Takeoff Monkeyが開発を手掛けクイズとトリビアをテーマにしたゲーム”Phrases”が、2009年の8月以来15ヶ月にわたって月間アクティブユーザー数のトップを保持し続けたZyngaの「Farmville」を下し、1位に輝いた事が明らかになりました。
Farmvilleは今年の初めにアクティブユーザー数のピーク8400万ユーザーに達して以降ペースを落とし始め、現在では月間5390万アクティブユーザーにまで減少、今もユーザー数は減少の一途を辿っています。
流動の激しいソーシャルアプリの中で15ヶ月にも渡ってトップに座し続けた事は脅威的で、ピーク時のアクティブユーザー数の記録更新はかなり困難な事と思われます。
しかし、今回のPhrasesの健闘を余所にZyngaは現在アクティブユーザー数の上位7タイトルの内、5タイトル(FarmVille、Texas HoldEm Poker、FrontierVille、Mafia Wars、Cafe World)を擁しており、まだまだその支配力に陰りが見える事は無さそうです。
いよいよ今年も近づいてきたクリスマスの足音、大人達の事情はさておいて子供達にとっては一年の中でも大きな楽しみの1つであるイベントである事は今も昔も変わりません。やはり今の子供達は最新のゲーム機が欲しいよねきっと!と思っていたら案外そうでは無い模様で、お馴染みアメリカの調査会社ニールセンが興味深い調査結果を発表しました。
ニールセンがホリデーシーズンに先駈けて北米で行った”子供達が今後半年以内に欲しいと考えている物調査”において、近年大きな普及を見せるiPadやiPod touchの需要がすでにコンソールを追い抜いてしまったとの事で、新たなプラットフォームとも言われるモーションコントローラーにはあまり興味を持っていない事が調査結果には記されています。
調査は6歳から12歳の子供達を対象に行われており、多くのデジタルデバイスやコンソールを抑えiPadが31%で欲しい物No1に、以下コンピューター、iPod touchと続き、ようやくDSが登場、そして大きくポイントを落としPS3が5位にランクイン。
3DSやWiiはさらに下位にランクし、Xbox 360に至っては電子ブックリーダー並という結果に終わっており、なんとも興味深い結果となっています。
なお、13歳以上の子供達への調査結果はさらに衝撃的な内容となっており、コンピューターが1位にランクイン、そして次点は自分用のテレビ、3位にはiPhone以外のスマートフォン、そしてiPad、ブルーレイプレイヤー、電子ブックリーダーが並び、やっとその後にWiiが登場、以下コンソールやモーションコントローラーといった新ハードウェアには驚く程興味が薄い事が見受けられます。
イギリスの小売店GAMEとTescoがFacebook上のゲームで使用される仮想通貨「Facebookクレジット」のギフトカード販売を開始した事が明らかになりました。なお、北米ではすでにウォルマートを始め、Best BuyとTargetでも販売が開始されています。
導入当初ロイヤリティの問題が大きな騒動となり支持層と問題視するデベロッパ達による様々な議論が噴出したFacebookクレジットでしたが、すでに普及は順調に進んでいる模様で、Telegraphはすでに50%を超えるFacebookゲームがFacebookクレジットを採用したと報じています。
賛同派のPlayfishやPopcapは積極的にFacebookクレジットを導入しており、ビジネス面でも支持を訴えるコメントや発表などを続けており、今回の小売のサポートなども含め今後更なる普及が果たされる事となりそうです。
なお、先日発表された統計ではFacebookユーザーが1ヶ月あたりにゲームをプレイする時間は累積で9億2700万時間(10万年以上)に達し、2億9000万人がゲームをプレイするといった脅威的な統計結果が報じられています。
著しい成長が全く失速する様子を見せないソーシャルゲーム開発の覇者Zyngaが次期メジャータイトルとなる「CityVille」を発表、公式サイトもオープンし、ベータプログラムの開始が近い事が併せてアナウンスされています。
さらに今年に入りYahooとの提携が発表されていましたが、遂に今週Yahooサービス上にZyngaのゲームタイトルがローンチを果たす事が明らかになりました。まずはFarmVilleとMafia Warsのサービスが開始され、先日発表されたマイクロソフトとソーシャルゲーム開発の大手CrowdStarのBing上での提携と本格的に対峙する形となりました。
FarmVilleに続いてFrontierVilleでも成功を収めたZynga、今回のCityVilleも手堅い成功を収める事は想像に難くありませんが、このイメージに見える既視感は大きなリスペクトとインスパイアか、それとも狡猾でコストパフォーマンスの高い再発明か、莫大な成功の影にジャッジ不在が続く状況に違和感を感じてしまうのはレガシーな感慨なのでしょうか。
昨日Bethesda Blogにて”Fallout: New Vegas”や”Rage”など新作タイトルに関するまとめ記事が掲載、idが開発を進めている”Rage”の初タイトルとなるiOS版の「Mutant Bash TV」のプレイ映像が掲載されました。
これはIGNが掲載したレビュー記事に用意された物で、Mutant Bash TVがプレイヤーの移動要素が無いレール式のFPSとなる事や、コントロールに関する情報が掲載、詳細なリリース日は明らかにされていないものの今月末にはAppストアに登場する旨が記載されています。
映像にはとてもiOSで動作しているとは信じられない映像が納められており、iOS版のid Tech 5のパワーを垣間見る事が出来ます。
また、iOS上のAAAシュータータイトルとして無視出来ない存在にiOS用Unreal Engine 3を利用したEpicの新作”Infinity Blade”が存在します。図らずもiOS上でかつてのQuakeとUnrealの様な戦いを繰り広げる事となったidとEpicですが、なんとEpicを率いるお馴染みマーク・レインが自身のTwitterでこのMutant Bash TVを絶賛、凄まじいルックスと評価し、自分にとって必須のタイトルだと興奮した様子で語り、id素晴らしい!と褒め称えています。
最大のライバルである筈のEpicとidですが、長年お互いにゲームの技術を牽引しあって来た好敵手であるだけに、今後の新しいモバイル分野での対決と来るRage本編とUE3新作の対決にますます期待が高まります。
この映像はInteractive Fabricationが11月2日にリリースしたモデリングツール「Beautiful Modeler」の紹介映像です。
Beautiful ModelerはopenFrameworksで開発されたソフトウェアでiPadの傾きセンサーやマルチタッチ機能を活かしたモデリングを実現、メッシュはSTL形式でエクスポート可能で、映像では3Dプリンタを用いたランプが作例として紹介されています。
Beautiful Modelerは無料で公開されており、公式サイトではソースも公開。思い描いたモデリングを進めるにはかなりのスキルと熟練を必要としそうですが、アナログなモデリングでもりもり整えつつ謎の物体を作るのも非常に楽しそうではないでしょうか。
昨日正式タイトルが「Infinity Blade」に決まった事がアナウンスされたiOS用Unreal Engine 3を利用したChairのアクションRPG新作ですが、先ほどGametrailersにてデビュートレーラーが公開、携デバイスで動作するとは信じがたい素晴らしいクオリティと迫力の映像が登場しました。
トレーラーには実際のプレイ映像を始め、プレイキャラクターの成長要素として用意されている盾や鎧、武器といった装備品の数々やQTEの様にも見える戦闘シーンなども確認でき、Epicのアナウンス通りInfinity Bladeが携帯デバイス用のAAA且つフルゲームのタイトルである事がありありと感じられる内容となっています。
今朝ほどBattlefield: Bad Company 2とMedal of Honorの好調なセールスがElectronic Artsの2011年度の第2四半期会計報告から明らかになった事をお知らせしましたが、今期は前述の2タイトル以上に”FIFA 11″が大きな成功を収め800万本セールスを記録、Q2の損失を大きく抑える結果となった事が明らかになりました。
EAの報告によるとQ2の売り上げは6億3100万ドルで、前年比で1億5600万ドルの減少となっていますが、昨年3億9100万ドルだったQ2の損失に対し、今回のQ2は損失を2億100万ドルまで抑え倍近い改善が果たされた事が判明、FIFA 11がブロックバスターとして成功を収めた事や、パッケージ周りの長期的な経費削減プランなどが功を奏した事が記されています。
販売の主な内訳はPS3タイトルが34%、Xbox 360が30%、Wiiとモバイル販売が6%となっており、なんとWiiのソフトウェアセールスは前年比で82%の下落を見せる衝撃の事実が明らかになっています。
さらにセールスの伸びでは、デジタル販売が35%の大きな成長を見せており、続いてPS3のソフトウェアセールスが7%成長、Xbox 360が1%の成長を達成しています。
デジタル販売の成長についてはElectronic ArtsがAppleのApp Storeにおけるナンバー1パブリッシャである事も明らかにされていますが、今回の会計報告に併せて今後5年に渡るFacebookとの戦略的な提携を発表。EAがリリースするFacebook用ゲームタイトルにEA専用の支払い方法が用意される事となりました。
EAは昨年11月にソーシャルゲームデベロッパであるPlayfishを買収しており、Facebookゲームのトップ10タイトルの内”Pet Society”と”Restaurant City”の2タイトルを擁しています。
昨今のFacebookにおけるゲームビジネスについては、Facebook Creditsを用いた囲い込みやロイヤリティなどが大きな問題となっており、Zyngaとの関係やマネタイズ関連の特許など様々な駆け引きが繰り返されていますが、今回のElectronic Artsの中期的な提携の同意にはロイヤリティのカットが大きく作用した模様で、今後早い段階でFacebook用のモノポリーや約20タイトルに及ぶPogo Gamesブランドのタイトルがリリースされる予定で、今後さらにデジタル販売への注力が強くなる傾向にある模様です。
今年9月にiOS用Unreal Engine 3の初タイトルとしてアナウンスされたProject Sword、手始めにリリースされた技術デモ”Epic Citadel”での超クオリティに圧倒されたユーザーも多いかと思いますが、昨晩このProject Swordの正式タイトルが発表、「Infinity Blade」としてホリデーシーズンにリリースされる事が明らかになりました。
Infinity BladeはトリプルAのモバイルタイトルとしてShadow Complexの成功で知られるChair Entertainmentが開発を担当、剣を用いて戦うアクションRPGタイトルで、様々なアイテムや統計など成長要素を持つシングルプレイを擁し、リリース後の無料アップデートによってマルチプレイもサポートする事が明言されています。
なお、正式タイトルと共にハイクオリティなスクリーンショットも公開、価格と正確なリリーススケジュールについてはまだ明らかにされていません。
かつてはWebやiPhone等に向けた簡易3Dエンジンの印象が強かったUnity Technologiesの3Dゲームエンジン「Unity」ですが、今年3月にリリースされた”Unity 3“ではこれまでの扱いやすさを維持しつつも、評価の高いミドルウェアを搭載し圧倒的な低価格を武器に一気に普及、今では各所で名前の聞かれる3Dゲームエンジンのメインストリームに躍り出る事となりました。
そんなUnityが25万ライセンスという大きなマイルストーンに到達した事を発表、なんと前年のライセンスは1万3000だった事も併せて記されており、この1年で20倍近い成長を遂げる脅威的な成功を収めた事が明らかになりました。
さらに相変わらずWebでの勢いも衰えないUnityのWebプレイヤーは3500万インストールに到達、現在ではリチャード・ギャリオット氏の新作もUnityでの開発が進められており、ますます注目を集めるエンジンとなりそうです。
なお、現行バージョンのUnity 3はiPhone、iPad、PC、Mac、Wii、Xbox 360、PS3の開発に対応し、9月には遂にAndroid OSへの対応も果たされています。さらに無料バージョンも用意されており、有料のProバージョンではGI対応のライトマップミドルウェア”Beast”や、ムービーのストリーミング再生、グローやモーションブラー、カラーコレクションといったフルスクリーンのポスプロ、オクルージョンカリング用のミドルウェア”Umbra”、ディファードレンダリングといった数々のモダンな機能を有し1,500ドルで利用可能、フル機能が利用可能な30日のトライアルも用意されています。
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