デジタル流通などの調査を専門に行うForecasting and Analyzing Digital Entertainmentが 2011年上半期の「Steam」販売本数上位10タイトルを売上げと併せて発表、2011年前半のSteam全体のセールス規模は前年比で43%成長の4億6800万ドルに達していることが明らかになりました。
販売本数のトップを飾ったのは大胆なプロモーションでも注目を集めたシリーズ続編Portal 2で、112万8000本を販売し5640万ドル(約44億円)を売上げており、続いて2位にMagickaが、Terrariaが3位にランクインしています。また、Total War: Shogun 2やWarhammer 40,000: Dawn of War II – Retributionがランク入りし、Counter-Strikeが未だに上位に食い込んでいることなど、Steam市場がいわゆるビデオゲーム市場とは全く違う様相を呈する独自市場になっている様子が窺える非常に興味深いランキングとなっています。
セールス本数と売上げ金額を比較するとまた違った面が浮かび上がる上位10タイトルの詳細は以下からご確認下さい。
毎週お馴染みGfK調査によるイギリスの週間ソフトウェアセールスチャートが先ほど発表、驚きの好セールスを続ける「Zumba Fitness」の首位が遂に6週目に突入、さらに先週ローンチを迎えたシリーズ新作“Call of Juarez: The Cartel”が2位にランクインしたことが明らかになりました。
また、3位には映画公開の効果もありハリーポッター新作“Harry Potter and the Deathly Hallows Part Two”がランクイン、先週リリースの“Earth Defence Force: Insect Armageddon”は15位という結果に終わりました。
それにしても6周目に突入したZumba Fitnessの好調は単に売れているのか、相対的に全体のセールス落ち込みを示しているのか、Zumbaの首位を奪取するタイトルの登場を含め来週以降の動向が気になるところです。
今週のUKチャート上位20タイトルの詳細は以下からご確認下さい。
“Mafia”シリーズの2K Czechを始め、初期Operation FlashpointシリーズやArmAの開発を手掛けたBohemia Interactive出身の開発者達がプラハで新しいデベロッパ「Warhorse」を立ち上げ、RPGタイトルの開発を進めていることが明らかになりました。
Warhorseの公式サイトによると、MafiaとMafia IIの開発を率いたDaniel Vavra氏がスタジオのボスを務めており、Dragon’s Lairのシナリオを手掛けたMartin Klima氏、ArmAとOperation FlashpointのデザイナーViktor Bocan氏、Mafiaのアニメーターを務めたZbynek Travnivky氏など、経験豊富な開発者が揃っていることが記されています。
現在Warhorseが手掛けている未発表のRPGタイトルはオープンワールドで、強力なストーリーライン、リアリスティックなデザインなどにスポットを当てたタイトルだと記されており、これまでリアルな箱庭系タイトルで手腕を発揮してきた開発者達がどんなRPGを作り上げるのか期待が高まるところです。
先日「Respawn Entertainment」のコンセプトアーティストとしてスター・ウォーズのアミダラ女王やダース・モールなどのデザインを手掛けたことで知られる世界的なデザイナーIain McCaig氏が参加していることに加え、McCaig氏がブライトンで開催されるDevelopイベントの基調講演に登壇することをご紹介しましたが、本日スタートしたイベントの基調講演に登壇したMcCaig氏がRespawnの1作目タイトルの登場時期について言及したことが明らかになりました。(※ McCaig氏の経歴などは過去記事をご確認下さい)
キーノートに登壇したMcCaig氏はインターネットについて触れ、法がそれに関して何を言おうともインターネットのおかげで私たちは世の中の事態を理解し、それを望む様に使うことが出来るようになったと述べ、これはこの時代に何かを使う事とシェアする事に全く新たな方法があることを意味していると語りました。そして現在の状況に触れた氏はRespawn Entertainmentでの仕事がこれまでで最も楽しい仕事だと発言、しかしRespawnで何が進められているのかについて2015年まで示すことが出来ないのが非常に残念だと発言しました。
この発言の真意が新作タイトルの登場が2015年以降であることを意味するのか、それとも発表が2015年以降なのかまだ明らかではありませんが、一先ずタイトルの登場がまだまだ先であることは間違い無い様子。しかし世界的なアーティストを2人擁し、かつてのInfinity Wardスタッフ達と共に経験豊富な開発者が多く集うRespawnのタイトルは豪華な面子が長い期間を掛けて開発するに相応しいエピックな作品になることは間違い無いのではないでしょうか。
昨日はクイックスコープの復活が示唆されたCall of Dutyシリーズ最新作「Call of Duty: Modern Warfare 3」ですが、今作の開発は大きな人材が流出する騒動を乗り越えたInfinity WardとSledgehammer Gamesが共同で進めていることに加えて、老舗デベロッパとして知られるRaven Softwareの協力が噂されていました。
これまでそれぞれのスタジオが何を行っているのか不明な状況が続いていたCall of Duty: Modern Warfare 3ですが、昨晩Infinity Wardのクリエイティブストラテジストを務めるお馴染みRobert Bowling氏がGameZinesに対し、SledgehammerとRavenの役割について言及。RavenのチームがこれまでTreyarchのDLC開発サポートと共に、UI開発やエンジニアリングの一部を担当していたことを明かし、Modern Warfare 3でも同様の役割を担っていると語りました。
また、Bowling氏はSledgehammerがInfinity Wardとは大きく異なるバックグラウンドを持つことから、ストーリー構築を始めとした有益な多くの要素を追加・増強したと語っており、Modern Warfare 3の開発ではSledgehammerとRaven、そしてInfinity Wardがあたかも1つのチームであるかの様な全面的な共同開発を進めていると強調。3スタジオ間で全て同じビルドを利用し、“この部分はそちらで”“ここは触らないように”といった開発を阻害する様な区分けなく、互いの長所と弱いところを補いあっているとスムースな開発体制をアピールしています。
毎週お馴染みイギリスの週間ソフトウェア販売セールスチャートの最新報告が昨日発表され、4週連続の1位に輝いていたラテン系のフィットネスタイトル「Zumba Fitness」の首位が5週目に突入したことが明らかになりました。イギリスの人達はそんなに踊り狂うのが好きなのか!
Zumba Fitness以外には映画と共にローンチを迎えた“Harry Potter and the Deathly Hollows, Part Two”が7位にランクイン、今回も質の良い佳作に仕上がった“Transformers: Dark of the Moon”が2位に付け、Call of Duty: Black OpsがDLC効果と思われるシナジーで若干セールスを伸ばしている様子。上位10タイトルの詳細は以下からご確認下さい。
DICE渾身の大作シューター“Battlefield 3”とのセールス対決に注目が集まる「Call of Duty: Modern Warfare 3」ですが、Call of Duty: Modern Warfare 3にはシリーズ前作としてエンターテインメント史上最大のローンチとセールスを実現した“Call of Duty: Black Ops”も巨大なライバルとして立ちはだかっています。
そんな中、イギリスの大手販売店である“GAME”のCall of Duty: Modern Warfare 3プレオーダー数が去年の同時期におけるCall of Duty: Black Opsの予約数を大きく超えていることが明らかになりました。
これはGAMEグループのMD(※ 常務)を務めるTom Devine氏が明らかにしたもので、氏は前述の超過が著しい本数だと発言しており、Call of Dutyブランドとフランチャイズは驚くべきファンベースを持っているとこれまでに築いた消費者層の厚さを強調しています。
先日遂に公式サイトが正式にオープンし、本格的な始動を開始した元Infinity WardのボスJason West氏とVince Zampella氏の新スタジオ「Respawn Entertainment」ですが、本日公式サイトにてRespawnの新しいアートディレクターMatt Codd氏へのインタビューが掲載、これまで映画業界でスピルバーグの“プライベート・ライアン”や“トランスフォーマー3”、テリー・ギリアムの“12モンキーズ”、“リディック”、そしてCliffy Bも大好きなFireflyの映画“Serenity”などなど、数々の超大作で腕を振るってきた人物であることが明らかになりました。
また、RespawnにはMatt Codd氏だけでなく、スター・ウォーズのアミダラ女王やダース・モールなどのデザインを手掛け、“ターミネーター2”や“インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア”、“ハリー・ポッターと炎のゴブレット”などにも携わった世界的なデザイナーIain McCaig氏も参加しており、一体Respawnがどんな新作を生み出そうとしているのか、想像しただけで目眩がする布陣の強力さがひしひしと感じられます。
今回はこの両氏に関する情報に加え、Respawn新作の方向性を占う幾つかのアートワークをご紹介します。
国内外を問わず一次情報を扱う大手メディアまでもが率先して毒にも薬にもならないファンボーイ的なコンソール戦争を繰り広げる様子が目に付く昨今ですが、この状況をビジネス的な潮流と受け迎合するデベロッパなども散見しており、ゲーム開発におけるトップグループと下位グループの基礎体力は日々著しい剥離を見せる状況となっています。
そんな中、かねてからSonyのファーストパーティ間での技術交換やナレッジシェアに留まらず、後進の育成にも注力するスタジオとしてUnchartedシリーズを手掛けるNaughty Dogの存在が挙げられますが、先日NowGamerのインタビューにディレクターのJustin Richmond氏が登場し、Naughty Dogが今ではファーストパーティとコンソールの壁すら越えてInfinity WardやBungieとも技術交換などを視野に入れた対話を行っていることが明らかになりました。
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