Xbox 360にBlu-rayドライブが無い事がセールスを加速させる、マイクロソフトが発言

2010年3月17日 17:21 by katakori
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「Xbox 360」

Natalの役割をXbox 360の拡張と位置づけるマイクロソフト、Xbox 360を中心にサービスやデバイスの拡張で長いスパンのサービスを提供していこうとする同社の方向性が目立つ昨今ですが、マイクロソフトの製品管理のディレクターを務めるAaron Greenberg氏がBlu-rayドライブについて興味深い発言をしています。

Greenberg氏によるとXbox 360にとってBlu-rayドライブが無い事はコンソールの成功に貢献する程の良い事だと語っており、この欠如が大きくセールスを押し上げると発言しています。

Greenberg氏はソニーが物理的なディスクに勝負を掛け、そこにコストが発生すると述べ、Xbox 360が大きくコスト面で恩恵を持っていると述べています。Greenberg氏は価格の差がインストールベースの拡大に繋がると考えており、最近CPUとGPUの一体化、32nmプロセスでスリム・低コスト化に成功したとされる新基盤(Clarkdale)完成の噂など、さらなる低価格化に向けて動き出すのか気になるところです。

また、マイクロソフトの掛けがデジタル流通上にあると明かし、1080pの映画をディスク無しで提供できる事にメリットがあり、最も多くの映画とテレビのライブラリを保持していると語るGreenberg氏は「確かにトレードオフがあるが、ボタンを押して即座に映画を見ることが出来る利便性は美しいアピールだ」と述べ、「私たちはより多くの特徴と機能性を加える事ができますが、その為に新しいハードウェアを買う必要は無く、ソフトウェアアップデートによってそれを可能にします」と、あくまでXbox 360を中心に据えたビジネスモデルを念頭に置いている事を明かしています。

今回のAaron Greenberg氏の話にはゲームコンテンツに関する内容が言及されておらず、映像コンテンツの恩恵が低い日本のユーザーとしてはそちら側のトレードオフよりもゲームに関する部分が気になるところ、Natalの登場に合わせて大きく低価格化戦略を打ち出す事になるのか、もうすでにホリデーシーズンへの布石は打たれ始めているようです。

噂:「Gears of War 3」は2011年4月リリース?来月8日にティザートレーラー発表か

2010年3月17日 0:09 by katakori
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「Unreal Engine 3」

GDCで大きな発表があるか?とされたものの、新バージョンのUnreal Engine 3技術デモからそれっぽい話が聞かれただけで、ギアーズ新作についてはっきりとしたアナウンスは残念ながら行われませんでした。

そんな中、さらに新たな噂が聞こえてきました。海外情報サイトのEdgeが北米パブリッシャー関係の情報筋から得たところによると、「Gears of War 3」は2011年4月リリース予定で、来月の8日にリリース情報が記された最初のティザートレーラーが公開されるとの事。そして6月のE3において大きく情報が明らかになると、やけに細かい話が飛び出してきました。

この情報筋によるとGears of War 3のリリースについてマイクロソフトがHalo: ReachとNatalのローンチと重なる事を避けたいと考えているそうで、9月とも噂されるHalo: Reach、そしてホリデーシーズンに登場するNatal、そしてその次の大きなローンチとしてGears of War 3を考えているそうです。

なお、先日Epicの副社長Mark Rein氏は今年の動きについてUnreal Engineの顧客の方に集中し、Epicは2010年にリリースするタイトルを持たない発言しています。その際に今年のリリースは無いが、E3で新しい刺激的な”何か”を報告するかも知れないとも述べています。

ギアーズ新作に関しては噂ばかりが先立ち、お伝えしてる方も非常に心苦しいのですが、先月も同じ旨の発言をMark Rein氏自身が語っていた事も鑑みれば今度こそ!と期待する気持ちも正直な所。E3での登場と今回の噂、マーカスと会える日とCliffy Bの登場を楽しみに待っていたいと思います。

ちなみに、当のCliffy Bは「僕は噂や推測についてはコメントしないよ。コメントするのはコミックとゲームと映画、あとはドーナツについてだ!」とtwitしてます。ドーナツかよ!

GDCでのCliffy Bインタビュー、新エンジンやNatal、GoW2について語っています
情報元:Edge

ValveのPS3に対する軟化と先の展望は本物か、なんとNaughty Dog社員を複数雇用

2010年3月14日 12:47 by katakori
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「Portal 2」 ポータル2
ゲイブも思わずジャンプする程に好調のValve

Steamの一人勝ちに自社タイトルの成功、Macへの進出、さらにはPortal 2の素晴らしいプロモーションにGDCではパイオニア賞の受賞と、ノリにノっているValveの勢いはとうとうMega64と一緒にゲイブがジャンプするようなポップさを露呈するまでに至りました。

この数年間PS3に対して開発の複雑さ等を挙げ”全くもって災害”の様な物だと揶揄し、PS3への展開を視野に入れない時間が過ぎていましたが、近年その態度は軟化傾向にあります。ValveはPS3所有者に「ベストを尽くさなかった」と謝罪し、将来的にPS3のサポートを行っていく旨を発言、PS3ユーザーに可能な限り最高のPS3ゲーム体験を提供したいとまで発言しています。

この発言について具体的な何かはまだ明らかになっていませんが、意外な所からValveの本気が垣間見える驚きの情報が明らかになってきました。PS3タイトルを開発するなら最高のスタッフを連れてくりゃいいんだろとゲイブが考えたかどうかは判りませんが、ValveがなんとNaughty Dogの元社員を複数雇用している事が明らかになりました。

これはLinkedInから発見された物で、Vitaliy Genkin氏はかつてNaughty DogでPS3ランタイムに対応するインゲームエディタを開発していた上級プログラマで、異なったツール上でインゲームデータの定義やプロセッシング、最適化を手掛けていた人物です。

Alex Vlachos氏はノーティでビジュアルエフェクトのリードプログラマーを務めており、アンチャーテッド1作目をはじめ、ATIでThe Double Cross等の歴代デモ映像を手掛けてきた人物でもあります。さらにはJak and Daxterシリーズに携わっていたElan Ruskin氏という方も発見されています。

どうやらValveのPS3に対する取り組みは言葉だけの物ではないようで、根幹から手を入れようとしているValveの姿勢が見え隠れします。Portal 2の登場に絡みMac対応などSauceエンジンのバージョンアップにも注目が集まる現在、PS3への対応が現実的な姿を現す瞬間が今から楽しみです。

PlayStation Homeの世界的な利用者数が1200万人に到達

2010年3月14日 12:44 by katakori
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PlayStation Home

GDC 2010の最終日に行われたソニーによるカンファレンスの中でPlayStation Homeのディレクターを務めるJack Buser氏が、同サービスの世界的な利用者数が現在までに1200万人に達した事を明らかにしました。

Homeのユーザー数は2009年の12月以降200万人ずつ増えてきており、昨年の6月から比較するとほぼ倍の利用者数になっているとの事。さらにBuser氏はユーザーのHome訪問回数が1度だけに留まらないと述べ、Homeにおいてアバターを作成した利用者の85%以上が2度以上のアクセスを行っているとしています。またユーザーはHome内で1時間以上の時間を過ごすとの事も加えて語っています。

Buser氏のカンファレンスはPlayStation Home内におけるインゲーム開発に興味のあるデベロッパ向けに行われましたが、同氏はHomeの存在を2010年におけるソニーのサービス的な戦略として”重要な部分”と位置づけており、Home内のミニゲーム、またプロモーションイベント等のコンテンツを様々強化していく旨を明らかにしています。

情報元:Joystiq

[GDC 2010] GOTYを受賞したNaughty Dog、22ヶ月の短期間で「Uncharted 2: Among Thieves」どう仕上げたか

2010年3月14日 10:55 by katakori
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「Uncharted 2: Among Thieves」 アンチャーテッド 黄金刀と消えた船団

様々な賞を「Uncharted 2」で総なめにしてきたNaughty Dog、昨日行われたGDCチョイスでも5冠を獲得し最早一人勝ちとも言える圧倒的な存在感を見せつけました。そんな中はNaughty Dogで副リードデザイナーを務めるRichard Lemerchand氏が「Among Friends: An Uncharted 2 Post-mortem」と名付けられたカンファレンスを行いました。

これはUncharted 2という大きな成功を収めたタイトルがどのような開発プロセスを経て出来上がったか、Richard Lemerchand氏自身がそれを振り返るという非常に興味深い物。さまざまな危機を乗り越え22ヶ月という短期間で開発を完了させた秘訣はなんだったのか、その概要が順を追って解説されました。

まずLemerchand氏はプリプロダクションについて語り、22ヶ月の開発期間の内、6ヶ月がプリプロに費やされた事を明らかにしました。氏は「プリプロを雑な物にする事は、全体のプランを良くない物にする事を意味します」と述べ、Uncharted 2のプリプロには締め切りや約束が設けられず、チームは自由にインスピレーションを求め、ドレイクの新たな船出のために個々が思う存分調査を行う事が出来たと語っています。

さらにゲームの方向性を決定づけ、ブレさせないために一枚の写真が有効に使われた事を明かしています。この写真はブータンの海抜3000メートルの高さに存在するTigers Nest寺院の物で、これがヒマラヤ山中の酷い雪の中でミステリアスな登場人物に助けられるネイト・ドレイクのイメージに繋がったそうで、この助けを出した人物が最終的にテンジンとなったとの事。こういった強い一枚のイメージをコンセプトにシーケンスやアイデアが盛り込まれていった事を氏は明らかにしています。

これらが一段落した段階で開発はマクロなステップに進む事になります。主立ったビジュアルアニメーションの作成を行いゲーム全体の構造について俯瞰できるような設計を経て、細部の制作に進む事になります。

実際の制作では様々な障壁にぶち当たったそうで、Lemerchand氏はゲームの中でもエキサイティングで印象的な列車ステージが関係者共通の頭痛の種だったと明らかにしています。ステージ自体が移動する列車という事で様々な要素が想定外の挙動を見せ、ネイトの投げるグレネードはプレイヤーに戻ってくるブーメランになり、敵の武器は後方に飛んでいき、ナビゲーションシステムは混乱、さらに列車のテレポートと混迷を極めた様です。

さらにローンチの9ヶ月前になってフレームレートの問題が発生、これはリリースに関わる非常に重大な問題だったとLemerchand氏は明かしています。30fpsを正確に保つ事に重点を置き問題の解決に取り組み始めたものの、相当に大変なハードワークだったと氏は語っていますが、結果としてティアリング無し、リアルなDoFエフェクトを導入したまま30fpsの実現に至る事になります。(ティアリングについては技術チームが拒絶したとの事)

こういったトラブルを抱えながらテストプレイと開発を並走、特に列車ステージは多くの時間を掛けてサニティチェック(とりあえず動くか?程度の軽いチェック)と作業を繰り返した事を氏は振り返っています。制限を設けなかったプリプロ、膨大な時間を掛けて作成したラフなビジュアルアニメーション、奇怪な動作を繰り返す列車ステージなどを乗り越え、最終的にNaughty Dogは10月13日に行われたローンチの2ヶ月前、8月20日にUncharted 2: Among Thievesを無事完成させました。

ゲーム開発にトラブルが付き物であることはプレイヤーである自身も常々感じていますが、やはりNaughty Dogの凄みはこういったトラブルを抱えた状態でしっかりとローンチへのリミットに間に合わせる事ではないでしょうか。Lemerchand氏は膨大に風呂敷を広げたプリプロの内容を全て盛り込む事が出来たと述べており、時間を惜しまない部分や各チームの譲れないライン、対してサニティチェックと開発の並行などフットワークが変化するコントラストの差に底力の様な物を感じます。新居では沢山棚を増やさないと今年度受賞したトロフィーの置き場に困りそうなNaughty Dog、次はどんなタイトルで楽しませてくれるのか本当に楽しみです。

情報元:Joystiq

Crytek UKが謎のタイトル「Self Defense」を商標登録、教育ゲーム?モーションコントロールタイトル?

2010年3月14日 0:17 by katakori
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「Self Defense」

GDCでのCryEngine 3およびCrysis 2の技術デモに注目が集まるCrytekですが、昨日同社が米国特許商標庁に「Self Defense」というタイトルを商標登録したことが発見されました。

発見されたロゴにはキャラクターが自衛するような動作が描かれており、どのようなタイトルなのか非常に興味深い所。事前の気になる情報としてはCrytek UKのマネージャーKarl Hilton氏が教育系タイトルの開発への関与を明言している事、さらにNatalでの開発に興味を示している事なども明かされており、これらとの関連が囁かれています。

なお、Crytek UKの前身はかつてHazeを開発し、不振の後にCrytekへと買収されたFree Radical Designで、現在はCrysis 2の開発に参加中であることが明らかにされています。

教育系タイトルとの関連として、Crytek UKはイギリス内の大学に対してゲーム教育の強化を図る為にCryEngineを無償提供を行っており、ヒルトンのボーンマス大学やノッティンガム・トレント大学との連携など教育に関する活動に大きく力を入れています。また、ノッティンガムで例年行われるGameCity festivalはCrytek UKとノッティンガム・トレント大学が共同でスポンサーを務めています。

こういった背景からカジュアルゲームへの関心も高いCrytek UKが非シュータータイトルを開発したとしてもさほど不思議ではないのかもしれません。なお、情報元ではNatalとMove用のフィットネスタイトルか?などと記されているSelf Defense、一体どんなタイトルとして登場するのか登場を楽しみにしておきたいと思います。CryEngineでフィットネス……ちょっと見て見たい気がしなくもありません。

情報元:superannuation

「OnLive」が月額料金無しのポータルサービスをアナウンス

2010年3月13日 21:01 by katakori
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「OnLive」

先日現在開催中のGDC 2010において、北米での正式サービス開始(6月17日)や、14.95ドルの月額料金など、様々概要が明らかにされたゲーミングクラウドサービスの「OnLive」ですが、今回同サービスがローンチ後に月額料金のかからない無料版のポータルサービスをスタートさせることを発表しました。

ポータルサービスに関する詳細やリリース日などは未定となっていますが、無料版は所謂本サービスの体験版に位置づけられるもので、有料版とは異なりブラウザプラグインで動作し、各種タイトルの体験版の利用とレンタルサービスが予定されています。レンタルできるタイトルの種類には制限が設けられており、月額課金で利用できるゲーマータグやフレンド機能などソーシャル機能の有無については明らかにされていません。

昨日ゲームストリーミングサービスの競合であるGaikaiがAmazonと提携し、月額課金無し、購入タイトルのストリーミング利用とディスク配送の選択などのサービス概要について発表を行った所に今回の発表、各サービスとも初動のイニシアチブを掴んでおきたい所で、各社とも今後の展開に大きく注目が集まります。

情報元:Joystiq

2010年の米国におけるWiiとDSの販売台数が早くも190万台に到達!任天堂が好調をアピール

2010年3月13日 15:12 by okome
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DS

今年の2月までに米国におけるWiiとDSの売り上げが190万台に到達した事が先日発表された任天堂のプレスリリースから明らかになりました。

また先月ニンテンドーDSが61万3000台を売り上げ、2月の月間ポータブルビデオゲーム販売における記録を更新、前回の月間売り上げ記録である59万7000台もニンテンドーDSによるものでしたが、同ハードウェアによってさらに記録が塗り替えられた形となりました。

情報元:Joystiq

Bungieが「Bungie Aerospace」という謎の商標を登録、次回作はゲームですらない?

2010年3月12日 16:53 by katakori
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「Bungie」

現在Halo: Reachを鋭意開発中のBungie、今作がBungieによるHaloタイトルが最後とも言われており、今後は343 IndustriesにHalo作品が引き継がれる予定となっています。しかしこれでBungieによるHaloタイトルの開発が終わりというわけではないとの発言も行われたりと、動向は気になるものの明らかにされない状態が続いています。そんな中、Bungieが「Bungie Aerospace」と名付けられた商標を米国特許商標庁へ登録を行った事が明らかになりました。

まだこの内容に関する詳細は一切明らかになっていませんが、リストされた概要からは”インターネットからダウンロード可能なゲームタイトル”、”PCおよびコンソール用のコンピューターゲーム”、”モバイル・携帯電話上でのゲームソフトウェア”、”ビデオゲーム開発用のゲームエンジンソフト“、”インタラクティブなゲームソフト”、”ビデオゲームソフトウェア”と記されている事が判ります。

今後の動向に大きく注目が集まるBungieですが、今回の商標登録にはBungieがソフトウェアに対する所有権を主張できる事が記されており、さらなる商標登録の意図が気になる所です。エンジンビジネスを始めるのか、それともBungie自身がIPを保持するタイトルの開発にあたるのか、いずれにしても公式な発表を待つしかありませんが、なんらか大きな何かが蠢いている事は間違いなさそうです。

PC版「Split Second: Velocity」はパッケージ、デジタル販売共に行われる

2010年3月12日 16:31 by okome
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「Split/Second」 Split Second: Velocity

Black Rock Studioが開発を行っている爆発レースタイトル「Split Second: Velocity」、PC版に関する情報の少なさから販売がSteamなどによるオンライン販売のみになるのではとの噂が出ていた本作ですが、昨日パブリッシャを務めるDisney Interactive Studiosがにコメントを行い、本作がパッケージ・デジタル販売共に行われる事が明らかになりました。デジタル販売におけるプラットフォーム等の詳細は不明ですが、続報があり次第お伝えします。

先日美しいスクリーンショットとプレイ映像も公開され、ますますリリースへの期待が高まるSplit Second: Velocityのリリースは北米で5月18日、ヨーロッパで5月21日に行われる予定となっています。

[GDC 2010] 「Unreal Engine 3」がSteamworksを統合、そして謎の新プロジェクトがティーザー

2010年3月12日 16:16 by katakori
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「Unreal Engine 3」

今回のGDCで大きなサプライズが控えているEpicですが、会場で「Unreal Engine 3」最新バージョンの展示や解説も行っています。昨日はEpicが記者会見を開催、来るUnreal Engine 3の最新バージョンとAPBについてプレゼンテーションを行いました。

まずはUnreal Engine 3最新バージョンの新機能について解説が行われ、主にValveのSteamworksとの統合、iPhoneに続いてPalmのWebOSに対応、そしてNvidiaの立体視システム3D Visionのサポートが明らかになりました。

SteamworksはValveが運用する著作権管理などを含む総合的なクラウドサービスで、今回の統合によりUnreal Engine 3のライセンス取得者はSteamでサービス提供されているプロダクトキーの認証、コピープロテクト、自動アップデート、ソーシャルネットワーキング、マッチメイク、アンチチート技術が利用可能になります。

WebOSの対応についてはプラグインで提供されるようで、UE3を用いたiPhoneタイトルがあれば、すぐWebOSに対応する事ができるような内容になっているようです。さらに3D Vision対応を発表したEpicのボスMark Rein氏はこの対応が無料バージョンのUnreal Engine 3にもやってくる事を明らかにしています。

GDC会場に展示されたPalmでのUE3エンジンのプレイ映像

さらにEpicのテクニカルアーティストのAlan Willard氏も登場し、エンジンの新機能を実演、構築済みのオブジェクトのマテリアルを動的に変化させるデモを行いました。これは球体の物質が溶岩の様な状態から温度変化を起こし、水銀の様な物質に変化する様が描かれていた様で、Mark Rein氏は2008年のプレゼンテーションに登場しあまりのインパクトの高さに愉快なネタ扱いされた肉キューブを皮肉り”マーキュリー(水銀)キューブ”と呼び、会場の笑いを誘いました。

この水銀キューブのデモにはUnreal TournamentともGears of Warにも見えない、生い茂るジャングルとマヤ風の環境が含まれており、後述の技術デモでもこの舞台背景が登場、さらにニューヨーク風のフライスルーデモも行われ、これら未見の内容についてMark Rein氏が「これはアグリーなテストアートだ」と発言、続けてこれが何を行っているのか改めて発表する予定がある事を明らかにし、これが明らかになった時には皆を”興奮させるだろう“と述べています。

さらに会場のデモで実演された新機能にはビルの自動生成機能を紹介、これはサイズを設定し、プリミティブなボックスを配置するだけで自動的にビルを生成するという物。さらに生成したビルはエンジンが自動的に配置したディメンションに合わせ質感を調整してくれるという優れものとなっています。

さらにブドウの木の様な絡み合った”つる”を簡単に生成できるツールも実演、ねじれや重なり合いも自動生成されるという物で、さらに単一オブジェクトを複製しトレイン状に繋げるデモなども見られたようです。さらにパーティクルのライティングエフェクトなどのデモも行われたとの事。

さらにオートデスクのMary Beth Haggerty女史も登壇、各3D製品の新バージョンを発表したばかりのオートデスク製品が如何にUnreal Engine 3の生産性を向上させるか、キャラクターアニメーションなどを例に取りプレゼンテーションを行いました。

そして記者会見のハイライトにはAPBを開発中のRealtime WorldからDave Jones氏が登場、以前から注目を集めるAPBのキャラクターカスタマイゼーションをアピール、APBについては様々ありますので改めて別の記事としてご紹介いたします。

という事で2度用意されているEpicの記者会見、昨日はCliffy Bの登場はありませんでした。明日は登場する可能性大!続報を楽しみにお待ち下さい。

情報元及びイメージ:G4TV, Edge, Joystiq, Tom’s Hardware

[GDC 2010] コンソールはポータル化しiPhoneアプリと同様の現象が起こる、David Perry氏が発言

2010年3月11日 18:54 by katakori
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コンソール機 ポータルサイト

GDCの会場で開催されたゲーム産業のベテラン著名人によるトークランチイベントにアースワームジムのクリエーターでShiny Entertainmentの創設者でもあるDavid Perry氏が登場、コンソールの将来がポータル化し、近年iPhoneアプリのデベロッパーが抱えるユーザーによる発見や到達に関する問題と同じトラブルが起こるだろうと語りました。

Perry氏はみながiPhoneデベロッパーが抱えている問題を認知していると述べ、現在のゲーム産業について議論を始めました。氏は「コンソールが日をおってポータル化しており、いつか何千ものタイトルを要すホストとなるだろう」と予想、こういった状況がやって来る事を踏まえて発見性の問題提起を行いました。

さらに氏はiPhoneアプリのみならず現在ではカジュアルゲームやソーシャルゲームも成功のためにこれの回避を考慮せねばならない状況に陥っている事を述べ、いずれこの摩擦がコンソール機のメディアにMiniclipやBigpointといったブラウザゲームやフラッシュゲームのポータルに似た形で映り始めるだろうと予想しています。

近年多くのオブザーバーが物理メディアの死を予見し、デジタル流通の話題が華やかな昨今、Perry氏はビジネス的な成功の為のゲームデザインを俯瞰し、「あなたがプレイしたいゲームをクリエイトする日々は終わった」と発言しています。確かにこの問題は国内のビジネスニュースなどを見ていると姿を現し始めている感があり、強者以下みな死亡という状況がそこかしこに散見される事も事実です。今回のGDCではインディペンデント開発についても熱心な議論が交わされており、派手なニュースの影でまさにGDCならではと言える有用な話題が見られる事は、同じ轍を踏まないための希望の光だともいえそうです。

情報元:Develop

[GDC 2010] 「OnLive」北米での正式サービスが6月からスタート!Mass Effect 2やMetoro 2033など注目タイトルが対応

2010年3月11日 12:54 by katakori
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「OnLive」

昨年のGDCで大きなサプライズ発表となったゲーミングクラウドサービスの「OnLive」、開発と潤沢な資金調達にパートナーシップ、そして大規模なベータテストを経て今年のGDCで正式なローンチスケジュールを発表、サービスの概要も明らかになりました。

様々な最新ゲームをストリーミング配信でプレイ可能にするOnLiveの正式サービスは6月17日から、PCとMacの両方に互換性を持ち、常に増加するライブラリへのアクセスの為に月額14.95ドルでサービスが開始されます。またサービス開始から2万5千人目までの登録者にはサービス開始から3ヶ月間の月額料金が無料になるサービスも予定されています。さらに、今年のE3では複数月契約の金額やロイヤリティプログラム、特別キャンペーンなどについてアナウンスが行われるとの事。

カンファレンスに登壇したOnLiveのSteve Perlman氏は驚く程贅沢に取りそろえた新しい対応タイトルを発表、驚きの対応タイトルは次のようになっています。

  • Mass Effect 2
  • Dragon Age: Origins
  • Assassin’s Creed II
  • Prince of Persia: The Forgotten Sands
  • Borderlands
  • Metro 2033

さらにPerlman氏は対応パブリッシャーの一部も明らかにし、Electronic Arts、Ubisoft、2K Games、THQ、Warner Bros. Interactive Entertainment.と、錚々たる面々がパートナーとして参加している事が明らかになりました。各社が模索するストリーミングビジネスの名実共にフロンティアとなったOnLive、モバイル対応やTV用のセットアップボックスの存在もあり、今後の展開には要注目です。

情報元:IGN

[GDC 2010] 「PlayStation Move」価格は100ドル以下、年度内に20タイトルをローンチ、対応パブリッシャーは36社!

2010年3月11日 11:01 by katakori
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「PlayStation Move」

先ほどGDCにて開催されたソニーのプレスカンファレンスで正式名称が発表されたPS3用モーションコントローラーの「PlayStation Move」、その詳細がいよいよ明らかになってきました。まず、価格についてはリリース時にPlayStation MoveとPlayStation Eyeと未定のタイトルがセットになったスターターパックが用意され、100ドル以下で販売される事が明らかになっています。

さらにカンファレンス後、SCEAのCEOを務めるJack Tretton氏がインタビューに応じ、今会計年度内に20タイトルのローンチを果たす準備がある事を明らかにしています。リリースは秋頃を予定しているとの事。

そしてPlayStation Moveの対応パブリッシャも発表、計36社がMoveタイトルの開発に取り組んでいる事が明らかになりました。EveやDust 514のCCPが名を連ねているのが非常に気になる所です。詳細なリストは以下よりご覧ください。

(続きを読む…)

[GDC 2010] 速報:モーションコントローラーの正式名称は「PlayStation Move」

2010年3月11日 9:22 by katakori
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「GEM」 「Arc」 モーションコントロラー

サンフランシスコのMosconeセンターで開催中のGDC 2010で先ほどからソニーのプレスカンファレンスが先ほど開始されました。まだカンファレンス中ですが、注目が集まっていたPS3のモーションコントローラーの正式名称が発表され「PlayStation Move」である事が判りました。

現在カンファレンスは年末から最近までの成功作を挙げながら、今後の展望について語り、いよいよMoveのプレゼンテーションが始まろうかという所です。プレゼンテーション映像ではこれまで登場してきたコントローラーを2台用いて利用するシーンなども映し出されています。

なお、カンファレンスで発表された情報は速報としてこちらの記事をアップデートしてお知らせいたします。

Update1:Move両手持ち、FPS視点で盾と剣を用いた格闘タイトルらしきゲームを実演でデモンストレーションしています。

「PlayStation Move」

Update2:卓球ゲームとミニゲーム集らしきタイトルをこちらも実演デモ、ラグはさほど見られず、動作は良好な様子がうかがえます。

「PlayStation Move」
「PlayStation Move」

Update3:LBPをMoveで実演デモ、Moveは1つでプレイ。

「PlayStation Move」

Update4:Moveを用いたEyepetのプレイトレーラーが上映。

「PlayStation Move」

Update5:Move2本持ちのストリートファイト風なタイトルを実演デモ、プレイヤーがスウェーをしたりヘッドロック、裏拳でのパンチなどを披露。ラグが見られました。

「PlayStation Move」
「PlayStation Move」
「PlayStation Move」

Update6:SOCOM 4をMove両手持ちで実演デモ中。片手にはMoveの頭部の球形センサーを外した物に見える何らかを利用していました。

「PlayStation Move」

Update7:Move対応パブリッシャーの一覧が表示され、今後の戦略等について語りカンファレンスが終了。

それぞれの詳細なニュースなどはまた後ほど別記事にてご紹介いたします。

[GDC 2010] 拡張現実ゾンビゲーム「ARhrrrr」がシンプルながら素晴らしいアイデアに満ちている

2010年3月10日 18:10 by katakori
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「ARhrrrr」
現実世界の映像を元にゾンビが徘徊する仮想の町を作るARhrrrr

近年のモバイル端末の成長により様々な利用が模索される拡張現実技術ですが、開発者の祭典GDCでも様々な技術が登場して人々を驚かせているようです。ゲームとインタラクティブデザインのための大学Savannah College of Art & Design in AtlantaのTony Tseng教授が開発を進めているゾンビゲーム「ARhrrrr」はシンプルなアイデアと直感的なインタラクティブを見事に融合させ、プレイヤーに新しい体験を強いるという実に興味深いゲームとして紹介されています。ゲームの概要については、まず下の動画をご覧ください。

ARhrrrrはTony Tseng教授と学生達、そしてジョージア工科大学と共同で進められているプロジェクトで、現実世界の情報を用いてモバイルデバイスでプレイするこのゲームはまさに新しいタイプのインタラクティブな体験と言えます。

今回ご紹介した映像は昨年6月に作成された紹介用の映像ですが、NVidiaのTegraプロセッサに高解像度のスクリーン、さらに500万画素のカメラ搭載したモバイル端末が利用されており、そのパワフルな性能で非常にスムースなゲームプレイを実現しています。

ゲームの内容は映像を見ればすぐ判る単純な物ですが、Tony Tseng教授はプレイヤーに動く事を自然に要求する事を目的としており、Wiiリモートを使用するゲームの様な物と判りやすく説明されています。しかしTseng教授はWiiのゲームが実際には本当の移動を全く要求しないと述べ、建物の影で見えないゾンビを発見し攻撃する為に移動する事を強いられるARhrrrrは人間の動作をスムースにゲームプレイへ統合すると述べています。

さらに開発チームはARhrrrrはプログラムに小さな物体を認識する機能を実装しており、映像ではこの機能を用いてマーブルチョコを色別に地雷にしたり、ゾンビを無力化する罠の用に利用するシーンが納められています。

上記の通りARhrrrrはNVidiaのTegraを採用したプロトタイプの端末で動作する物で、パワフルな処理を要求するこのタイトルはまだ技術デモとしての域を脱しない物です。しかしTseng教授はiPhoneでの稼働も視野に入れているそうで、登場も近いとされる新TegraやImagination Technologies社のSGX543の普及具合によっては、夢見ていた未来技術を自分の手で操るのもそう遠くない現実となってきたと言えそうです。

情報元:IGN

[GDC 2010] 物理エンジンの「Havok」が大きな販売成長を報告、東京オフィスも拡大

2010年3月10日 14:43 by katakori
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「Havok」

現在サンフランシスコで開催中のGDCで、物理エンジンのミドルウェアとして歴史の長い「Havok」がセールスの好調を報告、インテルからの資金提供を受けバイナリバージョンのHavok PhysicsやPC開発向けのアニメーションとコンテンツ用のツール等をローンチした事を明らかにしました。

このセールスの好調は主にアジアでの著しい成長が要因となっており、アジアでの販売が前年に比べ47%の成長を達成しているとの事。これによりHavok社は今後2年のプロモーションをアジアをターゲットに展開していく事を報告。さらに韓国のNCsoftが新たなパートナーに加わった事も併せて明らかにされています。

さらに今後の具体的な動きとしてHavok社東京オフィスの拡大が予定されており、今後日本と韓国、そして中国をカバーする開発者コミュニティの中心としてローカライズのイニシアチブを取っていく計画が進められている事が明かされています。

情報元:Develop, イメージ:Havok

[GDC 2010] Unityエンジンが新ver「Unity 3」を発表、最も広いサポートを備えたエンジンに

2010年3月9日 19:24 by katakori
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「Unity」

いよいよ始まったGDC 2010、年々その重要性が高まるイベントとして成長しており、今年も注目のカンファレンスや発表が山盛りとなっています。そんなGDC一発目の話題はゲーム開発のみならず、様々なシチュエーションでの利用が行われているUnityエンジンの新バージョン発表のお知らせです。

Wiiタイトルや比較的規模の小さなゲームでの活用や、Webゲームでの利用、さらには仮想現実分野での応用なども見られ、先日はロード・ブリティッシュの新会社がUnityエンジンの利用を表明しています。

先ほど始まったばかりのGDCにおいてUnity TechnologiesがUnityエンジンの新バージョン「Unity 3」を発表、新たにAndroidとiPad、さらにPS3への対応を明らかにしました。これによりUnityエンジンはWindows PC、Mac、Wii、iPhone、iPad、Xbox 360、Android、PS3に対応した最も広範囲なプラットフォームをサポートする開発環境となり、このキャパシティの広さを売りに今後プロモーションを展開していく様です。

公式サイトではUnity 3の紹介ページをオープン、60年代テイストのアメリカを再現したデモ映像が公開され、新バージョンの新機能などが紹介されています。

情報元:Develop
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