先ほど9月19日から25日までのイギリスセールスチャートが発表、200万本を出荷し最大のローンチを迎えたと発表したCodemastersの最新作「F1 2010」が”Halo: Reach”を下し首位に輝いた事が明らかになりました。
また、3位にはカプコンのシリーズ新作”Dead Rising 2″がランクイン、10位にはファイナルファンタジーXIVも登場し、4位につけたCivilization VやGuitar Hero: Warriors of Rockなど、新作が多く登場するランキングとなりました。
先週首位だったHalo: Reachは具体的な本数は明らかにされていませんが先週から80%セールスダウンとの事。ランキング20位までの詳細は以下からご確認下さい。
- 1位:F1 2010
- 2位:HALO: REACH
- 3位:DEAD RISING 2
- 4位:CIVILIZATION V
- 5位:SPORTS CHAMPIONS
- 6位:GUITAR HERO: WARRIORS OF ROCK
- 7位:PRINCE OF PERSIA: THE FORGOTTEN SANDS
- 8位:MAFIA II
- 9位:TOY STORY 3
- 10位:FINAL FANTASY XIV
- 11位:JUST DANCE
- 12位:TIGER WOODS PGA TOUR 11
- 13位:RED DEAD REDEMPTION
- 14位:SUPER MARIO GALAXY 2
- 15位:KANE & LYNCH 2: DOG DAYS
- 16位:MASS EFFECT 2
- 17位:NEED FOR SPEED: SHIFT
- 18位:NEW SUPER MARIO BROS.
- 19位:WII SPORTS RESORT
- 20位:LEGO HARRY POTTER: YEARS 1-4
ついに先日バランス調整を含めた1.1パッチがリリースされた「Starcraft II」ですが、海外フォーラムなどではZergの弱体化が叫ばれ大きな話題となっています。現状北米のトッププレイヤー200人の中にはZergプレイヤーがほとんど存在しない状態になっており、さらなるバランス調整を望む声が挙がっている模様です。
そんな中、本作のディレクターを務めるChris Sigaty氏が海外情報サイトのPC Gamerに登場し、来る1.2パッチの概要について語り、Zergが抱えるバランス問題と強化が最優先事項では無い旨を明らかにしました。
Sigaty氏は次期パッチのリリース時期について「年末までにリリースしたい」と語っており、その大部分がe-sportのシーズンサポートを行うパッチになる事、さらにバグfix、バランスの変更と調整、そして次期パッチの新機能としてチャットが挙げられ、エディタに大量の新機能を加える予定である事が明らかにされています。
そして、プレイヤーコミュニティに見られる1.1パッチでもバランスが保たれていないとの見解と、特にZergが他2種族に比べてパワー不足であるとの指摘について、Sigaty氏はプレイヤースキルの上位レベルでのバランスを主眼に置き大きな変更を加える事についてBlizzardはとても慎重になっていると明かし、2v2や大きなスケールでのゲームを念頭に置いた提案を行うつもりである事が語られています。
さらにSigaty氏はトッププレイヤーにZergプレイヤーが少ない事について、それは事実ではなくプレイヤー全体にはZergプレイヤーの層が存在する事をアピールしつつ、Zergが他2種族に比べユニット管理や全体の操作量の面で非常に複雑な種族である事を要因の1つとして挙げており、前作の拡張パックBrood Warのリリース後のバランス調整を例に取り、満足のいくバランス調整が年単位で時間の掛かる大きな作業である事を強調しています。
先日、ジョーカーとケリガン、ベイダー卿にラーム将軍が準決勝へと駒を進めた事をお知らせしたGamespot主催の”史上最狂悪役トーナメント”、とうとうダース・ベイダーvsケリガンによる頂上決戦となった決勝も終了し、先日メガローンチを果たしたStarCraft IIの重要キャラクターでありザーグの女王であるケリガンが優勝を果たした事が明らかになりました。
決勝の投票結果はケリガンが60%、ダース・ベイダーが40%と思いの他大きな差でケリガンが勝利を収めており、先日のメガローンチとタイトルのクオリティによる勝利とも受け取れる興味深い内容となっています。悲劇の主人公でもあるケリガンが続くトリロジーの2タイトルでどういった運命を辿る事になるのか、今後も目が離せません。
DLC全部入りのGOTY版登場も待たれる「Borderlands」の最新DLC”Claptrap’s New Robot Revolution”、今回はいよいよ本編でほにゃららのニンジャアサシンにスポットが当てられ、Borderlandsの代表的なキャラクターであるClaptrap君達が大量に登場する期待のDLCとなっています。
さらに今回のDLCではレベルキャップに引き上げに関する大幅な変更も加えられており、ゲーム全体のバランス調整も施されるなど、かなり全体のゲーム性に変化が訪れる事が明らかになっていますが、28日のリリースも目前となり本作の実績リストがSteamに登場、パンティーやClaptrapのボブルヘッド人形を集めるなど、ちょっとこれまでの内容からは想像が及ばない楽しそうかつ若干斜め上の実績が並び、どのような事態になっているのか大変気になる内容となっています。
内容的にネタバレ要素は少ないものの、新登場のボスや他DLCの情報も含む内容になっておりますので閲覧にはご注意下さい。なお、PC版の”Claptrap’s New Robot Revolution”についてはSteamにて実績が公開されたものの、販売ページはまだ登場しておらず、発表通りのリリースが果たされるか現状では不明な状態となっています。
EVE OnlineやDust 514の開発で知られるCCPが9月23日から26日までニューオーリンズ開催されたTRPG”World of Darkness”のイベント”The Grand Masquerade”にて、これまで開発を進めている事が明言されていた新作MMO「World of Darkness」の映像をお披露目、イベントでの発表の様子が収められたリーク映像から本作がヴァンパイア:ザ・マスカレードをベースにしたタイトルである事が明らかになりました。
CCPは2006年のテーブルトークRPG”World of Darkness”の出版元であるWhite Wolf社を買収しており、2008年頃からWorld of DarknessのMMOタイトル化がまことしやかな噂として語られ注目を集めていましたが、どうやらいよいよ具体的な情報が出始める模様です。
発表ではローンチが2012年予定である事、そしてプレイヤーによる政治とソーシャル要素を併せ持つCCPお得意のEVE Online的な側面も登場するタイトルになる事が明らかにされており、映像ではWorld of Darknessらしい近代ゴシックホラーのクオリティの高いイメージが映し出され、ヴァンパイア以外のモンスター達の登場は見られない内容となっています。
テーブルトークRPGのWorld of Darknessはヴァンパイアやワーウルフ、レイスや妖精など種族毎のゲームがリリースされており、今回はヴァンパイアがプレイヤーであるヴァンパイア:ザ・マスカレードがベースになる事が明らかにされた訳ですが、タイトルがWoDである辺り他との絡みも気になる所、一体どのようなタイトルになるのか続報に期待です。
2006年にデビューを果たしたドイツのアカペラメタルバンド「Van Canto」、デビュー以来単なるネタバンドとは笑えない超絶テクニックと圧倒的なクオリティで、どう聞けばいいのか困る不思議なバンドの1つですが、なんと新曲”Magic Taborea”で世界各国で運営されている無料MMORPG”Runes of Magic”をフィーチャーしたPVを公開、笑いとツッコミで追いつかないのに超クサいシンフォニックでハイクオリティな名曲という凄まじい映像に仕上がっています。
シーンのカットが非常に短い上に情報量が多く、全部のシーンがもれなく様子がおかしいというこれまでのVan Cantoのイメージを完全に刷新する勢いの”Magic Taborea”PV、この上まだ新たな芸風を手に入れるつもりなのか、Van Cantoの今後に期待です。
今年は10月8日から10日まで開催される”ニューヨークComic-Con”にウォーレン・スペクター氏の新作「Epic Mickey」や「Marvel vs. Capcom 3」などの注目タイトルが出展される事が明らかになりました。
「Epic Mickey」のパネルディスカッションにはウォーレン・スペクター氏とマーベルの巨匠ピーター・デビッド氏が登場し、Epic Mickeyに関するパネルを行い、Q&Aセッションも行われるとの事で、開催は10月9日午後7時45分(以下全て現地時間)からとなっています。
カプコンは最新タイトルのトレイラーや情報の発表を予定、出展タイトルはMarvel vs. Capcom 3、Dead Rising 2、Sengoku Basara: Samurai Heroes、ゴーストトリック、大神伝、Move対応を果たすバイオハザード5のGold Edition、Bionic Commando Rearmed 2、メガマン ユニバースその他となっています。開催は10月10日の12時15分から。
さらにスクウェア・エニックスのパネル開催も明らかにされており、10月9日の午後7時30から1時間の予定で、内容は不明ながらタイトルの最新情報等が発表される模様。
また、今回のNew York Comic ConにはSpawnの作者として知られるトッド・マクファーレン氏が登場し38 StudiosのKingdoms of Amalurに関する発表も行われる模様。その他にもシャマラン監督や、バトルスター ギャラクティカでのセクシーなアンドロイド役がはまり役となったトリシア・ヘルファーが登場。そしてメインゲストとしてお馴染みスタン・リー御大とマーベルのジョン・ロミタ親子まで登場し、相変わらず注目度の高い豪華イベントとなっています。
いよいよリリースが迫ってきたObsidianが開発によるシリーズ最新作「Fallout: New Vegas」、旧Falloutシリーズの開発メンバーが多く参加する本作は、Bethesdaが新しい命を吹き込んだFalloutシリーズに旧作のコアな遺伝子を組み込む回帰的なタイトルとも位置づけられます。
そんな本作のリリースも10月19日と迫り、新たにテレビCM用の映像が登場しました。映像ではFalloutらしい懐かしいアメリカの楽曲をバックに、完全な廃墟と化していた前作のワシントン周辺とは一転ラスベガスの華やかな雰囲気が端的に表現された素敵映像に仕上がっています。リズム感が良い!
さらにPC Gamerが本作のプロデューサーを務めるLarry Liberty氏にインタビューを行い、その中から幾つか新しい情報が明らかになっています。このインタビューはFallout: New Vegasの”新しい事”に主眼を置き行われた物で、Liberty氏は本作の戦闘システムや複雑になった評判システム、新登場のカジノ、よりインタラクティブになったダイアログ周りなどをアピールしています。
そんな中、Black Isle Studiosが開発を進めながらも2003年にキャンセルされた、旧シリーズのFallout 3となる予定だったVan BurenについてPC Gamerが言及、Larry Liberty氏はNew VegasがVan Burenの要素を確かに含んでいると明言、さらにリードデザイナーのJosh Sawyer氏が元々Van Burenのリードデザイナーであった事を明かし、共通性が存在する事を認めました。
これまでにもNew Vegasには幾つかの党派やFallout史で重要なポジションにある巨大エネルギー企業のポセイドン・エネルギー社の存在が確認されていますが、Liberty氏はNew VegasとVan Burenが違う年代の物であると明言、あくまで直接的な関係性はないとしながらも、一箇所共通のロケーションが登場する事を明らかにしています。
(参考:Van Burenは2250年のユタ州とコロラド州が舞台でニューカリフォルニア共和国の科学者が軌道衛星上に残存していた核兵器を起動し2度目の核による浄化を企み、これを食い止められなかった主人公が被害をコントロールするために核の落下エリアを自身で決めなければならないという壮絶なストーリーになる予定だった。これに対してNew Vegasは2283年の西海岸が舞台で、エンクレイブ本体壊滅から38年後の世界)
また、これまでキャストとして発表されながら役が明らかにされていなかった、プレスリーやシナトラと並んで評される事もある人気歌手ミスター・ラスベガスこと”ウェイン・ニュートン”についても言及、なんとウェイン・ニュートンは今作ではミスター・ニューベガスとして登場する事が明らかにされ、具体的な情報は語られなかったものの、今作でも複数のビッグな歌が登場する事が明言されています。
という事で、アメリカのポップ文化的な側面や豪華なボイスアクター陣、そしてFallout史と本作の絡みなど、多いに期待が高まるFallout: New Vegasのリリースは北米で10月19日、ヨーロッパでは10月22日、日本語版は11月4日、対応プラットフォームはXbox 360とPC、PS3となっています。
新たにCriterionが開発を手掛ける事になったNeed for Speedシリーズ最新作「Need for Speed: Hot Pursuit」、さらにCriterionが手掛けた名作”バーンアウト パラダイス”の4倍の広さを誇るという今作のマップ製作にEA DICEが協力するなど、フランチャイズの再出発とも言える豪華な内容となっています。
そんな本作の新たなトレイラーとスクリーンショットが登場、Criterionらしい爽快感の高いチェイスと共にDICEの手によるハイクオリティな舞台が相まって非常に魅力的な映像に仕上がっています。
なお、Electronic Artsは今週初め、これまでのNeed for Speedフランチャイズのセールスとクオリティの低下がEA自身が課したBlack Boxへのオーバーワークが原因であった事を明らかにしており、新たにシリーズの開発に加わる事になったCriterionによるHot Pursuitのリリースでフランチャイズに新しい生命を与えたいと期待しています。
Need for Speed: Hot Pursuitは北米で11月16日、イギリスでは11月19日のリリースで、対応プラットフォームはPS3とXbox 360、PC、Wiiとなっています。
いよいよ10月12日にローンチを迎えるシリーズ最新作「Medal of Honor」のマルチプレイモードに登場する新モード”Objective Raid”のトレイラーが公式サイトにて公開されました。
この”Objective Raid”モードは攻守に分かれるオブジェクティブゲームで、連合軍が施設の防衛を行い、反政府ゲリラが爆発物を用いて妨害工作を行うチームベースの内容になっています。
また、10月4日からはPC版のオープンベータテストも開催され、Shahikot MountainsとKunar Baseの2マップがオブジェクティブベースのCombat MissionモードとドミネーションタイプのSector Controlモードがプレイ可能となっています。
10月12日のローンチに向け購入を迷っている方はテストに参加して本作の手応えを確認してみては如何でしょうか。詳細情報はオープンベータの解説ページからご確認下さい。
Electronic Artsとタッグを組み、Spawnのトッド・マクファーレン氏、アイスウィンド・サーガのR.A.サルバトーレ氏、そしてOblivionを手掛けたKen Rolston氏、さらにスタジオのボスであるカート・シリング氏、さらに元任天堂オブアメリカ副社長のDenise Kaigler女史という歴々たるメンバーが揃い、ドリームチームによる処女作”Kingdoms of Amalur: Reckoning”を発表した「38 Studios」、先月初めに7500万ドル規模の融資に関する問題が発生していましたが、正式にロードアイランド州への誘致が決定、本社移転がアナウンスされました。
この発表に併せロードアイランド州のDonald Carcieri知事は、38 Studiosが夥しい経済発展の機会をロードアイランドにもたらすと語り、今回の融資が450人規模の雇用を産み出す事に大きな期待を寄せている旨を明らかにしています。
今回の融資に絡む地元議員達の問題もこれにて一件落着、Kingdoms of Amalurの開発に注力出来る環境が整ったと言えます。先日明らかになった融資の詳細からは本作のスケジュールにも大きく影響を与えそうな内容が多く含まれており、ドリームチームによるタイトルの続報に期待が高まります。
2年ごとに開催され、今年は6月から候補の選抜が行われているグッゲンハイム美術館とインテル、HPが共同で開催しているオンライン映像コンテスト「YouTube Play」に”Call of Duty 4: Modern Warfare”の映像を用いた作品が最終選考の125作品に残った事が明らかになりました。
今年のYouTube Playは91ヶ国から実に2万3000本を超える応募があり、この中から選ばれた今回の125作品はニューヨーク、ベルリン、ビルバオ(スペイン)、ヴェニスの各グッゲンハイム美術館の端末に閲覧可能な状態で展示されています。最終選考の125作品は音楽、写真映画、コレクター等様々なユーザーが応募しており、様々なコンテキストや概念、技術、テーマ、専門を列挙した豊富なジャンルが集まった物で、非常に見応えがある物となっています。
この最終選考作品にリスト入りした”Call of Duty 4: Modern Warfare”がモチーフの作品はJosh Bricker氏による「Post Newtonianism」(ポスト・ニュートン主義)と名付けられた映像作品で、ゲームの中で登場したAC-130からの地上への掃討ミッションと、実際に近年の戦闘で行われた銃撃や爆撃の様子を隣同士に並べた非常に痛烈な内容となっています。
映像には”実際に”アメリカ軍が敵兵士などを銃撃により無力化する内容が収められており、非常に凄惨かつ現実感のない”まるでゲームの様”な内容となっています。その横に並べられたModern Warfareの映像はあまりにリアルで映像の鮮明さという意味ではある意味ゲームの方がリアルな物であり、現実とゲームの境界線が溶けていく様な足下の危うさを感じさせるこの映像からは、現実で辛い戦争を体験し失敗と悲劇を繰り返しつつも、エンターテインメントとしての”凄惨な戦争ゲーム”への希求と訴求が並行して存在するアメリカの姿を見事に反映している物とも思えます。
私たちはプラトーンやフルメタルジャケットなどのいくつかの戦争映画が反戦的な意味で作られた事と、これらに描かれた凄惨な表現がアメリカの告白の様な体を成している事を知っています。果たして昨今のゲームにおける刺激的な表現は告白や自己言及か、それとも攻撃性を仮想のルール付けで満足させる為の物なのか。ゲーマーはゲームが楽しい事を最も感覚的に理解している代表者です。今回の映像は大きな問題について自身が楽しむゲームをいつもとは少し違う視点から考えてみる良い機会、と言えるかもしれません。
なお前述の通り、非常に凄惨な映像作品となっていますので、閲覧は十分にご注意下さい。
先日発売されたPC Zone誌の9月号にてRocksteadyの最新作「Batman: Arkham City」の特集記事が掲載、戦闘に関する新要素を中心にいくつかの新しい情報が登場しています。これまでに登場した内容も幾つか含まれていますが、最新版の情報として改めてご紹介、内容には若干のネタバレを含みますので、閲覧には十分ご注意下さい。
先日、財務破綻からAPBのサービス停止を余儀なくされスタジオ閉鎖に至ったRealtime Worldsですが、スタジオでリードキャラクターアーティストを務めていたJimmy O’Ready氏が新たにキャラクターとコンセプトアートを専門に手掛ける新スタジオ「Montynero」を起ち上げた事が明らかになりました。
Jimmy O’Ready氏はAPBのキャラクターアートがビデオゲーム産業から大きく賞賛された事を述べ、ダンディーを拠点に企業や地域を超えて活躍する企業にしたいと今後の意気込みを語っています。
APBのキャラクターデザインやコンセプトアートはグラフィティのテイストなどを活かしたストリート性の高い物でクオリティは本当に素晴らしい物でした。Realtime Worldsの燃え尽きた灰からこういった専門性の高いスタジオが登場したのは、非常に興味深い事だと言えそうです。
今年2月にカジュアルゲームとソーシャルゲームを手掛ける新会社「Portalarium」を起ち上げた、ウルティマシリーズの生みの親ロード・ブリティッシュことリチャード・ギャリオット氏ですが、氏の活躍はゲーム開発に止まらず遂に昨年は宇宙にまで進出、12日間の宇宙旅行を経てアメリカ初の親子二世代の宇宙飛行士という偉業を達成するに至りました。さらに今年のQuakeconではカーマックと宇宙談義を繰り広げ、大きな注目を集めた事も記憶に新しい所。
そんなリチャード・ギャリオットが昨日オースチンで行われたFantastic Festの基調講演に登壇し自身の新作に言及、設立したPortalariumがそのままゲームのタイトル名である事を明かし、新作が自身のルーツに戻るAAAタイトルで、ソーシャルメディアを通してプレイされる物になると語りました。
氏はソーシャルメディアが持つ力についても触れており、プレイヤーがゲームを”買う”という行動の決定を下す必要が無いこと、無料でプレイできる事、プレイに必要なインスタレーションが存在しない事、そして本当にプレイしたいと感じたときに支払いを行う事が可能である事などを挙げています。その後のオーディエンスから販売戦略について質問された氏は競合他社の全てがフラッシュとJavaでゲームを開発している事を挙げ、Unityエンジンを用いたリッチタイトルのアドバンテージをアピールしています。
という事でルーツに戻ると明言されたリチャード・ギャリオットの新作、ルーツがアカラベスを指すとすれば氏が最も得意とする古典的なファンタジーをテーマにした物になるのか、ソーシャルメディアが持つユーザー主体のコミュニティ性は氏がかつて自身の屋敷で定期的に開催していた大がかりなリアルRPGごっこ的な物とも相性が良いと考えられ、一体どのようなタイトルが登場する事になるのか期待が高まります。
シリーズ再生とFPSの王座奪還を目指すと発表されたシリーズ最新作「Medal of Honor」、マルチプレイでのタリバン兵登場により論争の的ともなり、残虐な空港シーンで話題を集めたModern Warfare 2と同様に刺激的な問題作としてのポテンシャルは相当な物です。
本作もいよいよリリースまで3週間に迫り、いち早く年末商戦のAAAタイトルとしてローンチを果たす事になります。そんな中、Electronic ArtsヨーロッパのSVPを務めるJens Uwe Intat氏が近くActivisionが長期に渡って有するFPSジャンルでの優勢をElectronic Artsが転覆させるだろうと発言しました。
Intat氏は「確かに私たちは”Medal of Honor”と共にシューターのトップに返り咲きたい」と語り、「今年はCall of Dutyを凌駕するつもりではないが、しかしその終了の兆しを得る事になる」と発言、氏はElectronic ArtsのサッカータイトルFIFAがコナミのウイニングイレブンに追いついた様な長い”旅”の様な物になるとも語っています。
さらに氏は「この先数年を掛けて、私たちはActivisionとCall of Dutyに対する明確な勝利を得るつもりだ」「FIFAのセールスに力を与えた口コミの力を備えたデジタルマーケティングと広告の組み合わせは(Medal of Honor)の復活を促進する」と語り、「いくつかの国ではMedal of HonorがModern Warfare 2よりも優れているとの評価を得ている」ともアピールしています。
なお先日、Danger CloseのプロデューサーGreg Goodrich氏は少なくとも本作のセールスが300万に達しない場合は続編登場の可能性が少ない事を明かしており、いよいよ迎えるシリーズ復活作のローンチに期待が高まる所。Medal of Honorのリリースは10月12日、対応プラットフォームはPS3とXbox 360、PCとなっています。
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かたこり( Twitter ):洋ゲー大好きなおっさん。最新FPSから古典RPGまでそつなくこなします。
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