Eidosが開発を進めている”Deus Ex: Human Revolution”、ウォーレン・スペクター氏の手を離れたシリーズタイトルながら、現在のゲームシーンに合わせたDeus Ex成分の再現と拡張は素晴らしい物で、既に氏のお墨付きも得てかつてのファンを含め大きな期待を集めています。
そんな中スクウェア・エニックスのCEOとしてお馴染みの和田社長がMCVのインタビューに対し、今回のDeus Exのリブート以降、同IPを10年の長期的なスパンで利益を生む物にしたいと発言しました。
スクウェア・エニックスはCall of Duty: Black Opsを始めとするエクストリームエッジブランドの展開にも大きく力を入れており、所謂洋ゲーの普及と認知度のアップに大きな意欲を見せています。歴史的な意味でも大きな意味を持つDeus Exフランチャイズが今後も長く楽しめるとあっては期待が高まる一方ですが、まずはシリーズ復活となるDeus Ex: Human Revolutionの仕上がりに期待!といった所でしょうか。
また、先日には本作の新しいスクリーンショットも海外で公開、いずれもハイクオリティなディテールが印象的なイメージが揃っています。
Fable IIIのリリースを控えるピーター・モリニュー氏ですが、並行して手掛けていたKinect用の人工知能タイトルプロジェクトの「Milo」が頓挫、ここで培ったKinect用の技術はFable IIIのミニゲームとして登場する予定でしたが、それも最終的に叶わず、先日はモリニュー氏がEpicにてMiloのデモンストレーションを行った事が報じられました。
そんな中、ヘビーレインを手掛けたQuantic DreamのCEOを務めるDavid Cage氏がイギリスのOfficial PlayStation Magazineに対して、Miloのプロジェクトキャンセルについてコメント、なんとモリニュー氏とのMiloに関する共同研究に興味を示すコメントを寄せています。
David Cage氏は他のクリエーターが下したプロジェクトキャンセルの決定についてコメントする事は難しいと述べた上で、マイクロソフトに対してはMiloと同じ方向を目指すプロジェクトを持つ事を希望すると発言、その理由としてモーションコントロールデバイスのみで成功を得る事は難しいと語っています。
そしてCage氏はモリニュー氏が私を必要としないとは思うがと前置きした上で、「私はMiloのようなプロジェクトをモリニュー氏とコラボレートし臨む事を好んだだろう」とモリニュー氏への尊敬とラブコールを語っています。Epicへのデモンストレーションなど、何かの形でMiloの遺伝子を残そうと考えている様子のLionheadですが、デベロッパとハードウェアの枠を超えた今回の素敵な発言がいつか新しい実を結ぶ事はあるでしょうか。
Bethesdaとの裁判沙汰もようやく昨年12月に終結し、晴れてこれまで”Project V13″として名が知られていた「Fallout Online」の開発続行が決定、過去タイトルの販売も可能になり、ようやく今年6月にFallout Onlineが正式発表される運びとなりました。そんな本作の開発を進めているInterplayのボスEric Caen氏がEdge誌最新号のインタビューに登場、本作のリリースが2012年の後半を目指している事が明かされました。
Eric Caen氏はEdge誌に対してBethesdaとの確執にも言及、Fallout Onlineが法的なトラブルによりリリースがスムースに果たせなかった事や、BethesdaによるFalloutの一部を評価しながらも、彼らのFalloutはユーモアの多くを手放してしまったと指摘、すっかりEpicなタイトルとなってしまったBethesda版Falloutに対してInterplayのFallout Onlineはとてもファニーなテイストになる事が語られています。
また、Eric Caen氏はFallout IPに関するBethesdaとのやりとりにまで言及しており、Caen氏がMMOタイトルまで含めた全てのFallout IPを売却した場合5000万ドル(約40億円)と提示した際に、去年まではMMOゲームに否定的なスタンスだったBethesdaはMMO用IPが高価だった事もあり、BethesdaはMMOタイトル以外の全てを買うと提示、”MMOタイトルはInterplayでやれば良い”と発言した事を明らかにしています。
氏によると最終的にBethesdaはMMO以外のIPを575万ドルで購入しましたが、2008年にFallout 3を成功させて以降、MMO用のIPを改めて購入したがっていたと発言、この確執に加えIPを販売した際に条件付でMMOを開発する事となったInterplayの開発の遅れが大きなトラブルを呼ぶ事になった事が語られています。
Facebook専門の情報サイトAll FacebookがFacebookのゲームに纏わる統計結果をインフォグラフィックで発表、ついに5億ユーザーを超えたFacebookの利用者が1ヶ月にプレイするゲームのプレイ時間総数が9億2700万時間(約10万年以上)を超えるという驚愕の統計結果が明らかになりました。
その他にも驚きの内容が山ほど並ぶ統計の詳細は以下様になっています。
- 5億ユーザー以上の利用者の内、53%のユーザーがゲームをプレイする
- ユーザーの69%が女性、その内19%は中毒と化している
- 20%のユーザーがインゲームの有料特典を利用する
- 一日に5600万人がゲームをプレイする:その数はイギリスの人口を超える
- 月に2億9000万人がゲームをプレイする
- 1人のユーザーが1ヶ月当たりFacebookに費やす時間は421分
- Facebookのログインの50%がゲーム目的に行われる
- 2億6500人のFacebookゲーマーが月に平均210分間ゲームをプレイする:その合算は9億2700万時間
- これは仮想農業やポーカーなどのFacebookゲームに10万5878年の時間が費やされている事を意味する
国内でも流行の兆しを見せるFacebook、創設者マーク・ザッカーバーグ氏のスキャンダラスな成功と孤独を問題的に描いた映画”ソーシャル・ネットワーク”の国内公開も近づきますます注目が集まるFacebookですが、5億ユーザーにリーチするメディア或いはプラットフォームとしてGraph APIの採用も恐ろしい推進力で勢いを増しています。
国内からはある種の理想とも言われる実名SNSとしての側面と、没頭と少額課金を巧みにデザインするソーシャルゲームビジネスの側面、そして今回の統計結果等に見られる大多数のユーザー、これらが日本で受け入れられた際に総体で起こる変化はコミュニケーションの革新か更なる思考停止か、巨人と化したFacebookの動向に注目です。
Valveの長寿FPSタイトル「Team Fortress 2」、多くのアップデートが今も登場する人気タイトルですが、先月末のアップデート”Mann-conomy Update”の登場により、ついにインゲームのアイテム販売が開始される事となりました。このアップデートに伴いユーザー作成のアイテムコンテストが開催され、上位5アイテムがアイテムショップに登場、このユーザー作成アイテムの売り上げによる作者への支払いロイヤリティが販売から2週間で1人あたり3万9000ドルから4万7000ドルに及ぶ事がValveのプレスリリースから明らかになりました。
販売当初はアイテム販売の支払先が各ユーザーのPayPalアカウントに直接紐付けされていましたが、販売開始から数日の内にPayPalの最大デポジット額を超過、急遽Valveが支払協定を作る必要がある程に大きな売り上げでだった事が記されています。
今回販売が行われた作者の1人Spencer Kern氏は、多くのプレイヤーがユーザーコミュニティから登場するアイテムを購入したいと考えている事に驚いたとコメント、販売の反応は想像を超える結果だったと語っています。さらにお馴染みValveのボスGabe Newell氏は、今後仮想アイテムのピア・ツー・ピア取引を可能にするプラットフォームが熱狂的に受け入れられるだろうとサービスの今後に強い自信を見せています。
ほぼ毎日目にするゲームのディスク達、ディスクやパッケージ等のプロダクトデザインもゲームの楽しみの1つと言えると思いますが、意外とディスクの出来上がるプロセスを気にした事はありませんでした。という事で、そんなふとした疑問への答えが感動的に描かれた「LEGO Universe」のディスク製造プロセスが動画で登場。最後に登場するおじさんの誇らしげな顔が非常に素敵な映像に仕上がっています。
かつてはPsygnosisとして知られたSCEのStudio Liverpoolが今年の7月にシニアデザイナーを募集している事をお知らせしましたが、同様の求人がソニーのPlaystation公式求人サイトに再び掲載されました。
今回も前回と同様シニアデザイナーの募集となっていますが、7月時にはアクションタイトルのプロジェクトの募集であったのが、今回では特にレースゲームの知識に強いゲーム全般に関する広い知識を持ったシニアデザイナーを募集している旨が記されています。
GamesRadarが報じた所によるとこの求人内容には編集が加えられており、投稿された当初は来るレーシングフランチャイズのタイトルに取り組む才能と経験を持ち合わせた人物を求む旨が記されていたそうで、ワイプアウト新作の登場も有るかと注目を集めています。
なお今年に入りStudio Liverpoolは大規模のレイオフを経験しており、スタジオのスタッフは半数ほどになったと伝えられています。このレイオフ直前にはソニーがStudio Liverpool内で進められていた多くの計画がキャンセルされた事を伝えています。
NPDが北米の2010年1月から9月のソフトウェアセールスのトップ10を発表、Bungie最後のHaloタイトル「Halo: Reach」が”New スーパーマリオブラザーズ”を下し、329万本を売り上げ1位に輝きました。なお前作”Halo 3: ODST”の販売は152万本となっています。
この他トップ10タイトルにはRockstarの”Red Dead Redemption”や、ヨーロッパで今も売れ続ける”Just Dance”、”Modern Warfare 2″や”God of War III”がランクイン、その他やはり任天堂の総合的な強さが感じられる顔ぶれとなっています。トップ10タイトルの詳細は以下からご確認下さい。
- 1位:Halo: Reach (Bungie, Microsoft Game Studios)
- 2位:New Super Mario Bros. Wii (Nintendo, Nintendo)
- 3位:Red Dead Redemption (Rockstar San Diego, Rockstar)
- 4位:Pokemon SoulSilver (Nintendo, Nintendo)
- 5位:Super Mario Galaxy 2 (Nintendo, Nintendo)
- 6位:Wii Fit Plus with Balance Board (Nintendo, Nintendo)
- 7位:God of War III (Sony Santa Monica, Sony)
- 8位:Modern Warfare 2 (Infinity Ward, Activision)
- 9位:Just Dance (Ubisoft, Ubisoft)
- 10位:Wii Sports Resort with MotionPlus (Nintendo, Nintendo)
先日とうとうAlan Wakeの最終DLCである”The Writer”がリリース、Max PayneのIPを売り飛ばしてまで長期の開発期間を掛け完成させたAlan Wakeは、良作ながら残念な事に不発、Remedyでフランチャイズ開発のボスを務めるOskari Hakkinen氏は今作が成功しなかったらヘルシンキでホットドッグを売って暮らすとまで漏らしており、セールスの不振とDLCの打ち切りには心配の声が上がっていました。
そんな中、RemedyがGamasutraの求人ページにてXbox 360用トリプルAタイトルのプロデューサーとディレクター、プロジェクトマネジャーを募集している事が明らかになりました。
これまでRemedyはAlan Wakeの続編にも大きな意欲を見せていたものの、ビジネス的な問題でマイクロソフトからゴーサインが得られないと嘆いていただけに、募集を始めた事で何らか事態に変化が起こったのか、いずれにしろ具体的な”何か”が動き始めた様子で、次回作が存在する事が判っただけでも一先ず安心と言えそうです。頑張れRemedy!
今年6月、E3開催直前にPrince of Persia: The Sands of TimeのプロデューサーやAssassin’s Creedシリーズの立役者として知られるUbisoftのクリエイティブディレクターPatrice Desilets氏がUbisoftを退社した事をお知らせしましたが、昨晩THQが2011年にモントリオールスタジオを新設する事を発表、そのスタジオヘッドとしてPatrice Desilets氏を迎えた事が明らかにされました。
先日、THQのコアブランドのVPを務めるDanny Bilson氏が板垣氏率いるValhalla Games Studiosクラスのビッグなゲームメーカーとの提携を発表する予定があると語り、その後Respawn Entertainmentとの提携も噂された”大きな発表”はPatrice Desilets氏率いるスタジオ新設の事を指していた模様です。
なお、新タイトルについては来年の夏までどんな計画にも取り組まない事がDesilets氏自身から語られており、暫くはクリエイティブを冬眠させ家族との時間を楽しむ事が明らかにされています。また氏はそれまでの間、皆がAssassin’s Creed: Brotherhoodを買って楽しんでくれる事を望んでいると加えています。
今回のモントリオールスタジオ新設について、THQのDanny Bilson氏は2011年がTHQの大きな分岐点になる事を期待していると発言、Patrice Desilets氏率いるモントリオールスタジオが今後5年以内に400人以上を雇い入れる予定である事を明らかにしています。
さらにBilson氏はGamesIndustry.bizのインタビューにおいてモントリオールスタジオが今後年に4本のヒットタイトルを産む事を計画していると発言、スタジオ内でメジャーなフランチャイズに取り組む2チームが編成され、内1チームがPatrice Desilets氏により率いられる事、さらにRelicが開発を進めているWarhammer 40,000 MMOのQAやローカライズ、アートサポート等も担当する事が明らかにされています。
Electronic Artsは昨晩、先日ローンチを迎えた人気フランチャイズの最新作「Medal of Honor」が発売から5日間で150万本を販売したと発表。さらに11月2日にPS3とXbox 360向けのダウンロートコンテンツ”Clean Sweep”のリリースもアナウンスされました。
新DLCの”Clean Sweep”は、4分間のラウンドを2チームに別れてリスポーン無しで3ラウンド戦う新ゲームモードClean Sweepが登場する物で、Bagram HangarとKhyber Cavesの2マップを同梱。Online Passのコードを持っているユーザーは無料で入手する事が可能です。
また、今回のセールスを受けEAのCEOを務めるJohn Ricitiello氏がFoxのBusiness TVにてMedal of Honorが1億ドルの売り上げを産み出したと発言した事が明らかにされています。ちなみに先日大きなローンチを果たしたHalo: Reachの初日売り上げが2億ドルに達している事を考えると、Medal of Honorのセールスが思いの他良い成果を上げている事が判ります。
今年5月にGearboxによるアメリカでの商標登録が発見され、Max Brooksの小説”World War Z”のゲーム化か?と注目を集めた「Z-Day」ですが、その後新たにビデオゲームに基づいたキャラクターを特色とする本、雑誌(近年しばしば行われるコミックかを視野に入れた物か)の商標登録に加えて、アクションフィギュアの商標登録が新たに発見されました。
現在Duke Nukem Foreverの開発に取り組んでいるGearboxはエイリアンフランチャイズのAliens: Colonial Marinesの開発も継続しています。大ヒットとなったBorderlandsの展開についても言及され始めており、今後のスケジュールもかなり詰まっている様子ですが、まだ一切情報の出てこない”Z-Day”が姿を現すのはいつになるのか、Gearboxの動向に注目が集まります。
満を持してマルチプレイが登場する事になったAssassin’s Creedシリーズ最新作「Assassin’s Creed: Brotherhood」、連日マルチのプレイアブルキャラクターの紹介トレーラーなどが公開されていますが、新たにシングルキャンペーンのストーリーを紹介したトレーラーが公開、前作から続くEzioとCesare Borgiaの因縁を描いた内容となっています。
また、昨日UbisoftのセールスとマーケティングのVPを務めるTony Key氏がAssassin’s Creed: Brotherhoodの予約数がこれまでの同社タイトルの予約数の記録を更新したと発表、11月16日のリリースに向けローンチの成功に自信を表しています。
さらに海外情報サイトではプレビュー記事なども登場し始めており、シングルキャンペーンの導入部の展開や都市経営ゲームとしての側面、新たなメンバーの育成要素とそれに伴うミニマップでの管理など、様々な新要素について紹介が行われています。
また、オリジナルのゲームデザイナーで本作のディレクターを務めるUbisoft MontrealのPatrick Plourde氏は初代Assassin’s CreedがヘビーでシリアスなEpicタイトルになったものの、多様性を欠く等いくつかの弱点を持っていたと評価。その結果AC2ではエピックな物語に加えストレスの軽減やコメディー要素の息抜きが必要だったと明かしています。
Xbox 360とPS3版のAssassin’s Creed: Brotherhoodのリリースは北米で11月16日、ヨーロッパは11月19日、国内版は12月9日に発売。PC版は2011年Q1リリースの予定となっています。また以下にはGametrailersによるシングルプレイプレビューも掲載、非常に強力そうに見える仲間の利用シチュエーションなどが多く紹介されています。
先日から突如マルチプレイベータのリーク映像が大量に登場している「Call of Duty: Black Ops」ですが、昨晩にはとうとうゾンビモードのプレイ映像が登場、Co-opプレイの様子が収められ、これまでと同様のシステムに大きく強化されたゾンビ達や、ドイツで規制対象となったナチスのハーケンクロイツがCVGにて確認できます。
また先日からマルチプレイベータのリークに伴いベータディスクの起動画面やタイトルオープニング等も動画サイトに登場する状況になっていますが、昨晩とうとうCall of Duty: Black Opsの小売りパッケージが盗まれ、流出した事が確認されました。(※ この流出に絡むイメージは既にActivionの要請により削除済み)
これはアラバマ州のプレス工場から持ち出された物との事で、これを盗んだ”Ungodly Leaker”と名乗る犯人は地下ハッキングフォーラムの会員として知られており、過去にHalo: Reachを流出させたのもこのUngodly Leakerによる犯行との事。
Treyarchのコミュニティマネジャーを務めるお馴染みJosh Olin氏はこのハッキングフォーラムに加入し、流出に絡む人物との交渉を試みましたが、フォーラムからBan。その後さらにフォーラム外部で数人のフォーラム会員とコンタクトを持ち、Twitter経由でフォーラムの有力メンバーとの接触に成功、電話での話し合いとAIMの交換を行い、該当フォーラムでJosh Olin氏がリークに関する情報を求めている事などがポストされた後にサイトが閉鎖された事が確認されています。
AAAタイトルの流出に絡む著作権侵害が問題視される昨今、セールス規模の大きさに伴いその対応はますます難しい状況になっている印象を受けます。なお、以前のHalo: Reachに起こった流出では流出データでのプレイを行ったプレイヤーに対しLiveアカウントのBan等厳しい処置が下されています。
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