本日行われたActivision Blizzardのカンファレンスコール中に利用されたプレゼンテーション用資料の中に2011年のタイトルラインアップを掲載したページが用意されており、その中に「007」新作タイトルの存在が確認されました。
昨年は2本の007タイトル(“GoldenEye 007”と“James Bond 007: Blood Stone”)をリリースしたActivisionですが、来る新作が続編なのか、或いは現在製作が進められているシリーズ23作目の007映画“Bond 23”のゲーム化タイトルか、残念ながら具体的な情報は提示されませんでした。来るE3やgamescomなどの大イベントでの発表に期待!といったところでしょうか。
本日行われたActivision Blizzardの業績報告において、遂に今年の「Call of Duty」タイトルリリースが明言されたわけですが、今年はライバルとされるEAもかなり気合を入れた布陣で年末商戦に臨んでおり、現在のシュータージャンル王座に君臨するCoDの“次の一手”に大きな注目が集まっています。
そんなCall of Duty新作が望む新しい展望についてカンファレンスコールに登場したActivision PublishingのCEOを務めるEric Hirshberg氏が言及、来るCoD新作がフランチャイズの新しいスタンダードを設定するだろうと述べ、オンラインシステムに大きく注力したタイトルであることを明らかにしました。
Hirshberg氏は、現在開発が進められているCoD新作のオンライン要素を“オンラインユニバース”と表現、プレイヤーに対して新しいレベルのゲーム参加や接続性、コミュニティを通じてエピックなアクションを提供すると語り、開発が既に内部のマイルストーンを超えており、発表と共に、ファン達とこれを共有することをとても楽しみにしていると発言しています。
オンライン要素の拡張について中国向けスピンオフタイトルのニュースでもお知らせしたとおり、デジタルプラットフォーム開発専門のCall of Dutyスタジオ“Beachhead studio”が設立されており、ゲームエンジンの刷新が無いと示唆されていることを鑑みれば、確かに次回作の大きな一手はこの“オンラインユニバース”にあるのかもしれません。
美人プロデューサーでお馴染みのJade Raymond氏が率いるトロントスタジオにて開発スタートが明言されているスプリンターセル新作ですが、なかなか続報が聞こえてこない状況が続いており、今年の4月に“Splinter Cell: Retribution”という名で開発が進められているとの噂が登場した程度に留まっていました。
そんなスプリンターセル新作のイメージがサウンド開発用システムを手掛けるBlue SkyのWebサイトにて発見されました。イメージにはナイトビジョンを装備したサムがばっちりと写り込んでおり、“SC6”のロゴもドーンと配置、スタジオのニュースページには同社のサウンドシステムがトロントスタジオのオーディオルームに採用されている旨が記され、このシステムを用いて次のスプリンターセルタイトルが開発されていると明記されています。
しばらく沈黙を続けてきたスプリンターセルですが、いよいよ新しい動きが見られるか、今後の動向に注目です。
今朝方行われたActivision Blizzardの2011会計年度第1四半期の業績報告とカンファレンスコールですが、気になる新作情報などと共に、相変わらず好調な業績も明らかになりDLCとデジタル販売の好調が強調されました。
今期の純利益(経常利益と特別損益から事業税などを引いた最終利益)は5億300万ドルで前年同期に比べ76%増を記録しており、プラス成長だった2010会計年度Q4の純利益14億5000万ドルに続き好調な状況が続いています。
なお、注目すべきポイントとしてはPCタイトル販売の占める割合が前年同期の4%に比べて“9%”まで増加、4900万ドルから1億2900万ドルまで著しい成長を見せています。
さらに、Bobby Kotick氏がカンファレンスコールで語った内容によるとデジタル販売の増加も大きい様子で、既に収入の50%がデジタル販売によって占められていると明かし、デジタル販売ビジネスはゲームで最も早い部門だと発言しています。
また、好調なDLCとしてCall of Duty: Black Opsの第1弾マップパック“First Strike”が挙げられており、以前の会計報告でも強調された初日140万販売に加えて、販売本数がModern Warfare 2のマップパック“Stimulus Pack”に比べて20%を上回る販売を記録していることが明らかにされました。
(注意:このスピンオフタイトルは今年リリース予定のModern Warfare 3と噂されるナンバリング続編とは別のタイトルで、両タイトルともリリーススケジュールの詳細は明らかにされていません)
先日からActivisionのQ1業績報告にて発表が行われるのではないかと噂されていた「Call of Duty」のアジア向けオンラインタイトルですが、結局正式な発表は行われず、以前の業績報告で報じられた内容とあまり変わらない内容が改めて強調されました。
昨年5月の業績報告で明らかにされたこのCall of Duty新作は、中国と韓国向けでマイクロトランザクションモデルを採用する“だろう”と示唆されていましたが、今回の報告でこのタイトルに言及したBobby Kotick氏は、マイクロトランザクションモデルをベースにした中国市場に特化したタイトルだと明言、他の地域での展開の可能性は残しつつも、今の所は中国に集中すると発言しました。
なお、開発体制やリリース時期に関する言及は行われず、デジタルプラットフォーム開発専門のCall of Dutyスタジオ“Beachhead studio”についても触れられることはありませんでした。
今朝方行われた業績報告とカンファレンスコールでは残念ながらCall of Dutyタイトル新作の具体的な発表は行われませんでした。しかし報告の中でActivisionのボスBobby Kotick氏が今年も例年同様にCall of Dutyタイトルがリリースされることを明言、新作に関する発表が今後数週間の内に行われ、これまでで最も大きな規模のマーケティングキャンペーンが展開されるだろうと語りました。
Electronic Artsが渾身の大作“Battlefield 3”で追撃態勢を整える中、遂に壇上に登る事になるCall of Duty新作、Kotick氏は新作について「今年のCall of Dutyタイトルの主導権はこれまででベストのものになるだろう」と強い自信を見せています。一体どんなタイトルが用意されているのか、来るE3での続報に注目といったところでしょうか。
Call of Dutyのオンラインタイトルやナンバリング新作、そしてDiablo IIIのベータテストに関する新情報が発表されるのではと注目を集めているActivisionのカンファレンスコールが日本時間の午前3時半からスタートしている予定ですが、開始時間を前にCoD新作が「Call of Duty: Project Collossus」として11月8日に発売されるという複数のソースから情報を得たとEurogamerが報じました。
出自はイギリスの大手販売店Tescoのデータベースに記されているというもので、現在の所真偽ほ程は不明。なお、Call of Duty: Black Opsのリリースは昨年の11月9日、Modern Warfare 2は2009年の11月10日、World at Warは2008年の11月14日、Modern Warfareが2007年の11月9日にそれぞれリリースされており、時期的にはありそうなスケジュールではあります。
複数ソースの情報によるとCall of Duty: Project CollossusはInfinity Wardがメインの開発を進めSledgehammer Gamesが協力し、初代Modern Warfareの前日譚になるとのこと。
なお、現在のところActivisionとTescoからのコメントはありませんが、記事執筆時点でカンファレンスコールスタートから1時間半近くが経過しており、そろそろ続報も登場しそうな様子。情報あり次第改めてお知らせいたします。
先ほどお馴染みGfkによる5月1日から7日のイギリスにおける週間ソフトウェアセールスチャートが発表、2週トップを走っていた“Portal 2”が順位を落とし、Majescoのラテン系フィットネスタイトル「Zumba Fitness」(※ 開発は”Deadliest Warrior: The Game”のPipeworks Software)が再び首位に返り咲く事態となりました。
また、先日第2弾DLCとなる“Escalation”をリリースしたCall of Duty: Black Opsが再びセールスを伸ばし4位にランクイン、Portal 2と同日リリースを迎えたMortal Kombatも3位と健闘を続けています。上位10タイトルの詳細は以下からご確認下さい。
- 1位:Zumba Fitness
- 2位:Portal 2
- 3位:Mortal Kombat
- 4位:Call of Duty: Black Ops
- 5位:Lego Star Wars III: The Clone Wars
- 6位:FIFA 11
- 7位:Operation Flashpoint: Red River
- 8位:Wii Fit Plus
- 9位:Pokemon Black
- 10位:Michael Jackson: The Experience
3月末のアップデートでWebKitサポートとChrome採用を示唆するファイルが発見され、自社開発の独自エンジンを採用していたPS3用ブラウザにモダンで大規模なアップデートが行われるかと海外フォーラム等で話題となっていましたが、新たにソニーのネットワーク管理を担当するSony Network Entertainment International(SNEI)がWebKitのシニアソフトウェアエンジニアを募集していることが明らかになりました。
(※ WebKitはAppleが中心に開発を進めているオープンソースの統合HTMLエンジンで、Google Chromeも採用)
募集要項によるとWebKitによる開発はPS3とソニーのAndroidデバイス、その他ソニーのコンシューマプロダクトをカバーするもので、JavascriptやDOMといった標準的なWebの知識とC/C++のエキスパートであることに加え、OpenGL系のグラフィックスプログラミングの経験も求められており、どういった開発が進められているのか非常に興味深いところです。
Half-LifeやPortal、Left 4 Deadシリーズなどハイクオリティなタイトル開発でお馴染みのValveですが、Steamローンチ時やHalf-Life 2のアクロバティックなビジネス展開など、ここまでの道乗りはとても平坦な物とは言えない苦難に満ちたものでした。今回はそんなValveの歴史を時系列に判りやすくまとめた素敵なインフォグラフィックをご紹介します。
Microsoftでエリート街道を進んでいたゲイブとMike Harrington氏が、私財を投げ打ってValveを起ち上げた1996年から、遂にはGoogleやAppleよりも社員の給料が高い素敵な企業に成長するまでの、長いような短いような……そんな14年強の歴史がたっぷりと詰まった興味深いイメージとなっています。なお、下記の画像は原寸のサイズのイメージにリンクしてありますので、本文までしっかりと読破したい方はそちらでご確認下さい。
遂にE3開催まで1ヶ月を切り、大作タイトルを含む思わせぶりなティザー合戦が賑やかな昨今ですが、大きなサプライズとしてE3での発表が期待されているBungieとActivisionが10年に及ぶ長期提携で挑む新IPの発表が行われない可能性が高いことが明らかになりました。
これは本日Bungieが公式サイトのWeekly Updateで発表したもので、噂を燃料に膨れあがった期待値をイベント週になってがっかりさせない為に予め告知する旨と共に、今年のE3に公式参加しないことが明記されています。
という事で、新作発表はしばらくおあずけとなったBungieの新作、開発に忙しいことも併せて記載されているので、然るべきタイミングで行われるであろう将来の発表を楽しみに待ちたいと思います。
3月からスタートしたARGプロモーションにて来月のE3で発表が行われると予想されているIO Interactiveの「Hitman」新作ですが、昨晩IOの公式Twitterが来週何か大きな発表があることを示唆、「来週は素晴らしい週になる、弾丸が飛んでくる心構えで刮目すべし!」と熱く語っています。
E3を前に正式発表を迎えるか、来週の続報をお楽しみに!
4月にオーストラリアでのレーティング通過から存在が判明したBurnoutシリーズの新作「Burnout Crash」ですが、ダウンロードタイトルかと噂された本作が新たにESRBレーティングを“E”(10歳以上対象タイトル)で通過、カートゥーン表現で描かれるトップダウン視点のタイトルになることが明らかになりました。
レーティングの概要によると、Burnout Crashは前作“Burnout Paradise”のShowtimeモードに特化したような内容で、衝突事故を連鎖させる事でポイントを得るゲームだと明記されており、混み合った交差点を舞台に一般車両やトラック、バン、バスを操作し衝突を引き起こし、連鎖数によって倍率が上がっていくスコアを稼ぐことで、より大きな器物破損の賠償金を獲得するとのこと。
さらにゲーム中には巨大な飛行機や竜巻、ロブスターの怪物、UFOなどが横切り車両達を破壊して進む表現が用意されていることが明記されています。
これまでのシリーズタイトルと比較してかなり大きな変化を迎えるBurnout Crashですが、まだ正式なアナウンスは行われておらず、来るE3での発表に期待といったところでしょうか。
2009年末に行われたアナウンスから続けて情報を紹介してきた、スミソニアン博物館が2012年3月16日から9月30日に掛けて開催するビデオゲームの展覧会「アート・オブ・ビデオゲーム」ですが、先月17日まで専用サイトで行われたオンライン投票が終了し、昨晩キュレーターを務めるChris Melissinos氏やコーディネーターのGeorgina Goodlander氏により出展が決定した80タイトルの発表がUstreamで中継(リンクから録画映像が閲覧可能です)されました。
240タイトルのノミネート作品から選ばれた80タイトルはパックマンやドンキーコングといった歴史的な名作から、Mass Effect 2やPortal、Minecraft、Heavy Rainといった近年の名作、そしてワンダと巨像や大神、シェンムー、Rezなど今も多くのリスペクトを集めるタイトルに加え、ゼルダ、メタルギア、パンツァードラグーンといった人気シリーズなど、日本が誇る多くの名作を含むもので、5世代に分けられたタイトルの数々はビデオゲームの歴史を体系的に振り返るに相応しい以下のような顔ぶれとなっています。(※ 80タイトルの詳細や簡易なスクリーンショットが掲載されたPDFファイルも公開されています)
海外リリースがいよいよ目前に迫るRockstar GamesとTeam Bondiの新作「L.A. Noire」、意欲的なプレイ性を盛り込んだアドベンチャータイトルとしての存在感以外にも、完全に常軌を逸した作業量で1940年代ロサンゼルスの街並や、ファッションを始めとした大衆文化を見事に構築した箱庭作品としても大きな注目を集めるタイトルですが、また新たに“そこまでやるか”的な新プロモーションが登場しました。
今回公開されたのは、Rockstar Gamesと1881年創刊の著名な日刊紙“ロサンゼルス・タイムズ”が提携し制作されたインタラクティブマップで、1947年のロサンゼルスで発生した犯罪の概要や発生日を、当時のロサンゼルス・タイムズに掲載された記事のスクラップと共に確認できるというもの。
今回のマップに取り上げられた事件のいくつかはL.A. Noireのイベントにも影響を与えたものが含まれているとのことで、若いヒッチハイカーによる襲撃事件や、ウェイトリフティング選手による高級ジムでのライバル選手への暴力および車両窃盗、自身の花嫁を殺害した若い帰還兵、商店の天井から侵入し2500ドルを盗んだアクロバティックな犯人による窃盗事件などが紹介されています。
L.A. Noireでは兼ねてから大きな題材として残酷で猟奇的な殺人事件として知られるブラック・ダリア事件を描く事が明言されており、前述した小規模の事件から大きな物語を通じてロサンゼルスの光と闇がどう描かれることになるのか、5月17日の北米リリースが今から楽しみです。
Frostbite 2エンジンによって実現される1世代飛び越えたかの様な表現力で注目を集める「Battlefield 3」が今年9月に開催されるEurogamer Expoにプレイアブルの状態で出展されることが明らかになりました。ベータテスト開催の時期については今だ詳細が明らかにされていませんが、10月頃との情報も囁かれており、まだ先の話ながらEurogamer Expoでの展示には大きな注目が集まることになりそうです。
なお、今年のEurogamer Expoは9月22日から25日にかけて、ロンドンのアールズコートで開催され、公式サイトではチケットの販売も始まっています。
先日EAが行った2011年Q4の会計報告にてEAのCEOを務めるJohn Riccitiello氏とEA Games Labelの社長を務めるFrank Gibeau氏がそれぞれBattlefield 3のローンチについて言及、競合タイトルに対する優位性とEA史上最大のプロモーション展開を改めてアピールしました。
John Riccitiello氏はBattlefield 3が同社最大のローンチキャンペーンを得るに相応しいフランチャイズで、価値に見合う機会を持つ訴求力の強いタイトルだと評価しており、Frank Gibeau氏はFrostbite 2の優位性を強調、様々な注目を集めるBattlefield の予約数が既に“Battlefield: Bad Company 2”の予約数に比べて7倍に達していると、Call of Dutyシリーズとの全面対決に強い意欲を表しています。
先月海外情報サイトなどでインタビュー記事を通じてBattlefield 3が1億ドル規模のプロモーションを展開するとの情報が報じられ注目を集めていましたが、これは誤報であることがG4TVの報告から明らかになりました。
詳細なキャンペーン予算は現在も明らかにされていませんが、この1億ドルはElectronic ArtsとActivisionが年末商戦向けに行うCoDとBattlefieldのプロモーション規模全体を指していたことが改めて説明されています。
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