これまで度重なるトラブルをお知らせしてきた「Two Worlds II」、先日すったもんだの果てに開発を担当したTopWareがパブリッシャーのSouthPeakからイギリスでの販売権利を買い上げた事をお知らせしましたが、遂にイギリスと北米の正式な発売日が発表され、共に1月25日に発売を迎える事が明らかになりました。
先日お知らせした通り、イギリスとアイルランドでの販売はTopWareが、北米はSouthPeakが担当する事になります。これまでトラブルまみれのTwo Worlds IIでしたが、ゲームの内容はかなりの進化を果たしており、各方面から高い評価を得ています。
既に発売を迎えたイギリスとアメリカ以外の地域のセールスは、リリースから3週間で100万本に達しているとの事で、今回やっと決定した1月末のリリースで今後どのような結果を残す事になるか、レビュー等も含め期待が高まります。
なお、日本語版はUbisoftが販売を担当しており、Xbox 360とPS3版共に2月17日のリリース予定となっています。
Facebook用のソーシャルゲームタイトルで知られるZyngaがFarmVilleやFrontierVilleで知られるシリーズ最新作「CityVille」をローンチ、サービス開始から24時間で29万人のユーザーが本作をプレイしたと発表しました。
Zyngaによると、この29万人という記録はこれまで同社がリリースしたタイトルで最も大きな記録との事で、TechCrunchはこれが前作FrontierVilleの2倍を超える記録だと報じています。(前作FrontierVilleのリリース後24時間のユーザー数は11万6000ユーザー)
現在FrontierVilleのアクティブプレイヤーは月間で2987万ユーザーを超える規模に達しており、ローンチの成功が報じられた新作CityVilleが今後どのような普及を遂げるのか、今後の動向に注目です。
なお、CityVilleのローンチはドイツ語とイタリア語、スペイン語、フランス語、英語の5言語対応で同時にライブとなった事が併せて報じられています。
安価なセットトップボックスのリリースに定額制の新コースなど、ユーザーベース拡大に意欲的な動きを見せる「OnLive」ですが、本日ウォールストリートジャーナル(※ 閲覧には加入が必要)にてOnLiveが2011年に加入型の映画配信サービスを新たに開始する事が明らかになりました。
ウォールストリートジャーナルでは映画の配信サービス分野におけるNetflixの力が強まりすぎ、多様性が薄れている事を指摘しており、OnLiveの新サービスがゲームストリーミングだけでなくコンテンツ配信でも大きな期待を集めている状況が見受けられます。
また、本日OnLiveはiPad用アプリ”OnLive Viewer“をリリース、本アプリはOnLiveの録画機能を利用したクリップ映像”brag clips”やトレーラーに加え、世界中のプレイヤー達によるゲームプレイのライブ映像も閲覧する事が可能な”ビューワー”アプリで、リリースノートには高速なクラウドサーバによるゲームの切り替えはまるでTVチャンネルを切り替える様な感覚の物である事がアピールされています。
なお、OnLive Viewerの利用にはOnLiveのユーザー登録が必要で、2MbpsクラスのWi-Fi環境が推奨されている事(3Gでも動作は可能)、iPad上でゲームをプレイする為の物ではない事が注記されています。しかしタッチスクリーンとモーションセンサーなどを利用したOnLiveクライアントが開発中である事が明記されており、今後iPadでのゲームプレイも可能になる可能性が示唆されています。
2005年にCivilization IVのテーマ曲として作られたChristopher Tin氏の”Baba Yetu”が、なんと世界で最も権威ある音楽賞として知られるグラミー賞にノミネートされた事が明らかになりました。
キリスト教の主の祈りをスワヒリ語に訳した歌詞と、賛美歌の様な楽曲の組み合わせはCivilization IVの象徴的な音楽としてファンに愛されるだけでなく、多くの聖歌隊や合唱団などがBaba Yetuを歌う事で世界中にその広がりを見せていました。
今回のノミネートはBaba Yetuを収録したChristopher Tin氏のデビューアルバム”Calling All Dawns”のリリースから選ばれた物で、グラミー賞にゲーム音楽がノミネートされるのはこれが初めての事となります。なお、ノミネート部門は”Best Instrumental Arrangement Accompanying Vocalists”(ボーカリストを伴うベスト・インストゥルメンタル・アレンジメント部門)となります。
今年の第53回グラミー賞は2月13日に開催、ゲームプレイ本編にひけをとらない中毒曲として知られるBaba Yetuは果たして蓄音機トロフィーを得る事ができるか、続報に期待!です。
毎月素晴らしいカバーアートで楽しませてくれるお馴染みのゲーム情報紙「Game Informer」誌、Webサイトの情報でもお馴染みのGame Informerがアメリカ国内で発行される雑誌の中で”支払いが確認された”発行部数ランキングで7位に選ばれた事が明らかになりました。
これはメディアモニタリングサービスを専門に行っている調査会社BurrellesLuceが昨日発表した2010年1月1日から2010年6月30日まで6ヶ月間の調査レポートから明らかになったもので、Game Informerの発行部数は436万4170部となっており、なんと5位のナショナル ジオグラフィック誌の449万3110部と13万部差にまで迫る普及を見せています。
さらにご存じTIME誌や家庭向け雑誌大手のFamily Circle誌、人気男性誌のMaxim等、良く知られる一般紙を部数で大きく引き離しており、一概には信じられない様な普及を見せている事が判ります。
近年のGI誌は紙メディアにおけるデザインの限界にチャレンジするようなカバーアートに加え、ストイックな紙面デザインなども含め、これまでの”ゲーム雑誌”的ではないデザインに路線を変更しており、非常に洗練された内容になっているながらも、所謂従来の”売れる雑誌”のデザインとは若干違う印象も受けます。
ちなみに2009年に発表されたBurrellesLuceの調査結果におけるGI誌の発行部数は350万7598部となっており、今回の調査結果では90万部近い成長を見せています。国内外で紙メディアの”死”が叫ばれる中、90万部近く発行部数を伸ばす事も脅威的な成長だと言えそうです。(※ ナショナル ジオグラフィック誌は2009年の調査結果から50万部ダウン)
上記の挑戦的なデザイン変更を行いながらGI誌がここまでセールスを伸ばしている背景には1メディアとしての成功だけではなくアメリカにおけるゲーム産業自体の隆盛に関係がありそうです。
今年に入り海外のゲーム産業は黄金期に入ったとも評される事や、7月にはアメリカでの産業別消費者満足度調査からコンソールゲーム産業が自動車産業や銀行、ホテルを下し最も満足度の高い産業に選ばれてた事(参考:過去記事)、代表的な大手イベント等から感じられる消費者層や規模からも産業全体の成熟がありありと感じられます。
こういった状況と共に、前述のGI誌の2010年以降のデザイン変更などがどのように関係しているのか、以下に掲載した2010年のカバーアートと2009年のカバーアートの一覧に見られる変化と、今回の大きな成長を見せた調査結果からは産業の成熟と共に”消費者層の成熟”も同時に進行している様子が垣間見られる興味深い事象だとは言えないでしょうか。
ケーブルテレビ業界の巨人Comcastの子会社としてゲーム情報や特集映像等でもお馴染みのTVネットワーク「G4」がESAが運営する巨大ゲームイベント”E3″の公式放送会社として3年間の独占契約に署名、これまでも同様の契約を交わしてきた両社が今回新たに複数年の契約を取り交わす事で協力の枠を拡げた形となりました。
G4とESAの合意内容は”中断のないプレスカンファレンスの放送”やE3にて公開される全ての映像メディアへのアクセス権を含む内容である事が記されていますが、近年ではE3以外の各種ゲームイベント等でもネット配信の利用と有用性の拡大は最早無視出来ない状況となっており、今回行われた両者の関係強化はネット上での有料放送の一般化なども想起させる印象深い内容だと言えそうです。
毎週お届けしているUKチャートの調査等でお馴染みの市場調査企業GfKが新たにデンマーク、フィンランド、ノルウェー、スウェーデンのゲームセールス集計を開始する事が明らかになりました。この発表に併せ2010年10月のセールスランキングも発表されています。
GfKによると北欧地域のゲーム市場はヨーロッパでも上位5地域に入る規模との事で、GfKのゲーム市場調査プロジェクトマネジャーを務めるMagdalena Jonsson氏はノルウェーの市場研究が今回の統合調査の実現に繋がった事を語っています。
また、スウェーデンのゲーム産業組合に所属するアナリストMartin Lindell氏は今回の北欧チャートの実現について、北欧市場への一般的な感心以外にも北欧で売れるゲームの追跡調査は地域のゲーム産業で活躍するプレイヤー達からも待望されていた物だったとその有用性を強調しています。
以下、北欧5ヶ国の10月ゲームセールスランキング20位は以下の様になっています。
- 1位. FIFA 11 (EA)
- 2位. Medal Of Honor (EA)
- 3位. Fallout: New Vegas (Bethesda)
- 4位. World Of Warcraft (Activsion Blizzard)
- 5位. Fable III (Microsoft)
- 6位. NHL 11 (EA)
- 7位. New Super Mario Bros (Nintendo)
- 8位. World Rally Championship 2010 (Black Bean Games)
- 9位. Civilization V (2K)
- 10位. Star Wars: The Force Unleashed II (Activsion Blizzard)
- 11位. The Sims 3: Late Night (EA)
- 12位. Call of Duty: Modern Warfare 2 (Activision Blizzard)
- 13位. Pro Evolution Soccer 2011 (Konami)
- 14位. Battlefield Bad Company 2 (EA)
- 15位. The Sims 3 (EA)
- 16位. Sports Champions (SCE)
- 17位. Starcraft II: Wings of Liberty (Activision Blizzard)
- 18位. Castlevania: Lords of Shadow (Konami)
- 19位. Mafia 2 (2K)
- 20位. Halo: Reach (Microsoft)
Takeoff Monkeyが開発を手掛けクイズとトリビアをテーマにしたゲーム”Phrases”が、2009年の8月以来15ヶ月にわたって月間アクティブユーザー数のトップを保持し続けたZyngaの「Farmville」を下し、1位に輝いた事が明らかになりました。
Farmvilleは今年の初めにアクティブユーザー数のピーク8400万ユーザーに達して以降ペースを落とし始め、現在では月間5390万アクティブユーザーにまで減少、今もユーザー数は減少の一途を辿っています。
流動の激しいソーシャルアプリの中で15ヶ月にも渡ってトップに座し続けた事は脅威的で、ピーク時のアクティブユーザー数の記録更新はかなり困難な事と思われます。
しかし、今回のPhrasesの健闘を余所にZyngaは現在アクティブユーザー数の上位7タイトルの内、5タイトル(FarmVille、Texas HoldEm Poker、FrontierVille、Mafia Wars、Cafe World)を擁しており、まだまだその支配力に陰りが見える事は無さそうです。
いよいよ今年も近づいてきたクリスマスの足音、大人達の事情はさておいて子供達にとっては一年の中でも大きな楽しみの1つであるイベントである事は今も昔も変わりません。やはり今の子供達は最新のゲーム機が欲しいよねきっと!と思っていたら案外そうでは無い模様で、お馴染みアメリカの調査会社ニールセンが興味深い調査結果を発表しました。
ニールセンがホリデーシーズンに先駈けて北米で行った”子供達が今後半年以内に欲しいと考えている物調査”において、近年大きな普及を見せるiPadやiPod touchの需要がすでにコンソールを追い抜いてしまったとの事で、新たなプラットフォームとも言われるモーションコントローラーにはあまり興味を持っていない事が調査結果には記されています。
調査は6歳から12歳の子供達を対象に行われており、多くのデジタルデバイスやコンソールを抑えiPadが31%で欲しい物No1に、以下コンピューター、iPod touchと続き、ようやくDSが登場、そして大きくポイントを落としPS3が5位にランクイン。
3DSやWiiはさらに下位にランクし、Xbox 360に至っては電子ブックリーダー並という結果に終わっており、なんとも興味深い結果となっています。
なお、13歳以上の子供達への調査結果はさらに衝撃的な内容となっており、コンピューターが1位にランクイン、そして次点は自分用のテレビ、3位にはiPhone以外のスマートフォン、そしてiPad、ブルーレイプレイヤー、電子ブックリーダーが並び、やっとその後にWiiが登場、以下コンソールやモーションコントローラーといった新ハードウェアには驚く程興味が薄い事が見受けられます。
ドリルがぎゅんぎゅん廻るハイクオリティなビッグダディのコスプレ用レプリカやハイクオリティなMass Effectに登場したN7アーマーの制作等で知られるHarrison Krix氏が昨年手掛けたポータルガンのレプリカがオークション形式で販売される事が明らかになりました。
オークションは12月7日から開始され、この売上げはPAXイベントでお馴染みのPenny Arcadeが運営するアメリカやイギリス、カナダなどで入院生活を送る子供達へゲームやオモチャの寄贈を行っているChild’s Playに寄付されるとの事。
Harrison Krix氏は2009年に仕上げた最初のポータルガンのレプリカ開発以降、自身の生活が良い方向に変わった事を述べ、このポータルガンがもたらした変化を他の誰かの為に役立てたいと考えていた事を明かしています。
さらに、今回オークションに出品されるポータルガンにはなんとValveのスタッフ達によるサインが記されているとの事で、色々な思いが込められた超クオリティのレプリカが多くの病気に苦しむ子供達に”楽しさ”を届けられる様、オークションが盛況の内に成功する事を望んで止みません。
本日Guns N’ Roses(ガンズ・アンド・ローゼス)のアクセル・ローズが「Guitar Hero III: Legends of Rock」への登場に関する契約をActivision Blizzardが破ったとして2000万ドル(約16億6700万円)の損害賠償を求める訴訟を起こした事が明らかになりました。
アクセルの弁護士を務めるSkip Miller氏がロイター通信に伝えたところによると、アクセルはGuitar Hero IIIで使用されるWelcome to the Jungleにスラッシュを登場させない事を契約に含んでいたと主張しており、カールの長い黒髪に黒いサングラス、そして黒いハットを被ったお馴染みの姿で登場するスラッシュが楽曲に登場する事が契約に反しているとの事。
さらにGuns N’ Rosesの楽曲 “Sweet Child ‘O Mine”がゲーム内での使用に制限された契約だったにも関わらず、Guitar Hero IIIのトレーラーにが使用されている事も問題とされており、これらがGuns N’ Rosesの権利を侵害したとして補償と損害賠償を求めた提訴が行われた事が記されています。
スラッシュとアクセルの確執を始め多方面に渡る裁判沙汰はファンにとって最早風物詩とも言えなくもないお馴染みのイベントですが、どう見てもスラッシュ以外に見えないキャラクターの採用など音楽ゲームの苦戦が強いられる中、Activision側にも色々と苦慮或いは小細工の後が見られるのも事実です。
今回の訴えがそのまま通るとも考えられませんが、フランチャイズに絡むレイオフや整理も進められる中、シリーズの再生を目指した最新作”Guitar Hero: Warriors of Rock”のセールスも芳しく無く、フランチャイズの苦境はしばらく続きそうです。こんな事ならバケットヘッドにしとけば良かったのに……。
イギリスの小売店GAMEとTescoがFacebook上のゲームで使用される仮想通貨「Facebookクレジット」のギフトカード販売を開始した事が明らかになりました。なお、北米ではすでにウォルマートを始め、Best BuyとTargetでも販売が開始されています。
導入当初ロイヤリティの問題が大きな騒動となり支持層と問題視するデベロッパ達による様々な議論が噴出したFacebookクレジットでしたが、すでに普及は順調に進んでいる模様で、Telegraphはすでに50%を超えるFacebookゲームがFacebookクレジットを採用したと報じています。
賛同派のPlayfishやPopcapは積極的にFacebookクレジットを導入しており、ビジネス面でも支持を訴えるコメントや発表などを続けており、今回の小売のサポートなども含め今後更なる普及が果たされる事となりそうです。
なお、先日発表された統計ではFacebookユーザーが1ヶ月あたりにゲームをプレイする時間は累積で9億2700万時間(10万年以上)に達し、2億9000万人がゲームをプレイするといった脅威的な統計結果が報じられています。
UPDATE:11月19日10:55
延期と共に発表されたリリーススケジュールが4月の18日週である事をお伝えしていましたが、ShacknewsがValveに正確なリリース日を確認したところ、北米とオーストラリアが4月20日、ヨーロッパが4月22日が正確なリリース日である事が明らかになりました。
以下、Update前の本文となります。
2011年2月9日リリース予定だった期待の続編「Portal 2」のリリースが2011年4月の第4週に延期される事が明らかになりました。一切延期に驚きを感じないファンはValveに良く訓練されたファンだと言えそうですが、Valveはこれまでの本作でのアナウンスに見られるアイロニーで誇らしいコメントを発表しています。
Valveによると、この延期は「Valveの伝統的なリリース延期の中で誇れる最短の延期」だけではなく「現実世界の時間とお馴染みValveタイムが接近している収束を意味し、この収束が人類の終焉をもたらすが、Portal 2の新しいリリーススケジュールに影響はしない」という事で、安心?して大丈夫な模様です。
待望のシリーズ続編Portal 2のリリースは2011年4月の第4週、対応プラットフォームはPC/MacとXbox 360、PS3となっています。
著しい成長が全く失速する様子を見せないソーシャルゲーム開発の覇者Zyngaが次期メジャータイトルとなる「CityVille」を発表、公式サイトもオープンし、ベータプログラムの開始が近い事が併せてアナウンスされています。
さらに今年に入りYahooとの提携が発表されていましたが、遂に今週Yahooサービス上にZyngaのゲームタイトルがローンチを果たす事が明らかになりました。まずはFarmVilleとMafia Warsのサービスが開始され、先日発表されたマイクロソフトとソーシャルゲーム開発の大手CrowdStarのBing上での提携と本格的に対峙する形となりました。
FarmVilleに続いてFrontierVilleでも成功を収めたZynga、今回のCityVilleも手堅い成功を収める事は想像に難くありませんが、このイメージに見える既視感は大きなリスペクトとインスパイアか、それとも狡猾でコストパフォーマンスの高い再発明か、莫大な成功の影にジャッジ不在が続く状況に違和感を感じてしまうのはレガシーな感慨なのでしょうか。
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