近年、Steamworksで実現されたクラウド機能やマッチメイキングの統合、MacとPS3への進出など、様々な追加機能で破竹の勢いを見せるValveのデジタル流通プラットフォーム「Steam」ですが、さらなる新機能として新たな支払い方法のベータテストが開始された事が明らかになりました。
この支払い方法は”Steam Wallet“と呼ばれる物で、Steamに現金をチャージしてそこから支払いを行うという物。チャージの金額は5ドル・10ドル・25ドル・50ドル・100ドルの5種類が用意されており、チャージにはこれまで同様カード(JCBが新たに追加)やPayPalが利用できます。
Valveがこの新しい支払い方法で何を計画しているのか、まだ詳細は明らかではありませんが、本格的にマイクロトランザクションビジネスに乗り出す準備とも取れる今回のベータテストは今後の動きが非常に気になる内容だと言えそうです。
本日「PlayStation」が北米にて15周年を迎えた事が明らかになりました。1995年9月9日に北米ローンチを果たして以来、PlayStatioブランドは複数の製品を経て、3億7700万台以上のハードウェアを出荷し、20億本を超えるゲームタイトルを販売、実に630億ドル以上の収益を上げています。
SCEAのCEOを努めるJack Tretton氏はこれまでの歴史を振り返りつつ、今後の市場が200億ドル規模の物であるとの見解を示し、次の15年で3D立体視対応のような新たな没入型のゲーム経験をもたらし続けると述べています。
また、ソニーから興味深い統計結果が発表されており、PS3所有者の30%が20を超えるタイトルを所持している事、クレイトスがファーストパーティタイトルで最もフェイバリットなキャラクターである事などが明らかにされています。
今回の15周年を祝い、北米PlayStationStoreではPS3とPSP用の壁紙が配布、さらにPlayStation 15thアニバーサリーコレクションのページが用意され、PS Oneタイトルの最大50%引きとなる週間セールが開催、さらにPlayStation Homeにも記念の初代PlayStationをモチーフにした装飾が登場しています。
また、海外では熱烈なファンお手製のアメリカンなケーキによる初代PlayStationなども登場し、15周年を祝っています。
昨晩NPDによる8月の北米ゲームセールス調査結果が発表、ハードウェアのセールスでXbox 360がWiiを僅差で下し、トップセールスを達成、3ヶ月連続でWiiとPS3を上回り、ソフトウェアセールスでも上位10タイトルのうち、4タイトルがXbox 360タイトルとなる好セールスを達成しました。
しかし北米全体のセールスとしては2006年以来最悪の8月となり、2009年8月の9億1030万ドルに対して10%下落の8億1890万ドルという結果になっています。これには昨今陰りが見え始めた携帯ゲーム機セールスの凋落が大きく影響を与えています。
まず、ハードウェアセールスは前年比5%ダウンの2億8290万ドルとなっており、Xbox 360がWiiとDSを下したものの、WiiとDSの販売台数の合計は58万7000台と大きな物で、市場での任天堂の支配力はまだまだ強い状況にあると言えます。
マイクロソフトはXbox 360を35万7000台販売し8月のベストセールスに、ソニーのPS3は22万6000台を売り上げ、13ヶ月連続成長を記録、8月セールスの中で唯一前月からのプラス成長を果たしています。なお、PSPは先月から5000台ダウンの79,000台セールスという結果でした。ハードウェアセールスの詳細は以下からご確認下さい。
■ 北米8月の各ハードウェア販売台数
- Xbox 360:35万7000台
- DS:34万3000台
- Wii:24万4000台
- PS3:22万6000台
- PSP:7万9000台
■ 北米2010年の各ハードウェア累計販売台数
- DS:381万2100台
- Wii:298万2800台
- Xbox 360:269万6200台
- PS3:203万1500台
- PSP:68万3379台
■ 北米での各ハードウェア累計販売台数
- DS:4561万0258台
- Wii:3252万2881台
- Xbox 360:2325万2086台
- PS3:1946万8336台
- PSP:1340万3075台
ソフトウェアセールスは前年比で8%ダウンの4億350万ドルとなり、Xbox 360とPS3の合計で180万本以上を売り上げたフットボールタイトルの”Madden NFL 11″がトップセールスに輝いています。特にPS3版は前作の売り上げから22万8600本アップという好セールスを記録しています。詳細は以下からご確認下さい。
- Madden NFL 11 (Xbox 360) 92万800本
- Madden NFL 11 (PS3) 89万3600本
- Super Mario Galaxy 2 (Wii) 12万4600本
- Mafia II (Xbox 360) 12万1600本
- New Super Mario Bros. (DS) 11万400本
- New Super Mario Bros. (Wii)
- Mafia II (PS3)
- Call of Duty: Modern Warfare 2 (Xbox 360) 10万1000本
- NCAA Football 11 (Xbox 360) 8万7000本
- Wii Fit Plus (Wii)
なお、8月のトップセールスを記録したKane & Lynch 2は一気にトップ10圏外となり、20位までのタイトル発表が待たれます。今回のセールスチャートにはダウンロード販売やDLC、レンタル、サービス加入の売り上げ、モバイル、ソーシャルネットワークゲームのセールスが含まれておらず、NPDが今後発表予定の四半期報告書には前述の結果が含まれるとの事。
しかしNPDのAnita Frazier氏は”Starcraft II: Wings of Liberty”の売り上げについて触れており、北米8月のセールスは30万本を声、PCタイトルの売り上げを前年比で35%もアップさせる結果を叩き出したとの事。
9月はいよいよHalo: Reachのローンチが果たされる事から、再びXbox 360が好調な動きを見せる事が予想されますが、年末商戦に向かって各社の動向は非常に予想しづらい状況でもあり、今後の動向に注目です。
近年多くのゲームが映画化され、同時にAAAタイトルでは製作の難航もしばしば見られる近年のゲーム映画周辺ですが、新たにBethesdaの名作「The Elder Scrolls IV: Oblivion」も映画化される可能性が出てきました。
これはBethesdaの親会社であるZeniMax Mediaが今年の8月16日に米国特許商標庁に劇場用映画として”Oblivion”を登録した事が発見された事から噂になっている物。
HaloにGears of War、そしてBioshock、Half-Life等、多くの大作の製作が難航する中、映画でも本当の意味でEpicな成功を収めるタイトルがこれらの中から登場する事になるか、今後の動向に注目です。
先月12日に、スタジオの処女作”Kingdoms of Amalur: Reckoning”を発表したばかりのカート・シリング氏率いる「38 Studios」に7500万ドル規模の融資と誘致に絡むトラブルが発生した事をお伝えしました。これはロードアイランド州と地元企業Economic Development Corporation社(以下:EDC)が計画した38 Studiosへの融資と誘致計画に対して、地元のLincoln Chafee議員が反対活動を行ったという物でしたが、新たに契約の詳細などが発表され、トラブルの輪郭が鮮明になりました。
反対運動に関する進展は見られませんが、前述のEDC社が新たに融資計画に関するドキュメントを公開、Etewitness News(以下:WPRI)がこれを報じ、計画の詳細と共に交渉の成立が近い状況にある事が明らかになりました。
WPRIによると7500万ドル規模の融資は実際には5100万ドルに止まり、契約の調印時に3800万ドル、その後15ヶ月後に1300万ドルの支払いが行われます。さらに当初7500万ドル規模とされた残りの2000万ドルは3年間の債務保証としてリザーブされるとの事。
これに対して38 Studios側は初年度に125の常勤社員を雇用、翌年には175人を雇用、さらに翌々年の150人雇用を合わせ、合計450人の雇用を果たす義務が生じます。しかし、この義務を果たさない場合のペナルティは年間7,500ドルの罰金となっており、状況によっては雇用を果たさずに罰金を支払う方がコスト的には割が合うという判断も考えられる内容となっています。
調印された場合には、11月30日まで38 Studiosの新しい所在が発表される予定で、それ以降10年間はロードアイランド州に止まる必要があります。
今回の融資はロードアイランドの州議会が昨年春に作成したハイテク企業に対する1億2500万ドル規模のファンドの60%を占める物で、地元企業への融資や融資を競う別の議員勢力などからの反対はしばらく続く事になりそうです。
また、雇用スケジュールや発表には明文化されていない1530~1880万ドル成功報酬の存在等も併せ、今回の融資に絡むビジネス的な事情は、Spawnのトッド・マクファーレン氏とアイスウィンド・サーガのR.A.サルバトーレ氏、さらにBethesdaで”Morrowind”と”Oblivion”を手掛けたKen Rolston氏が参加するドリームチームによる”Kingdoms of Amalur: Reckoning”のローンチスケジュールにも大きく影響を与える事となりそうです。
Electronic Artsのシリーズ最新作「Medal of Honor」のマルチプレイにおいてタリバン兵が使用可能である事を問題視したイギリスのリアム・フォックス国防相による批判に始まり、続いてニュージーランドのWayne Mapp国防大臣、オランダのGitte Lillelund Bech国防大臣等が同じくMedal of Honorが無意味なゲームだと批判しました。
さらに、アメリカでは軍施設内での予約・販売が禁止される事が米軍の福利厚生組織AAFESにより決定、さらに昨日はジャック・トンプソン”元”弁護士までが販売禁止に乗りだし、かなり混沌とした状況が続いています。
発端となったイギリスでは政府がリアム・フォックス国防相の発言が個人の見解であると発表、国内販売はつつがなく迎えられそうで、お騒がせなジャック・トンプソン氏の行動もこれまでの状況を見る限りたちの悪い売名行為に限りなく近い物だと言えます。
そんな情勢の中、今度はカナダのピーター・マッケイ国防大臣によるElectronic Artsへの批判が新聞メディアのOttawa Citizen紙に掲載、カナダ軍、カナダの同盟国、支援者、無罪のアフガニスタン国民がタリバンによって撃たれ、そして殺されていると発言しました。さらにマッケイ国防大臣は「これは現実だ」と述べ、Medal of Honorのタリバン問題が間違っている事は子供でも判る事で、カナダ国民の多くがこれを不快に思い腹を立てていると確信していると自身の見解を示しています。
なかなか事態が沈静化されないこの問題ですが、海外メディアでは現役軍人等から販売禁止措置等への反対も紛糾しており、カナダでの情勢も含め今後の動向が気になる所。Medal of Honorのリリースは10月12日、対応プラットフォームはPS3とXbox 360、PCとなっています。
9月3日から5日までシアトルにて開催された今年のPAX Prime、去年のPAXはA型ブタインフルエンザの猛威が重なりチケット販売の制限なども行われましたが、今年はつつがなく終了しました。
歴史的なサプライズとなった”Duke Nukem Forever”の再アナウンスも行われ、昨今のゲームイベントの回収や続報等、今年も注目度の高いイベントとして成功を収めたPAX Primeの来場者数が発表、前年から7,000人増の67,600人の出席者が参加した事が明らかになりました。
なお、今年3月に行われた姉妹イベントのPAX Eastは52,290の出席者を記録しており、来年はさらに大きな会場へ移動し開催されるされるとの事。さらにPenny Arcadeを率いるMike Krahulik氏とJerry Holkins氏は、3つ目のPAXイベントを海外で開催する計画が進められている事を示唆しています。
かつてGTAシリーズを”殺人シミュレータ”と呼び、DOOMやSimsなど有名タイトルを相手に片っ端から訴訟を起こし、過激な発言に止まらない迷惑行為など、頭を抱える様な行動で話題になったジャック・トンプソン氏、2008年9月に行われたRockstarの”Bully”を相手取った訴訟にて、提出した証拠に虚偽があった事から弁護士の資格を剥奪され、関係者一同ほっと胸をなで下ろしたのも懐かしい話題ですが、ジャック・トンプソン”元”弁護士が再び動きだした事が明らかになりました。
ジャック・トンプソン氏が今回目を付けたのは先日からのタリバン騒動がまだ鎮火しない「Medal of Honor」で、ロバート・ゲーツ国防長官に発売に反対するファックスを送りつけ、米軍がゲームの開発に協力したとして批判しています。
ジャック・トンプソン氏の論旨をまとめると、以下の4つの内容に要約できます。
- 米軍特殊部隊の兵士がコンサルタントとして協力したMedal of Honorは敵国に”米軍兵士を殺戮する為のパワフルで有用なトレーニングツール”を供給する
- タリバン兵としてプレイ出来る
- Electronic Artsは年齢に関わらずプレオーダーを許可している
- コロンバイン銃乱射事件はMedal of Honorの様な軍隊殺人シミュレーターに起因する
また、トンプソン氏は自身が弁護士として活動していない事を明言した上で、人数等の規模が伏せられた反対集団の代表として自身が行動している事を記しています。氏は「Medal of Honorのリリースを止めて見せます」と自信の程を見せていますが、昨年9月に起こしたFacebookに対する訴訟では、Facebookから利用規程の違反を指摘され11月に訴えを取り下げています。
イギリスのリアム・フォックス国防相の発言に始まり、アメリカ国内では米軍基地内での販売禁止措置、さらに現在は空軍が独自に販売禁止に反対を表明するなど、おそらくトンプソン氏にとっては鴨が葱を背負ってきた様なチャンスに見えたであろうこの騒動、どんな着地をする事になるのか……今後の動向に注目です。
本日9月第1週のUKソフトウェア販売チャート上位40タイトルが発表、2kの新作”Mafia II”が首位を、”Kane & Lynch 2: Dog Days”が2位をそれぞれ先週からキープ、さらに上位にはToy Story 3にRed Dead Redemption、Wii Sports Resort、そして不動のポジションをキープする6位のJust Danceなどお馴染みのラインアップとなっています。
しかし先週初登場の期待の新作”Metroid: Other M”は12位とトップ10入りならず、来週以降の動向に注目が集まります。ランキングの詳細は以下でご確認下さい。
- 1位:MAFIA II
- 2位:KANE & LYNCH 2: DOG DAYS
- 3位:WII SPORTS RESORT
- 4位:TOY STORY 3
- 5位:RED DEAD REDEMPTION
- 6位:JUST DANCE
- 7位:SUPER MARIO GALAXY 2
- 8位:SNIPER: GHOST WARRIOR
- 9位:PRINCE OF PERSIA: THE FORGOTTEN SANDS
- 10位:TOM CLANCY’S H.A.W.X. 2
- 11位:LEGO HARRY POTTER: YEARS 1-4
- 12位:METROID: OTHER M
- 13位:WII FIT PLUS
- 14位:MASS EFFECT 2
- 15位:BATTLEFIELD: BAD COMPANY 2
- 16位:CALL OF DUTY: MODERN WARFARE 2
- 17位:NEW SUPER MARIO BROS.
- 18位:NEED FOR SPEED: SHIFT
- 19位:NEW SUPER MARIO BROS. WII
- 20位:TIGER WOODS PGA TOUR 11
「Halo: Reach」の北米リリース9月14日までとうとう1週間、先ほどXboxサイトにてHalo: Reachのローンチを祝うイベント”Invasion Week”がXbox Liveにて現地時間の7日から13日まで毎日開催される事が発表されました。さらにこのイベントに合わせてアニメーション作品の”Halo Legends”が9月7日から21日まで50%オフになる事も明らかにされています。
また、ローンチ後9月17日から20日の週末にはシルバー会員に対してゴールド会員向けの本作の特典がすべて公開、同じく9月14日から19日にかけて無料の”Halo: Reach”Invasionテーマが登場する事も明らかにされています。
ローンチ前イベントのスケジュールは以下からご確認下さい。
- 9月7日(残り7日):Halo:Reachのプレミアムテーマが公開
- 9月8日(残り6日):キャンペーンプレビュー
- 9月9日(残り5日):アバター用Warthog Propが50%オフ
- 9月10日(残り4日):Firefightモードプレビュー
- 9月11日(残り3日):”Deliver Hope”トレイラーのディレクターズカット版が登場
- 9月12日(残り2日):マルチプレイモードプレビュー
- 9月13日(残り1日):アバター用Halo: Reachコレクションのアップデート
アラブ首長国連邦でゲームメディア等の審査を行うNational Media Councilが「Mafia II」の国内販売を禁止した事が明らかになりました。この決定の理由については発表されていませんが、アラブ首長国連邦では”Darksiders”、”Heavy Rain”、”God of War III”、”Mass Effect 2″といったAAAタイトルも同様に発売禁止とされており、性的な描写や暴力表現、宗教的な内容などが審査に影響を与えているのではないかと予想されます。
「Gears of War 3」に満を持して登場するカーマイン兄弟の長男”Clayton”の生死を決めるチャリティキャンペーンですが、先ほどお馴染みCliffy BとRod Fergusson氏がチャリティの売り上げを発表、”カーマイン生きろ”と”カーマイン死すべし”Tシャツの売り上げが合わせて15万ドル(約1265万円)に達する大成功を収めた事が明らかになりました。なお、8月下旬には”生存”が優勢だったカーマインお兄ちゃんの生死は明らかにされていません。
今回のキャンペーンの売上は病気の子供達へのチャリティ活動を行っているChild’s Playに寄付されます。カーマインとプレイヤー達が子供達にプレゼントする夢とオモチャ達はきっとみんなを元気づけるに違いありません。忘れない、カーマイン。
さらに、久しぶりにGears of War 3の新しいスクリーンショットも登場、最新UE3によるリッチな映像表現によって描かれるローカストやギアーズ達がたっぷりと描かれています。
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