いよいよ今日で2012年も終わり、2013年の幕開けが数時間後に迫る状況となっていますが、今年は昨年以上の豊作となった大作タイトル群の充実や、クラウドファンディングの台頭によるニッチなタイトル市場の拡大、明暗分かれたクラウドゲーミングサービス、SOPA問題や現在も続く暴力ゲームの是非など、本当に様々な出来事があった激動の一年でした。
しかし、2013年は当サイトの注目タイトル発売日情報を見ても判る通り、既に夥しい量の注目タイトルが顔を並べており(※ ここにCoD新作とBattlefield 4が加わる)、来年ものっぴきならない1年となることは容易に想像が付くところです。
さらに、来年こそ何らかの具体的な動きがあるのではとされる次世代コンソールの動向や、大手各社が既にスタートしている次世代エンジン開発の状況を鑑みれば、2013年が今年以上に大変な年となる可能性は十分に高いと言えるのではないでしょうか。
という事で、今回は2012年に浮上したものの、年内に回収されなかった代表的な“噂”を整理し、2013年の動向に影響を与える(かもしれない)未確認情報を改めてふり返ってみたいと思います。
今年12月にVGA会場で発表された謎の新作「The Phantom Pain」ですが、様々な検証作業から発見された“METAL GEAR SOLID V”の文言や、MGSとの関係を示唆する大量の符丁など、現時点では小島監督とMGSシリーズに関係した新作ではないかとの予想が有力視されています。
来年、正式な発表が行われ、開発スタジオ“Moby Dick Studio”の正体が明らかとなるか?既に開発が進められているGround ZeroesとFOXエンジンの動向と併せて続報が待たれるところです。
VGAトレーラーに基づいた検証の詳細については以下の関連記事をご確認下さい。
UPDATE:12月31日20:10
読者の方からご指摘を頂き“Call of Duty Online”にストーリーモードの搭載が明らかになったことから、一部内容を追記/修正しました。以下、本文となります。
例年、娯楽分野を代表するセールス記録を自ら更新し、肥大化の一途を遂げている「Call of Duty」シリーズですが、今年はTreyarchの新作がリリースされたことから、2013年はInfinity Wardが開発を担当する新作の登場が有力視されています。
今年10月には、Captain Price役のイギリス人俳優Billy Murrayが“Call of Duty”新作の収録に参加すると情報サイトのライターに明かし注目を集めたものの、その後Call of Duty Onlineのストーリーモードを指したものだったことが判明(※ 経緯の詳細は過去記事にて)。さらにソープの名前が記載された“Modern Warfare”シリーズの継続を窺わせる新作のスクリプトが流出するなど、既に幾つかの怪しげな動きが報じられています。
という事で、次回作における争点はInfinity Wardが終わりを迎えたように思われた“Modern Warfare”シリーズをさらに継続させるのか、そして次世代機の動向を含む対応プラットフォームと、エンジン周りの抜本的な刷新の有無に集約されるのではないでしょうか。
なお、例年のプロモーション動向から判断すると、今年も2月~3月頃に怪しげなリーク情報が登場し始め、4月~5月にティザーとアナウンス、6月以降に始まるE3やgamescomといった大規模イベントで順次具体的なディテールの発表が行われ、11月にローンチという流れが予想されます。
2010年4月に発表が行われたBungieとActivisionの10年に及ぶ独占契約に基づく新作「Destiny」(※ プロジェクト名)ですが、今年5月にはInfinity WardとActivisionの裁判に絡み、ActivisionとBungieの契約書が裁判資料として公開され、2013年秋に“Destiny”1作目のローンチが予定されていることが判明していました。
さらに、11月末には真偽不明のプロット概要と数枚のコンセプトアートが流出、さらにBungieが初の正式なコンセプトアートを公開するなど、いよいよ発表が近いのではと予想されています。
楽曲制作にポール・マッカートニーの参加も判明している“Destiny”ですが、一体どんな作品が登場するのか、2013年最大のトピックの1つとなることは間違いありません。
“Modern Warfare”フランチャイズを巡る旧Infinity WardとActivisionの軋轢から始まった、「Respawn Entertainment」とEA、Activisionが争った泥沼の裁判劇が今年6月に無事和解を迎えました。
SFテーマの作品になると噂される“Respawn”の初タイトルに関する具体的な情報は未だ報じられていませんが、今年6月に行われたインタビューではVince Zampella氏が“上手く運べば近いうち”に発表したいとの見解を示しており、大規模イベントの度に何らかの動きがあるのではないかと注目を集めるトピックの1つとなっています。
なお、今年2月に発見されたEAの内部情報と思しきWikispacesには、2013会計年度のEA Partnersタイトル情報と共に“Respawn”の文言が記されていましたが、新作の開発に参加している世界的なデザイナーIain McCaig氏は新作が2015年まで登場しないとも語っており、2013年も“Respawn”の動向に大きな注目が寄せられる1年となりそうです。
新サーガの幕開けを告げる“Halo 4”を素晴らしい作品に仕上げた343ですが、“Halo: Combat Evolved Anniversary”に続く旧トリロジーのHDリメイク作品として「Halo 2 Anniversary」の登場が噂となっています。
これまでの経緯を考えれば十分に有り得る展開とも言え、来る“Halo 5”の動向と併せて注目を集めるところです。
今年11月末に公式サイトが更新され、新たに「Black Tusk Studios」として生まれ変わった旧MGS Vancouverですが、スタジオのボスMichael Crump氏が地元新聞のインタビューにて現在開発中の新作に言及し、Microsoftにおける次なる“Halo”規模の巨大フランチャイズを目指して開発を進めていると明らかにしました。
現在、開発者の募集も行われているBlack Tuskの新作ですが、来る新作のアナウンスがいつ頃行われるか、ファーストパーティタイトルであることから、登場が噂される次世代コンソールの動向と併せて続報が待たれるところです。
今年発売された“Assassin’s Creed III”にて、これまでの物語に1つ大きな節目を迎えた「Assassin’s Creed」シリーズですが、毎年新作が登場している本シリーズが今年どういった展開を迎えるのか、こちらも2013年の大きなトピックの1つだと言えそうです。
既にマーケティング調査からCo-opモードが実装されるのではないかといった噂も浮上しているシリーズ新作ですが、近作である“Assassin’s Creed III”と“Assassin’s Creed Revelations”は共にGame Informer誌のカバーアートに登場することで正式発表を迎えており、今年も例年通り新作が発売されるとなれば、2013年3月から5月前後のGI誌にて発表される可能性が高いと言えそうです。
2012年2月に新作の世界背景に関係していると思われる架空のBlogが登場し、6月にはSam Lake氏も新作の舞台について具体的な言及を見せるなど、人気シリーズ「Alan Wake」に関する何かが水面下で進行している気配を漂わせているRemedyですが、来年こそ具体的な続報が登場するか、ビジネス的な事情も併せて動向に注目が寄せられています。
先日、フランス政府と提携し新エンジンの開発を進めることも明らかになった「Ubisoft」ですが、2013年は前述した“Assassin’s Creed”シリーズの動向を始め、シリーズの刷新を図る“Splinter Cell: Blacklist”の発売や、注目の新IP“Watch Dogs”の動向に加え、Michel Ancel氏の新作“Beyond Good & Evil 2”など、相変わらず多くの注目タイトルを抱える状況が続いています。
そんな中、以下の様な未確認の新作情報も浮上しています。
昨年末から深刻な経営状態が続くなか、先日遂に米連邦破産裁判所への破産申し立てを行い、新オーナーへの資産売却に踏み切った「THQ」ですが、まだまだ予断を許さない状況は続いています。
再建へのプロセスに加え、モントリオールの新作“1666”や“South Park: The Stick of Truth”、“Saints Row”を含む各種新作の進捗についても心配な状況が続いていますが、海外ではUbisoftがTHQの買収に興味を示しているとの噂も報じられており、THQの動向はビデオゲーム業界の大きな変革期におけるビジネス的なトピックの1つとして、2013年も大きく報じられる問題の1つとなりそうです。
IOやEidos Montrealを含む充実したEidos関連作品を始め、Square Enix Europeの活躍によって豊かなポートフォリオを手にした「スクウェア・エニックス」ですが、2013年も正式発表が待たれる「Thief 4」や、新スタジオSquare Enix Montrealが手掛ける「Hitman」新作、IOの動向など、多くの注目トピックを抱えています。
- Square Enix Montreal開発による「Hitman」新作のコンセプトアートと思われるイメージが公式サイトに掲載
- Wii U版“Mass Effect 3”を手掛ける「Straight Right」がスクウェア・エニックスの未発売AAA新作をWii U向けに移植か
- 「IO Interactive」がインゲーム経済とマネタイズシステムを内包する未発表AAAタイトルの開発を進行中
- 噂:「Thief 4」のCGIトレーラーと思われる映像の一部が流出、その他開発状況に関する新情報も
- 噂:Eidosが2014年に登場する次世代機向けの「Deus Ex」タイトル開発に着手か、Linkedinの開発者募集から浮上
ここ数年、何度も存在が噂されている「Mirror’s Edge」新作ですが、今年11月に元DICEのエグゼクティブプロデューサーBen Cousins氏が「DICEが“Mirror’s Edge 2”の開発を進めていることはストックホルムの開発シーンにおける公然の事実だ」と発言し話題となりました。
DICEやEAによる示唆が数度に渡って行われながらも中々登場しない“Mirror’s Edge”新作ですが、2013年こそ復活の年となるか、動向に改めて注目が集まるところです。
今年のホリデーシーズンに発売を迎えたFiraxis Games開発によるリブート作品“XCOM: Enemy Unknown”が素晴らしい評価を獲得し、見事なフランチャイズの復活を達成しましたが、その一方で2010年4月に発表された2K Marinの新作FPS「XCOM」は近年希に見る複雑骨折ぶりで、全く動向がわからない状況が続いています。
10月には、FPSからTPSに変更され、ダウンロードタイトルとして発売されるのではといった噂と共に、かつての外観とかなり異なる未確認のスクリーンショットも流出した“XCOM”ですが、2013年4月1日以降に延期された本作リリースが現実となる日は来るのか、2K Marinの現状と合わせて続報が待たれるところです。
PC | PlayStation 4 | Xbox One | Wii U
PlayStation 3 | Xbox 360 | PS Vita | DS
Mobile | Movie | Rumor
Culture | lolol | Business | Other
RSS feed | About us | Contact us
かたこり( Twitter ):洋ゲー大好きなおっさん。最新FPSから古典RPGまでそつなくこなします。
おこめ( Twitter ):メシが三度のメシより大好きなゲームあんまり知らないおこめ。洋ゲー勉強中。