先月中古販売対策としてEAが打ち出した”Project Ten Dollar”、タイトルの新品パッケージに使用制限のついたDLCのコードを同梱する事で新品のアドバンテージを保とうというものですが、これに相当するDLCと思われるマップパックが「Battlefield: Bad Company 2」のリリース日に登場する事が明らかになりました。
このDLCは”Day 1 Map Pack”と名付けられたもので、マルチプレイにRushモードのNELSON BAYとConquestモードのLAGUNA ALTAの2マップが追加されるという物。改めてこのDLCをインゲームストアから購入する場合の価格は15ドルになると予想されています。
さらにリリースが近づいてきた本作のTV向け30秒CMも登場、テンポよく本作の魅力がまとめられたこのCMは、来週から放送される事になります。さらに新トレーラーも登場、いよいよリリースに向けてプロモーションも本格化してきたBattlefield: Bad Company 2、リリースは北米で2010年3月2日、ヨーロッパでは3月5日、対応プラットフォームはPCとPS3、Xbox 360となっています。
最近ではやはりDante’s Infernoの存在がまず一番に浮かぶ罰当たりでサタニック(で愉快)なビデオゲームの存在ですが、これらにヒステリックに拒絶反応を示し排除を真剣に求める方達が世の中には存在します。近年のオーストラリアでもこれに似た状況が発生していますが、ひとまず今回はサタニックと性・暴力の表現とは切り離してご紹介させていただく事を先に明記しておきます。
フィラデルフィアの新聞メディアThe Bulletinにおいて、Lance Christian氏というライターが子供を持つ親達に対してサタニックなゲームが如何に反宗教的かを書き並べ、これらのビデオゲームはサタンがこの時代の技術に合わせて用意した悪魔達の新しい道具だと記しています。Christian氏がThe Bulletinで並べたタイトルの例を挙げると以下の様になっています。
■ 蒼魔灯
プレイヤーはサタンに魂を売り、力を手に入れる。その力でサタンを復活させるゲーム。■ 真・女神転生III-NOCTURNE
悪魔の主人公が大天使ミカエル、ガブリエル、ラファエルを倒し、最後に神を倒すゲーム。■ シャドウハーツ
主人公が宿す力で神を倒し、世界を救うゲーム。■ Dragon Age: Origins
このゲームは、狂って世界を呪う様になった神を中心に進みます。魔女は信仰者を攻撃し、プレイヤーは神を産むためにblood magicと呼ばれる異端の魔法を用い魔女と性行為をする事が可能です。また、別のシナリオではプレイヤーが少年の魂と引き替えに悪魔と性行為を行う事が可能です。
さらにChristian氏の対象はDante’s Inferno、Guitar Hero、Darksiders、デビルサマナー、クーデルカ、ベヨネッタにも及びんでいます。まずChristian氏は本当にゲーム遊んだんかい!と思わずツッコミを入れざるを得ない頭の痛い内容になっていますが、Dragon Ageが妙に詳しく掛かれてある所を見ると、プレイをした上でこの様に感じているのかも……と余計に空恐ろしい感覚を覚えます。
もちろん信仰の是非について考えれば、これは非常にデリケートな問題である事に違いはないのですが、悪魔は実在しないこと、そしてそもそもサタンという悪魔はキリスト教の世界観に内包されたキャラクターである上に、現在よくキャラクターとして扱われるサタンは17世紀にジョン・ミルトンによって書かれた失楽園の物語に依拠する所が大きい事を鑑み、率直に個人的な感想を述べると彼はアンパンマンを見てバイキンマンの存在の是非について拒絶を示している事と同じ様に感じます。
バイキンマンが存在しないアンパンマンが物語として存在し得ないのと同じで、人が書いた旧約聖書に登場する人が作った神や悪魔、彼らがどちらかを欠いた状態、コントラストが無い状態で正しい事や教えを説く事は果たして出来るでしょうか。オーストラリアの問題にも宗教が絡んできそうな動きが見られますが、国内でも見られるハードに絡む論争など、対岸の火事とは思えない側面もあります。そもそもなぜ暴力的なゲームやこういったワイドショー的な諍い毎が楽しいと感じるのか、根本の部分に目を向けてみるよい機会かもしれません。
先日韓国のMMOデベロッパーBluehole StudioがEn Masse Entertainmentと名付けられた新しい子会社の立ち上げをアナウンスしました。En Masse Entertainmentはシアトルを拠点にMMO開発を行うデベロッパとの事で、欧米市場に向けた高品質なオンラインゲームを提供していくとしています。
さらにこのEn Masse EntertainmentではBlizzardやElectronic Arts、ArenaNetそしてNCsoftから多くの人材が集められており、経験を多く積んだ開発者からチームが編成されているとの事です。En Masse Entertainmentは最初のプランとして韓国でリリースされている「TERA」というタイトルのMMOの欧米向けローカライズを手掛けるとの事です。Aionを始め、海外進出が目立つ韓国MMOタイトルですが、この豪華な開発メンバーを擁するスタジオからどのようなタイトルが飛び出すか、ビジネス的な動向も含めて興味が尽きません。
PCゲームではすっかり定番のデジタル販売プラットフォームとして安定した「Steam」、昨日からは新しいベータクライアントによるテストも始まり、IEの呪縛から放たれた新UIのSteamを楽しんでいる方も多いかと思います。そんな新クライアントのファイルからMac用の設定ファイルが発見され公式フォーラムで話題になっています。
これは新クライアントにosx.menuと名付けられたメニュー周りの設定ファイルが発見された物で、併せてMac OS X用と思われるウィンドウ周りのアイコンなども発見されています。これまでIEエンジン上で動作してきたSteamがWebkitベースのアプリケーションとなった事の恩恵がMac方向で発揮されるとは意外な盲点でした。
まだこれらに関するValveの真意の程は明らかではありませんが、Dragon Age: OriginsのMac版リリースや来るカーマックの新作Rageなどもありますので、是非過去タイトルの発掘なども併せて対応してくれればMacユーザーにも幸せが待っているかもしれません。これは期待……したい!
新キャラもあと残すところ1人となった「スーパーストリートファイターIV」、驚きのクオリティで再現されたiPhone版の登場等もあって期待が高まる一方です。そんな本作も4月28日のリリースまであと2ヶ月と近づいて来たわけですが、本日AmazonとBest Buy、GameStopのプレオーダー特典”Super Classic Costume”パックの存在が明らかになりました。
このコスチュームパックはブランカ、ガイル、元、フェイロン、ダルシムに用意されたもので、どう見てもグリーンホーネットのカトーなフェイロンやカレー屋さんにしか見えないキュートなダルシムが恐ろしくイカしたセットとなっています。これはけしからん!
Valveが運営するデジタル販売とタイトル管理のプラットフォーム「Steam」の新クライアントがパブリックベータ段階に突入した事が明らかになりました。新UIはSteamの設定から反映させる事が可能です。プレスリリースには新クライアントがWebKitベースのレンダリングエンジンに刷新された事が明らかにされており、IEエンジンから離れた事で性能や安定性の向上が実現されていると記されています。
筆者も新クライアントを確認してみた所、ゲームリスト、各タイトルの実績やプレイの詳細、更新状況の詳細など非常に判りやすくなったように感じます。新UIの印象的な新機能や変更箇所のスクリーンショットが公開されていますので、以下にご紹介いたします。なお、新クライアントへの変更時に起動が出来ない等のトラブルも出ている様なので、ご注意下さい。
毎回ほんとにバカバカしい映像で楽しませてくれる「Just Cause 2」、もうわかった、面白いの判ったから遊ばせてええええ!と悲鳴にも似た気持ちでリリースを今か今かと待っている筆者ですが、アバランチは容赦無く愉快な映像をリリースし続けます。という事でお馴染みのスタント解説の新作が登場、今回は消防車vsジャンボジェットの壮絶なチキンレース……なんで?意味わかんねえ!
勝利は当然リコな訳ですが、完全に明後日の方向にCoooolさを増していくリコさん、今回も本当に秀逸な演出とカメラワークでリコの男らしい格好良さが引き立てられています。格好……良いけどほんっとにかっこわるい!尚、今回の締めのコメントは「一滴の汗すらかいていない」です。
さらに開発を手掛けるAvalanche GamesがPC版の動作環境を発表、なんとXPでは動作しない事が明らかになりました。スクウェア・エニックスのコミュニティマネージャーMike Oldma氏はこの決定についてJust Cause 2がDX10で開発されている事からXPへの対応は行われないと説明しています。今回の発表では最低動作環境と推奨環境が明らかにされていますが、なかなかマシンパワーを要求する内容になっているので、購入を予定されている方は一度チェックしておいた方がよいかもしれません。動作環境の詳細は以下の様になっています。
■最低動作環境
OS: Microsoft Windows Vista (Windows XPはサポートなし)
プロセッサー: SSE3命令を実行可能なデュアルコアCPU (Athlon 64 X2 4200 / Pentium D 3GHz)
メモリ: 2GB
ハードディスク: 10GB
グラフィック:256MBのメモリを備えたDX10互換性のあるグラフィックカード (Nvidia GeForce 8800 シリーズ/ ATI Radeon HD 2600 Pro)
サウンド: DirectX 10互換のサウンドカード
DirectX: Microsoft DirectX 10■推奨動作環境
OS: Microsoft Windows Vista SP1 or Windows 7
プロセッサー: Intel Core 2 Duo 2.6 GHzかAMD Phenom X3 2.4GHz、もしくはそれらと同等の物
メモリ: 3GB
ハードディスク: 10GB
グラフィック: 512MBのメモリを備えたDX10互換性のあるグラフィックカード (Nvidia GeForce GTS 250シリーズ/ ATI Radeon HD 5750シリーズ)
サウンド: DirectX 10互換性のDolby Digital 5.1サウンドカード
DirectX: Microsoft DirectX 10.1
さらに先日お伝えした次回作の噂について続報があり、Avalanche内ではすでにJust Cause 2の開発を終え、開発メンバーは10人程度を残して次の大型プロジェクトに移ったと、創立者であるChristofer Sundberg氏が語っています。先日の話しでは「The Hunter」をパブリッシャーも務めながら本格的に運営を進めて行くと語られていましたが、既に発表済みのファンタジータイトルAionGuardもまだ開発中でこちらがいよいよ本格化するのか、いずれにしてもAvalancheが今後の動向が気になるデベロッパとなった事は間違いなさそうです。
年明けにすっかり聞き慣れた2K Bostonから懐かしいIrrational Gamesに社名が戻り、Ken Levine氏が大きなプロジェクトを進めている事が注目を集めています。進められているプロジェクトは名作シミュレーションX-COMシリーズのFPSタイトルとも噂されており、ファンはその発表を今か今かと待ち望んでいる状態が続いています。
そんな中IrrationalのボスKen Levine氏がGamerNodeのインタビューに応え、来月3月26日からボストンで開催されるPAX Eastにスタッフが多く参加するものの、新作の発表は行われない事を明かしました。
またインタビューではBioshockをいつか再び手掛ける事はあるか?との質問にコメントを拒否するという事態も見られました。PAX Eastで発表が無いと言う事はやはりE3までおあずけと言った所でしょうか。本当にX-COMが復活する事になるのか、それとももっと大きなサプライズが控えているのか、今後の動向に注目です。
DoomやQuakeなどを生み出し、現在は最新作「Rage」の開発を進めているFPSジャンルの先導者id SoftwareのJohn Carmack氏が3月9日から13日までサンフランシスコのMosconeセンターで行われるGDC 2010において、ゲームデベロッパ特別功労賞(Game Developers Choice Awards Lifetime Achievement Award)を受賞する事が明らかになりました。
GDCのボスMeggan Scavio氏は「John Carmackとid Softwareは現代の3Dゲーム、とりわけFPSジャンルにおいて巨大な影響を与えました。Johnはビデオゲームの歴史の重要人物の一人です。我々は今年特別功労賞を彼に贈れる事を大いに喜びます」と語り、John Carmack氏の功績を称えています。
GDCのゲームデベロッパ特別功労賞はこれまでに任天堂の宮本茂氏、そしてSimsシリーズの生みの親Will Wright氏などが受賞しています。授賞式は3月11日にGDCのイベント内で行われます。
先日突然アナウンスが行われ、あまりの再現度の高さに度肝を抜いたiPhone版「ストリートファイターIV」ですが、先ほどIGNにプレイ映像が登場、軽く引く程に凄まじいiPhone版の内容が明らかになりました。
また参戦キャラクターも判明、リュウ、ケン、春麗、ブランカ、ベガ、アベル、ガイル、ダルシムの8人でプレイ出来る事が明らかになりました。IGNのプレビューによるとアンロック可能なキャラクターは無しとの事。映像ではリュウとケンの対戦の様子が確認出来ますが、動きの再現度は非常にスムースに見え、とてもiPhone上でプレイされているとは思えない出来に見えます。
ケンのウルトラコンボも確認出来ますが、しっかりカットシーンも入り、なんと昇竜+九頭龍裂破的な新ウルコンが放たれるのが見られます。さらに映像では昇竜をセビキャン>キャンセルダッシュしてる様子まで!キャラクターの動作が全部入りとアナウンスされた言葉に偽りの無い事が見て取れます。さらにIGNではリリースが3月中に行われ、価格が9.99ドルになるとの予想も記されてあります。
さらにコンソールの方ではさらなる参戦キャラも明らかになり、どんどん期待が高まる続編の「スーパーストリートファイターIV」ですが、海外の情報サイトに10人目のキャラクターと噂されるハカンの恐ろしくフェイクくさいイメージが登場しています。さすがにガセネタのような気がするこの1枚ですが、こんなお祭り騒ぎが楽しめるのも今だけ!近いうちに登場するであろう大阪弁のアラブ人キャラクターがどんな人か、怪しい画像を見ながら楽しむのも一興といった所でしょうか。
DICEサミットに登壇したGearboxのボスRandy Pitchford氏が「Borderlands」のローンチの際に、否定的な分析を行った有名アナリストのMichael Pachter氏が”間違っていた”と批判しました。
MOとRPGとFPSを融合させた意欲的なハイブリッドタイトルとしてローンチされたBorderlandsは当初の予想を超える大きなヒットで販売本数が300万本を突破し、今後のTake-Twoにおける重要な位置を担うIPとなりました。氏はこの成功について語った後にDICEの壇上で、本作のリリースが「スタジオに死を招くだろう」と分析したWedbush MorganのアナリストMichael Pachter氏の発言に対して「彼が間違っている事は初めから判っていた」と発言しました。
なお、Pachter氏の分析はHalo 3: ODST、Modern Warfare 2、Dragon Age: Originsなどの大作タイトルと発売時期が近い事などの理由から、本作がセールスに苦しむだろうという物で、実際の結果はこれらの大作タイトルと十分に肩を並べる成功を納めたと言えます。
さらにRandy Pitchford氏はこれまでGearboxによって開発されたゲームが2000万セールスを越え、5億ドルを越える収益を生んでいる事を明らかにしています。しかしこの結果にはBorderlandsの成功が含まれておらず同スタジオの売り上げはさらに多くなると好調をアピールしています。
いよいよレベルキャップの引き上げなどが盛り込まれ、高レベル帯のコンテンツが強化される第3弾のDLC”The Secret Armory of General Knoxx”も先日アナウンスされ、チャレンジを続けるGearboxのBorderlands、フランチャイズ化なども噂される同作はHaloやCoDのような大型IPとなるか、今後の展開に注目です。
毎度確実に上昇していくバカバカしさに、こちらのボキャブラリが全く追いつかない「Just Cause 2」の各種トレーラー映像ですが、今度は爆発スタントをテーマに相変わらず付ける薬が無いレベルのボンクラプレイをハイクオリティに見せつけています。ほんとに毎回余計な説明がいちいち秀逸すぎる。というかもう凄いのわかったからほんとに早く遊ばせて……。
どんな大きな爆発にも消して後ろを振り返らないリコが格好良いのが格好悪いのが格好良くて早川義夫もびっくりです。自分でセットして爆発させてますが。滅茶苦茶な日本語で大変恐縮ですが、毎度恒例の「Cool Guys Don’t Look At Explosions」(クールなガイは爆発を振り返らない)を併せてお楽しみ下さい。
そして、Just Cause 2の思わぬ期待度の高まり具合に次回作が気になるAvalanche Gamesですが、なんとEmote Gamesがパブリッシュを担当するブラウザベースのハンティングゲーム「The Hunter」の新作を計画しているとの事で、なんと今回はパブリッシュも担当し、Avalancheエンジンが利用されるとの事(?!)。
2009年は景気にとても苦しめられたと語るAvalancheのボスLinus Blomberg氏はThe Hunterにかなり本気の様子で、継続的にこのIPを成長させ投資を行うと発言しています。ディレクターのChristofer Sundberg氏は「私たちはThe Hunterに大きく高い野心を持っています」と発言、もうどこまでが本気なんだかさっぱりわからん。※ The Hunterはネタゲーに見えるけど、本当に良いゲームです。
あと1ヶ月もとても待ってられない「Just Cause 2」、リリースはヨーロッパで3月23日に、北米では3月26日に行われ対応プラットフォームはPC、Xbox 360、PS3となっています。早くパラシュートで脱出したい!
ロシアらしいアポカリプス感に満ちた4A GamesのFPSタイトル「Metro 2033」、ハードなテイストや高い技術力で大きく注目を集めている本作ですが、本作がValveが提供するゲームタイトルの認証等を含める統合環境Steamworksを利用する事が明らかになりました。
Steamworksの採用により、Metro 2033では自動アップデート、スチーム業績、インゲームでのダウンロードコンテンツ利用などが行われる事になります。
さらに、先日4AエンジンとX-rayエンジンとの間に起こっているトラブルをお知らせしましたが、昨晩EurogamerのDigital Foundryに予告通りエンジンの詳細を紹介する記事が登場しました。なんとその中で4AエンジンがPS3開発にも対応したマルチプラットフォーム対応のエンジンである事が明らかになりました。
記事の内容によると4AエンジンはXbox 360とPS3、DirectX9/DirectX10/DirectX11に対応するタイトルを完全にサポートする物で、膨大なコア技術の提供や、コンテンツ作成ツール、インフラサポートなどを含めた統合開発環境です。なお今回の内容からPS3のサポートが明らかになりましたが、Metro 2033は予定通りXbox 360とPCのタイトルとなります。
統合環境としての4Aエンジンの詳細は以下のようになっています。
■ レンダリングシステム
- ガンマコレクトとリニア色空間を用いたレンダリング(リニア色空間を用いたレンダリングはより現実世界の物理現象に基づいたレンダリングが可能になるとお考え下さい)
- トーンマッピング、露出の適応、ブルーシフト(反射スペクトルの処理でフレネルぽい物だと思われます)を考慮に入れたハイダイナミックレンジレンダリング(HDR)をカメラと目の知覚に基づいたレンダリングが可能
- 百オーバーの光源にも対応する高度なディファードレンダリング
- 光源は太陽と空も含め全てがダイナミックな光源で、多くのエフェクト処理と併用が可能
- 本暗部と半暗部を含める正確なソフトシャドウ処理、これはバンプ処理されたサーフェイスに反って正確なカーブを描きます。さらにパーティクルのような半透明な物体からも影を生成
- ライトスキャッタリング(光の散乱)とゴッドレイ(光筋表現)処理を含めた天候と昼夜モデル
- アニメーション処理が可能なボリューメトリックなフォグとライティング、密度の一定しないメディアにも対応
- グローバルイルミネーションとリアルタイム光源反射に対応
- パララックスオクルージョンマップとリアル(ジオメトリックな)ディスプレーメントマッピング
- ピクセル単位のHierarchicalオクルージョンマップに対応
- リアルタイムなカラコレ処理、フィルムグレイン、ノイズ、正確な被写界深度を実現
- 数百万ポリゴンとシェーディングの合成に対応したオブジェクトブラーとシーンブラー
- シングルフレームに収まる複数のグラスや水等のリアルタイム反射に対応したディファードリフレクション
- 事前の演算とリアルタイム処理(SSAO)に対応したアンビエントオクルージョン
- 標準的なMSAAに加えて、Analytical Anti-Aliasing(AAA:分析を絡めるAA処理)とディファードSuper-Samplingを実装、これはフレームレートの低下を招くだけでなく、エッジだけではなく面にもアンチエイリアス処理を可能にします
- マルチスレッド、マルチコアに対応したレンダラー
- パーピクセルライティング、バンプ表現に対応した反射と屈折、アニメーション処理可能なテクスチャー、光るサーフェイス、ソフトパーティクル、アルベド(反射能)とバンプをブレンドしたダメージ表現
■ Physicsシステム
- 物理駆動のマテリアル、材質表面、サウンド処理、アニメーションを統合
- 1フレーム辺りで数千単位の剛体シミュレーションと壊れるフェンスや壁等の複数ジョイントの構造物に対応
- クロス(布)シミュレーション、水流物理演算に対応
- オブジェクトや環境の破壊に対応
- ソフトボディの物理演算を実現
- PhysXプラットフォームのハードウェア処理が可能な場合には煙や小片の様なパーティクルも正確な物理演算処理が可能
■ オーディオ
- マルチスレッドのハイダイナミックレンジオーディオ処理、メモリ使用量の一定化、データ駆動デザイン
- 3Dサウンドポジショニング、空間化と減衰に対応
- 正確なオクルージョン(音の吸収と考えて下さい)と障害物を検知するパストレース
- スクリプトとプログラムで対応可能でゾーンの環境によって複数レイヤーでアジャストが可能な、リバーブ、ロー/ハイパスのフィルタリング、ピッチシフト処理
- ダイナミックなオーディオグラフ調整
- マルチスレッド圧縮とクオリティ指定が可能なOGG-vorbisエンコード
■ AI and Gameplay
- ストーリードリブンでダイナミックで再利用可能なミッションが作成可能
- ステルス形式や暴れるタイプの戦闘でも様々なゲームプレイスタイルとそれぞれ戦闘形式を実現可能
- グループビヘイビアを搭載(ダイナミックなグルーピングや情報共有に対応)
- デザイナーにフレンドリーなビジュアルスクリプティングシステムを搭載、デザイナーでもフローグラフやAIビヘイビアをスクリプトでコントロール可能に
- 動的な環境における効率的なパス探索が可能
- ダイナミックな3Dトポロジー解析
- ビジュアルスクリプティングとフローグラフでコントロール可能なマルチスレッドアニメーションシステム
なお上記の詳細中に登場する並列処理は全て通常のCPUとPS3のSPUを指しています。
米国の国際知的財産権同盟IIPAとコンピューターゲーム産業の業界団体ESAによって行われた最近の調査から、昨年12月におけるゲームタイトルの違法なDLが980万件以上、200ものタイトルに及ぶ事が明らかになりました。被害の多い国として、スペインが12.5%、フランスが7.5%次いでブラジルの6%、中国の5.7%が上げられています。
しかしこの980万という数値は追跡の行いやすいP2Pアプリケーションによる被害の統計によるもので、その他の著作権侵害の温床になっているオンラインストレージやトレース不可能な物を考慮すると、被害はさらに大きく拡大するとされています。以上のような状況からIIPAは、国を超えて制裁を課すことが可能になるように求めて米国通商代表部に被害状況の調査結果を提出しています。
DICEのリードオンラインエンジニアを務めるJesper Svennevid氏が自身のTwitterで「Battlefield: Bad Company 2」の開発が完了したことを報告し、3月2日のリリースに向けてゲームは製造に送られる事が明らかになりました。
さらに先日デモが200万ダウンロードを超えたニュースをお届けしたばかりですが、その後も勢いは衰える事なくすでにダウンロードが350万ダウンロードを突破した事が明らかになりました。
そして以前PS3版のベータテストの際にも発表された驚愕の統計情報も新たに報告され、以前の統計でも呆れる程に果てしない数字になっていた統計結果が、さらに天文学的な状態になっている事が判りました。その詳細は次の様になっています。なお、凄まじい成長度合いが判るよう前回の統計結果も引用してあります。
・総死亡者数:5億人(前回4542万人)
・ビークルによる死亡者:1億人(前回940万人)
・ナイフにより殺傷された数:1500万人(前回169万人)
・破壊された車両の数:3000万台(前回343万台)
・ヘッドショットによる死者の数:1000万人(前回101万人)
・復活した死者の数:2500万人(前回252万人)
という事でいよいよリリース目前となったBattlefield: Bad Company 2、doope!ではこれまでも多くのBFBC2記事をお知らせしています。おさらいはこちらの関連記事一覧から、そしてビークル、武器、マップに関する情報を知りたい方は以下のリンクからどうぞ。
・巨大なマップは計8つ、BFBC2カタログ:マップ編
・どれを使うか……豊富で迷う!BFBC2カタログ:武器・ガジェット編
・ジェットスキーからVodnikまで!BFBC2カタログ:ビークル編
シングルキャンペーンとマルチプレイ共にボリューム感たっぷりなBattlefield: Bad Company 2、リリースは北米で2010年3月2日、ヨーロッパでは3月5日、対応プラットフォームはPCとPS3、Xbox 360となっています。
先日12月中旬に発表されたTake-Twoの業績から売り上げが200万本を突破した事をお伝えした「Borderlands」、今後のTake-Twoの重要なタイトルになるであろう本作が、さらに売り上げを伸ばし300万本に達した事をGearboxのCEO Randy Pitchford氏が明らかにしました。
また先日アナウンスされた最新DLC”The Secret Armory of General Knoxx”の最新スクリーンショットも公開されています。第三弾となる今回のDLCは武器やアイテム、敵、多くのミッションが新たに追加され、レベルキャップの解放も行われるなど現在までにリリースされているDLCよりもかなり大きなものになるようです。
さらに海外の情報サイトではThe Secret Armory of General Knoxxの実績も明らかになっています。実績のリストは以下よりご覧ください。同DLCのリリース時期は不明ですが、Pitchford氏は「まもなくリリースされるだろう」と発言しており、近々公式なアナウンスがあるのではないかとされています。
10G/ Bronze: Making a Monster — 新車両”Monster”を作る
25G/ Bronze: Athena, Out — Athenaを救出
25G/ Bronze: Depot Demolition — Lance Depotを破壊
25G/ Bronze: Sneaky Little Buggers — Killed each of the loot midgets
25G/ Bronze: Speed Kills — Racerの間にいるLancerを破壊
15G/ Bronze: Ding! Overleveled — 51レベルに到達
25G/ Bronze: Completionist — Secret Armoryの全てのミッションを終える
50G/ Silver: Vincible — Crawmeraxを倒す
40G/ Silver: Ding! Overleveled to 11 — 61レベルに到達
さらに昨晩は(現地では朝)DICE 2010のセッションにRandy Pitchford氏が登場、壇上で自身のゲーマースコアを披露しました。なんとそのスコアは83,586!!よく8万もプレイしてBorderlandsがちゃんとリリース出来た!と感心した次第ですが、本作のヒットの要因がCliify Bも絶賛するゲーマーによるゲーマーの為のタイトルだと考えれば、このゲーマースコアは実はBorderlandsを象徴する重要な何らかかも知れません。
Alan Wakeのリリースがいよいよ現実的な物になり、DLCの展開など意欲的な動きを見せるRemedy Entertainmentですが、かつてのRemadyの看板タイトルで現在はRockstarがIPを持つ「Max Payne」について、Remadyのフランチャイズ開発のヘッドOskari Hakkinen氏がその思いをVG247に語り、RockstarがMax Payneを素晴らしいタイトルにするだろうと述べました。
Hakkinen氏はRockstarがMax Payneに対してRockstar的な解釈を与えるだろうと話し、Max Payne 3のスクリーンショットを目にした事を明かした同氏は、「Rockstarはけして悪いゲームを作ったりはしない。彼らはいつも威厳に満ちたタイトルを作るし、彼らは彼らのMax Payneを作るだろう。それはRemedyのゲームではないよ。」とRockstarに敬意を表し、Rockstar版Max Payneの登場とプレイを楽しみにしていると発言を締めています。
Max PayneはIPごとRockstarに売却されているので、当然今後Remadyが絡む可能性はほぼ無いわけですが、IPの移動に絡むトラブルも散見する昨今、アランとマックスが切磋琢磨する様な未来が待っていれば素敵ではないでしょうか。
UPDATE:2月20日10:30
DICEでのインタビュー映像を追加しました。久しぶりに姿を現したリチャード・ギャリオット氏がPortalariumのビジョンについて語っています。
※ 以下アップデート前の本文になります。
ウルティマシリーズの生みの親、この人が居なかったら今のゲームは無かったかもしれないと言っても過言ではないゲームカルチャーの数少ない生ける神ロード・ブリティッシュことリチャード・ギャリオット氏、NCSoftとのトラブルも喉元を過ぎ、宇宙を見て戻った氏がいよいよ活動を再開するという嬉しいニュースが入ってきました。
リチャード・ギャリオット氏は昨日カジュアルゲームとソーシャルゲームの開発を行う新会社「Portalarium」を設立した事を明らかにしました。ただソーシャルゲームとは銘打ってあるものの、カジノゲーム的なライトな物を想定しているわけではなく、FlashとUnityエンジンを用いたリッチなタイトルを考えている様です。
Portalariumはゴールの1つにソーシャルコミュニティをグローバルに拡大し、学習や健康、そして科学や環境、開かれた政治、その他の様々な事象を仮想世界とソーシャルネットワークで包んでしまう事と、いかにも氏らしい野心的で崇高な理想が掲げられています。
またPortalariumのCEOにはOrigin時代からのベテランFred Schmidt氏が、VPと技術ディレクターにはNCSoftのDungeon Runnersを手掛けたStephen Nichols氏がそれぞれ就任して暴れん坊なギャリオット氏の脇を固めています。
さらに現在開催中のDICE 2010でもセッションにギャリオット氏が登場、telltaleのDan Connors氏とともにゲームのストーリーテリングの手法について議論しています。ビデオゲームにおけるストーリーテリングのfixについて解はあるかという興味深い内容で、氏はこれを未だ誰も実現しておらず解法も無いと発言、しかしそれを見つける事は出来ると述べています。
この流れでヘビーレインにも話題が及び、カットシーンとゲームプレイの関係について言及、NPCをクリックする事が滑稽である事を挙げて、近年のシームレスなキャラクターインタラクションは物語を助けるだろうと氏は述べています。氏はさらにMystを例にあげ「大部分がカットシーン、ときどきパズル」と表現、こういったゲームスタイルがどんどん古くなっていくだろうと述べています。確かにエンカウント、インタラクション、カットシーンの繰り返しは昨今の大きな議論の1つにもなっているので耳が痛い所ではあります。
いずれにしてもApple IIの時代からシームレスを常に意識して作品作りを行ってきた氏らしい意見で、相変わらずの王様ぶりな発言とPortalariumの理想に、久しぶりに王が帰還した!と感じられる素晴らしい一声であると感じました。ロード・ブリティッシュとPortalariumの今後に期待です!
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