2002年に設立され、Counter-StrikeのBot作成やマップ、そしてValveの一大フランチャイズとなった”Left 4 Dead”の開発で知られる「Turtle Rock Studios」、同スタジオはLeft 4 Deadリリースの後2008年にValveによって買収され、その年最も成功した買収として知れ渡る事になりました。その後開発規制が敷かれた同スタジオは2009年6月3日に閉鎖される事になる訳ですが、なんとそのTurtle Rock Studiosが復活するとのニュースが海外情報サイトにて報じられました。
この復活劇はかつてのTurtle Rock StudiosでCEOを務めていたMichael Booth氏がValveによる買収の際に移動せず残ったスタッフ達を率いて取り組んできた結果との事。
すでに先月2月5日からTurtle Rock Studiosは公式サイトを立ち上げ活動を開始しており、かつての古巣であるカリフォルニアで新スタッフを雇い入れています。さらに3月8日には「Garage Buddy」という車両カスタマイズ用の計算アプリをリリース、加えて何らか新タイトルの計画を進めているとの話が囁かれています。
StarCraft IIのベータテストにおいてすでに稼働を始めている新生「Battle.net」、今後のBlizzardタイトルにおける重要なプラットフォームとしてクロスゲームコミュニケーションやMODサポート、様々な販売・課金・決済等、様々な機能が盛り込まれ、ソーシャルコミュニティなども内包する総合的なサービスに生まれ変わります。
すでにCoDシリーズでこれを応用したシステムのプランなどが提示されており、Blizzardタイトルだけに止まらない利用が期待されています。GDCの会場でBlizzardの副社長を務めるRob Pardo氏が語った所によると、新Battle.netにサードパーティタイトルが登場する可能性について言及、まだ何ら具体的な事態では無い事を強調しながら、氏はサードパーティタイトルに対して自社タイトルと同じレベルのサポートと提示する事が可能かと考えているようで、それは「大きな取り組みに思える」と、この問題について真剣に考えている様子が伺えます。
現在同様のサービスについてはSteamがどこよりも先んじており、さらなる進化を遂げようとしている様に思えます。ここにBlizzardが一石を投じる未来が待っているのか、今後の動向が非常に楽しみです。
毎度お馴染みのばかばかしいリコさんのアクション映像、もう書くバリエーションが追いつかず感想文の最初の一文字目が如くなかなか書き出せない程にリコさんが1枚も2枚も上手な「Just Cause 2」、という事で新しい映像が公開されました。今回はその名もトゥクトゥク・ガイデッド・ミサイル!どんなやねん……毎度ながらリズム感やよし。
リリースを間近に控えたJust Cause 2、プレイボリュームはメインシナリオをストレートに追えば大体15から20時間ほどだとの事。ただし時間を費やして遊び尽くそうとした時には本作はかなり手強い相手になるようです。リードデザイナーを務めるPeter Johansson氏は自身が60%までコンプリートしたセーブファイルはプレイ時間が55時間だとの事。氏が言うには100%達成にはざくっと、粗めに言って、”73,000時間“掛かるだろうと語っています。日数に換算すると3,476日!んなあほな……一生かかるわ。
どれくらいざっくりした話だったのかは謎ですが、相当に手強い相手である事は間違いなさそうです。そんな所にさらにJohansson氏は追い打ちを掛けるような衝撃的な情報を明らかにしています。EurogamerにDLCがどの程度登場するかと聞かれたJohansson氏、只一言「たくさん」と答えています。
もう一体どれだけ圧倒的な物にしようとしてるのか全く天井が見えないJust Cause 2、ここまでくればとことん行けるとこまで行って欲しい所。期待で胸一杯のJust Cause 2、リリースはヨーロッパで3月23日、北米は3月26日の予定で、対応プラットフォームはPC、Xbox 360、PS3となっています。
この映像はGDC 2010会場で展示されていたNvidiaによるリアルタイムなヘアシミュレーションデモの映像です。映像をご覧頂ければ判る通り、実写と見まごうばかりのクオリティに風の影響でなびく動きや質感まで素晴らしいわくわく感に満ちた映像になっています。いずれこんなクオリティであの子やこの子が動き出すのかと思うと、楽しみな様な恐ろしい様な……。
ちなみに動作はNvidiaの次期ハイエンドGPUとなるGTX 480で動作しており、このリアルタイムのデモが60から500fps程度で動いている様子が映像からは確認できます。待望のFermiコア採用とDX 11対応で期待が集まるGTX 480とGTX 470、テッセレーション周りもかなりのパフォーマンスが出てる様でこちらの登場も非常に楽しみです。
いよいよ発売を迎えた「Battlefield: Bad Company 2」、あまりの賑わいぶりにサーバ周りの問題などが噴出していましたが、予定より少し遅れてSteam版のパッチがまもなく登場するようです。このパッチによりSteamユーザーと非Steamユーザーが一緒にプレイできるようになり、さらにSteam版からSecuROMも廃止される事が明らかになりました。ただ今回のパッチで新たな不具合も発生している様子で注意が必要のようです。
■ シングルプレイ
- いくつかのシステムでミッション3(スタート時と背景の山が川の上に描かれる場合)のグラフィック描画の問題を修正
- スペイン語版で発生していたミッション3b中のカットシーンでのキャラクターボイスの問題を修正
- ミッション5においてTOWランチャーで殺された場合のフリーズを修正
- ミッション5において背景に山が表示される場合のグラフィック描画の問題を修正
- ミッション6のカットシーンの音声ボリュームを修正
- イタリア語版で発生するミッション8のダイアログの問題を修正
- ミッション9のカットシーンで発生していたランダムなクラッシュを修正
■ マルチプレイ
- サーバブラウザ上で、パスワード保護されたサーバに参加する際の接続タイムアウトを修正
- サーバブラウザのサーバリスト自動更新時にタイムアウトする問題を修正
- フレンド招待に関するパスワードの問題を修正
- パスワード保護されたサーバに参加する際のテキストフィールドの問題を修正
- Arica Harborで船が点滅していた問題を修正
- 復活ポイントを選択した際に”0″と表示されるクランタグの問題を修正
- 長いサーバ名に関する表示を修正
- Mortar Strikeアイコンがアップデートされない問題を修正
- いくつかのラウンドの終わりに現れていた”Exit Game”のメニューを削除
- プレイヤーがランク10に達した際のランクアイコンの点滅を修正
- Laguna Presaの木と”Red Box”の点滅を修正
- new soldierを作成しない場合ユーザーがログアウトする問題を修正
- Zeus stationary weaponがstatsに現れない問題を修正
- Zu23がstatsに現れない問題を修正
- BMD3 AAがstatsに現れない問題を修正
- フレンドリクエストが正しくないベテランstatsを表示していた問題を修正
- ラウンド終了時の”AV_Station”が各ローカライズで正しく表示されるよう修正
- キル/デス比が前面に表示されるよう修正
- キル/デス比を比較する場合に正しく表示されるよう修正
- サーバブラウザがping順にリストするよう変更
- 日本語、スペイン語、ポーランド語、ロシア語の新しいティッカーフォントをサポート
- サーバが満員の場合のメッセージを刷新
- パスワード保護されたサーバに参加する際の注意メッセージを刷新
- バージョン番号の変更
- ローディング時の武器アイコンを変更
UPDATE:3月16日8:40
「Splinter Cell: Conviction」デモのリリースが3月18日に行われる事がinside Xboxから明らかになりました。本デモはサムが登場する本編の物で、リンク先の映像からはデモでプレイできるシーンがいくつか納められています。
※ 以下アップデート前の本文になります。
少しお知らせするのが遅れてしまいましたが、先週の金曜日にUbisoftのクリエイティブディレクターを務めるMaxime Beland氏がvideo Q&Aの映像に登場し、シリーズ最新作「Splinter Cell: Conviction」のデモをリリースする事を明らかにしました。まだ内容やそのリリース日についてはまだ明らかになっていませんが、北米リリースがいよいよ4月13日と迫った本作、デモの登場はそう遠くないと考えられます。
昨年の12月にお馴染みの愉快なゲーム情報サイトHip Hop Gamer Showのインタビューから本作デモ登場のニュースをお伝えしていましたが、以降の本作リリースの延期などによってデモ登場も姿を現さないままでした。今回の登場によりおっちゃんが伝えたデモ登場が嘘じゃなかった事が証明されました。おっちゃん嘘つき扱いしてごめん……。もしかするとSyphon Filterシリーズ復活も本当なのかも!
良作を連発するBioWareがGDCに”Where Did My Inventory Go? Refining Gameplay in Mass Effect 2″(私のインベントリはどこ?Mass Effect 2のゲームプレイを洗練する事)という題目でカンファレンスに登場、BioWareのChristina Norman氏が登壇し、2章に加えられた大きな変更について語りました。カンファレンスではその内容を経て三部作の完結となる「Mass Effect 3」が目指すゴールを次の様に明かしました。
■ 保つべき事
- ファンとレビューの声を聞く事
- ゲームプレイのフォーカス
- 同じチーム
- ゲームプレイのコア
- 戦闘と会話のフロー
■ 拡張する要素
- RPG要素をリッチに
- より幅広い戦闘のオプション
- より複雑な敵
- 全体のブラッシュアップ
Norman氏は1作目の失敗の一つをゲームの見た目とプレイフィールの不調和にあり、シューターの様に見えた1作目が見た目とは裏腹にシューターとしてプレイする事が弱かった事を挙げ、Mass Effect 2の重要な目標が”より満足のいく戦闘”を導入する事がだったと明かしています。
“BioWareはRPGと物語の上で強い”が”シューターまだそれほど得意でない”事を念頭に置いたMass Effect 2チームは全体における戦闘の再構築を目指し、新しいゲームプレイの核を作り上げました。Mass Effect 2の合理化されたゲームプレイとGUIは大きな成功を導きましたが、それでもいくつかの批判があった事をNorman氏は挙げています。
聞こえてきた批判は「Mass Effect 2はRPGではない」という言葉や「インタラクティブな会話を備えたGears of War」といった物で、2作目の強いシューティングへの焦点がある種のファンを失望させたと氏は語っています。
こういった経過を経て、今回明らかにされたリッチなRPG要素と戦闘オプションの拡張が次作への大きな課題となった模様です。またNorman氏は採鉱のミニゲームについても触れ、「誰も好きではなかった」とこれも失敗であった事を明かしました。
こうやって改善すべき箇所が挙げられたMass Effect 2ですが、当然これらの失敗はBioWareクオリティにおける失敗であって、作品自体のクオリティのとんでもない高さは誰しもが認める所。3部作の完結を迎える次作が一体どんなタイトルに完成するのか、物語の行く末と共に本当に楽しみです。
ネコ好きにはたまらないキーボードキャット、あーもうたまらん。ネコと見れば見境無くもふりたいのでかなり意識が薄いままご紹介していますが、キーボードキャットの新作が先日とうとう登場しました。新作も可愛い!あまりにもゲームに関係なさすぎて困ったので、「Splinter Cell: Conviction」のサムがキーボードキャットをデコイにした公式パロディ映像をご紹介しておきます。ああもふりたい。
去年公開されて話題を集めたストリートファイターのキャラクターがロックマン風スプライトに描かれた可愛いデフォルメイラストですが、新登場キャラクターも全て出揃った「スーパーストリートファイターIV」に合わせて新キャラクター達も登場、あいつもこいつもぬるぬるの奴もとても可愛らしい仕上がりになっています。
さらに各キャラクターのウルコンや象徴的な挙動などをアニメーション化した物も登場しており、みんなそれぞれ可愛らしい動きを見せてくれます。
ぬるぬるハカン | いぶき | マコト | ダッドリー |
ダッドリー&薔薇 | アドン | 凱 | コーディ |
ジュリ | T.ホーク | ディージェイ |
エル・フォルテ | C.ヴァイパー | アベル | キャミィ |
ローズ | バイソン | ガイル | ベガ |
ルーファス | フェイロン | ダルシム | 弾 |
バルログ | サガット | 元 | ブランカ |
ザンギエフ | 豪鬼 | E.本田 | 剛拳 |
ケン | リュウと波動拳 | リュウと竜巻 | 可愛いセス |
春麗 | さくら |
Steamの一人勝ちに自社タイトルの成功、Macへの進出、さらにはPortal 2の素晴らしいプロモーションにGDCではパイオニア賞の受賞と、ノリにノっているValveの勢いはとうとうMega64と一緒にゲイブがジャンプするようなポップさを露呈するまでに至りました。
この数年間PS3に対して開発の複雑さ等を挙げ”全くもって災害”の様な物だと揶揄し、PS3への展開を視野に入れない時間が過ぎていましたが、近年その態度は軟化傾向にあります。ValveはPS3所有者に「ベストを尽くさなかった」と謝罪し、将来的にPS3のサポートを行っていく旨を発言、PS3ユーザーに可能な限り最高のPS3ゲーム体験を提供したいとまで発言しています。
この発言について具体的な何かはまだ明らかになっていませんが、意外な所からValveの本気が垣間見える驚きの情報が明らかになってきました。PS3タイトルを開発するなら最高のスタッフを連れてくりゃいいんだろとゲイブが考えたかどうかは判りませんが、ValveがなんとNaughty Dogの元社員を複数雇用している事が明らかになりました。
これはLinkedInから発見された物で、Vitaliy Genkin氏はかつてNaughty DogでPS3ランタイムに対応するインゲームエディタを開発していた上級プログラマで、異なったツール上でインゲームデータの定義やプロセッシング、最適化を手掛けていた人物です。
Alex Vlachos氏はノーティでビジュアルエフェクトのリードプログラマーを務めており、アンチャーテッド1作目をはじめ、ATIでThe Double Cross等の歴代デモ映像を手掛けてきた人物でもあります。さらにはJak and Daxterシリーズに携わっていたElan Ruskin氏という方も発見されています。
どうやらValveのPS3に対する取り組みは言葉だけの物ではないようで、根幹から手を入れようとしているValveの姿勢が見え隠れします。Portal 2の登場に絡みMac対応などSauceエンジンのバージョンアップにも注目が集まる現在、PS3への対応が現実的な姿を現す瞬間が今から楽しみです。
昨晩Xbox LIVE MarketplaceにおいてModern Warfare 2の初DLCとなる”Stimulus Package”に含まれる5種類のマップがリストアップされました。その中にはCrashとOvergrownの2マップが前作Modern Warfareから復活採用される事が記されており、さらに新マップの3つもその概要が記されています。登場マップの詳細については以下の様になっています。
- Bailout:多層の団地
- Storm:重機が散らかるオープンな工業団地
- Salvage:破砕物と廃棄された車が積み重ねられた雪のジャンクヤード
- Crash:前作からの復活マップ、墜落現場のある都市マップ
- Overgrown:前作からの復活マップ、スナイプが熱い郊外マップ
大枠リーク通りといった内容になった”Stimulus Package”、あとはMapathyの展開がどのような影響を及ぼすのか、そのプレイ内容の詳細が気になるところでしょうか。なお本DLCはMapathyサイトにおいて3月30日リリースと表記されていますが、Marketplaceではまだ価格とリリース日についてはまだ記載されていません。続報在り次第改めてお知らせいたします。
先日現在開催中のGDC 2010において、北米での正式サービス開始(6月17日)や、14.95ドルの月額料金など、様々概要が明らかにされたゲーミングクラウドサービスの「OnLive」ですが、今回同サービスがローンチ後に月額料金のかからない無料版のポータルサービスをスタートさせることを発表しました。
ポータルサービスに関する詳細やリリース日などは未定となっていますが、無料版は所謂本サービスの体験版に位置づけられるもので、有料版とは異なりブラウザプラグインで動作し、各種タイトルの体験版の利用とレンタルサービスが予定されています。レンタルできるタイトルの種類には制限が設けられており、月額課金で利用できるゲーマータグやフレンド機能などソーシャル機能の有無については明らかにされていません。
昨日ゲームストリーミングサービスの競合であるGaikaiがAmazonと提携し、月額課金無し、購入タイトルのストリーミング利用とディスク配送の選択などのサービス概要について発表を行った所に今回の発表、各サービスとも初動のイニシアチブを掴んでおきたい所で、各社とも今後の展開に大きく注目が集まります。
GDC会場では実演デモが行われている「Medal of Honor」、EAの王座奪還を担う重要な役目を背負ったタイトルとして大きな期待を集めています。そんな本作の新映像が登場、スケールが大きく臨場感に満ち、渋い色遣いながら非常に鮮やかな日中表現など目を見張るようなクオリティに仕上がっています。
今回のMoHはアフガニスタンを舞台に現実志向でかなり渋めなゲームプレイを目指しているようで、GDCの実演デモでは派手なプレイだけではないMoHの新たな側面が見られたとの事。
さらに……当サイトではお馴染みの愛され情報サイトHipHopGamerShowがGDC会場でElectronic ArtsのプロデューサーGreg Goodrich氏にインタビューを敢行、今日は珍しくオーディエンスの多さからか、リズム感もいつになく良い感じでインタビューが進められ、なんとマルチプレイのベータテストが近日アナウンスされる事が明らかになりました。インタビューでのおっさんはもうすぐ開始されるよレベルで浮かれていますが、いつも信用ならないのでアナウンスされる程度に抑えておきました。
とはいうものの、一応このインタビューはMoHの公式TwitterでTwitされており、今回は信用してできる情報なのか……もしれません。しかしほんとにどんなに渋い世界観を持ったタイトルであろうと全てがギャグに見えてくるHipHopのおっさんのスキルには舌を巻くばかり、本人が一番テンションのも相変わらずで可愛くてしょうがありません。
現在開催中のGDCに近年流行の兆しを見せるノワールゲームの一角を担う王道タイトルでスカーフェイスやゴッドファーザー的な趣も感じられる「Mafia II」、GDC会場では新リビジョンのプレイデモも展示され新しい情報が様々聞こえてきています。
前作はジャンゴ・ラインハルトのギターやルイ・アームストロングの曲に乗せ、30年代のフォードやポンティアック、アルファロメオの名車で街をゆっくりと(速度制限が厳しいので)流しているだけでも楽しく、車専用のデコレティブな閲覧モードまで用意され、渋いストーリーも相まってファンの心をがっちりと掴んだ名作でした。
そんな名作の続編であるMafia IIへの期待はやはり高く、数度の延期を重ねながら期待に応えるべくブラッシュアップが重ねられて来たわけですが、ここに来て前作を遊び尽くしたファンには嬉しいドライブモードに関する情報が明らかになりました。
Mafia IIのプロデューサーを務めるDenby Grace氏がVG247に今作での変更についていくつか説明を行い、車のドライブモードが2種類用意されている事が明らかになりました。一つは前作に近いシミュレーションモードとも言える物で、もう一つはとりあえず早く移動したい人向けのモードだそうです。
前作に近いドライブモードは40~50年代の車のスピードや加速性の遅さを再現した物で、前作同様街中の速度制限など交通規制がしっかり行われています。速度違反は軽犯罪と取られ警察の怒りを買う事になるので、安全運転に気を配る必要があります。今時遅く手間が掛かるモードをわざわざ用意するなど、珍しい決断ではありますが、今回の車両はカラーリング始め様々なカスタマイズが用意されている事もあり、前作のファンには本当に嬉しい所です。
なお、犯罪を犯した場合手配状態”wanted”になりますが、これには複数のレベルが存在しており、軽度の物は罰金で済むようなシステムになっているようです。
本作を彩る音楽も本当に豊富で、40~50年代の楽曲がなんと約120曲も用意されており、さらにチェコ・フィルハーモニー管弦楽団によるスコアも収録されているとの事。先日はジョン・リー・フッカーのBoom Boomが流れる印象的なトレーラーが発表され、音楽も本当に楽しみです。
戦闘はこれまでも様々な映像が公開されてきた通り、カバーが特徴的な戦闘システムとなっています。Denby Grace氏は近年人気の高い”Gears of War 2″や”Uncharted 2″といった様々なTPSから教訓を得た事を明かしており、カバーから近いカバーへの移動なども簡単に行える扱いやすい動作に加えて、物理エンジンであるPhysXを利用した戦闘や、マグナムからトミーガン、M1 Garandといった懐かしい武器達に加え、前作にも登場した近接戦闘用の野球バット、そしてモロトフカクテル!など武器も雰囲気のある物が豊富に用意されています。
さらにDenby Grace氏は本作の気になるプレイボリュームについても言及しており、本作が15時間程の物である事を明らかにしています。しかし氏はこれについて、懐はさらに深い事を強調しており、600頁に及ぶ脚本、ゲーム内のダイアログは16万ワードに及び、300人の喋るキャラクターが存在する事をアピールしています。さらに氏はMafia II延期の主な理由がブラッシュアップの為であった事を述べ、今なお完全ではなく、リリースに向けてさらなるブラッシュアップを進める旨を語っています。
今年後半リリース予定のMafia II、果たして歴史に残る名作である前作の壁を越える事が出来るか、このままどんどん素晴らしいタイトルに磨き上げて欲しいと期待しています。
3月11日にリリースが行われた「BioShock 2」初のDLC”Sinclair Solutions Test Pack”ですが、配信が行われた際に同DLCのファイルサイズが非常に小さかった事から(Xbox 360版が108KB、PC版が24KB)配信されたものはロックを解除するコードのようなものであり、DLC自体はあらかじめBioShock 2のディスクに同梱されていた事が明らかになりました。
またこのDLC配信の方式に関し、”少々の混乱を招いた”として2Kのコミュニティマネージャーがコメントを行い、BioShock 2のゲームエンジンおよびゲームの構造が正確に作動するにはプレイヤーが共に同じコンテンツを持つ必要がある事を述べ、今回の処置がDLCコンテンツの有無に左右されず、今までどおりフレンドとプレイする事を可能にするための手段だったと明らかにしています。
先日は直撮り映像によるCrysis 2の技術デモ映像をご紹介しましたが、昨日はCrytekによる「CryEngine 3」のライブクリエイトによるリアルタイムな開発を解説したステージデモが行われました。
今回行われたステージデモはPCでオーサリングした変化などをリアルタイムでXbox 360上に映し出しており、スクリプトイベントの作成やプロシージャル生成される破壊効果やデフォーム、複数レイヤーを用いたシェーダーのリアルタイムに変化させる様子、各種ライティングの調整や巨大な光源を配置したイメージベースドライティングについて解説が行われています。
とてもコンソール上で動いているとは思えないクオリティの映像がリアルタイムで変化する様子は、もう驚くよりほかなく、雨シェーダーで見られたオブジェクトの傾きでちゃんと自然に流れている様に見える所などは、以前から注力していたプロシージャル技術が他の要素としっかりリンクした物に仕上がっている事にCrytekの本気を見た思いです。
本日行われたGDCにおいて、めでたくベストデビュー賞を受賞したRunic Gamesの「Torchlight」、お手軽な価格設定に軽快な動作、Modツールの存在や良い意味でライトなゲームシステム等、近年不作が続くHack and Slashタイトルの中ではDiabloの遺伝子を引き継ぐ素晴らしいタイトルと言えます。
そんなTorchlightのコンソール版が開発中である事をRunic GamesのMax Schaefer氏が明らかにし、コンソールで本作がさらに良く受け入れられるだろうと自信の程を語りました。確かに現在のTorchlightにはオンラインプレイが存在せず、バランス調整等も進んできてはいる物の、基本的にModで何とでもなる本作はコンソールでこそ真価を発揮するかも知れません。これは決してネガティブな意味ではなく、バニラの状態がかなりの完成度を実現している事を意味します。
前述のDiabloらしさというのは実は後付の物ではなく、それなりの出自が存在します。Torchlightには前身タイトルである”Mythos”という物が存在しており、これはかつてDiabloを世に送り出したビル・ローパーとデビッド・ブレヴィックが立ち上げたFlagship Studiosが開発を進めていたものでした。
Flagshipの悲劇の後、開発を担当していたTravis Baldree氏とMax Schaefer氏がRunic Gamesを立ち上げTorchlightとして新たな命を吹き込んだ物。(ちなみにMax Schaefer氏も兄のEric Schaefer氏と共にDiablo 1と2の開発に携わっていました)さらに本作のスコアはDiablo1の印象的な名曲を手掛けたMatt Uelmen氏が担当というサラブレッドとも言える集結ぶりで、如何にTorchlightが所謂Diablo的な遺伝子を引き継いでいるかを象徴している背景だと言えます。
さらに本作にはMac版の対応や2年ほどの予定で拡張しMMO化する後継Torchlightの登場も予定されており、まだまだその動向には注意が必要です。短い時間でさくっと遊べ、釣りやらペットやら合成やら楽しい要素満載のTorchlight、コンソールでどのように迎えられるか今から楽しみです。
先ほど開催されたGDCアワード、今年はIGFアワードと合体してビッグネームがこれでもかと登場しサプライズもたっぷり、Mega64も大はしゃぎで素晴らしいショーとなりました。今回のGDCでパイオニア賞を授与されたValveのボスGabe Newell氏、SteamやValveタイトルのみならずSteamworksを始めとするサービスでも成功を収め、より首回りのサイズが心配なゲイブ、失礼、話しがそれました。会場では「Portal 2」に関する情報がいくつか飛び出しています。
今日の受賞式でパイオニア賞を受賞したゲイブはこれまでのゲーム開発に関するスピーチを行いました。まだほっそりしていた子供の頃の写真からValveを立ち上げた頃の懐かしい写真なども紹介され、スクリーンに資料を写しつつスピーチを行っていた所、突如画面がブルースクリーンになりスピーチは中断、ゲイブはマイクロソフト云々とぼやいて何とかスピーチを終えましたが、これがなんと計画通りのティザーだった事が判明しました。
上記に書かれたブルースクリーンのシステム警告を良く眺めて見るとGLaDOSと書かれてあり、エラー内容の文字列と共に再起動を促すメッセージなどが記されています。メッセージには”致命的な神経毒が噴射する為に任意のキーを押してください”と書かれ、再起動を促す部分にはテストの人員や進行が失われますと記されています。
さらにエラー内容の文字コードをEBCDICに変換する事でさらなるメッセージが登場、エラー内容には”A fatal exception (S) has occurred at (U)(S) : (P)(E)(N)(D) in (U)(N )(T)((I)) * (L)(E)(E)(E).”と書かれている事が判りました。さらにこれを大文字の部分だけ抽出すると”SUSPEND UNTILL EEE“となり、EEEを”E3″と置き換えると……GLaDOSがE3までサスペンド(休止)状態になるという事で、Portal 2の大きな情報がひとまずE3までおあずけか、或いはE3で大きな発表が行われるであろう事が予想されます。
さらに表彰式の後に1upのインタビューに答えたゲイブはPortal 2がこれまでのValveタイトルの中で最も素晴らしいタイトルになると自信に満ちた発言をしています。テーマソングについて聞かれたゲイブは「Jonathan Coultonはすごい!彼は光り輝いている」と発言、彼と仕事をする事は喜びだと語りました。Portal 2で彼の歌が聴けるかとの問いにゲイブはもう再度「彼はブリリアントだよ」と返し、笑い、去っていきました。
前作でプレイヤーの涙をこれでもかと搾り取ったジョナサン・コルトンの手による”Still Alive“、ゲイブの反応からはどうやら再び黄金タッグの素晴らしい歌が待っている様子。数百年後のAI達の楽園と化したアパーチャサイエンスで再びGLaDOSの儚い歌声が聞けるのか、今から本当に楽しみです。
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かたこり( Twitter ):洋ゲー大好きなおっさん。最新FPSから古典RPGまでそつなくこなします。
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