本当に色んな意味で大盛況の内に幕を閉じた今年のE3、この数年でショーとしての華やかさと見本市としてのビジネス的な機能も見事なバランスに落ち着いて、以前の様な実現不可能にも思える大風呂敷合戦はすっかり色を潜めたように感じられます。
1995年にスタートしたE3ですが、E3以前にはCESショーがE3的な役割を果たしていました。今回は今から20年前の1990年の6月2日にシカゴのMcCormick Placeコンベンションセンターで開催されたCESの様子をお届け、20年の間に起こった進化の程を肌で確認してみたいと思います。
1990年にはアメリカの家庭の実に20%が任天堂のNESを保有しており、まさに主役ハードとして注目を集めていました。CESでのブースの広さもやはり巨大な物でした。
映画”死霊のはらわた”で……よりも映画”スパイダーマン”シリーズでお馴染みの!と言った方がすっかり馴染んでしまった感もあるサム・ライミ監督、スパイダーマンからは降板し、シリーズがリセットされる事も記憶に新しい事件でしたが、最新作の”スペル”では以前よりも洗練された”死霊のはらわた”テイストの復活もあって今後の活躍にますます期待が集まる監督の一人です。
そんなサム・ライミ監督が現在手掛けているのがご存じBlizzardのWoWの映画版「World of Warcraft」です。先日ロサンゼルスで行われたSaturn Awardsに登場した監督にColliderがインタビューを行い、映画の進捗について明かされました。
監督は映画が完全にWarcraftの世界で起こる物語を描いており、現実世界の登場は無いと述べ、現在はストーリーの作成に取り組んでいる最中である事を明らかにしています。また、現状40頁ほどのドキュメントが出来ている状態で、まだまだ多くの作業が残っている事、そして主要キャラクターは決まっている事などを語りました。
さらにChudが行ったインタビューからは、なんとサム・ライミ監督自身が現役WoWプレイヤーである事が明らかになっており、29レベルのshamanがアクシデントでワイプされた後、現在は72レベルまで育て上げたキャラクターでプレイを続けているとの事で、自らが熱心なWarcraftファンである事をアピールしました。
公開は2013年予定で完成までにはまだ時間がありますが、すっかり巨匠の一人になった監督によるゲーム映画だけに期待は大きく高まります。
このイメージは多くの無料ブラウザゲームを手掛けるGamyStarのパズルアドベンチャータイトル「Easy Joe」の物(※ リンク先でプレイ可能)。
名前の通りイージーなアドベンチャーで15分もあればエンディングを迎える事が出来ますが、いちいちみんなのモーションが可愛らしい!気分転換にちょっとゲーム……といった時にはちょうどいいサイズかも。
6月始めに突如登場した”ゲームでは無い”「Assassin’s Creed」の新プロジェクトのティザーですが、先日新たなアートワークがUbiworkshop登場し、このプロジェクトがAssassin’s Creedシリーズのアートブックである事が明らかになりました。
今回登場したのはJamesNG氏のアートワークで、今後のシリーズでの登場が示唆されているアジアがモチーフになったもの。以前登場したGrzegorz Domaradzki氏と今回参加が明らかになったJamesNG氏の他にも、映画マトリックスやアルマゲドン、ゲームではHaloシリーズやFallout 3、MassEffect 2等のアートワークなどを手掛けたCraig Mullins氏、アーティストのTavis Coburn氏、フランスのアーティスト集団”123Klan“等、豪華な面々がこのアートブックに参加しています。
また腕に自信のある方のアートワーク募集も行われており、ubiworkshop当てにメールで送ればこのアートブックに採用される可能性があります。募集は8月15日までとなっていますので我こそ!と意欲のある方はこれから準備してみては如何でしょうか。
先日からGameTrailersで「BEST of E3 2010 Awards」の発表が開始され、ベスト○○の様々な映像が出始めています。そんな中”最も困った瞬間”賞が発表、UbiSoftのおもちゃや宮本氏のゼルダデモでのトラブルなどのシーンが収められていますが、やはり大方の想像通りほぼコナミのターン!当然の如くコナミのプレスカンファレンスが圧倒的なクオリティの差で受賞しました。
良い意味で今年の、いやここ数年のE3で一番面白い新しい”何か”を発明したと言える今年のコナミ、謎の寸劇や色々頭に?マークが浮かんで仕方ない組み合わせの妙に、名言の数々!早くも来年のプレスカンファレンスが楽しみで仕方ありません。ファンクラブが出来るのも納得!どうか今年のクオリティをこじゃれた感じに起動修正などせず、来年もどうか1つ体当たり精神で全部笑い飛ばす様な素晴らしいものにして欲しい所。
IO Interactiveが開発を進めているシリーズ続編「Kane & Lynch 2: Dog Days」、8月24日のリリースまでいよいよ2ヶ月を切った本作ですが、7月1日に北米とイギリス及び北アイルランドでXbox 360用のデモがリリースされる事が明らかになりました。北米でのデモは公式サイトの登録が必要で、イギリス及び北アイルランドのプレイヤーはYoutubeチャンネルから生年月日とゲーマータグをemailで現地時間6月30日の午前中に送る必要があります。
これらの登録に対してデモ用のトークンが発行される事になりますが、数には限りがあるようで先着順と記されています。さらにデモは起動回数に制限が設けられているとの事。応募基準を満たす幸運なプレイヤーは急いで応募してみてはいかがでしょうか。
なおPS3とPCのデモも後ほど登場する予定があるとの事、続報があり次第改めてお知らせいたします。
いよいよローンチまであと数日と迫ったRealtime WorldsのMMOタイトル「APB:All Points Bulletin」(以下:APB)、パッケージには50時間分のプレイタイムが同梱され、それ以降は20時間プレイで4.99ドル、30日間無制限プレイが9.99ドル、そしてゲームプレイやコンテンツのクリエイトによってプレイ時間のボーナスが得られるという、ユニークな課金形態を採用したAPBですが、さらにゲーム内に音声広告が3時間おきに登場する事が公式フォーラムから明らかになりました。
これは課金形態に関わらず全てのプレイヤーに向けたものの様で、基本的に1つのエリアで3時間以上滞在する際には2度目の広告は流れず、エリア移動を行った場合に3時間おきの短い音声広告が流れる事になる様です。
フォーラムでのユーザーの反応は賛否様々な様ですが、インゲーム広告は近年のゲームビジネスにおいて重要なポジションを占める様になっており、APBの成功や今後予定されているアドオンの登場など、運営にも大きく影響を与えそうな、このユニークな音声広告がどのような効果を上げるか今後が楽しみです。
Crytekが開発を進めている「Crysis 2」、ゲームとしての注目度以外にも技術的な表現力やCrytek初のプラットフォーム対応など大きな注目が集まるタイトルです。そんな本作の新トレイラー”Marine Salvage”が登場、E3でも見られた印象的なシーンが繋がれ、”Nanosuit 2″のSTEALTHやPOWERといった特徴的な機能の利用シーンも見られる内容となっています。
2000年にリリースされたTPSタイトル「MDK2」、開発はBioWareが担当しInterplayがパブリッシャを務めた名作ですが、昨日Interplayとゲームのデジタル販売を手掛けるBeamdogがMDK2のWiiWare版と「MDK2 HD」のPC版のリリースを行うと発表しました。リリースは冬の予定となっています。
Shiny Entertainmentが開発を担当し1997年にリリースされたオリジナルも含め、非常に個性的なシリーズであるMDK、10年を経て再び生まれ変わるというのは嬉しい限り。ただ、HD化されるPC版はBeamdogのデジタル流通プラットフォーム”Beamdog Player”が必要になります。
先月レイマンやラビッツ、そしてBeyond Good & Evilを手掛けたUbisoftのデザイナーMichel Ancel氏が退社したとの噂が流れたものの、その後Ubisoftフランスがこれを否定、E3ではレイマンの素敵な新作も発表され、ファンの心配は一先ず解消されました。
しかし表舞台に姿を現す事が意外と少ないMichel Ancel氏から直接語られる機会が無く、Beyond Good & Evil 2の現状など今一つもやもやした状態が続いていました。が!先日Montpellierで開催されたゲームカンファレンスにMichel Ancel氏が登場、とうとう本人の口から「Beyond Good & Evil 2」が今も開発中である事が明らかにされました。
ただ、Ancel氏はBeyond Good & Evil 2に関して大きな計画を持っているものの、開発は小さなチームで行っている事を明かし、登場まではまだしばらく待つ必要がある事を示唆しています。また、Ancel氏は小さなチーム体制の理由として、クリエイティブを促進する事を目的に、家族の様なチームを編成していると語っています。
またBeyond Good & Evil 2のゲームプレイについても発言、本作が多くの分岐を有するストーリーラインを持っている事、そしてゲームをクリエイトする為の無料ツールをリリースする計画がある事を明かしました。
やっとMichel Ancel氏本人の口から開発の進捗が明らかにされたBeyond Good & Evil 2、登場はまだまだ先の様ですが、Rayman Originsとラビッツ新作Raving Rabbids Travel in Timeが控えている事もあって、Ancel氏ファンはしばらく目が話せない状況が続きそうです。良かった!
BioWareが開発を進めている「Star Wars: The Old Republic」、膨大なシナリオと共にBioWareクオリティの巨大なMMOタイトルとして期待を集める本作ですが、なんと6月25日から27日まで3日間に渡ってクローズドベータテストが行われるとの噂が突如現れました。
これはオフィシャルフォーラムに登場したスレッドから明らかになったもので、BioWareから厳密なNDA下に置かれたベータテストへの招待が100~200名程度に送られたとの内容が記されています。
既に同様の招待を受けたとのプレイヤーから登録の画面キャプチャなども登場し、すでに220ページを超える該当スレッドも削除されず残っており、BioWareのSean Dahlberg氏もこれを否定していません。
先週のE3では本作のディレクターを務めるDaniel Erickson氏がベータテストの計画はまだ不確かな状態にある発言をしており、突如降って沸いたベータテスト開催の話題に未だ真偽の程は確認されていません。続報あり次第改めてお知らせいたします。
4月にコンソール版が発売され、アーケード版のアナウンスも行われた「スーパーストリートファイターIV」、前作ではPC版もリリースされましたが、今作ではまだPC版に関する公式な発表は行われていません。そんな中、シリーズのプロデューサーを務める小野氏がPC版について言及、PC版のリリースに問題を抱えている事が明らかにされました。
これはつい先日Twitterを始めた小野氏のアカウントで発言されたもので、氏はPC版のストリートファイターIVが大きな著作権侵害による被害にあった事を述べ、この問題を現在解決する為に動いていると語っています。また、この問題への対処に時間が必要な事も述べられており、著作権侵害による被害が甚大な物であった事が容易に想像出来ます。
また、以前にはカプコンのVPを務めるChristian Svensson氏がアーケード版のリリースがPC版登場の可能性を押し上げたと発言したものの、現在開発中ではない事が明らかにされています。無事にこの問題が解決され、いつかPC版のリリースが果たされる事を願って止みません。
ストリートファイターIVのまるで不死鳥の様な見事な復活は、ストリートファイターフランチャイズのみならず、格闘ゲームジャンル自体のその物の復興まで実現してしまった感があります。
これに近年のオンライン対戦の品質向上やオンラインで拡がるユーザーコミュニティとソーシャル要素、そしてウメハラ氏を代表するヒーローの存在など、まさに新しい時代に到達した言える格闘ゲーム。昨晩放送されたGodsgardenのsako氏とときど氏の対戦などは5000人を超える視聴者が集まり、その盛り上がりと劇熱の駆け引きは最早1つの完成されたエンターテインメントと言って過言では無いクオリティに達しています。
そんな格闘ゲームがここに至る歴史の中で大きなターニングポイントとなった12の偉大な発明を本日はご紹介、懐かしいタイトル達が山盛りですが、これらの上に今の格闘ゲーム達が存在すると考えるとなかなか感慨深い物があります。
今ではお馴染みのシリーズ登場キャラクターのReptileですが、初代に登場した時はかなり厳しい条件をクリアする事で登場するシークレットキャラクターでした。Reptileは格闘ゲームにおける最初のシークレットキャラクターとして近年のアンロックキャラクター等の始祖とも言える存在です。
懐かしの初代ストリートファイターでは、今では格闘ゲームに無くてはならないコマンド入力による必殺技が初めて登場しました。今作で登場したのはお馴染みの昇竜拳と波動拳、そして竜巻旋風脚。当時は必殺技が出せれば勝てる!とも言える強力な物でした。
今年3月に突如起こったActivisionとInfinity Wardの確執に続くRespawn Entertainmentの誕生や、Electronic Artsも巻き込んだ騒動はまだ皆さんの記憶に新しい出来事かと思います。Modern Warfare 2を大成功に収めたInfinity Wardは現在スタジオの再建と次回作の開発体制を整える為の求人活動などを行っています。
そんな中、ActivisionのThomas Tippl氏がInfinity Wardの為の新しいコミュニティを用意する計画がある事を明らかにしました。さらにフロントマンとしてお馴染みのRobert Bowling氏が質問や物申したい事などのフィードバックをGoogleVoiceで募集している旨をtwitしています。
ゲーム史上最大のローンチを成し遂げた後に大量のリードを含む人材を失ってしまったInfinity Ward、外部のみならず内部問題からの訴訟問題も並行し抱えている両社ですが、再び栄光を掴む為にユーザーに対して直接的な意見と支援を求める事は一先ずスマートな方法と言えるかもしれません。
6月9日にFacebookでのローンチを迎えたZyngaの新作「FrontierVille」、本作はボルチモアに構えるZynga Eastの処女作で、ゲームデザインはかつてのシド・マイヤー氏の右腕としてアルファケンタウリやコロナイゼーションを手掛けたブライアン・レイノルズ氏が担当しています。
近年のGDCやDICEでは判りやすい程に勝ち組のオーラを放っていたソーシャルゲーム開発勢ですが、まだその勢いは衰えていない様子で、9日にローンチされたばかりの”FrontierVille”がなんと2週間足らずで500万人のアクティブユーザーを獲得したと発表しました。
新タイトルFrontierVilleは同社の重要タイトルFarmVilleに酷似したタイトルで、西部開拓時代を新たな舞台にお馴染みの農場シミュレーションを軸にした物。ソーシャルゲームらしく、フレンド等の他プレイヤーとの関わりが重要な本作ですが、ブライアン・レイノルズ氏はインタビューにて「このタイトルではプレイヤーは誰があなたを支援しているか簡単に知る事が出来る様になった」と述べており、本作のゴールがソーシャル経験の質を改善する事だと発言しています。
所謂Villeゲームでは多く存在するプレイヤーの小さな世界が有機的に繋がり、まさにバーチャルな生態系とも言える依存関係が成立しており、今作での爆発的な勢いとソーシャル要素強化の方向性は、マネーゲームとブライアン・レイノルズ氏自身がプレイヤー化した広義な意味でのリアルシミュレーションとも取れる様な側面も見られ、日本進出も秒読み段階の今、ますます動向には注目する必要がありそうです。
なお、今作の開発はZynga Eastの16人が数ヶ月で完成させた物で、開発規模はかつてFarmVilleを開発した時よりも大きな投資だとの事。Zyngaとブライアン・レイノルズ氏に興味がある方は今年のDICEに登場したレイノルズ氏のソーシャルゲーム開発に関する記事をご覧になってみてはいかがでしょうか。
ユトレヒトのデザイン学校Utrecht School of the ArtsとMonobanda、Metagamaが協力し、ゲームデザイナー達が行うブレインストーミングを支援する為のカードゲーム「Game Seeds」が制作されました。これはカードに描かれたゲームを構成する要素を様々組み合わせる事によって、新しいアイデアを生み出したり、整理したりと言ったデザインの重要なプロセスをカードゲームを通じて楽しく学べるという物。
このGame Seedsが世界的なロンチを果たし、10ユーロで販売が開始されました。これに併せて本ゲームの解説映像が公開されました。この映像がもう悶絶する程に可愛らしい!ぼっこぼこの人形がゲームデザインやカードゲームのルールについて説明してくれますが、もう間と顔が素晴らしすぎて内容が頭に入らない!というか判ってない約1名のおざなりなイェエエエエ!が素晴らしいテイストを生み出しています。
“Sam & Max”のマックスのおざなりさや、セサミストリート、そしてジョー・スパークスのラディスカルとデビルドール等がストライクの人にはきっとたまらないはず!
また、キャラクターの可愛さのみならず、この”Game Seeds”のカードに描かれたゲームの構成要素が非常に興味深い内容となっています。下記のシンボル一覧(※ 画像をクリックすると大きな図で確認できます)では、”探す”、”教える”、”守る”、”組み立てる”、”交換する”、”逃げる”、”戦う”などゲームを構成する基本的な要素が非常に理解しやすいイラストで描かれており、ブレインストーミングを進めていく作業がとても楽しく進められそうなシンプルで洗練されたアイデアに満ちています。
昨日アメリカのホワイトハウスが知的財産被害などに関する長期的な計画を発表し、FBIにおける著作権侵害の調査や抑制をさらに強化する事を明らかにしました。
発表を行った知的財産執行調整官を務めるVictoria Espinel氏は、映画・ゲームを初めとする著作権侵害の対策強化を前提に、現在5人存在する知的財産専門のスタッフに加え、2010会計年度内にFBIのIP専門の特別捜査官を50人以上雇用する計画がある事を明らかにしました。
2008年ブッシュ大統領時代に知的財産執行調整官のポストが誕生して以降、年を追って体制強化が図られてきた米国の著作権侵害に関するFBIの動きですが、今回の大きな拡大を以て数十兆円規模とも言われる著作権侵害の被害に一定の効果を期待したい所です。
なおE3の運営やESRBレーティングの管理などを行うEntertainment Software AssociationのMichael Gallagher社長はこの体制強化について、国外の市場も含め産業の成長に重大な決定であると強く評価する意向を明らかにしています。
PC | PlayStation 4 | Xbox One | Wii U
PlayStation 3 | Xbox 360 | PS Vita | DS
Mobile | Movie | Rumor
Culture | lolol | Business | Other
RSS feed | About us | Contact us
かたこり( Twitter ):洋ゲー大好きなおっさん。最新FPSから古典RPGまでそつなくこなします。
おこめ( Twitter ):メシが三度のメシより大好きなゲームあんまり知らないおこめ。洋ゲー勉強中。