ノルウェー第2の都市ベルゲンのPermanenten美術館にて、ビデオゲームグラフィックスの為の展覧会「Press Play」が9月18日から2011年2月20日まで開催される事が明らかになりました。
Permanenten美術館は近代のゲーム開発において、ゲームデベロッパ達がタイトルに莫大なアートワークを盛り込んでいる事を述べ、これらが他のビジュアルアートの形式と同等の物であると主張しており、Press Playでのデジタルゲームのアート達がこれを証明する事を希望しています。
Press Playではインディースタジオも含む北欧デベロッパによるPCゲームを主に取り扱っています。展示の一例としてFuncomの懐かしい名作アドベンチャー”Dreamfall”のアートワークが挙げられており、これら懐かしい古典的なタイトル作品は、ゲームジャンルの歴史的な発展を実証する為の物である事が記されています。
また、会場ではゲームの歴史を理解する為の特別なタイトルがプレイアブルで展示されているとの事。近年ゲーム産業で大きな話題の1つとして議論される事の多い”ゲームはアート足りうるか”問題ですが、スミソニアン博物館でも展覧会が予定されており、こういったアート側からのアプローチも今後多く見られる様になるのかもしれません。
これはロシアのコスプレイヤー”Malro-Doll“さんと”Ryoko-Demon”によるロケット団のムサシとコジロウのコスプレ。どう見てもムサシのインパクトとクオリティが突出していますが、その他のクオリティもかなりの物!
Malro-Dollさんは衣装の制作も手掛けているそうで、deviantartにはこれ以外にも超絶クオリティの自作衣装が山ほど展示されており、本人の愛らしさも相まっていずれもアメージングな仕上がりのイメージになっています。ロシアの美人さん……恐るべし!
先日開催されたPAX Prime会場にてスクウェア・エニックスが「Deus Ex: Human Revolution」と”Final Fantasy XIV”のカンファレンスを行い、ステージで上映されたデモンストレーションの様子を収めたGamespotの映像がDeus Exの公式フォーラムで公開されました。
映像はかなり暗いながらも、gamescomやE3時よりも新しいビルドの様子で、未見のUIや以前のデモンストレーションで見られた変形ロボットとの戦闘以降のシーンも収められた興味深い内容になっています。なお、デモのボリュームは25分にも及び、本作のプレイ感を掴むには十分な物。本作に興味のある方や旧Deus Exが好きだった方には必見の動画となっています。
これはロシアのパンクロックバンド”Красная Плесень”のリーダーPavel Yatzinaが製作したショベルギターです。何故作った……。出来具合と思いの他格好良いショベルギター(5弦!)の演奏は以下の映像でご確認下さい。なお、おっさんが登場するなりサミュエル・L・ジャクソンばりのマザファッカ!を吐き捨てるので閲覧にはくれぐれもご注意下さい。
ショベルギターが一切ゲームと関係ないので、今回はRock Band 2の凄まじいドラムプレイをおまけにお届け!曲はアメリカのデスメタルバンドThe Black Dahlia MurderのWhat a Horrible Night to Have a Curse!(※ 本人達のPVもカオスでお勧めです)エレクトロニックドラムだと粒々感と共に一層プレイの難しさが際だちますが、なんとこのプレイヤーはパーフェクトを達成、演奏終了後のオーマイガー!イエス!オーマイガー!連呼も素晴らしいので最後まで必見です!
さらに今回はあまりにショベルのおっさんが強烈だったので、おっちゃんのバンド”Красная Плесень”の曲も1つご紹介、ロシアパンクの異様な異国感をお楽しみ下さい。ちなみにКрасная Плесеньの結成は1989年、すでに20年選手のベテランで、なんとリリースしたアルバムは52枚!恐るべしロシアンパンク……。
近年では”Heaven”ベンチーマークでお馴染みのUnigineがRTSとタワーディフェンスの両方のゲーム性を持ち合わせたストラテジータイトル「OilRush」を発表しました。
OilRushは石油資源が高騰したポストアポカリプス物のタイトルで、プレイヤーは油田プラットフォームをアップグレードし自陣を防衛しつつ、敵の油田掘削ユニットを捕らえ、油田基地を我が物とするために海上ユニットと航空部隊からなる自軍を操作する事になります。
本作にはLAN対戦とオンラインマルチプレイ、MOD作成用のSDKが用意されており、ダウンロードタイトルとしてリリースされます。発表に併せて公開されたトレイラーからは、ベンチマークでも圧倒的な映像表現を実現していたUnigineの技術がしっかりと息づいている事が見受けられます。
OilRushのリリースは2010年第4四半期の予定で、対応プラットフォームはPCとLinux、さらに時期は未定ながらPS3版の開発が進められている事が明らかにされています。
ゲームと全く関係無いんですが……あまりにも可愛かったので午後の休憩時間にどうぞ!関連情報も似た意味でお勧めの物を揃えておきました。世の中頭の良い奴らばかりだ!
今年6月から正式サービスを開始したゲームストリーミングサービス「OnLive」が9月からWiFiサポートのテストをスタートさせる事を明らかにしました。
OnLiveの最高業務責任者Mike McGarvey氏はこのWiFiサポートが会員から最もリクエストの多いサービスだと述べ、最優先事項としてテストに取り組む旨を語っており、当初予定していた対応スケジュールを前倒しで実現させるとアピールしています。
また発表に併せ、サービス開始時に用意されていた初年度の月額利用料が無料になりゲームタイトル用のクーポンなども貰える”Founding Members”プロモーションの再開を明言、さらに9月4日から6日にかけて”Mafia 2″や”Kane & Lynch 2: Dog Days”を含む全てのタイトルの50%オフセールを開催すると発表しています。
今年は10月5日から8日までオースティンのコンベンションセンターにて開催される「GDC Online」、本日イベントオーガナイザーを務めるUBM TechWeb Game Networkが新たにBlizzardとPlaydom、Bigpointがキーノートを行う事を明らかにしました。なお先日にはZyngaのブライアン・レイノルズ氏がキーノートを行う事が発表されていました。
BlizzardのキーノートはディレクターのGreg Canessaa氏が”Battle.net: A Postmortem”(Battle.netの事後検証)と題し、新しいオンラインゲームサービスの構築とローンチに加え、それらをBlizzardタイトルと紐づける中で学習した事を共有する内容になる模様。
PlaydomのVPであるRaph Koster氏は近年隆盛を極めるソーシャルネットワークを踏まえ、それらのベースとなる古典的な社会的コミュニケーションのメカニズムについて講演、Facebookゲームから実際のスポーツまで、社交的なゲームプレイを駆動する根本部分の力学と法則にスポットを当て、語られるとの事。
BigpointのCEOを務めるHeiko Hubertz氏は”ヨーロッパのゲーム産業に起こる次の大きな出来事”について講演、ブラウザベースのゲームを開発するデベロッパに強くスポットを当てた内容になっている模様です。
この写真はPatrick Actonさんがマッチ棒を42万本使用して制作した指輪物語に登場するゴンドールの首都ミナス・ティリスのミニチュアです。映画でも第2章の重要な舞台として登場し、イシルドゥアによって植えられた美しい”白の木”のイメージを覚えていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。
Actonさんが完成させたミナス・ティリスは設定通りにしっかりと7階層の都市構造と共に、上述の白の木に加え、王族が暮らすエクセリオンの塔(白の塔)達もしっかり再現、制作は2007年に始めら2010年2月の完成までほぼ3年もの期間が費やされたそうです。なお42万本が費やされたのは建築物のみで、山肌部分はさらに24,000本のマッチを用いて別に作られています。
ミナス・ティリスだけでなくハリー・ポッターのホグワーツも制作しているActonさんですが、実はアーティストでは無く、マッチ棒アートはあくまで趣味との事。普段は職業カウンセラーとして働き、仕事が終わって毎日数時間をこの制作に充ててきたとの事。……まさに継続は力なり、恐るべし!
映画化の話が持ち上がって随分時間が過ぎた「BioShock」、先日にはIrrational Gamesによる”BioShock: Infinite”も発表され再び注目を集めているBioShockフランチャイズですが、映画の方は昨年8月にパイレーツ・オブ・カリビアンシリーズで知られるゴア・ヴァービンスキー監督がプリプロ段階でお金を使いすぎて降板、”28週後…”を手掛けたファン・カルロス・フレナディージョ監督に新たなバトンが渡されて以降続報が聞かれない状態が続いていました。
そんな中、先月30日にIrrational Games率いるKen Levine氏が106.7 The Fanのインタビューに登場、映画版Bioshockの進捗について、現在も制作が続けられている事を明かしながら、公開に至るかどうかまだ確かでないと語りました。氏は映画制作の難しさと複雑さについて述べつつも、Irrational Games自らも積極的に議論を交わしている事をアピールしています。
また氏は映画版Bioshockがゲームが有した美学に忠実で、見た人の心を動かさずにおかない映画になるだろうとコメントしています。
本サイトでは「Marvel vs. Capcom 3」の萌えキャラぶりで登場頻度が高いマーベルヒーローのデッドプールさん、コミカルな性格とサイコパスが同居する完全にトチ狂ったキャラクターながら、どうやっても憎めない上に敵とも味方とも付かないふらふら具合が魅力的な人気キャラクターです。
これまで映画”ウルヴァリン:X-MEN ZERO”に出演していたデッドプールさんですが、改めて彼が主人公を務める映画が制作される事が発表されたものの、監督が決まらない状態が続いていました。そんな中、20世紀フォックスが現在マチェーテの制作を進めているロバート・ロドリゲス監督にデッドプールを託そうとアプローチを続けている様です。
今の所まだ具体的な進展は得られていない模様ですが、既にロドリゲスは脚本に目を通した事が明らかにされており、進展に注目が集まります。なお、ロドリゲスの次回作はジェシカ・アルバ主演のスパイキッズ4とされており、さらにデンゼル・ワシントンが主役を務めるスパイスリラー”Safe House”にも俳優として参加する事が明らかにされており、スケジュール的に厳しいのではとの見方も強い状況の様です。
しかしマーベル随一の変態キャラクターであるデッドプールさんをロバート・ロドリゲスが手掛けるとなれば期待値は当然ながら素晴らしく高い物になります。どうかフォックスにはこれを実現して欲しい所!
さらに驚いた事に映画ファンタスティック・フォーにリブートの噂が登場しています。確かに前2作でヒューマン・トーチを演じていたクリス・エヴァンスが来るキャプテン・アメリカを演じる事が明らかになっている事もあって、これまでのメンバーのままファンタスティック・フォーを進めていく事には若干の違和感を覚えないでもありません。
この噂は現在HBOの吸血鬼をテーマにした人気TVシリーズ”True Blood”で吸血鬼Bill Comptonを演じるイギリス人俳優のStephen Moyerが新しいDr. ドゥーム役にキャストされたとの噂から明らかになった物。
さらにKevin Penningtonが新たなヒューマントーチ役に、戦場のピアニストにてアカデミー主演男優賞を受賞したエイドリアン・ブロディがMr.ファンタスティックに、I.C.E.特別捜査官のアリス・イブがインビジブル・ウーマンを演じ、2012年夏に新生スパイダーマンとアベンジャーズ第1弾に匹敵するタイトルとして制作する事を望んでいる事が記されています。
2004年から毎年モントリオールで開催されている国際的なゲームイベントMontreal International Games Summit(以下:MIGS)、今年は11月8日と9日にHilton Bonaventureホテルにて開催される予定のMIGSですが、本日公式サイトにてキーノートの講演者リストが発表、先日Atari 2600向けのHaloを発表し、かつてはマイクロソフトのVPとして初期のXboxプロジェクトに大きく貢献し、Xboxの産みの親の1人でもあるEd Fries氏が登場、Atari 2600とハードウェアの制限をベースに”美”について講演をする事が明らかになりました。
かつてXboxを生み出したEd Fries氏は2004年にマイクロソフトを去って以来、FireAnt社を起業、その後FireAnt社はSOEによって買収、物理演算シミュレートを行うAGEIA等と関係した後、現在は自身が熱心なプレイヤーでもあるWorld of Warcraftのフィギュアを作成するFigure Printsを起ち上げ、プレイヤー達の3Dモデルをフィギュア化するサービスを運営しています。なお、氏が作成したHalo 2600はcodemysticsにて公開されており、実際にプレイが可能です。
さらにインディスタジオとして注目を集める2D BOYの創設者であるRon Carmel氏も登壇、独立デベロッパのビデオゲーム開発に関する重要なステップについて講演を行います。
この他にゲームデザインや戦略的なマーケティングなどを専門に手掛けるFuzbiのディレクタDavid Edery氏が、成長中の市場で成功する方法とデジタル流通のライフサイクルについて講演。
また、ビジュアルエフェクトやゲームデザインのスクールGnomonのCEOを務めるAlex Alvarez氏は成人に対するゲームのアート教育における重要性を講演、さらにソーシャルゲームのTOPグループデベロッパとして知られるPlaydomのデザイナScott Jon Siegel氏はカジュアルゲーム開発の現場における成功の概念の定義について講演を行います。
さらに現在Rock Band 3の開発を進めているHarmonixの開発者Ryan Challinor氏が従来のコントローラーを用いないゲーム開発のプロセスに関する講演も行われるとの事で、どうやら今年のMIGSも非常に興味深い講演が多く用意されている模様です。
この映像はエジプトで販売されている”パンダ”ブランドのチーズや乳製品のTVCMです。一切ゲームには関係ありませんが、今回はあまりにもキュートかつカオスだったのでご紹介。こんなユーモアに溢れた愉快CMが放送されているとはエジプト恐るべし!パンダの肩周りのプロポーションとリズム感に注目です。
これまで未来的なプレイが楽しめるDungeons & DragonsのSurfaceScapesや、ペンとSurfaceを組み合わせたUI映像などで何度かお知らせしてきたマイクロソフトのテーブルトップPC「Surface」ですが、つい先日UMass Lowellロボット工学研究所がSurface技術を用いて複数台のロボットに命令を下しコントロールする技術デモ映像を公開しました。
映像ではRTSタイトルなどで良く利用されるグルーピングやグループの色分け、FPS視点でのロボットの直接コントロール、パス検知やロボット達が衝突判定を行い移動をスムースに行う様子が収められています。操作の過程で見られるUIも所謂Surface的な洗練された物で、手に合わせてUIが追従する動きなどは次世代コンピューティングを連想させるに十分な物だと言えそうです。
なおこの制御はSurfaceの仮想ロボット達を相手に行われていますが、このUMass Lowellロボット工学研究所はそもそも現実のロボットを研究しており、いずれは複数の”本物”のロボットをこのUIで制御する事を目指しています。すでにSurfaceを用いた単体のロボットのFPS操作を実現した下記のデモ映像が公開されており、今後は多種のロボットを混在させたコントロールの実現も視野に入れており、Z座標のコントロールの実装と共にUAVによる捜索なども想定されている様子。
なお、UMass Lowellロボット工学研究所は公式ページの情報によると、2001年にHolly Yanco博士により設立された研究所で、今回のデモ映像で見られた様な人間とロボット間のインタラクションや、ロボットによる都市の捜索と救難活動、爆発物と危険物の処理などを研究しており、National Science Foundation、National Institute of Standards and Technologyに並んで、米軍の研究機関であるU.S. Army Research Officeと先進的な研究を専門に手掛けるお馴染みのMicrosoft Researchが出資している事が記されています。
近年我々がゲームを楽しくプレイする事と現実の境が次第に曖昧になっている事はDARPAの研究を始め最先端の軍事技術や戦場でのロボット利用など様々なシーンで見られる様になりました。興味の有る方はTEDで日本語字幕付きでアメリカの政治学者ピーター・ウォレン・シンガー氏が語る軍用ロボットと戦争の未来という非常に興味深い講演の様子が公開されています。
この講演内容で語られた新しい種について、先日69歳で死去した作家ジェイムズ・P・ホーガンの著作”造物主の掟“を思い浮かべ、下に掲載したロボットがSurfaceの操作を行う映像を見る時、未来に何を思い浮かべるでしょうか。
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