Steamの成功を始め、デジタル流通の普及が大きく進んだ近年ですが、イギリスの大手ゲーム小売業者”GAME”が新たにPCゲームを対象にしたダウンロードサービスを開始しました。
このサービスはSteamの様なクライアント上で動作する物で、ゲーム本編の購入に加え、デモ版やパッチ、トレイラー等が1つにまとめられた総合サービスとなっています。また、先日リリースされたばかりの”Kane & Lynch 2: Dog Days”と”Mafia II”もそれぞれ24.99英ポンド(約3,238円)と29.99英ポンド(約3,890円)で販売されており、Medal of HonorやNeed for Speed Hot Pursuit、Crysis 2、Civilization Vなどの注目タイトルも多く登場予定となっています。
本サービスの対応タイトルは現在リリース済みの物と予定の物を合わせて既に854タイトルに達しており、決済にはAmerican ExpressとMasterCard、Visa、Visa Electronのカードが利用可能で、Paypalでの決済にも対応しています。日本からの購入について詳細は記されていませんが、近年Steamでの規制が多く見られだけに候補として健闘してみる価値はあるかもしれません。
GoogleとBing上に「Call of Duty: Black Ops」のXbox 360向けベータテストの開始とサインアップを促す広告が掲載され始め、すわベータテスト開始かと噂になっているニュースですが、つい先ほどTreyarchのコミュニティマネジャーを務めるお馴染みのJosh Olin氏がこの広告についてtwit、広告がオフィシャルな物では無いと述べ、氏が発言しない限り公式の物ではないと噂を否定するコメントを明らかにしました。
ただ、このWorld at Warで使用されたURLと公式サイトにリダイレクトされるこの広告の正体が一体何であるのか、詳細は未だ不明です。果たして9月1日に公開される完全版のマルチプレイトレイラーにて真偽の程は明らかになるでしょうか。
VGChartzが北米におけるゲームタイトルの予約状況の最新ランキングを発表、Bungie最後のHaloタイトル「Halo: Reach」が今週20万3,984本の予約を受け、ローンチまで3週を残し145万8,990本に到達し、北米で最も多いプレオーダーの記録に達した事が明らかになりました。
なお、2位にはローンチまで11週となったXbox 360版Call of Duty: Black Opsが47万8000本でランクインし、7週を残すElectronic ArtsのMedal of Honorが27万本で3位に付けています。
海外情報サイトのTech Reportが現在Nvidiaとビデオカード市場を二分するATI Radeonブランドから長年愛されたATIの名前が外され、今後は新たにAMDの名前が冠される事になったと報じました。
AMDは2006年にATI社を54億ドル規模で買収し、以降ATI Radeonブランドの人気は上昇しNvidia製品と文字通り二分するシェアを実現したのはご存じの通りです。今回の商標統合により”ATI Radeon”と”ATI FirePro”はAMDマークを冠した”Radeon”と”FirePro”とシンプルに変更され、さらなるブランド強化を図っていく模様です。
AMDがTech Reportに伝えた所によると、現在グラフィックスカードビジネスがちょうどロール上にある事をリブランドの良いタイミングだとし、年末に掛けて様々なクラスの製品を投入する事によってライバルであるNvidiaに対する勝利を確実な物にしたいとの事。
AMDが自社で行った調査では様々なビデオカードについて知識が豊富な消費者ほどRadeonの名前を認知しており、彼らがさらにAMDを好んでいる傾向にあるとの結果が出ているそうで、この結果を元にしたブランド統合はより良い物になると考えている事を示唆しています。
なお、Radeon HD 5000シリーズを含めた既存の製品のリネームは行われず、今年後半にAMD Radeonブランドの最初の製品が投入される予定です。
年末に登場するとされる消費電力が5.5wという低電力の”Bobcat”CPUとRadeon GPUの統合ユニットである”Ontario”APU(Accelerated Proccessing Unit)は40nmプロセスで製造が進められており、2011年前半にはクアッドPhenom IIクラスのCPUに、より強力なGPUを組み合わせた”Llano”APUの登場も予定されています。今回のリブランドはGPUのみならず本格的なAPU登場への布石も兼ねた物であるのかもしれません。
2004年から毎年モントリオールで開催されている国際的なゲームイベントMontreal International Games Summit(以下:MIGS)、今年は11月8日と9日にHilton Bonaventureホテルにて開催される予定のMIGSですが、本日公式サイトにてキーノートの講演者リストが発表、先日Atari 2600向けのHaloを発表し、かつてはマイクロソフトのVPとして初期のXboxプロジェクトに大きく貢献し、Xboxの産みの親の1人でもあるEd Fries氏が登場、Atari 2600とハードウェアの制限をベースに”美”について講演をする事が明らかになりました。
かつてXboxを生み出したEd Fries氏は2004年にマイクロソフトを去って以来、FireAnt社を起業、その後FireAnt社はSOEによって買収、物理演算シミュレートを行うAGEIA等と関係した後、現在は自身が熱心なプレイヤーでもあるWorld of Warcraftのフィギュアを作成するFigure Printsを起ち上げ、プレイヤー達の3Dモデルをフィギュア化するサービスを運営しています。なお、氏が作成したHalo 2600はcodemysticsにて公開されており、実際にプレイが可能です。
さらにインディスタジオとして注目を集める2D BOYの創設者であるRon Carmel氏も登壇、独立デベロッパのビデオゲーム開発に関する重要なステップについて講演を行います。
この他にゲームデザインや戦略的なマーケティングなどを専門に手掛けるFuzbiのディレクタDavid Edery氏が、成長中の市場で成功する方法とデジタル流通のライフサイクルについて講演。
また、ビジュアルエフェクトやゲームデザインのスクールGnomonのCEOを務めるAlex Alvarez氏は成人に対するゲームのアート教育における重要性を講演、さらにソーシャルゲームのTOPグループデベロッパとして知られるPlaydomのデザイナScott Jon Siegel氏はカジュアルゲーム開発の現場における成功の概念の定義について講演を行います。
さらに現在Rock Band 3の開発を進めているHarmonixの開発者Ryan Challinor氏が従来のコントローラーを用いないゲーム開発のプロセスに関する講演も行われるとの事で、どうやら今年のMIGSも非常に興味深い講演が多く用意されている模様です。
自身を主人公に据え、破天荒にも程があるストーリーに加えとても文字に起こせないダーティな台詞を吐きまくるTPSタイトル”50 Cent: Blood on the Sand”をリリースし、Modern Warfare 2にもカメオ出演を果たしたギャングスタラッパとして知られる50セントのアニキですが、先ほどCliffy Bが自身のTwitterにて50セントにラブコールを送り、「Gears of War 3」がセレブ達によるマーケティングを始めるかと注目を集めています。
Cliffy Bは50セントのアニキに「50さ、DJ Whookidと一緒にノースカロライナまでGears 3を遊びに来なよ、チェーンソーでケツの穴真っ二つにしてやるから」と語りかけており、この働き掛けがどうなるか詳細は明らかにされていません。是非実現して2人による何らかを期待したい所。続報に期待です。
今週のGTTVが先ほど公開、Bungie最後のHaloタイトル「Halo: Reach」のシングルキャンペーンの様子を中心に先日発表された”Deliver Hope”トレイラーを担当したMethod Studiosによる撮影現場の様子など、盛りだくさんの内容となっています。
また、Sam & Maxシリーズで知られるTelltale Gameの未発表新作がアナウンス、シルエットには気になるキャラクター達の姿が描かれており、9月2日に正式な発表が行われる模様です。
今年5月にとある映画監督がfacebookにて「Half-Life」の映画化に取り組んでいる事をうっかりばらしてしまい、ValveのボスGabe Newell氏がキレた事件がありましたが、この件の事を指したかどうかPC GameのインタビューにてHalf-Life映画について妥協するつもりは無いとゲイブ自らが発言しました。
ゲイブは初代Half-Lifeのリリース以降、ハリウッドとの対話が何度か行われた事を明かし、彼らが彼らの思い思いに作りあげた物語は最悪最低の物だったと回想。彼らはゲームを良いゲームにした”何か”、或いは作品がどのようにファンを作り上げていったかを理解出来なかったと辛辣な評価を下しています。
あまりに酷い状況が続いた末、とうとう社内ではValveが出来るベストは映画を作らない事か、自分達で作る事にするかのどちらかだとの意見まで出る状態になった事を明らかにしています。
またゲイブはサム・ライミ監督を迎えたWorld of Warcraftを大きく評価しつつも、上述と同じ事を考えているようで、Blizzardが自ら製作するWorld of Warcraftを見て見たいと発言しています。なお、ゲイブは81年の死霊のはらわた以来のサム・ライミファンである事、そしてWoWプレイヤーでもある事を明らかにしています。
ゲームの映画化がトレンドとも言える程乱発される昨今ですが、粗製乱造ぶりが目立つ事も事実です。凡作に身をやつしたフリーマン博士を見たいファンは一人も居ないはず、今後も妥協しないまま映画化が実現される事を期待したいと思います。がんばれゲイブ!
これまで未来的なプレイが楽しめるDungeons & DragonsのSurfaceScapesや、ペンとSurfaceを組み合わせたUI映像などで何度かお知らせしてきたマイクロソフトのテーブルトップPC「Surface」ですが、つい先日UMass Lowellロボット工学研究所がSurface技術を用いて複数台のロボットに命令を下しコントロールする技術デモ映像を公開しました。
映像ではRTSタイトルなどで良く利用されるグルーピングやグループの色分け、FPS視点でのロボットの直接コントロール、パス検知やロボット達が衝突判定を行い移動をスムースに行う様子が収められています。操作の過程で見られるUIも所謂Surface的な洗練された物で、手に合わせてUIが追従する動きなどは次世代コンピューティングを連想させるに十分な物だと言えそうです。
なおこの制御はSurfaceの仮想ロボット達を相手に行われていますが、このUMass Lowellロボット工学研究所はそもそも現実のロボットを研究しており、いずれは複数の”本物”のロボットをこのUIで制御する事を目指しています。すでにSurfaceを用いた単体のロボットのFPS操作を実現した下記のデモ映像が公開されており、今後は多種のロボットを混在させたコントロールの実現も視野に入れており、Z座標のコントロールの実装と共にUAVによる捜索なども想定されている様子。
なお、UMass Lowellロボット工学研究所は公式ページの情報によると、2001年にHolly Yanco博士により設立された研究所で、今回のデモ映像で見られた様な人間とロボット間のインタラクションや、ロボットによる都市の捜索と救難活動、爆発物と危険物の処理などを研究しており、National Science Foundation、National Institute of Standards and Technologyに並んで、米軍の研究機関であるU.S. Army Research Officeと先進的な研究を専門に手掛けるお馴染みのMicrosoft Researchが出資している事が記されています。
近年我々がゲームを楽しくプレイする事と現実の境が次第に曖昧になっている事はDARPAの研究を始め最先端の軍事技術や戦場でのロボット利用など様々なシーンで見られる様になりました。興味の有る方はTEDで日本語字幕付きでアメリカの政治学者ピーター・ウォレン・シンガー氏が語る軍用ロボットと戦争の未来という非常に興味深い講演の様子が公開されています。
この講演内容で語られた新しい種について、先日69歳で死去した作家ジェイムズ・P・ホーガンの著作”造物主の掟“を思い浮かべ、下に掲載したロボットがSurfaceの操作を行う映像を見る時、未来に何を思い浮かべるでしょうか。
6月に行われたE3にてXbox 360専用タイトルの”Codename Kingdoms”をアナウンスしたCrytekですが、同時期の6月9日に米国特許商標庁へと「World of Atlantis」と名付けられた商標を登録していた事が発見されました。
Codename Kingdomsのアナウンス時に公開されたトレイラーにはザック・スナイダー監督の映画「300」スタイルの古代の剣とサンダルを履いた戦士の姿が描かれており、God of Warシリーズの新作でクレイトスがアトランティスを舞台に戦う事もあって、Codename KingdomとWorld of Atlantisは非常に結びつけやすいイメージだと言えそうです。
いずれ詳細は正式な発表を待つほかないCodename Kingdomですが、CrytekのボスCevat Yerli氏はこれまでのCrytek作品とは全く違うスタイルのゲームになり、かなり大きなタイトルになる事を語っています。
9月14日のリリースがいよいよ近づいて来たBungie最後のHaloタイトル「Halo: Reach」、ユーザーの期待も相当な物ですが、広告展開の規模もかなりの規模で、なんとマイクロソフトのゲームタイトル向けマーケティングでは過去最大の物になるとの事。これはマイクロソフトのグローバルプロダクトマネジャーを務めるMichael Stout氏が明らかにしたもので、正確な予算は提示されなかったものの、Halo 3のローンチは650万ドル規模だったと氏は振り返っています。
先日にはキャンペーンの一貫として、惑星Reachの”運命の日”の前日を静かに、そして迫る運命の足音を描いた上記の実写トレイラーが公開され、続いて昨晩にはノーブルチームの面々が登場する新しい実写トレイラー”Deliver Hope”のショートバージョンが登場、映像には圧倒的なクオリティで悲壮感に満ちた戦場とノーブルチームの英雄的な行動が描かれています。
この”Deliver Hope”トレイラーはこれまでのライブアクションを手掛けてきたディレクターNoam Murro氏が手掛けており、印象的な楽曲は映画「レスラー」を手掛けたBrian Emerichの手による物。撮影はプラハで行われ、編集は”The Social Network”を手掛けたAngus Wallが担当、VFX等にはLegacy EffectsとMethod Studiosがそれぞれ制作に協力しています。
さらに”Deliver Hope”は8月29日よりCBSとNBC、そしてFOXのゴールデンタイムと深夜の放送も行われ、MTV、Spike TV、Comedy Central、SyFy、ESPN、F/X、TNT、TBS、Discovery Channel、G4といったケーブル放送にも登場する事になります。
また、Deliver Hopeトレイラーはロングバージョンも用意されており、こちらは9月6日に公開予定との事。近年こういった実写トレイラーの存在は見慣れてきた感もありますが、今回のDeliver Hopeトレイラーは本当に目を見張る様な迫力とクオリティに満ちており、本作に込めるマイクロソフトとBungieの意気込みが只事では無い事が滲み出ていると言えそうです。
すでに北米で正式サービスが開始されたクラウドゲームサービスのOnLiveの後を追う、David Perry氏率いる「Gaikai」がなんと日本でクローズドβテストを開始する事が氏のTwitterから明らかになりました。
日本でのベータテストなど、これまで全く耳にした事もない話であるだけに、詳細は一切判りませんが、氏のtwitによるとスケジュールが前倒しになり、Gaikaiサーバが日本とスペイン、そしてイタリアでオンラインになったとの事で、これまでも発言されていたサーバ数がOnLiveの5倍である事を改めて強調する内容となっています。
David Perry氏本人の発言とはいえ、真偽の程や状況が全く不明なこのニュース、続報があり次第改めてお知らせいたします。
E3でとうとうValveが来る新作「Portal 2」でPS3開発に着手する事が明らかになりましたが、その内容はPS3対応に止まらず、PS3をSteamworksに対応させる事でPC/Macとのクロスプラットフォーム対戦を実現するという驚きの物でした。
方や、Xbox 360は残念ながらSteamworksがLive上で動作しない事からクロスプラットフォームプレイは実現されず、発表以降もValveに占めるPS3の重要性の高さが示されるなど、これまでの状況と一転し偏重した状況が続いていましたが、どうやらXbox 360でもSteamworksが動作する可能性が出てきました。
これはValveのErik Johnson氏がCVGに語った物で、氏はValveの顧客達はXbox 360上で動作するsteamを求めている述べ、Valveがこれを実現したいと考えている事、そしてそれにトライすると発言し、マイクロソフトに対してXbox Liveのクローズドなレギュレーションの改善を求める姿勢を明らかにしました。
Bioshockシリーズの販売を務めるTake Twoが”bioshock.com”ドメインの取得に関する裁判で敗訴した事が明らかになりました。これはBioshockの存在が非公式に明らかになった後にサイバースクワッティング(※ 企業名や商標などをドメイン登録し転売目的に販売する行為)を専門に行うName Administration Mediaによって先に取得されてしまったという物。
この裁判でNA MediaはBioshockドメインについて、ジョンソン・エンド・ジョンソンの同名スキンケア商品の為の物であると主張、ドメイン取得がTake TwoによるBioshockの正式発表前であった事を挙げ、正統な取得であると述べました。Take Twoは同社のドメインである”taketwointeractive.com”もNA Mediaに先に取得されていた事などを主張しましたが、残念ながら敗訴となってしまいました。
実は現在”bioshock2.com”も同様の状態にある事が知られていますが、来るシリーズ新作”BioShock: Infinite”のドメインbioshockinfinite.comはIrrational Gamesによって安全が確認され無事に確保されています。こういった法の抜け穴を利用した特許やドメインビジネスのやり方には全く閉口するばかりですが、なかなか対応が難しいのも事実。商標やIPの保護というのは想像以上に困難な物である事が感じられる興味深いニュースでした。
先ほどMac版「Steam」の利用率とWindows OSに絡む興味深い結果をお知らせしたSteamの7月ハードウェアとソフトウェア利用に関する統計結果ですが、別の側面からも興味深い内容が明らかになっています。
今回の統計結果の発表に記されたソフトウェアのインストール率によると、BitTorrentクライアントのuTorrentの利用率が29.41%、BitTorrentが5.28%、Vuzeが4.37%、BitCometが2.44%となっており、1台のPCに複数のクライアントがインストールされている事を考慮せず単純に計算すれば、BitTorrentクライアントの導入率はSteamクライアント利用者の内ほぼ40%を占める事になり、想像以上に高い普及率となっている事が判ります。
もちろんBitTorrentによるファイル共有それ自体が明確な”悪”という訳では無く、昨今ではギガバイト級の巨大MOD等での利用なども広く行われています。ただ、先日から海外では”Halo: Reach”の流出が判明し、多くの問題が噴出しメーカーやユーザーを巻き込んだ大きな議論を交わされています。この著作権侵害に関する問題はゲーム産業の大きな課題として大手パブリッシャや開発者が見解や対応を表明する機会を多く目にしますが、今回はそういったビジネス側からの所謂”大きな問題”としての概念では無く、我々利用者側の現実的な側面と現状が今回のSteamの調査に現れていると言えます。
こういった状況が何を表しているのか、そして今後どういう状況になっていくのか、こういった問題についての議論が交わされる時、しばしば卵が先か鶏が先かといった概念の分析に陥り議論が硬直する様子が見られます。相対的な、或いは対処的な解決や技術での抜本的な解決がもちろん重要ではありますが、1人のゲーマーという絶対的なポジションから行える小さい行動や便利なソフトウェアの利用方法もまだ多く余地を残す”可能性”の1つだとは言えないでしょうか。
Valveが運営するデジタル流通プラットフォームの「Steam」が2010年7月のハードウェアとソフトウェア利用に関する統計結果を発表、Mac利用者が全体の5%であるなど、興味深い結果が並んでいます。
SteamのMac版は5月から正式運用が開始され、多くのタイトルがリリースされValveからの対応強化も行われるなど大きなテコ入れが行われていますが、現在の利用率はSteam利用者全体の5%となっており、内訳はMacOS 10.6.3 64-bitが4.3%、10.5.8 64-bitが0.77%となっています。さらにMac版Steamの利用者の47%がMacBook Proを使用しており、54%のユーザーが4GBのメモリを搭載しているとの事。
また、Windowsでは未だにXPの利用率が32.73%を占め、最もSteam上で利用されているOSとなっており、以下Windows 7の64bit版が28.24%と接近、Vistaの32bit版はすでに13.71%まで低下している事が記されています。
その他ビデオカードブランドの利用率やソフトウェアのインストール率なども掲載されていますので、興味の有る方は統計結果ページからご確認下さい。
Game Industry TVの最新エピソードにビデオゲームの父ノーラン・ブッシュネル氏を始めInsomniacのボスTed Price氏や、Gas Poweredを率いるクリス・テイラー氏、アースワームジムやGaikaiで知られるDavid Perry氏など歴々の開発者達が登場し、クラウドサービスやDLCなどに代表されるゲームのデジタル流通の将来について語りました。
その中でクラウドゲーミングサービスの提唱者としても知られるTHQのボスBrian Farrell氏が、クラウドサービスがコンソール機に現金を費やしたくない消費者に向けたゲームへの障壁を低下させるポテンシャルを持っていると発言、さらにクリス・テイラー氏やDavid Perry氏、Ted Price氏らもコンソールの必要性について疑問を呈しています。
Farrell氏は「なぜ私たちは高価なコンソールを必要とするのか、それは製造コストです」と発言、さらに「なぜ私たちはその計算能力を必要とするでしょうか」といずれこういった演算能力がクラウドで代替え可能になる事を示唆しています。
さらにPSNのディレクタを務めるSusan Panico女史やDigital ChocolateのボスTrip Hawkins氏、そしてノーラン・ブッシュネル氏は将来のデジタル流通がどのように”サービス”ビジネスと成って行くかについて語っています。
クラウドサービスであるOnLiveが今年6月に正式運用を開始し、Gaikaiもサービス開始を視野に入れた動きを見せ始め、もう遠い将来の未来技術では無くなったクラウドゲーミングサービス、次世代機の登場も絡むこの動きがコンソールを超えるブレイクスルーを果たす時は近いのか、今後の動向に注目です。
9月14日の「Halo: Reach」リリースまであともう20日!Bungie渾身のHaloシリーズ最新作でありBungie最後のHaloタイトルでもあるHalo: Reachに多くのファンが期待を寄せています。
押しも押されぬトップデベロッパの1つであるBungieですが、スタジオに関する情報は以外と少なく、その全容はベールに包まれています。そんな中1upがBungieのスタジオツアー映像を公開、もうなんというか……おしゃれ!どこのバーですか!とつっこみ所だらけのとんでもない素敵オフィスの様子がたっぷりと収められています。
さらにだだっぴろいスタジオの入り口にどんと構え、まさに文字通りBungieを守っていそうな守衛のおじさんの映像もアップされており、その幸せそうな表情と語り口からはBungieがいかに素敵なスタジオであるかが推し量れる内容となっています。しかし……こんな所からHaloシリーズが生まれたと考えると、なかなか感慨深い物がありますね。
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