英国防相がこの問題に対して、イギリス国内の販売店に対してMedal of Honorの販売を禁止するよう要請した事が明らかになりました。
フォックス国防相は「タリバンが勢力を取り戻す行為を、誰かが容認できると考えられる事が大きなショックだ」と発言、タリバンによって父親を失った子供達や、夫を失った妻達を挙げ、うんざりで腹立たしいと語ったフォックス国防相は、イギリスのどんな市民もこのような徹底的に非イギリス的なゲームを買いたいとは思わないと述べ、イギリス軍の協力を得て、小売店にこの無意味な製品の販売を禁止するよう要求すると発言を締めています。
なお、Electronic Artsの広報担当はこの問題についてSunday Timesに対し、Medal of Honorは全ての争いには2つの側面があるという単純な事実を反映していると説明、Electronic Artsはゲーマーに対してこの両側面をプレイする機会を与える旨を述べ、子供が警察と泥棒役に別れて遊ぶ事と同じだと弁明し、Medal of Honorのマルチプレイでは誰かがタリバンで無ければならないと、必要性をアピールしています。
現実の戦争に絡む問題は非常にデリケートな問題で、中東の立場から見た時にはまた違った意見が出る事は間違いありません。直線的なモノサシで判断する事は不可能なこの問題ですが、”誰に”、”どうして”、”なぜ”、”どのように”といった製品としての根源を推し量る時、Electronic ArtsはMedal of Honorに設けたこの刺激的な内容に対して力強い説得力と、こういった事を描く先に見据えたであろう”何か”を示す必要は少なからず”有る”と言えるのではないでしょうか。
本サイトでは割とお馴染みのなんでも作ってしまうDIY精神に満ちたレシピ共有サイト”Instructables”に、なんとBatman: Arkham Asylumに登場するバットラングのレシピが登場しました。
Arkham Asylumのバットラングはこれまで多く登場した歴代バットラングに比べかなり実用性を優先したデザインになっており、今回登場したレシピではその辺りも踏まえ、スナップと折りたたみが可能な様設計されています。なお、スナップの様子は下記の映像でも確認出来ます。
レシピページではPDFファイルで解説された制作方法に、6ステップに渡って作り方が掲載、さらには必要な器具や本体素材、ネジの口径までしっかり指定してくれています。世界を1人で救ってみせる妄想にとりつかれた男プレイをエンジョイしたい腕に覚えのある方はチャレンジしてみては如何でしょうか。
10月19日の北米リリースがいよいよ近づいて来た「Fallout: New Vegas」ですが、今作では前作Fallout 3の第3弾DLC”Broken Steel”で実現されたエンディング以降のフリープレイ機能が搭載されない事が明らかになりました。
本作のディレクターを務めるJosh Sawyer氏によると、Obsidianの開発では多様なエンディングに多くの労力を費やしたそうで、かなりのバリエーションが用意されている事を語った上で、そちらに専念するあまり新しい機能を実装出来なかったと語っています。
また氏はObsidianがエンディングを決定的な物にしたいと考えている事を述べ、エンディング後のフリープレイへと取り組む声がスタジオ内で上がったものの、エンディングそのものに起こる事が優先され、プライオリティが下がった事を明かしています。PC版では前作でもDLC等の展開の登場を待たずしてMODを利用したフリープレイが可能でしたが、コンソール版は今後のDLC展開でサポートされる事になるか、リリース後に期待といった所でしょうか。
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