昨日Twisted Pixelの新作”Ms. Splosion Man”のニュースと併せてお知らせした”Splosion Man”と”MaXplosion”の間に起こった盗作騒動ですが、昨晩この問題についてCapcom Mobileが応答した文面がメールで各メディアに届けられました。その内容は以下の様になっています。
Twisted Pixelは”Splosion Man”の販売についてCapcomのコンソールゲームチームとのディスカッションを持ちましたが、Capcom Mobileは単独のオフィスを持つCapcomの異なる部門で、コンソールゲームチームとTwisted Pixelとの間に交わされたミーティングについて予備的知識を持ち合わせていませんでした。
“MaXplosion”はCapcom Mobileによって独自に開発された物ではありますが、私たちはこの状況に悲しませられており、私たちのファンとゲーミングコミュニティにおける友人達の信用を回復する事を望んでいます。
言葉を慎重に選んだ跡が窺える文章となっていますが、海外メディアでは複数のサイトがこの”悲しませられた”(saddened)の表現を見出しに取り上げ、やや批判的に報じている状況が見受けられます。
なお、今回の問題に早くから自身の見解をTwitterにて発言してきたTwisted PixelのMike Henry氏は今回の反応に対し、”何によって”悲しませられた”?こりゃ驚いた。彼らは被害者?”と強い見解をtwitしています。
当サイトでは開発元のTopWare(及び子会社のReality Pump)とパブリッシャーを務めるSouthPeakの間に起こるトラブルとリリースの混迷を軸にお伝えしている「Two Worlds II」関連のニュースですが、そこに映る愉快な悲喜こもごもと本作の面白さは驚く程に剥離しており、前代未聞の複雑骨折な状況を余所にTwo Worlds IIのゲーム自体は各メディアで高評価を受け、非常に面白いタイトルに仕上がっている事で知られています。
先日は遂にリリーストラブルも年貢の納め時かと思われたイギリス版の発売がまさかの再延期となった事をお伝えしましたが、今日は本作に搭載されたオンラインCo-opの楽しそうなプレイ映像をご紹介。DOS時代から3D黎明期にかけて登場した懐かしいオールドスタイルなファンタジーRPGが今世代に転生したかの様な既視感と、驚く程に美しい世界をモダンな技術で描いた今作の組み合わせは、思わぬ新鮮なRPG体験をもたらしてくれるタイトルに見受けられます。
なお、Ubisoftからリリースされる期待の日本語版は2月17日発売となっています。
また、突如iOSにてTwo Worlds II関連タイトルがリリースされる事が昨年末にアナウンスされ、タワーディフェンス系のスピンアウトタイトル「Two Worlds II: Castle Defense」が発表、併せて1万ドルの賞金が用意されたハイスコアアタックの大会が開催される事が明らかになり、1月10日まで大会が開催されている事が報じられていました。
しかしアプリはリリースされず……昨日12日付けでiTunesにて無料版「Two Worlds II Castle Defense Lite」がようやく登場、10日に終了する大会はどうなったのか、そしてLiteという事は有料版が存在するのか(現在iTunesでは確認できず)、大会アナウンスのプレスリリースには無料でダウンロード可能との記載も確認でき有料版があるとも考えにくい状態で、相変わらず一筋縄ではいかないTwo Worlds IIの手強さがここでも申し分なく発揮されています。一体何が起こっているんだ……。
昨年は遂に悲願のAlan Wakeローンチを果たし、Time誌の2010年ベストタイトルに輝くなど、高く評価されながらもセールスに苦戦したRemedyですが、かつて1996年にリリースされたRemedyの処女作「Death Rally」(※ 販売は3D Realms)がiOSで復活する事が明らかになり、プレイ映像が確認できるトレーラーが公開されました。
Remedyによると今作はオリジナルよりも”大きく、強力で、邪悪”との事で、リリースは2011年3月の予定、価格はまだ明らかにされていません。
Alan Wake続編に強い意欲を見せているものの、未だ次回作に関する具体的な動きは見られないRemedyですが、まさかのDeath Rally復活は嬉しいながら、やはりコンソールやPCでの新作登場に期待したい所。頑張れRemedy!
昨日Bungieが”Seven Seraphs”、”Osiris”、”New Monarchy”、”Dead Orbit”の著作権登録を行うと共に、いくつかのドメインを取得したことをお知らせしましたが、本日新たに公式サイトにて新作タイトルに絡む”iOS”や”Android”、”Windows Mobile”等のモバイルアプリケーション開発者を募集している事が明らかになりました。
募集要項には、Bungieが新しいチャレンジングな旅に乗り出していると事が記され、モバイルアプリケーションの開発に情熱を持って取り組む事が出来る開発者が求められています。
また、モバイル開発チームは百万単位のユーザーによる同時接続とテラバイトのデータを持つ環境の構築にフォーカスしている事が記されており、それ以上の詳細は明らかにされていないものの、かなり大規模な何かが水面下で進行している様子が窺えます。
世界最大規模の家電トレードショーであるCES、先日まで開催されていた今年の2011 International CESでも様々な情報や新製品が発表、昨年から市場を牽引しているスマートフォン関連の新商品に加え、Verizon Wirelessが第4世代移動通信システムの1つとなる4G LTEを利用可能な状態で出展するなど、大きなイノベーションが期待されるサービスに注目が集まりました。
そんな今年のCESの来場者数をVentureBeatが14万人と発表、昨年の12万6000人から10%近い成長を見せた事が明らかになりました。(※ 過去5年間の最大来場者数は2006年の15万2203人)
ゲーム関連ではマイクロソフトとソニーがそれぞれプレスカンファレンスを行い、新サービスやビジネス的な発表を行い、会場でのゲーム関連の出展や発表も数多く行われたCESはますますゲームビジネスにとっても重要な見本市となりつつある模様です。
先ほどCES会場にてMicrosoftのプレスカンファレンスが行われ同社CEOを務めるSteve Ballmer氏が登壇、Kinect関連の情報や新サービスの”Avatar Kinect”、Windows Phone 7関連の情報やその他様々な発表が行われました。
壇上に登場したSteve Ballmer氏は昨年11月にローンチを迎えたXbox 360用のモーションコントローラー「Kinect」の世界的な販売台数が800万台となったと発表しました。ローンチ前にMicrosoftはリリースから2ヶ月で500万台の販売を予想していると発表しており、氏は大きく予想を上回る成功を収めた事をアピールしています。
なお、この800万という数字の詳細は明かされておらず、小売への出荷台数か、それとも実際にこの台数が販売されたのか今後の続報が待たれる所です。
また、Steve Ballmer氏はXbox 360のセールスについても言及、すでに世界的なセールスが5000万台に到達し、Liveユーザーが3000万人に達したと発表しました。Liveユーザー数については昨年の11月11日に2500万アカウントが作成された事が発表されており、今回のホリデーシーズンで500万ものユーザーベース拡大が果たされた計算になります。
先日バックステージのイメージから登場が噂されていた新サービス「Avatar Kinect」も事前情報通り発表が行われ、Kinectを利用しユーザーの表情をトラッキングする事でアバターの表情を表現可能にした新しいソーシャルサービスである事が明らかになりました。
Avatar Kinectにはフレンドと話す事を想定したトークショーの様な15種類のステージセットが用意され、友人達との会話をFacebookやYoutubeなどと連携し、動画として公開する事が可能。ゴールド会員向けの無料サービスとして今年の春から運用が開始されます。
プレスカンファレンスでは「Windows Phone 7」関連の発表も行われ、Windows Phone 7用のFableミニゲーム”Fable Coin Golf”とクラシックなアーケードタイトル”Asteroids”や”Time Pilot”、”Pitfall”などが楽しめる”Game Room”もアナウンスされました。
また、Windows Phone 7版”Game Room”ではXbox 360とPC版のプロファイルと互換性を持つ事が併せて発表されています。
さらに会場ではXbox Live Arcadeの新作も発表、”House Party”と名付けられたプロモーションの下、HDリメイクが果たされた「Beyond Good & Evil HD」や「Torchlight」、”Hard Corp: Uprising”、”Bejewelled Blitz”、”Full House Poker”の5タイトルがリリースされる事が発表されました。
これら5タイトルは2月16日に登場する”Hard Corp: Uprising”を皮切りに段階的なリリースが行われるとの事で、価格と正確なリリーススケジュールについては明らかにされていません。
また、Kinectの正式発表時から対応が示唆されていた映像配信サービス等への対応が改めて発表され、Xbox Live上でKinectを使用し、ZuneとESPN、Netflix、Huluの各サービスがコントロール可能になる事が明らかになりました。これらの対応は今年春に実現されるとの事。
各社の基調講演なども順調に進められ、今年も大量の新サービスや新製品、新情報の発表が行われているCES 2011ですが、昨年の大規模ゲームショーでも感じられた勢いと同様に、今回のCESからもショーとしての質や規模が増している印象を受けます。
そんなCESを運営するCEA(Consumer Electronics Association)が今年の世界的な家電市場の規模について発表、世界経済の成長を倍も上回る10%もの成長を遂げ、9640億ドル規模の市場に成長するとの見解を発表しました。
これはCEAのアナリストSteve Koenig氏が明らかにした物で、景気後退の煽りを受けた2009年の市場規模が7700億ドル規模だった事に対して、2010年の市場がスマートフォンの成功等に起因し13%成長を実現し8730億ドルだったとこれまでの市場を分析。2010年のスマートフォン市場が前年比51%成長を果たしており、CEAは2011年の同市場がさらに59%成長を果たすと分析、さらにモバイルPC市場が26%成長を遂げると見込んでいます。
また、CESは2011年における各地域の成長予測についても言及、北米が15%成長を果たし、ヨーロッパが23%成長、日本は8%の成長を遂げるとの予想を明らかにしています。
なお、ゲームコンソールについては2010年の市場成長が既に飽和状態に近いと分析、大きな伸びは期待出来ないとの予想が明らかにされています。
数多くリリースされたビッグタイトルが素晴らしく豊作だった今年もいよいよ終わりを迎え、いよいよ新しい年を迎える事となります。ゲームニュースから技術ネタ、面白ネタまで色々とお伝えしてきた今年のdoope!ですが、今年も去年に引き続き一年を振り返る特集をスタート!まずは近い将来もう実現が間近に迫っているゲーム関連の技術ネタをご紹介します。
今年は遂にXbox 360とPS3がモーションコントローラのローンチを果たし、3D立体視対応も本格化、さらに加速した感の強いゲーム周辺技術はこのままどこまでいってしまうのか、ご紹介する記事はいずれも今後の動向を示唆する非常に興味深い内容となっています。なお、各見出しからは該当記事へとリンクを設定していますので、内容が気になった方は元記事でより詳しい内容がご覧頂けます。
北米のゲームハードやソフトウェアセールスのリサーチでお馴染みのNPD、現在NPDが発表する北米セールスの月次報告にはデジタル販売のセールスデータが含まれておらず、物理パッケージの統計結果のみ報告されています。
物理パッケージ販売の衰退がゲーム産業全体の縮小と同義に語られる事が多く見られる様になった昨今、多くのパブリッシャー達がデジタル販売での伸びをアピールし、決して市場やゲーム産業が衰えを見せている訳ではないと言及するシーンを見かける状況となっています。
そんな中、ついにNPDがダウンロード販売等の統計を含めた最新の調査レポート”Game Purchase Drivers 2010″を発表し、デジタル販売のシェアがなんと29%に及ぶ事が明らかになりました。
このデジタル販売の調査には、Steamに代表されるゲームパッケージのダウンロード販売以外に、モバイルやカジュアルゲームも含まれているとの事で、購入者の47%がBig Fish Gamesの様なポータルサイトとSteamに代表されるデジタル販売ハブから購入している事が明らかになっています。
また、42%の購入者がAppストアや携帯キャリアからデジタルゲームを購入、30%の購入者がXbox LiveやPSN、Wii Shop Channelと言ったサービスからゲームを購入しているとの事。
さらにこの調査ではゲーマーの5人に1人が過去3ヶ月の間にゲームタイトルの追加コンテンツを購入した経験があり、3ヶ月間の平均ゲームタイトル購入数は3.1本(※ 調査対象者は3704人)で、この購入金額の内10%の資金が中古販売業者への下取りから得られた金銭が用いられた事が明らかにされています。
物理メディアとデジタルメディアの隆盛については昨今様々な意見が交わされ、見解が発表される大きな議論の的となっていますが、29%という大きなシェアが今後市場にどう影響していくのか、今後のNPDによる調査報告も含め注目する必要がありそうです。
フィンランドのインディーデベロッパRovioが開発を手掛け爆発的なヒットを記録したカジュアルタイトル「Angry Birds」がなんと5000万ダウンロードを突破したとアメリカの大手ニュースメディアCNBCが報じました。
さらにビジネス情報を扱うBusiness InsiderではAngry Birdsのプレイ時間が一日辺り2億分(※ 約380年……)に達し、もはやAngry Birdsは現代のパックマンとも評価しています。
これまでAngry Birdsのセールスについては、先月末にAndroidで700万ダウンロードを達成した事や、 リリースから2日で200万ダウンロードを達成した事、そしてRovioからは10月末の段階でApp Storeでの販売が1000万に達した事が報じられていました。
Angry Birdsの好調と人気を受け、12月11日を”Angry Birds Day”としたイベントがニューヨークで開催、会場には思い思いにAngry Birdsを楽しむプレイヤー達が集いコスプレなどを楽しんでいる様子が公開されています。という事でソーシャル分野での思わぬダークホースとなったAngry Birds、さらに記録を伸ばす事になるのか、カジュアルタイトルがビジネス的にも注目を集める中、今後の動向に注目です。
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