Vulkan APIを利用したパストレーサーと革新的なデノイズで現実的なパフォーマンスのリアルタイムレイトレーシングを実現したChristoph Schied氏の“Q2VKPT”を包括的に拡張する新作として、今年6月にリリースを果たしたNVIDIAの「Quake II RTX」ですが、今月26日に本作のリアルタイムレイトレーシング表現をさらに大きく改善するv1.2アップデートが配信され、新たにDigital Foundryが最新バージョンの驚くべき進化とパフォーマンスに焦点を当てる16分強の本格的な解説映像を公開しました。
“Quake II RTX”のv1.2は、物理ベースレンダリング用に最適化された400種を超えるテクスチャの改善をはじめ(特に金属表現が大きく改善された)、水中のゴッドレイ表現、合わせ鏡のような反射の反射設定(パス数も設定可能)、ゲーム内に登場するセキュリティモニタやディスプレイのピクチャーインピクチャー対応、体積や厚みを考慮したガラスのレンダリング改善、動的解像度スケーリングによるパフォーマンス改善オプション、テクスチャのLoD改善といった拡張を特色としています。
先日、放送されたX019イベントのInside Xboxにて本格的なゲームプレイトレーラーがお披露目され、2ペタバイト(2,048テラバイト)を超える地球全土の3DデータをAzure経由で読み込む常軌を逸したビジュアルが話題となった14年ぶりのシリーズ最新作「Microsoft Flight Simulator」ですが、新たに本作の開発を手掛けるフランスのAsobo Studioが第4弾の解説映像を公開。前述の地球環境と同じく驚くほど精巧に作り込まれたコックピットに焦点を当てる必見のエピソードとなっています。
AsoboのリードソフトウェアエンジニアMartial Bossard氏によると、“Microsoft Flight Simulator”のコックピットは、全ての機器やメーター、照明システムを含む電気系統、近年の機体に多く採用されているタッチスクリーンが実際に動作するようシミュレートされているほか、キャリブレーションや割り当てに外部ツールを必要としない周辺機器向けの完全なキャリブレーション/入力ツールセットの統合、高品質なスクリーンスペースアンビエントオクルージョンや放射輝度、スクリーンスペース反射、カスケードシャドウ、4K品質のPBRマテリアル等によるフォトリアルなコックピットのレンダリング、正確な太陽の位置と気象システムによる天候条件の反映(※ 本作の昼夜サイクルは単純な24時間の遷移ではなく、1年間の公転を正確に反映している)、パイロットの頭の動きをシミュレートするダイナミックカメラシステムといった要素を特色としており、映像にはAsoboがスタジオに用意したDR400の本格的なレプリカコックピットも確認できます。
人気シリーズ最新作“Battlefield V”にて、RTX技術を利用したPC向けのリアルタイムレイトレーシングに対応したEAとDICEの内製エンジン「Frostbite」ですが、新たにEAが“Frostbite”を利用した次世代ヘアレンダリング技術の興味深いモンタージュ映像を公開し話題となっています。
映画やプリレンダ品質に迫るビジュアルと物理表現、ライティングに加え、メラニン色素の濃度による髪色の動的な変化、ヘアマニキュアのような表現を可能にするRGBの変化、髪ボリュームの動的な維持など、ビデオゲームへの採用に期待が掛かる最新映像は以下からご確認ください。
先月中旬、Pascal世代のリアルタイムレイトレーシング対応がアナウンスされたGeForce GPUですが、本日Nvidiaが“Anno 1800”のオープンベータと前述のGeForce GPU向けDXRレイトレーシングサポートを導入するGeForce Game Ready 425.31 WHQLドライバがGeForce Experience経由で配信され、遂にPascal世代でリアルタイムレイトレーシング機能が利用可能となりました。
また、新ドライバのリリースに伴い、昨年お披露目されたILMxLABとEpic Games、NVIDIAによる「スター・ウォーズ」のRTX技術デモ“Reflections”に加え、期待作「Atomic Heart」のRTX技術デモ、さらに中国の人気MMO「Justice」のRTX技術デモがダウンロード可能となっています。
本日、NVIDIAが“GDC 2019”の基調講演を実施し、Battlefield VやMetro Exodusでお馴染みのリアルレイトレーシング技術“RTX”に関する最新情報や新たなデモ映像をお披露目。予てから公開が続いている技術デモ「Project Sol」の第3弾映像やRemedy Entertainmentが開発を進めている期待作「Control」の美しいデモンストレーション映像が登場。さらに、今年1月にご紹介したChristoph Schiedさんの“Quake 2”用リアルタイムパストレーシング技術“Q2VKPT”のアップグレード版となる新プロジェクト「Quake II RTX」のイメージが公開されました。
また、現在RTコアを搭載したTuring世代のカード(2000シリーズ)のみ利用可能だったリアルタイムレイトレーシングのPascal対応もアナウンスされ、4月にリリースされる最新ドライバによって“GeForce GTX 1060 6GB”以上のGPUでリアルタイムレイトレーシングが利用可能になることが判明しています。
Pascal世代のリアルタイムレイトレーシング対応は、シェーダーコアを利用するもので、Microsoft DXRとVulkan APIを利用した全てのゲームをサポートするほか、RTコア搭載カードについては、Pascal世代に比べて2~3倍高速な優れたレイトレーシング経験が得られるとのこと。
本日、Unityが“Adam”や“Book of the Dead”といった素晴らしい作品を手掛けた内部デモチームによる最新プロジェクト「The Heretic」をアナウンスし、4分強の素晴らしい短編映像を公開しました。
今回の映像は、最新ビルドのUnity 2019.1とHDRP(High-Definition Render Pipeline)機能をフルに活用し、市販のデスクトップPCで1440p/30fps動作するリアルタイムデモを撮影したもので、非常に高品質なポストプロセスエフェクトやライティング、3Dスキャンを併用したフォトリアルなデジタルヒューマンが確認できます。
初代エイブ・ア・ゴーゴーのリメイク“Oddworld: New ‘n’ Tasty”の続編、そして“Abe’s Exoddus”(エイブ’99)を現代向けに描き直す新作として、2016年3月にアナウンスされたOddworld Inhabitantsの人気シリーズ最新作「Oddworld: Soulstorm」ですが、本日迎えたGDC 2019の開催に併せてOddworld Inhabitantsが本作初のシネマティックトレーラーを公開。ラプチャーファームの脱出に成功したエイブ達を描いた興味深い映像が登場しました。
Soulstorm Brewをくべながら列車で逃亡するAlfとToby、ラプチャーファームの追っ手を描いた最新映像に加え、マドカンのシャーマンを用いてレンダリング手法の違いを紹介する比較映像、トレーラーのVFXメイキング映像は以下からご確認ください。
2017年8月にGPUベースのパストレーサー“Raylgun”を利用した「Quake 2」のプレイ映像をご紹介しましたが、NVIDIAのRTXとTuringコアを用いたリアルタイムレイトレーシング技術が遂に現実のものとなり、“Battlefield V”や“Atomic Heart”、“Metro Exodus”といった対応タイトルの登場が注目を集めるなか、新たにRTX技術でリアルタイムのパストレーシングを実現した「Quake 2」のプレイ映像が登場し、その驚くべきクオリティが話題となっています。
これは、Vulkan APIを利用したパストレーサーをRTX 2080 Tiのハードウェアアクセラレーションで動作させ、Q2Proのクライアントに統合したChristoph Schied氏の“Q2VKPT”と呼ばれるプロジェクトのプレイ映像で、事前演算の情報を活用する高品質なノイズ除去フィルタやレイ予測のクラスタ化による演算コスト減を特色としており、アーティファクトが全く生じない驚くほど自然なビジュアルかつ非常に軽快(RTX 2080 Tiで2560×1440/60fps)な動作を実現しています。
先日、任天堂がNintendo Switch向けにストリーミングとクラウド技術を利用した日本語版「アサシン クリード オデッセイ – CLOUD VERSION」をアナウンスし大きな話題となりましたが(海外は未発表)、新たにGoogleがストリーミング技術の限界に挑戦すると銘打った“Project Stream”をアナウンスし、なんとブラウザでプレイ可能な「Assassin’s Creed Odyssey」を用意し、10月5日に小規模な技術テストを開始することが明らかになりました。
また、発表に併せて“Project Stream”経由で1080p/60fps動作する“Assassin’s Creed Odyssey”の興味深いゲームプレイ映像が登場しています。
モスクワのインディーデベロッパ“Mundfish”が開発を手掛けるPS4とXbox One、PC向けの新作として、昨年7月にアナウンスされ、ソ連時代特有の建築様式やアヴァンギャルドなデザインを濃密に煮詰めた独創的すぎるビジュアルスタイルが話題となっているアドベンチャーFPS「Atomic Heart」ですが、新たにNVIDIAがRTXに対応する本作の解説入りリアルレイトレーシングデモ映像を公開しました。
現実に限りなく近いソフトシャドウやオクルージョン、様々な物体表面の鏡面反射など、リアルレイトレーシングの効果がRTXの有無ではっきりと確認できる最新映像は以下からご確認下さい。
先日、バンクーバーで開催された“SIGGRAPH 2018”のNVIDIAプレスカンファレンスにて、Turingコアを採用したリアルタイムレイトレーシングGPU“Quadro RTX 6000”が発表され話題となりましたが、発表に併せてNVIDIAが“Quadro RTX 6000”とUE4を利用し動作するリアルタイムレイトレーシングデモ「Project Sol」の映像を公開。何れ訪れるであろうビデオゲームの未来を予見させる非常に興味深いビジュアルが確認できます。
2015年の“The Blacksmith”、そして昨年ニール・ブロムカンプ監督とOats Studiosによる続編が公開された2016年の“ADAM”を生んだ“Unity”デモチームの新プロジェクトとしてアナウンスされ、今年3月に圧倒的なティザー映像が登場した「Book of the Dead」ですが、新たにUnityが“Book of the Dead”の全アセットを収録した“Unity 2018”(2018.2b9以上)向けの無料プロジェクト「Book of The Dead: Environment」をリリース。Quixelの高品質なアセットやフォトグラメトリーをフルに活用した圧倒的な森が利用可能となりました。(※ 実行にはプロジェクトをコンパイルし実行ファイルを作成する必要あり)
昨日、“Firebase”の次回作を製作するためのクラウドファンディングを開始したニール・ブロムカンプ監督とOats Studiosですが、新たにUnityが昨年10月に公開され話題となったニール・ブロムカンプ監督とOats Studiosのリアルタイム映像作品「ADAM: Episode 2」の実行ファイルをリリースし話題となっています。(参考:ADAM2の実行ファイルアーカイブ、サイズは4.67GB)
これは、昨年公開されたスタティックな映像とは異なり、Unityで実際に動作するアプリケーションとしてリリースされたもので、まるで映画のような“ADAM: Episode 2”本編の視点やズームをユーザーが自らコントロールできるファン必見のコンテンツとなっています。
今年1月中旬、かつてADAMを生んだUnityのデモチームによる“Unity 2018”の技術デモ「Book of the Dead」の見事な映像をご紹介しましたが、新たにUnityがGDCの開催に併せてPS4 Pro上でリアルタイム動作する“Book of the Dead”のデモ映像を公開し話題となっています。
先日、MicrosoftのDirectX Raytracingを用いたNvidiaのリアルタイムレイトレーシング技術“RTX”の採用が報じられた4A Gamesの期待作「Metro Exodus」ですが、新たに4A Gamesが予告通りRTXを利用した“Metro Exodus”の技術デモ映像を公開しました。
今回のデモは、昨年6月に公開されたアナウンスゲームプレイトレーラーと同じロケーションを用いて、事前コンピュートではないリアルタイムのグローバルイルミネーション表現(完全リアルタイムのアンビエントオクルージョンと間接光表現)を導入したもので、タイトルの性質上レイトレーシングと言えば期待されがちな所謂ツルツルピカピカの一見派手な効果は見られないものの、暗所や屋内の描画に大きな差が見られる非常に興味深い内容となっています。
昨晩、GDC 2018会場で行われた「Epic Games」のキーノートにて、ボリューメトリックキャプチャーを特色とする3LateralのメタヒューマンフレームワークとUnreal Engineを用いたリアルタイムのデジタルキャラクター技術に関するデモンストレーションが行われ、お馴染みアンディ・サーキスがマクベスの台詞を読み上げる様子を撮影したリアルタイムレンダリング/キャプチャー映像が登場しました。
実物と見分けるのが困難なアンディ・サーキスとそのキャプチャーデータを用いたエイリアンの演技、女優Bingjie Jiangを起用したリアルタイムデジタルキャラクター“Siren”の驚くべき映像は以下からご確認ください。
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