Treyarchがリリースしたシリーズ最新作”Call of Duty: Black Ops”の大きな成功により、「Call of Duty」シリーズに加入モデルやマイクロトランザクションビジネスが開始されるとの噂が続いていますが、Activision PublishingのCEOを務めるEric Hirshberg氏がシリーズのマルチプレイは今後もパッケージ以外は無料であるだろうと言明しました。
Hirshberg氏はActivisionがFPSシリーズを利用した新しいマネタイズの検討を行っている事を明かした上で、オンラインの加入ビジネスが開始されるとの噂について”議題に存在していない”とはっきりと否定の言葉を述べています。
マルチプレイへの課金にはっきりと”No”と答えた氏は、Call of Dutyシリーズのゲームプレイにおいてオンラインコミュニティに接続する経験はゲームにとって不可欠な物で、マネタイズの対象では無いと語り、マルチプレイはパッケージの一部だと強調しました。
マネタイズの検討を行っている事は以前からActivisionにより言及されており、今回のHirshberg氏の発言が意味する事はフランチャイズの拡張/スピンアウトか、それとも新規フランチャイズの構築か、或いはBattlefield Heroes的なフリーミアムモデルの登場を意味する物か、いずれにしても今後もActivisionのメインIPである事は間違い無いCall of Dutyシリーズ、今後の動向に注目です。
ドリルがぎゅんぎゅん廻るハイクオリティなビッグダディのコスプレ用レプリカやハイクオリティなMass Effectに登場したN7アーマーの制作等で知られるHarrison Krix氏が昨年手掛けたポータルガンのレプリカがオークション形式で販売される事が明らかになりました。
オークションは12月7日から開始され、この売上げはPAXイベントでお馴染みのPenny Arcadeが運営するアメリカやイギリス、カナダなどで入院生活を送る子供達へゲームやオモチャの寄贈を行っているChild’s Playに寄付されるとの事。
Harrison Krix氏は2009年に仕上げた最初のポータルガンのレプリカ開発以降、自身の生活が良い方向に変わった事を述べ、このポータルガンがもたらした変化を他の誰かの為に役立てたいと考えていた事を明かしています。
さらに、今回オークションに出品されるポータルガンにはなんとValveのスタッフ達によるサインが記されているとの事で、色々な思いが込められた超クオリティのレプリカが多くの病気に苦しむ子供達に”楽しさ”を届けられる様、オークションが盛況の内に成功する事を望んで止みません。
マルチプレイが連日盛り上がっているTreyarchの「Call of Duty: Black Ops」、Treyarchならではの手厚い修正作業などでローンチ後のバランス調整等も着々と進められている本作ですが、ゲーム内の改善だけでは無く、チートやグリッチを悪用するプレイヤー側への運営方針の策定も進められており、昨晩公式フォーラムにてその方針が発表されました。
今回発表された方針は主に悪質なユーザーへのBanを含む対応についてまとめられた物ですが、今作で実装されたユーザー作成が可能なエンブレムエディタを用いた性的な表現などもその対象となっており、リリース以降あの手この手で創意工夫を凝らし性的なエンブレムの表現に心血を注いだ力作を多く見かけましたが、今後はアウトとなりますので注意が必要です。
なお、性的或いは人種間問題を含む内容のエンブレムの違反は軽度の場合エンブレムエディタの一時使用禁止、重い場合は恒久的なエンブレムエディタの使用禁止が課せられる事となります。
なおTreyarchは今回の方針について違反については容赦無く対処を行う事を明言しており、正統にプレイを楽しむ多くのゲーマーを保護する事が目的である事を明記しており、グリッチや改造/チートによるプレイは他プレイヤーのオンライン経験の質を下げる物として処置を講じる旨が記され、清く、行儀良く、楽しんでプレイする事をユーザーに喚起しています。
セキュリティ及び施行方針の詳細は以下の様になっています。
■ Modder
ハードウェアの改造やハックされたスクリプトやコードを利用するユーザーが対象で、プレイヤーの名前に不正な文字を使用するためにプロファイルデータを改竄するユーザーもこれに含まれます。
- 即時の永久Ban:ゲームのオンラインプレイが永久に制限され、コンソールメーカーへの報告が行われます
■ Boosters
非常に速くランクアップさせる事を目的に露骨なバグ利用を行うユーザー、或いはスコアボードの高いランクに位置する為にバグ利用を組織化して行うユーザーを含む。
- 軽度:一時的なBan、完全なステータスリセット、スコアボートエントリーを一度削除
- 通常:一時的なBan、完全なステータスリセット、スコアボートエントリーから永久削除
- 重度或いは繰り返し行う場合:オンラインからの永久Ban
■ Glitchers
他のプレイヤーへの嫌がらせとなるグリッチ利用のユーザーが対象で、戦闘エリア外への移動などを行うユーザーも対象となります。
- 軽度:オンラインプレイからの一時的なBan
- 通常:オンラインプレイからの一時的なBanを延長
- 重度或いは繰り返し行う場合:オンラインからの永久Ban
■ 攻撃的なエンブレム作成者
根拠の無い性的なエンブレム、或いは人種問題に攻撃的なエンブレムを作成するユーザーが対象。
- 軽度:2週間のエンブレムエディタ利用禁止、エンブレムをデフォルトにリセット、エンブレムエディタ内の購入済みマークのワイプ
- 通常:エンブレムエディタの恒久的な利用禁止
以前当サイトでお知らせしたAmerican McGee’s Aliceに登場するヴォーパルソードや、EpicでCliffy Bが振り回していたWorld of WarcraftのLich Kingが持つ”Frostmourne”など、多くのゲームに登場する武器のレプリカを作成するEpic Weaponsが新たに「Dragon Age: Origins」の剣を2本リリースする事が明らかになりました。
今回リリースされるのはGray Warden SwordとDarkspawn Greatswordで、価格はそれぞれ349ドル、発売日は1月21日となっています。
なお、現在それぞれ最初の10振りが特別なアイテムとしてオークション形式で競られており、入札期間はあと6日程残されています。なおそれ以外の通常生産分も一先ず200本の限定生産となっており、今後国内リリースも迫る本作を骨の髄から楽しみたいハードコアファン必携?のアイテムだと言えそうです。
シアターモードの搭載により連日スーパープレイや愉快なアクシデントの数々が公開され、マルチプレイの面白さが大きく底上げされている「Call of Duty: Black Ops」、当サイトでもこれまで様々な超プレイの数々をお届けしてきましたが、また新たな超絶キル映像が登場しました。
色々と偶然?が重なって起こったこの悲喜劇も去る事ながら、やはりシアターモードの搭載がもたらした成果は非常に大きな物だったと言え、発売から数日でこの状況を考えると今後のプレイ映像もまだまだアメージングな物が期待出来そうです。
もうサムネから様子がおかしい事になっているこの映像、これは先日11月21日の夜に北京の町中で行われたアジアで2番目に巨大なLEDスクリーンを利用して行われたCabalのプレイ映像です。
この巨大なLEDパネルの大きさはなんと幅250メートル高さ30メートル、7,500平方メートルにも及ぶ物で、サッカーグラウンドの面積が105×68mの7,140平方メートルと言えば想像しやすいでしょうか。ちなみに超巨大スクリーンとして知られるサントリーミュージアム[天保山]のIMAXスクリーンが28×20メートルとなっています。
この映像で繰り広げられている謎の、或いはシュールかつエクストリームなプレイに至った経緯は明かされていませんが、このプレイヤーがCabalのギルドリーダーを務める人物である事、そしてどうやら単純にお金を支払ってプレイに及んだであろう事が情報元には記されています。
これまでエクストリームな大画面プレイでは、テキサスのスタジアムでGears of War 2がプレイされた事がニュースになった事がありましたが、今回のプレイを超えるプレイは果たして今後登場するのか、しかしそんなプレイする意味はあるのか、チャレンジャーの登場に期待です。
本日Guns N’ Roses(ガンズ・アンド・ローゼス)のアクセル・ローズが「Guitar Hero III: Legends of Rock」への登場に関する契約をActivision Blizzardが破ったとして2000万ドル(約16億6700万円)の損害賠償を求める訴訟を起こした事が明らかになりました。
アクセルの弁護士を務めるSkip Miller氏がロイター通信に伝えたところによると、アクセルはGuitar Hero IIIで使用されるWelcome to the Jungleにスラッシュを登場させない事を契約に含んでいたと主張しており、カールの長い黒髪に黒いサングラス、そして黒いハットを被ったお馴染みの姿で登場するスラッシュが楽曲に登場する事が契約に反しているとの事。
さらにGuns N’ Rosesの楽曲 “Sweet Child ‘O Mine”がゲーム内での使用に制限された契約だったにも関わらず、Guitar Hero IIIのトレーラーにが使用されている事も問題とされており、これらがGuns N’ Rosesの権利を侵害したとして補償と損害賠償を求めた提訴が行われた事が記されています。
スラッシュとアクセルの確執を始め多方面に渡る裁判沙汰はファンにとって最早風物詩とも言えなくもないお馴染みのイベントですが、どう見てもスラッシュ以外に見えないキャラクターの採用など音楽ゲームの苦戦が強いられる中、Activision側にも色々と苦慮或いは小細工の後が見られるのも事実です。
今回の訴えがそのまま通るとも考えられませんが、フランチャイズに絡むレイオフや整理も進められる中、シリーズの再生を目指した最新作”Guitar Hero: Warriors of Rock”のセールスも芳しく無く、フランチャイズの苦境はしばらく続きそうです。こんな事ならバケットヘッドにしとけば良かったのに……。
ローンチの大成功が大きな注目を集めるTreyarchのCoDシリーズ最新作「Call of Duty: Black Ops」ですが、国内版のリリースも迎え、多くのゲーマー達がマルチプレイやシングル、ゾンビに勤しんでいる事と思います。すでに何度かお知らせした様に、リリース以降調整や修正等を含むパッチが各プラットフォームともリリースされていますが、新たにスナイパーライフルに関する調整が計画されている事が明らかになりました。
これはBlack Opsのマルチプレイデザインディレクターを務めるDavid Vonderhaar氏が公式フォーラムで明らかにした物で、PerkによるQuickscopingの廃止や、覗き込み直後の弾道のブレについて多くの意見が寄せられている事を述べた氏は”小さな調整”を加えるが、Modern Warfare 2の様なバランス調整にはならない事を明言しています。
Vonderhaar氏は同時にスナイパーライフルの事を話すのは好きではないとも語っており、これまでのシリーズタイトルに見れらたアンバランスな調整が酷い状態にあるとの見解を示す事で、Black Opsでは安易な調整を行うつもりの無い事を示唆しています。
さらに、各武器のダメージと部位ダメージの倍率を検討中である事も明らかにされており、特にサプレッサー装着時のダメージに着目している事が記されています。こちらもまた多くのプレイヤーに影響するバランス調整が行われる事となりそうです。
先ほどEurogamerにて今週のUKチャート上位10タイトルが発表、TreyarchのCoDシリーズ最新作「Call of Duty: Black Ops」が見事2週目の首位を獲得しました。
なお、Modern Warfare 2は2010年1月18日終了週にイギリスでJust Danceに敗れるまで9週連続1位を記録しており(参考:1月11日終了週に首位8週目を記録したニュース)、今後 Black Opsがこの記録を初日セールスの成功と同様に超える事が出来るか注目が集まります。
残念ながら共にメディアから素晴らしい高評価を得たAssassin’s Creed: BrotherhoodとNeed for Speed: Hot PursuitはBlack Opsを打ち倒せず2位と3位にランクイン、ちなみに7位のWii Sports Resortが2009年7月の発売以来未だに10位前後を保持しており、脅威的なロングセラータイトルである事が判ります。
今週の上位10タイトルは以下の様なランキングとなっていますが、続報登場次第改めて10位以下のタイトルも追加します。
- 1位. Call of Duty: Black Ops
- 2位. Assassin’s Creed: Brotherhood
- 3位. Need for Speed: Hot Pursuit
- 4位. FIFA 11
- 5位. Just Dance 2
- 6位. Wii Party
- 7位. Wii Sports Resort
- 8位. Professor Layton and the Lost Future
- 9位. Kinect Sports
- 10位. Super Mario Bros. Wii.
先日驚愕のキャラクターメイキング映像をお届けした「EVE Online」の最新拡張パック”Incursion”ですが、昨日公式サイトにて本拡張パックのトレーラーが公開、今回大規模な攻勢を掛け登場する事となったSansha’s Nationの大艦隊が不気味に忍び寄るハイクオリティな映像となっています。
映像には指導者であるSansha自身も登場、かつてユートピアを築き上げ、その後人間と機械を融合させゾンビの様な存在を生み出した事で海賊と略奪者に身を落とす事となった復讐を匂わせる言葉を語っています。
11月30日に行われる第一弾のアップデートから3段階のフェーズで実装されるIncursion、今後Dust 514の登場も控え、堅実に進化を重ねるCCPのタイトルは今後ますます注目を集める事となりそうです。
Bethesdaとの間に起こったIP絡みのトラブルも無事終結し、2012年のリリースに向け開発が進められているInterplayの「Fallout Online」ですが、先日新たなティザーサイトが登場しました。
どうやらFallout世界にもタブレット型デバイスの流行が押し寄せている様子で、お馴染みのハンドヘルド端末Pip-Boyではなく、タブレット端末となったPIP-Pad OXLB540と名付けられた新しい端末をモチーフにサイトがデザインされています。
現在コンテンツは3つ用意されており、グールの発言を録音した音声ファイルをテキスト化した物、Brotherhood絡みの読み物、J. Hardy Murphyと名乗る人物からのプレイヤーに対する物と思われる通信ログが掲載されており、BethesdaのFalloutシリーズとはまた違ったテイストの世界観が展開されている事が見受けられます。
Fallout Onlineは2012年リリースの予定で、ベータテストの開催も予定されています。
12月11日に開催されるSpikeのVideo Game Awards(以下:VGA)ではギレルモ・デル・トロ監督の新作やBioWare新作、Batman: Arkham Cityのプレミアなど、アワードの発表だけでなく多くの注目作の発表が控えていますが、昨晩新たなティザー映像が登場、映像にはさらなる発表が控えている事を示唆するイメージが思わせぶりに混ぜ込まれており、Valveの関連タイトルかと予想されています。
映像には前回のBioWareのトレーラーと同じく”注意深く見ろ”との言葉が記され20秒地点前後に表示される一枚のイメージには感染とゾンビを想起させる内容が描かれ”1 of 3″(3の内の1つ)の記述が見られます。感染とゾンビが示唆するタイトルという事で、やはり海外ではLeft 4 Deadシリーズの新作かと予想されています。
また12秒地点前後、Final Fantasy XIIIとStarcraft IIのイメージの間に謎の放射能マークが登場、ここには”3″の文字が印象的に描かれており、少し無理矢理な気がしないでもありませんがHalf-Lifeエピソード3或いはHalf-Life 3では無いかとの予想と前述の”1 of 3″の文言を併せて新しいオレンジボックスの登場とも予想されています。
さらにトレーラーに混じるノイズの中には別の”3″も混ぜ込まれており、一環して”3″の数字が強調されている事が判ります。一体この3が何を意味するのか、VGAで行われるプレミアセクションの発表が今から楽しみです。
なお、このティザートレーラーは近年トリプルAタイトルのプロモーションでは恒例になりつつあるフットボール試合での上映も行われる(恐らくNBCサンデーナイトフットボール)との事で、トレーラーに使われたAphex Twinの楽曲や、舞台プロデュースを第82回アカデミー賞のディレクターを務めたハミッシュ・ハミルトン氏が務めるなど、ゲームの一年を締める象徴的なイベントとして年々豪華に成長している様子が見受けられます。
海外メディアではこの動きに批判的な意見も一部見られる様ですが、この所謂メディアの巨大化と一般化が何を映し出しているのか、開催まであと20日を切った今年のVGAはゲームタイトルの発表だけではない側面でも見るべき点が多そうです。
近年AAAクラスのバジェットで大きな成功を収めるタイトルがゲーム産業全体を席捲する中、イギリスでは多くのレイオフが吹き荒れており、国家的な問題として語られるシーンを多く見かける様になりました。
ここ最近doope!でお知らせしただけでもMotoGP 09/10を手掛けたMonumental Gamesの大規模なレイオフ、スクウェア・エニックス傘下のBeautiful Game Studios、APBを手掛けたRealtime Worldsの閉鎖、ワイプアウトを手掛けたStudio Liverpool、Ignition Entertainmentのロンドンスタジオなど、レイオフが相次いでおり、イギリスの中堅デベロッパにおけるビジネスが非常に厳しい状況を迎えている事が見受けられます。
そんな中、DirtシリーズやF1 2010、Operation Flashpointシリーズなどで知られるCodemastersが100名規模の雇用を視野に入れたリクルートイベントを来週水曜日、リバプールのCrowne Plaza Hotelで開催する事が明らかになりました。また丁度Developのリバプールカンファレンスに先だって行われるスケジュールとなっており、開発者がアクセスしやすい日程となっています。
イベントでは各部署からの代表者が登場しプレゼンテーションが行われ、F1 2010を手掛けたCodemasters Birminghamからはスタジオマネジャーを務めるAlex McLean氏、上級プロデューサーのPaul Jeal氏、チーフゲームデザイナーのStephen Hood氏、技術ディレクターを務めるDavid Percival氏が登壇。
また、CodemastersでEGOエンジンの開発を主に手掛ける中央技術部門からはマネジャーのChris Brunning氏と最高技術責任者のBryan Marshallが登壇、その他多くのスーパーバイザーやアーティスト、DiRTとGRIDチームの開発者などもイベントに登場する予定との事。
Codemastersの人材サーチオフィサーを務めるSimon Miles氏、CodemastersがAAAタイトルに取り組むチームを構築する100以上の機会を持っており、最近のスタジオレイオフに影響を受けた人々からの応募を歓迎するとコメント、イギリスが擁する開発者の人材は世界で最も優れており、現在の産業が厳しい次期であるものの、イギリスにはまだ大きな業績の実績があると語っています。
なお、先日CodemastersはRealtime Worldsのレイオフと閉鎖が伝えられた際に開発者達に仕事を提供する為にダンディーとノッティンガムを自ら訪れた事も明らかにされています。
今回のCodemastersの取り組みが今後のイギリス市場にどう影響を与えるか、産業と教育、政治と様々な側面から強化が進められるイギリスの動向に注目です。
イギリスの小売店GAMEとTescoがFacebook上のゲームで使用される仮想通貨「Facebookクレジット」のギフトカード販売を開始した事が明らかになりました。なお、北米ではすでにウォルマートを始め、Best BuyとTargetでも販売が開始されています。
導入当初ロイヤリティの問題が大きな騒動となり支持層と問題視するデベロッパ達による様々な議論が噴出したFacebookクレジットでしたが、すでに普及は順調に進んでいる模様で、Telegraphはすでに50%を超えるFacebookゲームがFacebookクレジットを採用したと報じています。
賛同派のPlayfishやPopcapは積極的にFacebookクレジットを導入しており、ビジネス面でも支持を訴えるコメントや発表などを続けており、今回の小売のサポートなども含め今後更なる普及が果たされる事となりそうです。
なお、先日発表された統計ではFacebookユーザーが1ヶ月あたりにゲームをプレイする時間は累積で9億2700万時間(10万年以上)に達し、2億9000万人がゲームをプレイするといった脅威的な統計結果が報じられています。
TreyarchによるCall of Dutyシリーズ最新作”Call of Duty: Black Ops”がActivision自身や多くのアナリストの予想を裏切り、大幅にローンチ記録を更新し大きな成功を収めましたが、Call of Duty: Black Opsのローンチにおける最大のライバルは他社の競合タイトルではなく、Infinity Wardが手掛けた”Modern Warfare 2″だった事に異論を挟む余地はありません。
しかしInfinity WardはModern Warfare 2リリース後にActivisionとの間で起こったトラブルにより大部分のスタッフを失い再起不能とまで言われた事は皆さんの記憶に新しい事と思います。
TreyarchがCall of Duty: Black Opsを成功させた今、早くも次回作と予想されているSledgehammerの宇宙テーマCoDの存在や、Infinity WardがModern Warfare 3に取り組んでいるなど、様々な憶測が早くも飛び交っています。
そんな中、昨晩行われたモルガン・スタンレーのTMTカンファレンス会場にて、Vivendiの会長兼CEOのJean-Bernard Levy氏がInfinity Wardについて言及、スタジオの再構築が大きく進められた事を明かし、その結果に大きな満足を感じているとスタジオの好調をアピールしました。
Levy氏はCoDの未来が明るいと語り、TreyarchがInfinity Wardの達成した1年前の偉業を超える成功を収めたこと、そしてInfinity Wardについては”問題を乗り越えた”と表現、そして3つめのCoDの未来デベロッパであるSledgehammerを含め、このスタジオ達の体勢が今後も確実な成功を収める事を信じていると力強く語っています。
Call of Duty: Black Opsの大きな成功が報じられた先週には、お馴染みActivisionのボスBobby Kotick氏もInfinity WardとTreyarchの状況について言及、氏はInfinity Wardが今も”驚く程に有能”だと表現、開発能力に衰えがない事をアピールしました。
Kotick氏はかつてInfinity Wardを設立したJason West氏とVince Zampella氏を始めとした多くのスタッフ達を失って以降、現在では少なくとも60人から70人の才能に溢れる有能な人々がスタッフとしてスタジオに在籍していると発言、少数のスタッフによる”悪い”行動のために苦しむ必要が無くなったとJason West氏とVince Zampella氏に対する批判を述べています。
さらに氏はInfinity Wardが偉大な文化を持ち、良い考え方を持つ独立した人達が集い、法外なテクノロジーの基地だと評価、さらにTreyarchやDemonwareといった他のデベロッパがこれをサポートすると盤石な体勢をアピールしています。
Infinity Wardが良い状況にあるとのアピールに加え、Kotick氏とLevy氏の両氏は共にTreyarchの大きな成功にも言及し、Call of Duty: Black Opsで実現した予想以上のローンチを高く評価しています。
さらにKotick氏は、TreyarchがこれまでInfinity Wardの”Bチーム”だと評価されていた事が不公平な物だと発言、Modern Warfare 2の成功の影にはマルチプレイパートにおけるTreyarchの著しい技術的な寄与があったにも関わらず、その功績が認められる事はなかったと明かし、Call of Duty: Black Opsの成功だけではなく、CoDフランチャイズ全体への功績が大きい物である事を強調しています。
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