本日Activision Blizzardが1月31日に終了した2010会計年度の第4四半期における財務報告を発表、ライセンスタイトルの発表や、True Crime新作とGuitar Heroフランチャイズの終了、さらにはCoDシリーズのデジタルプラットフォームを手掛ける新スタジオBeachhead studio設立の発表など、様々なニュースをお伝えしました。
今回はこれ以外の会計的なまとめなど、ビジネス的なハイライトをまとめてお知らせします。
Activision Blizzard2010会計年度の総収益は2009年の47億8000万ドルから48億ドルに増収、デジタル販売からの収益は15億ドルを突破し、前年比で20%の成長を記録する結果となりました。
ホリデーシーズンを含んだ2010Q4の収益は前年比5000万ドル増の25億5000万ドル、Q4のデジタル販売における収益は4億7000万ドルとなり、前年比40%増となっています。
また、今回の良好な結果はリリースから6週で10億ドル以上を売り上げたCall of Duty: Black Opsの好調に支えられており、アナリストはQ4中に2000万本以上が販売されたとの予想も明らかにしています。
今回の財務報告にてActivision BlizzardのCFOを務めるThomas TipplがBlizzardのタイトルリリースに言及、2011年のリリース予定は無く、2012年に2タイトルのリリースが予定されている事を明らかにしました。
この2012年新作に関する詳細は明かされておらず、候補としてDiablo IIIと未発表新作MMOが予想されています。
またBlizzardのMike Morhaime社長は同スタジオにおける今会計年度の総収益が8億5000万ドルだったと発表、内訳について詳細は明かされていませんが、Cataclysmのリテール販売がその大半を占めた事が報告されています。
さらに、StarCraft IIの販売は現在450万本に到達する勢いで、Battle.netには15万枚のユーザーマップがアップロードされたと好調をアピール、StarCraft IIの次回作Heart of the Swarmの新情報が今後数ヶ月の内に発表され、次の財務報告ではβテストに関する情報も発表される予定とのこと。
また、Eric Hirshberg氏は今回の会計報告において、以前から存在が示唆されてきた中国市場向けのCall of Duty新作に言及、これが基本無料プレイのマイクロトランザクションを採用するタイトルだと明言、今年のリリースが無い事を明かし、新スタジオであるBeachheadの関与については触れませんでした。
- Blizzardがスタジオ創立20周年
- Cataclysmは初月470万セールスを突破、課金者数は1200万以上
- Call of Duty: Black Opsはローンチ5日で6億5000万ドルを超える売上げを記録、現在の世界的な売上げは10億ドルを突破
- Call of Duty: Black OpsのDLC”First Strike”は初日140万ダウンロードを達成、Modern Warfare 2の”Stimulus Package”から25%以上のセールスを達成
また、今回の財務報告では同社COOとCFOを務めるThomas Tippl氏が新たに全従業員の7%にあたる500人規模のレイオフを行うと報告、企業内の重要な投資をBlizzardの新作MMOやCoDシリーズへと集中させる事を示唆しています。
前作”Batman: Arkham Asylum”でライセンス物キャラクタータイトルの金字塔を打ち立てたRocksteadyが開発を進めている期待の続編「Batman: Arkham City」、今作では前作から大幅にボリュームアップしたゲーム性と共に舞台は5倍以上に巨大化、さらにストレンジ教授やトゥーフェイスなど多くのヴィランも参戦し、正当進化と共に大きく姿を変える事が事前情報から判明しています。
未だ物語の背景については概要程度の内容しか示されていない本作ですが、新たにDCコミックとワーナーが本作の前日譚を描いた6エピソードからなるコミック「Batman: Arkham City」をリリースする事が発表されました。
コミック版Batman: Arkham Cityは5月からデジタルプラットフォーム上で購入可能になるとの事で、発表に併せてエピソード1のカバーアートが公開、原作はお馴染みPaul Dini氏が担当、アートワークはArkham CityとArkham Asylum両方のコンセプトアートを手掛けたCarlos D’Anda氏が手掛けています。
なお、1つのエピソードは8ページからなる小規模な作品となっていますが、Arkham AsylumとArkham Cityの間を補完するストーリーが描かれるという事で、シリーズのファンには気になる作品となりそうです。価格や正確なリリーススケジュールについては続報をお待ちください。なお、続きに素晴らしい躍動感に満ちたバットマンの姿を描いたカバーアートの大きなイメージを掲載しています。お好きな方は是非ご確認を!
先日2K GamesがThe Darknessの続編「The Darkness II」を発表し、開発がオリジナルを手掛けたStarbreezeから、2008年にリリースされたDark Sectorを始め、多くの移植を手掛けるDigital Extremesへと開発が移行した事が報じられました。同スタジオはBioShockシリーズやUnrealシリーズの移植を手掛け、現在はHomefrontのPC版移植も担当しています。
これまでのDigital Extremesの実績からThe Darkness IIはUE3を利用するかとも思われましたが、本日本作のエンジンが判明、Dark Sectorで利用されたEvolution Engineの新バージョンが利用される事が明らかになりました。
発表時に公開されたスクリーンショットからは本作が輪郭線を持つ独特なテイストが確認でき、スタジオとエンジンの変更はタイトルに想像以上の変化をもたらす事となりそうです。
インディタイトルとして素晴らしい成功を収めた”Braid”の開発で知られるJonathan Blow氏が小規模なチームで開発を進めている新作タイトル「The Witness」、相変わらず不思議なテイストで正体が未だ掴めない本作ですが、謎の島を舞台に多くのパズルが散りばめられた強い物語性を持つアドベンチャータイトル的な香りを放っています。
昨年3月にオープンした公式blogでは定期的に進捗報告が行われており、独自のグローバルイルミネーション表現を実装した内製のエンジンの仕上がりや、ゲームの舞台についても少しづつその概要が明らかになりつつあります。
そんな中、先日更新された公式blogにて本作には400を超えるパズルが用意される事が報告、今作では個々のパズルのボリュームが小さく、迅速な物になる事から単純に比べる事は出来ないものの、76種のパズルが用意されていたBraidに比べ5倍を超える大ボリュームである事が判明、さらに現在は222のパズルが開発を終えている事が明らかになりました。
まだまだリリースまでの道乗りは長そうですが、ある種のプレイヤーには非常に楽しみなタイトルに違いないこのThe Witness、全容が明らかになる日が非常に楽しみです。
本日行われたActivisionのQ4会計報告において、Xbox 360版「Call of Duty: Black Ops」に先行リリースされた第1弾DLC”First Strike”がリリースから24時間で140万ダウンロードに到達した事が明らかになりました。
なお、Xbox 360版Modern Warfare 2の第1弾マップパック”Stimulus Package”は24時間で100万ダウンロードを記録、1週間後には250万ダウンロードに到達し、Xbox Liveの記録を塗り変えた事が過去に報じられています。(※ 参考記事)
残るPS3版とPC版についても本日遂にアナウンスされ、リリースが待たれる”First Strike”ですが、既に次期マップパックのゾンビモードが超展開を迎えそうな検証結果などもちらほらと姿を現し始めており、今後も新DLC続報にも期待が高まります。
UPDATE:2月10日15:20
本日お知らせした「Bungie」新作が今週末に開催される”Toy Fair 2011″にて発表されるとの記載がプレスリリースから発見されたニュースが誤報である可能性が高い事が明らかになりました。
現在も海外フォーラムやニュースサイトで侃々諤々の騒動が続いているこの発表報道ですが、実はプレスリリースの1文に収められた情報の区切り箇所が非常に紛らわしい事から起こった事態で、状況的にE3やgamescom等のメガイベント以外での発表が考えにくいこと、会計報告で発表について言及されていない事からも誤報である可能性は高そうです。
蛇足ですが、正しい解釈は以下の様に区切るべきではないかと意見が交わされており、実際にToy Fair 2011で発表されるタイトルについて、Joystiqでは子供向けのSquinkiesフランチャイズのタイトル、或いは最近のドメイン取得の状況からSyproのリブートタイトルではないかとSuperannuation氏による考察が有力視されています。
いずれにしても真偽不明のまま騒動が続いている今回の件、Activisionから正式なコメントがあり次第改めてお知らせいたします。
■ 原文
These opportunities include Blizzard Entertainment’s games currently in development, robust investment in forthcoming Call of Duty titles, the development of a best-in-class digital community surrounding the Call of Duty franchise, a new property from Bungie and an innovative new universe with broad appeal that will be revealed at Toy Fair later this week and will bring the world of toys, video games and the Internet together in an unprecedented way.(※ 前半でCall of Dutyシリーズに言及、後半にBungieタイトルの説明をしているとも読めます。さらに会計報告ではBungieタイトルについてEric Hirshberg氏がNew Universeと表現した事からさらなる曲解に繋がった模様)
■ Bungie新作と報じられた解釈
a new property from Bungie and an innovative new universe with broad appeal that will be revealed at Toy Fair later this week and will bring the world of toys, video games and the Internet together in an unprecedented way.■ 正しい解釈と思われる区切り箇所
an innovative new universe with broad appeal that will be revealed at Toy Fair later this week and will bring the world of toys, video games and the Internet together in an unprecedented way.
以下はアップデート前の記事からBungie新作について見られた言及に関する内容です。
また、Activision PublishingのCEOを務めるEric Hirshberg氏がBungie新作のリリーススケジュールについて言及、今年のリリースは行われないと明確に発言しています。
さらに、Activisionは会計報告にてBungie新作を「成長戦略のイニシアチブを握るキータイトル」と位置づけ、Bungieは世界で最も優れた実績を持つ最高のデベロッパの1つだと述べ、「Bungieの新ユニバースはActivisionの莫大で長期的なポテンシャルを示している」と大きな期待を寄せています。
本日発表されたActivisionのQ4会計報告にて最新のリリーススケジュールが発表され、昨年9月にリリースされた”Spider-Man: Shattered Dimensions”に続き、2011年に新たな「Spider-Man」タイトルがリリースされる事が明らかになりました。
先月にはShattered Dimensionsを手掛けたカナダのBeenox StudiosがActivisionのマーベルタイトルに取り組んでいる事が報じられており、今回もBeenoxが開発を手掛けるものと考えられます。
また、これ以外にもライセンスタイトルが用意されており、アメリカのシニカルなコメディアニメ”ファミリー・ガイ”に加え、国内で放映されていたスポーツエンターテインメント番組SASUKEのパクリではと話題になったアメリカのリアリティ番組”ワイプアウト”のゲームタイトルがリリースされるとのこと。
連日新情報が登場するDICEの新作「Battlefield 3」ですが、新たに前作の特徴であったCommander(以下:司令官)システムが、より多くのプレイヤーに対する訴求を実現する為に廃止される事が明らかになりました。
これはGame Informer誌に掲載された質疑応答から明らかになった物で、DICEは司令官システムの問題点を”ゲームにおいて2人だけが使用出来ること”と述べ、幾らかのプレイヤーがこれを好むものの、ほとんどのプレイヤーはこれを気に掛けなかったと前作を省みています。
(※ 前作の司令官モードは専用のインターフェースが用意され、分隊リーダーとの通信を通して、衛星視点から俯瞰したマップ上でのUAVによる索敵や砲撃支援、物資の投下といった戦略的支援を行う役割でした。)
勝敗を大きく左右する存在だったと言える前作の司令官システムですが、DICEは”このシステムがBattlefield 2の大きな特徴と主張する事も出来るが、実際にはほとんどのプレイヤーがこれを利用しなかった”と評価、システムをより複雑化する事は望ましくなく、DICEがBattlefield 3で取り組むチャレンジは、ゲームをプレイする全プレイヤーが全ての要素を得られる事だと発言、システムを組み込む事は可能だが、こういった理由から廃止を決めたと明らかにしました。
なお、このシステムに関する改善は既にBFBC2のUAVなどでも取り組みが見られ、DICEはこれにより多くのプレイヤーがゲームを楽しむ事が出来たと評価を下しています。
かなり大きくゲーム性を左右するこの決定ですが、確かに広い訴求を考える場合に司令官システムはハードルの高いコンテンツだったと言えます。DICEはBattlefield 3にクールな分隊システムの改善を用意していると発言している事もあり、よりスムースな導入を可能にする代替の戦略システムを用意しているのかもしれません。
ActivisionのQ4会計報告関連のニュースが続きますが、2009年のVGAでサプライズ発表され、6年ぶりのシリーズ新作となるはずだったUnited Front Gamesの「True Crime: Hong Kong」がキャンセルされた事が明らかになりました。
会計報告で明らかにされたキャンセルの理由は「Activisionが現在抱えている世界最高のインタラクティブなエンターテインメント経験の大きな機会にフォーカスするため」とされています。
また、Activision PublishingのCEOを務めるEric Hirshberg氏は「True Crime: Hong Kongがオープンワールドジャンルのトップタイトル達に近づく、或いはリードするタイトルでは無かった」と評価、「率直なことを言えば、良いタイトルにはならないだろう」と付け加えました。
さらに先ほど、今回のキャンセルに対し、バンクーバーに居を構え”ModNation Racers”の開発でも知られるUnited Front Gamesが公式サイトに以下の様なコメントを掲載しました。
Acitivisionとのプロジェクトを完了するチャンスを得られず残念です。
私達は上質のゲームを開発する事、ただそれだけを行っています。
恐らく、将来私たちは再び一緒に仕事をする機会を得るでしょう。しかし一方で私たちは自身の異なる計画を進めています。
という事でロサンゼルスとニューヨークに続いて3作目となる香港の登場が無くなったTrue Crime、今回は供養の意味も込めて先日公開されたばかりの新スクリーンショット4枚を併せてご紹介しておきます。
本日行われたActivision第4四半期の会計報告にて、昨今セールス的な不調が続いていた「Guitar Hero」フランチャイズ事業を全て解散し、新タイトルの開発を中止したと発表しました。これにより2005年に登場し、一世を風靡した名シリーズが昨年9月にリリースされた”Guitar Hero: Warriors of Rock”を以てその歴史の幕を閉じる事となりました。
このフランチャイズ終了についてActivision PublishingのCEOを務めるEric Hirshberg氏はDJ Hero 2やGuitar Hero: Warriors of Rockが90点以上の高スコアをマークしたタイトルでありながら「これらのゲームタイトルに必要なライセンス取得や開発費を現在の経済市場と需要に基づかせる事は出来ない」と語っています。
また、現在詳細は未確認ながら、DJ Heroの開発を手掛けたFreestyle Gamesにレイオフが敢行されているとのニュースも報じられています。
本日Activisionが第4四半期会計報告を行い、同社のCEOを務めるBobby Kotick氏が「Call of Duty」シリーズ専門新スタジオ”Beachhead studio”を設立したと明らかにしました。発表ではBeachheadがCall of Dutyシリーズのデジタルプラットフォーム開発に専念している事が明かされ、新しいCall of Dutyコンテンツを何千万ものプレイヤーに提供すると語りました。
Kotick氏によるとBeachheadはActivisionの完全な内部スタジオで、クラス最高のオンラインコミュニティと独占的なコンテンツに加え、これまでに無いオンラインゲーム経験の複合サービスを提供するデジタルプラットフォームを開発しているとの事。
このデジタルプラットフォームはCall of Dutyのインゲームに統合され、オンライン経験とコンソールプレイを1つにする物と記されており、Beachheadは既に1年以上にわたってこのプラットフォームの開発に取り組んでいるとの事。
現在の所、これ以上の具体的なアナウンスは行われていませんが、これまで幾度となく希望として語られてきた加入サービス実現への第一歩とも取れるこの新スタジオの設立、続報の登場が待たれます。
昨日お知らせした「L.A. Noire」の第3弾公式トレーラーが先ほど公開、本作のゲームプレイ映像と共にプレイの概要を分かりやすく描いた”Orientation”トレーラーが遂に登場しました。トレーラーに描かれた映像は圧巻の一言!ゲーム史のある側面が明確な変化を迎えた瞬間と言っても過言では無い異質なクオリティが端々から滲み出ています。
映像には事件の発生や捜査シーン、取り調べ、犯人とのチェイス、銃撃戦、40年代ロサンゼルスの街並と当時のファッションの再生、そして本作の大きな特徴であるフェイシャルアニメーションの様子まで、かなりの情報量を収録。ゲームディテールの続報にますます期待が高まるL.A. Noire、リリースは北米が5月17日、ヨーロッパ地域は5月20日で、対応プラットフォームはXbox 360とPS3となっています。これは凄い!
Baldur’s Gateシリーズの精神的な後継作として登場した前作”Dragon Age: Origins”は熱心なRPGファンを十分に満足させるコアなタイトルとして高い評価を得ましたが、来る続編「Dragon Age II」ではデザイン面から大きく手が入れられ、リアルタイムなアクションにフォーカスしたカジュアルなタイトルへとその姿を変貌させました。
この変化は多くのファンに衝撃を与え賛否両論を巻き起こしましたが、この判りやすい表面的な一般化はDragon Age IIをより多くのプレイヤーへと訴求する力をもたらしたとも言えます。そんな本作の大きな変化についてBioWareのシニアプロデューサーFernando Melo氏が言及しています。
Melo氏は、BioWareが一般的な認識としてRPGと呼ばれない”RPG”を楽しむ人々が世に多く存在している事を示すデータを持っていると発言、その例としてFalloutやAssassin’s Creed、そしてCall Of Dutyシリーズを挙げ、RPGと同様の進行要素を持つこれらが、RPGと同様にゲームで得られるポイントを費やしてキャラクターを成長させる要素を持っていると語り、しかしこれらは必ずしもRPGと関連づけられるわけでは無いと分析しました。
そしてBioWareがRPGの定義を拡張させれば、そこに遥かに多くのオーディエンスを集められるだろうと発言を締めています。
既にMass Effectシリーズではこの通りの現象が起こっていると言え、一見カジュアル化したかに見えるDragon Age IIの大きな変化が、その実は羊の皮を被り、甘いコーティングを施したBioWareによるしたたかでクレバーな路線変更である背景が透けて見えるようです。
ストーリドリブンや前作との関連を含め、多くの”ひねり”が用意されているというDragon Age II、BioWareの思惑が一体どのようにゲーム内に反映されているのか、あと1ヶ月と迫るリリースが非常に楽しみです。
今日も様々な情報をお届けしているDICEのシリーズ最新作「Battlefield 3」、以前からElectronic Artsが掲げるシュータージャンルの王座奪還に大きな役割を果たす本作ですが、前作”Battlefield: Bad Company 2″では予想以上のセールス結果と良好なゲーム性を実現しながらも、リリース以降のプロモーションや告知不足に加え、足の遅いDLC展開など、ビジネス的に多くの問題を抱えていました。
Medal of Honorでも似た問題が多く見られたElectronic Artsの看板シュータータイトルですが、来るBattlefield 3ではこれらの反省をレッスンに豊富で足の速いプロモーションが展開される模様です。
これはGame Informer誌のインタビューに応えたDICEのプロデューサーPatrick Bach氏が語ったもので、氏はBFBC2のDLC展開が非常に希薄だった事がユーザーコミュニティの凋落に繋がったと失敗を分析しました。
Bach氏はこの失敗の原因について「正直なところ、Bad Company 2はDICEの予想を遥かに超える大きな成功だった」「DICEはリリース以降にもっと大きなコンテンツをリリースするべきだった」と述べ、プレイヤーの多くが22レベルに達しないだろうと甘い予測していた事を告白、50レベルに到達するプレイヤーの見積もりが完全に間違っていたと振り返っています。
そしてこれらのレッスンから学習したDICEはBattlefield 3のリリース後にフォーカス、リリース後のプレイヤー達の興味をしっかりと惹きつけておく為に興味深い計画を進めていると述べ、現在のDICEがリリース後のビジネスをもっと上手くやり遂げられるとアピールしました。
また、氏はBattlefield 3のローンチ前からDLCコンテンツなどの開発を別ラインで進め、そこに向けた人員を多く確保している事を明言、BFBC2よりも多く用意されたアンロック要素も含め、ヘビープレイヤーに向けた潤沢なコンテンツの提供を約束しています。
非常に大きな期待のかかるBattlefield 3ですが、コンソール版のEAサーバや、MoHで見られたタリバン問題を始め、いくつかの浅いバイラル展開に見られる後手に回りがちなEAのプロモーションなど、王座奪還にはタイトルの仕上がり以外の問題が多く控えるのも事実。EA渾身の一撃とも言える今作、このレッスンが十分活かされる事を切に望みます。
2月22日の全プラットフォーム向けデモ登場と3月8日の北米リリースがいよいよ目前に近づいて来たBioWare期待の続編「Dragon Age II」ですが、昨日から最新ビルドによる解説映像やプレビューが大量に登場し、前作からの具体的な変更点に加え、よりカジュアルなテイストに変更された戦闘システムのテンポや、キャラクターの成長要素やUIに至るまで、これまで明らかにされていなかった内容がかなり具体的な状態で示される事となりました。
今日はそれらの映像を一挙にまとめてご紹介、本作は前作のセーブデータをインポートすることで物語に大きな影響を与える事が報じられており、海外情報サイトに早くも登場した実績中に前作のセーブデータ絡みの物が用意されている事もあって、現在国内版のDragon Age: Originsを楽しんでいるプレイヤーにも興味深い内容だと言えそうです。
なお、今回の記事にはGametrailersの映像を掲載していますが、まれにユーザーとパスワードが要求される不具合が生じています。発生した際にはブラウザのリロードで対処お願いいたします。
前作では種族と生まれ、性別とクラスが自由に選べた主人公ですが、今作の主人公”Hawke”はよりシネマティックな物語を実現する為に種族は人間に固定、性別の選択に加え、クラスには”Warrior”、”Mage”、”Rogue”の3タイプが用意されています。
昨晩Take-Two Interactiveが第3四半期の会計報告を発表、昨年のゲーム業界を席捲した「Red Dead Redemption」が800万セールスに達した事が明らかになり、この他、NBA 2K11とRed Dead Redemption: Undead Nightmare、BorderlandsのGOTYエディションにCivilization Vの好調にも助けられ、予想収益よりも良好な結果を得た模様です。
また、今回の報告に併せ、最新のリリーススケジュールが発表され、Rockstar Gamesの期待作でありつつ数度の延期から制作の難航が囁かれている「Max Payne 3」が今回もスケジュール入りを果たさなかった事が明らかになりました。また、「XCOM」と「Spec Ops: The Line」が2012会計年度リリースへ変更されています。リリーススケジュールの詳細は以下でご確認下さい。
- Top Spin 4 – Xbox 360、PS3、Wii – 2011年3月15日
- Carnival Games: Monkey See, Monkey Do – Kinect for Xbox 360:2011年4月
- Duke Nukem Forever – Xbox 360、PS3、PC – 2011年5月3日
- L.A. Noire – Xbox 360、PS3 – 2011年5月17日
- The Darkness II – Xbox 360、PS3、PC – 2011年秋
- Spec Ops: The Line – Xbox 360、PS3、PC – 2012会計年度
- XCOM – Xbox 360、PC – 2012会計年度
- BioShock: Infinite – Xbox 360、PS3、PC – 2012会計年度
Rockstar GamesがRemedyからIPを買い取り、Rockstar Vancouverが開発に取り組んでいるシリーズ最新作Max Payne 3では主人公マックス・ペインが飲んだくれのハゲデブ親父に成長し、ブラジルノワールが描かれるという衝撃的な内容でシリーズファンを始め多くのゲーマーが期待している大作です。
本日は2009年3月の発表から早2年が経つMax Payne 3開発の歴史について、今回もリリーススケジュールのリスト入りから漏れてしまった本作の動向に、より理解を深めるため、一度その流れをまとめてご紹介します。
- 2009年3月:RockstarがMax Payne 3を発表、ローンチは2009年冬予定
- 2009年9月:Strauss Zelnick氏がMax Payne 3の延期を発表、2010年2月から6月の間にリリース予定
- 2009年12月:Take-Twoが2度目の延期を発表、リリースは2010年8月から10月に変更
- 2010年1月:Rockstar Vancouverの従業員の妻と名乗る人物が混迷する内部の開発状況と厳しい労働環境をリーク、Rockstar San Diegoの労働環境なども併せて大きな騒動に
- 2010年3月:Take-Twoが”L.A. Noire”、”Mafia II”、”Max Payne 3″、”Civilization V”の内、何れかが2011年度リリースにずれ込むと発表
- 2010年6月:E3で明らかになったRockstar Gamesの計画からMax Payne 3の名前が削除
- 2010年6月:Take-Twoが公式にMax Payne 3の2010会計年度内リリースが無い事を発表
- 2010年12月:Take-TwoのリリーススケジュールリストからMax Payne 3の名前が消滅
- 2011年2月9日(本日):Take-Twoの最新リリーススケジュールにMax Payne 3の記載無し
なお、会計報告で行われた投資者向けの質疑応答にて、Take-TwoのCFOを務めるLainie Goldstein氏が「Max Payne 3に関する最新情報は現段階では有りません」と語った事が明らかになっています。
12月31日に終了したTake-Twoの第3四半期の会計は、純売上が前年比から7%減の3億3430万ドルとなり、同社が明らかにしていた2億9000万ドルから3億1500万ドルの予想収益よりも良好な結果となりました。また純利益も前四半期から4080万ドル/7%の上昇を見せています。
さらに、今会計年度の9ヶ月間の総売上は前年比80%成長の9億5460万ドルに増加、継続事業からの非GAAP利益は前年の6750万ドルから1億880万ドルにまで好転しています。
Take-TwoのボスStrauss Zelnick氏はこの好調が5連続で予想収益を上回る四半期会計である事をアピールし、ホリデーセールスの成功を含め、豊富なトリプルAタイトルが揃うTake-Twoのポートフォリオの実力を実証したと喜ばしいコメントを発表しています。
今後もL.A. NoireやDuke Nukem Forever、XCOMにBioShock: Infiniteと、期待の超大作が並ぶTake-Twoのラインアップは、より会計状況を盤石な物と成長させる事は間違いなさそうです。
これまで2本のハイクオリティなトレーラーが公開されたTeam BondiとRockstar Games期待の新作「L.A. Noire」ですが、遂に明日ゲームプレイ映像が公開される事が公式サイトのアナウンスから明らかになりました。
恐ろしくリアルなキャラクターアニメーションと、オープンワールドで事件を捜査する革新的なゲーム内容、そこにRockstarタイトルらしいクオリティの追求が同居するL.A. Noireが一体どんなゲームプレイを実現しているのか、公開が非常に楽しみです。
L.A. Noireのリリースは北米が5月17日、ヨーロッパ地域は5月20日で、対応プラットフォームはXbox 360とPS3となっています。
昨日は大量のゲームプレイ情報と共に素晴らしいイメージが登場した「Battlefield 3」ですが、今日も続々と新しい情報が登場しています。今回はその中からGame Informer誌の特集記事に掲載されたDICEのプロデューサーPatrick Bach氏による”Frostbite 2″エンジンに関するアピールをお届けします。
Patrick Bach氏は”Frostbite 2″エンジンによるアニメーションシステム、破壊表現、ライティング、ゲームのスケールやオーディオなど、全ての要素が新しい高みを実現していると述べ、もうゲーマーはXbox 720やPS4の登場を待つ必要は無いと発言、Battlefield 3が”現世代コンソールの為の次世代ゲームだ”と力強いアピールを見せています。
さらにBach氏は”Frostbite 2″がゲームを構築する為のベストな技術だと断言、モダンなエンジンとして無視出来ないCryEngine 3を例に挙げ、見る限り美しい空中楼閣の出来は印象深いが、非常に小さい物だとFrostbite 2による広域レベルでのゲーム構築をアピールしています。
なかなか強気な発言を見せるDICEですが、先日から登場しているFrostbite 2のデモ映像やイメージなどからは恐ろしくハイクオリティな印象が急速に拡がっています。しかしエンジンの概要を記したプレゼン資料などから見えてくる実像は、昨今のモダンな映像技術の集大成的な物で、Enlightenによるリアルタイム疑似GIをプレ演算やDirectComputeとSPUで動的オブジェクトに適用させた事は驚くべき事ながらも、むしろスケーラビリティの強化や徹底的な演算コストの合理化を実現する事こそがFrostbite 2の真価と感じられます。
この辺りの強化からは、DICEがBattlefield 3に登場する広域マップでの各プラットフォームのパフォーマンス確保に相当な自信があると受け取れ、今後のプレイ映像の登場などがますます楽しみだと言えそうです。
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