派手なプロモーションやバイラルマーケティング、そしてアニメ化など、多様ななマルチメディア展開で知られるVisceral Gamesですが、先週末ロンドンで行われたEA showcaseにDead SpaceシリーズのプロデューサーSteve Papoutsis氏が登場し本シリーズの広範囲なプロモーションについて語りました。
Papoutsis氏はVisceral GamesがDead Spaceシリーズに対して多くのプランを持っている事を述べた上で、このフランチャイズ展開をやりすぎるつもりは無いと語りました。氏は続けて「Dead Spaceシリーズの価値を下げたくはない」と述べ、クオリティに焦点を当ててプロモーションに望んでいる事を明かしています。
とここまでマジメに語ってきたPapoutsis氏は「実はカートレースとフィットネスゲームを考えてるんだ……嘘冗談だよ」とVisceralのライトサイドらしいジョークで締めています。
そんな中ちょうどDead Spaceの主人公であるアイザックさんがEAのスケートシム”Skate 3″に出張している事が明らかになりました。旧スーツに良い感じのプロポーションで登場したアイザックさん、上述の話も一体どこまでが本気なんだか判らない愉快な展開に、Visceralらしさを感じるナイスな一枚と言えそうです。いいぞもっとやれ。
今年2月に行われたD.I.C.E. Summitで存在が明らかになった映画パイレーツ・オブ・カリビアンのゲームタイトル「Pirates of the Caribbean: Armada of the Damned」ですが、本日スクリーンショットが公開され、併せて本作がオープンワールドのアクションRPGである事が明らかになりました。
Pirates of the Caribbean: Armada of the Damnedを手掛けるのは2008年に恐竜だらけのサバイバルアクションシューター”Turok”をリリースしたPropaganda Gamesで、同じくDisney Interactive StudiosからリリースされるTronのゲームタイトルも開発を手掛けています。
アナウンスを聞いた時は正直また版権物か……と何の興味も湧かなかったタイトルですが、スクリーンショットを見ると意外に悪くないんじゃ……と、思えなくもない不思議な魅力を持っているように見えます。なお、E3にも出展予定の本作、リリースは2011年春の予定で、対応プラットフォームはPCとPS3、Xbox 360となっています。
iPhoneの爆発的な普及によりすっかり一般化した感のあるiTunesのApp Storeですが、Googleがブラウザから利用できるApp Store的なサービス「Chrome Web Store」を年内に立ち上げると発表しました。これにより気軽にウェブアプリケーションの販売や購入が可能になり、ますますソフトウェアのデジタル流通化は進む事になりそうです。
今回のChrome Web Storeはゲーマーにも大きな意味を持つ様で、公開されたイメージにはPopCapの大ヒットタイトルPlants vs. ZombiesとLEGO Star Wars: The Quest for R2-D2のショートカットが配置されている事が確認できます。
Googleは今回の発表に際し、Chrome Web Storeの登場により素晴らしいウェブアプリを広範囲に提示する事で、デベロッパは何百万もの新規ユーザーに手を伸ばす事ができるだろうと発言しています。なお、Chrome Web Storeは最近のモダンなブラウザであれば動作する事が確認されています。
映画では歴史的な大ヒットを記録したジェームス・キャメロン監督の新作Avatarでしたが、併せて作られたTPSタイトルの「Avatar: The Game」は海外のレビューもさんざんで体験版もリリースされたものの、なんだかパッとしない残念な子でした。
しかし昨日行われたUbisoftの会計報告から本作がなんと270万セールスに達している事が明らかになりました。驚いた……。Ubisoftの役員によると本作はWiiで顕著に売れたそうで、映画AvatarのBlu-rayとDVDのリリースに大きく後押しされた形になったと述べています。
PCから次世代プラットフォーム、携帯コンソールからiPhoneまでカバーしたAvatar: The Gameですが、これはやはり販売戦略勝ちといった所でしょうか。版権タイトル恐るべし。
マルチプレイが盛り込まれる事になったシリーズ最新作”Assassin’s Creed: Brotherhood”の登場が注目を集めていますが、本作はナンバリングの続編では無く、エツィオが主人公を務める「Assassin’s Creed II」のその後が描かれています。
やはりAssassin’s Creed: Brotherhoodの前にAssassin’s Creed IIをプレイしておきたい所ですが、昨晩ヨーロッパでこれまでリリースされたDLCや限定版に同梱された特典DLCを全てセットにした本作の”Complete Edition”の存在が小売サイトなどから明らかになりました。
Play.comとShopTo.netで発見されたこのComplete Editionはこれまでリリースされた”Battle of Forli”と”Bonfire of the Vanities”が同梱され、限定版に含まれた3箇所のテンプル騎士団のシークレットエリア(メディチ宮殿とサンタ・マリア・デイ・フラーリ聖堂、Arsenal Shipyard)も含まれています。
なお、販売サイトに掲載されている価格は27.99ポンド(約3700円)で、リリースは6月4日と記されています。これは小売サイトの情報なので、正式なアナウンスが待たれる所です。
今月に入りFriends & Familyアルファテストも開始された「World of Warcraft: Cataclysm」ですが、とうとうAllianceの新種族Worgenの女性イメージが登場しました。登場したのは ClothとLeather、Mail、そしてplate装備の4種類で、新モデルのクオリティがこれまでに比べてかなりクオリティが上がっている事が判ります。
Cataclysmでは変動という名の通り、ゲーム内容もかなり大きく手が加えられている模様で、アルファテストの内容なども海外では少しづつ明らかになりつつあります。今年10月に行われるBlizzConの開催が今から楽しみですね。
今年の3月にPAXで発表されたNvidiaのDX11対応GPU”GTX480/470″、この発表に併せて「Mafia II」のど派手なPhysXトレイラーが公開されましたが、新たにPCとXbox 360、PS3の3バージョンともPhysX対応を果たす事が明らかになり、その効果の程が判る新しいスクリーンショットが公開されました。見事にはじけ飛んでいる様子やリアルな車の爆発など、非常に臨場感のあるイメージとなっています。
さらにPC版はこれに加えNvidiaの新しいフレームワーク”Apex”も採用され、PhysXを用いた布シミュレーション、パーティクルエフェクトなどが実現されます。さらに同社の3D立体視システム”3D Vision”にも対応する事がアナウンスされました。
オープンワールドのノワールタイトルとして期待を集めるMafia II、リリースは北米で8月24日、対応プラットフォームはPCとXbox 360、PS3となっています。
先ほどど迫力のトレイラーをお届けしたばかりの「Call of Duty: Black Ops」ですが、公式サイトも更新され、新たなスクリーンショットが登場しました。南米らしき舞台や、SOGチームのタトゥーを入れた主人公風な人物、そして海外情報紙の特集で明らかになったロシア山岳地帯を舞台にした”WMD”ミッションの物と思われるイメージが確認できます。
UPDATE:5月19日14:05
先ほど公開されたばかりのワールドプレミアトレイラーですが、新たにNBAイースタンの決勝で上映されたバージョンのトレイラーが1UPにて公開されました。こちらのバージョンは出だし部分のシーンに若干変更が加えられており、ユーザーがコントロール出来る様になったビークルを思わせるヘリコプターのTPS的なシーンやミサイルの発射シーンが見られます。
※ 以下、Update前の本文となります。
先ほどTreyarchが開発を手掛けている「Call of Duty: Black Ops」のワールドプレミアトレーラーが公開されました。その内容はまさに圧巻!今回はこれまでの映像とは一転、たっぷりとその内容が描かれています。
映像からはプレイ内容が現代戦に負けない迫力に満ちた物である事が見て取れ、新登場のスコープ付きクロスボウやDragon’s Breathと思われる弾薬を発射するSpas-12なども登場!まさにTreyarchの本気……恐るべし!
そして映像には先日からお伝えしている暗号サイト“GKNOVA6″の解析4回目から発見されたケネディ大統領の機密文書も登場、どうやらあの暗号サイトの内容は本編にしっかり絡む物である事が明らかになりました。
そして映像の中には次回の暗号解析に絡み、今作の物語に大きく影響すると考えられる一枚の文書が登場しています。この文書に関する詳細については次の暗号解析をお待ち下さい。
昨晩行われたUbisoftの会計報告から、先月リリースされたシリーズ最新作「Splinter Cell: Conviction」がリリースから約一ヶ月で180万本のセールスを達成した事が明らかになりました。
UbisoftのCEO Yves Guillemot氏は、次の3ヶ月も同様にSplinter Cell: Convictionが大きなセールスを続ける事と共に、今会計年度第1四半期の売り上げが1億8000万ドルに達するとの予測を明らかにしています。
Ubisoftの会計報告絡みが続きますが、昨年11月に発売された「Assassin’s Creed II」の売り上げが900万セールス近くに達した事が昨晩の会計報告から明らかになりました。
Assassin’s Creed IIやSplinter Cell: Conviction、そしてJust Danceが非常に好調なセールスを得ているUbisoftですが、同社CEOを務めるYves Guillemot氏は昨年からの世界的な経済危機が、ビデオゲーム産業に明白な影響を与えた事を発言しています。
先ほどは新作Assassin’s Creed: Brotherhoodのマルチプレイベータ開催のニュースもお知らせしたAssassin’s Creedシリーズですが、もはやUbisoftの屋台骨を支える一大フランチャイズに成長した事は明らかな様です。
昨晩行われたUbisoftの会計報告において、同社のCEOを務めるYves Guillemot氏がマルチプレイモードを実装する事となったシリーズ最新作「Assassin’s Creed: Brotherhood」のマルチプレイベータを開催する予定がある事を明らかにしました。
Guillemot氏はまだスケジュール等に関する詳細は明かせないものの、来月開催されるE3で公表されるだろうと発言しています。
昨晩行われたUbisoftの会計報告からUbiのパリスタジオが開発を進めているシリーズ最新作「Ghost Recon: Future Soldier」のリリースが2010年ホリデーシーズンから2011年のQ3(1月~3月)に延期される事が明らかになりました。
延期の理由はCall of Duty: Black OpsやHalo: Reach等の有力タイトルとの競合を避けるためとされています。夏にはベータテストの開催も予定されている本作、今回の対処がSplinter Cell: Convictionの様に良いブラッシュアップ期間となる事を望みます。
毎年マッハで売り切れる事で有名なBlizzConのチケット、3月には今年の開催スケジュールが明らかになり10月の22日から23日にカリフォルニアのアナハイムコンベンションセンターで行われる事になっています。
このBlizzardが開催する一大ファンイベントBlizzCon 2010のチケットの発売が6月2日と5日に行われる事が明らかになりました。なお、チケットはBlizzConの公式サイトから購入が可能で、価格は150ドルとなっています。※ 発売日を25日からBlizzCon公式サイトのアナウンスによる2日と5日に修正しました。
昨年はオジーが会場でライブを行い、まさかのみやざわゆうと君が登場、さらにWorld of Warcraft: Cataclysmが発表され、StarCraft IIと新Battle.Netが大々的にその姿を現しました。そしてDiablo IIIのモンクが発表、Blizzardの「ザ・モンク!」の一言に異様に盛り上がるファン達という素晴らしい光景も見られました。
今年のBlizzConも今から盛り上がる事間違い無しな内容になる事は容易に想像がつく状況となっており、StarCraft IIの2本目、開催時にはリリース間近であろうCataclysmに関する情報、そしてDiablo IIIの最後のクラス発表がきっと行われるはず!さらにBlizzardが手掛ける未発表のMMOの存在なども噂されており、今から開催が楽しみです。
先日第3回目をお送りした「Call of Duty: Black Ops」の暗号サイトGKNOVA6の解析、今回は第4回目をお届けします。なお、これまでの経緯については複雑怪奇な過程を経ていますので、興味のある方は以下のリンクに初回からのプロセスをまとめてありますので、ご確認下さい。
さて、4回目の暗号はこれまでのやっかいそうな物から一転、シンプルな男性台詞が3回だけリピートされるという物。その台詞は”azure has the task“(アズレはタスクを持っている)と言うシンプルなセンテンスです……。という事で、以下解析へと進む訳ですが、多分にARG的なネタバレが含まれていますので、閲覧にはくれぐれもご注意下さい。
先日のMac版Steamのリリースでもセールスが行われたRunic Gamesのハック&スラッシュRPG「Torchlight」のセールスが50万本に達した事が明らかになりました。RunicのCEOを努めるMax Schaefer氏は本作の普及に大きな力を発揮したValveとMac版の移植を手掛けたWorld Domination、そして後述のPerfect Worldに対して感謝の言葉を述べています。
また、今回の発表に併せて、中国のPerfect World(完美世界)を手掛けるPerfect World社がRunicの株式の大半を840万ドルで取得し、今後リリース予定のMMO版Torchlightの販売権を獲得した事が明らかになりました。なお、IPのコントロールをどちらが行うのかは現在明らかになっていません。
元々本作はビル・ローパーとデビッド・ブレヴィックが率いていたFlagship Studiosで開発が進められていた”Mythos”をベースにした物で、Mythosと同じくTorchlightもリリース前からMMO化も視野に入れたタイトルでした。現在は一旦間を置いて本格的なMMO化に取り組み始めていた事が明らかになっていたRunicですが、今回の件が吉とでるか凶と出るか……。
Flagship Studiosに降って湧いたHanbitとのトラブル、その後のナムコの対応も含め、同じ悲劇を二度と繰り返して欲しくないのが正直な気持ちですが、恐らくあの状況をその身でもって体験したRunicの面々があの痛みを忘れてしまったとは思えません。セールスの好調は本当に嬉しいニュースですが、若干今後の動向が心配な展開となってしまいました。Perfect Worldが良いパートナーである事を望みます。
先日はロメロ率いるGazillionからSuper Hero Squad Onlineも発表され、デフォルメされたマーベルのアクションフィギュアシリーズをベースにした可愛らしい映像も公開されました。メディアの露出も最近増えてきて復活の兆し?とも思えるジョン・ロメロですが、なんとかつての盟友であるid Softwareのジョン・カーマックへのラブレターとも思えるような発言をしている事が明らかになりました。
かつてidでDoomやQuakeと言った初期idの名作タイトルを連発したロメロとカーマックのコンビは、ロメロのid離脱により解消、それ以降ロメロは誰もが知る”大刀”の歴史に残る轟沈で、しばらく表舞台から姿を消すこととなりました。
Ion Stormから退社後、ロメロは派手なゲーム開発から身を退け、紆余曲折の後、現在ではSlipgate IronworksとGazillion Entertainmentを運営しています。さらにGazillionにはFlagship Studiosの悲劇に見舞われた後のデビッド・ブレヴィックを雇い入れ、Marvel Universeの開発に当たらせる等、徐々に力を付け始めている事は間違いありません。
Gamesauce magazineのインタビューに応じたロメロは渦中に居た大刀のプロモーション展開の大失敗について言及、「それが危険な事は知っていたけれど、自分自身はそれを望んでいなかったんだ」と発言。(※ 大刀ではユーザーに対してとても挑戦的なプロモーションを行ったり、自身の恋人を雇い入れレベルデザイナーを担当させたり、ダラスの超高層ビルの最上階にオフィスを構えてフェラーリを乗り回しメディアを騒がせました)この失敗について後悔の念を述べ、謝罪しました。
さらに話題は、かつて互いに軋轢があるとされていたカーマックとの関係についても言及。ロメロはカーマックとの道がいつか再び交差する事があれば、2人が互いに古いワインの様に熟成したとしても、チョコレートをピーナツバターの様に共に進み、とても素晴らしい物を作り上げるだろうと熱烈なアピール……。
さらにロメロは「もし自分とジョンが新しいタイトルを作る事になれば、フレッシュで斬新で、そして凄い物になる事に疑いはないよ」と自信たっぷりに語り、「僕たちは14年の間、大きく成長をしたし、ゲーム開発だけじゃなくて、開発チームやその他の人々に関わる経験も多くしてきたしね」とこれまでの道のりを振り返っています。
そして過去の人気バンドの多くに見られる再結成がまたメンバーの個性や傲慢の為に再びちりぢりになる様子を例に挙げ、「ジョンと僕の間にはそんな事は起こらないと思う」と発言を締めています。突然飛び出したカーマックへのラブレターとも取れる今回の発言、これまで互いに少し距離を置いた発言が多かったこの2人ですが、実際に相見え、友情が復活する時は来るのか?!ゲームタイトルを見たいかと言われると……怖い物見たさが混ざらない訳ではありませんが、一部ではいがみ合いばかりが目につく昨今のニュースの中、希望に溢れるいいお話ではないでしょうか。頑張れロメロ!
Bionic Commandoの不振からGrinが閉鎖され、Airtight Gamesが開発を手掛け、あのPortalを産んだKim Swift女史が開発に加わったDark Voidも無残な結果に終わってしまったカプコンの海外デベロッパによる新IP達ですが、カプコンはもう新IPの開発に海外デベロッパの起用は行わない方針を執る事となったようです。
カプコンの辻本社長がFinancial Timesのインタビューで海外デベロッパとのパートナーシップについて言及、今後は日本で新IPの開発を行い、移植と続編タイトルの開発の為に海外デベロッパを利用するだろうと発言しました。
今回の発言はこれまで海外デベロッパに起用に対して熱心に取り組んできたイメージの強いカプコンが海外デベロッパの起用を縮小する内容にも受け止められますが、実際には起用のラインをはっきりさせ、IPのコントロールをより直接的に行う事が目的の様です。
先日にはカプコンの3月期のIR資料からロックマンオンラインの開発に韓国のNeowiz Gamesが起用されている事が明らかになっており、来るDead Rising 2もカナダのBlue Castle gamesが開発を担当し、さらにはデビルメイクライの新作をNinja Theoryが担当するといった噂も囁かれており、海外デベロッパの起用自体は機会を増やしているようにも見えます。
国内大手のメーカーも海外デベロッパの新IPや開発協力がちらほら見られるようになった昨今、カプコンの判断が今後にどう作用する事になるか非常に気になるところです。
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