現BioWare Mythicの社員でかつてMythic Entertainment時代に”Warhammer Online”の開発に携わっていたと語る人物が”EA Louse”を名乗り匿名でblogを開設、来月に大きなレイオフが行われる事やBioWareが開発を進めているスターウォーズMMOタイトル「Star Wars: The Old Republic」が3億ドル規模の予算を投じている物の、内情は混乱しておりEA最大の災害になると投稿し、労働環境に対する内容など非常に生々しい状況が記されており、真偽の程に注目が集まっています。
この人物は自身も11月に敢行されるレイオフの対象である事を明かし、Electronic ArtsがSWTORのアートを外注した上、まだ何も達成されない事にうんざりしていると述べ、Mythicは最早死んだと語っています。そしてMythicのCEOを務めていたMark Jacobs氏の退職についても触れ、実際はElectronic Artsからの解雇だと非難、内部に恐怖が蔓延しているとMythic内部の状況を明らかにしています。
さらにStar Wars: The Old Republicの開発についても言及、なんと本作の開発に既に3億ドル(約245億円)の予算が投じられていると述べ、映画アバターよりも巨額の予算が投じられたと語るEA Louse氏は、EAが最もSWTORで誇りにしているのはサウンドだと指摘、20GBに及ぶインストールデータのほとんどがナレーターのボイスだと記しています。
さらにサウンドを差し引いたSWTORに残るのは冗談の様なつまらない物で、それを把握しているEAとジョージ・ルーカスはパニックに陥っていると発言、この状況の中でMythicは食い物にされたと語っています。
なお、巨額の予算についてはElectronic Artsの財務責任者であるEric Brown氏が自ら、SWTORがこれまでの歴史で最も予算が投じられたタイトルである事を発言しています。
なお、これらは匿名のEA Louse氏による主観的な物で、真偽の程は一切明らかではありません。しかし投稿内容には分刻みで上司の発言や実際の氏名、レイオフの詳細等が大量に記録されており、創作にしてはあまりに生々しい内容にも感じられ、レイオフの対象が旧Mythicを対象にした物である事もまさしく有り得そうな話ではあります。
この件に対してEurogamerがEAに確認を求めた所、EAの広報は噂或いは匿名のblogに応答は出来ないと回答しています。
さらに、EA Louse氏が自身のblogにWarhammer Onlineの開発とその失敗について、プロジェクト・リーダーは自分自身が何を行っているのかすら理解していなかったと批判、プロデューサーを務めたJeff Hickman氏を名指しで今まで見た中で最も惨めな人物だと評しています。
ここであろう事かお馴染みTwisted Metalを開発中のデビッド・ジャッフェが参戦、EA Louse氏の投稿に対してWarhammer Onlineについては良く知らないと断った上で、自己表現の欲求と仕事としてのアウトプットについてお説教。
さらにチーム内で作品を駄目にする不快で未熟なタイプの人物と作品の関係についても言及し、自身が手掛けたオリジナルのGod of Warをハードコアゲーマーが集まった少人数のチームで開発していた時代を挙げ、ストリートファイター2と鉄拳スタイルの深さを持つ戦闘システムを実現しようと取り組んでいたジャッフェに対し上役が「彼は現実認識の能力が欠けている」「ジャッフェ、それは出来ない」と口にし、何度も繰り返し説明を行っても理解が得られない人物が悩みの種だったと明かし、果たしてこの人物がゲーム業界で只一人の人間だろうかと問い、EA Louse氏を襲っている不幸な状況がさほど珍しい物では無い事を示唆しています。
なかなか大変な状況の所にジャッフェまで登場し、若干訳の解らない事態になっていますが、SWTORの状況に関する指摘は一部腑に落ちる部分が無いとは言えず、今後の動向が気になる所。EA Louse氏のblogはまだ開設されたばかりで、ほぼ怨み節で埋められた物言いにはまだまだ続きがありそうな様子で、暫く後を引く問題になるのかもしれません。
GTAシリーズのライバルタイトルとして、或いはおバカなクライム系タイトルとして知られるSaints Rowシリーズ、前作Saints Row 2での突出したカオスは様々な不足を補って余りある個性を与え、一部の好事家達にはたまらないタイトルとなりました。
すでにSaints Rowシリーズの新作が計画中である事はTHQの会計報告等から明らかになっていますが、いよいよ具体的な動きが表立って行われる時期がやって来るのかも知れません。昨晩Saints Rowの公式Twitterが二日後にスペシャルな”何か”があるとtwit、一体何が発表されるのか?続報有り次第改めてお知らせいたします。
昨日リリースを迎え各所のレビューが揃いつつある「Medal of Honor」、残念ながらレビューの結果は可も不可も無い平均的な評価が多く見られ、Electronic Artsが既に明言済みの通りCoDシリーズの売り上げに対抗しうるタイトルには成り得なかった様です。
また本作に巻き起こったタリバン騒動は今も新たな議論を呼んでおり、まだ拡大する危険性を孕んでいる様に見えます。ゲーム業界においてスキャンダルな話題性でプロモーションを行う様子はしばしば見受けられますが、今回は完全にコントロール不能な規模で希に見る逆効果になったとも言えそうです。
すでにお知らせ済みの大手情報サイトのレビュースコアにはGamesMasterの85/100やEurogamerの8/10等の好評価から、IGNの6/10まで極端では無いものの評価は分かれており、IGNは本作が描いたエリート部隊のTier 1と比較して「明らかにTier 2」「いくぶん失望的に見える」と厳しい評価を下しています。
そんな中、北米の調査会社Cowen & CompanyのアナリストDoug Creutz氏が今回の様々な問題が入り交じったレビュースコアが本作の小売りセールスに大きな影響を与えるかもしれないと発言、今回の失敗がElectronic Artsのマネージメントに黒いアザとして残ると評しました。
Creutz氏はMedal of HonorがActivision BlizzardのCall of Dutyシリーズに挑戦するためのタイトルとして、少なくとも85%~90%のレビュースコアが並ぶと期待していたと述べ、Call of Duty: Black Opsのローンチがタイトルの競争力に損害を与えると共に、今回明らかになった実際のレビュースコアがMedal of Honorの足下に大きな影響を与えるだろうと分析しています。
なお氏はそれでもMedal of Honorがリリース初年の世界的な販売本数が400万に達すると信じていると前置きし、しかしその可能性が著しく縮小していると発言、今後の情勢が非常に苦しい状態にある事を示唆しています。
今年のインディー系タイトルで大きな成功と評価を得たPlaydeadの「Limbo」、独特の冷たいテイストやそのゲーム性と難易度でカルト的な人気を得たPlaydeadが新IPの開発に着手した事が明らかになりました。
これは先日開催されたIndiecadeフェスティバルでPlaydeadのCEOを務めるDino Patti氏が明らかにした物で、氏はLimboが今後ずっとXBLAの専用タイトルである事を強調し、新たにLimboファンが好む様な新IPに取り組んでいる事を明かした物。
氏はこの新作がLimboと同じチームのタイトルであると感じられる物であると同時に、全てが変更された物になると明かし、多くの時間と開発予算が掛けられたLimboがマイクロソフトとの提携により素晴らしい収益化が実現した事を挙げ、今後もXBLA専用のタイトルとしてリリースされる事を示唆しています。
VGChartzの集計から「God of War III」のセールスが300万本を超えた事が明らかになりました。内訳は北米が約189万本、日本が約11万本、ヨーロッパが100万本との事。
また、この好調なセールスについてソニーのプロダクトマネジャーを務めるEric Levine氏は”God of War: Ghost of Sparta”のPSPバンドルセットについて触れ、具体的な計画は無いものの、God of War IIIにまだ多くの新しいユーザーを見込んでいる事を発言し、PS3でも同様にバンドル等のキャンペーンの可能性が残されている事を示唆しています。
WolfensteinやHeXenシリーズ等の開発で知られるFPSタイトルの老舗「Raven Software」が昨年に続いて再び大規模なレイオフを敢行した事がActivisionの報告により明らかになりました。報告によると20~40人規模との事で、昨年の8月には56人のレイオフが行われており、180人前後とされるスタジオのスタッフが1年で100名規模の整理が進められる結果となってしまいました。
先月初めには求人の内容から未発表のFPSを作成中である事が明らかになり、5月にはCall of Duty: Black OpsのDLCコンテンツの開発を手掛けているとの噂も囁かれていましたが、Kotakuでは当初3つ存在していた開発チームが今回のレイオフで1チームとなり、DLCの開発に注力していると報じられており、過去タイトルのDLCを作成しているとは考えられず、これがBlack OpsのDLCに相当する物なのか真偽に注目が集まります。
昨晩10月3日から9日までのイギリスの週間セールスチャートが発表、先週1位に登場した「FIFA 11」が首位をキープ、ライバルのPES2011はリリース初週でFIFA 11を破る事は出来ませんでした。
さらにTOP10圏内にはNinja Theoryの最新作”Enslaved”とMercurySteamが開発を手掛けた悪魔城ドラキュラシリーズの最新作”Castlevania: Lords of Shadow”が登場、この他Dead Rising 2、F1 2010、Halo: Reachが相変わらず好調のランキングとなっています。
- 1位 – FIFA 11
- 2位 – PRO EVOLUTION SOCCER 2011
- 3位 – DEAD RISING 2
- 4位 – F1 2010
- 5位 – HALO: REACH
- 6位 – CASTLEVANIA: LORDS OF SHADOW
- 7位 – ENSLAVED: ODYSSEY TO THE WEST
- 8位 – TIGER WOODS PGA TOUR 11
- 9位 – JUST DANCE
- 10位 – WII PARTY
- 11位 – WRC: FIA WORLD RALLY CHAMPIONSHIP
- 12位 – CALL OF DUTY: MODERN WARFARE 2
- 13位 – TOY STORY 3
- 14位 – GUITAR HERO: WARRIORS OF ROCK
- 15位 – SPORTS CHAMPIONS
- 16位 – RED DEAD REDEMPTION
- 17位 – PRINCE OF PERSIA: THE FORGOTTEN SANDS
- 18位 – MAFIA II
- 19位 – NBA 2K11
- 20位 – WII SPORTS RESORT
「Halo: Reach」がローンチを大きく成功させながらも今回がBungie最後のHaloシリーズタイトルとあって、今後343 Industriesに引き継がれるHaloシリーズの展開には期待と共に不安の声も聞こえる状況が続いています。
そんな中、ニューヨークにて開催されたComic-ConにてHaloフランチャイズを始めとしたメディアキャンペーン等を多く手掛ける企業Starlight Runnerがパネルを行い、同社のCEOを務めるJeff Gomez氏が今後のHaloシリーズのロードマップを公開、2012年と2013年にそれぞれスタートする新トリロジーが2つ、映画が2014年に計画されている事が記されていました。
実際にHaloフランチャイズのプロモーションを手掛けている企業の公式の場での発表だけに真偽の程が気になる所ですが、マイクロソフトの広報を務めるRyan James氏はこの件について、Starlightと仕事をしてきたが、この情報はHaloフランチャイズの計画を正確に説明したものではないと、完全否定とも取れない曖昧な回答を寄せています。
海外ではHalo映画の獲得にスピルバーグ率いるドリームワークスが動いている事なども報じられており、Bungieが去ったHaloの動向に注目が集まります。
9月末にはサービスを開始すると明言していたDavid Perry氏率いるゲームクラウドサービスの「Gaikai」ですが、結局サービス開始に関するアナウンスは行われないまま10月を迎えてしまいました。続報も明らかにされていなかったGaikaiでしたが、先日David Perry氏がオースティンで開催されたGDC Onlineにて行われたインタビューにて12月中旬のサービス開始を目指している事が明らかになりました。
David Perry氏はGaikaiが9月末にサービス開始可能な状態にあった事を述べた上で、今回の延期の原因をパブリッシャー関係者のみが参加したベータテストにあった事を語り、改めて実際のゲーマー向けに60日間のベータテストを開催する計画を明らかにしました。
ベータテストへの招待は直ぐに始められるとの事で、予定通りに終われば12月中旬にベータテストが終わり、サービスがライブになると氏は発言しています。
現状では公式ページの更新も頻繁ではなく、Amazonとの提携等についての続報も聞こえてこない状況でDavid Perry氏の発言のみが先行している様子が感じられなくもありませんが、先日お知らせしたビジネスアプリなどのストリーミングサービスなど興味深い取り組みも行われているGaikai。すでにフロンティアとして市場を開拓しつつあるOnLiveは月額利用額の無料化を発表し、さらなるユーザーベースの底上げに動いている状況で2番手として差が開きすぎないか心配な所ですが、Perry氏は他社の動向も鑑みた上で「急いては事をし損じる」と自信を顕わにしています。
Edge Gamesの創設者で、「Edge」の商標を持っていたTim Langdell氏は2001年にナムコのSoul Edgeの北米版を訴えSoul Bladeに変更させて以来、インディーデベロッパMobigameのパズルタイトル”Edge”も訴えるなど、Edgeの名称を含むタイトルを有する会社を片っ端から訴える勢いで、とうとう”Mirror’s Edge”のIPを所有するElectronic Artsに対してEdgeの使用差し止めを求める訴訟を起こしていました。
そのEdge裁判が先日とうとう結審され、Electronic Artsが勝訴しました。これはEdge GamesとTim Langdell氏の商標登録が不正な物であるとの証拠と、ゲーム産業内でのトローリング(所謂商標転がし)を目的にした物だとの旨を提出したElectronic Artsの主張が評価された物で、法廷はこれらTim Langdell氏の行為が刑事罰に値する物だと示唆しています。
さらに今回の判決を受け、Tim Langdell氏が所有していた”edge”、”cutting edge”、”the edge”、”gamer’s edge”の4つの商標が削除される事が決定、Langdell氏の代理人がこれに同意した事が裁判所文書に記されています。しかしLangdell氏は今回の判決と商標削除の同意について、犯罪行為を犯した事は認めていません。
Edge GamesとTim Langdell氏の行為は非常に悪質な物であると言えますが、サブマリン特許や商標の悪用はしばしば見られる物でもあります。商標や特許の保護はとても大切な問題ですが、商標や特許を有用に活かす事も保護と同様に取り組むべき重要な事ではないでしょうか。
北米で11月4日のローンチを迎えるXbox 360用のモーションコントローラー「Kinect」が大手小売店であるGamestopとNeweggで早くも売り切れとなった事が明らかになりました。
Gamestopの商品ページではKinect単品のプレオーダーの予約が終了し、Xbox 360の4GBモデルと250GBモデルのバンドル版はまだ注文可能となっています。さらにNeweggでは同様にKinect単品が売り切れ、さらに4GB版のバンドルまで売り切れとなっています。
され、これが非常に高い需要を示す物か、期待以下の供給量を指し示す物か、ローンチ後の動向に期待です。
相変わらずのBlizzardクオリティでPC版タイトルながら大きなセールスを叩き出した「StarCraft II: Wings of Liberty」も記憶に新しい所ですが、現在テキサスで開催中のGDC Online 2010に北米セールスの統計などでお馴染みのNPDのMichael Klotz氏が登壇、PCゲームの市場について触れ、PCゲームのパッケージ販売が成長している事を明らかにしました。
氏は2010年の8月時点でPCゲームのセールスが3億300万ドルに達したと明かし、さらなる成長の準備が整っていると発言、12月7日に発売が決定したWorld of Warcraftの最新拡張パック”Cataclysm”のリリースによる底上げで昨年の5億3800万ドルのセールス規模を上回る可能性があると語りました。
さらに、Klotz氏は物理メディアとデジタルダウンロードのシェアについても言及、売り上げの面ではまだ物理メディアが重要だと述べた上で、販売本数はデジタルが物理メディアに追いついたと発表しています。氏によると、デジタル流通ではよりカジュアルで安い物がユーザーに購入され、これに対し物理メディアは適正価格で販売されている状況が背景にあるとの事。
また、Klotz氏は興味深い統計情報を発表、マイクロソフトポイント等に見られる物理的なポイントカードの販売が、周辺機器アクセサリの中で最もセールス規模が大きいゲームパッドのセールスに追いついたとの調査結果を明らかにし、ポイントカードの販売が昨年から37%もの成長を見せている事を明らかにしました。
先日GameStopがJeepラングラーやハーレーダビッドソンが当たる「Call of Duty: Black Ops」の大規模な予約プロモーションを開始した事をお伝えしましたが、GameStopは昨晩、同店舗におけるCall of Duty: Black Opsの予約数が昨年歴史的なローンチを果たしたModern Warfare 2の予約数を超えたと発表しました。
GameStopのSVPを務めるBob McKenzie氏は同店舗がCall of Duty: Black Opsの予約数を常に追跡調査していると述べ、我々は昨年業界の標準を新たに定義したModern Warfare 2よりも前に進んでいると発言しています。
ついにActivisionによる大キャンペーンも始まったTreyarchの最新作Call of Duty: Black Opsは北米で11月9日リリース、対応プラットフォームはPCとXbox 360、PS3、Wiiとなっています。
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