本日行われたGDCにおいて、めでたくベストデビュー賞を受賞したRunic Gamesの「Torchlight」、お手軽な価格設定に軽快な動作、Modツールの存在や良い意味でライトなゲームシステム等、近年不作が続くHack and Slashタイトルの中ではDiabloの遺伝子を引き継ぐ素晴らしいタイトルと言えます。
そんなTorchlightのコンソール版が開発中である事をRunic GamesのMax Schaefer氏が明らかにし、コンソールで本作がさらに良く受け入れられるだろうと自信の程を語りました。確かに現在のTorchlightにはオンラインプレイが存在せず、バランス調整等も進んできてはいる物の、基本的にModで何とでもなる本作はコンソールでこそ真価を発揮するかも知れません。これは決してネガティブな意味ではなく、バニラの状態がかなりの完成度を実現している事を意味します。
前述のDiabloらしさというのは実は後付の物ではなく、それなりの出自が存在します。Torchlightには前身タイトルである”Mythos”という物が存在しており、これはかつてDiabloを世に送り出したビル・ローパーとデビッド・ブレヴィックが立ち上げたFlagship Studiosが開発を進めていたものでした。
Flagshipの悲劇の後、開発を担当していたTravis Baldree氏とMax Schaefer氏がRunic Gamesを立ち上げTorchlightとして新たな命を吹き込んだ物。(ちなみにMax Schaefer氏も兄のEric Schaefer氏と共にDiablo 1と2の開発に携わっていました)さらに本作のスコアはDiablo1の印象的な名曲を手掛けたMatt Uelmen氏が担当というサラブレッドとも言える集結ぶりで、如何にTorchlightが所謂Diablo的な遺伝子を引き継いでいるかを象徴している背景だと言えます。
さらに本作にはMac版の対応や2年ほどの予定で拡張しMMO化する後継Torchlightの登場も予定されており、まだまだその動向には注意が必要です。短い時間でさくっと遊べ、釣りやらペットやら合成やら楽しい要素満載のTorchlight、コンソールでどのように迎えられるか今から楽しみです。
先ほど開催されたGDCアワード、今年はIGFアワードと合体してビッグネームがこれでもかと登場しサプライズもたっぷり、Mega64も大はしゃぎで素晴らしいショーとなりました。今回のGDCでパイオニア賞を授与されたValveのボスGabe Newell氏、SteamやValveタイトルのみならずSteamworksを始めとするサービスでも成功を収め、より首回りのサイズが心配なゲイブ、失礼、話しがそれました。会場では「Portal 2」に関する情報がいくつか飛び出しています。
今日の受賞式でパイオニア賞を受賞したゲイブはこれまでのゲーム開発に関するスピーチを行いました。まだほっそりしていた子供の頃の写真からValveを立ち上げた頃の懐かしい写真なども紹介され、スクリーンに資料を写しつつスピーチを行っていた所、突如画面がブルースクリーンになりスピーチは中断、ゲイブはマイクロソフト云々とぼやいて何とかスピーチを終えましたが、これがなんと計画通りのティザーだった事が判明しました。
上記に書かれたブルースクリーンのシステム警告を良く眺めて見るとGLaDOSと書かれてあり、エラー内容の文字列と共に再起動を促すメッセージなどが記されています。メッセージには”致命的な神経毒が噴射する為に任意のキーを押してください”と書かれ、再起動を促す部分にはテストの人員や進行が失われますと記されています。
さらにエラー内容の文字コードをEBCDICに変換する事でさらなるメッセージが登場、エラー内容には”A fatal exception (S) has occurred at (U)(S) : (P)(E)(N)(D) in (U)(N )(T)((I)) * (L)(E)(E)(E).”と書かれている事が判りました。さらにこれを大文字の部分だけ抽出すると”SUSPEND UNTILL EEE“となり、EEEを”E3″と置き換えると……GLaDOSがE3までサスペンド(休止)状態になるという事で、Portal 2の大きな情報がひとまずE3までおあずけか、或いはE3で大きな発表が行われるであろう事が予想されます。
さらに表彰式の後に1upのインタビューに答えたゲイブはPortal 2がこれまでのValveタイトルの中で最も素晴らしいタイトルになると自信に満ちた発言をしています。テーマソングについて聞かれたゲイブは「Jonathan Coultonはすごい!彼は光り輝いている」と発言、彼と仕事をする事は喜びだと語りました。Portal 2で彼の歌が聴けるかとの問いにゲイブはもう再度「彼はブリリアントだよ」と返し、笑い、去っていきました。
前作でプレイヤーの涙をこれでもかと搾り取ったジョナサン・コルトンの手による”Still Alive“、ゲイブの反応からはどうやら再び黄金タッグの素晴らしい歌が待っている様子。数百年後のAI達の楽園と化したアパーチャサイエンスで再びGLaDOSの儚い歌声が聞けるのか、今から本当に楽しみです。
Black Rock Studioが開発を行っている爆発レースタイトル「Split Second: Velocity」、PC版に関する情報の少なさから販売がSteamなどによるオンライン販売のみになるのではとの噂が出ていた本作ですが、昨日パブリッシャを務めるDisney Interactive Studiosがにコメントを行い、本作がパッケージ・デジタル販売共に行われる事が明らかになりました。デジタル販売におけるプラットフォーム等の詳細は不明ですが、続報があり次第お伝えします。
先日美しいスクリーンショットとプレイ映像も公開され、ますますリリースへの期待が高まるSplit Second: Velocityのリリースは北米で5月18日、ヨーロッパで5月21日に行われる予定となっています。
現在サンフランシスコで開催中のGDCでは技術的なニュースが多く報じられていますが、いよいよCrytekの新エンジンで開発が進められている「Crysis 2」の情報が聞こえ始めました。まずご紹介するのはGDC会場で公開されたCrysis 2に導入されたCryEngine 3の新しいテクニカルな要素の紹介映像です。
映像ではPC版の映像とコンソールの映像とそれぞれ混ぜながら新要素の紹介が行われています。今回の映像では主にリアルタイムライティング、ビジュアルスタイル、環境破壊、動的なAI、各プラットフォーム間でのライブクリエイト、そしてキャラクター表現に関する物が映し出されています。
CryEngine 2でもシェーディング処理に利用されていたプロシージャル生成が今回は環境破壊関連にも利用されており、直撮りながら臨場感に溢れる素晴らしいプレイが楽しめそうな雰囲気に満ちています。次はジャングルゲームは作らないと語っていたCrytekが市街を舞台に選んだのはこの辺りに大きな自信があるのかもしれません。
さらにライティングもかなり印象的な仕上がりになっていて、ダイナミックな昼夜サイクルなどは本当に溜息が出るほど美しい物になっていて、もさもさジャングルが大好きだったファンも納得せざるを得ない素晴らしいクオリティに感じられます。
なお、CryEngine 3の新物理エンジンのデモ映像も新たにデモンストレーションが行われており、こちらではもさもさジャングルで葉っぱまで物理演算が適用された映像が確認できます。今回のGDCではこの他にも3D立体視に関する映像も発表される事になっており、また詳細な続報等出てくると思われます。情報有り次第お知らせいたしますので、お楽しみに!
GDCの会場で開催されたゲーム産業のベテラン著名人によるトークランチイベントにアースワームジムのクリエーターでShiny Entertainmentの創設者でもあるDavid Perry氏が登場、コンソールの将来がポータル化し、近年iPhoneアプリのデベロッパーが抱えるユーザーによる発見や到達に関する問題と同じトラブルが起こるだろうと語りました。
Perry氏はみながiPhoneデベロッパーが抱えている問題を認知していると述べ、現在のゲーム産業について議論を始めました。氏は「コンソールが日をおってポータル化しており、いつか何千ものタイトルを要すホストとなるだろう」と予想、こういった状況がやって来る事を踏まえて発見性の問題提起を行いました。
さらに氏はiPhoneアプリのみならず現在ではカジュアルゲームやソーシャルゲームも成功のためにこれの回避を考慮せねばならない状況に陥っている事を述べ、いずれこの摩擦がコンソール機のメディアにMiniclipやBigpointといったブラウザゲームやフラッシュゲームのポータルに似た形で映り始めるだろうと予想しています。
近年多くのオブザーバーが物理メディアの死を予見し、デジタル流通の話題が華やかな昨今、Perry氏はビジネス的な成功の為のゲームデザインを俯瞰し、「あなたがプレイしたいゲームをクリエイトする日々は終わった」と発言しています。確かにこの問題は国内のビジネスニュースなどを見ていると姿を現し始めている感があり、強者以下みな死亡という状況がそこかしこに散見される事も事実です。今回のGDCではインディペンデント開発についても熱心な議論が交わされており、派手なニュースの影でまさにGDCならではと言える有用な話題が見られる事は、同じ轍を踏まないための希望の光だともいえそうです。
ルーカスアーツが良作アドベンチャーを乱れ撃ちしていた黄金期、Monkey Islandシリーズは所謂モンティパイソン的なしつこさと悪乗りのジョークで一世を風靡し様々なプラットフォームでローカライズされ愛された作品でした。1作目である”The Secret of Monkey Island”も近年HDリメイクが果たされ、昨年はSAM & MAXシリーズで知られるTelltale Gamesからシリーズ新作Tales of Monkey Islandもリリース、未だにその人気に陰りは見えません。
そんなMonkey Islandを世に産み出したのは、本サイトではお馴染みDouble Fine Studiosのティム・シェーファーと、DeathSpankを開発中でマニアックマンションの生みの親として知られるロン・ギルバート、そして現在はTelltaleでSAM & MAXシリーズやMonkey Island新作を手掛けるデイブ・グロスマンの三人、よくもまぁこんな濃い3人が一つの作品を一緒に手掛けていたと感心しきりですが、ルーカスアーツ風としか言いようのないあのテイストは間違い無くこの3人により作られた物で、その遺伝子はLucidityやTelltaleのタイトル、そしてBrutal Legendなどにはっきりと感じる事ができます。
前置きが長くなりましたが、昨晩Monkey Islandシリーズ2作目にあたるMonkey Island 2: LeChuck’s Revengeが「The Secret of Monkey Island 2: Special Edition」として新たにリメイクが果たされる事がアナウンスされ、サンフランシスコで海賊スタイルの発表パーティが行われました。上記の1枚はそのパーティの様子で、なんとそこにはティム・シェーファーとロン・ギルバートの二人が!!二人はスペシャルゲストとして登場したようですが、なんという素敵な一枚か!
今をときめくこの二人に祝福されリメイクが果たされるThe Secret of Monkey Island 2: Special Editionは前作のリメイク同様、スペシャルエディションモードを有し、全てのアートワークが生まれ変わり、音楽も新たにリマスターした物を用意、フルボイス、オリジナルバージョンの収録が行われています。さらに今作では新しい操作方法が追加された事も明らかにされました。
なお、LucasArtsのMonkey Islandシリーズのプロジェクトを担当するCraig Derrick氏は今作のガイブラシ君の髪型を作り直した事を明かしています。どうやら最初のスペシャルエディションの髪型が不評だった様子。よかったのに……。
という事でリメイクが決まったThe Secret of Monkey Island 2: Special Editionの発売は今年の夏!対応プラットフォームはPSN、PC、XBLA、そしてiPhoneとiPod touchとなっています。
PQ Labsが開発した大画面で複数のマルチタッチを実現したMulti-touch G3の技術を用いたディスプレイでRTSの定番タイトル「Warcraft III」をプレイする様子が海外で紹介されています。プレイ映像自体は少し古いものですが、現在のPQ Labs製品は32ポイントまで認識する精度に達し、32インチから巨大な65インチまで対応、対応プラットフォームもWindows 2000以降のマイクロソフトOS、さらにMac OS Xにも対応し、その性能をどんどん成長させています。
このプレイ映像くらいスムースにプレイが出来るなら、タッチパネルやモーションコントロールなどの次世代デバイスでのRTSやRPGのプレイアビリティについて少し考えを改めないといけないかもしれません。なんだかどんどん未来的な技術が現実に近づいて来ますね。
爆発!破壊!スピード!男の子の妄想を存分にぶち込んだ上で最新の映像技術をふんだんに盛り込んで開発が行われたBlack Rock Studioの「Split Second: Velocity」(※ これまでSplit/Secondと表記しておりましたが、先日サブタイトルが付与され正式タイトルが変更になりました)、Bizarreが開発を進めているBlurのライバルともされ、両タイトルとも所謂アーケードレーシングタイプのタイトルとなっています。
発売も間近に控えたSplit Second: VelocityがGDC会場にてデモが行われており、新情報やら映像、そしてとても美しいスクリーンショットが数多く公開されています。映像でたっぷりと確認できますが、プレイヤーは”PowerPlay”という爆発を引き起こすトリガーを利用してライバル車を攻撃する事が出来ます。
さらに会場では新しいプレイモード”Survival”の存在を明らかにしています。このサバイバルモードは最後まで生き残ったプレイヤーが勝ち!なモードで、デモンストレーションでは触れただけで爆発する樽が配置されたアリーナ状のコースを他のプレイヤーと生存を掛けて勝負する様子が見られた様です。
本作はUIも非常にシンプルでプレイヤー車の近くに上手くまとめられており、近年希に見る革新的で優れたインターフェースに思えます。このシンプルさはプレイアビリティにも活かされているようで、ボタンはアクセルとブレーキ、そして上述の”PowerPlay”ボタン、そしてもう一つ”Shockwave”ボタンの計4つしか利用しない事が明らかになっています。ハンドブレーキもないこの潔さ!存分に派手なプレイを楽しむ事が出来そうで清々しいというものです。
開発を務めたBlack Rock Studioが自己申告ながらレースゲームのModern Warfare 2とUncharted 2だ!と豪語するSplit Second: Velocity、リリースは北米で5月18日、ヨーロッパで5月21日となっており、対応プラットフォームはPCとPS3、Xbox 360となっています。
昨年のGDCで大きなサプライズ発表となったゲーミングクラウドサービスの「OnLive」、開発と潤沢な資金調達にパートナーシップ、そして大規模なベータテストを経て今年のGDCで正式なローンチスケジュールを発表、サービスの概要も明らかになりました。
様々な最新ゲームをストリーミング配信でプレイ可能にするOnLiveの正式サービスは6月17日から、PCとMacの両方に互換性を持ち、常に増加するライブラリへのアクセスの為に月額14.95ドルでサービスが開始されます。またサービス開始から2万5千人目までの登録者にはサービス開始から3ヶ月間の月額料金が無料になるサービスも予定されています。さらに、今年のE3では複数月契約の金額やロイヤリティプログラム、特別キャンペーンなどについてアナウンスが行われるとの事。
カンファレンスに登壇したOnLiveのSteve Perlman氏は驚く程贅沢に取りそろえた新しい対応タイトルを発表、驚きの対応タイトルは次のようになっています。
- Mass Effect 2
- Dragon Age: Origins
- Assassin’s Creed II
- Prince of Persia: The Forgotten Sands
- Borderlands
- Metro 2033
さらにPerlman氏は対応パブリッシャーの一部も明らかにし、Electronic Arts、Ubisoft、2K Games、THQ、Warner Bros. Interactive Entertainment.と、錚々たる面々がパートナーとして参加している事が明らかになりました。各社が模索するストリーミングビジネスの名実共にフロンティアとなったOnLive、モバイル対応やTV用のセットアップボックスの存在もあり、今後の展開には要注目です。
現在サンフランシスコで開催中のGDCで、物理エンジンのミドルウェアとして歴史の長い「Havok」がセールスの好調を報告、インテルからの資金提供を受けバイナリバージョンのHavok PhysicsやPC開発向けのアニメーションとコンテンツ用のツール等をローンチした事を明らかにしました。
このセールスの好調は主にアジアでの著しい成長が要因となっており、アジアでの販売が前年に比べ47%の成長を達成しているとの事。これによりHavok社は今後2年のプロモーションをアジアをターゲットに展開していく事を報告。さらに韓国のNCsoftが新たなパートナーに加わった事も併せて明らかにされています。
さらに今後の具体的な動きとしてHavok社東京オフィスの拡大が予定されており、今後日本と韓国、そして中国をカバーする開発者コミュニティの中心としてローカライズのイニシアチブを取っていく計画が進められている事が明かされています。
現在サンフランシスコで開催中のGDCで、今年1月に開催されたCESで発表された・Razer・Sixense・Valve3社の協力により開発が進められているPC用モーションコントローラー用開発キットのリリースが発表されました。これはデベロッパー向けの物で、SDKに加えFPSタイトル用のライブラリも含まれています。この開発キットはSteamからダウンロードが可能になっています。
Razer USAのボスRobert Krakoff氏はこのコントローラの精度の高さを”ウルトラ”と表現し強くアピール、ValveのプロダクトデザイナーGreg Coomer氏はLeft 4 Dead 2を始め将来のValveタイトルでも利用が可能になるよう開発を進めていると発言しています。
なおRazerの公式サイトでは当モーションコントローラの特設ページが用意されており、Razerが採用する磁場方式の優位性が既存の方式に比べどのように優れているか解説が行われています。
最後の新キャラクターとして噂されていたHakan、もう噂というか完全にリーク通りで全く噂という気がしないのが不思議ではありますが、一目みた瞬間に”あ、リークの人だ”と言うしかないHakanが遂に登場しました。と、ここまでだと予定調和すぎな気がしなくもない登場ですが、こんだけ盛り上げといて最後のキャラクターがおっさんキャラとかで大丈夫かと危惧していたのは全くの間違いである事が判りました……。斜め上過ぎて開いた口が塞がらないレベルの素晴らしいキャラクターが登場しました。100点!!!
通常技や挙動、必殺技周りなど色々気になる事は山盛りなものの、なによりとにかく気持ち悪い!羞恥プレイのウルコン、油、ぬるぬるの効果音!そして使いづらそうな技の数々、是非強キャラにならず浪漫キャラとして大成して欲しいと願います。
これでキャラクター枠は一先ず埋まった事になり、あとは既存キャラクターの調整具合が気になるところでしょうか。Seth Killian氏の発言ではかなりのバランス調整が加えられ、戦い方が全く変わってしまうキャラクターも存在するとの事で、詳細の発表が待ち遠しい所です。
先日は新マップのイメージと思われる動画や画像がリークされた「Modern Warfare 2」のDLC、登場は近いとお馴染みInfinity WardのRobert Bowling氏が発言していましたが、昨晩新DLC用のプロモーションサイト”Mapathy“がオープン、Xbox 360版のDLCリリースが3月30日に行われる事が発表されました。なお、昨年のE3で発表された通りDLCはXbox 360版が30日の独占期間を持っているので、以外のプラットフォームでは4月末のリリースという事になります。
今回のDLCはマップパックである事が明らかになっていますが、オープンしたプロモーションサイトにはあたかも医療系サイトの様なテイストで”Mapathy”と言う謎の言葉が印象的に使われています。サイトにはこの造語らしき”Mapathy”の定義について記されており、近年の病んだマルチプレイの様々な要素(例としてクレーンの上に隠れる人などが挙げられています)を治療する事を目指している事が記されており、ただの追加マップパックという訳ではなさそうな気配です。
先日Modern Warfare 2のユニークユーザーが2500万人を越えた事がRobert Bowling氏のTwitから明らかにされていますが、今回の”Mapathy”と呼ばれる新要素の導入で2000万人を越えるユーザーがMapathyのリスクに晒されるとも記されており、大きくプレイスタイルの変更が余儀なくされる物になるのではないかと予想されます。MapとPathy(療法)を組み合わせたと思われるこの新コンセプト、一体どのような物になるのか詳細が気になるところです。
いよいよ始まったGDC 2010、年々その重要性が高まるイベントとして成長しており、今年も注目のカンファレンスや発表が山盛りとなっています。そんなGDC一発目の話題はゲーム開発のみならず、様々なシチュエーションでの利用が行われているUnityエンジンの新バージョン発表のお知らせです。
Wiiタイトルや比較的規模の小さなゲームでの活用や、Webゲームでの利用、さらには仮想現実分野での応用なども見られ、先日はロード・ブリティッシュの新会社がUnityエンジンの利用を表明しています。
先ほど始まったばかりのGDCにおいてUnity TechnologiesがUnityエンジンの新バージョン「Unity 3」を発表、新たにAndroidとiPad、さらにPS3への対応を明らかにしました。これによりUnityエンジンはWindows PC、Mac、Wii、iPhone、iPad、Xbox 360、Android、PS3に対応した最も広範囲なプラットフォームをサポートする開発環境となり、このキャパシティの広さを売りに今後プロモーションを展開していく様です。
公式サイトではUnity 3の紹介ページをオープン、60年代テイストのアメリカを再現したデモ映像が公開され、新バージョンの新機能などが紹介されています。
DIYスピリッツに溢れる何でも作ろうレシピサイトinstructablesに狂ったサイボーグを作る方法が掲載されました。
レシピ自体も興味深いですが、何より強烈なサムネからもお察しの通り、紹介動画がなかなか愉快な事になっています。良い顔!
今年はMafia IIにMax Payne 3、さらにL.A. Noireと、ギャングやマフィアといったノワール映画テイストのゲーム好きには忘れられない一年となりそうな雰囲気ですが、これら3本の中でもノワール的な意味ではサラブレッドとも言える「Mafia II」が、男性誌として知られるプレイボーイ誌と提携し、舞台である1940~50年代アメリカのテイストを再現した雑誌がゲーム中に登場する事が明らかになりました。
2KのボスChristoph Hartmann氏によると、登場するプレイボーイ誌はなんと50冊を越え、ヴィンテージなカバーと見開きのページが楽しめる物になるとの事。
Valveが運営するPCゲームのデジタル流通プラットフォーム「Steam」、先日のベータクライアント登場やティザーの存在などからMacへの対応が濃厚とされていましたが、正式なアナウンスが昨晩行われました。(※ 本記事でのPCはWindows PCを指し、Valveの発表での表記に準じました)
発表からは4月からの対応が謳われており、Steamの対応に併せて、Left 4 Dead 2、Team Fortress 2、Counter-Strike、Portal、そしてHalf-Lifeシリーズが一気にMac対応を果たします。これはSource Engineの対応を意味する物で以降のタイトルのMac対応も大きく期待が持てる物になりそうです。さらに先日発表されたばかりのPortal 2が初のPCとMac同時リリースタイトルになる事も明らかにされています。
気になる開発過程についてはPortal 2の開発を率いるJosh Weier氏が新エンジンについて語っており、PCビルドとMacビルドが同時に、そして自動的に生成される事が明らかにされています。さらにSteam Playと呼ばれる新サービスも登場、これに対応するタイトルはクロスプラットフォームのプレイが無料で楽しめる事が明らかにされています。クラウドサービスであるSteamworksもMacに対応する事から、外出先のPCでプレイして、自宅のMacで続きをプレイするといった事が可能になっています。
さらに驚く事にLeft 4 Dead 1と2ではPC-Mac間のクロスプレイにも対応する事が明らかにされました。非常に革命的なSteam PlayとSteamworksによるこのサービスは今後に非常に大きな変化をもたらす物になるかもしれません。なお、Mac版でのサーバ機能やMap作成などもPC版と同じく可能である事も明らかになっています。
Blizzardタイトルや来るidの新作Rage、そして記憶に新しい所ではDragon Age: OriginsのMac版など、ゲームプラットフォームの選択肢としてMacを選らぶ事が出来る時代が本当に近づいているのかもしれません。今後の動向に注目です。
つい先日「Modern Warfare 2」のNo Russianステージに絡むストーリーを描いたマシニマ映像が登場、あまりのハイクオリティに言葉が出ない程の圧倒的なクオリティであの衝撃的なステージが再構成されています。カメラワークとライティングでここまで変わるとは……いずれこんなクオリティでゲームが楽しめる日が来るのかと思うと、ちょっと楽しみなようなぞっとしないような、そんな衝撃的な映像に仕上がっています。
“マシニマ”という言葉はまだ国内ではあまり馴染みの無い言葉ですが、マシンとシネマを足した(machine+cinema)近年の映像ジャンルの一つで、FPSのゲームエンジンを用いて作られる手の込んだMADムービーといった趣の物です。近年ますます高くなる表現力を活かして低予算で映像表現が可能な事からインディペンデントな制作分野として急成長を遂げています。本作の制作を手掛けたのはこのマシニマ作家として知られるMichael Barnes、公式チャンネルにはその他の作品も数多く用意されていますので、気になる方は要チェック!です。
しかしほんとに凄いクオリティ……興味深いのはモデルのクオリティが比較的ラフな物でも、ライティングとカメラワークでかなり印象が違うという事でしょうか。近年ゲームの映像やモデルのクオリティが上がる度に不気味の谷現象について考える事がありましたが、もう現実はもう谷底を軽く越えてしまったのかもしれません。
PC | PlayStation 4 | Xbox One | Wii U
PlayStation 3 | Xbox 360 | PS Vita | DS
Mobile | Movie | Rumor
Culture | lolol | Business | Other
RSS feed | About us | Contact us
かたこり( Twitter ):洋ゲー大好きなおっさん。最新FPSから古典RPGまでそつなくこなします。
おこめ( Twitter ):メシが三度のメシより大好きなゲームあんまり知らないおこめ。洋ゲー勉強中。