これまでに当サイトでは暴力表現を伴うゲームの販売規制を行うカリフォルニア州法の是非が11月2日に合衆国最高裁判所で口頭弁論が行われる件について、スタン・リー御大やウォーレン・スペクター氏が反対署名を呼びかけていた事などをお知らせしてきましたが、いよいよ明日件の口頭弁論を迎える事となります。
つい先日にはPTCがESRBのレーティングの無効性を糾弾する活動を行っている事をお知らせしましたが、アメリカ国内では明日の結審に向け、様々なメディアでこの裁判について報道が行われています。
そんな中、CNNがお馴染みG4TV”X-Play”の司会者でもあるAdam Sessler氏を専門知識を持つパネリストとして呼び、規制に関する問題を話題にゲームメディア側からの視点で論じています。Sessler氏は過去15年の中で少年犯罪の発生率がどのように下がっているかを述べ、これに関連してゲーム産業の自己規制が効果的に機能していると発言。
続けて、Mレーティングゲームは未成年に販売されない事、両親がゲーム内で設定を管理出来るタイトルも存在する事など、ESRBのEから成人のみコンテンツまで厳密に区分をしている事を述べた上で、法律は親に対してではなく、子供達に対してより何が適切かを決定する事が重要なのではないかとの考えを明らかにしています。
いよいよ明日迎える事になるカリフォルニア州法に関する審理の開始ですが、裁判の大きな論点は”ビデオゲーム”という存在が合衆国憲法修正第1条に記された信教、言論、出版、集会の自由の下に保護されるべき物かどうかという事であり、もう1つは18歳未満のアメリカ国民の言論の自由とは何か?という問題、そして暴力表現を伴うビデオゲームが検閲を必要とするような脅威を産み出すか否かをカリフォルニアが証明できるかといった所となります。
このカルフォルニア州法の是非については以前に巡回控訴裁判所(※ アメリカ国内の特許や著作権など特定分野の裁判を担当する裁判所)で争われており、違憲との判断が下されているものの、カリフォルニアはこの規制法案に賛同する州としてコネチカット、フロリダ、ハワイ、イリノイ、ルイジアナ、メリーランド、ミシガン、ミネソタ、ミシシッピ、テキサス、ヴァージニア州からの協力も得ており、今回の結審の影響はカリフォルニア州内に止まる物とは一概には言えない状況となっています。国内での規制問題なども含め、もうすぐ下される最高裁のジャッジは決して対岸の火事とは言えない重要な問題ではないでしょうか。
かつてはWebやiPhone等に向けた簡易3Dエンジンの印象が強かったUnity Technologiesの3Dゲームエンジン「Unity」ですが、今年3月にリリースされた”Unity 3“ではこれまでの扱いやすさを維持しつつも、評価の高いミドルウェアを搭載し圧倒的な低価格を武器に一気に普及、今では各所で名前の聞かれる3Dゲームエンジンのメインストリームに躍り出る事となりました。
そんなUnityが25万ライセンスという大きなマイルストーンに到達した事を発表、なんと前年のライセンスは1万3000だった事も併せて記されており、この1年で20倍近い成長を遂げる脅威的な成功を収めた事が明らかになりました。
さらに相変わらずWebでの勢いも衰えないUnityのWebプレイヤーは3500万インストールに到達、現在ではリチャード・ギャリオット氏の新作もUnityでの開発が進められており、ますます注目を集めるエンジンとなりそうです。
なお、現行バージョンのUnity 3はiPhone、iPad、PC、Mac、Wii、Xbox 360、PS3の開発に対応し、9月には遂にAndroid OSへの対応も果たされています。さらに無料バージョンも用意されており、有料のProバージョンではGI対応のライトマップミドルウェア”Beast”や、ムービーのストリーミング再生、グローやモーションブラー、カラーコレクションといったフルスクリーンのポスプロ、オクルージョンカリング用のミドルウェア”Umbra”、ディファードレンダリングといった数々のモダンな機能を有し1,500ドルで利用可能、フル機能が利用可能な30日のトライアルも用意されています。
先日3D RealmsのボスGeorge Broussard氏の発言から噂になっていた「IO Interactive」のレイオフですが、スタジオの地元デンマークのゲーム情報サイトComputerworld.dkがIO Interactiveのゼネラルマネジャーを務めるNiels Jorgensen氏からレイオフの事実を確認、人数の規模は明らかにされなかったものの、実際にレイオフが行われた事が明らかになりました。
また氏はあるタイトルがキャンセルされた事も明言、スクウェア・エニックスからリリースされる予定だったこのXbox専用タイトルのキャンセルが今回のレイオフの原因だった事が併せて語られています。このタイトルについては前述のGeorge Broussard氏が今年のクリスマス向けタイトルだった事を開かしており、一先ず開発の動向が心配されているHitman 5では無さそうです。
残念ながら今年に入って2度目の大規模なレイオフとなってしまったIO Interactive、Eidosの虎の子デベロッパながら近年はヒットタイトルに恵まれない状況が続いています。しかし多くのファンが47の帰還を待ち望んでいる事も事実、頑張れIO!
毎週お馴染みGfK Chart-Trackによる先週のイギリスソフトウェアセールスのランキングが発表、10月24日から30日までの集計はローンチを迎えたFable IIIやStar Wars: The Force Unleashed IIの動向に注目が集まっていましたが、ピーター・モリニュー新作の「Fable III」がFIFA 11とFallout: New Vegasを下し見事に1位を獲得しました。
Fable IIIのセールスは前作の初週販売よりも6000本増え、イギリス国内では13番目に大きなローンチとなり、500万本セールスを目指すとも明言された本作にとって良いスタートを切ったと言えそうです。
なお、今週はUKIEにて上位10位の販売数も公開(現在は非公開)されており、Fable IIIの販売数が12万8895本だった事が記されています。また注目の続編Star Wars: The Force Unleashed IIは5万6064本で5位にランクイン、この他新作であるWWE Smackdown vs Raw 2011が7位に、The Sims 3: Late Nightが9位に登場しています。
上位20位の詳細と上位10位の販売数の詳細は以下からご確認下さい。
- 1位. FABLE III(128,895)
- 2位. FIFA 11(75,703)
- 3位. FALLOUT: NEW VEGAS(69,613)
- 4位. JUST DANCE 2(58,375)
- 5位. STAR WARS: THE FORCE UNLEASHED II(56,064)
- 6位. MEDAL OF HONOR(48,650)
- 7位. WWE SMACKDOWN VS RAW 2011(47,785)
- 8位. PROFESSOR LAYTON AND THE LOST FUTURE(45,470 )
- 9位. THE SIMS 3(28,624)
- 10位. PRO EVOLUTION SOCCER 2011(26,732)
- 11位. WII PARTY
- 12位. WII SPORTS RESORT
- 13位. NEW SUPER MARIO BROS. WII
- 14位. F1 2010
- 15位. THE SIMS 3: LATE NIGHT
- 16位. FORZA MOTORSPORT 3
- 17位. RED DEAD REDEMPTION
- 18位. CASTLEVANIA: LORDS OF SHADOW
- 19位. HALO: REACH
- 20位. WII FIT PLUS
タイトル以上に書く事が無いのが困った物ですが、Cliffy Bが自身のTwitterにて今年のハロウィンパーティに向かう仮装の様子を”Yeaaaah ready for Halloween bitches!”と叫びつつアップしました。という事で、今年はヨッシー、キュートな彼女はピーチ姫でばっちり決めています。
2人のキュートぶりもさる事ながら、相変わらずCliffy Bの楽しそうな様子と嫌なヨッシー感が本当に素晴らしい!
EpicとPeople Can Flyが開発を進めているFPSタイトル「Bulletstorm」、本作は爽快感の高い戦闘システムにでっかい銃にでかい敵、巨大な建造物が崩れ落ち、謎の巨大な車輪が背後から追いかけてくる等々、あまりのバカバカしさが最高にイカす期待のタイトルです。
そんな本作のUE3による映像表現が非常に美しいスクリーンショットが登場、前述の笑ってしまう程のばかばかしいあれこれのど迫力ぶりが確認できるイメージとなっています。Epic期待の1本”Bulletstorm”、リリースは北米で2月22日、ヨーロッパで2月25日、対応プラットフォームはPCとPS3、Xbox 360となっています。
先ほど恐ろしくテンションの上がるローンチトレーラーが公開されたばかりの「Call of Duty: Black Ops」ですが、ネット上では先日から続くリーク映像がとうとうゾンビモードにも及び、大量のプレイ映像が登場しては消されていく追いかけっこが繰り広げられています。
そんな中、ゾンビモードに筆舌に尽くし難い程に斜め上な超展開が待ち受けている事が明らかになりました。強いネタバレ要素が含まれていますので、閲覧にはくれぐれもご注意下さい。
先日あちらの日曜に行われるNBCサンデーナイトフットボールにて「Call of Duty: Black Ops」の新トレーラーが公開される事が明らかにされていましたが、先ほどお馴染みTreyarchのコミュニティマネジャーJosh Olin氏がTwitterにてCall of Duty: Black Opsのローンチトレーラーを公開しました。
映像にはプレイアブルキャラクターの1人であるJason Hudsonの姿やゲイリー・オールドマン演じるReznovとおぼしきキャラクター、そしてとうとうケネディ大統領もその姿を見せる事となりました。いよいよリリースまであと10日、ハリウッド映画ばりの大迫力にローンチが待ちきれません。
“StarCraft II”のローンチと共に大規模なオーバーホールが行われた新生「Battle.net」、複数のBlizzardタイトルを横切って実現されるコミュニケーションやマッチング等は最早無くてはならない貴重なツールだと言えますが、兼ねてから他タイトルに向けたサポートも囁かれていたBattle.net展開の可能性についてBlizzardオンラインサービスのプロジェクトディレクターを務めるGreg Canessa氏が言及、今後Activisionのタイトルをサポートする高い可能性がある事を示唆しました。
Canessa氏はBobby Kotick氏を始めとしたActivisionの全ての人々がBattle.netを支持すると述べ、Battle.netがActivision Blizzardの持つ戦略的なイニシアチブのトップ5の1つだと表現、今後Battle.netにActivision Blizzardの他のタイトルを加える事になるだろうと語っています。
以前からCall of Dutyの課金ビジネスについては直ぐにでも始めたいとActivisionは語っており、先日には再びオンラインサービス年内開始等の噂なども登場、マイケル・パクター氏も予言に近い課金ビジネスの開始を示唆しています。今後コンソール対応の可能性まで具体的に模索しはじめたDiablo IIIも控え、確かにBattle.netはActivisionの聖杯の1つである事に間違いはありません。来るSledgehammerの次期CoDの動向に期待、といった所でしょうか。
Xbox 360用のモーションコントローラー”Kinect”のローンチが近づき動向に注目が集まっていますが、昨日マイクロソフトがシリコンバレーのモーションセンシング技術企業「Canesta」を買収した事が明らかになりました。なお、買収を報じたニューヨークタイムズには映画”マイノリティ・リポート”的な新Windowsの準備といった記載も見られます。
このCanesta社はこれまで11年に渡って三次元用の深度センサーチップの開発に注力しており、以前にはホンダが障害検知を行う自動車用の3Dセンサーの開発を目的に投資、障害検知だけではなく、車に乗る人の体格等に併せてエアバッグの膨張を調整する技術などを実現しています。
さらに3Dカメラモジュールを備えたPCの開発を進めている台湾のQuanta ComputerもCanestaへの投資を行っており、同社の製造ラインの中でもCanestaの技術が使用されています。
さらにCanestaは3Dトラッキングとモーションコントロールに関する特許を44も取得しており、今も認可待ちの特許を多く保有しているとの事で、ニューヨークタイムズでは去年同様にモーションセンシング技術企業である3DV systemsを買収したマイクロソフトが、Apple等の競合がこれらの3D技術を取得する事を阻む事も視野に入れている事を示唆、さらにJoystiqではこの買収が、Kinectが侵害するCanestaの特許に関する賠償請求を短期的に遮る為の物である可能性についても記されています。
なお、Canestaが開発を進めているモーションコントロール技術は下記の様なデモンストレーション映像も公開されており、PC操作等に利用している映像ではなかなか夢溢れる未来的なオペレーションの様子が確認出来ます。
先日からHitman 5登場の噂が続いている「IO Interactive」、8月24日にリリースしたKane & Lynch 2: Dog Daysのセールスが好調とは言えず、前述のHitman 5登場の噂もIOとスクウェア・エニックスが共に否定するなど、あまり前向きな物ではありませんでした。
そんな中3D RealmsのボスGeorge Broussard氏が自身のTwitterでIO Interactiveに35人規模のレイオフが敢行され、今年のクリスマス向けだったプロジェクトがキャンセルされたと発言、現在事実確認が待たれる状況となっています。
IO Interactiveは今年3月末にも35人規模のレイオフが報告されており、当時は200人のスタッフがスタジオに従事していた事が明らかになっています。これまでティザー映像の流出なども見られたHitman 5ですが、多くのファンが期待する47の復活は遂げられるのか、今後の動向に注目です。
発売まであと11日と迫ったCoDシリーズ最新作「Call of Duty: Black Ops」ですが、今週日曜に開催されるピッツバーグ・スティーラーズとニューオーリンズ・セインツによるNFLのハロウィンスペシャルゲームにて新しいトレーラーが上映される事が明らかになりました。
これはお馴染みTreyarchのコミュニティマネジャーJosh Olin氏がTwitした物で、氏はこのトレーラーをかなり凄い物と表現、準備はいいか?とファン達にメッセージを送っています。
Call of Duty: Black Opsに導入されたインゲーム通貨”CoDポイント”が発表された際に、このポイントで購入する”Contract”と呼ばれるチャレンジ系のプレイモードが登場する事が判明していましたが、このContractに関するいくつかの情報が新たに登場しています。
“Contract”はCoDポイントで購入する事で制限時間を持つ”目的”にチャレンジ出来るという物で、これに成功すると購入時よりも多いCoDポイントを得る事が可能になります。
今回はその一例として”SPAS Cruelty”と名付けられたContractが紹介されており、50ポイントで購入から40分の間にSPASを用いて25キルを達成すると250CoDポイントが得られるとの事。また、上に掲載したContractのリストにはBlackbirdやAttack Dogsの文字が並んでおり、様々な難易度のContractが用意されている事が判ります。
また、Contractの大きな特徴はこれら”目的”の内容がダイナミックな物であるとの事で、Treyarchが毎週異なるContractを用意する事でウィークリーチャレンジ的な要素を持ち合わせた物になる様です。
イギリスの歴史有るゲームアワード”Golden Joystick Awards”、第28回目に当たる今年の受賞作品が昨日発表されました。各部門賞にはスーパーストリートファイターIVやAssassin’s Creed II、Plans vs Zombies、Modern Warfare 2など、豪華な顔ぶれが並び、最も栄えあるUltimate Game of the YearをBioWareの「Mass Effect 2」が受賞しています。
Golden Joystick Awards 2010は2009年8月から2010年8月の期間にリリースされたタイトルを対象に、154万3309の投票から決定された物。シューター部門はModern Warfare 2が獲得し、サウンドトラック部門にファイナルファンタジーXIIIが選ばれ、オンラインゲーム部門をLeague of Legendsが制すなど、非常に興味深い各部門の詳細は以下からご確認下さい。
- アクション/アドベンチャーGame of The Year – Assassin’s Creed II
- ダウンロードGame of The Year – Plants Vs Zombies
- 格闘Game of The Year – スーパーストリートファイターIV
- ミュージックGame of The Year – Guitar Hero 5
- One To Watch(注目タイトル) – Call of Duty: Black Ops
- オンラインGame of The Year – League of Legends
- ポータブルGame of The Year – ポケットモンスター ハートゴールド・ソウルシルバー
- パズルGame of The Year – World of Goo
- RPG of The Year – Mass Effect 2
- レーシングGame of The Year – Forza 3
- シューターGame of The Year – Call of Duty: Modern Warfare 2
- サウンドトラック of The Year – ファイナルファンタジーXIII
- スポーツGame of The Year – FIFA10
- ストラテジーGame of The Year – Plants Vs Zombies
- UKデベロッパ of The Year – Jagex
- Ultimate Game of the Year – Mass Effect 2
昨晩「Mortal Kombat」の特集が行われた最新のGTTVが公開、Ed Boon氏も登場しMortal Kombatの内蔵まで作り込まれたダメージ表現をたっぷり交え本作の特徴などを紹介、そして新キャラクターとしてMortal Kombat IIの登場以降お馴染みのキャラクターJax Briggsの参戦を明らかにしました。
GTTVの中で、Ed Boon氏はMortal Kombatのキャラクター数が20前後で、まだ最終的な人数が決定していない事を明らかにしています。
各種ゲームイベントの開催もホリデーシーズンを前に一端の収まりを見せ、新キャラやシステム等の情報ラッシュも一呼吸置いた感のある”Marvel vs. Capcom 3″や”スーパーストリートファーターIV”ですが、昨晩Capcom-Unityにて海外カプコン社内の楽しげなハロウィンパーティの写真が大量に掲載、なんとその中の一枚にファイナルファイトシリーズでお馴染みのマイク・ハガーが3Dモデルと見受けられる状態で画面に映り込んでいる事が発見されました。
すでに写真はサイトから削除されていますが、下に掲載した仮装写真の机や床、電話の形状などから同じスタジオ内のイメージである事は間違い無いと思われます。ファイナルファイトシリーズからは凱とコーディがスーパーストリートファーターIVに登場していますが、非常に小さいイメージながら背景やシェーディングのテイストからはMarvel vs. Capcom 3っぽい雰囲気が感じられなくもありません。もしハガー参戦となれば、相方キャラが誰になるのか、今後の参戦者発表が今から楽しみです。
今月22日からカウントダウンが開始されていた5TH Cellの新作XBLAタイトルが遂に登場、これまでの装いとテイストを一気に覆すハードな世界観のサードパーソンシューター「Hybrid」がアナウンスされました。発表に併せてGametrailersではティザートレーラーも公開、公式サイトもオープンしています。
Hybridでは荒廃した世界を舞台に2つの勢力”Paladin”と”Variant”が争っており、公式サイトでは対Variantに勢力の拡大を進めるPaladinの内情や、無意味な衝突に無駄な命が失われる事を嘆くVariantなど、両サイドからの視点で勢力のスタンスが判るジャーナルなどが掲載されています。
2作のScribblenautsタイトルで近年希に見るイノベーティブなゲームを作り上げた5TH Cellですが、このHybridもお馴染みJeremiah Slaczka氏がデザインやディレクションを手掛けており、リードコンセプトアーティストもScribblenautsのデザインでお馴染みのEdison Yan氏が担当、Scribblenautsとはあまりにもかけ離れたこのHybridで今度はどんな革新を見せてくれるのか、今後の続報に大きく期待が高まります。
今年の6月、アメリカで子供向けのメディア監視や自主規制を進める団体PTC(Parents Television Council)が、Best Buyに対しMレーティングのゲームタイトルのパッケージを子供達の手が届かず視界に入らない高い場所に設置するよう要求した事をお伝えしましたが、新たにPTCがESRBのレーティングが機能していないと強い批判を明らかにしました。
これはPTCが発表した最近のレポート”action alert”に記された物で、PTCはGameStopやToys R Usなど米国中の14の店舗に12~16歳計109人の買い物客を派遣したところ、56%のKマート/シアーズ店舗でMレーティングのゲームを購入でき、33%のBlockbuster店舗で同様にMレーティングタイトルを購入出来たと報告しています。
PTCはこの結果を以てESRBのレーティングが実に酷く機能しない物だと評価していますが、PTCの総合的な調査結果は2008年に行われた調査結果から大きな改善が果たされた数値を示している事なども指摘されています。
このレポートに対しESRBのEliot Mizrachiディレクターは公式声明において、ESRBのレーティングが厳格な物である事を強調した上で、PTCの調査方法やその結果が疑わしい内容であるにも関わらず、彼らが偽装した事実はむしろESRBの有効性を明らかにしたと発言しています。
いよいよ11月2日から合衆国最高裁判所にて、カリフォルニアが2005年に作成した暴力ゲーム販売規制に関する州法が合衆国憲法修正第1条に記された信教、言論、出版、集会の自由、請願権を犯す違憲な物か判断が下すための口頭弁論が開始されます。
今回のPTCのレポートはこの裁判を意識した物とも言えそうですが、裁判が近づき多方面から大きな注目を集めるこういった規制の問題がどういった着地を見せるか、裁判の動向に注目です。
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