昨年の5月にSegaがリリースしたObsidian開発によるアクションRPGタイトル“Alpha Protocol”、開発が難航しリリース前に社内から不穏な内部状況を匂わせるリークが登場するなど、ゲーム部分以外のトラブルも目立ち、ストーリーの分岐や多彩なゲームプレイ、複雑な物語など、非常に意欲的なゲーム要素を盛り込みながらも、肝心のゲームプレイが余りにも調整の足りない内容で、バグの多さも相まって、Obsidianの悪い所を全て凝縮したような不憫なタイトルとなっていまいました。
過去にはSega WestのMike Hayes社長が続編を開発しない意向を示すなど、未来は無いかと思われたAlpha Protocolですが、なんとObsidianのCEOを務めるFeargus Urquhart氏が「Alpha Protocol 2」を作りたいと発言、本来ならばもっと上手く仕上げられたタイトルだったと語りました。
Urquhart氏はAlpha Protocolの開発がビジネス的な側面からも上手く進んでいなかった様子を示唆し、前述したリーク騒動なども含め、コミュニケーションに関する学習があったと振り返り、現時点でAlpha Protocol 2の計画が明確に存在していないことを前置きし、個人的な見解としてAlpha Protocol 2を是非作りたいと発言しました。
そしてUrquhart氏はこういった開発を進めるには楽観的である必要があると述べ、将来に向けて「我々は、次はもっと上手く行える」と言わなければならないと述べ、そうなることを常に信じていると力強く発言しています。
キラリと光る要素や尖った何かを常に持ち合わせる“Obsidian”タイトルですが、以前からあまりにゲームが複雑化する故に調整が足らないケースがしばしば見受けられ、素晴らしいタイトルに仕上がった最新作Fallout: New Vegasも例外ではありませんでした。依然続くこのマイナス要素を改善し、クオリティのベースアップと共に新しいIP展開を実現することが出来るか、近年各所に引っ張りだこの人気デベロッパだけに期待したいところです。
先日オーストラリアでElectronic Artsがショーケースイベントを開催し、“Shadows of the Damned”と「Alice: Madness Returns」が出展、会場にはグラスホッパー・マニファクチュアの須田剛一と共にAmerican McGee氏も登場し、それぞれのタイトルに関するプレゼンテーションを行いました。
本日、このイベントにプレイアブル展示されたAlice: Madness Returnsの冒頭パートとおぼしき未見のプレイシーンが大量に収められた直撮り映像や、イベントでのプレゼンテーションの様子が収められた映像が登場しています。
邪悪でキュートな“ねじれた”世界観に多くのファンが心ときめかせる本作ですが、今回登場した映像からは相変わらずアリス(※ 新衣装も!)やクリーチャー達と共に、前作の難易度を受け継ぐプラットフォーマーアクションとしても手強そうな印象を漂わせるプレイシーンが多く収められています。
さらに本日Joystiqが新しいスクリーンショットと共に、プレビュー記事を掲載、ゲームプレイについていくつか気になる内容が記されています。今回はそれらの新情報と会場での映像、新スクリーンショットをまとめてご紹介します。
今年11月のリリースに向けて開発が進められているBethesdaのTESシリーズ最新作“The Elder Scrolls V: Skyrim”、今年リリースされるRPGの超大作として注目を集めるタイトルですが、物語のベースは1994年から連綿とリリースが続けられてきたTESシリーズの壮大な世界観と神話に基づいており、幾つかの過去タイトルをプレイしておくとより楽しみが増す作品であることは間違いありません。
そんな中、The Elder Scrolls V: Skyrimの登場で新しくTESシリーズが気になっている方に朗報と言える「The Elder Scrolls IV: Oblivion」のリリース5周年を記念した新しいパッケージが発売されることが明らかになりました。
この“5th Anniversary Edition”はPS3とXbox 360、PCに向け20万本だけ生産される限定版で価格は29.99ドル、6月28日から販売が行われ、以下の様な特典を含むパッケージとなっています。
- The Elder Scrolls IV: Oblivion Game of the Year Edition(※ DLCの“Knights of the Nine”と拡張パックの“Shivering Isles”を同梱するパッケージで、その他のDLCは含まれていません)
- Collector’s Editionに同梱された地図とメイキングDVD(※ 新たにThe Elder Scrolls V: Skyrimのトレーラーを同梱)
- 大手小売店で利用可能な“The Elder Scrolls V: Skyrim”の10ドル値引きクーポン
先日から新ヴィランの登場が予告されていた「Batman: Arkham City」ですが、昨日オーストラリアで発行されたヘラルド紙にArkham Cityの記事が掲載され、シリーズファンにはお馴染みのヴィラン“ペンギン”が登場することが明らかになりました。
ペンギンと言えばダニー・デヴィートが演じた映画“バットマン・リターンズ”でのペンギンや、アニメ版とコミック原作初期のコミカルなキャラクターとしてイメージが定着していますが、今作に登場するペンギンはジョー・ペシをちょっと古めかしい小悪党にしたような様相に生まれ変わり、シリアスなArkham Cityにしっかりと適合する姿に変更されています。
なお、ヘラルド紙に掲載された解説によるとArkham Cityのペンギンはロンドン訛りで誇大妄想をこじらせた正装の紳士として登場。ジョーカーやトゥーフェイスなどと同様に、Arkham City内の1勢力として、街の美術館をアジトに大量の武器を集めており、重火器に身を包んだ手下達を従えているとのこと。
なお、Arkham Cityではペンギンの象徴でもあるお友達の“鳥”たちは登場しないとのこと。
久しぶりに新ヴィランの登場が正式に明らかになったArkham Cityですが、Mr. FreezeやBlack Mask、タリアなどまだまだ登場が噂されている大物ヴィランの存在が控えており、いよいよ開催が近づくE3での続報に期待が高まります。
先日遂にリリースを迎えたCD Projekt Red開発のシリーズ続編「The Witcher 2: Assassins of Kings」、CDPR内製のRED Engineによる素晴らしい技術と映像表現で構築された圧倒的な世界観は近年のハードなファンタジーRPGにおける1つの到達点とも言えるクオリティに仕上がっており、高い没入感と豊潤な景観、そして大人向けの物語はプレイヤーをどっぷりとゲームの世界へと誘います。
そんなThe Witcher 2のローンチを終えたCD Projekt REDのプロデューサーTomasz Gop氏がGamasutraのインタビューに登場、今作の開発において注力した点やゲームデザインの方向性について語りました。
前作の“The Witcher”は80~90時間に渡るかなり大きなプレイボリュームを持つタイトルでしたが、氏はThe Witcher 2における(スタートからクリアまでの)ボリュームが明らかに前作よりも少ないと明言、しかし今作の開発は物語をリニアなものにしないことに注力したと語り、幾度かのプレイを終える間に相見えることのないキャラクターの存在や、オプショナルなロケーションが存在すると述べ、世界を深く探索したいプレイヤーに対してクールな内容を用意していると明らかにしています。
なお、今作では以前から16種類のエンディングが用意されていることが明言されていますが、氏はこのエンディングを指し世界が16の異なる大きな様相を持っているに近いと表現し、前述の非リニアな物語の流れが小さな差異に留まらない内容であるとアピールしています。
また、本作の開発における最も重要なポイントが前述した内容を含むプレイヤーの自由を強調することだったと語ったTomasz Gop氏は、これに注力出来た理由を主人公“Geralt”が明確に定義されたキャラクターとして存在していたからだと打ち明けています。
以前から複雑に込み入った物語に基づいたゲームを開発したいと望んでいたCDPRの開発チームは、ポーランドの小説家Andrzej Sapkowski氏が手掛けた原作を基にした初代The Witcherの開発にあたり、Geralt以外のWitcherを主人公として想定していたとのことで、彼のルックスやゲームプレイ要素のデザインに1年半を要しプロトタイプまで作成したものの、結局の所、プレイヤーがクールなゲームを楽しむにはやはり“彼”でなければならないと確信、急遽大幅な変更に至ったとのこと。
(※ これについてはThe Witcherの特典に用意に含まれる204ページにも及ぶ豪華なアートブックの中に掲載された、現在と全く異なったデザインのWitcherキャラクターからその片鱗を窺うことができます。)
そして、Gop氏は定義された物語とプレイヤーの自由を組み合わせることは相反する事象ではなく問題は無いと発言、これはまさに初代The Witcherと今作The Witcher 2が、Geraltのソリッドなヒーロー性とプレイヤーによる自由の同居を見事に実現していることで証明しているとも言えそうです。
また、先日からお知らせしている海外版The Witcher 2の日本語化対応の問題ですが、先ほど“とある”ソースの確かな読者の方からCDPRに行った確認に返事を貰ったと情報を頂きました。
その内容は、海外版The Witcher 2のサブタイトル日本語化は無料アップデートで行われるか、或いは日本語でプレイするには日本語版パッケージを別途購入する必要があるか?との質問に対し、現在GOG版のThe Witcher 2は英語とフランス、イタリア、ドイツ、スペイン語対応を含むのみで、全ての言語パックは後ほど公開されるので、続報を待っていて下さい、とCD Projekt REDのPR Specialistを務めるAgnieszka Szostak氏が答えたもので、今後改めて行われるアナウンスに期待出来る内容となっています。
この件については、正式な発表やさらなる続報があり次第改めてお伝えいたします。
本日Playr TVが「Duke Nukem Forever」のプレビュー映像を公開、お馴染みRandy Pitchford氏が登場し、本作に用意されたトラップやグレネードなど新武器の解説を行っています。さらにこれまでの映像や情報には見られなかった青いミサイルを複数発射するホーミングミサイルが登場、想像以上にバリエーション豊かな武器が揃っていることが明らかになりました。
なお、Playr TVによるこのプレビューは第4弾まで用意されているとのことで、第2弾は5月23日に公開予定となっています。
さらに本日2K Gamesがカリフォルニアのノバトにある本社で「Duke Nukem Forever」のマルチプレイヤーイベントを行うと発表、16人の幸運なファンが本社に招待され、本作のデスマッチを一足先に体験出来ることが明らかになりました。
なお、参加応募はメール“2KElizabeth@2KGames.com”で受付られており、フルネームと年齢、住所、アドレス、良く利用するフォーラムで使用しているユーザー名或いはURLを2つ記入する必要があります。現地時間で5月26日午後5時に2K本社に向かえる幸運なファンは是非応募してみてはいかがでしょうか。
国内のファンには縁遠い話題ではありますが、プレビューイベントの開催に合わせ、現状ではプレイ映像や詳細な情報の少ないマルチプレイヤーの続報登場にも期待したいところです。Duke Nukem Foreverのリリースは北米で6月14日、それ以外の地域では6月10日の予定で、対応プラットフォームはPS3とXbox 360、PCとなっています。
先日ハイクオリティなコマンチのイメージと共に発表された「Arma 3」ですが、海外情報サイトのPC Gamerがプレスリリースから判明した詳細なプレイ要素を掲載、様々な新情報と共に本作の動作環境を明らかにしました。なお、この動作環境はプレスリリースに記されていた内容とのことで、詳細な推奨/最低動作環境を含め改めてアナウンスが行われるのではないかと思われます。
なお、今回ご紹介する動作環境はCore i5/Athlon Phenom X4以上を要求する非常にハイスペックな物で、XPを切り捨てDirectX 10以上を対象としたことから、前作でもヘビー級の動作だったReal Virtuality 3が更なる進化を遂げている様子が窺えます。
2012年リリース予定のArma 3、プレイ予定の方はリリースを前にもう一度PCのスペックを見直す必要に迫られるかもしれません。
- OS:Windows 7 / Vista
- CPU:Intel Core i5或いはAMD Athlon Phenom X4以上
- GPU:Nvidia Geforce GTX 260或いはATI Radeon HD 5770、shader Model 3対応と896MBのVRAM搭載以上のカード
- メモリ:2GB
- ハードディスクHDD:空き容量15GB
- DVD:2層ドライブ
- DirectX 10以上
6月14日のリリースが迫るAmerican McGee氏の新作「Alice: Madness Returns」の開発が完了、先日McGee氏が登場したインタビューの中で既に完了が伝えられていましたが、本日改めて海外情報サイトのニュース等でゴールドになったと報じられています。
また、本日iOS向けにAlice: Madness Returnsのストーリーをかなり邪悪なアートワークで紹介する無料アプリがリリース、iPhone版とiOS版がそれぞれ用意されています。残念ながら国内アカウントからの利用はできませんが、北米アカウントをお持ちの方は入手してみてはいかがでしょうか。
来るE3への出展が明らかになっているCity Interactiveのシリーズ続編「Sniper: Ghost Warrior 2」、まだ多くが謎に包まれたタイトルですが、昨晩City Interactiveの公式Twitterが遂に初のスクリーンショットを公開、CryEngine 3による素晴らしいクオリティのイメージに、アジア風の舞台も含めE3での続報に期待が高まるイメージとなっています。
Sniper: Ghost Warrior 2は2012年リリース予定で、対応プラットフォームはPS3とXbox 360、PCとなっています。
現在開発が進められているBlizzardの大本命タイトル“Diablo III”に大きな注目が集まっていますが、Gamespotが新たにフランチャイズの歴史を振り返る映像を公開、なんとロード・ブリティッシュことお馴染みリチャード・ギャリオット氏に加え、BioWareのRPGマイスターRay Muzyka氏とGreg Zeschuk氏が「Diablo」について語る超豪華な映像となっています。
1996年11月にリリースされ、ハックアンドスラッシュとRPGジャンルに革命をもたらした初代“Diablo”が以降のゲームに与えた影響は計り知れず、プレイヤー間の攻撃が自由に行えた初代のマルチプレイヤーが有していた熱量はプレイ人口の少なさも併せて相当なもので、国内でも大きな盛り上がりを見せた当時の狂騒を知るプレイヤーには胸が締め付けられる様な懐かしい思い出のタイトルではないでしょうか。
続いて2000年にリリースされた“Diablo II”は前作から大幅な改善とプレイ性、そして圧倒的なボリュームを携えて登場し、定期的なアップデートとコンテンツの追加により、10年以上が経った今もプレイ人口の多い人気タイトルとして、多くのプレイヤー達が良アイテムを求めSanctuaryを彷徨う毎日を過ごしています。
来る3作目“Diablo III”は遂にベータテストの開催時期も発表され、新しい傭兵システムもアナウンスされるなど、リリースに向け具体的な動きを見せ始めています。10年以上に及ぶ沈黙を経て、一体どのような作品が登場するのか、登場を前に過去タイトルを一度復習しておけば、より豊かなDiablo IIIライフが楽しめるのではないでしょうか。
先日、超クオリティなAIスフィアのアクションフィギュアを作成したChris Myles氏が新たな人格コアの開発に成功、ツンデレ面が目立つGLaDOSに新しくキュートな少女の人格をもたらすであろうハローキティのピンクいAIスフィアが登場しました。これは?!……くそう可愛い。
誰か、何らかのどなたか、一刻も早い商品化……を。
5月24日のリリースが目前に迫ったCodemastersのDiRTシリーズ最新作「DiRT 3」ですが、先日イギリスのバタシー発電所跡で行われたお馴染みケン・ブロック氏によるジムカーナの実演を美しい映像で収めた新トレーラーが登場、DiRT 3の新たなプレイモードとして登場するジムカーナでのプレイが実に楽しみな映像に仕上がっています。
今作ではカジュアルなマルチプレイヤーモードなども用意され、新たなプレイヤー層への普及も期待できそうなDiRT 3のリリースは5月24日で、対応プラットフォームはPS3とXbox 360、PCとなっています。
先日遂にリリースを迎え、日本語版の発売も明らかになったCD Projekt RED開発のシリーズ続編「The Witcher 2: Assassins of Kings」、海外メディアでのレビューではRPG史上屈指の名作との評価も見られるなど、素晴らしいローンチを実現しました。
しかし、技術的な問題やバグ、最適化などの面でいくつかの問題が存在しており、ローンチ当日には多くのfixを含む0dayパッチもリリース、さらに本日新たに操作周りにスポットを当てた小規模なパッチのリリースが来週行われることが明らかになりました。
今回用意されているのはキーボードマッピングの変更と、マウスの反転、その他の様々なfixとなっています。
なお、CD Projektに確認中の日本語化対応に関する問い合わせにはまだ返事が届いていません。こちらも続報あり次第改めてお知らせいたします。
今年の4月中旬にミネソタのラジオ局Minnesota Public Radioが開始したゲーム音楽を専門に取り扱うポッドキャスト“Top Score”の最新エピソードが5月24日に配信、「BioShock」の印象的なスコアを手掛けたGarry Schyman特集が組まれることが明らかになりました。
このポッドキャスト“Top Score”は各週で配信されている番組で、ホストを務めるEmily Reese氏と作曲者の対談を交えながら楽曲の紹介を行う非常に聴き応えのある番組で、これまでにDead Spaceを手掛けたJason Graves氏、Stackingを手掛けたDouble Fineスタッフ、Dragon Age IIを手掛けたInon Zur氏が登場しており、過去3回のエピソードはいずれも公式ページから視聴可能となっています。
近年ますます一流アーティストの参加が進み、エピックさに磨きかかるゲーム音楽、興味のある方は是非チェックしてみてはいかがでしょうか。
先日シリーズ2作目“Dragon Age II”をリリースしたばかりのBioWareですが、どうやら既に3作目となる「Dragon Age III」の開発に着手していることが開発者のtwitterから明らかになりました。
これはBioWareのシニアディレクターを務めるAlistair McNally氏が自身Twitterにて、カナダのエドモントンスタジオでDragon Age IIIの開発に携わる環境アーティストを募集したことから明らかになったもので、その後Mass Effectチームのデザイナーを務めるChristina Norman氏がこれをRTしており、公式な発言として初めてDragon Age IIIが表に姿を現したと言えます。
Dragon Age IIの開発もかなり早い段階から始まっていたことが明らかになっており、時期的になんらおかしくない発言ではありますが、肝心のDragon Age IIローンチ後の展開におざなりな状況が続いており、こちらの続報もそろそろ登場願いたいところです。
PC | PlayStation 4 | Xbox One | Wii U
PlayStation 3 | Xbox 360 | PS Vita | DS
Mobile | Movie | Rumor
Culture | lolol | Business | Other
RSS feed | About us | Contact us
かたこり( Twitter ):洋ゲー大好きなおっさん。最新FPSから古典RPGまでそつなくこなします。
おこめ( Twitter ):メシが三度のメシより大好きなゲームあんまり知らないおこめ。洋ゲー勉強中。