国内ではエルシャダイの大人気で注目を集めるパブリッシャーIgnition Entertainmentがロンドンの開発スタジオを閉鎖する事が明らかになりました。これにより2005年から開発を進めている「WarDevil: Unleash the Beast Within」が再び延期される模様です。
WarDevil: Unleash the Beast WithinはIgnition London studioがDigi-Guysと名乗っていた2005年のTGSで自社開発の脅威的な表現力を有したマルチプラットフォーム対応のRTE1080エンジンのデモとして登場し、翌年のE3でタイトルが発表、その後PS3の独占タイトルになった事が発表されたものの、昨年の8月にはXbox 360のキャンセルが撤回、マルチプラットフォームタイトルとして開発される事が明言されました。
さらに昨年9月には公式サイトに新情報が公開される旨が記されたティザー映像が登場、その後まもなくスクリーンショットが数点登場した物の、サイトは完全に沈黙、何の更新も行われないまま10月の新情報公開は行われず、先日にはとうとうドメイン自体が消滅した事が確認されました。
Ignition Entertainmentは詳細な人数は明かしていないものの、ロンドンスタジオのレイオフを敢行し、残務処理等を経て10月31日に正式にスタジオが閉鎖される事を明らかにしています。これによりロンドンスタジオが進めていたWarDevilとProject Kaneは延期、内部開発は行わず外部プロジェクトとして継続する道を模索している事が示唆されています。
また、Ignitionは今後パブリッシャーとしての役割に重点を置く事を明らかにしており、ロンドン本社は現状のままで運営が続けられる模様です。これがエルシャダイに何らか影響を与える事になるのか、今後の動向に注目する必要がありそうです。
余談ですがゲーム産業には出る出る出ないタイトルとしか表現のしようがないエクストリームなジャンルが存在しており、出ない出ないタイトルの巨星としてStarcraft: GhostとDuke Nukem Forever、Preyなどが知られています。しかし先日明らかになったDNFのGearboxへの移籍により、巨星の2つが陥落する状態となっています。WarDevilはそんな巨星達に劣らないポテンシャルを見せつけており、新たな巨星の候補として今後の動向に注意が必要なタイトルの1つだと言えそうです。
かつて1994年にセガがメガドライブ延命用の周辺機器として開発し、初代プレイステーションの発売日にローンチをぶつけ、歴史に残る爆死を遂げたスーパー32X、本体に32bitのRISCプロセッサを2台搭載したハードを重ね乗せるあまりにもセガらしい意欲的なハードでしたが、最終的に20本にも満たないタイトルラインアップで様々な物を巻き込み終焉を呼び込んだ侠気のあるプロダクトでした。
先日、EdgeのインタビューにMGSのVPを務めるPhil Spencer氏が登場し、来る「Kinect」のローンチと販売戦略や意気込みについて語り、前述の”スーパー32X”の名を挙げ、Kinectは新たなスーパー32Xではなく、長期的なコミットを約束する物だとの意気込みを顕わにしました。
ローンチ前に”これ”はスーパー32Xでは無いと語る事と、今後大きなカジュアル市場も視野に入れ広いオーディエンスに訴求する為の大きなカギとなるKinectをスーパー32Xを例に比較する事に色々な疑問が浮かんで止みませんが……、Spencer氏はKinectはアクセサリーでは無いと語り、プラットフォームであると明言、今後マイクロソフトが行う事全てに横切って行き渡る物で、決してスーパー32Xの様な存在では無いと断言しています。
さらに氏はKinectのローンチがマイクロソフトにとって、オリジナルXboxやXbox 360のローンチよりも大きな意味を持つものだとも発言、Kinectへの期待値とゴールが非常に大きい物である事を強調しています。
また、インタビューの中でEdgeが日本語の音声認識サポートをローンチ段階からサポートした事について言及、その理由をSpencer氏に尋ねた所、氏は日本のクリエイティブな開発コミュニティはマイクロソフトの成功のコアだと発言、日本のパブリッシャーがXbox 360上で21億ドル以上のソフトウェアを売り上げており、それは非常に著しい結果だと、日本のデベロッパを重要視するスタンスを見せています。
さらに氏はマイクロソフトにとって重要で成功を収める為の強力なツールである日本の開発コミュニティを促進したいと明言、これを大きな理由として、日本国内のデベロッパーが自国の言語で開発を進め、国内市場に提案出来るベースを構築する為に日本語の音声認識サポートを組み込んだと明らかにしています。
先日ヨーロッパでの延期をお知らせした「Two Worlds II」、北米では10月5日にリリースされる事が明言されていましたが、ヨーロッパでのリリース時期が明らかにされない状況が続いていました。そんな中、予想通りとも言えますがリリースは再延期が発表、北米でのリリースも含め、2011年の1月に延期された事が明らかになりました。
パブリッシャーを務めるSouthPeakは今回の延期について品質のブラッシュアップを理由に挙げており、ローンチ時には不備のない状態でリリースが行われる旨を明らかにしています。なお、今回のリリーススケジュールは北米向けの物との事で、ヨーロッパやそれ以外の地域については近く改めて発表が行われる模様です。
昨日イギリスにてEdge誌の最新号が発売、これに掲載されたActivisionのボスBobby Kotick氏に対して行われた独占インタビューにて、Electronic Artsを始めティム・シェーファーやRespawnのVince Zampella氏とJason West氏達に向けた苛烈な批判が行われており、海外では大変な騒ぎになっています。
既に名指しで批判されたElectronic Arts等からの反応なども登場しさらなる炎上が予見される事態に進展していますが、まずはインタビューでBobby Kotick氏から語られた各方面への批判をまとめてご紹介、それに対する事態の進捗は改めてお知らせいたします。
まずElectronic Artsを矛先としたBobby Kotick氏は「EAは長い間苦戦している」「出来る開発者やデベロッパはEAで働きたくないと考えている」と述べ、EA Partnersを指した物か「いくつか良い人達を捕らえ維持する事ができているがActivisionのリクルートパワーには競合できない」と発言しています。
さらにEAへの攻撃を続けるKotick氏はActivisionの経営方針がEAとは全く正反対の物だと語り「EAはデベロッパを買い漁り、それらはEAフロリダ、EAバンクーバー、EAニュージャージーに成るだろう」と内部スタジオを増やす方針を否定、Activisionはそれぞれのスタジオがそれぞれの自律性とパーソナリティの保持を大事にしていると主張、TreyarchとInfinity Ward、Sledgehammerを例に挙げ、Activisionは彼らが成功する様にサポートを行っているとアピールしています。
さらにスタジオの自律性や自主性という物がリスクの高い物ではないかとのEdgeからの質問に、Activisionはスタジオ管理に大きな自信を持っておりリスクは全く無いと述べ「事実、Activisionが擁するスタジオのボス達は皆十分な信頼に足る人達です」と発言。Activisionがスタジオに対する成功報酬等のオプションをしっかり用意している事に対して、EAのストックオプションは意味がないと批判、それらを包括しEAは”道に迷っている”との評価を下しています。
EAに対する厳しい批判を明らかにしたKotick氏は次にティム・シェーファーを攻撃、かつてこの両者にはBrutal Legendの開発を巡る因縁があり、かつてBlizzardの吸収を目的にActivisionが当時Blizzardの親会社だったVivendiと合併した事により、Vivendiの子会社でBrutal Legendのパブリッシャを務めていたSierraもActivisionの子会社化、この買収によりActivisionはDouble Fineが開発を進めていたBrutal Legendの開発中止を決定、これに反対したDouble FineとActivisionの争いは最終的に裁判沙汰にまで進展する泥試合が展開され、最終的にBrutal LegendはEAからリリースされコアなファンから好評価を得た経緯があります。
さらに今年の4月にはティム・シェーファーがEurogamerのDevelopカンファレンスにてKotick氏に対し、彼の責任は株主の為にあると述べ、ゲームをプレイしないKotick氏はまるで部品を作る様にゲームを作っていると批判、”同じ事をやるにしてもあんなに嫌な奴で愚かな必要はない”とティム・シェーファーらしい小学生レベルの放送禁止用語で攻撃し、これが海外サイトなどで報じられ騒ぎとなっていました。今回の批判はこういった経緯を踏まえた物だとご理解下さい。
インタビューでKotick氏は買収当時のBrutal Legendの開発中止について触れ「特に良い所がなかったので中止という”正しい”判断を下した」と述べ、「ティム・シェーファーは突然現れて私の事をP○ick(嫌な奴)と呼んだが、私は彼と一度も会った事が無いし、彼と何かをやるつもりは一切なかった」と発言、さらにVivendiのプロジェクトに一切関わっていなかったと明かしたKotick氏はミーティングの場でBrutal Legendを率いるティム・シェーファーについて”彼は遅れていて、全てのマイルストーンを逸し、予算を使いすぎているがゲームは良い物には見えない”と報告を受けたと発言しています。
そして遂に因縁の関係とも言えるInfinity Wardの元ボスVince Zampella氏とJason West氏についても言及、3月に業務に従わない事を理由に解雇した2人についてKotick氏は「裏切られた」「決して彼らがこのような事をするとは思っておらず、2人は私の信頼を揺らがせた」と発言、「私たちは公共の会社で、倫理的な精勤もある。もし私が彼らと同じ事をすれば刑務所に送られる事になるだろう」と2人の行動を批判、多くのスタッフを失いながらも5000以上の応募もあり70名程度が在籍するInfinity Wardはまだ十分に機能しているとアピールしています。
という事で一体何が起こったのか、ほぼ全方位攻撃とも言える暴れ具合とあまりにも一部一般的な認識との大きな剥離が感じられる内容に続々と各方面からの反応がすでに発表され始めています。これも年末商戦に向けたプロレスの一部なのか、反論などの続報は続けてお知らせいたします。
Deathspankを作り上げローンチを待たずにHothead Gamesを飛び出し行く先がはっきりとしていなかったロン・ギルバート、かつてルーカスアーツでマニアックマンションやMonkey Islandシリーズを手掛けた名デザイナーですが、最近では「The Secret of Monkey Island 2: Special Edition」の開発にティム・シェーファーとデイブ・グロスマンとロン・ギルバートのトリオが顔を揃えるなど、相変わらず仲が良さそうなハッピーな様子を見せてくれていました。
そんな中、ロン・ギルバートがとうとうティム・シェーファー率いる「Double Fine」に参加した事が明らかになりました。どうやらこの数ヶ月の間は既にDouble Fineでデスクを借りて仕事をしていた様で、新プロジェクトについてティム・シェーファーが”もうDouble Fineに来てやればいいじゃない”と誘った様子。
来月にはTHQとの新しいパートナーシップによって期待の新作”Costume Quest”をPSNとXBLAでリリースするDouble Fine、ロン・ギルバートの参加によりどんな化学反応が起こるか今後が本当に楽しみです。
先ほど9月19日から25日までのイギリスセールスチャートが発表、200万本を出荷し最大のローンチを迎えたと発表したCodemastersの最新作「F1 2010」が”Halo: Reach”を下し首位に輝いた事が明らかになりました。
また、3位にはカプコンのシリーズ新作”Dead Rising 2″がランクイン、10位にはファイナルファンタジーXIVも登場し、4位につけたCivilization VやGuitar Hero: Warriors of Rockなど、新作が多く登場するランキングとなりました。
先週首位だったHalo: Reachは具体的な本数は明らかにされていませんが先週から80%セールスダウンとの事。ランキング20位までの詳細は以下からご確認下さい。
- 1位:F1 2010
- 2位:HALO: REACH
- 3位:DEAD RISING 2
- 4位:CIVILIZATION V
- 5位:SPORTS CHAMPIONS
- 6位:GUITAR HERO: WARRIORS OF ROCK
- 7位:PRINCE OF PERSIA: THE FORGOTTEN SANDS
- 8位:MAFIA II
- 9位:TOY STORY 3
- 10位:FINAL FANTASY XIV
- 11位:JUST DANCE
- 12位:TIGER WOODS PGA TOUR 11
- 13位:RED DEAD REDEMPTION
- 14位:SUPER MARIO GALAXY 2
- 15位:KANE & LYNCH 2: DOG DAYS
- 16位:MASS EFFECT 2
- 17位:NEED FOR SPEED: SHIFT
- 18位:NEW SUPER MARIO BROS.
- 19位:WII SPORTS RESORT
- 20位:LEGO HARRY POTTER: YEARS 1-4
Electronic Artsとタッグを組み、Spawnのトッド・マクファーレン氏、アイスウィンド・サーガのR.A.サルバトーレ氏、そしてOblivionを手掛けたKen Rolston氏、さらにスタジオのボスであるカート・シリング氏、さらに元任天堂オブアメリカ副社長のDenise Kaigler女史という歴々たるメンバーが揃い、ドリームチームによる処女作”Kingdoms of Amalur: Reckoning”を発表した「38 Studios」、先月初めに7500万ドル規模の融資に関する問題が発生していましたが、正式にロードアイランド州への誘致が決定、本社移転がアナウンスされました。
この発表に併せロードアイランド州のDonald Carcieri知事は、38 Studiosが夥しい経済発展の機会をロードアイランドにもたらすと語り、今回の融資が450人規模の雇用を産み出す事に大きな期待を寄せている旨を明らかにしています。
今回の融資に絡む地元議員達の問題もこれにて一件落着、Kingdoms of Amalurの開発に注力出来る環境が整ったと言えます。先日明らかになった融資の詳細からは本作のスケジュールにも大きく影響を与えそうな内容が多く含まれており、ドリームチームによるタイトルの続報に期待が高まります。
先日、財務破綻からAPBのサービス停止を余儀なくされスタジオ閉鎖に至ったRealtime Worldsですが、スタジオでリードキャラクターアーティストを務めていたJimmy O’Ready氏が新たにキャラクターとコンセプトアートを専門に手掛ける新スタジオ「Montynero」を起ち上げた事が明らかになりました。
Jimmy O’Ready氏はAPBのキャラクターアートがビデオゲーム産業から大きく賞賛された事を述べ、ダンディーを拠点に企業や地域を超えて活躍する企業にしたいと今後の意気込みを語っています。
APBのキャラクターデザインやコンセプトアートはグラフィティのテイストなどを活かしたストリート性の高い物でクオリティは本当に素晴らしい物でした。Realtime Worldsの燃え尽きた灰からこういった専門性の高いスタジオが登場したのは、非常に興味深い事だと言えそうです。
今年2月にカジュアルゲームとソーシャルゲームを手掛ける新会社「Portalarium」を起ち上げた、ウルティマシリーズの生みの親ロード・ブリティッシュことリチャード・ギャリオット氏ですが、氏の活躍はゲーム開発に止まらず遂に昨年は宇宙にまで進出、12日間の宇宙旅行を経てアメリカ初の親子二世代の宇宙飛行士という偉業を達成するに至りました。さらに今年のQuakeconではカーマックと宇宙談義を繰り広げ、大きな注目を集めた事も記憶に新しい所。
そんなリチャード・ギャリオットが昨日オースチンで行われたFantastic Festの基調講演に登壇し自身の新作に言及、設立したPortalariumがそのままゲームのタイトル名である事を明かし、新作が自身のルーツに戻るAAAタイトルで、ソーシャルメディアを通してプレイされる物になると語りました。
氏はソーシャルメディアが持つ力についても触れており、プレイヤーがゲームを”買う”という行動の決定を下す必要が無いこと、無料でプレイできる事、プレイに必要なインスタレーションが存在しない事、そして本当にプレイしたいと感じたときに支払いを行う事が可能である事などを挙げています。その後のオーディエンスから販売戦略について質問された氏は競合他社の全てがフラッシュとJavaでゲームを開発している事を挙げ、Unityエンジンを用いたリッチタイトルのアドバンテージをアピールしています。
という事でルーツに戻ると明言されたリチャード・ギャリオットの新作、ルーツがアカラベスを指すとすれば氏が最も得意とする古典的なファンタジーをテーマにした物になるのか、ソーシャルメディアが持つユーザー主体のコミュニティ性は氏がかつて自身の屋敷で定期的に開催していた大がかりなリアルRPGごっこ的な物とも相性が良いと考えられ、一体どのようなタイトルが登場する事になるのか期待が高まります。
“Just Cause 2″のカオスなゲームプレイと技術力で一躍注目デベロッパとなったAvalanche Studiosですが、現在は”The Hunter”の新作等に取り組んでいる事が明かされている程度で、次回作に関する情報は聞こえてこない状況が続いていました。
そんな中、驚愕の新作情報が登場、なんとAvalancheがジャッフェと共にGod of War IIのディレクターを務めたCory Barlog氏とタッグを組み、あのメル・ギブソンの出世作でありオーストラリア映画の金字塔、そして近年のバイオレンスなアポカリプス物に大きな影響を与えたジョージ・ミラー監督の映画「マッドマックス」のゲームタイトルを開発を進めている事が明らかになりました。
Barlog氏がマッドマックス映画に基づくゲームタイトルに取り組んでいた事は2008年に既に明らかにされていましたが、今回のタッグはBarlog氏が自身のTwitterでストックホルムで新プロジェクトに取り組んでいると発言した事から明らかになった物。すでにAvalancheの創設者であるChristofer Sundberg氏は、プロジェクトの詳細についてはコメント出来ないが、Twitterでの発言に見られる通り、確かにCory Barlog氏はストックホルムでAvalancheと共に働いていると関連を認める発言を行っています。
これまで独自IPで歩んできたAvalancheですが、今年の6月には来る新作がライセンス物のアクションタイトルである事を明かしており、ライセンス物にトライしたいと考えていた所にパーフェクトなタイトルが飛び込んできたと発言にしています。
いずれ正式発表待ちと言った状況のこのビッグタイトルですが、インセプションで偽造のスペシャリストを演じたトム・ハーディが主演を務めるジョージ・ミラー監督のマッドマックス最新作”Mad Max: Fury Road”が2012年の公開予定となっており、この最新作のスケジュールに近い時期のローンチを目指すのでは無いかと予想されます。
AvalancheとCory Barlog氏、そして新作マッドマックスという驚愕の組み合わせ、一体どんなカオスなタイトルが産み出される事になるのか、早くも期待が高まります。
シリーズ再生とFPSの王座奪還を目指すと発表されたシリーズ最新作「Medal of Honor」、マルチプレイでのタリバン兵登場により論争の的ともなり、残虐な空港シーンで話題を集めたModern Warfare 2と同様に刺激的な問題作としてのポテンシャルは相当な物です。
本作もいよいよリリースまで3週間に迫り、いち早く年末商戦のAAAタイトルとしてローンチを果たす事になります。そんな中、Electronic ArtsヨーロッパのSVPを務めるJens Uwe Intat氏が近くActivisionが長期に渡って有するFPSジャンルでの優勢をElectronic Artsが転覆させるだろうと発言しました。
Intat氏は「確かに私たちは”Medal of Honor”と共にシューターのトップに返り咲きたい」と語り、「今年はCall of Dutyを凌駕するつもりではないが、しかしその終了の兆しを得る事になる」と発言、氏はElectronic ArtsのサッカータイトルFIFAがコナミのウイニングイレブンに追いついた様な長い”旅”の様な物になるとも語っています。
さらに氏は「この先数年を掛けて、私たちはActivisionとCall of Dutyに対する明確な勝利を得るつもりだ」「FIFAのセールスに力を与えた口コミの力を備えたデジタルマーケティングと広告の組み合わせは(Medal of Honor)の復活を促進する」と語り、「いくつかの国ではMedal of HonorがModern Warfare 2よりも優れているとの評価を得ている」ともアピールしています。
なお先日、Danger CloseのプロデューサーGreg Goodrich氏は少なくとも本作のセールスが300万に達しない場合は続編登場の可能性が少ない事を明かしており、いよいよ迎えるシリーズ復活作のローンチに期待が高まる所。Medal of Honorのリリースは10月12日、対応プラットフォームはPS3とXbox 360、PCとなっています。
国内でもPC版”スーパーストリートファイターIV”が前作の大きな著作権侵害によりリリースが見合わされる事となったニュースが話題ですが、昨今著作権侵害の問題はインフラの整備も相まってより被害の拡大と、DRM技術のいたちごっこが繰り返される不毛な状況が続いています。
そんな中、アメリカの上院議員グループが問題の元である著作権侵害を含むデジタルデータなどの配布を行う違法サイトの取り締まりを強化する法案の設立を進めている事が明らかになりました。
これはPatrick Leahy上院議員と上院司法委員会のチェアマンを務めるOrin Hatch上院議員等のグループが成立を目指している”The Combating Online Infringement and Counterfeits Act”(オンラインの侵害と偽造行為と戦う)法案で、著作権侵害を行うWebサイトの管理者の所在がアメリカの内外に問わず、取り締まりのプロセスを早め、厳罰化する効力をアメリカ合衆国司法省に与えるという物。ドメインがアメリカ国内に有る場合には司法省からレジストラに直接サイトをシャットダウンさせる権限を持つかなり強力な物になっています。
また、侵害サイトが国外にある場合はサイトが利用するISPや決済業者、オンライン広告業者に対して連邦司法長官からサービス停止の裁判所命令が発行し、違法サイトのマネタイズを停止させる旨が記されています。
北米では6月にオバマ大統領とバイデン副大統領から米国のIP保護について国家的な支援を行う旨が明らかにされており、バイデン副大統領は”著作権侵害は完全で単純な窃盗で、破壊と略奪行為にあたる”と厳しく避難しており、今回の法案が成立する場合には米国が著作権侵害と戦う最も大きな取り組みになると予想されています。
またゲーム産業のみならず、アメリカ映画協会と米国レコード工業会が協力して著作権侵害サイトの閉鎖を行う為のロビー活動をISPに対して行っており、すでにいくつかのISPがこの方針に合意の旨を示しています。これらコンテンツ業界全体が取り組みを強化しつつある著作権侵害の問題ですが、DRM強化のいたちごっこでは無い罰則強化等による抜本的な解決がスムースに進められる事に期待したい所です。
先日から続けてお知らせしてきたCD Projektのオールドゲーム販売プラットフォーム「GOG.com」の閉鎖問題ですが、どうやら突然の閉鎖もプロモーションの一環だった模様で、昨晩公式サイトがカウントダウンを開始、本日の夜9時頃に正式オープンを迎える予定である事が明らかになりました。
公式サイトでは正式オープンに絡むプロモーション映像が公開、GOG.comの創設スタッフが僧侶のコスプレで旧GOG.comが罪を犯したと懺悔、改善点などを挙げながら正式サイトの新要素などを紹介する愉快映像となっており、これらの仕込みを考えると、完全に今回の閉鎖騒動がバイラルプロモーション的な一連の計画であった事が判ります。
という事で、あと10時間強でオープンする事になる正式版のGOG.comでは数多くの新要素と技術的な強化を盛り込み、かなりモダンなデジタル流通プラットフォームに仕上がっている様子。さらにオープン記念として初代バルダーズゲートと拡張パックをセットにした「Baldur’s Gate Collector’s Edition」を9.99ドルで販売開始する事も明らかにされています。全タイトルがWindows 7動作に対応するなど、注目の改善点は以下からご確認下さい。
- ソースコードの98%を書き直し、レスポンスは6倍、トラフィックが10倍改善された
- GoGは買収されていない
- DRMもこれまで通り”無し”
- 新サイトには新ユーザーの為に3クリックで登録可能なシンプル設計
- カスタマイズ可能なカタログ機能
- ユーザーコミュニティを強化する為のゲームリスト機能を擁する”GoGMixes”が登場、巨大なフォーラムと格付けシステム、最新トピックの紹介などを含む
- Facebook機能を統合
- それぞれのゲームにアバターや壁紙、マニュアル等の無料コンテンツが登場
- 全てのゲームタイトルが完全なWindows 7動作に対応
- 「Baldur’s Gate Collector’s Edition」が9.99ドルで登場
- GoGはSteamのオルタナティブな存在になりたい
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