Electronic Artsのシリーズ最新作「Medal of Honor」のマルチプレイにおいてタリバン兵が使用可能である事を問題視したイギリスのリアム・フォックス国防相による批判に始まり、続いてニュージーランドのWayne Mapp国防大臣、オランダのGitte Lillelund Bech国防大臣等が同じくMedal of Honorが無意味なゲームだと批判しました。
さらに、アメリカでは軍施設内での予約・販売が禁止される事が米軍の福利厚生組織AAFESにより決定、さらに昨日はジャック・トンプソン”元”弁護士までが販売禁止に乗りだし、かなり混沌とした状況が続いています。
発端となったイギリスでは政府がリアム・フォックス国防相の発言が個人の見解であると発表、国内販売はつつがなく迎えられそうで、お騒がせなジャック・トンプソン氏の行動もこれまでの状況を見る限りたちの悪い売名行為に限りなく近い物だと言えます。
そんな情勢の中、今度はカナダのピーター・マッケイ国防大臣によるElectronic Artsへの批判が新聞メディアのOttawa Citizen紙に掲載、カナダ軍、カナダの同盟国、支援者、無罪のアフガニスタン国民がタリバンによって撃たれ、そして殺されていると発言しました。さらにマッケイ国防大臣は「これは現実だ」と述べ、Medal of Honorのタリバン問題が間違っている事は子供でも判る事で、カナダ国民の多くがこれを不快に思い腹を立てていると確信していると自身の見解を示しています。
なかなか事態が沈静化されないこの問題ですが、海外メディアでは現役軍人等から販売禁止措置等への反対も紛糾しており、カナダでの情勢も含め今後の動向が気になる所。Medal of Honorのリリースは10月12日、対応プラットフォームはPS3とXbox 360、PCとなっています。
9月3日から5日までシアトルにて開催された今年のPAX Prime、去年のPAXはA型ブタインフルエンザの猛威が重なりチケット販売の制限なども行われましたが、今年はつつがなく終了しました。
歴史的なサプライズとなった”Duke Nukem Forever”の再アナウンスも行われ、昨今のゲームイベントの回収や続報等、今年も注目度の高いイベントとして成功を収めたPAX Primeの来場者数が発表、前年から7,000人増の67,600人の出席者が参加した事が明らかになりました。
なお、今年3月に行われた姉妹イベントのPAX Eastは52,290の出席者を記録しており、来年はさらに大きな会場へ移動し開催されるされるとの事。さらにPenny Arcadeを率いるMike Krahulik氏とJerry Holkins氏は、3つ目のPAXイベントを海外で開催する計画が進められている事を示唆しています。
かつてGTAシリーズを”殺人シミュレータ”と呼び、DOOMやSimsなど有名タイトルを相手に片っ端から訴訟を起こし、過激な発言に止まらない迷惑行為など、頭を抱える様な行動で話題になったジャック・トンプソン氏、2008年9月に行われたRockstarの”Bully”を相手取った訴訟にて、提出した証拠に虚偽があった事から弁護士の資格を剥奪され、関係者一同ほっと胸をなで下ろしたのも懐かしい話題ですが、ジャック・トンプソン”元”弁護士が再び動きだした事が明らかになりました。
ジャック・トンプソン氏が今回目を付けたのは先日からのタリバン騒動がまだ鎮火しない「Medal of Honor」で、ロバート・ゲーツ国防長官に発売に反対するファックスを送りつけ、米軍がゲームの開発に協力したとして批判しています。
ジャック・トンプソン氏の論旨をまとめると、以下の4つの内容に要約できます。
- 米軍特殊部隊の兵士がコンサルタントとして協力したMedal of Honorは敵国に”米軍兵士を殺戮する為のパワフルで有用なトレーニングツール”を供給する
- タリバン兵としてプレイ出来る
- Electronic Artsは年齢に関わらずプレオーダーを許可している
- コロンバイン銃乱射事件はMedal of Honorの様な軍隊殺人シミュレーターに起因する
また、トンプソン氏は自身が弁護士として活動していない事を明言した上で、人数等の規模が伏せられた反対集団の代表として自身が行動している事を記しています。氏は「Medal of Honorのリリースを止めて見せます」と自信の程を見せていますが、昨年9月に起こしたFacebookに対する訴訟では、Facebookから利用規程の違反を指摘され11月に訴えを取り下げています。
イギリスのリアム・フォックス国防相の発言に始まり、アメリカ国内では米軍基地内での販売禁止措置、さらに現在は空軍が独自に販売禁止に反対を表明するなど、おそらくトンプソン氏にとっては鴨が葱を背負ってきた様なチャンスに見えたであろうこの騒動、どんな着地をする事になるのか……今後の動向に注目です。
本日9月第1週のUKソフトウェア販売チャート上位40タイトルが発表、2kの新作”Mafia II”が首位を、”Kane & Lynch 2: Dog Days”が2位をそれぞれ先週からキープ、さらに上位にはToy Story 3にRed Dead Redemption、Wii Sports Resort、そして不動のポジションをキープする6位のJust Danceなどお馴染みのラインアップとなっています。
しかし先週初登場の期待の新作”Metroid: Other M”は12位とトップ10入りならず、来週以降の動向に注目が集まります。ランキングの詳細は以下でご確認下さい。
- 1位:MAFIA II
- 2位:KANE & LYNCH 2: DOG DAYS
- 3位:WII SPORTS RESORT
- 4位:TOY STORY 3
- 5位:RED DEAD REDEMPTION
- 6位:JUST DANCE
- 7位:SUPER MARIO GALAXY 2
- 8位:SNIPER: GHOST WARRIOR
- 9位:PRINCE OF PERSIA: THE FORGOTTEN SANDS
- 10位:TOM CLANCY’S H.A.W.X. 2
- 11位:LEGO HARRY POTTER: YEARS 1-4
- 12位:METROID: OTHER M
- 13位:WII FIT PLUS
- 14位:MASS EFFECT 2
- 15位:BATTLEFIELD: BAD COMPANY 2
- 16位:CALL OF DUTY: MODERN WARFARE 2
- 17位:NEW SUPER MARIO BROS.
- 18位:NEED FOR SPEED: SHIFT
- 19位:NEW SUPER MARIO BROS. WII
- 20位:TIGER WOODS PGA TOUR 11
「Halo: Reach」の北米リリース9月14日までとうとう1週間、先ほどXboxサイトにてHalo: Reachのローンチを祝うイベント”Invasion Week”がXbox Liveにて現地時間の7日から13日まで毎日開催される事が発表されました。さらにこのイベントに合わせてアニメーション作品の”Halo Legends”が9月7日から21日まで50%オフになる事も明らかにされています。
また、ローンチ後9月17日から20日の週末にはシルバー会員に対してゴールド会員向けの本作の特典がすべて公開、同じく9月14日から19日にかけて無料の”Halo: Reach”Invasionテーマが登場する事も明らかにされています。
ローンチ前イベントのスケジュールは以下からご確認下さい。
- 9月7日(残り7日):Halo:Reachのプレミアムテーマが公開
- 9月8日(残り6日):キャンペーンプレビュー
- 9月9日(残り5日):アバター用Warthog Propが50%オフ
- 9月10日(残り4日):Firefightモードプレビュー
- 9月11日(残り3日):”Deliver Hope”トレイラーのディレクターズカット版が登場
- 9月12日(残り2日):マルチプレイモードプレビュー
- 9月13日(残り1日):アバター用Halo: Reachコレクションのアップデート
アラブ首長国連邦でゲームメディア等の審査を行うNational Media Councilが「Mafia II」の国内販売を禁止した事が明らかになりました。この決定の理由については発表されていませんが、アラブ首長国連邦では”Darksiders”、”Heavy Rain”、”God of War III”、”Mass Effect 2″といったAAAタイトルも同様に発売禁止とされており、性的な描写や暴力表現、宗教的な内容などが審査に影響を与えているのではないかと予想されます。
「Gears of War 3」に満を持して登場するカーマイン兄弟の長男”Clayton”の生死を決めるチャリティキャンペーンですが、先ほどお馴染みCliffy BとRod Fergusson氏がチャリティの売り上げを発表、”カーマイン生きろ”と”カーマイン死すべし”Tシャツの売り上げが合わせて15万ドル(約1265万円)に達する大成功を収めた事が明らかになりました。なお、8月下旬には”生存”が優勢だったカーマインお兄ちゃんの生死は明らかにされていません。
今回のキャンペーンの売上は病気の子供達へのチャリティ活動を行っているChild’s Playに寄付されます。カーマインとプレイヤー達が子供達にプレゼントする夢とオモチャ達はきっとみんなを元気づけるに違いありません。忘れない、カーマイン。
さらに、久しぶりにGears of War 3の新しいスクリーンショットも登場、最新UE3によるリッチな映像表現によって描かれるローカストやギアーズ達がたっぷりと描かれています。
先日の特大サプライズで世界中の度肝を抜いた「Duke Nukem Forever」の復活劇ですが、先ほどさらに驚きの事実がGearboxのボスRandy Pitchford氏とデュークの産みの親である3D Realmsの共同創設者Scott Miller氏から発表されました。その内容はDuke Nukem Foreverを含めた今後登場する全ての”Duke Nukem”商標のIP(知的所有権)をGearboxが取得したという物。
3D RealmsのScott Miller氏は壇上にて、Gearboxが継続的な情熱を持って長年の遺産とブランドを手に入れたと述べ、同じく共同創設者のGeorge Broussard氏は「Gearboxは”Duke Nukem”ブランドにふさわしい唯一のホームでした」と述べ「彼らは才能に満ち、ブランドに対する完璧な視点と理解を有しています」と続けています。
今年の2月にGearboxのロゴが入った”Duke Nukem Forever”のプレイ映像がリークされて以来、Duke Nukemらしいと言えばらしいプロレスが続けられていただけに、IP全体の移行はまさにサプライズ!こうなればいよいよ”Duke Nukem Trilogy”が日の目を見る事もあり得るのか、今後の動向が非常に楽しみな展開になってきました。
なお、王が帰還なされるDuke Nukem Foreverは2011年の春リリースを目指しており、対応プラットフォームはXbox 360とPS3、そしてPCとなっています。
昨晩Take-Twoが5月1日~7月31日の第3四半期会計報告を発表、Rockstarの最新作「Red Dead Redemption」が690万セールスに達した事が明らかになりました。
このRed Dead Redemptionのドラマチックな大成功により、Take-Twoの収益は前年比でなんと273%も上昇し、前年の9490万ドルから一気に3億5410万ドル規模の収益をもたらす事になりました。これに伴い昨年度Q3に計上された5830万ドルの損失から一転、今年度のQ3では1240万ドルの純利益が発生しています。
また今回の会計報告では先週から延期の噂が囁かれていたTeam Bondiが6年越しで開発中の「LA Noire」が2011年前半に延期された事が明らかになっています。
Doope!をご覧頂いている皆様いつもありがとうございます。当サイトではこれまで平日10数件のニュースをお知らせしてきましたが、現状では全てのニュースをお届けする事が出来ず、本来ならお知らせすべき大きなニュースなどをスルーしてしまう状況が見られる様になりました。
この状況をなんとか改善する方法を考えていたのですが、更新ペースが追いつかない事もあり、記事化に漏れた注目ニュースを簡素に要約したまとめリンクを作成してみてはどうかとのアイデアに至りました。ひとまず試験的に継続しながらレイアウトや内容の調整を進め、今後デイリーな記事の1つとして続けていく事にするか決めたいと思います。ということで、今日から”昨日”の海外ニューストピック、スタートさせてみました!しばらく試行錯誤が続きそうですが、よろしくお願いいたします。
昨晩Blizzardが7月にリリースしたシリーズ最新作「StarCraft II: Wings of Liberty」がリリースから1ヶ月で300万本セールスに達したと発表しました。
StarCraft II: Wings of Libertyはローンチから2日目で150万セールスを記録し、NPDチャートでも北米7月のベストセラータイトルとなっており、PCタイトルながら脅威的なペースで販売記録を伸ばしています。
BlizzardのCEOを務めるMike Morhaime氏は、この最新の販売結果が2010年PCゲームのベストセラーであり、PCゲーム史上最も販売ペースの速いRTSタイトルだとして、StarCraft IIに熱中する世界中のプレイヤーに感謝すると発言しています。
今後登場するZerg編”Heart of the Swarm”とProtoss編”Legacy of the Void”のリリースも考えると一体どのような規模のセールスを達成する事になるのか、今後の動向が本当に楽しみです。
今年は10月5日から8日までオースティンのコンベンションセンターにて開催される「GDC Online」、本日イベントオーガナイザーを務めるUBM TechWeb Game Networkが新たにBlizzardとPlaydom、Bigpointがキーノートを行う事を明らかにしました。なお先日にはZyngaのブライアン・レイノルズ氏がキーノートを行う事が発表されていました。
BlizzardのキーノートはディレクターのGreg Canessaa氏が”Battle.net: A Postmortem”(Battle.netの事後検証)と題し、新しいオンラインゲームサービスの構築とローンチに加え、それらをBlizzardタイトルと紐づける中で学習した事を共有する内容になる模様。
PlaydomのVPであるRaph Koster氏は近年隆盛を極めるソーシャルネットワークを踏まえ、それらのベースとなる古典的な社会的コミュニケーションのメカニズムについて講演、Facebookゲームから実際のスポーツまで、社交的なゲームプレイを駆動する根本部分の力学と法則にスポットを当て、語られるとの事。
BigpointのCEOを務めるHeiko Hubertz氏は”ヨーロッパのゲーム産業に起こる次の大きな出来事”について講演、ブラウザベースのゲームを開発するデベロッパに強くスポットを当てた内容になっている模様です。
先月初めジャスティン・ウォン選手を始めマイク・ロス選手などEVOなどで活躍する「スーパーストリートファイターIV」のトッププレイヤー4人による有料レッスンが開始される事をお知らせしましたが、サービスもいよいよスタートし、海外フォーラムに実際に指導を受けたプレイヤーからレッスンの内容がどのような物であったか、その内容が投稿されました。
レッスンを受けたのはBushinryukenさんで、コーチを担当したのはご存じジャスティン・ウォン選手、指導キャラクターは”ガイ”で、一般的な戦略の改善と共にガイのプレイに関する改善を目的に2回のレッスンが行われたとの事。
レッスンでは実際にジャスティン・ウォン選手と数度のラウンドをこなし、まずBushinryukenさんがプレイにおいてどのようなミスを犯していたかを確かめる事から始められています。その結果近距離からの危険なスライディングや、ゲーム開始時の行動が予測可能である事など、様々な指摘を受けたとの事。
さらにジャスティンはBushinryukenさんに実践向きの優れたコンボや動作がゲームに準備されているトライアルモードからは得られない事を示唆、実践向けコンボの指導などがとても有用な物であった事が記されています。さらにジャスティンから教わったコンボは実際にウメハラ選手との対戦などでも本人が使用していたテクニックで、そういった戦略を用いる事の”なぜ”を直接本人から聞ける事は大きな意味があると締めています。
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