先ほど今週のGTTVが公開、本日お知らせした「Portal 2」のCo-opモードやシングルプレイのインタビューなどと共に、先日サプライズと共に発表された「BioShock: Infinite」のニューヨークのプラザホテルで開催されたお披露目イベントの様子など、見所山盛りの内容となっています。
BioShock: Infiniteの雰囲気抜群で豪華な会場を始め、公開されたトレイラーで眼前に空が一気に拡がるシーンでの観客の驚きの顔!新BioShockのインパクトが如何に大きな物であったか良く判ります。
さらに後半では本日発表された”Left 4 Dead”と”Left 4 Dead 2″の両タイトルでプレイ可能な最新DLC「The Sacrifice」も紹介も行われています。
gamescomにEpic Mickeyを出展中のウォーレン・スペクター氏ですが、NowGamerがかつて氏が制作を手掛け歴史に残る名作となったDeus Exの復活タイトル「Deus Ex: Human Revolution」について何か質問があるか尋ねた所、スペクター氏は”三人称視点を採用した理由にとても興味がある”と伝えました。
さらにNowGamerがこれをgamescomに出展中のEidos Montrealの新Deus Exチームに質問、Deus Ex: Human Revolutionのプロデューサーを務めるDavid Anfossi氏が直接ウォーレン・スペクター氏の質問に応えました。
Anfossi氏はHuman Revolutionの開発にあたり過去の2作を再びプレイし、オーグメンテーションがDeus Exの華である事に気がついたと発言、この要素をより劇的な物にする事を目指し、トレイラーでも印象的に描かれた壁の向こうに居る敵を壁を貫通して殴る強烈なパンチの登場を決定した時点で三人称視点の採用を決めたと語りました。Anfossi氏はこれよりカバーシステムの導入などが可能となったとして良い判断だった事を示唆しています。
さらにAnfossi氏は今週木曜日にgamescomのDeus Ex: Human Revolutionブースに、なんとウォーレン・スペクター氏本人が訪れ、氏に対してデモンストレーションを行った事を明らかにしました。Anfossi氏はこれまで4年間に渡って続けてきた開発をフランチャイズの産みの親に示す名誉ある機会だったと発言、ウォーレン・スペクター氏と席を共にし、デモを行った瞬間はとても心配だったと語っています。
しかしその心配をよそにウォーレン・スペクター氏の反応は肯定的な物だった様子で、Anfossi氏はスペクター氏が新Deus Exに語った直接的な内容は示せないが、Eidos Montrealに対して非常によい反応を受け取ったと語りました。これが事実であれば、いよいよDeus Ex: Human Revolutionもウォーレン・スペクター氏のお墨付きタイトルという事で、初代原理主義のファンであっても無視出来ないタイトルになる可能性が高いと言えそうです。
PC版Darksidersの発売日もいよいよ近づいて来たVigilが開発を手掛けている40Kシリーズ初のMMOタイトル「Warhammer 40000: Dark Millennium Online」の新しいトレイラーが公開、E3ではティザートレイラーが発表された本作でしたが、今回のトレイラーではいよいよ最初のプレイアブル種族が発表!なんと人間勢力のご本尊”Imperium of Man”である事が明らかになりました。
外からはケイオスやティラニッド、エルダー達やオルクにTauにNecronsと山ほどの敵勢力に囲まれ、帝國内部からも内乱や変異体の登場、ケイオスのカルト達や危険な超能力者達による混乱でもはやある意味可愛そうな子ポジションでもある人間勢力達、MMOでも受難の時代が続くか、それとも強勢力となるか、今後の登場種族に注目です。
これはDavid Arenouさんが大学のプロジェクトの為に作成した拡張現実(以下:AR)技術とWiiリモコンを組み合わせ、レールシューティングとカバーシステムを実現したシューターゲームの映像です。
このシステムではAR用のマーカを家具などに取り付ける事でカバーポイントとして利用する事が出来、敵からの攻撃を凌げばゲームを進める役目を持たせたマーカーに触れる事で次のシーンに向かう移動フェーズへと移行します。
kinectやPS Moveでも簡単に応用出来そうなこのアイデア、実用化されれば楽しいゲームが登場しそうです。
先月末に明らかになった「Gears of War 3」の名物キャラクターカーマイン一族の長兄Clayton Carmineの生死を決めるアバター用Tシャツの販売ですが、兄ちゃんの運命が決まる9月2日の投票締め切りまであと10日と少しとなりました。
先月行われたComic-Conの会場では本作の総制作指揮を務めるRod Fergusson氏が”カーマイン死すべし”Tシャツを着て登場し、Epicの殺る気を充満させて居ましたが、どうやら世界中のゲーマー達は愛するカーマイン一家をこれ以上犬死にさせる訳にはいかん!と正義感を発揮したかどうか、現状では”カーマインを守ろう”Tシャツの販売数が大きくリードしているとの事。
時間はまだ10日以上あります。安心してください、Tシャツの値段は1ドルで売り上げは全て病気の子供達へのチャリティ活動を行っているChild’s Playに寄付されます。カーマイン死すべし!のTシャツは以下のリンクから購入可能です。(※ カーマイン死すべしTシャツ:男性用、女性用)
なお、このTシャツはアバター用ではない本物のTシャツも販売されています。
先月のComic-ConではDr.ドゥームとスーパースクラル、そしてアマテラスとソーの参戦が明らかになったvsシリーズ最新作「Marvel vs. Capcom 3」ですが、先ほどgamescomにてドーマムゥとビューティフル ジョーの登場が明らかになり、Capcom-Unityにて2人のアートワークとスクリーンショットが公開されました。
これまでトレイラーでその姿が確認され、ボスキャラクターであるとの噂が囁かれていたドーマムゥが、今回の発表によりプレイアブルキャラクターである事が明らかになりました。これまでの流れを考えるとプレイ映像もまもなく登場するのではないかと予想されるこの2人、ハルク並に大きいドーマムゥとアマテラス並に小さく見えるビューティフル ジョーが一体どのような動きや技を見せるのか、続報をお待ち下さい!
昨晩BlizzardがWorld of Warcraftの新拡張パック「World of Warcraft: Cataclysm」の限定版コレクターエディションを発表、79.99ドルでWindowsとMacにて利用可能となっており、以下の様な豪華な特典が同梱されています。なお、現在はベータテストが行われているCataclysmですが、正式なリリーススケジュールはまだ明らかにされていません。
- Blizzardのシネマティクス部門とWoW開発チームのアーカイブを収めた176ページからなるCataclysmのアートブック
- 専用のインゲームペット
- Warcraftユニバースの歴史や開発者インタビューやコメンタリ等、1時間以上の映像を収めた舞台裏DVD
- Cataclysmに登場する10曲のエピックな新トラックとボーナストラックを収めたサウンドトラック
- Deathwingが描かれた特別版マウスパッド
- Wrathgateシリーズの60枚入りスターターデッキと2枚のアートカード、さらにコレクターズエディション専用の2枚のヒーローカードを含むWorld of Warcraftのトレーディングカードゲーム
昨日発表されたスクウェア・エニックスによるXbox 360用のTPSタイトル「Gun Loco」、香港の人気トイデザイナーKenny Wong氏の手によるキャラクター達からはかなりカオスな雰囲気が漂っていましたが、先ほどインゲームの様子やキャラクター紹介が収められたトレイラーが登場、まさにクレイジー!な仕上がりになっています。
本作は宇宙で最もクレイジーな犯罪者達が集められた囚人惑星を舞台に、生き残りを賭けた派閥間の戦闘が行われるという物で、映像では疾走感溢れるゲームプレイが楽しめそうな雰囲気が見受けられます。そしてやはり気になるのは個性的なキャラクター!いい感じの変態共が揃っていて非常に興味深い所。
また、本作のマルチプレイでは12人対戦が実現されている事も明らかになっており、スクウェア・エニックスの海外への取り組みや、Xbox 360専用のシュータータイトルとしても注目を集めそうなGun Loco、リリースは2011年の予定となっています。
先ほどTHQがWii用のペンタブレットを備えた「uDraw Studio」を発表、タブレットはWiiリモコンの内線ポートに接続する感圧型の物で、スタイラスペンで絵を描く事が可能になっています。また作成したイメージのSDカードへの保存もサポート。価格は70ドルで年内リリースの予定となっています。
さらにタブレット対応タイトルとして2011年初頭に”Dood’s Big Adventure”と”Pictionary”の2タイトルのリリースがアナウンスされており、それぞれ29.99ドルで発売されるとの事。
Dood’s Big Adventureは横スクロールのアクションタイトルで、プレイヤーがペンタブレットで描いたキャラクターが主人公”Dood”としてプレイ可能となっており、50レベルのステージが用意されているとの事。
Pictionaryはどうやら古典ボードゲームとして知られるピクショナリーをゲーム化した物で、双六とプレイヤーが書いた絵を他のプレイヤーが当てる連想ゲーム的な内容を組み合わせた物。本作は家族で楽しめるタイトルとして開発が進められており、Pictionary以外のゲームモードも搭載されている様です。なお、プレスリリースにはuDraw Studioの開発をTHQのメルボルンスタジオが手掛けている事が記されています。
本日CrypticのChampions Onlineの公式サイトにビル・ローパー氏の退社を知らせる投稿がポストされ、本人からのメッセージも添えられ、2年在籍したCrypticを退社した事が明らかになりました。
ビル・ローパー氏はかつてBlizzard Northの副社長を務め、Blizzard時代にはデイビッド・ブレヴィック氏と共にDiabloを世に送り出した事で知られ、WarcraftやStarCraftにも大きな影響を与えた人物です。2003年にはビジネス的な社内のトラブルからBlizzardを退社、その後自身が起ち上げたFlagship StudiosとHellgate: Londonを襲った悲劇により同スタジオは閉鎖、そして2008年終わりにCryptic入りしChampions Onlineのディレクターとして活躍していました。
退社の理由は明らかにされておらず、今後の動向についても詳細は明らかにされていませんが、”新しいチャンスを探すつもりだ”と記されており、今後もゲームに関わっていく事を示唆しています。ビルがんばれええええええ!
ウォーレン・スペクター氏率いるJunction Point studioが開発を進めている「Epic Mickey」、ミッキーマウスのリデザインやオズワルドの凱旋、そして久しぶりの”ウォーレン・スペクター”ゲームである事など、その重要性はもう語り尽くせぬ程に多岐に渡る物で、世界中から多くの期待と注目を集めています。
先ほどGametrailersにて、今週から開催されるgamescomに出展されるEpic Mickeyのオープニング映像が公開、インク怪人の出現に絡む導入部分も明らかになり、ファンタジアの魔法使いで知られるイェン・シッドも登場しています。
そして何より新生ミッキーの恐るべき可愛らしさ!けしからん……。過去のアニメーション作品を忠実に再現し、本当に生きているかの様な躍動感に満ちたミッキーのモーション!そして、ミッキーが持つ記号的アイコン的なデザインを3D化する事に伴う表現手法への取り組み、そしてかつていたずらっ子だったアナーキーなミッキーの新しい性格設定など、もう枚挙にいとまがないとはこの事!ともあれ、キュートは正義。gamescomで明らかになるであろう新情報を楽しみに、まずは映像を楽しんでおく事にしましょう。
多くのRPGファンが今も金字塔として名前を挙げる「Baldur’s Gate」、現在ではD&Dとの権利関係の絡みもあって久しく新タイトルが見られないシリーズとなっていますが、その遺伝子の多くはBioWareの”Dragon Age”シリーズに受け継がれている事で知られています。
そんなBaldur’s Gateが当初はMMOタイトルとして開発が進められていた事がGDC EuropeでのRay Muzyka氏とGreg Zeschuk氏のパネルから明らかにされました。
それによるとBaldur’s Gateは”Battleground Infinity”と名付けられ、異なる神話から登場する神々の戦いを描いたMMOタイトルだったとの事で、Zeschuk氏は本作が大きな志を持っていたものの、近年のモダンなMMOの様な作品ではなかったと発言しています。
Battleground Infinityの初期段階のデモを見たInterplayは、より従来のRPGスタイルに変更する事を提案したそうですが、当時のアメリカでのRPGは死んだジャンルとして考えられおり、この判断は非常に難しい物であった様です。しかし、97年にBlizzardがリリースして大成功を収めた”Diablo”の存在に背中を押され、Baldur’s Gateのリリースを決めたとZeschuk氏は明らかにしています。
何かの判断が違っていればBaldur’s GateのMMOタイトルが登場していたと考えると感慨深い物がありますが、Diabloがリリースの契機になったというのも非常に興味深い所です。蛇足ですがBaldur’s Gateシリーズのゲームエンジンとして知られるInfinity Engineの名称は、このBattleground Infinityから取られた物だった事が判り、長年の疑問がすっきりしたニュースでした。
4月に2K Marinが開発を進めているX-Comシリーズの最新作”XCOM”が発表され、多くのファンが歓喜する事となりましたが、なんとシリーズ初代の「X-Com: UFO Defense」を手掛けたJulian Gollop氏が新作タイトルの開発を進めている事が明らかになりました。
これはGamasutraが掲載したXCOMのプレビュー記事にJulian Gollop氏本人が書き込んだコメントから明らかになった物で、そこには3DSのローンチタイトルとなるターンベースのタクティカルRPG作品を手掛けている事が記されています。
また、Julian Gollop氏のLinkedInプロフィールからは、氏がこの3年間Ubisoftのブルガリアスタジオに勤務している事が記載されており、この3DS用ローンチタイトルは先日発表された”Ghost Recon: Lead The Ghosts”ではないかと考えられています。まだ詳細は明らかになっていませんが、事実であれば非常に嬉しいこのニュース、続報あり次第改めてお知らせいたします。
先日お知らせした「Machinarium」が5ドルでオマケまで付いてくる”著作権侵害恩赦キャンペーン”ですが、なんと1週間で17,000本も売れたそうで、感謝の言葉と共にキャンペーンが16日まで延長された事がAmanita Designの公式サイトから明らかになりました。
可愛いキャラクター好きやチェコアニメが大好物の方はチェック必須のMachinarium、本作にはメニューの簡単な英語以外は特定の言語が一切登場しないので、英語が苦手な方にもお勧めです。販売はAmanitaストアのMachinarium商品ページで行われており、もちろん日本からも購入可能です。さらにこのキャンペーンに併せ、本作の素敵な楽曲達を手掛けるTomas Dvorak氏が新曲”Pirate Amnesty”まで公開、公式サイトからダウンロードも可能になっています。
なお、公式サイトではキャンペーン延長の発表に併せて17,000セールスの国別販売数の内訳も発表、日本も0.05%のセールスを占めている事が記されています。
■ 17,000セールスの国別内訳
- USA 39.4%
- UK 11.5%
- Germany 7.2%
- Spain 5.5%
- Canada 5.3%
- Australia 4.2%
- France 3.9%
- Italy 2.9%
- Sweden 2.1%
- Norway 1.9%
- Finland 1.7%
- Brazil 1.4%
- Netherlands 1.3%
- Poland 0.9%
- Czech Republic 0.8%
- Denmark 0.7%
- New Zealand 0.6%
- Belgium 0.6%
- Mexico 0.6%
- Ireland 0.5%
- Switzerland 0.5%
- Japan 0.5%
- Austria 0.4%
- South Africa 0.4%
- Greece 0.3%
- Slovenia 0.3%
- Israel 0.3%
- Russia 0.3%
- Argentina 0.3%
- Singapore 0.3%
- Portugal 0.3%
- Turkey 0.2%
- Chile 0.2%
- Slovakia 0.2%
- Romania 0.2%
- India 0.2%
- Thailand 0.1%
昨晩の発表以来、世界中が大きな注目を寄せるIrrational Gamesの新作「BioShock: Infinite」、イベントの内容については改めてお知らせしますが、厳重なセキュリティからその内容まで、所謂ゲームのプレスイベントでは無かった事が参加したメディアから伝えられています。
先ほどIrrational Gamesの公式blogにて、ニューヨークで最も権威のある名門ホテルとして名高い”プラザ・ホテル”で行われたこのイベントの様子が公開、BioShock: Infiniteの舞台となる1900年代初頭の雰囲気をそのままに再現した会場は、まるで海底都市ラプチャーや空中都市コロンビアが人々の希望を受け華々しく輝いていた時代を思わせる様な荘厳な物となっています。
以前、ValveがBiowareを制して最強に輝いたデベロッパトーナメント”March Mayhem“が大きな盛り上がりを見せてくれましたが、GameSpotが新たにゲームに登場する最強の悪役キャラクターを決めるトーナメント「All Time Greatest Game Villain」の開催をアナウンス、すでに予備投票を終え最終トーナメントに出場する64人の名だたる悪役キャラクターが勢揃いしました。
既にトーナメント表とそれぞれのスケジュールも準備が整い、8月26日から第1戦が開始されます。投票にはGameSpotへのユーザー登録が必要なのでお忘れ無く。という事で、今回は全64人のリストを以下にご紹介、まぁ揃いに揃った悪人ども!かっこいい!誰もが思い浮かべるあの人からマニア歓喜のあいつまで、一体史上最狂は誰なのか、今後トーナメント結果は都度お知らせしてまいりますので、お楽しみに!
昨晩大きな驚きと共に発表されたIrrational Gamesの「BioShock: Infinite」、公開された映像では目を見張る様な美しい空中都市とBioshock特有の残酷な表現が混じり合い、まさにKen Levine氏の真骨頂とも言える驚きの内容が描かれていました。
リーク騒動の多い昨今にあって、これだけの大作が一滴たりとも漏れる事なく、この発表を迎えた事も驚きでしたが、発表されたBioShock: Infiniteの内容は本当に全ての人の虚を突くようなサプライズだったと言えます。事前情報では新IPとも噂されていたProject Icarusですが、明らかになったBioShock: Infiniteに対してIrrational Gamesを率いるKen Levine氏が何を考え、何を目指しているのか、Joystiqが氏に直接インタビューを行っています。
まずKen Levine氏は本作のモチーフにアメリカ人の優越性をベースにしたアメリカ例外主義の概念が存在している事を明かし、この概念を持ち込んだ事がここ半年ほどの出来事であること、しかし本作の舞台は始めから空中都市を舞台にしていた事を明かし、これが客観主義を突き通したアンドリュー・ライアンの概念が存在しないまま、開発中に多くのプロトタイプが作られた前作BioShockに酷似していると氏は発言しています。
前作BioShockに多くの哲学が盛り込まれていた事を指摘したJoystiqは、BioShock: Infiniteにも同じ雰囲気が感じられると述べ、本作の背景に敷かれた哲学が何であるか、またそれを理解する為にどのような本を読めば良いか質問しています。
この質問に対しKen Levine氏はBioShockは歴史的な物語では無かったが、歴史の文脈に基づいてセットされた物だと述べ、ここにはIrrationalが表現しようと試みたアメリカの雰囲気があったと発言。今回も同様である事を明かし、本作の舞台である世紀の変わり目に蔓延したオプティミズムを挙げ、セオドア・ルーズベルトの著書から学び始める事が良いだろうとアドバイスしています。
1901年のまさに世紀の変わり目にマッキンリーの暗殺に伴って大統領となったルーズベルトについてKen Levine氏は、彼が当時のアメリカのまさに中心的な人物で、当時のオプティミズムが有した、強いアメリカがどんな巨大な事でもできる、或いは全ての技術を持っている、そして法外な民主主義体制を持っているといった世論を象徴しており、実際にこの時代のアメリカ国民が望んでいた希望の指標だと表現。そしてその実際は君主制と独裁者で満たされた世界だったとKen Levine氏は続けています。
こういった背景からBioShock: Infiniteの舞台である空中都市”コロンビア”が生まれ、そして時代背景にコロンビアが基づいた物として自然に感じられる様、多くの方法を用意した事を明らかにしています。
さらに氏は本作の開発チームの規模にも言及、BioShock: Infiniteチームが80人体制で開発に取り組んでいる事を述べ、近年の超巨大な開発体制には及ばないものの、前作BioShockから明らかにスケールが大きくなった事を明らかにしています。さらに氏は前作のBioShockから一切の資産を共有していない事を明言、コードは全て新しくなり、エンジンもUnreal Engine 3へと刷新されたと発言しています。
また、今作ではUnreal Engine 3の利用により、空中都市の建造物が空中を浮遊し、ビルの崩壊が表現され、一度に多くの敵を相手にする事が少なかった前作の戦闘に比べ、今作では15人の敵と一度に戦う様なシチュエーションが存在する事を明らかにしています。
そして、空中都市となった事でエリアがラプチャーに比べ格段に広い物になった事を明かした氏は、長距離武器の重要度が大きく増し、同様に多くの敵が一度に登場する事からエリアエフェクトを持つ武器も有用だと発言、さらにプレイヤーが時速100kmで移動する様なシーンがある事を明かし、やはり武器の選択が大きなカギとなる事を示唆しています。
さらに氏は前回の記事でもお知らせしたBioShock: Infiniteの制作における只1つのルール”神聖にして犯すべからざるものを持たない”事を挙げ、多くのファンがBioshockに望むBioshockゲームが持っていなければならない要素でさえ、自分達が表現したい内容に適合しない物であれば登場させない旨を示し、前作Bioshockの象徴とも言えるビッグダディとリトルシスターが登場していない事を例として挙げました。
ここで、トレイラーに登場した大きな手を持つ頭部に心臓を有した謎のロボットがビッグダディに似ていると質問された氏は、あれはビッグダディでは無いと発言、ビッグダディとリトルシスターは共に前作のパッケージにも登場する主役キャラクターで、概念的に同様の扱いでは無い事を語りながらも、今作がやはりBioshockからのDNAを拡張した物である事を明らかにしています。
ここまで前作との大きな差を強調する氏に対してJoystiqは、なぜこれをBiochokと呼ぶ事にしたのか、マーケティングに拠る物か、それとも芸術的な選択かと質問。これに対して氏はBioShockと言うタイトルがラプチャーを超える物だと考えていると回答し、“Bioshock”とは驚く様な場所を舞台に、Irrationalの俯瞰とヒストリカルなアイデアからなるFPSタイトルだとIPの定義を明らかにしました。
これらは共有の遺産を持っており、それはファイナルファンタジーのそれと同様の物だと氏は発言、しかし続編を作成する場合には通常多くの共有資産やゲームプレイシステムを擁する場合が多く、そういった続編はIrrationalのBioshockには当てはまらない事を示唆、これこそがBioShock 2がIrrational Gamesにとって適切なプロジェクトで無かった理由で、Irrationalの野心にフィットするスケールのプロダクトでは無かったと発言、しかし2K Marineが手掛けたBioShock 2はまさしくBioshockゲームだったとも語っています。
さらにゲームシステムについてBioShockシリーズの特色とも言えるモラル選択について問われた氏は、モラルの選択がシリーズの主成分の1つである事を述べ、今作も同様にモラルの文脈にセットされたタイトルになると明言。但し、それは「悪い奴」と「良い人」に関するゲームになる事を意味しない事を強調しました。
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