2011年2月28日から3月4日までサンフランシスコのMosconeセンターで開催される「GDC 2011」の会場で行われるAI開発に関するパネルイベント”AIサミット”の詳細が公式サイトにて発表されました。
今年のAIサミットでは、”成功を収めた商用タイトルに見られた問題とキーアーキテクチャを探る”事が掲げられており、アドバイザーにはNintendo of AmericaのSteve Rabin氏とDave Mark氏も参加しています。
今回アナウンスされたのは5つのパネルで、以下の様な内容となっています。
- AI Unplugged: How Experienced Devs Think Through AI
経験を積んだデベロッパ達がAIをどの様にデザインし、問題の追跡をどの様に行っているか等AIに対する開発のプロセスをプレゼンテーション。スピーカーにはBlizzardのBrian Schwab氏やDouble FineのChris Jurney氏、Rockstarのリードを務めるBrett Laming氏が登壇。- People in Your Pocket: High-Quality AI on Mobile Devices
ソーシャルゲームやモバイルタイトルを手掛けるngmocoの Andrew Sternが登壇、タイトなモバイルデバイスの制限下におけるAIキャラクターの開発を解説。- AI Pr0n: Maximum Exposure of Your Debug Info!
BlizzardのBrian Schwab氏と38 StudiosのMichael Dawe氏、EAでSims開発に携わるRez Graham氏らがそれぞれのデバッグ手法を明かし、異なるメソッドのAIデバッグについて議論。- Flirting with the Dark Side: Scripting and AI
リッチで動的なAIと静的でフラジャイルなスクリプティングの間違った二分化についてAI開発のダークサイドを議論。- Lay of the Land: Smarter AI Through Influence Maps
マップの影響を元に環境的な思考を持つ賢いAIを生む3種の見解。
毎週お馴染みのUKセールスチャートが先ほど発表、12月18日終了週のセールスチャートを「Call of Duty: Black Ops」が首位をキープし、3週連続の1位に輝いた事が明らかになりました。また、Need for Speed: Hot Pursuitが先週の7位から3位に浮上、Medal of HonorもTOP10圏外から8位と順位を上げています。
以下、40位までの詳細は以下からご確認下さい。
- 1位. Call of Duty: Black Ops
- 2位. FIFA 11
- 3位. Need for Speed: Hot Pursuit
- 4位. Just Dance 2
- 5位. Assassin’s Creed: Brotherhood
- 6位. Gran Turismo 5
- 7位. Donkey Kong Country Returns
- 8位. Medal of Honor
- 9位. Wii Fit Plus
- 10位. Professor Layton and The Lost Future
- 11位. Mario Kart Wii
- 12位. Michael Jackson: The Experience
- 13位. The SIMS 3
- 14位. Fallout: New Vegas
- 15位. Kinect Sports
- 16位. Wii Party
- 17位. Red Dead Redemption: Undead Nightmare
- 18位. Just Dance
- 19位. Harry Potter: The Deathly Hallows part 1
- 20位. New Super Mario bros.
- 21位. Sonic Colours
- 22位. Toy Story 3
- 23位. New Super Mario bros. Wii
- 24位. Art Academy
- 25位. Dance Central
- 26位. Wii Sports Resort
- 27位. Halo: Reach
- 28位. Fable III
- 29位. WWE Smackdown vs Raw 2011
- 30位. The X Factor
- 31位. Lego Harry Potter: Years 1-4
- 32位. Goldeneye 007
- 33位. Football Manager 2011
- 34位. Epic Mickey
- 35位. 007: Blood Stone
- 36位. Pro Evolution Soccer 2011
- 37位. Super Mario All-Stars 25th Anniversary
- 38位. Star Wars: The Force Unleashed II
- 39位. Super Mario Galaxy 2
- 40位. F1 2010
かつて2005年の終わりから翌年にかけてUnreal Engineの対抗馬として有力視されていたProject Offsetエンジンの開発を手掛け、その後2008年にIntelに買収されたOffset Softwareでしたが、今年7月にはIntelからProject Offset開発の中止がアナウンス、それ以降の続報が途絶えていました。
そんな中、Project Offsetを率いていたSam McGrath氏が新スタジオ”Fractiv“を立ち上げ、「The Gunsmith」と名付けられたファンタジー要素を含む西部劇テーマのアクションRPGタイトルを開発している事が明らかになりました。
これはSam McGrath氏がBig Downloadのインタビューに応じた事から明らかになったもので、氏は開発も順調に進められている事を明かし、今後スクリーンショットや映像の登場も控えていると語っています。
さらにMcGrath氏はThe Gunsmithが持つファンタジーと西部劇の奇妙な組み合わせについても言及、今年のゲーム産業を席捲した”Red Dead Redemption”のゾンビDLC”Undead Nightmare”の名前を挙げ、Undead Nightmareの登場により”ヒネり”を加えた西部劇タイトルが受け入れられる土壌が出来たとの見解を示しています。
まだタイトルの詳細等については明らかにされていない本作ですが、リリースについては現在パブリッシャを探している途中との事で、対応プラットフォームもまだ明らかに出来ない状況にある様子です。
McGrath氏はIntelが下したProject Offsetの開発中止についても言及、Project Offsetが買収当初Intelが力を入れて計画を推し進めていた汎用GPUプラットフォームLarrabeeのショーケース的な役割を担っていた事を明かし、その後2009年にパフォーマンスの問題からLarrabeeプロジェクトが中止となり、結果Project Offsetが開発中止となった事を明らかにしています。
また氏はLarrabeeの技術的な問題だけではなく、Intel内部がゲーム開発者には向かない場所だった事を振り返り、経営的なコントロールや他のグループとの関係性など、クリエイティブを発揮する事が難しい状況にあったと吐露しました。
しかし、氏はその中で開発が進められたProject Offsetに実装されたツールとワークフローの完成度が素晴らしい物だったと語り、強力なビジュアルスクリプトシステムを実装した事、そしてグローバルイルミネーション技術でオスカーを受賞したMike Bunnell氏と共に開発を進め、ライトマップのベーキング(テクスチャ焼き付け)技術を30秒程度にまで短縮する技術を実現した事を明らかにしています。
McGrath氏はこのProject OffsetエンジンのIPをFractivが保有出来るようIntelと交渉を行っていた事を明かしていますが、残念ながらエンジンのIPを手に入れる事は叶わず、現在もIntelがこのIPを保有している事が明言されています。
つい先日FractivはiPhoneとiPad用のバイクレースゲーム”Lane Splitter”をリリースし、新たにAndroid対応も果たすとの事で、すでに実務的な開発業務を進めており、今回明らかになったThe Gunsmithの登場もそう遠くないと期待出来そうです。
北米のゲームハードやソフトウェアセールスのリサーチでお馴染みのNPD、現在NPDが発表する北米セールスの月次報告にはデジタル販売のセールスデータが含まれておらず、物理パッケージの統計結果のみ報告されています。
物理パッケージ販売の衰退がゲーム産業全体の縮小と同義に語られる事が多く見られる様になった昨今、多くのパブリッシャー達がデジタル販売での伸びをアピールし、決して市場やゲーム産業が衰えを見せている訳ではないと言及するシーンを見かける状況となっています。
そんな中、ついにNPDがダウンロード販売等の統計を含めた最新の調査レポート”Game Purchase Drivers 2010″を発表し、デジタル販売のシェアがなんと29%に及ぶ事が明らかになりました。
このデジタル販売の調査には、Steamに代表されるゲームパッケージのダウンロード販売以外に、モバイルやカジュアルゲームも含まれているとの事で、購入者の47%がBig Fish Gamesの様なポータルサイトとSteamに代表されるデジタル販売ハブから購入している事が明らかになっています。
また、42%の購入者がAppストアや携帯キャリアからデジタルゲームを購入、30%の購入者がXbox LiveやPSN、Wii Shop Channelと言ったサービスからゲームを購入しているとの事。
さらにこの調査ではゲーマーの5人に1人が過去3ヶ月の間にゲームタイトルの追加コンテンツを購入した経験があり、3ヶ月間の平均ゲームタイトル購入数は3.1本(※ 調査対象者は3704人)で、この購入金額の内10%の資金が中古販売業者への下取りから得られた金銭が用いられた事が明らかにされています。
物理メディアとデジタルメディアの隆盛については昨今様々な意見が交わされ、見解が発表される大きな議論の的となっていますが、29%という大きなシェアが今後市場にどう影響していくのか、今後のNPDによる調査報告も含め注目する必要がありそうです。
本日GTAシリーズやセールスも好調な「Red Dead Redemption」の販売で知られるパブリッシャ”Take-Two”が2009年11月1日から始まり2010年10月31日に終了した会計年度報告を発表、前年比65%増収の11億6000万ドルの収益を達成した事が明らかになりました。
これによりTake-Twoの純利益は4260万ドルとなり、昨年の1億4050万ドルに達した損失から大きな回復を実現した事が明らかになりました。なお、第4四半期の結果は前年同期比で32%増収となる3億7370万ドルの収益を記録しています。
また、今期からTake-Twoの決算時期が変更となり、5ヶ月の移行期間を経て4月1日から新会計年度がスタートする事が報告されています。
今回発表された結果についてTake-TwoのStrauss Zelnick会長は「私たちはGrand Theft Autoのリリースが無い1年で経済的なゴールを達成した」と発言、カタログタイトルとデジタル販売が成功の鍵だったと語っています。
さらにZelnick会長はTake-Twoの今後についても言及、南米やアジアといった新しい商圏でのデジタル販売拡大などにフォーカスする考えを明らかにしています。
先日開催されたVGAにて見事GOTYに輝いたRed Dead Redemptionですが、今回の会計報告から既に販売本数が800万本に迫る勢いである事が伝えられています。
さらに高い評価を得る事となったNBA 2K11は300万本出荷を記録し、PCストラテジーの大本命タイトルCivilization VのローンチやMafia IIのリリースも果たすなど、充実したラインアップが並んでいます。
また、2012会計年度には奇蹟の復活を遂げた”Duke Nukem Forever”に加え、Rockstarの次回作”L.A. Noire”、シリーズ復活となる”XCOM”、そしてSpecOps: The Lineなども控えており、GTAナンバリング新作がまだ先と言われる中、来期も充実した一年となりそうな気配に満ちています。
先日、Activision PublishingのCEOを務めるEric Hirshberg氏がInfinity Wardの現状に言及して以降、再びInfinity Ward関連の情報が出始めています。それに伴い、かつてInfinity Wardを治め、Activisionとの間に発生したトラブルからRespawn Entertainmentを新たに起ち上げたJason West氏とVince Zampella氏にも言及が及んでおり、Activisionからは彼らが優秀な人材を盗んだとの発言も見られます。
そんな2人が起ち上げた新スタジオRespawn EntertainmentはElectronic Artsとパートナーシップを結び、未だ発表されない新作の計画を進めているとされています。しばらく表舞台に登場しなかった両者ですが、先日開催されたVGAに登場、インタビューで今年のお気に入りゲームについて聞かれたJason West氏が変わらず元気な様子で2010年のお気に入りタイトルについて語りました。
Mass Effect 2などを挙げた氏ですが、かつての同胞Treyarchの新作”Call of Duty: Black Ops”はまだプレイしていないとの事で、語る事は難しいと発言しています。
また、会場では友人でもあるギアーズシリーズを率いるCliffy BとMortal Kombatフランチャイズを生んだEd Boon氏と共に元気そうな姿を見せています。(※ 写真はCliffy Bがtwitterで公開した物、”Call of Mortal Gears”準備の為に集まったとボケています)
まだActivisionとのトラブルは裁判も含め長く尾を引く問題となりそうではありますが、Bチームと揶揄される事もあったTreyarchが素晴らしい結果を生み、かつてのInfinity Wardの2人も楽しく元気そうな様子で、今後の問題がスムースにせめて運ぶ事、そして期待の集まるRespawnの動向に期待したいと思います。
先月からGfKが開始したデンマーク、フィンランド、ノルウェー、スウェーデンのゲームセールスを集計した北欧チャートですが、本日11月の結果が発表されイギリスでのセールスも好調な「Call of Duty: Black Ops」が1位を獲得、以下”Gran Turismo 5″と”Assassin’s Creed: Brotherhoo”が続く結果となった事が明らかになりました。
上位タイトルはお馴染みのラインアップですが、北欧の傾向なのかThe Sims 3やToy Story 3と言ったタイトルに加え、Football Manager 2011の強さが非常に興味深いランキングとなっています。ヨーロッパの中でも大きな市場とされる北欧地域、まだ2回目のセールス結果ですが、今後の追跡調査からより明確な傾向が現れてくるのではないでしょうか。
- 1位:Call Of Duty: Black Ops (Activision)
- 2位:Gran Turismo 5 (SCEE)
- 3位:Assassin’s Creed: Brotherhood (Ubisoft)
- 4位:Football Manager 2011 (Sega)
- 5位:FIFA 11 (Electronic Arts)
- 6位:Need For Speed: Hot Pursuit (Electronic Arts)
- 7位:The Sims 3 (Electronic Arts)
- 8位:New Super Mario Bros (Nintendo)
- 9位:The Sims 3: Late Night (Electronic Arts)
- 10位:Toy Story 3 (Disney)
Remedyが虎の子の”Max Payne”IPを売り飛ばし、7年の歳月を掛けてようやく完成させたサイコロジカルスリラー「Alan Wake」、Remedyは今作が失敗したらヘルシンキでホットドッグを売って暮らすとまで言い放った物の、文字通り”類を見ない”良作ながらセールスは奮わず、シーズン形式で予定されていたDLCの計画も残念ながら頓挫してしまいました。
さらにリリース後には続編への意欲は十分ながらもマイクロソフトとのビジネス的な関係から続編の計画が進められない状態にある事を明かし、RemedyがLimbo(地獄の入り口、三途の川的な場所の事)に居るとの発言も見られ今後の動向が心配されていました。
そんな中、昨晩TIME誌のゲーム・オブ・ザ・イヤー企画にて2010年のトップ10タイトルが発表、なんとAlan Wakeが1位に選ばれRed Dead RedemptionやHalo: Reachを抑え今年のナンバー1に輝きました!おめでとう!
TIME誌はAlan Wakeについて、今年多くのゲームタイトルがMレーティング(17歳以上向け)を冠したが、そのどれもAlan Wake程に成熟しているとは感じられなかったと評価。Alan Wakeが実現した最も大きな勝利はメタファーをゲームプレイへと変換した事だと述べ、メタ認識とヒッチコック的なサスペンスの融合はAlan Wakeのゲームプレイにユニークで楽しい体験をもたらし、今年最も素晴らしいゲームへと完成させたと絶賛しています。
今回の栄誉はTIME誌の評価という事で、Remedyにとっては本当に喜ばしい評価に違いなく、先日開催されたVGAや今回のTIME以外にも多く行われている多くの大手メディアによるアワードの結果如何によってはDLC全部入りのAlan Wake GOTYバージョンのリリースだって夢では無い……かも?!
しばらくネガティブなニュースが続いていたRemedyだけに、こういった高い評価がマイクロソフトのジャッジを後押しする事を願って止みません。
なお、TIME誌の今年の10タイトルは以下の様な結果となっています。
- 1位:Alan Wake
- 2位:Angry Birds
- 3位:Red Dead Redemption
- 4位:Halo: Reach
- 5位:Super Mario Galaxy 2
- 6位:Limbo
- 7位:Super Meat Boy
- 8位:Super Street Fighter IV
- 9位:Starcraft II
- 10位:Mass Effect 2
先日開催されたVGAにノミネートされたタイトル群達を見渡すと、2010年が驚く程に豊作だった事が身に染みる凄まじいラインアップとなっています。どれがGOTYを取ってもおかしくないレベルのタイトルが並ぶ本当に素晴らしい一年でした。
しかし、VGAで発表された新タイトル群はそれ以上に強烈なラインアップとなっており、間違い無く今後のゲーム産業を牽引していくであろうタイトルの姿が見受けられました。
熱狂渦巻いたVGAも無事終了し、冷静に来年のタイトルを考えてみると、当サイトのサイドバーにて注目タイトルに選んでいる2011年リリースタイトルはMarvel vs. Capcom 3、Portal 2、Dragon Age II、The Witcher 2、L.A. NoireにBatman: Arkham City、Gears of War 3と、もう字面だけでお腹一杯になるレベルの濃い大作が並んでいます。
という事で、ちょっと想像を超えるカオスな事になりそうな2011年のビッグタイトルリリーススケジュールをIGNがイメージでまとめ発表、ただ事ではない状況になっている事が明らかになりました。2月~3月のプチ年末商戦に11月のホリデーシーズンのカオスさはどう控えめに見ても今年以上の物に感じられ、一体2011年がどんな1年になるのか、今から楽しみなスケジュールとなっています。
なお、以下の図表では左部のオレンジ色が詳細なスケジュールが発表されていないタイトル、右側が日付のはっきりしているタイトルとリリース月が判明しているタイトルとなっています。また、ゼルダ新作”The Legend of Zelda: Skyward Sword”や”XCOM”等、記載されていないタイトルもあり、今後このイメージは順次更新されていくとの事。
フィンランドのインディーデベロッパRovioが開発を手掛け爆発的なヒットを記録したカジュアルタイトル「Angry Birds」がなんと5000万ダウンロードを突破したとアメリカの大手ニュースメディアCNBCが報じました。
さらにビジネス情報を扱うBusiness InsiderではAngry Birdsのプレイ時間が一日辺り2億分(※ 約380年……)に達し、もはやAngry Birdsは現代のパックマンとも評価しています。
これまでAngry Birdsのセールスについては、先月末にAndroidで700万ダウンロードを達成した事や、 リリースから2日で200万ダウンロードを達成した事、そしてRovioからは10月末の段階でApp Storeでの販売が1000万に達した事が報じられていました。
Angry Birdsの好調と人気を受け、12月11日を”Angry Birds Day”としたイベントがニューヨークで開催、会場には思い思いにAngry Birdsを楽しむプレイヤー達が集いコスプレなどを楽しんでいる様子が公開されています。という事でソーシャル分野での思わぬダークホースとなったAngry Birds、さらに記録を伸ばす事になるのか、カジュアルタイトルがビジネス的にも注目を集める中、今後の動向に注目です。
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