先日SOSNewYorkと名付けられたティザーサイトが公開され、タイムズ・スクウェアで衝撃的な映像を3度に渡って上映した「Crysis 2」ですが、この予告トレイラーのフル映像がいよいよ登場、瓦解したニューヨークがハイクオリティに描かれ凄惨な状況が映し出された大迫力の映像が公開されました。
これに併せ海外情報サイトではCrytekの面々がインタビューなどに応じ、Crysis 2の新たな情報が多く明らかになり始めています。本日は新情報の概要をひとまとめにお知らせいたします。
先日ニューヨークで行われたプレミアイベントにおいて、CrytekのボスCevat Yerli氏はCrysis 2がPC版とコンソール版を如何に同等のものにする事に取り組んできたかを語り、これまでに実現したビジュアルクオリティを落とす事なくPS3とXbox 360、そしてPCいずれのプラットフォームでも”ごまかし”のないCryEngineの開発に成功した事を明らかにしています。
これにより各プラットフォームともに同等のかけがえのないゲームプレイを実現したとYerli氏は語っています。本作の特徴とされる都市マップの垂直性や豊富な物理演算を含む様々なインタラクション、そして素晴らしい映像表現は全てコンソールで再現されており、氏はPC版と十分に競える物を作る事ができたと述べています。また、Yerli氏はコンソールの動作が30FPSである事を明かし、これが全く30FPSを下回る事が無いと、力強く発言しています。
以前当サイトにてCrysis 2のシナリオを手掛けていたヒューゴー賞作家のPeter Wattes氏がカナダの国境でFBI職員とのトラブルから逮捕されたニュースをお伝えしましたが、昨晩Electronic Artsは、2004年にタケシ・コヴァッチシリーズの“オルタード・カーボン”でフィリップ・K・ディック記念賞を受賞したイギリスのSF作家リチャード・モーガンがCrysis 2のシナリオを手掛けている事を発表しました。
モーガン氏は自身が熱烈なゲーマーである事を明かし、大好きなCrytekと共に仕事をする事に興奮し、誇りに思うと発言しています。さらにこのアナウンスの中でニューヨークがエイリアンからの攻撃だけではなく、悪夢のような伝染病の危機にもさらされている事が明らかにされています。
これによりニューヨークの都市機能は混乱を極め、破壊と火災などで崩壊した状態になっており、エイリアンに対しては警察組織も米軍も全く歯が立たない状況になっているとの事。
Crysis 2のプロデューサーを務めるNathan Camarillo氏がJoystiqのインタビューに応じ、Crysis 2がCrysisフランチャイズのリブート(再起動)を行う物であると発言しています。これはコンソールゲーマーが前作Crysisをプレイしていないであろう事が理由とされています。
しかしCamarillo氏は完全にゼロからこれを始めようとは考えてはおらず、Crysis 2を理解するために前作をプレイする必要は無いことを強調しながらも、前作のプレイヤーに向けた連続性が感じられる要素も盛り込まれている事を明らかにしています。
以前Yerli氏のインタビューからHazeで知られるかつてのFree Radical(現在のCrytek UK)がCrysis 2の開発に参加していることが明らかにされていましたが、今回の一連のインタビューの中からCrytek UKがフルチームでマルチプレイの開発に専念している事が明らかになりました。
Yerli氏によるとCrytek UKはCrytekでもかつて無い程のスピードと勢いでその力を発揮しているとの事で、同社の中でもひときわ異彩を放つCrytek UKチームがどのようなマルチプレイパートを仕上げてくるか、今から非常に楽しみです。
さらにYerli氏はインタビューの中でCrytekが販売についてまったく関与しない事を明らかにしています。販売についてはElectronic Artsがその全てを担当しているとの事で、Yerli氏は「セールスはEAの仕事だ」と発言しています。
以上、Crysis 2が様々な意味で巨大なタイトルである事が明らかになった今回の発表でしたが、また来週以降もインタビューなどが予定されており、新たな情報が明らかにされると思われます。また今回の発表では技術に関する言及はあまり行われていません。
本作の仕上がりに大きく関係するCryEngine 3に関する情報を以下にまとめてみました。興味のある方は今回のマルチプラットフォーム対応が具体的にどんなパワーを秘めているのか、その目で確かめ、今後の予習・復習をしてみてはいかがでしょうか。
月曜のLate Night With Jimmy FallonへのCliffy B出演でGears of War 3の発表が期待され、さらに昨晩にはLive上でGears of War 3の存在が明らかになってしまったEpicですが、さらなる新作「Bulletstorm」の存在がGameinformerから明らかになりました。なんとGears of WarのPC版を手掛けPainkillerシリーズで知られるPeople Can Flyが開発を手掛けるタイトルだとの事。
昨日Epicが2つの大きなアナウンスを控えているとCVGが報じており、People Can Flyがこれを担当する事が記されていました。今回明らかになったGameinformerの情報にも同スタジオが手掛けている事が記載されており、どうやらBulletstormを指した物であった様です。
BulletstormはPS3とXbox 360、PCに向けたマルチプラットフォームタイトルとなっており、シングルプレイとマルチプレイを実装、パブリッシャーはElectronic Artsが務めるとの内容が記されています。舞台は26世紀の地球で、主人公のGrayson Huntはかつてのヒーローで今は酔っぱらいというキャラクター、ただ一人の友人が半身サイボーグのIshi Sato(日本人?)だと記されています。
戦闘の様子などからは本作がかなり爽快感の高いFPSタイトルである事が見て取られ、キックやスライディング、敵を繋ぐビームといった攻撃方法が用意されている事からもアクション要素の高さが感じられます。
さらに月曜の大舞台を控えるCliffy Bが自身のTwitterで月曜に2本の新作発表をするぜ!とTwit、さらにBulletstormに関する話題をRTで明かしており、月曜の発表はGears of War 3とBulletstormの発表で決定!といった所でしょうか。
UPDATE:4月9日20:10
先ほどXbox Liveのスポットライトチャンネルに2011年4月にエピックストーリーが完結するとの旨が書かれたGears of War 3のアナウンスが登場、やはり月曜日の発表はGears of War 3の登場で間違い無いようです。あとはCliffy Bがどんな登場を果たすか!そこに注目ですね。
※ 以下、アップデート前の本文となります。
新作のアナウンスを月曜に控え、動向に注目が集まるCliffy Bですが、GametrailersにCliffy BがEpicのスタジオを案内する愉快な映像が公開されました。これまでValveやNaughty Dog、Bungie、4A Gamesなどのスタジオ内の様子を紹介してきましたが、EpicもまたなんというかまさにEpicでしかないスタジオになっています。
圧巻なのがトレーニングルーム!エクササイズ的な何かではなく、明らかに鍛える気まんまんにしか見えない充実具合に、Epicの執拗なガチムチへの傾倒がゲーム内だけの物ではない気配が漂ってきます。すごいバーベルの量……。
そしてたっぷりと映されるCliffy Bのデスク!このカオスからドムやマーカスが誕生したかと思うとなんとも感慨深い物が……。そしてそこに映るのは恐ろしい量のおもちゃ、おもちゃ、おもちゃ!GoW関係やトランスフォーマー(というかコンボイ)に紛れてガイキングが聳え立ち、ゲッターロボから宇宙戦艦ヤマトまで……、何より一番のツッコミ所はAtariのLynx実機しかも初代!Cliffy Bあんたさん何マニアやの……。
という事でファンはこの映像でたっぷりとCliffy Bをモフっておいて、月曜のLate Night With Jimmy Fallonに備えたい所。果たしてどんなTシャツで現れるのか、そしてどんなサプライズを用意して登場するのか?月曜が待ち遠しい!
さらに海外情報サイトのEdgeではいち早く「Gears of War 3」の情報を掲載、パブリッシャーに近い匿名ソースの情報という事で公式な情報では無いものの、なかなか気になる内容が記されています。
それによると、カバー状態のプレイヤーを攻撃する事が出来る触手を持ったLocustの登場(これにより戦闘が拡張されると記述されています)や、敵のカバー地点を地中から攻撃可能にする爆発物の登場、頑丈な新スーツなどが登場するとの事で、さらにこれらの要素は全てマルチとシングル共に適用されるとも記されています。
さらに新たな地形も取り入れられ、水中ステージなどが登場するとの事。さらにGears of War 2のエンディング以降が描かれた小説”Gears Of War: Jacinto’s Remnant”の舞台設定が今作に登場するのでは無いかとも予想されています。この小説にはVectes島、旧COG(統一連合政府)海軍基地の周辺に広がる肥沃な低地、そして森林や川などが描かれており、この舞台はGDCで上映されたGears of War 3らしき技術デモの映像とも合致する内容になっています。
この辺りの内容の真偽も併せ、Late Night With Jimmy FallonへのCliffy B登場を楽しみに待ちたいと思います。
Rockstar期待の次回作「Red Dead Redemption」のマルチプレイに関する情報がいよいよ姿を現し始めました。昨晩公式サイトがマルチプレイの映像と各ゲームメディアのファーストインプレッションを掲載、圧倒的な世界観の中で友人達と馬に乗り駆ける熱いプレイヤー達の姿が魅力的に描かれています。かっけえ!
今回明らかになったのはFree Roamモードと呼ばれる物で、広い世界を自由に横切って冒険し、ギャングの隠れ家を他のプレイヤーと協力して襲撃したり、狩りをしたりデスマッチもやってみたりと、その名前の通り自由に楽しめるタイプの物になっている様です。これ以外にもマルチプレイモードは用意されており、こちらは今後改めてアナウンスが行われるとの事。
このモードでは8人までの民兵隊を組む事ができ、同ロビーには16人までのプレイヤーが参加可能です。またマルチプレイではGTA IVの様に経験値システム(レベルキャップは50)が用意されている事も明らかになっています。さらにキャラクターカスタマイズも相当に豊富な様子で、思う存分汚いおっさんをエディットできるかと思うと今から楽しみでなりません。
先日イギリスでの大規模なプロモーションを明らかにしたRockstar UKのNeil Stephen氏は本作を”信じられない程に美しく”、”前例が無いスケール”のタイトルだと発言しており、美しく圧倒的な世界観に加え、ダイナミックなコンテンツと複雑な動物の生態系からなるシステムが実現されている事も併せて述べています。残るマルチプレイの詳細も気になるRed Dead Redemptionの発売は北米で5月18日、それ以外の地域では5月21日となっており、対応プラットフォームはPS3とXbox 360となっています。
人気投票で最強のデベロッパを決めるトーナメント企画「March Mayhem」、本サイトではその経過を様々お知らせして来ましたが、ValveとBioWareの頂上対決がついに決着!Valveが13,147票とBioWareが12,988票、その差149票という凄まじい接戦を経てValveの優勝が決まりました。おめでとうValve!
Zynga戦ではSteamユーザーに助けを求めたValveでしたが、BioWareも今回は各タイトルの公式Twitterや自身のTwitterでファンに応援を要請、しかしながらValveに後一歩及ばず決着を迎えてしまいました。激しいZynga戦を生き延びたValveの優勝はある程度安定感がある物と言えますが、BlizzardとEpic相手に勝利を収めたBioWareの健闘ぶりには目を見張る物があります。
様々派手で濃い面々が揃う中、比較的通好みのこだわりデベロッパのイメージが強いBioWareのこの人気は所謂ゲームタイトルの評価その物とも言える物で、近年おかしなレベルの良作を量産するBioWareの支持がかなり高い事を物語っています。
しかしやはりValveの全方位に強いイメージはやはり並々ならない物があり、タイトル良し、魅力的なキャラクター達(ゲイブ含む)、ビジネス良し、エンジン……はこれからか、一先ず比類無いレベルに到達している事は間違いありません。おめでとうゲイブ!これでまたゲイブの巨大化が促進される事になりそうです。
という事でClffy Bとノーティの舌戦に始まり、Zyngaの猛攻、ValveのピンチにBlizzardの敗退と、物凄く盛り上がったこのMarch Mayhemトーナメント、来年もまた是非やってほしい!
先日Edge誌が行ったRockstarのBrendan McNamara氏へのインタビューにおいて、RockstarのTeam Bondiが開発を進めているノワールタイトル「L.A. Noire」のシナリオが22,000ページを越える夥しい量の物であると掲載していましたが、これが誤植であった事をTeam Bondiが自ら明らかにし、正しくは2,200ページである事が判りました。
シナリオの量は誤植の内容から10分の1になってしまいましたが、それでもまだかなり多いボリュームである事には違いなく、多様な人間ドラマが豊かに描かれた”Heavy Rain”が2,000ページを越える物だった事や、一般的な長編映画の量を越える量である事を考えると、いずれにしてもドラマ性の高いタイトルである事は間違いありません。
先日はフェイシャルアニメーションに基づいた画期的なゲームシステムなども明らかになったL.A. Noire、リリースは年末頃の予定で、対応プラットフォームはPS3とXbox 360の予定となっています。
先日スペインのゲーム雑誌にティザーイメージが掲載され、近くアナウンスが行われるかと予想されていたF.E.A.Rシリーズ最新作の「F.E.A.R. 3」ですが、昨晩ワーナーブラザーズから正式にアナウンスが行われました。今作では能力の違うキャラクターの特性を組み合わせたCo-opプレイが実装され、なんとポイントマンとフェッテルが手を組んで戦う事が明らかになりました。F.3.A.Rは2010年秋リリース予定で、対応プラットフォームはPS3、Xbox 360、PCとなっています。
今作のインゲームの映画的表現のクオリティを高める為に、なんと元祖スネーク”エスケープ・フロム・L.A.”や”ゼイリブ”、”遊星からの物体X”で知られるジョン・カーペンターが協力している事が明らかにされました。ええええええええ?!近年はTVエピソードの短編製作や脚本の仕事が多かったジョン・カーペンターですが、これは嬉しいサプライズ!
本作のシナリオは、ジョシュ・ハートネットが主演した吸血鬼サバイバル映画”30デイズ・ナイト”の脚本を手掛けたSteve Niles氏が担当、さらにゲームの開発はシリーズ一作目F.E.A.R.をMonolith Productionsと共に手掛けたDay 1 Studiosが担当、ワーナーはMonolithについて、クオリティの高いパワフルなゲームを作るためにDay 1 StudiosにF.E.A.R.を渡したと記されています。
さらに映像も公開され、本作のテイストが確認できる内容となっています。ここで見られるのは、すっかり変わってしまったアルマ(容体的な意味で)と、額に風穴をばっちり開けて人外度が増しすぎのパクストン・フェッテル、そして……カーペンターテイストはここに来たか!という感じありすぎなプリスキン的な誰かに見えてしょうがないポイントマンが登場して、全くどういう展開が待っているか予想が付かない本作のカオスさを体現しています。
主要人物3人+アルファにスポットが当てられた本作、是非前作での失敗を活かしてオリジナルに負けないタイトルに仕上がって欲しい所。ジョン・カーペンター御大がこの魅力的なモチーフをどう料理するか!本当に登場が楽しみです。
この動画はVFXスタジオのCorridor DigitalがModern Warfare 2に影響を受けトリビュートを捧げた短編フィルム「Modern Warfare: Frozen Crossing」のパート1です。ハイクオリティなポスプロとVFX技術でちょいちょい良い絵が出てくるんですが、臨場感が無い!この二つが見事にブレンドされて、見たことのない様な変なテンションの映像に仕上がっています。綺麗な景色も見所!
もちろんこの作品はActivisionとInfinity Wardに認可された物ではないので、まるでゴーストの様に見える人はスペクターさんで、ローチ?ローチなのかい……おろしたて白いマスクがあまりにも目に痛い彼はダストさんという方です。この二人と敵のもたもた感がたまらなく愉快なこの短編映像、パート2もすでに撮影が終わりポスプロ中だとの事。早く続きが見たい!
先日ロックマンのパーカーをお知らせした所ですが、新たにブルースパーカーも発見されました。ブラスター銃もちゃんと再現されています。しかし頭の柄……それでいいのか?
現在Lionheadが開発を進めているシリーズ最新作「Fable III」、膨大な新要素や恒例のどんどんシンプルになるインターフェースやシステムなど、相変わらずなモリニュー節が炸裂するナイス風呂敷となっています。
そんな本作のキャストについてピーター・モリニュー氏が発言、本作のキャストがこれまでのコンピューターゲームの歴史上最も豪華なキャストだと語りました。
キャストについてはかつてモンティ・パイソンに所属していたジョン・クリーズが主人公のインベントリ管理などを手伝ってくれる執事役で登場し、前作にも登場した悪名高い愛されキャラ”リーパー”を俳優のスティーヴン・フライが引き続き演じる事が明らかになっています。
さらにイギリスの人気司会者ジョナサン・ロスもまだ役どころが不明ながら参加している事をうっかりTwitしてしまっています。モリニュー氏は彼らが単なるキャストではないとも発言しており、彼らがどうキャラクターを演じているかは、プレイヤーのプレイスタイルに依存すると意味深な発言をしています。
確かに、確かに豪華キャストだし一部のファン感涙の布陣ではありますが、歴史上もっとも……豪華?と言われるとちょっとどうなんだろう……。キャリー=アン・モスとマーティン・シーンが参加したMass Effect 2もかなり豪華でしたが、やはり主観によりますね。というか、ファンとしては最近気弱な発言も見られたモリニュー氏にいつもの元気が戻ってきた!と喜ぶべき所でしょうか。
昨日アメコミヒーローMMOの続編「City of Heroes 2」の商標登録が発見された事をお伝えしましたが、4月に入り各社共に様々な新タイトルを用意している事をGameSpotが伝えています。明らかになった商標は以下のようになっています。
■ コナミ
・Adrenalin Misfits■ Electronic Arts
・Pirates Ahoy:オンラインゲームである事が記載されている、pogo.com用タイトルか■ SCEA
・Until Dawn:ネットワークゲームであるらしき事が記載されている
・Road to Zero
・Kung Fu Rider
・The Shoot:GDCでのMove対応タイトルとして発表された同名タイトルか
SCEAのKung Fu Rider、The Shootに関してはPlayStation Move用タイトルではないかと予想されており、またThe Shootについては以前GDC 2010のPlayStation Move発表時に対応タイトルとしてアナウンスされていたタイトルに同名のタイトルが存在している事が判っています。
先ほどイギリスのゲーム産業に関するニュースをお伝えした所ですが、各国の開発コスト高騰を尻目に減税政策や安い労働力、高い開発力でゲーム開発の大きな地盤となりつつあるカナダは近年その勢いをますます伸ばしています。先日カナダのソフトウェア協会ESACがゲーム開発に携わる労働者人口を発表、なんとイギリスを追い越しアメリカ、日本に続いて世界第3位の規模である事が明らかになりました。
ESACの発表によるとカナダの労働者人口は、現在247の企業に渡って14,000人規模に到達しているとの事で、ESACの幹部であるDanielle Parr氏は「我が国の将来について、ビデオゲーム産業の様な知的財産産業を、現実的に意義のある重要なものとして認識しなければなりません」とその重要性について説き、「もしこのゲーム産業が重要であると人々が実際に理解を示さなければ、この産業は成功しないでしょう。これはカナダにとって貴重な育成です」と今後の成長についても発言しています。
またESACの発表によると、カナダのデベロッパの内29%が2011年に向けて従業員を増やしたいと考えているという調査報告もされており、カナダが今後もしばらく成長の過程にある事は間違いなさそうです。
昨日ブラウン首相が議会の解散を明らかにし、5月6日に総選挙が行われる事となったイギリスですが、同国のゲーム産業団体TIGAが次の英国議会に向けて、イギリス国内のゲーム産業における優先順位の高い問題に対する取り組みを明らかにしたマニフェストを公開(※ リンクはPDFが開きます)しました。
TIGAはゲーム開発に関わる中小企業への税額控除計画の停滞や展開の遅さ、開発者のスキル不足を補う為の数学とコンピュータ技術の学習の為の授業料免除などといいった、ゲーム減税の導入に関する問題が最も重要な優先事項だと考えており、TIGAのCEOを務めるRichard Wilson氏は「TIGAのビジョンは、イギリスをゲーム・ビジネスを進める為の世界で最良の場所とする事です」とその展望を述べています。
Wilson氏は次の英国議会に対し、ゲーム産業の長期的で継続的な支援を求める方針で、具体的な援助を以て上記のビジョンを実現したいと話しています。
またTIGAは具体的な問題として、技術者の不足や資格を持つ大卒者の不足、従量税の問題、新規IPへの投資を促進するための財政金融政策、研究開発の不足、労働力の開発、教育、ビジネスサポート、そして著作権被害との争いに至るまで様々なイギリスゲーム産業が抱える問題にメスを入れる事を考えているそうです。
ゲームや映画産業への減税が大きく叫ばれるイギリスでは、国内に止まらず、”イギリス”をモチーフにするタイトル自体にも減税の枠を広げる動きが出てきており、先日はこれを提案する議員自らが実際にRockstarUKに赴きGTAロンドン版を作って欲しいと要請したニュースもありました。ここ数年ゲーム産業での弱さが指摘されるイギリスですが、今回の総選挙で久しぶりの政権交代が行われればこの様相にも大きな変化が起こるのかもしれません。
昨日「Modern Warfare 2」のパブリッシャを務めるActivisionが、先日Xbox 360でリリースされた同作の初DLCパックである”Stimulus Package”の売り上げが一週間を待たずに250万ユニットを突破し、Xbox Live上での新記録を樹立した事を明らかにしました。また同DLCはリリースから24時間で100万ダウンロードがなされたようです。
先ほどXbox 360版Modern Warfare 2の総プレイ時間が20万年にも及ぶとの驚きの統計についてお知らせしましたが、DLCのリリースによりまだまだ記録が伸びそうな気配、シリーズ続編やライバルタイトルへの注目が集まる昨今ですが、やはりModern Warfare 2のモンスターぶりは本物のようです。
Battlefieldシリーズを始めBattlefield: Bad Company 2でもプロデューサーを務め、フロントマンでもあるGordon Van Dyke氏がDICEを退社、なんとVisceral Gamesにその籍を移した事が明らかになりました。
Visceral Gamesでの初日を終えたDyke氏は「Visceralでの初日はオリエンテーションがほとんどだったけどグレートだったよ!」とTwit、さらに新規プロジェクトの事にも触れ、これがゲーマー達に印象的で驚く様なタイトルになるだろうと述べています。
現在次回作のDead Space 2とXBLA/PSNタイトルになる事が決まったThe Ripperの存在が明らかになっているVisceral Games、他にもプロデューサーのJonathan Knight氏がシェイクスピアの”マクベス“をゲーム化したいなどとも明かしています。今回の名プロデューサーの参戦によりどんなタイトルが登場する事になるのか、今から続報が楽しみです。
昨晩RemedyのMatias Myllyrinne氏が「Alan Wake」の開発がゴールドを迎えた事を自身のTwitterで明らかにしました。氏はRemedyにシャンパンの時間だと喜びを表しています。さらに公式フォーラムでは完成を祝うスタッフ達の写真が公開され、みんなの嬉しそうな様子が写し出されています。シャンパンでけえ!
思えば技術デモの登場から早6年(アナウンスは2005年のE3)!さらに本作は7年ぶりのRemedy新作でもあります。Remedyはこのタイトルを今後も重要なタイトルとして、エピソード形式のDLCなど様々な展開を考えている様子です。待っていた方も感無量なAlan Wakeのリリースは5月18日(国内版は5月27日)、Xbox 360でリリースされます。
なお、昨晩マイクロソフトがヨーロッパでのリリースを5月14日に前倒しにした事をアナウンスしています。おめでとうRemedy!
つい数時間前にInfinity WardのRobert BowlingがModern Warfare 2のプレイ時間について驚愕の内容をtwitしました。それによるとXbox 360版のModern Warfare 2のプレイ時間は17億5000万時間、約20万年に達する規模である事が明らかにされました。
最早想像すら及ばない本当の意味で天文学的な数字ですが、20万年と言うと現在の人類の直接の祖先と考えられるホモ・サピエンスが登場してから現在に至るまでの歴史に相当する期間、その歴史に匹敵する時間を半年も経たずに費やすとは何と恐るべし。これにPC版とPS3版も入れたら一体どんな事になってしまうのか、想像しただけで気が遠くなります。
逆にゲーマーが力を合わせれば半年足らずで20万年分の”何らか”が出来るのかと思うと、物凄いポテンシャルを秘めているような不思議な気にもなりますね。しかしModern Warfare 2のモンスターぶりは本当に凄いの一言!
アメリカの投資銀行IBIS Capitalがゲーム市場についてコンソールからオンラインゲーム、カジュアルゲームなどの様々なマーケットを包括的に調査、その結果を報告しました。調査結果には映画産業との比較や、近年のゲーム産業の成長について等、様々興味深い内容が記されています。
その中でもコンソールセクションの調査結果(資料14p目)から、コンソール全体の売り上げの実に47%をWiiが占めているとの興味深い結果が報告されています。調査結果によるとWii以外のシェアはXbox 360が35%、PS3が18%となっているそうです。
さらに2013年には市場が400億ドル円規模(約3.7兆円)に達すると記されており、この成長に併せて発生するリスクとして近年膨張する開発費の問題も取り上げられています。現在PS3とXbox 360の開発では150~300万ドル規模に達しており、企業が利益を上げる為には50~100万セールスに達しなければならないとの事。
なお、調査報告ではデジタル流通がディスクメディアに取って代わる可能性についても示唆されており、これはいくつかのコストを削減する事になるだろうとも記されています。
ここ最近になって各プラットフォームのパワーバランスにも変化が見られる様になり、モーションコントロールや3D対応など、ここ数年の市場の変化はかなり激しそうな気配が感じられます。今後どのような変化が起こっていく事になるのか、動向に注目です。
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