Game Informer誌のカバーアート公開によって遂に正式発表を迎えたシリーズ最新作「Assassin’s Creed Revelations」ですが、Ubisoftが発行したプレスリリースから類のない大規模な開発が進められていることが明らかになりました。
プレスリリースには、お馴染みUbisoftモントリオールが開発を率い、以前にシリーズタイトルを開発しているとの情報が報じられていたMassive Entertainment(※ ストラテジータイトルの“World in Conflict”シリーズで知られる)に加え、フランスのアヌシー、カナダのケベック、シンガポール、ブカレストのスタジオがそれぞれ開発に協力しており、計6スタジオという類の無い共同開発により制作が進められていると明記されています。
また、プレスリリースにはマスターアサシンであるEzioが、彼自身のメンターとも言えるアルタイルの辿った足跡を追い、発見と啓示を体験する物語であると記されており、舞台として明らかになったコンスタンティノープルではテンプル騎士団が勢力を延ばし、不安定な情勢を都市にもたらしていることなどが明らかにされています。
さらにデズモントパートのAnimusに関するミステリーに絡む革新的なプレイシステムや、著しいサプライズが用意されていることがクリエイティブディレクターを務めるAlexandre Amancio氏から明言されています。
6スタジオによる共同開発がどのような区分で進められているか、詳細は明らかにされていませんが、マルチプレイヤーのさらなる強化や、これまで噂として登場していたイスタンブール以外の新舞台登場にも期待が高まるところです。
先月中頃にTHQによる“Metro 2033”絡みの複数のドメイン登録が発見され、これまで“Metro 2034”と呼ばれていた続編タイトルが“Metro: Last Light”になるのではないかとのニュースをお伝えしていましたが、昨晩THQの会計報告が行われ、カンファレンスコールにて続編タイトルが「Metro 2033: Last Light」になるだろうとの言及があったことが確認されました。
お馴染みTHQのDanny Bilson氏はE3開催に合わせて続編の大規模プロモーションを開始すると過去に明言しており、いよいよ目前に迫る正式発表が非常に楽しみなところです。
今年初めに公開されたトレーラーで世界中の注目を集めたTechlandの新作ゾンビタイトル「Dead Island」ですが、昨晩パブリッシャーを務めるDeep Silverが、北米のディストリビューションをスクウェア・エニックスが担当する契約を結んだことを明らかにしました。
今回の契約により、アメリカのDead Island販売に関する流通とマーケティングの全てをスクウェア・エニックスが担当。Deep Silverの最高業務責任者を務めるGeoff Mulligan氏はこの決定について、AAAタイトルにおけるスクウェア・エニックスのディストリビューションとマーケティングの能力はDead Islandに最適のパートナーだと発言、才能溢れる専門的なチームと協力することを嬉しく思い、強い期待を寄せている旨を語っています。
開催が迫るE3での新情報にも期待が高まるDead Islandのリリースは今年後半の予定で、対応プラットフォームはXbox 360とPS3、PCとなっています。
先日お伝えしたイギリスの週間セールスチャートでも1位に輝いたValveの新作「Portal 2」ですが、同じくGfKの集計による北欧の週間チャートでも同様に1位を獲得したことが明らかになりました。なお、Portal 2と同日リリースを迎え、原点回帰を図った“Mortal Kombat”は“Lego Star Wars III”に及ばず3位に留まる結果となっています。
Battlefield Bad Company 2やThe Sims 3が今もトップ10に食い込む北欧市場の傾向も興味深い、上位10タイトルの詳細は以下からご確認下さい。
- 1位:Portal 2 (EA)
- 2位:Lego Star Wars III: The Clone Wars (LucasArts)
- 3位:Mortal Kombat (Warner Bros Interactive)
- 4位:FIFA 11 (EA)
- 5位:Crysis 2 (EA)
- 6位:Call Of Duty: Black Ops (Activision)
- 7位:New Super Mario Bros (Nintendo)
- 8位:Battlefield Bad Company 2 (EA)
- 9位:Operation Flashpoint: Red River (Namco Bandai)
- 10位:The Sims 3 (EA)
日々の海外ゲームニュースでお馴染みのニュースサイト“IGN”が同じくゲームニュースサイト“1UP”の親会社UGOを買収したことがAll Things Digitalの報道により明らかになりました。正式な発表はまだ行われていませんが、今週末までにアナウンスが行われる見通しとなっています。
さらに、今回の買収によりIGNの親会社である“News Corporation”から独立した新しいメディア企業が設立され、現在IGNのチーフを務めるRoy Bahat氏によって率いられる新しいニュースサイトが今後数ヶ月のうちにオープンする予定にあるとのこと。なお、このサイトはIGNからも独立したものになることが記されています。
News Corporationは現在、外部に向けIGNへの投資を求めており、前述したIGN分離を前に更なる買収の動きがあることも示唆されています。どうやら、これまでにMySpaceやPhotobucketの買収で痛い目を見てきたNews Corp傘下の企業において、最も強い競争力を持つIGNに強化の矛先が向かった状況や、News Corp自体の大きなシフトが垣間見られる興味深い動向とも言えます。
なお、Comscoreの調査データによるとIGNの北米における月間ユニークユーザー数が1970万、一方UGOが1310万とのことで、買収済みのGameSpyやWhatTheyPlay、そしてIGNが2004年から運営しているDirect2Driveの存在も併せ、かなり大きなユーザーベースを持つメディアが誕生する可能性もあり、新サイトの続報が楽しみなところです。
また、近年では海外ニュースメディアの統合や淘汰が目立っており、つい今し方、海外情報サイトのBigdownloadがJoystiqに統合(現在はJoystiqにリダイレクト)されたこともあって、メディア側の再編が進んでいる様子が肌で感じられる状況となっており、ビジネス的な意味での動向にも注目が集まることとなりそうです。
EAがCall of Dutyシリーズとの直接対決を果たすべく、これまでに無い盤石な体制で開発やプロモーションが進められている「Battlefield 3」ですが、ベータテスト開催にも期待が高まる中、ベータテストを装ったフィッシング詐欺が拡がっています。
今回のフィッシングはTwitterで主に拡散されており、上のイメージからも判る通り、ある程度の知識を持ったユーザーなら引っかかるはずもない程度の低い内容ですが、注目度の高いタイトルを装っていることや、短縮URLでリンク先のドメインが一見分からない部分に改めて注意しておく必要がありそうです。
脅威としては非常に低い内容ですが、PSNの個人情報流出問題によってセキュリティ問題に大きな注目が集まる中、国内の大手メディアでもぼんやりとした情報で必要以上に危機感を煽る記事などが散見される状況となっており、非常時における不安や恐怖、デマの拡散といった側面からも改めて正しい情報の精査を意識する必要があるのでは無いでしょうか。
先日、小規模のレイオフが敢行されたRed FactionやSaints Rowシリーズでお馴染みの“Volition, Inc.”ですが、海外情報サイトのNews-Gazetteが同スタジオの創設者で社長を務めるMike Kulas氏のVolition退社を報じ、新社長に開発VPを務めていたDan Cermak氏が就任したと明らかにしました。
前身であるParallax Softwareの共同創設者として活躍し、96年のVolition設立当初からずっと同スタジオを率いてきたKulas氏ですが、辞職の理由については明らかにされておらず、次に携わるプロジェクトや企業についてもまだ予定はないそうで、次の道を探す前に休息を取る旨を語っています。
Kulas氏は今回の決断について、“Red Faction: Armageddon”が完成し、“Saints Rows: The Third”の開発が最終段階を迎えた今がタイミング的にも適切だったと述べており、今回の退職が先日行われたレイオフと関係がない事を示唆、近いうちに新たなレイオフが行われる予定がないことを明言しています。
今年のE3開催も早1ヶ月強と迫ってきましたが、本日UbisoftがE3でのプレスカンファレンス開催日時を発表、E3開催前日となる6月6日の現地時間午後2時30分(PST)にロサンゼルスシアターにて行われることが明らかになりました。
昨年は“The Michael Jackson Experience”や“Battle Tag”、“Child of Eden”、“Project Dust”などが発表され、“Assassin’s Creed: Brotherhood”のリリース日が明らかにされましたが、今年はどのようなラインアップで挑むのか、開催が今から楽しみです。
なお、今年のE3開催は6月7日から9日までとなっています。
doope!では2009年10月にオーストラリアでModern Warfare 2のレーティングの無効を訴えるロビー団体の活動が表面化して以降、18歳以上を対象としたレーティングクラスが存在しなかったオーストラリアに巻き起こった成人向けレーティング新設に絡むニュースを追跡してお伝えしてきましたが、今年に入っても解決は進まず、新設の実現にあと1歩のところまで接近しているにも関わらず、司法長官達の承認会議がのらりくらりと延期される状況が続いていることをお知らせしていました。
そんなオーストラリアのレーティング問題に具体的な動きがあったようで、かつて南オーストラリアの司法長官を務めレーティング新設のストッパーとなっていた反対派のMichael Atkinson氏に変わって司法長官の職に就いたJohn Rau氏が新たに15歳以上対象レーティングクラスであるMA15+を廃止し、代わりにR18+の制定を進めていることが明らかになりました。
これは本日ABCニュースが報じたもので、Rau氏はオーストラリアが成人向けのコンテンツと子供達が得られる物の間に明確は差が無ければならないと発言、R18+を新設する際にMA15+は前述したコンテンツのラインが交差する場所に似ていると説明し、成人向けレーティングを新設する代わりに15歳以上対象レーティングを廃止する意向を明らかにしています。
これが実現すればオーストラリアのレーティングはG、PG、M、R18+となり、区分はより明確なものになりますが、一部ではMA15+の名称を単純に変更しただけに過ぎないという懸念の声も聞かれる状況になっており、7月に開催されるナショナルミーティングでの動向に注目が集まります。
という事で、新たな代替案が出てきたことから、問題の収束には再び時間が必要になりそうなR18+新設問題、新しい動きがあれば改めてお知らせいたします。
UPDATE:4月28日10:12
昨日お知らせしたイギリスでの「F.E.A.R. 3」ローンチ延期ですが、本日新たに北米での延期も判明し、北米リリースが6月21日となったことが明らかになりました。現在のところ、延期の理由については言及されていません。
幾度かの延期を経て5月27日のリリースが近づいていたシリーズ最新作「F.E.A.R. 3」ですが、本日イギリスでのリリース延期が判明、新たな発売日が6月24日だと発表されました。
これは昨晩ゲーム販売サイト“GameGears”の公式Twitterがリリース延期を発言したことから話題となり、この事実確認にワーナーが答えたもので、延期の理由については明らかにされていません。また、北米リリースに関する言及もされておらず、続報が待たれる状況となっています。こちらは続報が入り次第改めてお知らせいたします。
God of Warシリーズの開発でお馴染みのSonyサンタモニカスタジオがGamasutraにてシュータータイトルを思わせる次期プロジェクトの開発者を募集していることが明らかになりました。
募集が行われているのはコンバットデザイナーとレベルデザイナーの2種で、共に次期プロジェクトの開発に絡む求人であることが記されており、戦闘システムの開発ではビークル戦闘を含むFPSかTPSのシュータータイトル開発の経験、レベルデザインではオープンワールドタイトル開発の経験が求められています。
海外情報誌などではGod of War 4の登場も噂されるサンタモニカスタジオですが、水面下でどのような計画が進められているのか、今後の続報が楽しみです。
先ほどEA GamesのボスFrank Gibeau氏が“Battlefield 3”と“Call of Duty新作”の対決が楽しい物になるだろうと語ったニュースをお知らせしましたが、調査会社Cowen and CompanyのアナリストDoug Creutz氏がこの両タイトルの予想販売本数を発表、“Call of Duty新作”は2500万本、“Battlefield 3”は1000万本だとの見解を明らかにしました。
Creutz氏はBattlefield 3がフランチャイズの前作にあたり、およそ700万本を販売したBattlefield: Bad Company 2よりも販売が増加すると予測、しかしEAが増加させる販売本数は巨大でポピュラーになったCall of Dutyシリーズを捕らえるには十分ではないと語っています。
しかし、Creutz氏は昨年5月にCall of Duty: Black OpsがModern Warfare 2を超えるセールスを記録しないだろうと語った予想を盛大に外しており、Call of Duty新作が登場していないこともあって、まだまだ何が起こるかは判らない状況だと言えます。
事前情報ではCoD新作にエンジンの刷新は無いと言われており、DX9対応を捨て先進的な体験にフォーカスを合わせてきたBattlefield 3の英断がインストールベースにどういった影響を与えるか、今後のプロモーションに注目が集まります。どっちもがんばれ!
技術的に大きな進化を盛り込み登場したBattlefield 3と、巨大なセールスを叩き出す一大フランチャイズとなったCall of Dutyシリーズ新作との間にに起こるであろうホリデーシーズンの戦いに、多くのシューターファンが注目を集める状況が続いていますが、Industry Gamersのインタビューに登場したEA GamesのボスFrank Gibeau氏が新たにこの対決が“楽しい”ものになるだろうと発言しました。
Gibeau氏は、ゲームタイトルのローンチが映画の公開初日や、ワールドシリーズでマウンドに上がるような状況に似ていると語り、この対決に用意されたEAの“Frostbite 2.0”がFPSカテゴリの世代を1つ飛び越えるような進化を備えており、今だ発表のないCall of Duty新作との対決に余念がないことを強調しています。
また、Gibeau氏はEAが進めているビジネスがこれだけではないと述べ、新デザインのNeed For SpeedタイトルやMass Effect 3、Star Wars: The Old Republicなど、注目のタイトルが目白押しであるとアピールしました。
FPSジャンルの王座を掛けたこの戦い、現在ベルトを保持するActivisionはまだリングに登場しておらず、この戦いが今後どのような歩みを辿るのか、両者の動向に注目が必要です。
蛇足ですが、当サイトを含め海外情報サイトでしばしば見かけられるFPSジャンルの王座という表現は、シューターとしての完成度やセールス本数を単純に並べるものでは無く、その“存在感”を指すものではないかと筆者は考えて居ます。両タイトル以外にも優れた点を持つタイトルが多く存在する中、王座とは“コカ・コーラ”の様な文化或いはブランドだと考えれば、この両者の争いはポジティブな“ハレ”としての祭儀に近いものだと言えるのではないでしょうか。
“Fallout: New Vegas”や“Alpha Protocol”の開発で知られ、現在は“Dungeon Siege III”の開発を進めている「Obsidian Entertainment」がレイオフを敢行したことが明らかになりました。
これはレイオフの対象となった開発者達がTwitterなどで報告したことから明らかになったもので、レイオフの規模はまだ明らかになっていませんが、Obsidianに11年間務めプロデューサーやデザイナーとして活躍したAkil Hooper氏や、勤務3年目となるプログラマーJustin Reynard氏など、明らかに臨時の従業員ではない開発者達が対象になっている様子。
なお公式フォーラムの情報によると、これ以外にもプロデューサーのTess Treadwell氏やデザイナーのSydney Wolfram氏もレイオフ対象になっているとの記載も見られ、以前からきな臭い内部情報のリークなどが目立つObsidianの状況が心配なところです。
毎週お馴染みのGfKの統計によるイギリスでの週間ソフトウェアセールスチャートが先ほど発表、今週は先日リリースされたばかりのシリーズ続編「Portal 2」が初登場1位を獲得しました。
また、2位にはPortal 2と同日リリースを迎えたシリーズ最新作“Mortal Kombat”がランクイン、先週まで2週連続1位をキープしていたラテン系フィットネスタイトル“Zumba Fitness”は割引プロモーションが行われた“Call of Duty: Black Ops”に破れ4位まで順位を下げています。という事で、10位までのタイトル詳細は以下からご確認下さい。
- 1位:Portal 2
- 2位:Mortal Kombat
- 3位:Call of Duty: Black Ops
- 4位:Zumba Fitness
- 5位:Lego Star Wars III: The Clone Wars
- 6位:Operation Flashpoint: Red River
- 7位:FIFA 11
- 8位:Crysis 2
- 9位:Wii Fit Plus
- 10位:Homefront
先日、5月9日に開催されるBlizzardのQ1会計報告にて、Diablo IIIのベータテストに関する情報が報じられる可能性があるとのニュースをお伝えしましたが、本日新たにBlizzardのプレスイベントが5月11日に開催されることが判明、会場にてStarCraft IIの2作目となる「StarCraft II: Heart of the Swarm」のシングルプレイヤーデモが行われることが明らかになりました。
ケリガンとZergにスポットが当てられる“Heart of the Swarm”は、これまでに映像やイメージなど具体的な情報が全く登場しておらず、今回が初のデモンストレーションとなります。事前情報では、前作と異なるアプローチのゲームシステムが用意されるとも言われており、登場に注目が集まるところです。
前述の会計報告とも日が近い事からその他の新情報についても期待できそうな今回のプレスイベント、続報あり次第改めてお知らせいたします。
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