マイクロソフトのテーブルトップPC「Surface」、カーネギーメロン大学のエンターテインメント・テクノロジー・センターがマイクロソフトと開発を進めているSurface用のDungeons & Dragons用アプリケーション”SurfaceScapes“で当サイトではお馴染みですが、これ以外にもインターフェースに関するプロジェクトが多く進められています。
この映像はそんなSurfaceの数あるUIプロジェクトの一つでマイクロソフトリサーチが進めている物。指とペンにそれぞれ別の機能性を持たせ、その組み合わせによりこれまでにない直感的な操作やインターフェースを実現した物。普段趣味やお仕事で画像処理等を多くお使いになる方にはなかなかたまらない映像になっているかと思います。
ここに次期Photoshopなどに見られる様な画像認識技術やAI的な機能がふんだんに取り入れる時代になったら、一体どんな事になってしまうのか、早くこんな未来がやってこないものか……急募!
近年の集積回路の高密度などがもたらした様々なデバイスの小型化は、体の不自由な方のアート表現や様々な代替入力デバイス等、活動の幅を大きく広げる事をもたらし、世界中で様々なプロジェクトが進められています。そんな中イギリスの国立大学インペリアル・カレッジ・ロンドンの学生達が目の動きで操作できる「Pong」(シンプルな卓球ゲーム)を完成させました。
これは赤外線センサーとカメラを備えた特種なメガネを使用し、目の動きをトラッキング、それを同期させPongをプレイ出来る精度にまで作り上げた物。彼らはこれを一般的な補助入力装置としての役割だけでなく、体の不自由な方が単独でも利用できるような手段にしたいと考えているようです。
開発にあたったインペリアル・カレッジ・ロンドンで生体工学を研究するAldo Faisal氏はこのPongについて「全く単純な物だが、巨大なポテンシャルを持っている」と述べています。氏によると今回作ったシステムは高価な装置は一切必要無く、Webカメラなど普通の店で購入できる物ばかりで構成されているとの事。
Faisal氏は手を動かして娯楽を楽しめない人々に対して素晴らしいエンターテイメントを供給したいと考えていると語っています。モーションコントロールの話題華やかな昨今ですが、様々な技術革新が今回の様なコントロールデバイスの開発にどんどん形を変えていくようになれば素敵ですね。
3D映像やモーションコントロール、拡張現実に代替現実等、どんどん近未来的な技術が現実の物となる昨今ですが、やはりヘッドマウントディスプレイによるゲームプレイは今も尚大きく浪漫に溢れるジャンルの1つです。
そんなヘッドマウントによるゲームプレイをDIY精神で実現した猛者が登場、かなり真剣に、そしてマジメに開発に取り組んでいます。しかもこのユニット、映像では判りませんが3D立体視にも対応しています……すげえ!
このユニットの重さはなんと9kg!そら重いわ……。 TrackIR 5をトラッキングに利用し、120hz駆動のLCDモニターを使用、1080p解像度で実際にArmA IIをプレイしている様子が映像には納められています。凄い!けどなんだろうこの気持ちは……重そう。後ろの敵倒すの大変そう。しかしこれが素晴らしい”でもやるんだよ!”精神に溢れた素敵アイテムである事に間違いはありません。この重量のバランスを保つ為に後方に延びたバランサーの長さを見てこの方の本気を感じた次第です。
素晴らしい映画的な体験とクオリティでエポックなタイトルとなったPS3専用タイトルの「Heavy Rain」ですが、ライバルとされるXbox 360の「Alan Wake」でモーションキャプチャーを請け負うCaptiveMotion社のヘッドMark Carson氏がVG247のインタビューに応じ、Heavy Rainについて語り「技術的に信じられない程の物だが、欠点があった」と発言、そのどれもが美しくブリリアントだと表現しつつ、いくつかのポイントにビジュアル的なムラが存在すると意見を述べています。
Mark Carson氏はかなりAlan Wakeでのモーションキャプチャーに自信があるようで、Alan Wakeがリリースされれば氏の発言に皆が同意するだろうと発言しています。しかし氏は実際にはPS3を所持していないそうで、この意見は様々なサイトのレビューや公開された映像から判断したものだと加えています。
たしかにこれまで公開されてきた開発段階の映像や資料をみるかぎり、フェイシャルのキャプチャーに関しては割と差が発生しそうな事が見て取れます。ヘビーレインの方は良く見られるマーカー方式のキャプチャーを採用しておりマーカーの数は80程の物に見えます。方やAlan Wakeは小さなシールの様なマーカーを用いた物でかなりの数のポイントがキャプチャーされている様子が確認されています。さらにキャプチャーのポイントは筋肉にそって配置されており、こちらもモデルデータに自然な演技をさせるには有効に見えます。
いずれにしても大成功を収めたヘビーレインと5月リリースを控えるRemedy渾身の一作Alan Wake、そのビジュアル合戦の雌雄が決する事になるのはもう少し先の事になりそうです。
以前当サイトでご紹介したマイクロソフトとカーネギーメロン大学のエンターテインメント・テクノロジー・センターが協力して研究を進めているテーブルトップPCのDungeons & Dragons用アプリケーション「SurfaceScapes」ですが、本日最終日を迎えているPAX EASTに出展され、かなりゲームとしての現実的な部分のパワーアップが施された事が明らかになりました。
現在SurfaceScapesはメジャーバージョンアップを果たし2.0になり、第1版PHBのhalf-Heroic tierに対応した5レベルプレイヤーに対応し、フィギュアと画面の同期も強化、さらに携帯デバイスにも対応し、キャラクターシートなどを手元で確認する事が出来る様になりました。テーブルトップ側のUIもかなり改善が加えられているようで、PAXでのアナウンス動画ではスクリーンの操作などかなり直感的な物に進化している事が見て取れます。
さらに携帯デバイスとの連携機能についてはテーブルトップ向けの別アプリケーションでも実装されており、携帯デバイスで手札を確認しプレイするポーカーゲームがアナウンスされています。
大幅なパワーアップを果たしたSurfaceScapes、やはり実際に遊べる可能性はあるのか?という所が一番気になる訳ですが、現在はコンテンツ的にもプログラム自体もベータ版の状態で、まだまだ改善の余地がある様です。価格も非常に高価な物の様で、現実的にはバーやカジノ、コンベンションホールといった場所での利用がまず考えられている模様です。しかし若干気になるのが、未だSurfaceScapesがWizards of the Coastの支援を得ていないという事。その辺りも是非クリアして実際に手に触れる機会が現実に物となる事を望んで止みません。
現在マルチプレイに主眼を置いたウエスタン風TF2とも言えそうな”Lead and Gold: Gangs of the Wild West”を開発中のfatsharkと、GRINのリードエンジニアを務めていた人物が共同で立ち上げたゲームエンジンデベロッパ”BitSquid”、立ち上げ以降新しいゲームエンジンの開発をすすめており、数週間の内にDirectX 11用のベンチマークデモ「Stone Giant」をリリースする事がプレスリリースから明らかになり、併せてデモ映像が登場しています。
すでに公式サイトもオープンしており、テッセレーションに注力したディティールの素晴らしいスクリーンショットが数点公開されています。なお、BitSquidが開発したこのエンジンはXbox 360とPS3にも対応しており、2010のQ3から提供が行われるとの事。エンジンの詳細はまだ明らかになっていませんが、GRINの遺伝子が1つ現実の物になったかと思うと何やら感慨深い物があります。続報など、また改めてお知らせいたします。
オーストラリアのThe Sydney Morning Herald誌がマイクロソフトの研究所Microsoft Research AsiaのボスHsiao Wuen Hon氏に行ったインタビューの中で、すでに次期Natalのプランが具体的に進められている事を明らかにしました。Hon氏は来るNatalのプロジェクトが既に5年前からスタートしていた事を明かし、「最初のNatal研究者達とは別に、既に次期バージョンに関するプランを持っています」と語り、ロードマップ上に次期Natalが存在している事を明らかにしています。
今年のホリデーシーズンに登場するとされている「Project Natal」、6月に行われるE3では対応タイトルの発表も控えており期待が高まる所ですが、マイクロソフトは以前よりXbox 360の現役続行を示唆しており、ソフト・ハード両面からの拡張を以て強化を行っていく旨を発表しています。そんな所からも今後NatalがXbox 360のコア技術の1つとなっていく事は、やはり間違いない状況にあるようです。
この映像はGDC 2010会場で展示されていたNvidiaによるリアルタイムなヘアシミュレーションデモの映像です。映像をご覧頂ければ判る通り、実写と見まごうばかりのクオリティに風の影響でなびく動きや質感まで素晴らしいわくわく感に満ちた映像になっています。いずれこんなクオリティであの子やこの子が動き出すのかと思うと、楽しみな様な恐ろしい様な……。
ちなみに動作はNvidiaの次期ハイエンドGPUとなるGTX 480で動作しており、このリアルタイムのデモが60から500fps程度で動いている様子が映像からは確認できます。待望のFermiコア採用とDX 11対応で期待が集まるGTX 480とGTX 470、テッセレーション周りもかなりのパフォーマンスが出てる様でこちらの登場も非常に楽しみです。
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