先日開催されたX10イベントで残念な事にPC版のリリース中止が正式に報じられた「Alan Wake」ですが、ドイツのファンサイトalan-wake.deでは署名運動を開始し既に13,000を越える署名が集まった事が明らかになりました。
今回マイクロソフトがPC版のキャンセルに挙げた理由が、PCプラットフォームとプレイヤーの親密な雰囲気がAlan Wakeのようなホラーゲームの為に上手く作用しないとの事で、Alan Wakeはテレビとソファーを必要とするというなんというか、かつて一度も聞いた事が無いような滑稽な物でした。本作の開発を行っているRemedyはPC版についてやぶさかでない意志も表しており、どうやらビジネス的な理由が大きな要因ではないかという事は容易に想像が付きます。
確かに著作権侵害における大きな被害やセールスに関する問題が大きな物ではあるものの、元よりテクニカルデモとして登場した際の本作の理念と成り立ち、そして紆余曲折を思えばPC版でそのポテンシャルの全てを発揮してこそ本懐を遂げるのではないかと、やはり残念に感じてしまう事は事実です。今回の署名運動がどうなるか、奇蹟は起こるか動向が気になるところです。
18歳以上のレーティングの是非に大きく揺れるオーストラリアのゲーム文化ですが、先日ABC放送(オーストラリア放送協会)が運営するゲーム情報サイトGood GameのAussie gamer showに南オーストラリアの司法長官を務めるMichael Atkinson氏が登場し+18レーティングに纏わるインタビューを受けました。そこでAtkinson氏はゲーマーが非常に危険な人種であると、以前からの意見をさらに強固にし、18歳以上対象レーティングの新設に対し激しい拒否の姿勢を貫いています。
インタビューでのAtkinson氏によると、映画とゲームの違いは実際にその人が物事を行う事だと述べ、映画で誰かの首が切られたシーンを見ることが出来るが、それはあくまで受動的な物だと続けています。それに比べゲームで実現されているインタラクションはこれらの残酷な行動をユーザーの意志で行う事が出来ると、ゲーム性という物を問題視しています。
さらにAtkinson氏は自分と自分の家族がゲーマーにより危険にさらされていると発言、どうやら夜中の2時にゲーマーから脅迫状が届いたとの事で、ゲーマー同様にAtkinson氏を嫌うバイカーギャングでさえも夜中の2時にウチの玄関先をうろついたりはしないと述べ、ゲーマーの方が危険で恐ろしい存在だと述べています。
なんというかこの泥沼状態はAtkinson氏の強固な姿勢云々だけの問題では無くなっているのは明らかで、なぜこうなったのか、なぜこんな事になっているのか、ゲームだけではない文化や社会、歴史や生活等を含めた総合的な問題が複雑に絡み合っている気さえしてきます。ゲームをただ楽しみたいと言う層、ゲームを相対的に大きく文化として捉える人、そしてビジネス的な視点での事情など、みんなが幸せになる手段は残されていないものでしょうか。
2008年の公開以来大人気でiTunesでも発売されたblinktwice4y氏のマリオカートラブソング、ご覧になって胸が熱くなった方も多いかと思われるこの曲を、昨日のバレンタインに合わせてテルミンとウクレレでカバーした動画が公開されました。
カバーしたのはウクレレを担当したdysmyelopoiesisさんとテルミンを自在にあやつるconquerearth氏の二人、ほっこりしたハッピーな雰囲気で一息休憩を入れてみてはいかがでしょうか。
先ほどヒップホップ予言をお届けしたついで?に予言ネタをもう一発。2007年にWiiで登場した「スーパーマリオギャラクシー」の登場が16年前のNintendo Power誌で一人の読者により予言されていた!というもの。1991年の12月号にJimmy Peterfordさんが投稿したその内容は……というと、近い将来僕たちは2800万色以上のカラーで512ビットシステムのすっげえパワーでスーパーマリオギャラクシーっていうソフトを遊んでるよ!という物。
1991年といえばもう20年近く前、3Dテレビがとうとう現実の物になり、モーションコントロールが実現され、実写かと見まごうようなタイトルがリリースされ、プリレンダならもうある程度何でもできるんだという認識の時代になりました。これから20年後の2030年には私たちは一体どんなゲームを楽しんでいるのか……未来に思いを馳せる事はいつの時代もわくわくしますね!
すでにシド・マイヤー氏によるゲームデザインについての講演やピーター・モリニュー氏によるFable IIIを用いた講演などが判明している今年のGDC 2010ですが、新たな講演内容が明らかになりました。サイレントヒルシリーズで知られ、現在はグラスホッパーで活躍される山岡晃氏の登場に、Deus Ex 3のサイバールネッサンス、Batman: Arkham Asylumのアートディレクションと興味深いものが揃っています。
山岡氏の講演内容は”As Long as the Audio is Fun, the Game Will Be Too”(音響が楽しいものである限り、ゲームもそうでしょう)と言うもの。プロデューサー視点からのオーディオ設計に関する内容やインタラクションとの関係について60分の講演が予定されています。
さらにシリーズ復活の最新作として注目を集める「Deus Ex 3」のビジュアルディレクションについても講演が行われます。スピーカーはEidosモントリオールスタジオでアートディレクターを務めるJonathan Jacques-Belletete氏で、タイトルは”Creating a Unique Visual Direction: The Successes and Failures of Creating a Near-Future Cyberpunk Setting with a Renaissance Twist in Deus Ex 3″(ユニークなビジュアルディレクションのクリエイト:Deus Ex 3における近未来サイバーパンクとルネッサンスを実現するための成功と失敗)というもの。
講演ではDeus Ex 3のファッションからキャラクター、環境、ストーリーを一貫して纏め上げるインパクトの高いアート設計について、デベロッパがどのようなステップで個性的なビジュアルスタイルを実現し、テーマに統一性を持たせるためにどのようにアートディレクションが使用されたかが解説されるようです。
さらに昨年「Batman: Arkham Asylum」で原作物ゲームの新たなマイルストーンを作り上げたRocksteadyからも講演が行われます。スピーカーは同社のアートディレクターを務めるDavid Hego氏で、講演タイトルは”The Art Direction of Batman Arkham Asylum: Rebooting a Super Hero Video Game IP”(Batman: Arkham Asylumのアートディレクション:ビデオゲームにおけるスーパーヒーローのリブート)と言うもので、同社がすでに実現したバットマンという巨大IPをビデオゲームへと移す事のチャレンジングな開発と、70年に及ぶバットマンコミックの精神を忠実に保つ方法についてレクチャーが行われます。
さらに今回のGDCではメトロイドやメイドインワリオ、最近ではトモダチコレクションで知られる坂本賀勇氏の講演や、SCEAサンタモニカスタジオのBen Diamand氏による「God of War III」での影生成に関するプログラミングセッション、BlizzardのDominic Filion氏による「StarCraft II」のエンジン開発におけるスケーラビリティや堅牢性に関する講演など、ご紹介しきれない程の興味深い講演が用意されています。
GDC 2010は3月9日から13日までサンフランシスコのMosconeセンターで行われます。注目タイトルの新情報も様々登場する予定になっている今年のGDC、今後も改めて続報やニュース等お知らせしていきますので、お楽しみに!
映像を見ていただければ一目瞭然ですが、徹底的にバーチャルリアリティ的なプレイを実現した「Left 4 Dead」のプレイ映像をご紹介!これはヘッドマウントディスプレイにWii リモコン、さらにリモコンをPCで操作可能にするGlovePIEを組み合わせて実現した物で、映像ではしゃがんだりジャンプしたり、上下に頭を傾けた動作とリンクするL4Dの様子が確認できます。意外とちゃんとプレイ出来てるのが凄い。楽しそう!
Modern Warfare 2のリリースと併せて本編の登場する個性的(主に見た目が)な仲間ゴーストが主人公を務めるコミックがDC Comicsからリリースされ、すでに2巻が発売済みとなっています。今月の2月17日に3巻目が発売される事が明らかになりましたが、その内容がなかなか面白い事になっています。
3巻のあらすじによると、デンマークとマヤ人が聖域の城を襲撃、女王を救うには一足遅かった!城は多くの怪物と戦士で溢れている!といった感じなんですが、何事だろう……これは。全く意味がわからん!何故突然ファンタジーに……。4巻の予告には「ゴーストは現実世界に戻ってきた!」と言う事でメキシコの任務に話は移る様子。どうやらちょっとあちらの世界に出張してきた様子です。大丈夫かゴースト、なんかキメたりしてないかな……。
ちなみに1巻はウクライナのLysychanskを舞台にゴーストがなぜ骸骨マークのバラクラバを着用するに至ったか、仲間の裏切りや、テロリストとの戦い、そして2-2空軍特殊部隊からタスクフォースへと身の置き場を移したゴーストの過去がサスペンス色たっぷりに描かれて大変渋いお話になっています。Modern Warfare 2本編でのあれこれも考えるとなんかもうほんとにゴースト頑張れ!と応援したくなる展開……3巻がとても楽しみです!
一瞬白くペイントされたM4A8かと思ってしまうようなこの銃は実に精巧に作られたペーパークラフトです。M4A8以外にもUZI、MP5、AK47、そして手榴弾が用意されたこのペーパークラフト群はロンドン在住のアーティストMartin Postler氏とIan Ferguson氏の手による物で、2008年に行われた美術展に出展するために作成されました。
現在このペーパークラフトはGestaltenで販売されており、銃は19.9ユーロ(約2400円で)手榴弾は14.9ユーロで購入する事ができます。情報元によると格好良く組み立てるにはかなりスキルが必要な模様、しかしなんとも言えない質感と大きさのこのペーパークラフト、たまらない人にはチャレンジしがいのある相手ではないでしょうか。また映像に登場する銃以外の作品もそうとうキてる物が多いので必見!です。ほしい……
映像はアーティストJonathan Alberico氏が手作りで作成したスチームパンクライフル”Doris”です。素晴らしくスチームパンクしたそのフォルムながら、ピンポン球を実際に射出できる事が可能です。玉こめる所とラッパ型バレルが素晴らしい!そして打ち終わった後の良い顔。
なおこのスチームパンクライフルは現在ebayにて販売されています。2月10日が入札締め切りとなっており現在250ドル、どこまで上がるか判りませんがイカシタスチームパンクガジェットを手頃な値段で手に入れるチャンスかもしれません。
今月3日にアフガニスタン・イスラム共和国のハーミド・カルザイ大統領がサウジアラビアのサウード王にタリバンとの和平交渉に協力を求めた事をイギリスのデイリー・テレグラフが報じました。
カルザイ政権のアフガニスタンは、先月ロンドンで行われたアフガニスタン問題国際会議においてタリバン兵の社会復帰プログラムの本格化を提案、これにより国際社会からの長期的な援助と支援が決まり自立に向けた大きな一歩を踏み出したばかりです。カルザイ大統領はこの平和に向けた動きに自国だけでは対応出来ないと判断、タリバンとの繋がりが強いサウジアラビアに協力を仰ぎ、再統合と和解を目指す事となったようです。
前置きが長くなってしまいましたが、この中でサウジに対しても先の国際会議におけるタリバン兵の社会復帰を目指すリハビリプログラムを提案、なんとこのプログラムにビデオゲームが含まれている事が明らかになりました。このプログラムには新設されたリヤド郊外のリハビリセンターが用いられ、壁には収容者達が描いた花や月明かり、海岸でひなたぼっこをするイルカ等が一面を飾り、花で満たされた場所だそうです。
さらに収容者は仕事を与えられ、結婚するための支援補助金を政府から得、さらにトヨタカローラが与えられます。こういった内容に加えて楽しいゲームなども用いられる事で新たな教化が行われるものだと思われますが、一体何のゲームがこれに用いられるのか、その詳細は明らかにされていません。少なくとも現代戦のFPS等で無い事は間違い無いのではないでしょうか。
このプログラムの内容については内外から賛否もあるようですが、プログラムに関わる心理学者Turki al-Otayan博士は「彼らはテロリストであり、それに対して与える事について批判があるが、これは私たちの責任だ」と述べています。そして「我々がこれやらなければ、アルカイダが彼らを必要とするだろう」とこのプログラムが抱えるメリットとリスクについて強く語っています。
アメリカでは兵士の育成にFPSゲームが使われ、一報でテロリストのリハビリに平和でハッピーなゲーム(恐らく……)用いられる近年のこの不可思議な状況に深い感慨を持ちますが、ゲームが果たして本当に平和をもたらす事が出来るか、一面的に語る事は難しい問題ですが今後のアフガニスタン情勢に期待を持って注目したいと思います。
イギリスの由緒ある名門ケンブリッジ大学でゲームやコミック、ハリーポッターやトワイライトに代表される若者向けの小説など、大衆向けの娯楽コンテンツの研究が新たに新設されたセンターで始められる事をBBCが報じました。
これは児童文学研究の新しい分野だそうで、実際には大草原の小さな家や不思議の国のアリスから、前述のトワイライトシリーズの様な所謂ラノベ的な物までカバーするとの事。その範囲の中にコミック、映画、ゲームも含まれる事になり、総合的な若者文化の研究が行われる様です。
この研究を担当するMaria Nikolajeva教授は「ゲームやコミックを子供の為のくだらない物だと言うのは簡単です。私たちがガラクタだと見なす物が若い人達に人気が有る場合、私たちにはなぜそれが人気なのかを知る必要があります。研究者として、そして教師として彼らが孕んでいる問題にベターなニーズを満たす物を提供できるかもしれません」と述べています。
さらにNikolajeva教授は、これらの研究が子供達だけではなく大人達にとっても重要な何かになるかもしれないと付け加えています。研究対象にされるゲームの詳細については明らかにされていませんが、近年の大学教育へのゲーム分野の大きな進出など含め、ゲームももはや文化面からの体系化が必要とされる段階を迎えた事に大きな感慨を覚えます。
今から10年後東京が食糧危機に陥り、飢餓状態になったとしたら自分達に何か出来る事があるでしょうか。或いは他国の富める人達に何かを期待するでしょうか。もし、他の国の人々がエネルギー問題やライフライン、紛争等で苦しんでいる場合、現実的な改善を提示する事が出来るでしょうか。普段神視点で楽しんでいるシミュレーションゲームやRPGゲームの中で起こるような自然災害や自分ではコントロールしかねる事態が、本当に発生してしまった場合どうしたら良いだろうと考えさせられるようなゲーム「Evoke」が登場しました。これはWebベースで誰でも楽しむ事ができるARG(代替現実ゲーム)と呼ばれるタイプのゲームです。
ARGという言葉にあまり馴染みがない方も多いかと思いますので、先に少し解説を加えておきます。すでにARGについてよくご存じの方は以下2段落は読み飛ばしていただいて結構です。ARGのよく知られる事例としては以前「Halo 2」のトレーラー映像内にwebサイトのurlが発見され、ハッキングされた養蜂情報のサイトの存在が明らかになりました。そこで得られる情報を元に様々な点と点を現実世界で繋いで行く事で最終的にはHalo 2の体験イベントへの招待が用意されていたという”I Love Bees”イベントが挙げられます。こういったネット上の出来事と現実のイベントが交差するような物が代替現実のゲームとして定義づけされています。
最近ではBatman: Arkham Asylumのアーカム病院サイトやThe Secret Worldの舞台となるKingsmouth町の案内サイト、さらには今もソーシャルサイトと連動してハッキングが試みられているSplinter Cell: ConvictionのCode of Convictionなど枚挙にいとまがありません。
今回発表されたEvokeは南アフリカを主な舞台として、世界中に山積する食料安全保障の問題やエネルギー問題、災害救助、貧困、教育の問題、紛争、水資源、疾病、飢餓といった様々な問題について、プレイヤー達が解決を試みるという物で、「出来る限り多くの人々のために、そして出来るだけ短い時間で世界を改善するために、自分達のキャパシティを増やす」事をゴールとするWebベースのゲームです。
これらの問題を解決に導くためにはプレイヤー達それぞれがコラボレートし、想像力を発揮し、地域の利点を活かし、勇気を持って、知識共有を行いながら、ビジョンを持ち、持続していく必要があります。
今作はエピソード形式で行われる事になっており、1週間に1エピソードが公開され、10週間にわたって10のエピソードが描かれる事になります。3月からスタートする1エピソード目はなんと日本の食料自給率が改善を見ず、ついに10年後の東京が飢餓災害に見舞われるという衝撃的な物になっています。
主にプロモーションに活用される事がおおいARGですが、この分野を専門に活躍し古代オリンピックの謎を追うThe Lost Ringなどで知られるJane McGonigal女史によるこの最新作はWorld Bank Instituteと協力して運営されているもので、しっかり一つのゲームとして楽しめるようになっています。モチーフも非常に身近な問題であるだけにとても取り組みがいのある物になりそうです。最新情報は公式blogにて配信しているので気になる方は3月3日のスタート前に色々と予習をしておくと良いかも知れません。
上の非常に魅力的に見える一枚のアートワークはフリーランスのアーティストとして活躍しているRoss Dearsly氏のblogに公開された物で、Electronic Artsで進められていたオリバー・ツイストのプロジェクトの一部だそうです。先日同氏のblogで氏がEAで関わっていたプロジェクトのコンセプトアートが大量に発見され、その魅力的な内容に注目が集まっています。
オリバー・ツイストはクリスマス・キャロルで知られるイギリスを代表する小説家チャールズ・ディケンズの長編小説で、孤児のオリバーが様々な困難に負けず逞しく成長していくディケンズの出世作で、映像化も何度も行われており小説も含めご存じの方が多いのではないでしょうか。Ross Dearsly氏のアートワークには生き生きとした活発なオリバーが描かれており、ロンドンの町並で元気に走り廻るコンセプトアートなどは原作ファンならずともぐっとくる仕上がりになっています。
これ以外にも「GUNHEAD」と名付けられたSFアメコミテイストのタイトルや、建造物やキャラクターの造形が非常に魅力的に見えるSFタイトル「HURIKAN」と記されたタイトルなども見受けられます。さらには現在リメイクが進められている「Road Rash」とピーター・モリニュー氏がかつて手掛けた「シンジケート」のコンセプトアートまで確認でき、もしかすると前述のオリバー・ツイスト等も進行中である可能性も捨てきれないという夢溢れるアートワークとなっています。
先日北米でも限定版がリリースされる事をお知らせした「Machinarium」ですが、本編に使われているとても素敵な楽曲達がレコードでリリースされる事が明らかになりました。楽曲を手掛けたのはチェコのアーティストTomas Dvorak氏で、公式サイトでも無料で5曲が公開されています。
このレコードをリリースするのはチェコのMinority Recordsで、すでにサイトでは予約が開始されています。レコードは14曲入りで盤の色が黄色と黒の2タイプ用意されています。ジャケットはジョセフ君と彼女が描かれたお馴染みの物で、レコードにもキャラクターが描かれています。さらに本作のアートデザインを手掛けたAdolf Lachman氏による3枚のプリントも同梱されているとの事。ぐぎぎぎぎ可愛いすぎる……!価格は329チェコ コルナ(日本円で約1540円)となっています。ちなみに限定生産との事で数量に限りがあるようです。どうやって手に入れるか……国内のファンにとってはあまりにも悩ましい嬉しい悲鳴となりそうです。
いよいよ発売が近づいてきた「BioShock 2」、前作から10年が経った本作ではビッグダディが主人公となりラプチャーを舞台に物語が展開される事になります。シリーズを通して魅力的なキャラクターが多いBioShockはゲームだけにとどまらず、周辺のアイテムや文化も様々盛り上がっています。
そんなBioShock 2に登場するリトルシスターが肌身離さず持っているビッグダディの可愛らしい人形が、アメリカのフィギュアメーカーNECAから発売される事が明らかになりました。価格は24ドルとなっています。リトルシスターが一生懸命作ったんであろうこの人形は野球のボールやクリップ、コルク抜きや針金やロープ等その辺にある物で作られていて、手作り感満載のめっちゃ可愛らしい物に仕上がっています。けしからん……
また、昨日EUのPlayStation.BlogがBioShock 2の上級プロデューサーMelissa Miller氏とリードアーティストのHogarth de la Plante氏を招きビデオインタビューを行いました。その中でシングルプレイの内容について触れられ、今作におけるビッグシスターの遭遇は必ずしも決まった物ではなく、リトルシスターに対する選択に関係している事が明らかにされました。詳細についてはHogarth de la Plante氏が途中で口をつぐんでしまったため不明ですが、前作をプレイ済みの方であれば想像が付く”あれ”だと思われます。
また本作の敵役?として登場するSofia Lamb博士についても触れられており、彼女がかなり高い理想をもった人物である事、”個人”よりも”集団”に重きをおいている事、そしてHogarth de la Plante氏は彼女の事を共産主義者と呼んでいる箇所が見受けられました。かつてアンドリュー・ライアンが冷戦を回避し芸術と科学が自由に発達する事ができるようにと作られたユートピア”水中都市ラプチャー”が、共産主義を旨とする科学者の手に落ちてしまうとはなんとも皮肉な話です。
2006年に発表されて以来、なかなか情報が明らかにされずプラットフォーム問題など小さなトラブルが続いていたオーストラリアのデベロッパTeam Bondiが開発を進めている「L.A. Noire」ですが、この1年半ほどは開発も順調に進み始めたのか、いよいよその全容が明らかになり始める様です。
お馴染みGameinformer誌の3月号でL.A. Noireの特集が組まれる事が明らかになり昨晩その素晴らしい表紙が公開されました。本作はそのタイトルが示す通り、ノワール映画の雰囲気溢れる1947年のロサンゼルスが舞台となっており、古典的なジャズサウンドと共に禁酒法が敷かれた喧噪の40年代が美しく再現されています。
また、L.A. Noireでは革新的なフェイシャルアニメーションが実現されているそうで、Lightsprint社のリアルタイムグローバルイルミネーション技術をライセンスしている本作は、映画的なライティングや演出に大きく期待が出来そうです。今年はMafia IIにMax Payne 3と他にもフィルムノワール的なタイトルが控えており、こういった種類のタイトルが好きな人にはたまらない1年になりそうですね。
昨年のgamescom 2009で大きなサプライズとして発表されたLionhead Studiosの新作「Fable III」ですが、発表以来ほとんど具体的な情報の無いまま極秘裏に開発が続けられてきました。そんな本作のインゲーム映像かはたまたスクリーンショットになるのか、3月9日からサンフランシスコで開催されるGDC 2010のピーター・モリニュー氏の基調講演においてFable IIIの何らかが新たに公開される事が明らかになりました。
GDCの運営元によるとモリニュー氏の講演内容は「直感的なデザインの複合的な挑戦」(The Complex Challenges of Intuitive Design)という物で、ゲーマーをより早くそして簡単にゲームの世界に没頭させる為の技術について議論すると記されており、Lionhead Studiosが取り組むユーザーフレンドリーなゲームデザインの例としてFable IIIがプレゼンテーションに用いられるとの事です。
いよいよその姿を現す事になるFable III、前作では1ボタンでの戦闘システムを導入したFableですが、今度はとうとうコントローラすらなくなってしまう事になるのでしょうか……。講演タイトルからもNatalを想起せざるを得ない今回の基調講演、開催が今から楽しみです。
以前から問題が続いているオーストラリアの18+レーティング新設の問題ですが、オーストラリア最大のゲーム小売り業者EB Gamesが18+レーティング新設に向けて動きだしました。同社は公式サイトにて「Grow up Australia」と銘打った特設サイトを解説、政府に働きかける為の署名の受け付けを始めました。なんとその結果開始から10日間で50,000人以上が回答を寄せ、84%の署名を得る事となりました。
EB GamesのマネージングディレクターSteve Wilson氏は「今こそ変化の時だ」と述べ、オーストラリアにバイオレンスゲームは必要無いと謳う司法長官Michael Atkinson氏に対して「これは暴力的なゲームを求める物ではなく、オーストラリアのエンターテインメント産業によりよい分類をもたらすための物だ」と続けています。なお、この署名受付は2月14日まで行われています。
方やレーティングの方は「Aliens vs Predator」や「God of War III」修正無しでMA15+を通過しており、何か変化が起こっているようにも見えます。18+レーティング新設には最大の壁となる司法長官Michael Atkinson氏の動向が重要とされていますが、現在オーストラリアではインターネット検閲に関する法改正で荒れに荒れており、なんとMichael Atkinson氏はこの法改正の撤廃に強く動いています。
この改正はBlogを開設する場合、本名と郵便番号の記載が義務づけられるという頭の痛くなるような物で、ここでのMichael Atkinson氏は国民と民主主義の為の先鋒として認識されています。3月末に選挙を控えたオーストラリア、このままEB Gamesを始めとするゲーマー達の声にMichael Atkinson氏の態度が軟化してみんなハッピーと言う訳にはいかないものでしょうか。
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