米国の投資銀行Wedbush Morgan証券のアナリストMichael Pachter氏が2010年上半期のゲームタイトルのリリーススケジュールがこれまでの歴史で最も大きな売り上げを記録するだろうと予想しています。これはNPDの2009年のセールス結果を元に予想された物で、様々不振や不況が表面化した昨年の状況に比べて、2010年の上半期にはBioShock 2やSplinter Cell: Conviction、Gran Turismo 5、Final Fantasy XIII、さらにはGod of War IIIなど成長への起爆剤となる作品が多く含まれており、2010年はソフトウェア販売が非常に容易な年になるだろうと続けています。
この成長は2月から始まり、4月から10月までは二桁成長が見られるだろうとされています。さらにこの成長が現在よく聞かれる次世代コンソールの必要性も若干薄まるのではないかとの見解が示されています。確かに2月からのプチ年末商戦とも言えるラインアップはある意味年末よりも層の厚いタイトルが多く含まれている感もあります。
ちなみに国内でも注目度の高い「God of War III」と「God of War Trilogy」が3月25日に発売される事がAmazonやGEOから明らかになっています。景気の悪い話が多く聞かれる昨今ですが国内でも大きな盛り上がりが出てくると良いですね。
先日国内での「New スーパーマリオブラザーズ Wii」が240万本を突破し、シリーズ8位の売り上げになった事をお知らせしましたが、ヨーロッパでの同作のセールスが250万本を突破したことが最新のChartTrackから明らかになりました。
さらに任天堂はヨーロッパ市場での累計出荷数を発表しWiiが2000万台を越え、DSが4000万台、さらにWii Fitが960万台を越えるセールスを記録した事が明らかにされました。昨年の中間決算で失速が伝えられた任天堂ですがNew スーパーマリオブラザーズ Wiiの好調なセールスにより、今年の年末商戦がこの3年間で最高の販売台数を記録しています。任天堂の岩田社長はこの好調について「Wiiが回復した」と発言しています。またこの状況に合わせて任天堂の株価も好調で6日連続の伸びを見せ、なんと24,500円まで上がっています。
大人向けのアダルトな表現や人間ドラマの掘り下げ方が特徴の「HEAVY RAIN -心の軋むとき-」ですが、リリースに向けてイギリスでのBBFCによるレーティング審査が行われ、ノーカットのまま15歳以上対象として審査をパスした事が明らかになりました。さらにBBFCのリストには17分52秒の映像の存在も確認でき、どうもその内容からはボーナスディスク等のメイキング映像ではないかと思われます。
イギリスでは15歳以上と評価されましたが、来るオーストラリアのレーティング審査ではどうなるか注目が集まる所です。なお数週間の間にソニーがHEAVY RAINのリリース日をアナウンスするとの話も出ています。
去年のGDCから勃発したクラウドコンピューティングによるゲームストリーミングサービス戦争、様々なサービスがローンチを目指して競争中ですが、現在は潤沢な資金と大きなバックボーン、そしてフロンティアとしての注目度でOnLiveが頭1つ抜きん出ている印象が強いでしょうか。そんなクラウドサービスについてSCE UKのボスRay Maguire氏がMCVのインタビューにおいて「PS3の驚異ではない」と語りました。
同氏によるとコンソールこそが”予定されたクオリティ”でゲームを楽しむ事ができる唯一のデバイスであるとの事で、サーバの状態やインフラ等の物理的な影響を大きく受けるクラウドサービスが驚異ではないとの見解を示しています。
さらにドイツのゲーム情報サイトVideogameszoneではSCEAの副社長を務める吉田修平氏がインタビューに答えており、5Mbpsは必要とされるであろうインフラやHDビデオストリームに必要な最低水準を例に取り、クラウドサービスが未だ多くの技術的な問題を孕んでいると発言しています。これに加えて同氏はソニーがすでにPSPやAinoに搭載した”Remote Play”で類似したサービスをローンチしているとアピールしています。
Remote Playとクラウドサービスの対比では論点が少しずれる気がしないでもありませんが、ソニーが先日「Cloudsurf」という気になる名前の商標登録を行っている事も発見されています。商標登録からは様々なデバイスに向けた音楽や映像、そしてゲームの配信サービスである事が記されていますが、ネーミングからも読み取れるようになんらかのクラウドコンピューティング的なサービスである事が予想されます。
すでにマイクロソフトはビジネスサイドのクラウド事業を大きく展開していますが、ソニーもエンターテインメント向けのクラウド事業の準備を進めている事は去年からPS Cloudなどで噂になっており、コンソールの特性を活かしつつクラウドサービスも強みとして取り込んでいくための準備は海面下で着々と進められているのかもしれません。いずれにしても今年大きく活性化するであろうゲームストリーミングサービスが実際に開始されれば、状況は大きく変化していく事になりそうです。
昨年の東京ゲームショウの際に新キャラクターとして噂されたロックマン・ゼロ、フランク、コンドルのジョーとヤッターマン2号(アイちゃん)、ご存じの通り既に前述の3人は追加され残るはアイちゃんだけとなっていました。先ほど海外情報サイトにてとうとうアイちゃんの映像が公開、最後の追加キャラクターとして登場する事が明らかになりました。
映像ではバトンを手に戦うアイちゃんが確認でき、かなりの長リーチでエリアルとチェーンが熱そうなキャラクターに仕上がっている事が判ります。ハイパーコンボではヤッターワンとヤッターペリカンの登場も確認できます。なお、本作のプロデューサー新妻良太氏がBlogで6日に海外で大きな発表がある事を明かしており、これが恐らくアイちゃんの登場に関する物ではないかと思われます。
さらにコントローラー等でお馴染みのMad Catzから本作のアートワークがどーんと描かれたジョイスティックがリリースされる事も明らかになりました。価格は79.99ドルとなっており、すでに公式サイトにて販売が開始されています。
先日DLCではない大型の新拡張パックリリースの噂をお伝えしたDragon Ageですが、昨晩GameStopがプレオーダーの受付を開始し、「Dragon Age: Origins -Awakening」の存在が明らかになりました。これによるとリリースは3月16日、価格は39.99ドルとなっています。
内容についてはOrigins後のストーリーが描かれると共に大きな拡張が施されており、舞台は東に拡がっていたAmaranthine海を越えた土地になる様子。また追加要素にはOriginsからのキャラクターインポートや新しいカスタマイズ、新スペル、アビリティ、スペシャライゼーション等盛りだくさんな内容になっているようです。映像では新ドラゴンやゴーレム、知性を持った新しいDarkspawn、さらにはリッチらしき敵まで登場し、Originsをプレイした方にはテンションだだ上がりの内容となっています。なお、本作の詳細は以下のようになっています。
昨年9月に発表された米ウォルト・ディズニー・カンパニーによるマーベル・エンターテインメントの買収ですが、ディズニーのCEOを務めるRobert Iger氏が先月末をもってマーベルの買収が完了した事を明らかにしました。同氏は両社の協力が更なる成長を促し、株主の増加と長期的な安定に結びつくだろうと語っています。なお、12月31日のディズニーの終値によるとマーベルの株主は1株当たり30ドルのプラスになるとの事……凄い!
去年の11月に発表されたDellのAndroid携帯”Mini 3″がどうしても、どうしても欲しかったのか同社のミニノートInspiron Miniを大(魔)改造してMini 3にしちゃった映像が公開されました。中身だけでなく外装まで利用して無駄なく作り替えてるのが微妙に関心する所なのか判りませんがModderとしてのこだわりを感じさせます。であれこれ早回しで完成するわけですが、とりあえずでかい。しかし機能的にも技術的にも完成度は恐ろしく高く、これぞ技術の無駄遣いだと言えるボンクラな魔改造に仕上がっています。ちゃんと電話も出来る!なんともはやModder恐るべしといった所でしょうか。
拡張パックの登場も噂される「Dragon Age: Origins」の最新DLC”Return to Ostagar”ですが、リリースが一日延期になり1月5日から発売される事が公式フォーラムから明らかになりました。時差を考えると国内で遊べるのは明日からとなりそうです。なおコミュニティコーディネーターのChris Priestly氏が後ほど詳細な情報を明らかにすると述べています。リリースが1月中とされているPS3版のDLCについての詳細等も出てくるのかもしれませんね。
Electronic Artsが2月2日に行うサーバのシャットダウン時に同社の古いタイトルのマルチプレイサポートを打ち切る事を明らかにしました。今回の打ち切りは20近いタイトルに及んでおり、2008年11月にリリースされたボクシングゲーム「Facebreaker」や2008年8月にリリースされた「Madden NFL 09」といった比較的最近のタイトルも含まれています。
EAによるといくつかのマルチプレイサポートはシャットダウン前に終了する物もあるとの事ですが、今回リストに上がっているタイトルの中にもプラットフォームによってはサービス継続の物も存在しています。例えばNBA 07はPSPとXbox 360のマルチプレイはクローズとなりますが、PS3版はサービス継続となります。詳細は次のリストでご確認下さい。
- 「UEFA Champions League 07」PCとXbox 360
- 「Facebreaker」Xbox 360とPS3
- 「Fantasy Football 09」Xbox 360とPS3
- 「FIFA 07」PSP, PS2, PC
- 「Fight Night Round 3」PS2
- 「Madden 07」Xbox 360
- 「Madden 08」Wii
- 「Madden 08」PC
- 「Madden 09」Xbox1
- 「Madden 09」WiiとPSP
- 「Madden 09」Xbox 360とPS3
- 「March Madness 07」Xbox 360
- 「NBA 07」PSP, Xbox 360
- 「NBA 08」PS2, PSP, Wii
- 「NBA 09」Wii – Europe only
- 「NBA Street (2007)」PS3とXbox 360
- 「NCAA Football 08」PS2
- 「NCAA Football 09」PS2
- 「NASCAR 08」PS2
- 「NASCAR 09」PS2
- 「NASCAR 09」PS3とXbox 360 – Europe Only
- 「NFL Tour」PS3とXbox 360
- 「NHL 07」PSPとXbox 360
- 「NHL 08」PC
- 「Tiger Woods 07」PC
Blizzardの次回作Starcraft II、本作ではテランとザーグ、プロトスがそれぞれ別れて3部作でリリースされる事が明らかにされていますが、最初にリリースされる事になるテラン勢を描いた「Starcraft II: Wings of Liberty」の中に、プロトスを操作するミニキャンペーンが用意されている事が公式サイトのフォーラムから明らかになりました。
これによるとボリュームはテランパートよりも短い物だそうで、ユニットの登場に制限がある事、そして建造物のアップグレードが出来ない等の制限が設けられているそうです。まだ2010年の前半リリースの予定を崩さないBlizzardですが、そろそろベータテストの話題が出てきても良い頃でしょうか。
これまでさまざまなエクストリーム演奏をお届けしてきた当サイトですが、新ジャンルとも言えそうなペン2本を使ってビートボックス風にスーパーマリオを演奏した映像が登場しました。リムショット的な叩き方や音色をちゃんと意識したパラディドルなど、小ネタも良い感じに混ぜ込まれて素敵な映像に仕上がっています。これなら楽器がなくても楽しめそう!
世界でないでないタイトルの王者「Duke Nukem Forever」、訴訟やら3D Realmsの閉鎖騒動(まだ生きてます)やらで、危うく”出なかったタイトル”になりかけた本作ですが、まだまだ出ない様でファンは一安心という所。日本語がかなりおかしい事になっていますがどうにも書きようがない!そんなプロレス的な状況も内包してこそのDuke Nukem Foreverではないでしょうか。
そんなDukeの映画をフィンランドのインディペンデント系の映画スタジオHMCIndieが制作しており、先日そのトレーラーが公開されました。色々つっこみどころ満載すぎて言い出すとキリがありませんが、Dukeのなんとも言えない中途半端さが本当に秀逸な映像に仕上がっています。同スタジオのサイトにはびっくりするようなボンクラ映像が沢山アップされているので本編の仕上がりが気になる方はご覧になればある程度予測できるかもしれません。逆に見て見たい!
シリーズの方はDuke Nukem: Manhattan ProjectのXBLA版リメイクや3部作となるDuke Nukem Trilogyも控えており、色んな弾でお茶を濁す用意は万端!と言える盤石な体制が築かれつつあります。Dukeの運命はどうなるのか今後も目が離せなさそうです。
実験的とも評された前作から大きくポップに進化し、プレイ要素も大幅にボリュームアップされた続編「Army of Two: The 40th Day」、本作のプロモーションにはこれが売れなきゃ後がないセーレムとリオスもがんがん登場し、宣伝できてるんだかできてないんだかよく判らない愉快な活動を展開しています。先月下旬に二人がロンドンに営業に向かったニュースをお伝えしましたが、ようやく到着した模様でロンドンでの営業活動の様子が映像で公開されました。
手売りしてるわピンクチラシに気がいってるわ、グレネード落っことすわで相変わらずですがイギリスの人気ギターポップバンドのPint Shot Riotとの共演も果たし二人ともご機嫌の様子。このまま二人とも愉快な愛されキャラとして生きていけるんでは……。という訳でゲームの方も背水の陣で気合いが入っているArmy of Two: The 40th Dayはヨーロッパでは2010年の1月15日、北米では1月12日リリースの予定で、対応プラットフォームはXbox 360、PS3、PSPとなっています。
カプコンが1月15日リリースするTPSアクションの「Dark Void」、ニコラ・テスラが重要なキャラクターとして登場し、テイストもスチームパンクに近いテスラパンクとも言えそうな独特のデザインが特徴的、さらに宇宙空母ギャラクティカ的なテイストまで盛り込まれて大変楽しそうなタイトルに仕上がっています。さらに本作の開発にはValveでPortalを開発したKim Swift女史も関わっており大きな関心を集めています。
そんな本作のPC版の動作環境が昨日公開され、近年のタイトルとしては平均的なスペックで楽しめる事が判りました。動作環境の詳細は以下の様になっています。
■ 最低動作環境
OS: Windows Vista / XP
メモリ: 1 GB RAM
プロセッサー: Intel 2.4GhzまたはAMD 2.0 GHz
グラフィック: GeForce 7900またはRadeon HD 3850 シリーズ DX 9
ハードディスク: 10 GB
本作のパブリッシャーはカプコンですが、デベロッパはAirtight Gamesが担当しており、MTフレームワークではなくUnreal Engine 3を用いて開発されています。なお物理エンジンにPhysXを利用しており、ラジオシティライティング用のミドルウェアLightsprintも併用されています。リリースはヨーロッパで1月15日に、北米は1月19日、オーストラリアでは1月21日発売の予定で、対応プラットフォームはPS3、Xbox 360、そしてPCとなっています。
先日カプコンが投資者向けのQ&Aセッションでゲームソフトの価格が今後安くなっていく傾向にあるとの予想を明らかにした事をお伝えしましたが、どうやらElectronic Artsも同様の事を考えているようです。GameinformerがElectronic Artsカナダのシニアプロデューサーを務めるJason DeLong氏に2010年にビデオゲーム産業に起こるであろう事態を伺ったところ、近い将来ゲームタイトルの価格が下がっていく考えを明らかにし、エピソード形式の採用や拡張コンテンツでのビジネスが増えていくだろうとの予想を示しました。
同氏によると近年のゲームはより高価になっており、プレイ時間もかかる事からユーザーが望むゲームを全て購入する事は非常に困難な状況になっているとの事で、こういった状況を改善する事がゲーム業界が解決すべき問題であると提起しています。このインタビューはGameinformer紙の202号で”The Road Ahead: Experts & Insiders Look Ahead at 2010″として全文が収められているようです。
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