昨日、GTAシリーズやCrackdownの産みの親として知られるDave Jones氏の新作「APB」がローンチから2ヶ月半でサービス終了となった事をお知らせいたしましたが、昨晩Realtime Worldsが正式に閉鎖される事が明らかになりました。
管財に当たるBegbies Traynor社のPaul Dounis氏は、50人のスタッフが余剰人員としてレイオフされ、残る7人のスタッフが短期で残務処理等にあたる事が明かされており、これは残念ながらRealtime Worldsの本拠地ダンディースタジオの事実上の閉鎖を意味すると語っています。
さらにRealtime Worldsの北米支部であるコロラドのボールダースタジオも同様に数名のスタッフを閉鎖業務の為に残し、33名のスタッフがレイオフの対象になった事が明らかにされています。
なお、スタジオは閉鎖されるものの、現在”APB”のIPはBegbies Traynor社が売却先を捜しており、先日にはEpic GamesのCEOを務めるMark Rain氏がAPBに興味を示しているとの情報がBBCで報じられています(※ Epicの広報はこれについてノーコメント)。Paul Dounis氏は今後数週間でIPの販売を完了できれば、まだレイオフの規模を最小限にする機会が残されているかもしれないと述べ、被害を最小限に食い止める旨を語っています。
APB自体は非常に意欲的なタイトルであったものの、やはりRealtime Worldsが肝心の運営まで手が回せなかった事や、Botやチートの横行でゲーム性が担保されなかった事など、タイトルが本来持ち合わせて居たポテンシャルが発揮されたかった事もあり、良い買い手が見つかり十分な運営が行われ、APBが本来の姿を取り戻す事が出来るか、今後の動向に注目です。
なお、早々にレイオフの対象となった”Project MyWorld”のチームは匿名の北米企業が買い取ったとの動きも報じられており、Psygnosisの創設者であるIan Hetherington氏が買収に関与しているとの噂も報じられています。
GTAシリーズやCrackdownの産みの親として知られるDave Jones氏が開発を手掛けたRealtime Worldsの「APB:All Points Bulletin」(以下:APB)、6月末にローンチされたもののセールスが奮わず、予定していたコンソール対応も頓挫し、大規模レイオフを敢行、その後完全に経営が破綻、行政管理の元でスタジオの再生に取り組んできました。
さらに、新IPとなる予定だったソーシャルタイトル”Project Myworld”チーム全員をレイオフし、APBの運用に集中する事を明言していましたが、力は及ばず、とうとう本日”APB”のサービス終了がアナウンスされました。
サービス終了は公式フォーラムにコミュニティオフィサーを務めるBen Bateman氏によってポストされた物で、プレイヤーへの感謝と共にAPBが素晴らしいタイトルだったものの時期尚早に終わってしまった事、サービス続行を維持する最善の努力を行ったが及ばなかった旨が記されています。
サーバは24時間以内にシャットダウンされる模様で、現在はサービス終了パーティが行われているとの事。
Dave Jones氏の新作という事で大きな注目を集め、開発はおよそ5年、開発費は40~50億円規模とも言われていた本作ですが、今回の頓挫は2008年のBilly Thomson氏独立(その後氏はRuffian Gamesを設立しCrackdown 2をリリース)から不穏な兆しは続いており、最大のダメージとも言える今回のサービス停止で今後のRealtime Worldsがどうなるのか、詳細はまだ明らかではありませんが、匿名ながらアメリカの企業が買収に興味を示しているとの噂や”Project Myworld”のその後の動きなど、今後の動向は改めてお知らせいたします。
Killzoneシリーズの開発で知られるGuerrilla Gamesですが、同スタジオは4年前にSCEEにより買収されており、オリジナルのスタジオを設立したMartin de Ronde氏とMichiel Mol氏は買収の際にスタジオを去っています。そんな二人が新たにソーシャルネットワーク用ゲームやオンラインゲームを手掛ける新スタジオ「Vanguard Entertainment」を設立した事が明らかになりました。
この新スタジオは製作会社のKaramiとPSNとXBLAタイトルなどを手掛けるデベロッパ”W!Games”の吸収合併も兼ねた物で、両社の特性と二人の経験を活かし、独自IPのソーシャル向けをタイトル近く発表予定である事が明らかにされています。
先ほどお馴染みMajor Nelsonが自身のTwitterにて「Halo: Reach」の初日セールスが2億ドルを突破し、単独プラットフォームでの初日売上記録を更新した事を明らかにしました。同様に東京ゲームショウのプレスカンファレンスに登壇したMGSのボスPhil Spencer氏も2億ドルに到達した事を壇上でアピールしています。
なお、これまでの記録を持っていたModern Warfare 2はPS3とXbox 360、PCを併せた初日セールスが3億1000万ドルとなっています。
先日いよいよローンチを果たし、世界中のプレイヤーが熱狂で迎えたBungieの「Halo: Reach」、昨日はすでにXbox Liveの同時接続数の記録を更新した事をお知らせしましたが、VGChartzの発表からローンチ24時間の販売数が300万本を超えた事が明らかになりました。
Halo: Reachはローンチ前に北米での予約が200万本を超え、ヨーロッパ・中東・アフリカでも60万本に近いプレオーダーを得て今回の300万本越えを果たしましたが、惜しくもModern Warfare 2の記録を破るには至りませんでした。詳細は今後さらに明らかになると思われますが、どうやら北米での単一プラットフォームでの初日セールスはModern Warfare 2を上回った様子ながら、ヨーロッパ・中東・アフリカの販売が思ったよりも低く、合算での初日セールス記録には手が届かなかった様です。
初日の売り上げ推定値は2億4000万ドル規模(約206億円)との事で、VGChartzでは初週セールスがさらに425万本に到達し、3億4000万ドル(約291億円)にも達すると予想しています。
これまでまことしやかに囁かれていたNinja Theoryによるデビルメイクライ新作の噂、今朝方には”DMC”の商標登録も発見され、いよいよ現実のものとなるかと思われていましたが、先ほど東京ゲームショウに先駆けて行われたカプコンのプレスイベントにて、Ninja Theoryが手掛ける事となったフランチャイズの再定義を行うという新作「DMC: Devil May Cry」を発表しました。
まだ詳細は明らかではない本作ですが、映像の冒頭ではイギリス経験論哲学の偉人”デイヴィッド・ヒューム”の言葉が語られ、これまでのシリーズタイトルから大きくテイストを違えた街並と共に、どこかに捉えられた主人公が登場、カメラから名前を問われた主人公ははっきりと「My name is DANTE」と語っており、若い頃のダンテの物語が描かれる事が明らかにされています。。対応プラットフォームはXbox 360とPS3の予定でリリーススケジュールについてはまだ開発初期の段階との事で明示はされていません。
Half-LifeやPortal、Left 4 Deadなど多くの有力フランチャイズを擁し、Steamではデジタル流通市場を席巻、クラウドサービスを内包したSteamworksでは遂にプラットフォームの垣根さえ越えようとしているValveですが、社内ではゲーマーの生体実験を含む脅威のゲーム研究が進められている事がゲイブの口から明らかにされました。
これはValveのボスGabe Newell氏がPC Gamerに明かした物で、今後のゲーム開発の為にバイオメトリックにフォーカスを合わせた実験を開始し、すでにいくつか驚く様な結果を導き出していると発言しています。
ゲイブは、具体的な実験内容として、プレイヤーがゲームをする場合、プレイヤーがどう感じるかについて本質的に考える為に、推測ではなく、視線のトラッキングや肌の電気反応、心拍数レート等の生体的な統計をとる事で科学的な分析を進めている事を明かしています。
実験は想像以上に生体反応に現れる結果になっている様で、Valveはマルチプレイで発汗し興奮しているプレイヤーが、よりValveのゲームに価値を見出すプレイヤーであり、Co-opで発汗するプレイヤーはよりCo-opコンテンツを欲するだろうと考え、自社タイトルに生体測定の技術を組み入れる技術を既に模索し始めているとの事。
ゲイブはプレイヤーの網膜から発せられる非可視光線をWebカメラで読み取り、心拍数を取得する事は非常にクールだが、技術的な実現はかなり困難である物の、一端解決を見れば終わる技術だとの見解を併せて明らかにしています。
一体Valveはどこまでいくつもりなのか、ますますゲイブの首回りが飽満になりそうな先見ぶりと、Valveタイトルに用意されている多くのコメンタリーを聞くかぎり、割と本気でやってしまいそうな気さえしてしまうマッドサイエンティストぶりがValveらしい実に興味深いニュースでした。
PopCapの上海スタジオが開発を進めているソーシャルゲームプラットフォーム「PopCap World」ですが、昨日同プラットフォームの韓国でのサービス開始に向け、PopCapとNCSoftとの提携を発表、韓国での運用をNCSoftが担当する事が明らかになりました。
今年後半のローンチを予定しているPopCap Worldは同社の代表作であるPlants vs. ZombiesやBejeweled、Zuma等を含んだ13タイトルがプレイ可能な物で、基本無料プレイでサービスイン後、マイクロトランザクションのプレミアム要素などが加えられる予定となっています。
PopCap Asia/PacificのVPを務めるJames Gwertzman氏はプレスリリースにて、ディズニーランドがテーマパーク産業を革新し、新時代の到来を告げた様に、PopCap Worldは韓国のカジュアルゲームを再定義するポテンシャルを持ち合わせていると述べ、NCsoftとの提携が非常にエキサイティングだと大きな自信を見せています。
アメリカでE3の開催やESRBレーティングなどを行うビデオゲーム産業の業界団体Entertainment Software Association(以下:ESA)が、来る11月2日に合衆国最高裁判所で争われるカリフォルニアの暴力ゲーム販売規制法案が合衆国憲法修正第1条に記された信教、言論、出版、集会の自由、請願権を犯す違憲な物かの是非に対し、規制に反対する政治行動グループの結成を発表しました。
すでにこの運動に25万を超えるゲーマーが署名を行い、この署名をまとめた最高裁判所に提出する声明にマーベルコミックの産みの親であり、現在もアメコミのアイコンとしてお馴染みのスタン・リー御大が参加した事が明らかになりました。
最近では御大自らゲームに関わるシーンもしばしば見られ、複数のスパイダーマンが共演を果たすSpider-Man: Shattered Dimensionsのプロモーションに参加し名調子で宣伝を行い、昨年ActivisionからリリースされたMarvel Ultimate Alliance 2では重要キャラクターとしてゲーム内に登場しています。
ゲームをプレイしない事をしばしば明言している御大ですが、作品への愛情やゲーム文化への理解は並大抵の物ではなく、もうすぐ90歳になるとは思えない意欲的な活動を今も見せています。
スタン・リー御大は今回のESAによる反対行動の参加について、以下の様に書き記しています。
誰もが全てのゲームが全てのゲーマーに適切であるとは思っていません。既存のコンピューターとビデオゲームのレイティングシステムやペアレンタルコントロールが、子供が楽しむゲームに対して親達の承認を保証し支援する事を公選職が理解する事は重要です。
実際に連邦取引委員会はビデオゲームのレーティングシステムこそが最善の策であると発言しています。それは単独で批評者の懸念に取り組むべきで、私はかつて政府がコミックに対して行おうとしていた事を、今ビデオゲームに検閲と販売の禁止を求める幾人かの政治家を見て思い出します。
半世紀前に起こった事は悪い考えでしたが、現在のこれは全く同じくらい悪い動きです。しかし、あなたはこの問題について”何か”を行う事が出来ます。
私は、明確な態度を打ち出し、ビデオゲーム有権者ネットワークに参加することにより、”憲法修正第一条”と”コンピュータとビデオゲームのアーティストの権利”の両方を守るようゲームプレーヤー達に促す為にこの文章を書いています。
今もエンターテインメントの先頭を切って突き進む御大の言葉が、今回の騒動に本質的な光を当てる事になるか、いずれもビデオゲームが”何か”に”成る”過程の騒動にも見える単純な問題では無いだけに今後の動向が気になる所です。
かつて2008年にチートツール等の利用を行っていたDiablo IIとStarCraftプレイヤーに対し、35万ものアカウントをBANした実績のあるBlizzardですが、すでに300万セールス突破した「StarCraft II」の成功を迎え、改めてチートツールへの警告を行っています。
Blizzardはエンドユーザーライセンス契約の中で明言されている様に、ハックや改造、チート利用が判明した場合プレイヤーのゲームプレイを永久に禁止する事が可能である事を明言し、これはプレイヤーのアカウントがBattle.netに永久にログイン出来ない事を意味すると表明。
また、今回の警告ではどのようなハックやチートも使用しない事を強く勧めると述べた上で、近いうちに不正プレイヤーに対する一時利用停止やBANの処分を開始する事を予告しています。
先日からの高得点・満点連発のレビューに始まり、いよいよローンチを迎え世界中のゲーム情報メディアが「Halo: Reach」のローンチに沸き立つ中、Bungieのコミュニティディレクターを務めるBrian Jarrard氏がCVGに対し、メディアのレビューを気に掛けて開発を進めた事は無いと発言しました。
Jarrard氏はBungieがレビュワーの評価を心に留めて開発に取り組んだ事は無いと断言、Bungieは自分達のタイトルにインターネット上で交わされるファンフォーラムやネット上のメディアサイトでの言葉を多く読んでいる事も明かした上で、結局の所、Bungieは自分達がやりたいゲーム、そして何よりファン達が楽しむ事を希望していると語り、決してレビュワーを意識した開発を進めようとは思わないとBungieのスタンスを強調しています。
さらにJarrard氏は、Bungieが世界中のファンに自分達のゲームを楽しんで貰えればと考えているものの、結局それはゲーマー個人の主観的な判断にまかせられる物で、人はそれぞれ自分の見解を持つ権利を有していると述べ、形式的なレビューを信用する事はとても難しい事だと語っています。
この発言はベータテスト以降、山の様なブラッシュアップを重ね、サービス過剰とも思える膨大な量のコンテンツを盛り込み、針を研ぎ澄ますような調整を黙々と進めてきたBungieが語ってこそ説得力のある物とも言えます。のっぴきならない複雑な事情を超えて”やりたいゲームを作った”と語らせるHalo: Reachが一体どのような結果を出すのか、今後の動向に注目です。
本日THQが新しいリリーススケジュールを発表、3月リリースが予定されていたシリーズ最新作「Red Faction: Armageddon」が2011年5月へと変更された事が明らかになりました。
プレスリリースに掲載されたスケジュールはどうやら2012年度(2011年4月~2012年3月)の物で、期待のW40KタイトルやSaints Row新作等についても記されています。なお、THQは今回のスケジュールが全て”変更の可能性”がある事を加えています。スケジュールの詳細は以下でご確認下さい。
- Red Faction: Armageddon – 2011年5月
- MX vs. ATV Alive – 2011年春
- Warhammer 40,000: Space Marine – 2011年夏
- Saints Row – 2011年秋
- World Wrestling Entertainment – 2011年秋
- Ultimate Fighting Championship – 2012年冬
9月始めにEpic GamesがiOS用のアクションタイトルとして発表した”Project Sword”、タイトルは現在Chair Entertainmentにより開発が進められていますが、発表と共に本作の無料技術デモとしてリリースされた「Epic Citadel」が早くも100万ダウンロードに到達した事が明らかになりました。
とても携帯デバイスで動作しているとは思えないクオリティと本格的なゲームデバイスとしてのポテンシャルを見せつけたEpicですが、今回のマイルストーン到達でユーザーからの期待の大きさも自明の物となったと言えます。”Project Sword”(※ プロジェクト名で正式タイトルではありません)は、あの”Shadow Complex”を手掛けたChair Entertainmentが手掛けている事もあって今年後半のリリースでは更なる注目が集まる事となりそうです。
世界中でローンチイベントの本格化に湧きあがるBungie最後のHaloタイトル「Halo: Reach」、イギリスでの初日売り上げは150万英ポンド(約2億円)越えが期待され、イギリスとアイルランドのXboxディレクターを務めるStephen McGill氏は深夜販売を行う小売店がイギリス国内だけでも数百店舗存在し、まさにHalo: Reachが”ゲーマーのゲーム”だと成功を確信する発言を行っています。
さらにイギリスよりも巨大な盛り上がりを見せそうな北米ではMicrosoft Game StudiosのVPを務めるPhil Spencer氏が“Halo: Reach”よりビッグなゲームは世界に存在せず、2010年最も大きなエンターテインメントイベントだと述べ、”スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス”以来の巨大ローンチであるとアピールしています。
Spencer氏は「フランチャイズのサイズと範囲、そして特にファン達の熱中はどのゲームもHalo程大きい物では無い」と述べ、「私たちは”Halo: Reach”でブロックバスタータイトルのエンターテインメント体験を再定義し、最終的に今年をXboxの歴史の中で最もビッグな年にする事を約束する」と大きな自信を見せています。
今作のベータテストでは270万人が参加し、コンソールゲームのベータテストで最大規模を記録。さらにシリーズタイトルのXbox Live上累計プレイ時間が33億時間を超え、シリーズ販売本数が3400万本を超えるHaloシリーズの最新作かつBungie最後のタイトルとして、ゲームエンジンから刷新されいよいよ降臨するHalo: Reach、強豪タイトルがひしめく中、マイクロソフトの自信は現実の物となるか、今後の動きに注目です。
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