4月19日のリリースが現実的に見えてきた「Portal 2」ですが、Valveのスタッフが8週間を掛けて製作したTVCM映像が昨日公開され、相変わらず無機物萌えのツボ全てを掌握するキュートなプロモーション映像が登場しました。
今回のCMについてValveのマーケティングVPを務めるDoug Lombardi氏は、過去に広告代理店によって作成されたコマーシャルが模倣や決まり文句の多用など、非常に悪い経験だったと述べ、今回の社内製作決定の要因となった事を明らかにしています。
映像にはCo-opキャンペーンの主人公であるタレットの”Atlas”と、AIスフィアの”P-body”が登場し、Portalガンの使い方を学習した2人の可愛らしい仕草が収められており、ぞんざいな扱いの2人が持つ機微を隅々まで理解した社内スタッフによる製作が良い選択だったと感じさせる内容に仕上がっています。
先日行われたGDC Awardsの表彰式でメインプレゼンターを務めたお馴染みティム・シェーファーが壇上でサプライズ発表を行った”Double Fine”ティム・シェーファーチームの新作「Trenched」ですが、アナウンスと共に登場したトレーラーはRTSやアクションなど、多くのゲーム要素を含む内容で、一体どんなゲームになるのか想像が及ばないワクワクに満ちた素晴らしいものでした。
そんなTrenchedの初プレビューがG4TVに登場し、本作が第一次世界大戦後を舞台にした3人称視点のタワーディフェンス風タイトルであることが明らかになりました。
G4TVによると、Trenchedはストラテジーとシューティング、タワーディフェンスを組み合わせ、RPG要素と武器カスタマイズを特徴とし、Brutal Legendに利用されたDouble Fineの内製エンジンを使用しており、キャンペーンモードの4人Co-opプレイも実現しているとのこと。
ようやく登場するティム・シェーファーの新作が、Brutal Legend的なごちゃまぜのゲーム性をさらに進化させたタイトルとあって非常に楽しみなTrenched、リリーススケジュールはまだ判明していませんが、2011年内にXBLAタイトルとして登場する予定となっています。
今月9日にロサンゼルスのインディーデベロッパ”Adhesive Games”から発表されたUDKで開発中のロボットFPSマルチプレイヤータイトル「Hawken」、アナウンスと共に登場した開発9ヶ月目のテストビルドによるインゲーム映像は、インディー開発による初タイトルとはとても考えられない超クオリティな内容で、真っ向勝負のメジャー感を持つ世界観に圧倒された方も多いのではないでしょうか。
開発を手掛ける”Adhesive Games”は既に各方面で話題となっており、その開発規模や人材に注目が集まっています。そんな中、Hawkenのニュースを報じた海外メディアからAdhesive Gamesの在籍メンバーは9人で、さらに”Project Offset”のメンバーだったKhang Le氏が在籍していることが明らかになりました。
(※ Project Offsetの説明と現状については過去記事でご確認下さい)
9人というう開発規模に改めて驚きながらも、その1人がKhang Le氏というあたり、何か腑に落ちた感が強いこの”Hawken”とAdhesive Gamesですが、1人称視点によるゲームプレイトレーラーの登場も近いと予告されており、この実力が本物なのか、今後の続報にさらなる注目が集まることとなりそうです。
なお、今回はKhang Le氏の素晴らしいアートワークを併せてご紹介、いずれも今後のHawkenに期待がたかまる驚愕のイメージとなっています。
2月の北米ソフトウェアセールスのトップを飾った「Call of Duty: Black Ops」ですが、昨晩NPDのAnita Frazier氏から発表された声明において、Call of Duty: Black OpsがWii Playのセールスを超えて北米のゲーム産業史上最も売れたタイトルになったと発表されました。
現在のところActivisionからローンチ以降の累積販売本数は公表されていませんが、北米とイギリスを合わせた初日セールスが560万本を超えた事が知られており、一方Wii Playは昨年10月時点で1300万本を販売した事が報じられていました。
強豪タイトルがひしめく中、順調に販売記録を伸ばしていくCall of Duty: Black Opsですが、今後のDLCも控えているとされており、まだまだこの勢いは続くこととなりそうです。
先日ハードウェアセールスの概要をお届けしたNPDによる2月の北米セールス調査ですが、昨晩ソフトウェアも含めた2月セールスの詳細が明らかになり、「Call of Duty: Black Ops」がなんと”Wii Play”を超え、これまでの北米ゲーム産業市場で最も売れたタイトルに輝いたことが明らかになりました。
先日もお伝えしたとおり、北米2月のハードウェアセールスはXbox 360が2ヶ月連続でトップに立ち、53万5,000台を販売、ローンチ以降の非ホリデーシーズン時期で最も大きな販売を達成した月となりました。
最も売れたのはKinectをバンドルした250GB版との事で、Kinectも同様に好調を記録しており、既に販売は1000万台を突破、先日にはローンチから2ヶ月で最も売れた家電デバイスとしてギネスの世界記録にも認定されています。Microsoftは今月のセールスについて、今後もKinect対応のNetflixやHulu Plus、Avatar Kinectなどの新サービスやタイトルの登場により継続的なセールスに期待しているとコメントを寄せています。
任天堂は北米2月におけるWiiの販売台数が45万4,000台(※ NPD予想では30万5000台から31万5000台)だったと述べ、前年比で14%アップだとし、”北米の歴史上どのコンソールよりも早く”3500万台を売り上げたハードウェアだとアピールしています。なお、現時点ではソニーからNPD調査に対するコメントは明かされていないとのこと。
2月北米ソフトウェアのセールス規模は全体で6億140万ドルとなり、前年の6億3,360万ドルから5%ダウンとなりました。先月に引き続きTreyarchの「Call of Duty: Black Ops」がセールスのトップを飾り、2位にはvs.シリーズ最新作「Marvel vs Capcom 3: Fate of Two Worlds」が好調を記録しています。
なお、注目タイトルの「Killzone 3」と「Bulletstorm」が共にNPDの2月調査終了まで1週間に満たない短い期間ながら、7位と8位にランクインしている事も注目すべきところだと言えそうです。2月の北米セールスにおける上位10タイトルの詳細は以下からご確認下さい。
- 1位:Call of Duty: Black Ops (PS3/360/Wii/DS/PC)
- 2位:Marvel vs Capcom 3: Fate of Two Worlds (PS3/Xbox 360)
- 3位:Just Dance (Wii)(※ 任天堂によると販売は55万4,000本)
- 4位:NBA 2K11 (PS3/360/Wii/PSP/PS2/PC)
- 5位:Dead Space 2 (PS3/360/PC)
- 6位:Zumba Fitness: Join the Party (PS3/360/Wii)
- 7位:Bulletstorm (PC/PS3/Xbox 360)
- 8位:Killzone 3 (PS3)
- 9位:Michael Jackson: The Experience (Wii/DS/PSP)
- 10位:Mario Sports Mix (Wii)
周辺機器等を含むアクセサリの2月セールスは、Kinectの好調により2億5,690万ドル規模に到達、前年比で22%成長となり、これまでの2月セールスでは最大の成長率となりました。
NPDのアナリストAnita Frazier氏によるとPS3周辺機器は18ヶ月連続、Xbox 360周辺機器は6ヶ月連続の2桁成長を遂げているとの事で、特にMicrosoftの1600MSPカードの販売が55%成長を果たしアクセサリ市場全体の22%を占めている事を強調しています。
昨日ロサンゼルスで活動する無名のインディーデベロッパ”Adhesive Games”がロボットのコクピット視点でリアルな戦闘が楽しめるマルチプレイヤーFPSタイトル「Hawken」を発表、初タイトルとは到底思えない凄まじいトレーラーとスクリーンショットが公開されました。
公開されたHawkenのトレーラーは開発段階の映像ながら、明らかに様子がおかしいクオリティの戦闘が収められており、早くも続報に胸躍る内容となっています。なお、開発はEpicが提供するUDKを使用。公式サイトのFAQによると、速いペースのアクションを目指し、チームデスマッチとFFAの2モードを搭載、ダウンロードタイトルとして、PS3とXbox 360、PCでリリースしたいとの希望が記されています。
メックのデザインといい、世界観、スピーディな戦闘、映像の最後にちらりと収められたコクピット視点など、やりたかったロボットゲームはこれだ!とMa.K好き属性の男心を鷲づかみにされる方も多いのではないかと思う”Hawken”、今後の要注目タイトルとなりそうです。
先月発表された「Duke Nukem Forever」の豪華限定版Balls of Steelエディションにはシリアルナンバーが振られた限定版証明書やらペーパークラフトにカジノのチップ、キャラクターカードにサイコロ、アートブックと超豪華な特典が山盛りですが、その1つとしてDukeのイカした胸像が用意されています。
上の写真に見られる胸像はDVDのトールボックス並の大きさで、やはりでっかい男は違うぜはっはー!と多くのDukeファンが感じた事と思いますが、昨日はRageのプレイ映像を紹介していたJace Hallが自身のBlogにてDukeの胸像が写されたイメージを公開、どうやらアナウンスのイメージでは下駄を履いていた模様で、実際はタバコの箱程度の大きさである事が明らかになりました。
という事で、Balls of Steelエディションに同梱されたDukeはシュリンカー使用時のものだと思えば万事解決。ゲームのちびDukeも可愛いDuke Nukem Foreverの北米リリースは2011年5月3日、対応プラットフォームはXbox 360とPS3、PCとなっています。Holy cow!
先ほど”Battlefield 3″プレイアブルデモのPAX East出展をお知らせしましたが、同じく今年の大注目タイトルである「Gears of War 3」のパブリックデモがPAX Eastに登場することがRod Fergusson氏のtwitterから明らかになりました。
また、CVGが行ったインタビューにMicrosoftのInteractive Entertainment Business部門の上級プロデューサーを務めるKevin Unangst氏が登場し、FPSタイトルのゲームモードにインスパイアされたGears of War 3のマルチプレイヤーが、HaloやCall of Dutyプレイヤー達を3人称シューターへと誘惑するだろうとアピールしています。
Unangst氏はGears of War 3が2011年における巨大なタイトルだと述べ、これまでのシリーズ最良のタイトルとなった本作がマイクロソフトのブロックバスターだと発言。一国のGDPを超えるとされる巨額のプロモーションを得るGears of War 3がFPSゲーマーも取り込む大きなうねりとなるか、PAX Eastでの手応えに期待が高まります。
微妙なスト4ラップを歌い、ゲームデザイナーとしても知られるJace Hall氏がホストを務めるTha Jace Hall Showの最新エピソードにて、id期待の最新作「Rage」が紹介され、クオリティの高さが窺える未見のプレイ映像が登場しました。
いずれも非常に見応えあるRageのインゲーム映像が収録されているのですが、6分弱の映像にばらけて配されており、合間合間はファン(のみ)に嬉しいボンクラおっさん共のバディ感溢れる愉快映像も楽しめます。
しかし、Gaikaiローンチが一向に前に進まないDavid Perry氏はそんな事してる場合なのか……という野暮な突っ込み無用なきゃっきゃうふふに、最近の”とりあえずチャーリーシーンネタ挟んどけばおk”感もボンクラ具合を加速させ、トドメにCliffy Bが彼女と一緒に登場するなど、Rage以外も見所たっぷりな映像に仕上がっています。
初公開シーンたっぷりなのに全くRageに集中出来ないのが凄い!なお、映像ではRageの60FPS動作が非常に良好である事がアピールされています。
先ほどPlayStation.BlogがGDCでNaughty DogとSCEAが開催したプレスイベントで明らかにされた映像を公開、新しい舞台で展開されるカットシーンに、今作の重要な敵勢力である秘密結社の女ボス”Katherine Marlowe”が登場、2人はSir Francis Drakeの指輪を巡って長年争いを続けてきた模様で、指輪が何らかの鍵であることが示唆されています。
コンセプトアートなどを含む新情報については後ほど改めて記事を更新しますので、一先ず久しぶりの新映像をお楽しみ下さい。
以前にDirectX 9を利用したPCとXbox 360、PS3における映像技術の改善点をお知らせした「Dragon Age II」ですが、先日公式サイトにてDirectX 10以上を利用したWindows版で改善される新技術を解説した新しい紹介記事が公開されました。
今回はDirectX 11利用時のイメージを交え、DirectX 10とDirectX 11で強化される新要素をお知らせします。以下に掲載したイメージは大きな画像にリンクしていますので、ディテールはそちらでご確認下さい。
毎月恒例のNPDによる北米セールス情報ですが、まずはWedbush MorganのMichael Pachter氏とEEDARからハードウェアセールスの概要が報告されました。
以下、Wedbush MorganとEEDARそれぞれの発表を掲載しますが、北米ハードウェアセールス全体では前年比で30%近いダウンとなる大幅な後退が見られ、前年比成長を遂げたハードウェアが1つも存在しないという状況となっています。
■ 2月の北米ハードウェアセールス
(※ 単位は”台”で、数字左はWedbush、右はEEDAR、カッコ内の数値は前年比成長を指しています)
- 360 – 385,000 (-9%) / 400,000 (-5%)
- DS – 300,000 (-51%) / 330,000 (-46%)
- Wii – 305,000 (-23%) / 315,000 (-21%)
- PS3 – 310,000 (-14%) / 300,000 (-17%)
- PSP – 85,000 (-36%) / 95,000 (-29%)
- PS2 – 25,000 (-75%) / N/A
- 総合 – 1,410,000 (-30%) / 1,440,000 (-29%)
毎週恒例イギリスの週間ソフトウェアセールスランキングが先ほど発表、今週はイギリスリリースを迎えた「ポケットモンスター ホワイト」と「ポケットモンスター ブラック」が見事なワンツーフィニッシュを果たす結果となりました。
また、3位にはシリアスな物語を備えたEA Sportsの新しいボクシングタイトル「Fight Night Champion」もランクイン、先週上位を争った”Bulletstorm”と”Killzone 3″を下し、上位タイトルの顔ぶれが刷新されています。上位10タイトルの詳細は以下からご確認下さい。
- 1. ポケットモンスター ホワイト (Nintendo, Nintendo)
- 2. ポケットモンスター ブラック (Nintendo, Nintendo)
- 3. Fight Night Champion (EA Sports, EA)
- 4. Bulletstorm (People Can Fly/Epic Games, EA)
- 5. Killzone 3 (Guerrilla Games, Sony Computer Entertainment)
- 6. Call of Duty: Black Ops (Treyarch, Activision)
- 7. Just Dance 2 (Ubisoft, Ubisoft)
- 8. FIFA 11 (EA Sports, EA)
- 9. Dead Space 2 (Visceral Games, EA)
- 10. Wii Party (Nintendo, Nintendo)
遠景描写に力を入れるゲームが多く目に付く中、逆に視界の悪さで恐ろしい臨場感を実現するユニークなシュータータイトルがGDCの会場に出展されていました。このタイトルの名は「Depth」、カリフォルニア沖に沈んだお宝を狙うトレジャーハンター達とサメの戦いを描く水中FPSタイトルです。なお、本作はマルチプレイヤーゲームで、サメとハンターに分かれてプレイする事になります。
Depthはこのタイトルの為に集まったDepth teamにより、UDKでの開発が進められており、公式サイトの情報によると、視界の悪い深海で追う側のサメチームと息を潜め宝を狙うハンターチームのいわゆる”かくれんぼ”(hide and seek)的な水中ステルスゲームが楽しめるとのこと。
という事で、苦手な人には本格的にダメだと思われる恐怖感や、ユニークなゲーム要素も含め、ありそうで無かったこのDepth、ゲームプレイの詳細は以下の様になっています。これは楽しそう!
- サメ:20フィートのサメを操作し、音と匂いで判別するサメが見る世界を経験
- ハンター:海底に沈むきらびやかな宝を狙うハンター、サメを出し抜き、回避し略奪を成功させる
- 心臓をドキドキさせるステルス:密度の濃い海藻にカバーし、サメの警戒に気を付けながら出来るだけ静かに難破船への侵入機会をうかがう
- フルボディ切断:一部ずづプレイヤーの四肢を噛みきる事が可能、出血のままに任せておくか、彼に慈悲を示し最後のひと噛みでトドメを刺せ
リリーススケジュール等については詳細が明らかにされていませんが、明らかに新しい体験が楽しめそうなDepth、今後の続報が非常に楽しみです。
doope!ではキュートなScribblenautsシリーズでお馴染みの5th Cellですが、Scribblenautsを率いたJeremiah Slaczka氏と、悶絶可愛いマックスウェル君のアートワークで知られるEdison Yan氏の名コンビの新作として発表された「Hybrid」はハードな設定のシュータータイトルで、多くのファンを驚かせました。
これまで幾つかの情報が明らかにされていたHybridですが、GDCの会場ではプレイアブルの状態でデモンストレーションが行われ、5th Cellタイトルとして期待される革新性の一部がとうとうその姿を現し始めました。
今回はデモンストレーションの様子が収められたプレイ映像と、これまで一般的に認識されてきたシュータータイトルとはあまりにかけ離れたすぎて逆に何だか判らないゲーム性を紐解く為の解説をまとめてお届けします。
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