9月末にはサービスを開始すると明言していたDavid Perry氏率いるゲームクラウドサービスの「Gaikai」ですが、結局サービス開始に関するアナウンスは行われないまま10月を迎えてしまいました。続報も明らかにされていなかったGaikaiでしたが、先日David Perry氏がオースティンで開催されたGDC Onlineにて行われたインタビューにて12月中旬のサービス開始を目指している事が明らかになりました。
David Perry氏はGaikaiが9月末にサービス開始可能な状態にあった事を述べた上で、今回の延期の原因をパブリッシャー関係者のみが参加したベータテストにあった事を語り、改めて実際のゲーマー向けに60日間のベータテストを開催する計画を明らかにしました。
ベータテストへの招待は直ぐに始められるとの事で、予定通りに終われば12月中旬にベータテストが終わり、サービスがライブになると氏は発言しています。
現状では公式ページの更新も頻繁ではなく、Amazonとの提携等についての続報も聞こえてこない状況でDavid Perry氏の発言のみが先行している様子が感じられなくもありませんが、先日お知らせしたビジネスアプリなどのストリーミングサービスなど興味深い取り組みも行われているGaikai。すでにフロンティアとして市場を開拓しつつあるOnLiveは月額利用額の無料化を発表し、さらなるユーザーベースの底上げに動いている状況で2番手として差が開きすぎないか心配な所ですが、Perry氏は他社の動向も鑑みた上で「急いては事をし損じる」と自信を顕わにしています。
Edge Gamesの創設者で、「Edge」の商標を持っていたTim Langdell氏は2001年にナムコのSoul Edgeの北米版を訴えSoul Bladeに変更させて以来、インディーデベロッパMobigameのパズルタイトル”Edge”も訴えるなど、Edgeの名称を含むタイトルを有する会社を片っ端から訴える勢いで、とうとう”Mirror’s Edge”のIPを所有するElectronic Artsに対してEdgeの使用差し止めを求める訴訟を起こしていました。
そのEdge裁判が先日とうとう結審され、Electronic Artsが勝訴しました。これはEdge GamesとTim Langdell氏の商標登録が不正な物であるとの証拠と、ゲーム産業内でのトローリング(所謂商標転がし)を目的にした物だとの旨を提出したElectronic Artsの主張が評価された物で、法廷はこれらTim Langdell氏の行為が刑事罰に値する物だと示唆しています。
さらに今回の判決を受け、Tim Langdell氏が所有していた”edge”、”cutting edge”、”the edge”、”gamer’s edge”の4つの商標が削除される事が決定、Langdell氏の代理人がこれに同意した事が裁判所文書に記されています。しかしLangdell氏は今回の判決と商標削除の同意について、犯罪行為を犯した事は認めていません。
Edge GamesとTim Langdell氏の行為は非常に悪質な物であると言えますが、サブマリン特許や商標の悪用はしばしば見られる物でもあります。商標や特許の保護はとても大切な問題ですが、商標や特許を有用に活かす事も保護と同様に取り組むべき重要な事ではないでしょうか。
北米で11月4日のローンチを迎えるXbox 360用のモーションコントローラー「Kinect」が大手小売店であるGamestopとNeweggで早くも売り切れとなった事が明らかになりました。
Gamestopの商品ページではKinect単品のプレオーダーの予約が終了し、Xbox 360の4GBモデルと250GBモデルのバンドル版はまだ注文可能となっています。さらにNeweggでは同様にKinect単品が売り切れ、さらに4GB版のバンドルまで売り切れとなっています。
され、これが非常に高い需要を示す物か、期待以下の供給量を指し示す物か、ローンチ後の動向に期待です。
相変わらずのBlizzardクオリティでPC版タイトルながら大きなセールスを叩き出した「StarCraft II: Wings of Liberty」も記憶に新しい所ですが、現在テキサスで開催中のGDC Online 2010に北米セールスの統計などでお馴染みのNPDのMichael Klotz氏が登壇、PCゲームの市場について触れ、PCゲームのパッケージ販売が成長している事を明らかにしました。
氏は2010年の8月時点でPCゲームのセールスが3億300万ドルに達したと明かし、さらなる成長の準備が整っていると発言、12月7日に発売が決定したWorld of Warcraftの最新拡張パック”Cataclysm”のリリースによる底上げで昨年の5億3800万ドルのセールス規模を上回る可能性があると語りました。
さらに、Klotz氏は物理メディアとデジタルダウンロードのシェアについても言及、売り上げの面ではまだ物理メディアが重要だと述べた上で、販売本数はデジタルが物理メディアに追いついたと発表しています。氏によると、デジタル流通ではよりカジュアルで安い物がユーザーに購入され、これに対し物理メディアは適正価格で販売されている状況が背景にあるとの事。
また、Klotz氏は興味深い統計情報を発表、マイクロソフトポイント等に見られる物理的なポイントカードの販売が、周辺機器アクセサリの中で最もセールス規模が大きいゲームパッドのセールスに追いついたとの調査結果を明らかにし、ポイントカードの販売が昨年から37%もの成長を見せている事を明らかにしました。
先日GameStopがJeepラングラーやハーレーダビッドソンが当たる「Call of Duty: Black Ops」の大規模な予約プロモーションを開始した事をお伝えしましたが、GameStopは昨晩、同店舗におけるCall of Duty: Black Opsの予約数が昨年歴史的なローンチを果たしたModern Warfare 2の予約数を超えたと発表しました。
GameStopのSVPを務めるBob McKenzie氏は同店舗がCall of Duty: Black Opsの予約数を常に追跡調査していると述べ、我々は昨年業界の標準を新たに定義したModern Warfare 2よりも前に進んでいると発言しています。
ついにActivisionによる大キャンペーンも始まったTreyarchの最新作Call of Duty: Black Opsは北米で11月9日リリース、対応プラットフォームはPCとXbox 360、PS3、Wiiとなっています。
ドイツのSpellbound Entertainmentが開発を手掛けたGothicシリーズ最新作「Arcania: Gothic 4」、すでにデモ版もリリースされプレイされた方も多いと思われる本作がユニークなプロモーションを開始しました。
これは公式サイトで開始された物で、2007年8月から2010年10月の3年と2ヶ月に渡る開発期間の間にSpellboundとヨーロッパでのパブリッシャーを務めるJoWooDの中で何人の赤ちゃんが生まれたかを当てるというGothicのハードなテイストとは全く正反対のハッピーなキャンペーンとなっています。
応募は氏名、住所、答えと年齢、メールアドレスを記入するだけの物で、当選者にはゲームのパッケージやArcaniaの物と思われるTシャツやバッグ、サンダルなどが賞品として用意されています。
ArcaniA: Gothic 4のPCとXbox 360版は10月12日リリースの予定で、PS3版は2011年前半への延期が明らかにされています。
先週のUKセールスチャートを1位で飾ったEA Sportsのサッカータイトル最新作「FIFA 11」がローンチ初週で実に260万本の販売を達成した事が明らかになりました。
EA Sportsのボスを務めるお馴染みのピーター・ムーア氏はこの記録がEA SPORTSの画期的な偉業だと述べ、FIFA 11がセールス記録を粉砕し、批評家達は本作を真にオーセンティックでイノベーティブなタイトルの1つだと賞賛していると本作の成功がタイトルのクオリティによる物である事をアピールしています。
FIFA 11は北米で9月28日、ヨーロッパでは10月1日にリリースされ、対応プラットフォームはPC、iOS、DS、PS2、PS3、PSP、Wii、Xbox 360となっています。
「Medal of Honor」のマルチプレイでタリバン勢力をプレイヤーが使用できる問題が世界中で紛糾し、米軍施設内における本作の予約・販売を米軍の福利厚生組織であるAAFESが禁止、その後遂にElectronic Artsがタリバンの表記を武装勢力に修正するという事態に発展しました。
この修正についてAAFESはEAの決定を認識していると発言し、販売禁止の状況が改善される兆しが少なからず見えたかと感じられましたが、昨日AAFESが改めて当初の決定が変更される事が無い事を明言、やはり米軍施設内でのMedal of Honorの販売は禁止となってしまいました。
AAFESのBruce Casella将官は、現在も進行している現実の問題に敬意を払い、現実世界の出来事をゲームで描いた本作が名称の変更によって販売される事は無いと明言、さらにアメリカ軍人及び家族達がこの決定に理解を示す事に期待すると語っています。
この決定についてElectronic ArtsのシニアPRマネジャーを務めるAmanda Taggart氏は”EAはAAFESの決定を尊重する”と回答、EAがこの決定について答えや改善を要求するつもりが無い事を明らかにしています。ゲームタイトルにおけるスキャンダラスな刺激は確かに話題性と共にタイトルのPRを行う事に大きな効果を上げる場合がありますが、今回の各国国防大臣や米軍を巻き込んだ騒動の顛末が今後のフランチャイズや近代戦シューターにどういった変化をもたらすか、注意深く見守る必要がありそうです。
当サイトで毎週お届けしているUKセールスチャートで長期間に渡ってトップ10圏内に陣取っている驚愕のダンスゲーム「Just Dance」、UbisoftがリリースしたこのJust Danceは主にヨーロッパで人気となり、サードパーティによるWiiタイトルでも成功できる事を証明した希有なタイトルとなりました。
昨日Ubisoftがサンフランシスコでメディアイベントを開催、その中でJust Danceのセールスが009年11月17日のローンチから全世界で430万本に達している事が発表されました。発表ではJust Danceの前身として当サイトではお馴染みのラビッツのミニゲームの存在があった事を明かし、ラビッツの4年後にダンスに特化したJust Danceが大成功を収めたとこれまでの経緯を語りました。
Ubisoft North AmericaのLaurent Detoc社長は、このダンスカテゴリゲームが今後も爆発すると発言、来るJust Dance 2やMichael Jackson: The Experienceで更なるヒットを目指す旨を明らかにしています。
フランスの情報サイトPSPGenが、PSPの開発キットの販売終了をSCEEがSCE DevNetのパートナーに対してアナウンスしたと報じました。
発表の内容にはPSPの開発キットであるDTP-T2000AとDTP-H2500Aの販売を11月15日で停止する事が記されており、開発キットを入手する場合は前もって注文が必要になる事、そして新モデルが利用可能になる際に改めて報告を行う旨が記載されています。
海外情報サイトではこれを受け、PSPが公式に終了しPSP2への移行が行われる準備が進められていると予想、先日からPSP2の開発向けハードウェアや開発キットが既にいくつかのデベロッパに渡っているとの噂が多く登場している事もあり、真偽の程に注目が集まります。
8月にヘルボーイシリーズやパンズ・ラビリンスを手掛け、凄まじいオタクとしても知られるギレルモ・デル・トロ監督がTHQと契約を結びゲーム開発に乗り出した事をお伝えしましたが、いよいよタイトルの発表が近づいている事が明らかになりました。
これはMTVのインタビューから明らかになった物で、監督はビデオゲームの分野で何を達成したいか、お気に入りのゲームはあるかとの質問に対し「その問いはクールだ!」といつもの勢いで答え、ビデオゲームは私たち世代のコミックだと興奮気味に語り、インテリ達が「…あぁゲームね」と見下し、リスペクトを得る事のないメディアだと表現、そしてゲームに対して不平を述べる人々に対して「あいつらはゲームを○×※△!プレイしたことがないんだ」と語っています。
監督のこのエネルギーが注ぎ込まれるゲームタイトルは3~4年ほど温めてきた内容との事で、ビッグで革命的で、非常に難しいゲームだと語っています。そしてゲームはアートだと断言、それらが物語のフォームである事からアートとは違うと認識されていると分析しています。
さらに監督は好きなゲームを幾つかピックアップし、ワンダと巨像とICOを最初に挙げ、共に傑作であると評価、さらにBungieの名作Marathonを挙げ、Haloシリーズの熱心なファンである事を明かしています。また監督はマルチプレイで他のプレイヤー達が酷く侮辱的な行為を行っていたのを目の当たりにして以降、マルチプレイを一切プレイせず、専らシングルプレイを楽しんでいるとの事。
そして、今後数週間の内に新タイトルが発表される事を望んでいると発言しています。映画製作ではラブクラフトの代表作とも言える”狂気の山脈にて”に取り組む事が明らかになり、念願のクトゥルータイトルにいよいよ手を付ける事になったギレルモ・デル・トロ監督、ゲームタイトルもラブクラフト的なタイトルが用意されているとも語られています。
映画のゲーム化についてはなかなか名作が生まれない状況があり、ゲームの映画化についても同様の事が言えます。そんな鬼門とも言えるゲームと映画の関係性を生粋のオタクであるギレルモ・デル・トロ監督が破壊してくれる事になるか、今後の発表と動向に期待!です。
10月1日から3日までイギリスはロンドンのアールズコートにて3日間に渡って開催された「Eurogamer Expo 2010」、イベントも無事に終えたEurogamerが今年の来場者数が2万人だった事を発表しました。
今年のEurogamer ExpoではBrinkや、LittleBigPlanet 2、Gran Turismo 5、Killzone 3、Fable III、Dead Space 2などを始めとした注目タイトルが多く出展され、全てプレイアブルの状態で展示されました。さらに新作ゼルダやGears of War 3なども登場しています。
さらに会場で開催されたデベロッパセッションにはお馴染みLionheadのボスであるピーター・モリニューを始め、Eidos Montreal、CD Projekt、Sucker Punch、Ninja Theory、Guerrilla Gamesが登場し様々なデモやプレゼンテーションを行っています。
開催から順調に規模を大きくしているEurogamer Expo、来年も注目イベントとして期待できる物となりそうです。
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